JP2004267320A - 遊技装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技媒体貸しユニットを一体的に付設し、据付けの簡易化等を図ると共に、外観デザインを良くし見栄えを向上させ、併せて操作性を良好にし、長時間の遊技に対しても疲労感を生じさせることのない遊技装置を提供する。
【解決手段】複数の図柄列を回転表示させる表示手段3と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ4及び該図柄列の回転を個々に停止させる停止スイッチ5を有する操作面8とを装置本体2の前面を備えた遊技装置であって、前記装置本体2には、その前面に具備された表示手段3から更に手前側に延出するよう前記操作面8が設けられると共に、該装置本体2の一側部に、該装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニット29を付設してなる遊技装置。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の図柄列を回転表示させる表示手段3と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ4及び該図柄列の回転を個々に停止させる停止スイッチ5を有する操作面8とを装置本体2の前面を備えた遊技装置であって、前記装置本体2には、その前面に具備された表示手段3から更に手前側に延出するよう前記操作面8が設けられると共に、該装置本体2の一側部に、該装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニット29を付設してなる遊技装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄列を回転させ、それを停止させた時に図柄が予め定められている組み合わせで並んだときに入賞となり、所定の配当が受けられるタイプの遊技装置に関し、特にホールの床面に直接据付ける形式の遊技装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記したタイプの遊技装置は、外周面に所定間隔で描かれた複数の図柄列のうち一部が表示窓に表示されるように並列に配置された複数の回転胴を具備し、起動スイッチの操作によって各回転胴を互いに独立に回転を開始させた後、その回転を停止スイッチの操作によって順次停止させ、該停止時に各回転胴の図柄が予め定められている組み合わせで表示窓に並んだときに入賞となり、各々所定の配当が受けられるように構成されている。
【0003】
係る遊技装置において、装置を操作する起動スイッチ及び停止スイッチは装置本体の前面に配置されているので、遊技に際して各スイッチを操作するために手を浮かした状態で操作しなければならない。従って、長時間の遊技によって疲労感が生ずることは避けられなかった。
【0004】
図4は従来の遊技装置の一例を示すもので、装置本体40の前面に手前に突き出した操作テーブル41を設け、該操作テーブル41上に遊技媒体投入機構42a〜42c及び43、起動スイッチ44、並びに停止スイッチ45a〜45cを配置し、図5に示すように遊技者50が操作テーブル41に腕を載せた状態で遊技装置の操作を行うことができるようにしている。なお、この操作テーブル41は、停止スイッチ45a〜45cを挟んで両側に肘当てパッド46a、46bが設けられているように左右に分断されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−79139公報
【0006】
この遊技装置によれば、各スイッチ類の操作に際して、遊技者50は腕を操作テーブル41に載せたまま、各肘の回動運動による手の動きだけで操作が可能となるため、手を浮かせて操作するものに比べて疲労感を少なくし、長時間遊技が行えるようになる。
【0007】
しかしながら、上記の遊技装置では、操作テーブル41が停止スイッチ45a〜45cを挟んで両側に肘当てパッド46a、46bを設けているように左右に分断されており、この肘当てパッド46a、46bに置いた左右の肘の回動運動で操作を行うことになるため、手のひらの操作領域が各肘を中心とした短い円弧方向のみとなり、広い操作領域を得ることができなかった。また、肘当てパッド46a、46bに各肘が置かれるので、例えば右手で操作テーブルの左端或いはその逆に左手で操作テーブルの右端を操作する片手操作を行う場合、結局は手を支持することはできず、疲労軽減効果は差ほど期待することはできなかった。
【0008】
さらに、両肘を置く構成であるため、操作テーブル41の間口方向の長さを長く確保しなければならず、装置本体40の間口寸法が増大し、単位面積当たりの据付け台数が少なくなる問題を内包し、その側面に遊技媒体貸しユニットを付設する場合、更に据付け台数が制約されることになる。
【0009】
また、遊技装置は一般に遊技島に複数台並設され、その間にいわゆるサンド型の遊技媒体貸しユニットを設置することが多いが、この遊技媒体貸しユニットと遊技装置とは通常別体で構成されているため、必ずしも同じデザインや形状にはなっておらず、特にホールの床面に直接据付けられるタイプの遊技装置に付設する場合、据付け性や外観デザイン的に見て一体性に欠け、据付け作業や見栄えの面から改善点が残されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであって、その第一の課題は、遊技装置に付設される遊技媒体貸しユニットを一体的に構成することにより、据付けの簡易化等を図ると共に、付設状態での外観デザインを良好にし見栄えを向上させることができる遊技装置を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、特にホールの床面に据付けられるタイプの遊技装置に適用でき、操作性を良好にし、長時間の遊技に対しても疲労感を生じさせることのない遊技装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、本発明の請求項1に係る遊技装置は、複数の図柄列を回転表示させる表示手段と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ及び該図柄列の回転を個々に停止させる停止スイッチを有する操作面とを装置本体の前面を備えた遊技装置であって、前記装置本体には、その前面に具備された表示手段から更に手前側に延出するよう前記操作面が設けられると共に、該装置本体の一側部に、該装置本体の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニットを付設してなることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、遊技装置とその一側面に付設される遊技媒体貸しユニットとを外形形状を同じ輪郭として一体感を創出させることができるため、纏まり感のあるすっきりとした見栄えのよいデザインとすることができると共に、据付けに際して両者を一体的に取り扱って処理できるため、据付け作業の簡素化、据付けコストの低減、据付け時間の短縮化等、据付け性の改善を図ることができる
【0012】
また、本発明の請求項2に係る遊技装置は、請求項1に記載の遊技装置であって、前記装置本体の前面に、前記操作面から更に手前側に延出して設けられる肘掛け部を具備すると共に、前記遊技媒体貸しユニットに、前記装置本体の肘掛け部に並列する拡大延出部を一体形成してなることを特徴とするものである。
上記のように肘掛け部及びこれに並列する拡大延出部を一体的に設けることにより、遊技者は前腕部をこれらの上に置いた状態で前後位置を変えながら左右方向にスライドさせることができるため、面状の操作領域をカバーすることが可能となる。従って、操作領域全てにわたり手が届き、広い操作領域が得られるようになり、遊技者は上体を支えた楽な姿勢で快適に遊技でき、片手操作等の操作性向上と長時間遊技による疲労感の大幅軽減を達成することができる。
【0013】
更に、本発明の請求項3に係る遊技装置は、請求項1又は2のいずれかに記載の遊技装置であって、前記装置本体の前面に、その操作面及び遊技媒体投入口並びに前記遊技媒体貸しユニットのそれぞれと隣接する位置に遊技媒体受け皿を設けると共に、該遊技媒体受け皿を、前記遊技媒体貸しユニットの遊技媒体受け皿と共通化してなることを特徴とするものである。
上記のような位置に遊技媒体受け皿を設けることにより、遊技媒体受け皿の共通化に際して遊技媒体貸しユニットが隣接しているため、該ユニットからの遊技媒体払出し機構を比較的簡易に設計することができると共に、操作面及び遊技媒体投入口にも隣接しているため、遊技媒体の投入等を楽に行うことができ、操作性の維持向上を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技装置の構成を示す外観斜視図、図2はその内部構成の概要を示す分解斜視図、図3は該遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【0015】
この実施形態に係る遊技装置1は、複数の図柄列を回転表示させる表示手段3と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ4と、図柄列を個々に順次停止させる停止スイッチ5とを装置本体2の前面に間口方向に並設するように設置している。装置本体2の前面上部には、運転表示灯6、配当表示パネル7が取付けられており、表示手段3の下方には、上記した起動スイッチ4、停止スイッチ5等が設けられた操作面8が配置されている。
【0016】
表示手段3には、図示されていない3本の平行な線と、X字状に交差する2本の線とからなる5本の入賞ラインが描かれた窓9が設けられ、該窓9の中には外周面に複数の異なる図柄列を表示する図2に示す3つの回転胴10a〜10cが内蔵されている。各回転胴10a〜10cの停止時には、入賞ラインに沿うように3列3段、計9個の図柄が窓9から視認できるように構成されている。
【0017】
操作面8の左方には、投入個数1、2及び3個に対応した貯留遊技媒体投入ボタン11a〜11cが設けられ、操作面8の右方には、個別遊技媒体投入口12と、遊技媒体の受け皿13とが配置されている。これら貯留遊技媒体投入ボタン11a〜11cと個別遊技媒体投入口12とによって遊技媒体投入機構が構成されている。なお、遊技媒体の受け皿13は、停止スイッチ5等を配置した操作面8及び個別遊技媒体投入口12に隣接する位置に配設されている。また、操作面8の左端直上には、遊技媒体清算ボタン14が設置されている。
【0018】
更に、操作面8の中央部に設けられている図柄列の停止スイッチ5として、各回転胴10a〜10cに対応した停止スイッチ5a〜5cが配列されている。
また、図2に示すように、装置本体2の上部には、照明ランプ15が内蔵されると共に、この照明ランプ15の左右にはサイドスピーカー16a、16bが内蔵されている。装置本体2内部の回転胴10a〜10cの近傍には、集中端子基板17と、サブ基板18、第1メイン基板19及び第2メイン基板20を搭載するメイン基板取付けボード21が取付けられている。
【0019】
操作面8と表示手段3の窓9との間には、補給シュート22が開口され、該補給シュート22に投入された遊技媒体は、装置本体2の下部に内蔵されているホッパータンク23に投入されるようになっている。ホッパータンク23の近傍には補助収納庫24が装着され、該補助収納庫24はホッパータンク23で収納しきれない遊技媒体を収納するよう構成されている。装置本体2の下部左上にはスピーカーブラケット25を介してウーハスピーカー26が取付けられている。
【0020】
また、装置本体2の底板の前方両側の二隅には、装置本体2のレベルを調整するためのレベル調整機構27が設けられている。さらに、装置本体2の前面から手前側に向かって延出した操作面8には、そこから更に手前側に延出する肘掛け部28が装置本体2の間口全体に亘って連続するよう設けられている。この肘掛け部28は装置本体2に一体的に形成してもよく、あるいは別部品を取付け固定するようにしてもよい。
【0021】
上記した遊技装置1の装置本体2は、上部が装飾品の内蔵部分、中央部が回転胴等の内蔵部分、下部がタンクホッパーの内蔵部分、中央部前面が操作スイッチ類の配列部分とされたテーブル型に形成されており、その一側面に図1に示すようにカード対応のサンド型遊技媒体貸しユニット29が付設されている。
【0022】
この遊技媒体貸しユニット29は、遊技装置1の装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有し、装置本体2の側面に付設したときに一体感を呈するデザインとされている。
遊技媒体貸しユニット29には、前面上部にカード挿入口30を有するカードユニット31が内蔵されており、このカードユニット31はカードをリード・ライタする機能を有すると共に、前面中央部に設けられている金額表示画面32にカードの金額を表示する機能を有している。
【0023】
また、遊技媒体貸しユニット29の内部には遊技媒体払出しホッパー33、払出し制御基板34等が配設されており、該遊技媒体払出しホッパー33から図示省略したシュートを介して隣接する位置に設けられている遊技媒体の受け皿13に直接遊技媒体を払出しできるように構成されている。
なお、この遊技媒体払出しホッパー33は、従来の遊技装置内に設置されている遊技媒体払出しホッパーの機能も併せ持つものとして構成することができ、カードユニット31からの遊技媒体払出し信号に基づいて、遊技装置1に遊技媒体を払出すものである。
【0024】
更に、遊技媒体貸しユニット29には、その前面部分に、装置本体2の前面に操作面8から更に手前側に延出して設けられている肘掛け部28と並列するように拡大延出部35が一体的に設けられている。
この拡大延出部35は遊技媒体貸しユニット29と一体形成してもよく、或いは別部品を固定して設けてもよい。
【0025】
しかして、上記の実施形態においては、図3に示すように、遊技者36は遊技媒体貸しユニット29から遊技媒体の払出しを受け、該遊技媒体を遊技媒体投入口12から投入し遊技媒体数に応じた数の入賞ラインを有効化し、次いで起動スイッチ4を操作して遊技装置1を起動する。装置が起動されると、回転胴10a〜10cが回転し、遊技者35が各回転胴10a〜10cに対応した停止スイッチ5a〜5bを操作して該回転胴10a〜10cを止めることにより、入賞ライン上に図柄を停止させる。
【0026】
そして、有効化された入賞ライン上の図柄の組み合せにより、入賞、外れが決定され、入賞の場合に所定の配当を受け、一回の遊技が終了する。以降、遊技媒体の投入、回転胴の起動及び回転胴の停止操作を順次繰り返すことによって遊技を続けることができるようになっている。
【0027】
係る遊技装置1によると、その装置本体2の一側面に該装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニット29を一体的に付設した構成としているため、同一の据付けベース上に装置本体2と遊技媒体貸しユニット29とを一体的に据付けることができる。
従って、遊技装置1の据付け作業の簡素化、据付けコストの低減、据付け時間の短縮化等を達成でき、据付け性の改善を図ることができる。
【0028】
また、遊技媒体貸しユニット29の付設に際して、その外形形状を遊技装置1の装置本体2と同じ輪郭とすることにより、一体感を創出するようにしているため、据付け状態での外観デザインを纏まり感のあるすっきりとしたデザインとすることができ、見栄えを向上させ、特にホールの床面に据付けられるタイプの遊技装置として良好に組み入れることができる。
【0029】
更に、上記構成の遊技装置1によれば、遊技者36は、肘掛け部28並びに拡大延出部35に図3に示すように前腕部37を置き、手を支持した状態で手のひらを操作面8に対面させて左右方向にスライドさせ、遊技装置を操作することが可能となる。このため、肘を肘当てパッドに置いた回動操作では操作領域が肘を中心とした短い円弧方向のみと極めて狭いものとなるのに比べ、該肘掛け部28及び拡大延出部35上では、前腕部37の前後位置を変えながら左右方向に自在にスライドすることで面状の操作領域をカバーすることができるようになる。
【0030】
従って、操作領域全てわたり手が届き、各肘の回動運動で得られる操作領域より広い操作領域が得られるようになる。このため、遊技者36は上体を支えて楽な姿勢で快適に遊技することが可能となり、長時間にわたって遊技を継続しても疲労感を大幅に低減することができる。
【0031】
また、例えば右手を肘掛け部に支持させた状態で操作面8の左端、或いはその逆のスライド動作が可能となるため、片手のみによる操作も疲労感を生じさせることなく容易に行えるようになる。更に、両肘を置くものに比べて肘掛け部28の間口方向の長さを短く設定し、装置本体2の間口寸法を小さくすることができるため、遊技媒体貸しユニット29を組み合せて付設しても据付け面積を最小限に抑えることができる。
【0032】
更にまた、遊技媒体受け皿13を操作面8及び遊技媒体投入口12並びに遊技媒体貸しユニット29に隣接する位置に設け、遊技装置1の受け皿と遊技媒体貸しユニット29の受け皿を共通化するようにしているため、遊技媒体受け皿13の共通化に際して遊技媒体貸しユニット29からの遊技媒体払出し機構を比較的簡易に設計することができると共に、操作面8及び遊技媒体投入口12にも隣接しているため、遊技媒体の投入等を楽に行うことができ、操作性の維持向上を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明に係る遊技装置によると、装置本体の一側面に付設される遊技媒体貸しユニットを装置本体と一体的に且つ簡易に据付けることができるため、その据付け性を向上することができると共に、遊技媒体貸しユニットの外形形状を装置本体の側面形状と同じ輪郭にしているため、付設状態での外観デザインを一体感のあるすっきりとしたものとすることができ、据付け状態での見栄えを向上させることができる。
【0034】
また、装置本体に手前側に延出する肘掛け部、遊技媒体貸しユニットに該肘掛け部と並列する拡大延出部を設けているため、該部分に前腕部を置き前後に位置を変えながら左右方向に自在にスライドさせて操作でき、広い操作領域をカバーできるようになり、操作性を向上させることができると共に、遊技者は上体を支えて楽な姿勢で快適に遊技することが可能となり、長時間にわたって遊技を継続しても疲労感を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技装置の構成を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技装置の内部構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【図4】従来の遊技装置の外観斜視図である。
【図5】従来の遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【符号の説明】
1…遊技装置、2…装置本体、3…表示手段、4…起動スイッチ、5…停止スイッチ、8…操作面、12…遊技媒体投入口、13…遊技媒体受け皿、28…肘掛け部、29…遊技媒体貸しユニット、35…拡大延出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄列を回転させ、それを停止させた時に図柄が予め定められている組み合わせで並んだときに入賞となり、所定の配当が受けられるタイプの遊技装置に関し、特にホールの床面に直接据付ける形式の遊技装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記したタイプの遊技装置は、外周面に所定間隔で描かれた複数の図柄列のうち一部が表示窓に表示されるように並列に配置された複数の回転胴を具備し、起動スイッチの操作によって各回転胴を互いに独立に回転を開始させた後、その回転を停止スイッチの操作によって順次停止させ、該停止時に各回転胴の図柄が予め定められている組み合わせで表示窓に並んだときに入賞となり、各々所定の配当が受けられるように構成されている。
【0003】
係る遊技装置において、装置を操作する起動スイッチ及び停止スイッチは装置本体の前面に配置されているので、遊技に際して各スイッチを操作するために手を浮かした状態で操作しなければならない。従って、長時間の遊技によって疲労感が生ずることは避けられなかった。
【0004】
図4は従来の遊技装置の一例を示すもので、装置本体40の前面に手前に突き出した操作テーブル41を設け、該操作テーブル41上に遊技媒体投入機構42a〜42c及び43、起動スイッチ44、並びに停止スイッチ45a〜45cを配置し、図5に示すように遊技者50が操作テーブル41に腕を載せた状態で遊技装置の操作を行うことができるようにしている。なお、この操作テーブル41は、停止スイッチ45a〜45cを挟んで両側に肘当てパッド46a、46bが設けられているように左右に分断されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−79139公報
【0006】
この遊技装置によれば、各スイッチ類の操作に際して、遊技者50は腕を操作テーブル41に載せたまま、各肘の回動運動による手の動きだけで操作が可能となるため、手を浮かせて操作するものに比べて疲労感を少なくし、長時間遊技が行えるようになる。
【0007】
しかしながら、上記の遊技装置では、操作テーブル41が停止スイッチ45a〜45cを挟んで両側に肘当てパッド46a、46bを設けているように左右に分断されており、この肘当てパッド46a、46bに置いた左右の肘の回動運動で操作を行うことになるため、手のひらの操作領域が各肘を中心とした短い円弧方向のみとなり、広い操作領域を得ることができなかった。また、肘当てパッド46a、46bに各肘が置かれるので、例えば右手で操作テーブルの左端或いはその逆に左手で操作テーブルの右端を操作する片手操作を行う場合、結局は手を支持することはできず、疲労軽減効果は差ほど期待することはできなかった。
【0008】
さらに、両肘を置く構成であるため、操作テーブル41の間口方向の長さを長く確保しなければならず、装置本体40の間口寸法が増大し、単位面積当たりの据付け台数が少なくなる問題を内包し、その側面に遊技媒体貸しユニットを付設する場合、更に据付け台数が制約されることになる。
【0009】
また、遊技装置は一般に遊技島に複数台並設され、その間にいわゆるサンド型の遊技媒体貸しユニットを設置することが多いが、この遊技媒体貸しユニットと遊技装置とは通常別体で構成されているため、必ずしも同じデザインや形状にはなっておらず、特にホールの床面に直接据付けられるタイプの遊技装置に付設する場合、据付け性や外観デザイン的に見て一体性に欠け、据付け作業や見栄えの面から改善点が残されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであって、その第一の課題は、遊技装置に付設される遊技媒体貸しユニットを一体的に構成することにより、据付けの簡易化等を図ると共に、付設状態での外観デザインを良好にし見栄えを向上させることができる遊技装置を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、特にホールの床面に据付けられるタイプの遊技装置に適用でき、操作性を良好にし、長時間の遊技に対しても疲労感を生じさせることのない遊技装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、本発明の請求項1に係る遊技装置は、複数の図柄列を回転表示させる表示手段と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ及び該図柄列の回転を個々に停止させる停止スイッチを有する操作面とを装置本体の前面を備えた遊技装置であって、前記装置本体には、その前面に具備された表示手段から更に手前側に延出するよう前記操作面が設けられると共に、該装置本体の一側部に、該装置本体の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニットを付設してなることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、遊技装置とその一側面に付設される遊技媒体貸しユニットとを外形形状を同じ輪郭として一体感を創出させることができるため、纏まり感のあるすっきりとした見栄えのよいデザインとすることができると共に、据付けに際して両者を一体的に取り扱って処理できるため、据付け作業の簡素化、据付けコストの低減、据付け時間の短縮化等、据付け性の改善を図ることができる
【0012】
また、本発明の請求項2に係る遊技装置は、請求項1に記載の遊技装置であって、前記装置本体の前面に、前記操作面から更に手前側に延出して設けられる肘掛け部を具備すると共に、前記遊技媒体貸しユニットに、前記装置本体の肘掛け部に並列する拡大延出部を一体形成してなることを特徴とするものである。
上記のように肘掛け部及びこれに並列する拡大延出部を一体的に設けることにより、遊技者は前腕部をこれらの上に置いた状態で前後位置を変えながら左右方向にスライドさせることができるため、面状の操作領域をカバーすることが可能となる。従って、操作領域全てにわたり手が届き、広い操作領域が得られるようになり、遊技者は上体を支えた楽な姿勢で快適に遊技でき、片手操作等の操作性向上と長時間遊技による疲労感の大幅軽減を達成することができる。
【0013】
更に、本発明の請求項3に係る遊技装置は、請求項1又は2のいずれかに記載の遊技装置であって、前記装置本体の前面に、その操作面及び遊技媒体投入口並びに前記遊技媒体貸しユニットのそれぞれと隣接する位置に遊技媒体受け皿を設けると共に、該遊技媒体受け皿を、前記遊技媒体貸しユニットの遊技媒体受け皿と共通化してなることを特徴とするものである。
上記のような位置に遊技媒体受け皿を設けることにより、遊技媒体受け皿の共通化に際して遊技媒体貸しユニットが隣接しているため、該ユニットからの遊技媒体払出し機構を比較的簡易に設計することができると共に、操作面及び遊技媒体投入口にも隣接しているため、遊技媒体の投入等を楽に行うことができ、操作性の維持向上を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技装置の構成を示す外観斜視図、図2はその内部構成の概要を示す分解斜視図、図3は該遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【0015】
この実施形態に係る遊技装置1は、複数の図柄列を回転表示させる表示手段3と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ4と、図柄列を個々に順次停止させる停止スイッチ5とを装置本体2の前面に間口方向に並設するように設置している。装置本体2の前面上部には、運転表示灯6、配当表示パネル7が取付けられており、表示手段3の下方には、上記した起動スイッチ4、停止スイッチ5等が設けられた操作面8が配置されている。
【0016】
表示手段3には、図示されていない3本の平行な線と、X字状に交差する2本の線とからなる5本の入賞ラインが描かれた窓9が設けられ、該窓9の中には外周面に複数の異なる図柄列を表示する図2に示す3つの回転胴10a〜10cが内蔵されている。各回転胴10a〜10cの停止時には、入賞ラインに沿うように3列3段、計9個の図柄が窓9から視認できるように構成されている。
【0017】
操作面8の左方には、投入個数1、2及び3個に対応した貯留遊技媒体投入ボタン11a〜11cが設けられ、操作面8の右方には、個別遊技媒体投入口12と、遊技媒体の受け皿13とが配置されている。これら貯留遊技媒体投入ボタン11a〜11cと個別遊技媒体投入口12とによって遊技媒体投入機構が構成されている。なお、遊技媒体の受け皿13は、停止スイッチ5等を配置した操作面8及び個別遊技媒体投入口12に隣接する位置に配設されている。また、操作面8の左端直上には、遊技媒体清算ボタン14が設置されている。
【0018】
更に、操作面8の中央部に設けられている図柄列の停止スイッチ5として、各回転胴10a〜10cに対応した停止スイッチ5a〜5cが配列されている。
また、図2に示すように、装置本体2の上部には、照明ランプ15が内蔵されると共に、この照明ランプ15の左右にはサイドスピーカー16a、16bが内蔵されている。装置本体2内部の回転胴10a〜10cの近傍には、集中端子基板17と、サブ基板18、第1メイン基板19及び第2メイン基板20を搭載するメイン基板取付けボード21が取付けられている。
【0019】
操作面8と表示手段3の窓9との間には、補給シュート22が開口され、該補給シュート22に投入された遊技媒体は、装置本体2の下部に内蔵されているホッパータンク23に投入されるようになっている。ホッパータンク23の近傍には補助収納庫24が装着され、該補助収納庫24はホッパータンク23で収納しきれない遊技媒体を収納するよう構成されている。装置本体2の下部左上にはスピーカーブラケット25を介してウーハスピーカー26が取付けられている。
【0020】
また、装置本体2の底板の前方両側の二隅には、装置本体2のレベルを調整するためのレベル調整機構27が設けられている。さらに、装置本体2の前面から手前側に向かって延出した操作面8には、そこから更に手前側に延出する肘掛け部28が装置本体2の間口全体に亘って連続するよう設けられている。この肘掛け部28は装置本体2に一体的に形成してもよく、あるいは別部品を取付け固定するようにしてもよい。
【0021】
上記した遊技装置1の装置本体2は、上部が装飾品の内蔵部分、中央部が回転胴等の内蔵部分、下部がタンクホッパーの内蔵部分、中央部前面が操作スイッチ類の配列部分とされたテーブル型に形成されており、その一側面に図1に示すようにカード対応のサンド型遊技媒体貸しユニット29が付設されている。
【0022】
この遊技媒体貸しユニット29は、遊技装置1の装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有し、装置本体2の側面に付設したときに一体感を呈するデザインとされている。
遊技媒体貸しユニット29には、前面上部にカード挿入口30を有するカードユニット31が内蔵されており、このカードユニット31はカードをリード・ライタする機能を有すると共に、前面中央部に設けられている金額表示画面32にカードの金額を表示する機能を有している。
【0023】
また、遊技媒体貸しユニット29の内部には遊技媒体払出しホッパー33、払出し制御基板34等が配設されており、該遊技媒体払出しホッパー33から図示省略したシュートを介して隣接する位置に設けられている遊技媒体の受け皿13に直接遊技媒体を払出しできるように構成されている。
なお、この遊技媒体払出しホッパー33は、従来の遊技装置内に設置されている遊技媒体払出しホッパーの機能も併せ持つものとして構成することができ、カードユニット31からの遊技媒体払出し信号に基づいて、遊技装置1に遊技媒体を払出すものである。
【0024】
更に、遊技媒体貸しユニット29には、その前面部分に、装置本体2の前面に操作面8から更に手前側に延出して設けられている肘掛け部28と並列するように拡大延出部35が一体的に設けられている。
この拡大延出部35は遊技媒体貸しユニット29と一体形成してもよく、或いは別部品を固定して設けてもよい。
【0025】
しかして、上記の実施形態においては、図3に示すように、遊技者36は遊技媒体貸しユニット29から遊技媒体の払出しを受け、該遊技媒体を遊技媒体投入口12から投入し遊技媒体数に応じた数の入賞ラインを有効化し、次いで起動スイッチ4を操作して遊技装置1を起動する。装置が起動されると、回転胴10a〜10cが回転し、遊技者35が各回転胴10a〜10cに対応した停止スイッチ5a〜5bを操作して該回転胴10a〜10cを止めることにより、入賞ライン上に図柄を停止させる。
【0026】
そして、有効化された入賞ライン上の図柄の組み合せにより、入賞、外れが決定され、入賞の場合に所定の配当を受け、一回の遊技が終了する。以降、遊技媒体の投入、回転胴の起動及び回転胴の停止操作を順次繰り返すことによって遊技を続けることができるようになっている。
【0027】
係る遊技装置1によると、その装置本体2の一側面に該装置本体2の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニット29を一体的に付設した構成としているため、同一の据付けベース上に装置本体2と遊技媒体貸しユニット29とを一体的に据付けることができる。
従って、遊技装置1の据付け作業の簡素化、据付けコストの低減、据付け時間の短縮化等を達成でき、据付け性の改善を図ることができる。
【0028】
また、遊技媒体貸しユニット29の付設に際して、その外形形状を遊技装置1の装置本体2と同じ輪郭とすることにより、一体感を創出するようにしているため、据付け状態での外観デザインを纏まり感のあるすっきりとしたデザインとすることができ、見栄えを向上させ、特にホールの床面に据付けられるタイプの遊技装置として良好に組み入れることができる。
【0029】
更に、上記構成の遊技装置1によれば、遊技者36は、肘掛け部28並びに拡大延出部35に図3に示すように前腕部37を置き、手を支持した状態で手のひらを操作面8に対面させて左右方向にスライドさせ、遊技装置を操作することが可能となる。このため、肘を肘当てパッドに置いた回動操作では操作領域が肘を中心とした短い円弧方向のみと極めて狭いものとなるのに比べ、該肘掛け部28及び拡大延出部35上では、前腕部37の前後位置を変えながら左右方向に自在にスライドすることで面状の操作領域をカバーすることができるようになる。
【0030】
従って、操作領域全てわたり手が届き、各肘の回動運動で得られる操作領域より広い操作領域が得られるようになる。このため、遊技者36は上体を支えて楽な姿勢で快適に遊技することが可能となり、長時間にわたって遊技を継続しても疲労感を大幅に低減することができる。
【0031】
また、例えば右手を肘掛け部に支持させた状態で操作面8の左端、或いはその逆のスライド動作が可能となるため、片手のみによる操作も疲労感を生じさせることなく容易に行えるようになる。更に、両肘を置くものに比べて肘掛け部28の間口方向の長さを短く設定し、装置本体2の間口寸法を小さくすることができるため、遊技媒体貸しユニット29を組み合せて付設しても据付け面積を最小限に抑えることができる。
【0032】
更にまた、遊技媒体受け皿13を操作面8及び遊技媒体投入口12並びに遊技媒体貸しユニット29に隣接する位置に設け、遊技装置1の受け皿と遊技媒体貸しユニット29の受け皿を共通化するようにしているため、遊技媒体受け皿13の共通化に際して遊技媒体貸しユニット29からの遊技媒体払出し機構を比較的簡易に設計することができると共に、操作面8及び遊技媒体投入口12にも隣接しているため、遊技媒体の投入等を楽に行うことができ、操作性の維持向上を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明に係る遊技装置によると、装置本体の一側面に付設される遊技媒体貸しユニットを装置本体と一体的に且つ簡易に据付けることができるため、その据付け性を向上することができると共に、遊技媒体貸しユニットの外形形状を装置本体の側面形状と同じ輪郭にしているため、付設状態での外観デザインを一体感のあるすっきりとしたものとすることができ、据付け状態での見栄えを向上させることができる。
【0034】
また、装置本体に手前側に延出する肘掛け部、遊技媒体貸しユニットに該肘掛け部と並列する拡大延出部を設けているため、該部分に前腕部を置き前後に位置を変えながら左右方向に自在にスライドさせて操作でき、広い操作領域をカバーできるようになり、操作性を向上させることができると共に、遊技者は上体を支えて楽な姿勢で快適に遊技することが可能となり、長時間にわたって遊技を継続しても疲労感を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技装置の構成を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技装置の内部構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【図4】従来の遊技装置の外観斜視図である。
【図5】従来の遊技装置に対する遊技者の遊技姿勢を示す側面図である。
【符号の説明】
1…遊技装置、2…装置本体、3…表示手段、4…起動スイッチ、5…停止スイッチ、8…操作面、12…遊技媒体投入口、13…遊技媒体受け皿、28…肘掛け部、29…遊技媒体貸しユニット、35…拡大延出部
Claims (3)
- 複数の図柄列を回転表示させる表示手段と、複数の図柄列の回転を開始させる起動スイッチ及び該図柄列の回転を個々に停止させる停止スイッチを有する操作面とを装置本体の前面を備えた遊技装置であって、
前記装置本体には、その前面に具備された表示手段から更に手前側に延出するよう前記操作面が設けられると共に、
該装置本体の一側部に、該装置本体の側面形状と同じ輪郭の外形形状を有する遊技媒体貸しユニットを付設してなる
ことを特徴とする遊技装置。 - 請求項1に記載の遊技装置であって、
前記装置本体の前面に、前記操作面から更に手前側に延出して設けられる肘掛け部を具備すると共に、
前記遊技媒体貸しユニットに、前記装置本体の肘掛け部に並列する拡大延出部を一体形成してなる
ことを特徴とする遊技装置。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の遊技装置であって、
前記装置本体の前面に、その操作面及び遊技媒体投入口並びに前記遊技媒体貸しユニットのそれぞれと隣接する位置に遊技媒体受け皿を設けると共に、
該遊技媒体受け皿を、前記遊技媒体貸しユニットの遊技媒体受け皿と共通化してなる
ことを特徴とする遊技装置。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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JP2004267320A true JP2004267320A (ja) | 2004-09-30 |
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ID=33122368
Family Applications (1)
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JP2003059597A Pending JP2004267320A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 遊技装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004267320A (ja) |
-
2003
- 2003-03-06 JP JP2003059597A patent/JP2004267320A/ja active Pending
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