JP2004268315A - インクジェットヘッド - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】各インクチャネルの駆動電極から引き出された接続配線と配線基板の駆動配線との電気的接続が簡単で、ヘッドチップの放熱対策が容易であり、2段以上の多段状に積層して多ノズル化を図り得るインクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】圧電素子からなる駆動壁13とインクチャネル14とが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれインクチャネル14の出口142と入口141とが対向状に配設されてなるヘッドチップ1を有し、前記ヘッドチップ1の後面に、前記駆動壁13に設けられた各駆動電極と電気的に接続する接続配線が引き出されると共に、前記各接続配線に対応するピッチで駆動回路と電気的に接続する駆動配線31が形成された配線基板3が接合されてなり、前記配線基板3には、前記各インクチャネル14の入口141に対応するインク導入口32が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子からなる駆動壁とインクチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれインクチャネルの出口と入口とが対向状に配設されてなる、所謂ハーモニカタイプのヘッドチップを有するインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクチャネルを区画する駆動壁に電圧を印加することにより該駆動壁をせん断変形させ、そのとき発生する圧力を利用してインクチャネル内のインクを吐出させるようにしたシェアモード型のインクジェットヘッドとして、圧電素子からなる駆動壁とインクチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれインクチャネルの出口と入口とが対向状に配設された所謂ハーモニカタイプのヘッドチップにより構成したインクジェットヘッドが特許文献1により公知である。
【0003】
このようなハーモニカタイプのインクジェットヘッドのインクチャネルは、その入口から出口に亘る長さ方向で大きさと形状がほぼ変わらないストレートとなるため、各駆動壁に形成された駆動電極を駆動回路と電気的に接続するための接続配線をヘッドチップの外面に引き出す必要がある。
【0004】
例えば上記特許文献1に記載の技術では、駆動壁を上下から挟むように対向している上部又は下部の基板に貫通孔を形成し、この貫通孔を利用して各駆動電極と電気的に接続される接続配線をヘッドチップの外面に引き出すようにしている。この場合、各接続配線と電気的に接続される駆動配線の配線パターンが形成された配線基板を上記ヘッドチップの接続配線が引き出された面に接合することで、この配線基板を介して駆動回路との電気的接続を行うようにしている。
【0005】
また、配線基板とヘッドチップとの接合に関しては、特許文献2に、ノズル孔が形成されたノズルプレートに駆動回路との電気的接続を行うための駆動配線の配線パターンを一体に形成し、このノズルプレートをインク出口側に貼着した後に上記配線パターンが形成された側を折り曲げて、ヘッドチップの上面に引き出された接続配線と上記駆動配線との電気的接続を行うことが記載されている。
【0006】
【特許文献1】特開2002−103612号公報
【特許文献2】特開2001−63043号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に記載されているように、駆動配線がノズルプレートと一体に形成されているものでは、接合作業が煩雑で接合不良が発生し易い問題がある。これは、一般にノズルは高精度に加工形成する必要があることから、ヘッドチップに接合する前に予め形成するようにしており、ノズルプレートの接合作業では、各ノズルとインクチャネルとが正確に対応するように位置合わせしながら行う必要があるため、駆動配線がノズルプレートと一体に形成されている場合、配線同士の接合に加えて、このノズルとインクチャネルとの正確な位置合わせをも同時に行わなくてはならないためである。
【0008】
また、インクジェットヘッドの高密度化を目的として多ノズル化を図る場合、複数のヘッドチップをインクチャネルの並び方向と直交する上下方向に多段状に積層する方法が考えられる。しかし、上記従来技術にあるように、一般にハーモニカタイプのヘッドチップの上面又は下面には配線基板が接合され、かかるヘッドチップを用いて多ノズル化を図る場合、通常、配線基板の接合面と反対側の面同士を接合するため、この方法ではヘッドチップを上下2段までしか積層することができない。従って、更にノズル数を増やすには、ヘッドチップのチャネル数をインクチャネルの並び方向に増加させていくしかなかった。
【0009】
更に、高周波駆動を行うインクジェットヘッドでは、駆動時の放熱対策が必要となるが、ヘッドチップの上面又は下面が配線基板で覆われていると効率的な放熱を行うことが困難である。特に上記のようにヘッドチップを上下2段に積層した場合では、積層されたヘッドチップの上下両面が共に配線基板で覆われてしまうため、放熱対策を講じることがより困難となる問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、各インクチャネルの駆動電極から引き出された接続配線と配線基板の駆動配線との電気的接続が簡単に行えると共に、ヘッドチップの放熱対策が容易であり、また、2段以上の多段状に積層して多ノズル化を図ることも可能なインクジェットヘッドを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
【0012】
すなわち、請求項1記載の発明は、圧電素子からなる駆動壁とインクチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれインクチャネルの出口と入口とが対向状に配設されてなるヘッドチップを有するインクジェットヘッドであって、前記ヘッドチップの後面に、前記駆動壁に設けられた各駆動電極と電気的に接続する接続配線が引き出されると共に、前記各接続配線に対応するピッチで駆動回路と電気的に接続する駆動配線が形成された配線基板が接合されてなり、前記配線基板には、前記各インクチャネルの入口に対応するインク導入口が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドである。
【0013】
請求項2記載の発明は、前記配線基板は、各インクチャネルのインクの流量を規制する流路規制板を兼ねていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドである。
【0014】
請求項3記載の発明は、前記ヘッドチップは多段状に複数積層されると共に、前記配線基板は、各ヘッドチップの後面に亘って接合されていることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッドである。
【0015】
請求項4記載の発明は、前記配線基板は、隣接するヘッドチップにそれぞれ対応する駆動配線が互いに反対方向に引き出されていることを特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッドである。
【0016】
請求項5記載の発明は、前記ヘッドチップの上面及び/又は下面に放熱部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッドである。
【0017】
請求項6記載の発明は、前記配線基板はフレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットヘッドである。
【0018】
請求項7記載の発明は、前記配線基板には、前記ヘッドチップと反対面にインクマニホールドが一体化されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットヘッドである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るインクジェットヘッドの一例を断面で示しており、図中、1A、1Bはヘッドチップ、2はヘッドチップ1A、1Bの前面に接合されたノズルプレート、3はヘッドチップ1A、1Bの後面に接合された配線基板、4は配線基板3における各ヘッドチップ1A、1Bと反対面に接合されたインクマニホールドである。
【0021】
なお、本明細書においては、ヘッドチップからインクが吐出される側の面を「前面」といい、その反対側の面を「後面」という。また、ヘッドチップにおいて並設されるインクチャネルを挟んで上下に位置する外側面をそれぞれ「上面」及び「下面」という。
【0022】
ヘッドチップ1A、1Bの構造の詳細を図2に示す。図2はヘッドチップ1A、1Bを後面側から見た状態を示している。また、図3はヘッドチップの製造工程の一例を示している。
【0023】
各ヘッドチップ1A、1Bは、上部基板11A、11Bと下部基板12A、12Bとの間に、圧電素子からなる駆動壁13A、13Bとインクチャネル14A、14Bとが交互に並設されている。上記インクチャネル14A、14Bの形状は、両側壁が垂直方向に向いており、そして互いに平行である。また、図1に示すように、その入口141A、141Bから出口142A、142Bに亘る長さ方向で大きさと形状がほぼ変わらないストレートタイプである。
【0024】
駆動壁13A、13Bを構成する圧電素子に用いられる圧電材料としては、電圧を加えることにより変形を生じる公知の圧電材料を用いることができ、有機材料からなる基板、非金属製の基板等がある。特に、非金属製の圧電材料基板が好ましく、成形、焼成等の工程を経て形成される圧電セラミックス基板、又は成形、焼成を必要としないで形成される基板等が挙げられる。
【0025】
非金属製の圧電材料基板において、成形、焼成等の工程を経て形成される圧電セラミックス基板としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が好ましい。さらにBaTiO、ZnO、LiNbO、LiTaO等を用いてもよい。
【0026】
PZTとしては、PZT(PbZrO−PbTiO)と、第三成分添加PZTがある。添加する第三成分としてはPb(Mg1/2Nb2/3)O、Pb(Mn1/3Sb2/3)O、Pb(Co1/3Nb2/3)O等がある。
【0027】
また、非金属製の圧電材料基板において、成形、焼成を必要としないで形成される基板としては、例えば、ゾル−ゲル法、積層基板コーティング法等で形成することができる。
【0028】
かかる駆動壁13A、13Bの形成方法を図3に示す。駆動壁13は、分極方向(矢印で示す)を互いに反対に向けた2枚の圧電材料基板13a、13bを下部基板12上に接合した後(図3(a))、その2枚の圧電材料基板13a、13bに亘ってインクチャネルとなる複数の平行な溝を研削することにより、下部基板12上に高さ方向で分極方向が反対となる駆動壁13を並設することができる(図3(b))。このときの溝がインクチャネル14となる。また、下部基板12を用いる代わりに圧電材料基板13bを厚手のものとし、薄手の圧電材料基板13a側から厚手の圧電材料基板13bの中途部にまで至る複数の平行な溝を研削することにより、高さ方向で分極方向が反対となる駆動壁13の形成と同時に下部基板部分が一体に形成されるようにしてもよい。
【0029】
このようにして形成された各駆動壁13の表面には、駆動電極15が形成される。駆動電極15を形成する金属は、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)等があり、電気抵抗の面からはAlやCuを用いることが好ましいが、腐食や強度、コストの面からNiが好ましく用いられる。
【0030】
駆動電極15の形成は、蒸着法、スパッタリング法、めっき法、CVD(化学気相反応法)等の真空装置を用いた方法等が挙げられるが、めっき法によるものが好ましく、特に無電解めっきにより形成されることが好ましい。無電解めっきによれば、均一且つピンホールフリーの金属被膜を形成することができる。
【0031】
無電解めっきによる電極形成においては、Ni−P(リン)めっき又はNi−B(ホウ素)めっきを単独で使用してもよいし、あるいはNi−PとNi−Bを重層してもよい。Ni−PめっきはP含量が高くなると電気抵抗が増大するので、P含量が1〜数%程度がよい。Ni−BめっきのB含量は、普通1%以下なので、Ni−PよりNi含量が多く、電気抵抗が低く、且つ、外部の配線との接続性が良いため、Ni−PよりNi−Bの方が好ましいが、Ni−Bは高価なので、Ni−PとNi−Bを組み合わせることも好ましい。
【0032】
更に、Ni−Pめっき又はNi−Bめっきを下層として、その上層にAu(金)めっきを施すようにしてもよい。この場合、Niめっき表面に無電解の置換金めっきによりAuを薄層で形成し、置換金めっきは膜成長が遅いため、その後電解金めっきに変えて膜厚を稼ぐようにするとよい。これにより接続性の向上と電気抵抗の軽減を図ることもできる。
【0033】
めっき膜の厚みは0.5〜5μmの範囲が好ましい。
【0034】
駆動電極15はインクチャネル14毎に独立させるため、駆動壁13の上面にはめっき金属が析出しないようにすることが好ましく、例えば各駆動壁13の上面に予めドライフィルムを貼着したり、レジストを形成しておき、めっき膜形成後に除去することで、各駆動壁13の側面のみに選択的に駆動電極15を形成することができる(図3(c))。
【0035】
この駆動電極15の形成後、駆動壁13とインクチャネル14とが並設された基板の上面に上部基板11を接着剤を用いて接合する。上部基板11及び下部基板12には、駆動壁13を構成する圧電素子と同一の材料を脱分極して用いると、駆動時の熱の影響による熱膨張係数の差に起因する反りや変形を防止することができる。そして、この基板をインクチャネル14の長さ方向と直交する方向に沿う複数のカットラインC1、C2・・・に沿って切断することにより、上部基板11、圧電材料基板13a、13b及び下部基板12を接合してなる1枚の基板からハーモニカタイプの複数のヘッドチップ1、1・・・を一度に製造することができる(図3(d))。
【0036】
図2に示すように、各インクチャネル14A、14B内の駆動壁13A、13Bの側面に形成された駆動電極15A、15Bは、上部基板11A及び下部基板12Bにおいて、各インクチャネル14A、14Bの入口からヘッドチップ1A、1Bの後面に引き出されている。これにより各ヘッドチップ1A、1Bの後面には、各インクチャネル14A、14B内の駆動電極15A、15Bと電気的に接続された接続配線16A、16Bが、インクチャネル14A、14B毎に独立して形成されている。
【0037】
かかる接続配線16A、16Bの形成方法としては特に問わないが、例えば、ヘッドチップ1A、1Bの後面に、各インクチャネル14A、14Bに対応するように接続配線形成用の開口を有するドライフィルム等を用いてパターニングを行い、その後、ヘッドチップ1A、1Bの後面側にアルミニウム等の配線形成用金属を蒸着することにより、上記開口部分のみに選択的に形成することができる。
【0038】
また、他の方法として、駆動電極15と接続配線16とを同時に形成することもできる。即ち、図3に示した方法において駆動電極15を形成することなくヘッドチップ1を形成した後、各インクチャネル14の内面を含むヘッドチップ全面に駆動電極及び接続電極とするためのめっきを施し、その後、ヘッドチップ1の全面に形成されためっき金属のうちの不要部分のめっき金属をレーザーで除去することによりパターニングを行い、めっき金属をインクチャネル14毎に分離独立させることで、各駆動電極15とこれに電気的に接続される各接続電極16とを同時に形成する。この方法によれば、電極金属付与工程が1回で済むため、製造プロセスの簡略化を図ることができる。
【0039】
接続配線16A、16Bは、各インクチャネル14A、14Bからヘッドチップ1A、1Bの後面における上部基板11A、11B又は下部基板12A、12Bの少なくともいずれかに引き出されていればよい。図2に示す例では、ヘッドチップ1A側の接続配線16Aは上部基板11A側に、ヘッドチップ1B側の接続配線16Bは下部基板12B側にそれぞれ引き出されており、隣接するヘッドチップ1A、1Bで反対方向となっている。
【0040】
ヘッドチップ1A、1Bは、ヘッドチップ1Aの下部基板12Aとヘッドチップ1Bの上部基板11Aとが接着剤を用いて接合され、インクチャネル14A、14Bの並び方向に直交する上下2段に積層されている。なお、ヘッドチップ1Aと1Bとでは、図2に示すように、各インクチャネル14A、14Bの位置が互いにずれている。
【0041】
積層されたヘッドチップ1A、1Bの前面には、ヘッドチップ1A、1Bに亘る1枚のノズルプレート2が接合されている。ノズルプレート2には、ヘッドチップ1Aの各インクチャネル14Aに対応するノズル21Aとヘッドチップ1Bの各インクチャネル14Bに対応するノズル21Bがそれぞれ開穿されている。
【0042】
配線基板3は、ヘッドチップ1A、1Bの幅(インクチャネル14A、14Bの並び方向の長さ)とほぼ同幅に形成されており、その表面にはヘッドチップ1A、1Bの各インクチャネル14A、14Bに対応し、該インクチャネル14A、14Bから引き出された接続配線16A、16Bと電気的に接続することで、図示しない駆動回路から供給される信号電圧を各駆動壁13A、13Bの駆動電極15A、15Bに印加するための駆動配線31A、31Bが形成されている。
【0043】
ここでは、図2に示すように、隣接するヘッドチップ1Aと1Bとで、接続配線16A、16Bの引き出し方向が図示上下で反対方向となっているため、配線基板3においてヘッドチップ1A用の駆動配線31Aは図示上方向に、ヘッドチップ1B用の駆動配線31Bは図示下方向にそれぞれ引き出されている。これにより、ヘッドチップ1A、1Bにそれぞれ対応する各駆動配線31A、31Bのピッチを大きくすることができる。
【0044】
駆動配線31A、31Bが形成された配線基板3は、その各駆動配線31A、31Bがヘッドチップ1A、1Bの後面の各接続配線16A、16Bに対応するように、ヘッドチップ1A、1Bの後面に亘って異方性導電フィルム等を用いて接合される。本発明に係るインクジェットヘッドでは、本実施形態に示すように、複数のヘッドチップが上下方向に多段状に積層されている場合でも、配線基板3は1枚で全て共通とすることができるため、部品点数の削減化を図ることが可能である。
【0045】
しかも、複数のヘッドチップに信号電圧を印加するための配線パターンを1枚の配線基板3に一度に形成することができるため、製造工程の簡略化を図ることも可能である。
【0046】
また、配線基板3をヘッドチップ1A、1Bの後面に接合することで、配線基板3の各駆動配線31A、31Bと電気的に接続するための接続配線16A、16Bは、ヘッドチップ1A、1Bの後面において引き出されていればよいため、配線の長さが短くて済み、電気抵抗を低減することができる。この接続配線16A、16Bは各インクチャネル14A、14Bの入口141A、141Bから1箇所のみの角部を経て、ヘッドチップ1A、1Bの後面において配線基板3の駆動配線31A、31Bと電気的に接続されるため、断線が生じる確率を低くすることができ、電気的接続の信頼性を高めることができる。
【0047】
この配線基板3には、ヘッドチップ1Aの各インクチャネル14Aの入口141Aに対応するインク導入口32Aとヘッドチップ1Bの各インクチャネル14Bの入口141Bに対応するインク導入口32Bとがそれぞれ開設されており、このインク導入口32A、32Bを通して各インクチャネル14A、14B内にインクを供給可能としている。
【0048】
各インク導入口32A、32Bは、各インクチャネル14A、14Bの入口141A、141Bの開口面積よりも小さく形成すると、配線基板3を、各インクチャネル14A、14B内に流入するインクの流量を規制する流路規制板として兼用することができ、インクメニスカスのコントロールが容易となると共に、流路規制板を別途設ける必要がなくなり、部品点数の削減及び構造の簡素化を図り得るために好ましい。
【0049】
各インク導入口32A、32Bは、配線基板3に対してレーザー加工することにより形成することができる。かかるレーザー加工は、配線基板3をヘッドチップ1A、1Bに接合する前に予め施しておいてもよいし、図4に示すように、配線基板3をヘッドチップ1A、1Bの後面に接合した後、各インクチャネル14A、14Bに対応する位置に後面側からそれぞれレーザー加工してもよい。
【0050】
インク導入口32A、32Bは、ノズルプレート2に開穿されるノズル21A、21Bに比べて精密加工の必要性が低く、各インクチャネル14A、14B内に空いていれば多少の位置ずれが生じていても画像形成に影響を及ぼすことがないため、前者の方法でも、配線基板3とヘッドチップ1A、1Bとの接合時に煩雑な位置合わせを行う必要がなく、接合作業が簡単に行えるが、後者の方法によれば、配線基板3をヘッドチップ1A、1Bの後面に接合する際に、インク導入口32A、32Bと各インクチャネル14A、14Bとの位置合わせを考慮する必要が全くないため、接合作業がより簡単に行えるようになる。
【0051】
配線基板3はフレキシブル基板により構成されていると、レーザー加工によるインク導入口32A、32Bの形成が容易であると共に、ヘッドチップ1A、1Bからの駆動配線の引き出し方向の自由度が高くなり、また、インクジェットヘッド自体の構造もコンパクトに形成できるために好ましい。なお、図示しないが、配線基板3には駆動用ICを実装するようにしてもよい。
【0052】
かかる配線基板3を挟んでヘッドチップ1A、1Bと反対側の面には、各ヘッドチップ1A、1Bに共通の1つのインクマニホールド4が接着剤を用いて接合されている。インクマニホールド4内にはインク貯留室41が形成されており、このインク貯留室41内のインクを各インク導入口32A、32Bを通して各インクチャネル14内に供給するようになっている。
【0053】
なお、配線基板3にインク導入口32A、32Bを予め形成しておく場合には、配線基板3とヘッドチップ1A、1Bとの接合方法として、インクマニホールド4に予め配線基板3を接合して一体化しておき、この配線基板3付きのインクマニホールド4をヘッドチップ1A、1Bの後面に接合する方法を採用することもできる。
【0054】
また、インクマニホールド4を合成樹脂によって成形する場合は、その成形時に配線基板3を一体化するようにしてもよい。この場合、予め駆動配線31A、31Bを形成した配線基板3をインクマニホールド4を成形する成形型に貼り付け、樹脂を注入することで一体化させることができる。この配線基板3として上記したフレキシブル基板を用いる場合には、配線基板3を射出成形機の成形型内部に貼り付けた後、樹脂を注入すれば、図5に示すように、表面に配線基板3が一体成形されたインクマニホールド4を得ることができ、その後、インク導入口32A、32Bをレーザーを用いて穿孔し、ヘッドチップ1A、1Bの後面に接合すればよい。
【0055】
インクマニホールド4に用いられる樹脂材料としては、ヘッドチップ1A、1Bに用いられる圧電材料に近い線膨張係数を持っている材料が好ましく、例えば、線膨張係数がコントロール可能な液晶ポリマーや、無機フィラーを多く充填した樹脂材料、ナノコンポジットと呼ばれる樹脂材料が挙げられる。ヘッドチップ1A、1Bに用いられる圧電材料との線膨張係数の差は10ppm以内が好ましく、より好ましくは3ppm以内とすることである。
【0056】
以上の説明では、ヘッドチップが2つ積層された態様を例示したが、本発明に係るインクジェットヘッドによれば、各ヘッドチップの上部基板11及び下部基板12のいずれの表面にも、従来のような配線基板等の構成部材が接合されることがないため、この上部基板11及び/又は下部基板12に、接着剤を用いてヘッドチップを更に3つ、4つと多段状に接合し積層させていくことで、インクチャネルの並び方向ではなく、インクチャネルの並び方向と直交する方向にインクチャネル数(=ノズル数)を増加させていくことが容易に可能である。つまり、1次元的な多ノズル化を2次元的な多ノズル化とすることが可能である。
【0057】
このようにヘッドチップを更に3つ、4つと多段状に積層させていく場合でも、配線基板3は、隣接するヘッドチップにそれぞれ対応する駆動配線が互いに反対方向に引き出されていることが好ましい。例えば図6は、4つのヘッドチップ1A〜1Dを多段状に積層した場合の配線基板3の配線パターンを示しているが、ここでは奇数番目のヘッドチップ1A、1C用の駆動配線31A、31Cを図示上方向に引き出し、偶数番目のヘッドチップ1B、1D用の駆動配線31B、31Dを図示下方向に引き出している。このようにすることで、ヘッドチップの積層数が更に増加しても、配線基板3に形成される駆動配線31A〜31Dのピッチを大きく確保することができる。図中、32A〜32Dはインク導入口である。
【0058】
なお、ヘッドチップの積層数を更に3つ、4つと多段状に積層させていく場合は、配線基板3として、駆動配線が積層状に形成された積層タイプのフレキシブル基板を用いることもできる。
【0059】
ヘッドチップが多段状に複数積層される場合は、上下に接合される下部基板及び上部基板は共通の部材としてもよい。例えばヘッドチップ1A、1Bの2段構成の場合について説明すると、図7に示すように、ヘッドチップ1Aの下部の基板とヘッドチップ1Bの上部の基板とを1枚の共通基板100で共用することで、インクジェットヘッドの小型化、低コスト化を図ることができる。
【0060】
また、本発明に係るインクジェットヘッドによれば、ヘッドチップを図1に示すように1A、1Bの2段に積層した場合でも、ヘッドチップ1Aの上部基板11表面(上面)及びヘッドチップ1Bの下部基板12表面(下面)にはフリーな面が形成されるため、この面を利用して放熱対策を講じることが容易である。図8は、この面にそれぞれ放熱部材5A、5Bを設けた例を示している。
【0061】
放熱部材5A、5Bはいずれもヒートシンクからなり、ヘッドチップ1A、1Bの高周波駆動時に発生する熱を外部に放出する役目を果たしている。各放熱部材5A、5Bは、いずれもヘッドチップ1A、1Bのインクチャネル14A、14Bの並び方向に亘って設けられているため、ヘッドチップ1A、1B共に全インクチャネル14A、14Bに亘って効率的な放熱を行うことができる。
【0062】
なお、ヘッドチップが3つ、4つと更に多段状に積層される場合に放熱対策を講じる際には、各ヘッドチップ間にもヒートシンク等の放熱部材を介在させ、上下のヘッドチップで放熱部材をサンドイッチするような形態とすることが好ましく、これにより各ヘッドチップのそれぞれ上面及び下面に放熱部材を設けることができ、上下にヘッドチップが積層されている中間のヘッドチップにおいても全インクチャネルに亘って放熱を行うことができる。
【0063】
本発明に係るインクジェットヘッドは、ヘッドチップが多段状に複数積層される態様に限らず、ヘッドチップが1つだけであってもよいことはもちろんである。この場合、ヘッドチップの上部基板11及び下部基板12の両表面がフリーな面となるため、上下の両表面に全インクチャネルに亘る放熱部材をそれぞれ設けることができ、これにより全インクチャネルに亘ってより効率的な放熱を行うことができるようになる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、各インクチャネルの駆動電極から引き出された接続配線と配線基板の配線との電気的接続が簡単に行えると共に、ヘッドチップの放熱対策が容易であり、また、2段以上の多段状に積層して多ノズル化を図ることも可能なインクジェットヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットヘッドの一例を示す断面斜視図
【図2】ヘッドチップの構造を示す後面側から見た図
【図3】(a)〜(d)はヘッドチップの製造工程を説明する図
【図4】インク導入口の形成方法を説明する図
【図5】配線基板を一体成形したインクマニホールドを有するインクジェットヘッドの分解斜視図
【図6】配線基板の配線パターンを示す図
【図7】積層したヘッドチップの他の例を示す斜視図
【図8】放熱部材を設けたインクジェットヘッドの一例を示す斜視図
【符号の説明】
1、1A、1B:ヘッドチップ
11、11A、11B:上部基板
12、12A、12B:下部基板
13、13A、13B:駆動壁
14、14A、14B:インクチャネル
141A、141B:インクチャネルの入口
142A、142B:インクチャネルの出口
15、15A、15B:駆動電極
16A、16B:接続配線
2:ノズルプレート
21A、21B:ノズル
3:配線基板
31A、31B:駆動配線
32A、32B:インク導入口
4:インクマニホールド
41:インク貯留室
5A、5B:放熱部材
100:共通基板

Claims (7)

  1. 圧電素子からなる駆動壁とインクチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれインクチャネルの出口と入口とが対向状に配設されてなるヘッドチップを有するインクジェットヘッドであって、前記ヘッドチップの後面に、前記駆動壁に設けられた各駆動電極と電気的に接続する接続配線が引き出されると共に、前記各接続配線に対応するピッチで駆動回路と電気的に接続する駆動配線が形成された配線基板が接合されてなり、前記配線基板には、前記各インクチャネルの入口に対応するインク導入口が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記配線基板は、各インクチャネルのインクの流量を規制する流路規制板を兼ねていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記ヘッドチップは多段状に複数積層されると共に、前記配線基板は、各ヘッドチップの後面に亘って接合されていることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記配線基板は、隣接するヘッドチップにそれぞれ対応する駆動配線が互いに反対方向に引き出されていることを特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記ヘッドチップの上面及び/又は下面に放熱部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記配線基板はフレキシブルプリント基板であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記配線基板には、前記ヘッドチップと反対面にインクマニホールドが一体化されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
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