JP2004265647A - 冷陰極管用インバータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷陰極管用インバータ10は、一定周波数の矩形波電圧を出力する矩形波発振器81と、矩形波発振器81から出力された矩形波電圧に含まれる少なくとも基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20とを備えたものである。矩形波電圧に含まれる基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20を用いることにより、従来ローパスフィルタで除去していた3次高調波を積極的に利用する。これにより、矩形波に近い波形を冷陰極管84に印加することができる。したがって、ローパスフィルタを省略できるとともに、冷陰極管84の発光効率も向上する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電振動子の共振現象を利用して交流電圧を変圧する圧電トランスを備えた冷陰極管用インバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電トランス(ソリッドフォーマ)は、圧電振動子の共振現象を利用することにより、低電圧を入力し高電圧を出力するようにしたものである(例えば下記特許文献1参照)。圧電トランスの特長は、電磁型トランスに比べて圧電振動子のエネルギ密度が高い点にある。そのため、小型化が可能であるので、液晶バックライトなどの冷陰極管を点灯するためのインバータに使われている。
【0003】
図10は従来の冷陰極管用インバータを示し、図10[1]は構成を示す回路図、図10[2]は出力電圧を示す波形図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0004】
従来の冷陰極管用インバータ80は、一定周波数の矩形波電圧を出力する矩形波発振器81と、矩形波発振器81から出力された矩形波電圧に含まれる3次高調波以上の周波数成分を除去することにより正弦波電圧を出力するローパスフィルタ82と、ローパスフィルタ82から出力された正弦波電圧を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス90とを備えたものである。ローパスフィルタ82はインダクタ83からなる。
【0005】
矩形波発振器81から出力された矩形波電圧は、ローパスフィルタ82で3次高調波以上の周波数成分が除去されて正弦波電圧となって、圧電トランス90の一次電極92,93に印加される。この正弦波電圧は、圧電トランス90で昇圧されて電圧Vo3となって二次電極94から出力される。そして、電圧Vo3が冷陰極管84に印加されることにより、冷陰極管84が点灯する。
【0006】
図11は図10における圧電トランスを示し、図11[1]は斜視図、図11[2]は側面図、図11[3]は等価回路図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0007】
圧電トランス90は、圧電振動体91に一次電極92,93と二次電極94とを設け、一次側を厚さ方向(矢印95)に分極し、二次側を長さ方向(矢印96)に分極するものである。一次電極92,93は、圧電振動体91を挟んで対向している。圧電振動体91は、長さL、幅W、厚さtの板状(直方体状)である。圧電振動体91の長さ方向において、一端からL/2までの幅方向に一次電極92,93が設けられ、他端の厚さ方向に二次電極94が設けられている。一次側に長さ寸法で決まる固有共振周波数frの電圧を入力すると、逆圧電効果により強い機械振動を起こし、圧電効果によりその振動に見合った高い電圧Vo3が二次側から出力される。
【0008】
圧電トランス90の動作時の変位及び応力の分布は、図11[2]のとおりである。圧電振動体91を保持する箇所は節部分であり、λモードによる動作の場合は両端から長さの1/4の部分である。圧電トランス90の共振周波数fr近傍における等価回路は、図11[3]のように書くことができる。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−32134号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷陰極管用インバータ80では、次の[1],[2]のような問題があった。
【0011】
[1].矩形波発振器81から出力される矩形波(又は方形波とも呼ばれる。)のフーリエ級数は、次式▲1▼で与えられる。
【0012】
(4Vp/π)[sinθ+(1/3)sin3θ+(1/5)sin5θ+・・・+{1/(2n+1)}sin(2n+1)θ+・・・] ▲1▼
【0013】
この式▲1▼から明かなように、矩形波に含まれる基本波以外の高調波を除去するため、ローパスフィルタ82のカットオフ周波数は一般に3次高調波に設定される。このように比較的低いカットオフ周波数にする必要があるので、ローパスフィルタ82のインダクタンスは大きくしなければならない。ところが、大きいインダクタンスを有するインダクタ83は、寸法が大きく、重く、かつ高価であるという問題があった。
【0014】
[2].冷陰極管84は、正弦波電圧よりも矩形波電圧を印加した方が発光効率がよくなる。しかし、圧電トランス90から矩形波電圧を出力することは、大きなノイズが発生する等の理由により実現が難しい。そのため、現状では冷陰極管84に正弦波電圧を供給しているが、このことは冷陰極管84の発光効率向上の妨げとなっていた。
【0015】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、ローパスフィルタのインダクタンスを小さくでき、ひいてはローパスフィルタを省略することもでき、これに加え、冷陰極管の発光効率も向上する、冷陰極管用インバータを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の冷陰極管用インバータは、矩形波電圧を出力する矩形波発振器と、矩形波発振器から出力された電圧を昇圧して冷陰極管に印加する圧電トランスと、を備えたものである。そして、この圧電トランスは、長さL、幅Wかつ厚さtの板状の圧電振動体と、圧電振動体の長さ方向において一端面を基準にしてL/3の位置から2L/3の位置までの幅方向に、圧電振動体を挟んで対向するように設けられた一対の一次電極と、圧電振動体の長さ方向の一端面及び他端面に設けられた一対の二次電極とを有する。
【0017】
このように、圧電振動体のL/3〜2L/3に一次電極を設け、圧電振動体の両端に二次電極を設けると、基本波と3次高調波との両方の波形を出力できる。その理由は、圧電振動体の一次電極で挟まれた部分では、基本波に対しても3次高調波に対しても、分極方向と応力方向とが一致するからである。なお、この圧電トランスを積層した構造の圧電トランスも、本発明に含まれる。
【0018】
本発明で用いる圧電トランスは、矩形波電圧に含まれる基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管に印加する。つまり、従来ローパスフィルタで除去していた3次高調波を積極的に利用することにより、矩形波に近い波形を冷陰極管に印加することができるので、冷陰極管の発光効率が向上する。これに加え、ローパスフィルタのカットオフ周波数は、従来の3次高調波に代えて5次高調波でよくなる。したがって、ローパスフィルタのインダクタンスを小さくでき、ひいてはローパスフィルタを省略することもできる。なお、完全な矩形波電圧ではなく、矩形波に近い疑似矩形波電圧を冷陰極管に印加するので、大きなノイズが発生することもない。
【0019】
請求項2記載の冷陰極管用インバータは、請求項1記載の冷陰極管用インバータにおいて、矩形波発振器と圧電トランスとの間に設けられ、矩形波発振器から出力された矩形波電圧に含まれる5次高調波以上の周波数成分を除去して圧電トランスへ出力するローパスフィルタを、更に備えたものである。
【0020】
矩形波発振器から出力された矩形波電圧は、ローパスフィルタで5次高調波以上の周波数成分が除去されて疑似矩形波電圧となって、圧電トランスに印加される。この疑似矩形波電圧は、圧電トランスで昇圧されて冷陰極管に印加される。これにより、矩形波に近い疑似矩形波を冷陰極管に印加することができるので、冷陰極管の発光効率が向上する。また、ローパスフィルタのカットオフ周波数は、従来技術では3次高調波に設定されているのに対して、本発明では5次高調波に設定されている。したがって、ローパスフィルタのインダクタンスを小さくできる。また、圧電トランスには5次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないので、圧電トランスでの不要な電力消費がない。
【0021】
請求項3記載の冷陰極管用インバータは、請求項1記載の冷陰極管用インバータにおいて、矩形波発振器が不連続矩形波電圧を出力するものである。この不連続矩形波電圧は、電位0と、この電位0よりも一定電圧だけ高い電位+1と、電位0よりも一定電圧だけ低い電位−1とからなるとともに、一周期をTとすると、ある時間0から時間T/20までが電位0、時間T/20から時間9T/20までが電位+1、時間9T/20から時間11T/20までが電位0、時間11T/20から時間19T/20までが電位−1、時間19T/20から時間Tまでが電位0という構成を有する。
【0022】
矩形波は、前述の式▲1▼から明らかなように、基本波+3次高調波+5次高調波+・・・によって構成されている。そのため、矩形波では、5次高調波以上の成分が不要となる。なぜなら、本発明で用いる圧電トランスは、基本波+3次高調波だけを必要とするからである。これに対し、本発明で用いる不連続矩形波は、図12〜図14で詳述するように、基本波+3次高調波+7次高調波+・・・によって構成されている。そのため、この不連続矩形波では、5次高調波が始めからないので、7次高調波以上の成分が不要となる。したがって、この不連続矩形波を用いることにより、矩形波を用いる場合に比べて、ローパスフィルタのインダクタンスを更に小さくできる。
【0023】
請求項4記載の冷陰極管用インバータは、請求項3記載の冷陰極管用インバータにおいて、矩形波発振器と圧電トランスとの間に設けられ、矩形波発振器から出力された不連続矩形波電圧に含まれる7次高調波以上の周波数成分を除去して圧電トランスへ出力するローパスフィルタを、更に備えたものである。
【0024】
矩形波発振器から出力された不連続矩形波電圧は、ローパスフィルタで7次高調波以上の周波数成分が除去されて疑似矩形波電圧となって、圧電トランスに印加される。この疑似矩形波電圧は、圧電トランスで昇圧されて冷陰極管に印加される。これにより、矩形波に近い疑似矩形波を冷陰極管に印加することができるので、冷陰極管の発光効率が向上する。また、ローパスフィルタのカットオフ周波数は、従来技術では3次高調波に設定されているのに対して、本発明では7次高調波に設定されている。したがって、ローパスフィルタのインダクタンスを極めて小さくできる。また、圧電トランスには7次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないので、圧電トランスでの不要な電力消費がない。
【0025】
次に、言葉を換えて、本発明についてもう一度説明する。
【0026】
本発明は、二周波を伝送できる圧電トランス及びその駆動波形に関する。従来、圧電トランスは単一周波数の正弦波を伝送するように設計されている。また、圧電トランスは、Qが高いため、周波数選択性が非常に高いトランスである。冷陰極管駆動用に使用されている圧電トランスは、この周波数選択性を利用することにより、正弦波電圧を冷陰極管に印加している。一方、冷陰極管の発光効率は、正弦波よりも矩形波を入力する方が高くなる。しかし、従来の圧電トランスでは、単一周波数の正弦波出力であったため、矩形波出力を実現できなかった。
【0027】
そこで、矩形波の主要成分である基本波及び3次高調波の二つの周波数を伝送できる圧電トランスを提供するとともに、この二周波伝送圧電トランスに適した駆動波形を提供する。つまり、本発明で用いる圧電トランスは、前述した電極構造とすることにより、基本波+3次高調波の二周波を伝送することができる。また、前述の不連続矩形波は、基本波及び3次高調波を含むが、5次高調波を含まない。そのため、本発明で用いる二周波伝送圧電トランスを、この不連続矩形波で駆動すると都合がよい。
【0028】
本発明で用いる圧電トランスは、5次高調波によって無駄な電力を損失する。このとき、不連続矩形波を用いると、5次高調波成分がないので、圧電トランスの入力側にインダクタを接続することにより5次高調波成分を低減する必要がない。つまり、部品及びコストを低減することができる。また、7次以上の高調波成分は含有率が基本波の1/7以下と十分に少ないので、インダクタンスを挿入せずに済む。また、周波数が7倍となるため、仮にインダクタを挿入したとしても、小型のインダクタですむ。更に、基本波及び3次高調波を冷陰極管に入力することで、矩形波に近い波形を冷陰極管に入力することができる。したがって、冷陰極管の発光効率の向上を実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る冷陰極管用インバータの第一実施形態を示し、図1[1]は構成を示す回路図、図1[2]は出力電圧を示す波形図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図10と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0030】
本実施形態の冷陰極管用インバータ10は、一定周波数の矩形波電圧を出力する矩形波発振器81と、矩形波発振器81から出力された矩形波電圧に含まれる基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20とを備えたものである。
【0031】
矩形波発振器81は、例えば水晶振動子、発振回路、波形整形回路、増幅回路等からなる一般的なものである。圧電トランス20の出力電圧Vo1は、基本波a及び3次高調波bを含む疑似矩形波c1である。
【0032】
矩形波電圧に含まれる基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20を用いることにより、従来ローパスフィルタで除去していた3次高調波を積極的に利用する。これにより、矩形波に近い波形を冷陰極管84に印加することができる。したがって、ローパスフィルタを省略できるとともに、冷陰極管84の発光効率も向上する。
【0033】
図2は図1における圧電トランスを示し、図2[1]は斜視図、図2[2]は側面図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0034】
圧電トランス20は、長さL、幅Wかつ厚さtの板状の圧電振動体21と、圧電振動体21の長さ方向において一端面を基準にしてL/3の位置から2L/3の位置までの幅方向に、圧電振動体21を挟んで対向するように設けられた一対の一次電極22,23と、圧電振動体21の長さ方向の一端面及び他端面に設けられた一対の二次電極24,25とを備えたものである。
【0035】
図2[1]に示すように、圧電トランス20は、圧電振動体21に一次電極22,23と二次電極24,25とを設け、一次側を厚さ方向(矢印26)に分極し、二次側を長さ方向(矢印27,28)に分極するものである。λ/2モードで動作するような共振周波数の矩形波電圧を圧電トランス20に印加すると、図2[2]に示すように、基本波の応力分布がA、3次高調波の応力分布がBとなる。応力分布A,Bにおいて、山の部分が圧縮応力であり、谷の部分が引張応力である。なお、5次高調波以上の成分については、小さいか又は振動に寄与しないので、図示しない。
【0036】
このように、圧電振動体21のL/3〜2L/3に一次電極22,23を設け、圧電振動体21の両端に二次電極24,25を設けると、基本波と3次高調波との両方の波形を出力できる。その理由は、後述するように、圧電振動体21の一次電極22,23で挟まれた部分では、基本波に対しても3次高調波に対しても、分極方向(矢印26)と応力方向(A,B)とが一致するからである。
【0037】
図3は比較例としての圧電トランスを示し、図3[1]は斜視図、図3[2]は側面図である。以下、図3に基づき説明する。
【0038】
比較例の圧電トランス30は、長さL、幅Wかつ厚さtの板状の圧電振動体31と、圧電振動体31の長さ方向において一端面を基準にして0の位置から2L/3の位置までの幅方向に、圧電振動体31を挟んで対向するように設けられた一対の一次電極32,33と、圧電振動体31の長さ方向の他端面に設けられた二次電極34とを備えたものである。図3[1]に示すように、圧電トランス30は、圧電振動体31に一次電極32,33と二次電極34とを設け、一次側を厚さ方向(矢印35)に分極し、二次側を長さ方向(矢印36)に分極するものである。
【0039】
ここで、図2の圧電トランス20と同じように圧電トランス30も3次高調波電圧で動作するとすれば、図3[2]に示すような応力分布Bを示すはずである。しかし、圧電振動体31の一次電極32,33で挟まれた部分において、応力分布Bに山の部分(圧縮応力)と谷の部分(引張応力)との両方が存在することになる。つまり、分極の向き(矢印35)及び応力の向き(B)の同じ部分と逆の部分とが存在する。圧電トランス30は圧電振動子31を利用しているため、分極方向に対して応力方向が逆であれば、逆の起電力を生ずる。ところが、圧電振動体31の一次電極32,33と接する面は同電位である。したがって、変位によって生ずる電位は一次電極32,33によって同一になってしまうので、このモードでは圧電トランス30は動作しないことになる。
【0040】
このように、圧電トランス30では、3次高調波電圧を印加しても、一次電極32,33下の圧電振動子31において分極方向及び応力方向の同じ部分と逆の部分とが生じてしまうので、動作しない。これに対して、図2の圧電トランス20では、3次高調波電圧を印加すると、一次電極22,23下の圧電振動子21において分極方向及び応力方向が一致するので、動作することになる。一方、図11の圧電トランス90では、一次電極92,93の位置が2L/3よりも少しずれているので多少動作するものの、相殺される部分も多いために効率的ではない。なお、一次電極を0〜L/3に設けた圧電トランスは、3次高調波で動作するものの、基本波での動作の効率が悪くなる。
【0041】
図4は本発明に係る冷陰極管用インバータの第二実施形態を示し、図4[1]は構成を示す回路図、図4[2]は出力電圧を示す波形図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1及び図2と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0042】
本実施形態の冷陰極管用インバータ40は、一定周波数の矩形波電圧を出力する矩形波発振器81と、矩形波発振器81から出力された矩形波電圧に含まれる5次高調波以上の周波数成分を除去することにより基本波及び3次高調波からなる疑似矩形波電圧を出力するローパスフィルタ41と、ローパスフィルタ41から出力された疑似矩形波電圧を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20とを備えたものである。
【0043】
ローパスフィルタ41はインダクタ41からなる。圧電トランス20の出力電圧Vo2は、基本波a及び3次高調波bからなる疑似矩形波c2である。疑似矩形波c2のフーリエ級数は、矩形波電圧に含まれる5次高調波以上の周波数成分がローパスフィルタ41によって除去されているので、次式▲2▼で与えられる。
【0044】
(4Vp/π)[sinθ+(1/3)sin3θ] ▲2▼
【0045】
矩形波発振器81から出力された矩形波電圧は、ローパスフィルタ41で5次高調波以上の周波数成分が除去されて疑似矩形波電圧となって、圧電トランス20に印加される。この疑似矩形波電圧は、圧電トランス20で昇圧されて冷陰極管84に印加される。これにより、矩形波に近い疑似矩形波を冷陰極管84に印加することができるので、冷陰極管84の発光効率が向上する。また、ローパスフィルタ41のカットオフ周波数は、従来技術では3次高調波に設定されているのに対して、本実施形態では5次高調波に設定されている。したがって、ローパスフィルタ41のインダクタンスを小さくできる。また、圧電トランス20は、5次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないことにより、不要な電力消費がないので、例えば発熱等が抑えられる。
【0046】
図5は本発明に係る冷陰極管用インバータの第三実施形態を示し、図5[1]は構成を示す回路図、図5[2]は矩形波発振器から出力される不連続矩形波電圧を示す波形図である。図6は、矩形波及び不連続矩形波の高調波成分を示すグラフである。以下、図5及び図6に基づき説明する。ただし、図5において図4と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0047】
本実施形態の冷陰極管用インバータ50は、一定周波数の不連続矩形波電圧Vsを出力する矩形波発振器53と、矩形波発振器53から出力された不連続矩形波電圧Vsに含まれる7次高調波以上の周波数成分を除去することにより基本波及び3次高調波からなる疑似矩形波電圧を出力するローパスフィルタ51と、ローパスフィルタ51から出力された疑似矩形波電圧を昇圧して冷陰極管84に印加する圧電トランス20とを備えている。ローパスフィルタ51はインダクタ52からなる。矩形波発振器53は、不連続矩形波生成信号を出力する発振部(図7)と、この不連続矩形波生成信号に基づき不連続矩形波電圧を圧電トランス20の一次電極22,23に印加する駆動部(図8)とを備えている。
【0048】
ここで用いる不連続矩形波電圧Vsは、電位0と、この電位0よりも一定電圧だけ高い電位Vpと、電位0よりも一定電圧だけ低い電位−Vpとからなり、一周期をTとすると、ある時間0から時間T/20までが電位0、時間T/20から時間9T/20までが電位Vp、時間9T/20から時間11T/20までが電位0、時間11T/20から時間19T/20までが電位−Vp、時間19T/20から時間Tまでが電位0という構成を有する。
【0049】
図6に示すように、矩形波は、基本波+3次高調波+5次高調波+・・・によって構成されている。そのため、矩形波では、5次高調波以上の成分が不要である。なぜなら、圧電トランス20は、基本波+3次高調波だけを必要とするからである。これに対し、本実施形態で用いる不連続矩形波は、図12〜図14で詳述するように、基本波+3次高調波+7次高調波+・・・によって構成されている。そのため、不連続矩形波では、5次高調波が始めからないので、7次高調波以上の成分が不要となる。したがって、不連続矩形波に含まれる基本波及び3次高調波以外の高調波を除去するため、ローパスフィルタ51のカットオフ周波数は7次高調波に設定すればよい。このように高いカットオフ周波数に設定できるので、ローパスフィルタ51のインダクタンスは小さくてよい。そのため、インダクタ52として、小さく、軽く、かつ安価なものを使用できる。場合によっては、ローパスフィルタ51自体を省略してもよい。
【0050】
次に、冷陰極管用インバータ50の動作を説明する。矩形波発振器53から出力された不連続矩形波電圧Vsは、ローパスフィルタ51で7次高調波以上の周波数成分が除去されて疑似矩形波電圧となって、圧電トランス20に印加される。この疑似矩形波電圧は、圧電トランス20で昇圧されて冷陰極管84に印加される。これにより、矩形波に近い疑似矩形波を冷陰極管84に印加することができるので、冷陰極管84の発光効率が向上する。これに加え、ローパスフィルタ51のカットオフ周波数は、従来技術では3次高調波、第一実施形態では5次高調波に設定されているのに対して、本実施形態では7次高調波に設定されている。したがって、ローパスフィルタ51のインダクタンスを極めて小さくできる。また、圧電トランス20には7次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないので、圧電トランス20での不要な電力消費がない。
【0051】
図7は、図5の矩形波発振器における発振部の一例を示す回路図である。図8は、図5の矩形波発振器における駆動部の一例を示す回路図である。図9は、図5の矩形波発振器の動作を示すタイミングチャートである。以下、図7乃至図9に基づき説明する。
【0052】
図7に示すように、発振部60は、リングカウンタ61及びRS−FF(フリップフロップ)62,63等からなり、図示しない発振回路からクロックパルスCPを入力して不連続矩形波生成信号V+,V−を出力する。リングカウンタ61は、クロックパルスCPを入力する入力端子CLKと、クロックパルスCPを入力するごとに順繰りにHレベル信号を出力する10個の出力端子Q1〜Q10とを有する。RS−FF62は、出力端子Q2に接続されたセット用入力端子Saと、出力端子Q6に接続されたリセット用入力端子Raと、不連続矩形波生成信号V+を出力する出力端子Qaとを有する。RS−FF63は、出力端子Q7に接続されたセット用入力端子Sbと、出力端子Q1に接続されたリセット用入力端子Rbと、不連続矩形波生成信号V−を出力する出力端子Qbとを有する。
【0053】
次に、図7及び図9に基づき、発振部60の動作を説明する。リングカウンタ61及びRS−FF62,63は、ポジティブエッジ動作をする。まず、リングカウンタ61では、クロックパルスCPを連続的に入力端子CLKから入力すると、出力端子Q1〜Q10から順繰りにHレベル信号を出力する。RS−FF62は、出力端子Q2からHレベル信号が出力されてから、出力端子Q6からHレベル信号が出力されるまでの間、Hレベルの不連続矩形波生成信号V+を出力する。RS−FF63は、出力端子Q7からHレベル信号が出力されてから、出力端子Q1からHレベル信号が出力されるまでの間、Hレベルの不連続矩形波生成信号V−を出力する。
【0054】
また、図8に示すように、駆動部70は、PチャネルパワーMOSのトランジスタ71,72及びNチャネルパワーMOSのトランジスタ73,74のいわゆるH型ブリッジ回路からなり、不連続矩形波生成信号V+,V−に基づき不連続矩形波電圧Vsを圧電トランス20の一次電極22,23に印加する。駆動部70と圧電トランス20との間には、インダクタ52からなるローパスフィルタ51が介挿されている。圧電トランス20の出力側には冷陰極管84が接続されている。
【0055】
トランジスタ71,73のゲートには不連続矩形波生成信号V+が印加され、トランジスタ72,74のゲートには不連続矩形波生成信号V−が印加される。そのため、不連続矩形波生成信号V+がHレベルのときはトランジスタ71がオフかつトランジスタ73がオンとなり、逆に不連続矩形波生成信号V+がLレベルのときはトランジスタ71がオンかつトランジスタ73がオフとなる。同様に、不連続矩形波生成信号V−がHレベルのときはトランジスタ72がオフかつトランジスタ74がオンとなり、逆に不連続矩形波生成信号V−がLレベルのときはトランジスタ72がオンかつトランジスタ74がオフとなる。
【0056】
そのため、不連続矩形波生成信号V+,V−がともにLレベルのときは、トランジスタ73,74がともにオフとなるので、一次電極22,23に印加される電圧は0となる。不連続矩形波生成信号V+がHレベルかつ不連続矩形波生成信号V−がLレベルのときは、トランジスタ72,73がオンかつトランジスタ71,74がオフとなるので、一次電極22,23に印加される電圧はVpとなる。逆に、不連続矩形波生成信号V+がLレベルかつ不連続矩形波生成信号V−がHレベルのときは、トランジスタ72,73がオフかつトランジスタ71,74がオンとなるので、一次電極22,23に印加される電圧は−Vpとなる。したがって、不連続矩形波生成信号V+,V−に基づき一次電極22,23に印加される電圧は、図9に示すような不連続矩形波電圧Vsになる。
【0057】
なお、本発明は、言うまでもなく、上記実施形態に限定されない。例えば、圧電振動子は、単板ではなく、積層板としてもよい。ローパスフィルタは、インダクタの他に、コンデンサや抵抗器も有するものとしてもよい。また、発明の名称を便宜上「冷陰極管用」としたが、これに本発明を限定するものではなく、冷陰極管に代えて同じ効果が得られる機器(例えば放電管)とした場合も本発明に含まれるものとする。
【0058】
【発明の効果】
本発明に係る冷陰極管用インバータによれば、矩形波電圧に含まれる基本波及び3次高調波を昇圧して冷陰極管に印加する圧電トランスを用いることにより、従来ローパスフィルタで除去していた3次高調波を積極的に利用することができるので、矩形波に近い波形を冷陰極管に印加することができる。したがって、ローパスフィルタのインダクタンスを小さくでき、ひいてはローパスフィルタを省略することもでき、これに加え、冷陰極管の発光効率も向上できる。また、本発明に係る冷陰極管用インバータによれば、各請求項毎に次の効果も奏する。
【0059】
請求項2記載の冷陰極管用インバータによれば、矩形波電圧に含まれる5次高調波以上の周波数成分を除去するローパスフィルタを備えたことにより、圧電トランスには5次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないので、圧電トランスでの不要な電力消費を防ぐことができる。
【0060】
請求項3記載の冷陰極管用インバータによれば、基本波+3次高調波+7次高調波+・・・からなる不連続矩形波を用いることにより、7次高調波以上の成分を除去すればよいので、5次高調波を含む矩形波を用いる場合に比べて、ローパスフィルタのインダクタンスを更に小さくできる。また、7次高調波以上の成分は極めて少ないので、ローパスフィルタを省略することも容易に実現できる。
【0061】
請求項4記載の冷陰極管用インバータによれば、不連続矩形波電圧に含まれる7次高調波以上の周波数成分を除去するローパスフィルタを備えたことにより、圧電トランスには7次高調波以上の成分からなる電圧が印加されないので、圧電トランスでの不要な電力消費を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷陰極管用インバータの第一実施形態を示し、図1[1]は構成を示す回路図、図1[2]は出力電圧を示す波形図である。
【図2】図1における圧電トランスを示し、図2[1]は斜視図、図2[2]は側面図である。
【図3】比較例としての圧電トランスを示し、図3[1]は斜視図、図3[2]は側面図である。
【図4】本発明に係る冷陰極管用インバータの第二実施形態を示し、図4[1]は構成を示す回路図、図4[2]は出力電圧を示す波形図である。
【図5】本発明に係る冷陰極管用インバータの第三実施形態を示し、図5[1]は構成を示す回路図、図5[2]は矩形波発振器から出力される不連続矩形波電圧を示す波形図である。
【図6】矩形波及び不連続矩形波の高調波成分を示すグラフである。
【図7】図5の矩形波発振器における発振部の一例を示す回路図である。
【図8】図5の矩形波発振器における駆動部の一例を示す回路図である。
【図9】図5の矩形波発振器の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の冷陰極管用インバータを示し、図10[1]は構成を示す回路図、図10[2]は出力電圧を示す波形図である。
【図11】図10における圧電トランスを示し、図11[1]は斜視図、図11[2]は側面図、図11[3]は等価回路図である。
【図12】本発明で用いる不連続矩形波のフーリエ級数を説明するための図表(その1)である。
【図13】本発明で用いる不連続矩形波のフーリエ級数を説明するための図表(その2)である。
【図14】本発明で用いる不連続矩形波のフーリエ級数を説明するための図表(その3)である。
【符号の説明】
10,40,50 冷陰極管用インバータ
20 圧電トランス
21 圧電振動体
22,23 一次電極
24,25 二次電極
41,51 ローパスフィルタ
42,52 インダクタ
53,81 矩形波発振器
Claims (4)
- 矩形波電圧を出力する矩形波発振器と、この矩形波発振器から出力された電圧を昇圧して冷陰極管に印加する圧電トランスとを備えた冷陰極管用インバータにおいて、
前記圧電トランスは、
長さL、幅Wかつ厚さtの板状の圧電振動体と、
この圧電振動体の長さ方向において一端面を基準にしてL/3の位置から2L/3の位置までの幅方向に、当該圧電振動体を挟んで対向するように設けられた一対の一次電極と、
前記圧電振動体の長さ方向の一端面及び他端面に設けられた一対の二次電極とを有する、
ことを特徴とする冷陰極管用インバータ。 - 前記矩形波発振器と前記圧電トランスとの間に設けられ、当該矩形波発振器から出力された矩形波電圧に含まれる5次高調波以上の周波数成分を除去して当該圧電トランスへ出力するローパスフィルタを、
更に備えた請求項1記載の冷陰極管用インバータ。 - 前記矩形波発振器は不連続矩形波電圧を出力し、
この不連続矩形波電圧は、
電位0と、この電位0よりも一定電圧だけ高い電位+1と、前記電位0よりも前記一定電圧だけ低い電位−1とからなるとともに、
一周期をTとすると、ある時間0から時間T/20までが前記電位0、時間T/20から時間9T/20までが前記電位+1、時間9T/20から時間11T/20までが前記電位0、時間11T/20から時間19T/20までが前記電位−1、時間19T/20から時間Tまでが前記電位0という構成を有する、
請求項1記載の冷陰極管用インバータ。 - 前記矩形波発振器と前記圧電トランスとの間に設けられ、当該矩形波発振器から出力された不連続矩形波電圧に含まれる7次高調波以上の周波数成分を除去して当該圧電トランスへ出力するローパスフィルタを、
更に備えた請求項3記載の冷陰極管用インバータ。
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