JP2003337669A

JP2003337669A - 印刷システム

Info

Publication number: JP2003337669A
Application number: JP2002144310A
Authority: JP
Inventors: Nobuyuki Iwauchi; 伸之岩内
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2002-05-20
Filing date: 2002-05-20
Publication date: 2003-11-28

Abstract

(57)【要約】【課題】ユーザが印刷時に印刷モードを意識しなくて
も、アプリケーションに応じて最適な画像出力を行う印
刷装置を提供する。【解決手段】ホストコンピュータでプリンタドライバ
をインストールする際、アプリケーションに関連付けら
れた印刷環境を記述した設定データテーブルを記憶さ
せ、設定データの追加および削除を可能とする。そし
て、アプリケーションから印刷要求がきた際、そのテー
ブルを用いて印刷要求元のアプリケーションと一致する
テーブルを検出し、そのデータを印刷設定モードとし、
印字を行うことを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホストコン
ピュータから双方向インタフェースを介し、データ形式
（テキスト形式、ビットマップ形式等）により最適なデ
ータ転送モードを決定し、データ転送等を行う印刷シス
テムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴って、コンピュータで処理した画像情報を記録する装
置の１つとして、インクジェット記録方式の画像処理装
置、特にカラーのインクジェット記録装置が普及してい
る。このカラーインクジェット記録方式の画像処理装置
は記録媒体に複数ヘッドからそれぞれ異なった色のイン
クの小滴を飛ばし、記録媒体上にインクの液滴を重ね合
わせることによりカラー画像を記録する。

【０００３】一般に、カラーインクジェット記録装置に
おいて、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュー
タから入力された画像信号を各色に分解して記録データ
を作成する。その際、印刷システムの機能と印刷データ
とに基づいて、転送モードを選択し、最適な転送モード
でデータを印刷システムに転送するといった印刷システ
ムは存在している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】特開平８−２２１２２
４号では、転送データをホストコンピュータが解析し、
データの種類、量を見積ることで最適な転送モードを行
っている。しかし、従来の方法では以下の問題がある。

【０００５】（１）データの種類は固定値であり、拡張
性がない。

【０００６】（２）データ種類だけでしか転送モードを
決めていないので、アプリケーション独自のデータ種類
において適用できない。

【０００７】（３）データ種類に応じて、転送モードの
変更ができない。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、以下の手段を用いて解決を行う。

【０００９】請求項１記載の発明に係わる印刷システム
は、アプリケーションからの印刷を行う場合、アプリケ
ーションに関連付けられた印刷環境を設定する設定手段
を備えることを特徴とする。

【００１０】請求項２記載の発明に係わる印刷システム
は、アプリケーションからの印刷を行う場合、ファイル
データ形式に関連付けられた印刷環境を設定する設定手
段を備えることを特徴とする。

【００１１】請求項３記載の発明に係わる印刷システム
は、前記設定手段で設定した環境をホストコンピュータ
の記憶装置上に保持するテーブルを持つことを特徴とす
る。請求項４記載の発明に係わる印刷システムは、前記
テーブルで保持されている印刷環境の変更が可能である
ことを特徴とする。

【００１２】請求項５記載の発明に係わる印刷システム
は、アプリケーションから印刷データを送信する際、前
記テーブルを検索することでアプリケーションに最適な
データ転送モードを選出する検出手段を備えることを特
徴とする。

【００１３】請求項６記載の発明に係わる印刷システム
は、．ｔｘｔや．ｂｍｐや．ｊｐｅｇファイル等の標準
的なデータ形式はプリンタドライバをインストールする
際にデフォルトで登録する登録手段を備えることを特徴
とする。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる実施形態の例を詳細に説明する。

【００１５】図１はプリンタの制御システムを説明する
ブロック図である。本発明におけるプリンタはローカル
接続でも、ネットワーク接続でも適用可能である。図に
おいて、３０００はホストコンピュータシステムで、２
０００はホストコンピュータである。ＲＯＭ１０３に記
憶された一般にプリンタドライバといわれる画像処理プ
ログラムに基づいて画像処理を行うＣＰＵ１０１を備
え、システムデバイス１０４に接続されているデバイス
１０９，１１０等をＣＰＵ１０１が制御する。また、こ
のＲＯＭ１０３には図４，５といった制御プログラムを
記憶している。ＲＡＭ１０２はＣＰＵ１０１の主メモ
リ、ワークエリアとして機能する。１０５はキーボード
コントローラ、１０６はＣＲＴコントローラ、１２２は
ハードディスクであり、ブートプログラム、アプリケー
ション、フォントデータ、ユーザファイル、設定ファイ
ル等を記憶する。外部メモリ１１１は外部メモリインタ
フェース１０７によって制御される。１０８はプリンタ
コントローラで、所定のインタフェース２００を介し
て、プリンタ１５００に接続されて、プリンタ１５００
との通信制御処理を実行する。ＣＰＵ１０１はＲＡＭ１
０２にある表示画像データを基にＣＲＴ１１０上でのＷ
ＹＳＩＷＹＧを可能にする。また、ＣＰＵ１０１はＣＲ
Ｔ上の表示画面の一点を指し示すマウスカーソルによっ
てアプリケーションを実行させ、キーボード１０９等を
用いて様々な処理を行わせる。プリンタ１５００におい
て、１１２はプリンタのＣＰＵで、ＲＯＭ１１４に記憶
された制御プログラムに基づいて、システムバス１２３
に接続された各デバイスのアクセスを統括的に制御し、
プリンタの印刷部インタフェース１１６を介して、プリ
ンタエンジンに出力データとして画像信号を出力する。
ＲＯＭ１１４にはホストコンピュータから受信したデー
タを解析するプログラム、データ等を記憶する。ＲＡＭ
１１３はＣＰＵ１１２の主メモリ、ワークエリアとして
機能し、出力展開をする領域や、環境データ格納領域等
に用いられる。操作パネル１２０は操作のためのスイッ
チであったり、ＬＥＤ表示器等であったりする。増設ボ
ード１１７は増設メモリであったり、ネットワークイン
タフェースカードをプリンタに接続するのに用いる。不
揮発性メモリ１１８はプリンタ使用中に変化するデータ
を消去させることなく蓄えるものである。

【００１６】図２はホストコンピュータとプリンタの接
続例である。２０１はホストコンピュータで、２０２は
プリンタである。２０３はインタフェースで、ＩＥＥＥ
１２８４、ＵＳＢ、シリアル接続といったインタフェー
スを用いてホストコンピュータからプリンタへデータ転
送を行わせる。

【００１７】（第一の実施の形態例）図３はアプリケー
ションに関連付けられた印刷環境を記述した設定データ
テーブルである。この設定データテーブルはＨＤ１２２
上に保存されている。テーブル情報として、ホストコン
ピュータに存在するアプリケーション、データ形式、解
像度、印刷方法といった印刷設定情報等がある。印刷設
定情報はさらに一枚に印刷するドキュメントページ数と
いった詳細なデータをテーブルに追加することも可能と
する。このテーブルリストはユーザによって追加および
削除することを可能とする。また、印刷設定データは複
数のデータとして分割してデータ管理を行ってもよい。
ホストコンピュータ上で起動しているアプリケーション
からの印刷を行う場合、プリンタドライバは設定データ
テーブルのアプリケーション列３０１から起動している
アプリケーションを検索する。

【００１８】図４は本実施例の印刷システムのデータ転
送時における転送モードを決定するための処理を示すフ
ローチャートである。まず、Ｓ４０１でホストコンピュ
ータからプリンタへ転送するデータがあるかをホストコ
ンピュータが判断する。転送データがある場合、Ｓ４０
２でその転送データはアプリケーションが起動している
状態での印字要求かを判断する。そして、アプリケーシ
ョンからの印刷要求である場合、Ｓ４０３で印刷を要求
しているアプリケーションが図３の設定データテーブル
に登録されているか検索をして、Ｓ４０５でアプリケー
ションに関連付けされた印刷設定で転送モードを変更す
る。Ｓ４０２でアプリケーションからの印字要求でない
場合やＳ４０３で印字するアプリケーションがテーブル
に登録されていない場合でＳ４０４で転送するデータ形
式がテーブルに登録されているか判断し、登録されてい
る場合、Ｓ４０５でアプリケーションに関連付けされた
印刷設定で転送モードを変更する。いずれでもない場
合、Ｓ４０６で通常の印刷設定モードでの転送モードを
適用する。そして、Ｓ４０７でホストコンピュータから
プリンタに対し、インタフェースを介して、データ転送
を行う。

【００１９】図５は図３の印刷設定テーブルに印刷モー
ドを登録および、削除するフローチャートである。ま
ず、印刷設定テーブルに印刷モードを登録するフローチ
ャートについて説明する。Ｓ５０１で印刷設定テーブル
に登録するアプリケーションが既に登録されているか判
断し、アプリケーションが既に登録されている場合はそ
のまま終了し、そうでない場合はＳ５０２で印刷設定テ
ーブルに印刷モードを登録する。次に、印刷設定テーブ
ルから印刷モードを削除するフローチャートについて説
明する。まず、Ｓ５１１で削除するアプリケーションを
指定します。そして、Ｓ５１２で印刷設定テーブルに削
除するアプリケーションが既に登録されているか判断
し、Ｓ５１３でアプリケーションが既に登録されている
場合は印刷設定テーブルから指定アプリケーションを削
除する処理を行います。そうでない場合はそのまま終了
します。

【００２０】図６は、通常のホストコンピュータからパ
ラレルインタフェース（セントロニクス規格）等を用い
て記録装置に印字データを転送する際のホストコンピュ
ータでのデータ処理の流れを示すブロック図である。ア
プリケーションプログラム６０１から出力されたデータ
は、プリンタドライバ６０３に送られる。プリンタドラ
イバは出力データを印字用データに変換する。この際、
例えばオペレーティングシステムとしてマイクロソフト
社のＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）を用いていれば、ＧＤ
Ｉ６０２が存在し、プリンタドライバからＧＤＩ（ｇｒ
ａｐｈｉｃｄｅｖｉｃｅｉｎｔｅｒｆａｃｅ）関数
をコールすることにより出力データを印字用データに変
換する。変換された印字用データは、プリント・スプー
ラ６０４に送られる。プリント・スプーラ６０４は印字
用データをスプールファイルに蓄え、カーネルモードの
プリンタドライバ６０５に送られ、適切なデバイスドラ
イバを通じて、物理的なポートに書き出す。上記の処理
を行うことにより、記録装置への印字データの伝送が行
われる。

【００２１】（第二の実施の形態例）．ｔｘｔや．ｂｍ
ｐや．ｊｐｅｇファイル等の標準的なデータ形式はプリ
ンタドライバ６０３をインストールする際にデフォルト
で登録する登録手段を備える。登録手段はインストーラ
上で選択してもよいし、インストーラ上で前述テーブル
に登録してもよい。

【００２２】なお、本発明は図２で示したローカル接続
のプリンタでもよいし、ネットワーク接続であってもよ
い。

【００２３】

【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、ホストコンピュータでプリンタに送信する基となる
アプリケーションやデータ形式をプリンタドライバが知
ることで、アプリケーションに最適な印字を提供可能に
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリンタの制御システムを説明するブロック
図。

【図２】ホストコンピュータとプリンタの接続例。

【図３】アプリケーションに関連付けられた印刷環境を
記述した設定データテーブル。

【図４】印刷システムのデータ転送時における転送モー
ドを決定するための処理を示すフローチャート。

【図５】印刷設定テーブルに印刷モードを登録および、
削除するフローチャート。

【図６】ホストコンピュータでのデータ処理の流れを示
すブロック図。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】双方向通信を行う通信手段と、印刷対象のデータを開いているアプリケーションに応じ
て印刷環境を設定する設定手段を備えることを特徴とす
る印刷システム。
【請求項２】双方向通信を行う通信手段と、印刷対象のデータをファイルデータ形式に応じて印刷環
境を設定する設定手段を備えることを特徴とする印刷シ
ステム。
【請求項３】上記設定手段で設定した環境をホストコ
ンピュータの記憶装置上に保持するテーブルを持つこと
を特徴とする請求項１、２記載の印刷システム。
【請求項４】上記テーブルで保持されている印刷環境
の変更が可能であることを特徴とする請求項１、２、３
記載の印刷システム。
【請求項５】アプリケーションから印刷データを送信
する際、上記テーブルを検索することでアプリケーショ
ンに最適なデータ転送モードを選出する検出手段を備え
ることを特徴とする請求項１、２、３記載の印刷システ
ム。
【請求項６】．ｔｘｔや．ｂｍｐや．ｊｐｅｇファイ
ル等の標準的なデータ形式はプリンタドライバをインス
トールする際にデフォルトで登録する登録手段を備える
ことを特徴とする印刷システム。