JP2004267936A - バイブレータ駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シーケンサ11は、楽音データに基づいて音源駆動データを生成し音源12へ出力すると共に、楽音データに挿入されたバイブレータ駆動データを抽出して振動パターン生成回路13へ出力する。振動パターン生成回路13は、シーケンサ11から出力されたバイブレータ駆動データに対応する駆動信号A、B、C、Gを生成してFET15〜18へ出力する。この駆動信号により、FET15〜18がオン/オフ制御される。FET15〜18のオン/オフに応じてトランジスタ20の電流が変化し、これにより、バイブレータ21の回転速度が種々変化する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機等のバイブレータの駆動に用いて好適なバイブレータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、携帯電話機においては、電話の着信をリンギング音や着信メロディ等の音によって報知する他に、振動で報知するために着信時にバイブレータを駆動するように設定できるようになっている。このバイブレータは、一般的にDCモータのロータの回転軸にウエイトを偏心して取り付け、これを回転駆動することにより振動を発生させている。
【0003】
また、このバイブレータを有する携帯電話機では、着信メロディ等の音に同期させてバイブレータをオン/オフ駆動し、音と振動の両方で着信を報知することができるようになっている。しかしながら、従来の携帯電話機においては、バイブレータの駆動を、単に、着信メロディの楽曲データ中にモータオン/オフを指示するデータを挿入し、そのデータに基づいてオン/オフ制御するだけであり、このため、振動パターンが単純で面白みに欠ける欠点があった。
【0004】
他方、特許文献1には、着信メロディの低域成分をローパスフィルタによって抽出し、この抽出した低域成分を検波、整流してバイブレータを駆動するという技術が記載されている。しかしながら、この特許文献1の技術もバイブレータを単に着信メロディに合わせてオン/オフ駆動するだけであり、未だ、変化に乏しい欠点があった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−121079号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、バイブレータを音楽に合わせて種々変化に富んだ態様で駆動することができるバイブレータ駆動回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、楽音データに基づいて音源駆動データを生成し音源へ出力すると共に、前記楽音データに挿入されたバイブレータ駆動データを出力するシーケンサと、
前記シーケンサから出力されたバイブレータ駆動データに対応する駆動信号を生成して出力する駆動信号生成手段と、前記駆動信号生成手段の出力に基づいてバイブレータの電流を制御する電流制御回路とを具備することを特徴とするバイブレータ駆動回路である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバイブレータ駆動回路において、前記電流制御回路は、前記駆動信号生成手段の出力信号によってオン/オフ制御される複数のトランジスタと、これら複数のトランジスタによってコレクタ電流が制御される駆動トランジスタとから構成され、前記駆動トランジスタによって前記バイブレータの電流が制御されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のバイブレータ駆動回路を具備し、着信音を発生するための楽音データに挿入された前記バイブレータ駆動データによって着信用バイブレータが駆動されることを特徴とする携帯端末装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態によるバイブレータ駆動回路を適用した携帯電話機の構成を示すブロック図である。この図において、1はCPU(中央処理装置)、2はCPU1のプログラムが記憶されたROM(リードオンリメモリ)である。ROM2に記憶されたプログラムに基づき、CPU1は本発明の実施の形態の構成の各部を制御する。3はデータ一時記憶用の揮発性RAM(ランダムアクセスメモリ)である。4はテンキー、ファンクションキー等からなる操作部、5は液晶表示器である。6は通信部であり、アンテナ7を介して受信された変調音声信号を復調して音声処理部8へ出力し、また、音声処理部8から供給される符号化された音声信号を変調しアンテナ7から送信する。また、アンテナ7を介して受信した発信元の電話番号やその他のデータをバスラインBを介してCPU1へ出力する。音声処理部8は、通信部6から出力される音声信号を復号してイヤスピーカ9へ出力し、また、マイクロフォン10からの音声信号を符号化し、通信部6へ出力する。
【0010】
11はシーケンサであり、CPU1の指示に基づき図示せぬ着信メロディの楽音データを記憶するメモリからバスラインBを介して供給される着信メロディの楽音データを受け、メモリRAM3に一旦記憶し、次いで記憶した楽音データを解読して音源駆動データを形成し、音源12へ出力する。またこのシーケンサ11は、上記楽音データ中に挿入されたバイブレータ駆動データを抽出し、抽出したデータを駆動パターン生成回路13へ出力する。音源12は、シーケンサ11から出力された音源駆動データに基づいて楽音信号を形成し、スピーカ14へ出力する。これにより、スピーカ14において着信メロディが発生する。
【0011】
振動パターン生成回路13は、シーケンサ11から出力されるバイブレータ駆動データに基づいてFET(電界効果トランジスタ)15〜18を駆動する駆動信号A、B、C、Gを出力する。なお、詳細は後述する。FET15〜18はトランジスタ20のベース電流を制御するNチャネルFETであり、FET18のゲートへ駆動信号Gが入力され、FET18のソースが接地され、ドレインがFET15〜17の各ソースに接続されている。FET15〜17の各ゲートへは駆動信号A〜Cが各々入力され、各ドレインが共通接続されてトランジスタ20のベースに接続されている。トランジスタ20はバイブレータ21を駆動するトランジスタであり、そのエミッタが電源電圧に接続され、コレクタがバイブレータ21の一端にに接続され、バイブレータ21の他端が接地されている。
【0012】
次に、上述した実施形態の動作を説明する。
通信部6が着信を検出すると、CPU1へ発信元電話番号等と共に着信通知を出力する。CPU1はその通知を受け、シーケンサ11へ着信メロディ発生指示を出力する。シーケンサ11はその指示を受け、メモリRAM3に設定されている楽音データを順次読み出し、音源駆動データに変換し、音源12へ出力する。これにより、スピーカ14から着信メロディが発生する。
【0013】
また、シーケンサ11は、楽音データ中に挿入されているバイブレータ駆動データを抽出し、振動パターン生成回路13へ出力する。図2が楽音データの一例を示す図であり、この図に示すように、楽音データには予め3種類のバイブレータ駆動データSLOW、MID、FAST、OFFが適宜箇所に挿入されている。シーケンサ11は、これらのバイブレータ駆動データを抽出して振動パターン生成回路13へ出力する。
【0014】
振動パターン生成回路13は、各バイブレータ駆動データを受けて次のような駆動信号A、B、C、Gを出力する。
ここで、「H」はハイレベル、「L」は接地レベルを示す。
【0015】
すなわち、この振動パターン生成回路13は、シーケンサ11からバイブレータ駆動データSLOWが出力されると、FET15およびFET18にハイレベルの駆動信号A、Gを出力し、FET16、FET17へは接地レベルの駆動信号B、Cを出力する。これにより、FET15、18がオン、FET16、17がオフとなり、トランジスタ20のベース電流が、FET15およびFET18を通して流れる。そして、このベース電流に比例するコレクタ電流によってバイブレータ21が駆動されることから、バイブレータ21がゆっくり回転し、低速振動が発生する。
【0016】
また、振動パターン生成回路13は、シーケンサ11からバイブレータ駆動データMIDが出力されると、FET16、17、18にハイレベルの駆動信号B、C、Gを出力し、FET15へは接地レベルの駆動信号Aを出力する。これにより、FET16、17、18がオン、FET15がオフとなり、トランジスタ20のベース電流が、FET16および17の並列接続回路を通して流れ、FET1個の場合より増加する。そして、このベース電流に比例するコレクタ電流によってバイブレータ21が駆動されることから、バイブレータ21に駆動データSLOWの場合より大きな電流が流れ、バイブレータ21が中速回転し、中速振動が発生する。
【0017】
同様に、振動パターン生成回路13は、シーケンサ11からバイブレータ駆動データFASTが出力されると、FET15、16、17、18にハイレベルの駆動信号A、B、C、Gを出力する。これにより、FET15、16、17、18が全てオンとなり、トランジスタ20のベース電流が、FET15、16、17の並列接続回路を通して流れる。そして、このベース電流に比例するコレクタ電流によってバイブレータ21が駆動されることから、バイブレータ21に大きな電流が流れ、バイブレータ21が高速回転し、高速振動が発生する。
【0018】
また、振動パターン生成回路13は、シーケンサ11からバイブレータ駆動データOFFが出力されると、FET15、16、17、18に接地レベルの駆動信号A、B、C、Gを出力する。これにより、FET15、16、17、18が全てオフとなり、トランジスタ20がカットオフし、バイブレータ21が停止する。
【0019】
図3に上述したバイブレータ駆動データSLOW、MID、FAST、OFFと駆動信号A、B、Cの関係を示す。
このように、上記実施形態によれば、楽音データ中にバイブレータ駆動データを適宜挿入することにより、バイブレータ21を3種類の速度で駆動することができる。この場合、バイブレータ駆動データの設定方法として例えば次のような方法が考えられる。
【0020】
(a)楽音データの音程に合わせて設定する。すなわち、楽音データの音程が高くなるに従って、バイブレータ21の回転速度が高くなるように設定する。
(b)楽音データのリズムに合わせて設定する。すなわち、楽音データにリズム音データが含まれている場合、そのリズム音データに合わせてバイブレータ駆動データを設定する。
(c)楽音データの音量に合わせて設定する。例えば、音量が大きくなるに従いバイブレータの回転が早くなるように設定する。
なお、上記実施形態は、バイブレータ21の回転速度を3種類に変化させるようになっているが、バイブレータ駆動データの種類を増やし、さらに複雑に変化させてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、楽音データに基づいて音源駆動データを生成し音源へ出力すると共に、前記楽音データに挿入されたバイブレータ駆動データを出力するシーケンサと、前記シーケンサから出力されたバイブレータ駆動データに対応する駆動信号を生成して出力する駆動信号生成手段と、前記駆動信号生成手段の出力に基づいてバイブレータの電流を制御する電流制御回路とを有しているので、バイブレータを音楽に合わせて種々変化に富んだ態様で駆動することができ、これにより、利用者が従来のものよりさらに振動変化を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるバイブレータ鼓動回路を適用した携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態において用いられる楽音データを示す図である。
【図3】同実施形態の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…操作部、5…表示部、6…通信部、8…音声処理部、11…シーケンサ、12…音源、13…振動パターン生成回路、15〜18…FET、20…トランジスタ、21…バイブレータ。
Claims (3)
- 楽音データに基づいて音源駆動データを生成し音源へ出力すると共に、前記楽音データに挿入されたバイブレータ駆動データを出力するシーケンサと、
前記シーケンサから出力されたバイブレータ駆動データに対応する駆動信号を生成して出力する駆動信号生成手段と、
前記駆動信号生成手段の出力に基づいてバイブレータの電流を制御する電流制御回路と、
を具備することを特徴とするバイブレータ駆動回路。 - 前記電流制御回路は、前記駆動信号生成手段の出力信号によってオン/オフ制御される複数のトランジスタと、これら複数のトランジスタによってコレクタ電流が制御される駆動トランジスタとから構成され、前記駆動トランジスタによって前記バイブレータの電流が制御されることを特徴とする請求項1に記載のバイブレータ駆動回路。
- 請求項1または請求項2に記載のバイブレータ駆動回路を具備し、着信音を発生するための楽音データに挿入された前記バイブレータ駆動データによって着信用バイブレータが駆動されることを特徴とする携帯端末装置。
Priority Applications (1)
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JP2003063597A JP2004267936A (ja) | 2003-03-10 | 2003-03-10 | バイブレータ駆動回路 |
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ID=33125136
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013151087A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 株式会社ニコン | データ処理装置及びデータ処理プログラム |
JP2022514994A (ja) * | 2019-11-27 | 2022-02-17 | ペキン シャオミ モバイル ソフトウェア カンパニー, リミテッド | 電子装置およびその制御方法、装置、読み取り可能な記憶媒体 |
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2003
- 2003-03-10 JP JP2003063597A patent/JP2004267936A/ja active Pending
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