JP2004265244A - 表示メニュー提供装置、表示メニュー提供方法、及び表示メニュー提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順の容易化を図る。
【解決手段】最終階層表示402を入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイスに表示させ、最終階層表示402が入力デバイスに選択指示されると、これにリンクするアクションの実行命令を出力する。このような最終階層表示402を表示させるに際して、第1階層表示202を入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイスに表示させ、表示された第1階層表示202が入力デバイスによって選択指示された場合、第1階層表示202と共に、選択された中間階層表示302だけでなく、これに対応する最終階層表示402をも一画面中にレイアウトし、最終階層表示402を出現させるための手順を容易化する。
【選択図】 図3
【解決手段】最終階層表示402を入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイスに表示させ、最終階層表示402が入力デバイスに選択指示されると、これにリンクするアクションの実行命令を出力する。このような最終階層表示402を表示させるに際して、第1階層表示202を入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイスに表示させ、表示された第1階層表示202が入力デバイスによって選択指示された場合、第1階層表示202と共に、選択された中間階層表示302だけでなく、これに対応する最終階層表示402をも一画面中にレイアウトし、最終階層表示402を出現させるための手順を容易化する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示メニュー提供装置、表示メニュー提供方法、及び表示メニュー提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、階層構造となったインデックスデータを表示し、最下位階層のインデックスデータが選択指示されると所定のアクションを実行するようにした表示メニューの提供手法が考えられ、実用化されている。つまり、このような表示メニューの提供手法は、一例として、最上位であるインデックスデータに基づく上位階層表示を選択指示可能なオブジェクトとして表示し、所望の上位階層表示が選択指示されるとその下位概念のインデックスデータに基づく下位階層表示を選択指示可能なオブジェクトとして表示するという手順を繰り返し、最も下位の最終階層表示が選択指示されると所定のアクションを実行させる、というものである。
【0003】
例えば、特許文献1には、商品販売データ処理装置において、上位階層表示であるPLUグループボタンが選択指示されるとその下位階層表示(最終階層表示)であるPLUボタンを出現させ、このPLUボタンが選択指示されことで対応する商品コードの入力というアクションを生じさせるようにした手法が紹介されている(段落[0049]〜[0053]参照)。特許文献1に記載された技術では、PLUグループボタンが選択指示されると画面表示をPLUボタンの画面表示に切り換え、PLUボタンの選択指示を可能としている。
【0004】
これに対して、例えばウィンドウズ(マイクロソフトウェア社の登録商標)上で提供されるエクスプローラでは、上位階層表示が選択指示されるとその下位階層表示を出現させ、この下位階層表示(最終階層表示)が選択指示されことで対応するアクションを実行させるという点では上記特許文献1に記載された技術と共通するものの、上位階層と下位階層とを一画面中に木構造で表現する技術が採用されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−256560公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の表示メニューの提供手法では、上位階層表示を選択指示すると下位階層表示が出現し、さらに下位階層がある場合には出現した下位階層が上位階層となって同様の手順を繰り返す。例えば、三階層であるとすると、上位階層の選択指示による中間階層の出現、その中間階層の選択指示による下位階層の出現、その下位階層の選択指示によるアクションの実行、という手順が要求される。このため、階層表示を一階層ずつ選択指示しなければならず、その手順が煩雑であるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順の容易化を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示メニュー提供装置の発明は、情報を表示する表示デバイス、情報を入力する入力デバイス、及びデータを記憶する記憶領域を備え、第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータと、前記第1階層インデックスデータのそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータと、所定のアクションとリンクし前記中間階層インデックスデータにそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータとを木構造で記憶保存する記憶装置から前記インデックスデータ群を読み出して前記記憶領域に木構造で記憶する。そして、前記第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示を前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる。また、表示された前記第1階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、前記表示手段による前記第1階層表示と共に、選択された前記第1階層表示の基礎となる前記第1階層インデックスデータに対応付けられた前記中間階層インデックスデータに基づく中間階層表示と、この中間階層表示の基礎となる前記中間階層インデックスデータに対応付けられた前記最終階層インデックスデータに基づく最終階層表示とを一画面中にレイアウトし、前記最終階層表示も前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる。さらに、表示された前記最終階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、その最終階層表示の基礎となる前記最終階層インデックスデータとリンクする前記アクションの実行命令を出力する。これにより、第1階層表示を入力デバイスによって選択指示すると、第1階層表示と共に中間階層表示と最終階層表示とが一画面中にレイアウトされて表示され、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順が容易化する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
【0010】
まず、表示メニュー提供プログラムがインストールされて表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置のアーキテクチャについて、図1を参照して説明する。図1は、そのような表示メニュー提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0011】
本実施の形態のメニュー提供装置は、POS(Point of Sales)システム上のストアコントローラ101への適用例である。このストアコントローラ101は、各部を集中的に制御するCPU102に固定データを固定的に記憶するROM103及び可変データを書き換え自在に記憶してCPU102等にワークエリアを提供するRAM104がシステムバス105を介して接続されたマイクロコンピュータ106としてのアーキテクチャを備えている。このようなマイクロコンピュータ106は、システムバス105を介してCPU102に接続されたHDD(ハードディスクドライブ)107を有し、このHDD107にインストールされたOS(オベレーティングシステム)108上で動作する。OS108は、マイクロコンピュータ106の起動時等にその一部又は全部がRAM104の記憶領域に移され、各種処理の高速化及び効率化が図られる。
【0012】
HDD107には、OS108上で動作する業務管理プログラム109もインストールされている。この業務管理プログラム109は、その起動時等にその全部又は一部がRAM104の記憶領域に移され、各種処理の高速化及び効率化が図られる。このような業務管理プログラム109は、業務プログラム110によってPOSシステム上で要求される各種の業務管理を支援する。ここでは、そのような業務プログラム110に従いマイクロコンピュータ106が実行する業務管理の内容については、記載を省力する。本実施の形態は、そのような業務プログラム110に従い実行させる業務管理の種類を選択するための表示メニューの提供に関して紹介する。このような表示メニューの提供は、業務管理プログラム109中、表示メニュー提供プログラム111に従いマイクロコンピュータ106により実行される。
【0013】
本実施の形態は、ストアコントローラ101への適用例であることから、HDD107にはPLUファイル112と登録ファイル113とが記憶保存されている。
【0014】
このようなHDD107は、ストアコントローラ101に内蔵されていても、ストアコントローラ101とは別体構成であっても良い。データ量が多い場合には、HDD107を大容量記憶媒体として構成しても良い。但し、一般的には、OS108や業務管理プログラム109等のアプリケーションプログラムはストアコントローラ101が内蔵するHDD107にインストールされ、PLUファイル112のようなデータ量が膨大なデータはストアコントローラ101とは別体の大容量記憶装置が内蔵するHDD107に記憶保存されることが多い。また、PLUファイル112や登録ファイル113のようなデータファイルについては、HDD107に限らず、例えば光学的に情報を記録する光ストレージ等に記憶保存していても良い。
【0015】
次いで、マイクロコンピュータ106には、ディスプレイ等のような表示デバイス114、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス115、RS232C等のようなインターフェース116、10/100baseランカード等の通信インターフェース117、モデムやターミナルアダプタ等のような電話回線モジュール118が、システムバス105を介して接続され、CPU102の制御下に置かれている。また、これらの表示デバイス114、入力デバイス115、インターフェース116、通信インターフェース117、電話回線モジュール118の各部については、それらの各部の図示しないドライバソフトウェアがHDD107にインストールされていることが動作環境の前提となる。
【0016】
ストアコントローラ101は、通信インターフェース117を介してLAN等の内部回線網119に接続可能であり、この内部回線網119に接続されたPOS端末120等との間で通信可能である。また、電話回線モジュール118を介して外部回線網121に接続可能であり、この外部回線網121を介してインターネット等の仮想空間にアクセス可能である。
【0017】
以上説明したように、本実施の形態のストアコントローラ101は、そのHDD107に業務管理プログラム109をインストールしており、この業務管理プログラム109には表示メニュー提供プログラム111が含まれている。この表示メニュー提供プログラム111は、プログラムコードの他、各種の表示フォーマットコード等も有しており、CPU102に解釈されることで表示デバイス114を利用した表示メニュー提供機能を発揮する。これにより、本実施の形態のストアコントローラ101は、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置として機能する。
【0018】
次いで、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置としてストアコントローラ101を機能させるためのデータ構造について図2を参照して説明する。図2は、インデックスデータのデータ構造とこのインデックスデータ群に基づき表示される表示メニューとを例示する模式図である。
【0019】
本実施の形態では、第1階層、中間階層及び最終階層という階層構造でインデックスを提供する。中間階層は、単一の階層でも複数の階層でもいずれでも良い。このようなインデックスデータ群は、表示メニュー提供プログラム111に付属してHDD107に木構造で記憶保存され、業務管理プログラム109の起動時に、表示メニュー提供プログラム111に従い、マイクロコンピュータ106によってRAM104の記憶領域に木構造で記憶される(記憶手段、記憶工程、記憶機能)。
【0020】
ここで、インデックスデータ群の木構造は、図2に示すように、第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータ201と、第1階層インデックスデータ201のそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータ301と、中間階層インデックスデータ301にそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータ401とから構成されている。そして、最終階層インデックスデータ401は、所定のアクションとリンクしている。所定のアクションというのは、本実施の形態では、最終階層インデックスデータ401が対応付けられる業務管理の実行命令を出力する行為を意味している(実行指示手段、実行指示工程、実行指示機能)。業務管理の実行は、業務プログラム110に従いマイクロコンピュータ106が行う。
【0021】
マイクロコンピュータ106は、表示メニュー提供プログラム111に従い、表示デバイス114にインデックスデータ群に基づく図2に示すような表示を行う。つまり、表示デバイス114の表示は、第1階層インデックスデータ201に基づく第1階層表示202と、中間階層インデックスデータ301に基づく中間階層表示302と、最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402とが木構造として表現される。
【0022】
次いで、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置として機能するストアコントローラ101の機能について主に図3ないし図16を参照して説明する。
【0023】
図10は、表示メニュー提供プログラム111に従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。まず、業務管理プログラム109の起動に伴いこの業務管理プログラム109に含まれている表示メニュー提供プログラム111も起動し、これにより、設定データの読み出し処理が実行される(ステップS101)。この処理は、表示メニュー提供プログラム111及びこの表示メニュー提供プログラム111に含まれるインデックスデータ群のデータ構造やその他の表示フォーマット等をHDD107からRAM104にコピーすることによって実行される。ここに、記憶手段の機能(記憶機能)及び記憶工程が実行される。
【0024】
CPU102は、続いて、表示デバイス114に初期メニュー表示を行う(ステップS102)。初期メニュー表示は、第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示202のみを表示する表示形態である。この場合、第1階層表示202は、入力デバイス115、例えばマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。この際、本実施の形態では、例えばマイクロソフトウェア社のインターネットエクスプローラ(登録商標)等のブラウザソフトウェアを動作させ、このようなブラウザソフトウェア上で初期メニューを初めとする後続する全てのメニュー表示を実行する。ここに、表示手段の機能(表示機能)及び表示工程が実行される。
【0025】
CPU102は、続いて、終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する(ステップS103)。この場合、終了ボタンは、ブラウザソフトウェアの機能として提供される図示しない終了ボタンを意味する。表示メニュー提供プログラム111は、そのようなブラウザソフトウェアの機能として提供される終了ボタンが選択操作されたかどうかを判定する。このような判定の結果、終了ボタンが選択操作されたと判定された場合には(ステップS103のY)、処理を終了する。
【0026】
これに対して、ステップS103で終了ボタンが選択操作されたと判定されない限り(ステップS103のN)、第1階層表示202の選択の有無(ステップS104)、中間階層表示302の選択の有無(ステップS108)、最終階層表示402の選択の有無(ステップS110)がそれぞれ判定され、いずれも選択されないと判定されたならば(ステップS104のN、ステップS108のN、ステップS110のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。
【0027】
図11は、表示メニューに表示されるオブジェクトを予備選択するための処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態においては、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402は、全て選択指示可能なオブジェクトとして表示される。そこで、表示デバイス114において、例えばマウス等のポインティングデバイスによって、そのような選択指示可能なオブジェクト上にカーソルを合わせると、CPU102は、図11のフローチャートに示すように、選択指示可能なオブジェクト上にカーソルが移動したと判定する(ステップS201)。そして、対応するオブジェクトを予備選択し(ステップS202)、対応するオブジェクトをアクティブ表示する(ステップS203)。ステップS202での予備選択は、RAM104やCPU102のキャッシュ領域等にそのオブジェクトが予備選択されたことをレジストする処理である。また、ステップS203での対応するオブジェクトのアクティブ表示は、例えば、そのオブジェクトを他のオブジェクトから区別可能な色、網掛け、形状等で表示することによって実行される。
【0028】
図10中のステップS104において、ある第1階層表示202が選択指示されたと判定された場合の処理について説明する(ステップS104のY)。既に述べたように、図10のステップS102で実行される初期メニュー表示では、第1階層表示202は、入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。そこで、そのような第1階層表示202の一つを入力デバイス115で選択指示すると、CPU102は、その第1階層表示202が選択指示されたと判定する(ステップS104のY)。これにより、CPU102は、第1階層処理の実行命令を出力する(ステップS105)。
【0029】
図12は、図10に示すフローチャート中で第1階層処理の実行命令が出力された場合(ステップS105)にCPU102が実行する処理を示すフローチャートである。第1階層処理は、図12に示すように、第1階層インデックスデータ201、中間階層インデックスデータ301及び最終階層インデックスデータ401をRAM104から読み出し、それらの第1階層インデックスデータ201、中間階層インデックスデータ301及び最終階層インデックスデータ401に基づく第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402を表示デバイス114に表示させることによって実行される。つまり、CPU102は、第1階層表示202と共に、選択された第1階層表示の基礎となる第1階層インデックスデータ201に対応付けられた中間階層インデックスデータ301に基づく中間階層表示302と、この中間階層表示302の基礎となる中間階層インデックスデータ301に対応付けられた最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402とを一画面中にレイアウトして表示デバイス114に表示する。この際、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402は、全て、入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。ここに、レイアウト手段の機能(レイアウト機能)及びレイアウト工程が実行される。
【0030】
図3は、三階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。図3に示すように、初期メニュー表示から所望の第1階層表示202が選択指示されると、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402が表示デバイス114に表示される。この場合、図3に示す一例では、第1階層表示202と中間階層表示302と最終階層表示402とが木構造で表現してレイアウトされる。この木構造は、複数の第1階層表示202の集合を一列にレイアウトし、単一の中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とを一単位として小枠501で囲いこの小枠501の集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されている。
【0031】
図4は、四階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。図4に示すように、初期メニュー表示から所望の第1階層表示202が選択指示されると、第1階層表示202、二階層からなる中間階層表示302及び最終階層表示402が表示デバイス114に表示される。この場合、図4に示す一例では、第1階層表示202と二階層からなる中間階層表示302と最終階層表示402とが木構造で表現してレイアウトされる。この木構造は、複数の第1階層表示202を一列にレイアウトし、三階層目となる単一の中間階層表示302aとこれに対応する最終階層表示402とを一単位として第1の小枠501aで囲い、この第1の小枠501aの集合を含む二階層目となる単一の中間階層表示302bを第2の小枠501bで囲み、この第2の小枠501bの集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されている。
【0032】
もっとも、図3又は図4に例示する表示メニューにおける別の実施の形態としては、複数の第1階層表示202の集合を一行にレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させるようなレイアウト構成を採用しても良い。
【0033】
ここで、図10のフローチャートに戻る。基本処理としては、上述したような第1階層の処理の実行命令を出力した後(ステップS105)、付随処理指定の有無を判定する(ステップS106)。付随処理指定がなされたと判定されない場合には(ステップS106のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。これに対して、付随処理指定がなされたと判定された場合には(ステップS106のY)、付随処理の実行命令を出力した後(ステップS107)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。付随処理については後述する。
【0034】
図3及び図4に例示する表示メニューでは、第1階層表示202の集合に対応させて第1階層スクロールボタン203がレイアウトされている。この第1階層スクロールボタン203は、スクロールアップ203a、スクロールダウン203b、ページアップ203c、及びベージダウン203dから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで第1階層表示202の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0035】
つまり、CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ203aが選択指示されると第1階層表示202の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示されると第1階層表示202の集合をスクロールダウンする。例えば、第1階層表示202として項目1〜10まであり、項目1、2、3、4、5、6が表示メニューに表示されていると想定した場合、入力デバイス115によってスクロールアップ203aが選択指示されると項目2、3、4、5、6、7が表示される状態に表示メニューが切り換えられ、入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示されると項目10、1、2、3、4、5が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。また、CPU102は、入力デバイス115によってページアップ203cが選択指示されると項目1、2、3、4、5、6を表示メニューに表示させ、ベージダウン203dが選択指示されると項目5、6、7、8、9、10を表示メニューに表示させる。
【0036】
したがって、第1階層表示202の集合は、入力デバイス115によって選択指示されることで第1階層表示202の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される第1階層スクロールボタン203によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0037】
図13は、第1階層表示202のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図3又は図4に例示する表示メニューを表示した場合、第1階層表示202の集合に対応する第1階層スクロールボタン203が選択指示されたかどうかの判定を実行する(ステップS131)。前述した図10の基本処理では、そのステップS106で付随処理指定の有無を判定していることから、第1階層スクロールボタン203が選択指示された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS107)。この出力によって、図13のステップS131では、第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定する(ステップS131のY)。第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定した場合(ステップS131のY)、スクロールボタン種、つまり、スクロールアップ203a、スクロールダウン203b、ページアップ203c、ベージダウン203dのいずれが選択指示されたのかを解析し(ステップS132)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS133)。
【0038】
図5は、第1階層表示202のスクロール動作を説明するための模式図である。図5(a)は、表示デバイス114に図3に例示するメニュー画面が表示されている場合において入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示された状態を例示する。この状態でスクロールダウン203bが3回選択指示されると図5(b)のような状態となる。更にスクロールダウン203bが選択指示されると、図5(c)に示すように、選択指示されている第1階層表示202が表示デバイス114の表示領域に収まらなくなる。このように、スクロール処理が実行された結果、選択されていた第1階層表示202が入力デバイス115によるスクロール操作に応じて表示デバイス114の表示領域に収まらなくなる場合がある。
【0039】
そこで、CPU102は、ステップS133に続くステップS134で、このような事態の発生の有無を判定する。判定の結果、CPU102は、選択されていた第1階層表示202が表示デバイス114の表示領域に収まらなくなったと判定した場合には(ステップS134のY)、表示メニューを初期メニュー表示に切り換える(ステップS135)。図5(c)は、画面表示が初期メニュー表示に切り換えられた状態を例示する。そして、ステップS135の後でスクロール処理を終了する。これに対して、ステップS134での判定の結果、選択されていた第1階層表示202がスクロールされても表示デバイス114の表示領域に収まっているとCPU102が判定した場合には(ステップS134のN)そのままスクロール処理を終了する。
【0040】
また、図3及び図4に例示する表示メニューでは、最終階層表示402の集合に対応させて最終階層スクロールボタン403が対応する中間階層表示302にレイアウトされている。この最終階層スクロールボタン403は、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0041】
つまり、CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ403aが選択指示されると最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン403bが選択指示されると最終階層表示402の集合をスクロールダウンする。例えば、最終階層表示402として項目1〜7まであり、最終階層表示402の項目4、5、6、7が表示メニューに表示されていると想定した場合(図3中の2行2列目の中間階層表示302を参照のこと)、入力デバイス115によってスクロールアップ403aが選択指示されると、項目3、4、5、6が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。また、項目1、2、3、4が表示メニューに表示されていると想定した場合(図3中の1行1列目の中間階層表示302を参照のこと)、入力デバイス115によってスクロールダウン403bが選択指示されると、項目2、3、4、5が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。
【0042】
したがって、最終階層表示402の集合は、入力デバイス115によって選択指示されることで最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される最終階層スクロールボタン403によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0043】
図14は、最終階層表示402のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図3又は図4に例示する表示メニューを表示した場合、最終階層表示402の集合に対応する最終階層スクロールボタン403が選択指示されたかどうかの判定を実行する(ステップS141)。前述した図10の基本処理では、そのステップS106で付随処理指定の有無を判定していることから、最終階層スクロールボタン403が選択指示された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS107)。この出力によって、図14のステップS141では、第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定する(ステップS141のY)。第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定した場合(ステップS141のY)、スクロールボタン種、つまり、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとのいずれが選択指示されたのかを解析し(ステップS142)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS143)。
【0044】
ここで、図10のフローチャートに戻り、ステップS108で中間階層表示302が選択されたと判定された場合の処理(ステップS109)について図6及び図15を参照して説明する。図6は、略式表示されている中間階層表示302が選択指示された場合にその中間階層表示302が最終階層表示402を含む詳細表示に遷移する過程を示す模式図である。図15は、略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0045】
図3を参照すると、中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分と、最終階層表示402が表示されることなく中間階層表示302のみが表示されている部分とがあることが分る。また、図4を参照すると、中間階層表示302aとこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分と、最終階層表示402は表示されることなく中間階層表示302aのみが表示されている部分とがあることが分る。ここでは、便宜上、中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分を詳細表示といい、最終階層表示402が表示されることなく中間階層表示302のみが表示されている部分を略式表示という。
【0046】
そして、例えば図3に例示する表示メニューでは、中間階層表示302は、8行3列で表示され、上方に表示される2行3列は詳細表示、その下に表示される6行3列は略式表示とされている。このような図3に例示する表示メニューにおいて、略式表示されている中間階層表示302は、2行3列を単位として入力デバイス115による選択指示が可能となっている。
【0047】
そこで、図6(a)に示すように、略式表示されている3行目と4行目との中間階層表示302にカーソルを合わせる。すると、図11のフローチャートのステップS201で、選択指示可能なオブジェクトにカーソル移動と判定される(ステップS201のY)。これにより、その2行3列で合計6個の中間階層表示302が呼び選択され(ステップS202)、アクティブ表示される(ステップS203)。図6(a)は、それらの中間階層表示302がアクティブ表示されている状態を例示している。
【0048】
このような図6(a)に例示するアクティブ表示されている中間階層表示302を例えば入力デバイス115であるマウスのクリック等によって選択指示すると、CPU102は、図10のフローチャートにおけるステップS108で、中間階層表示302が選択されたと判定する(ステップS108のY)。これにより、CPU102は、中間階層の処理を実行する(ステップS109)。この中間階層の処理は、図15に示すように、アニメーション表示をした後(ステップS151)、選択された中間階層表示302の基礎となる中間階層インデックスデータ301に対応付けられた最終階層インデックスデータ401をRAM104から読み出し(ステップS152)、その最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402を対応する中間階層表示302の小枠501内に表示する(ステップS153)、というものである。これにより、図6(a)に例示するアクティブ表示されている中間階層表示302は、選択指示されることで、図6(d)に例示するような最終階層表示402を含む中間階層表示302として再表示されることになる。
【0049】
ここで、図15のフローチャート中におけるステップS151のアニメーション表示について説明する。このアニメーション表示は、中間階層表示302及び最終階層表示402に関して、詳細表示されている2行3列の表示を縮めながら選択指示された略式表示されている2行3列の表示を伸ばす動作を目視可能な速さで連続的に表示することを意味している。つまり、アニメーション表示によって、略式表示されている中間階層表示302が選択指示された場合、選択指示された単位の中間階層表示302がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402と共に表示される大きさになるまで目視可能な速さで拡大表示され、これに伴いそれまで最終階層表示402と共に表示されていた中間階層表示302の単位がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402を表示しないように目視可能な速さで縮小表示される。その結果、メニュー表示は、図6(a)の状態から図6(b)の状態を経て図6(c)の状態から図6(d)の状態へと遷移する。この場合、図6(b)の状態及び図6(c)の状態は、図6(a)の状態から図6(d)の状態へと遷移する際の二つの過程を示しているに過ぎず、図6(a)の状態から図6(d)の状態へ滑らかに遷移させることが望ましい。
【0050】
なお、アニメーション表示では、中間階層表示302及び最終階層表示402を矩形表示物として抽象化してその表示内容である文字情報を見せないように表示を伸長させても、中間階層表示302及び最終階層表示402の表示内容である文字情報を見せながら表示を伸長させても、いずれでも良い。
【0051】
このようなアニメーション処理を実行するために、CPU102は、表示画面中における詳細表示のX方向の表示アドレスをその詳細表示が縮まるように変更し、これと同期させて略式表示のX方向の表示アドレスをその略式表示が拡大するように変更する。この場合の変更速度は、アニメーションの速度を規定する。表示アドレスの変更速度が速ければすばやく表示が切替わるように表示デバイス114に表示され、表示アドレスの変更速度が遅ければゆっくり表示が切替わるように表示デバイス114に表示される。このようなアニメーション表示は、中間階層表示302及び最終階層表示402を矩形表示物として抽象化してその表示内容である文字情報を見せないように表示を伸長させる場合には、矩形表示物のX方向の表示アドレスを変更させるだけで容易に実現可能である。これに対して、中間階層表示302及び最終階層表示402の表示内容である文字情報を見せながら表示を伸長する場合には、文字のX方向への伸長処理が必要となる。文字の表示を伸長させる技術については公知技術であるのでその説明を省略する。
【0052】
さらに、図10のフローチャートに戻り、ステップS110で中間階層表示302が選択されたと判定された場合には(ステップS110のY)、CPU102は、最終階層インデックスデータ401が対応付けられる業務管理の実行命令を出力する。ここに、実行指示手段の機能(実行指示機能)及び実行指示工程が実行される。その結果、業務管理プログラム109中から対応する業務プログラム110が起動し、その業務管理が可能となる。
【0053】
次いで、本発明の別の実施の形態を図7、図8、図9、図16及び図17に基づいて説明する。この場合において、先に説明した実施の形態と同一部部は同一符号で示し、説明も省略する。
【0054】
先に説明した実施の形態では、中間階層表示302及び最終階層表示402を詳細表示と略式表示との二通りで表現した。これは、表示デバイス114の表示領域に対して、詳細表示させる中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402が占める割合が大きすぎてその表示領域に収まらないことに対する対応策である。これに対して、そのような対応策としては、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402を詳細表示と略式表示との二通りで表現するばかりでなく、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の両方を表示しながら、そのような中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール可能なオブジェクトとして表示しても良い。中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール可能なオブジェクトとして表示には、中間階層スクロールボタン303や中間階層スクロールバー304をメニュー中に出現させる。
【0055】
ここで、図7は、三階層から構成される図3とは別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、大枠601の内側に沿わせて中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。また、中間階層スクロールバー304は、スライド動作させることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0056】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。また、中間階層スクロールバー304がスクロール操作されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールする。
【0057】
したがって、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0058】
図8は、四階層から構成される図4とは別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、二階層目の中間階層表示302のタイトル中に中間階層スクロールボタン303を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0059】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。
【0060】
したがって、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0061】
図9は、四階層から構成される更に別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、二階層目の中間階層表示302の小枠501に沿わせて中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。また、中間階層スクロールバー304は、スライド動作させることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0062】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。また、中間階層スクロールバー304がスクロール操作されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールする。
【0063】
したがって、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0064】
図16は、表示メニュー提供プログラム111に従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。まず、業務管理プログラム109の起動に伴いこの業務管理プログラム109に含まれている表示メニュー提供プログラム111も起動し、これにより、設定データの読み出し処理が実行される(ステップS301)。この処理は、表示メニュー提供プログラム111及びこの表示メニュー提供プログラム111に含まれるインデックスデータ群のデータ構造やその他の表示フォーマット等をHDD107からRAM104にコピーすることによって実行される。ここに、記憶手段の機能(記憶機能)及び記憶工程が実行される。
【0065】
CPU102は、続いて、表示デバイス114に初期メニュー表示を行う(ステップS302)。初期メニュー表示は、第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示202のみを表示する表示形態である。この場合、第1階層表示202は、入力デバイス115、例えばマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。この際、本実施の形態では、例えばマイクロソフトウェア社のインターネットエクスプローラ(登録商標)等のブラウザソフトウェアを動作させ、このようなブラウザソフトウェア上で初期メニューを初めとする後続する全てのメニュー表示を実行する。ここに、表示手段の機能(表示機能)及び表示工程が実行される。
【0066】
CPU102は、続いて、終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する(ステップS303)。この場合、終了ボタンは、ブラウザソフトウェアの機能として提供される図示しない終了ボタンを意味する。表示メニュー提供プログラム111は、そのようなブラウザソフトウェアの機能として提供される終了ボタンが選択操作されたかどうかを判定する。このような判定の結果、終了ボタンが選択操作されたと判定された場合には(ステップS303のY)、処理を終了する。
【0067】
これに対して、ステップS303で終了ボタンが選択操作されたと判定されない限り(ステップS303のN)、第1階層表示202の選択の有無(ステップS304)、最終階層表示402の選択の有無(ステップS308)がそれぞれ判定され、いずれも選択されないと判定されたならば(ステップS304のN、ステップS308のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。
【0068】
このように、本実施の形態の基本処理では、先の実施の形態の基本処理(図10参照)におけるステップS108の処理(中間階層表示302の選択の有無判定)及びステップS109の処理(中間階層の処理)が実行されない。これは、本実施の形態では、第1階層表示202が選択指示された場合のメニュー表示中に中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304が出現し、これらの中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によって全ての中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402を表示デバイス114に表示可能だからである。
【0069】
ここで、図16のフローチャート中、ステップS305の第1階層の処理は図11のステップS105の処理と共通であり、この処理に応じて図12のフローチャートの処理が実行されることになる。また、図16におけるステップS306の付随処理指定の有無判定及び付随処理実行処理は、図10のステップS106及びステップS107の処理と共通である。さらに、図16におけるステップS309の対応する業務呼び出しの処理は、図10のステップS111の処理と共通である。
【0070】
図17は、中間階層表示302のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図7、図8又は図9に例示する表示メニューを表示した場合、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合(三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合)に対応する中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたかどうかの判定を実行する(ステップS311)。前述した図16の基本処理では、そのステップS306で付随処理指定の有無を判定していることから、中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS307)。この出力によって、図17のステップS311では、中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたと判定する(ステップS311のY)。中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたと判定した場合には(ステップS311のY)、スクロール操作、つまり、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとのいずれが選択指示されたのか、あるいは中間階層スクロールバー304がどの方向にどの程度スライド操作されたのかを解析し(ステップS312)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS313)。
【0071】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202を入力デバイス115によって選択指示するだけで、第1階層表示202と共に中間階層表示302と最終階層表示402とを一画面中にレイアウトして表示することができる。したがって、所定のアクションを実行させる最終階層表示402を出現させるための手順を容易化することができる。
【0072】
また、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202と中間階層表示302と最終階層表示402とを木構造で表現してレイアウトするので、各表示をそのルーツから表示することができ、所望の最終階層表示402をより容易に見つけ出すことができる。この場合において、木構造は、複数の第1階層表示202を一列又は一行にレイアウトし、単一の中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とを一単位として小枠501で囲いこの小枠501の集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されるので、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業を容易化することができる。
【0073】
また、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。この場合、選択されていた第1階層表示202が入力デバイス115によるスクロール操作に応じて表示デバイス114の表示領域に収まらなくなった場合、その第1階層表示202に対応する中間階層表示302及び最終階層表示402を表示デバイス114に表示出力しないようにするので、第1階層表示202は表示されないのにそれに対応する中間階層表示302及び最終階層表示402が表示されつづけてしまう矛盾をなくすことができ、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業を容易化することができる。
【0074】
また、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302を入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示させ、中間階層表示302が選択指示された場合に選択指示された中間階層表示302に対応する最終階層表示402のみを表示させるので、表示領域の大きさが限られているとしても、中間階層表示302の選択指示操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。この場合、中間階層表示302は、複数行複数列で表示され、一又は二以上の行又は列を単位として選択指示されるので、一度の選択操作で複数の中間階層表示302を対応する最終階層表示402と共に表示させることができ、これにより、選択指示操作の省力化を図ることができる。この場合において、中間階層表示302が選択指示された場合、選択指示された単位の中間階層表示302がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402と共に表示される大きさになるまで目視可能な速さで拡大表示され、これに伴いそれまで最終階層表示402と共に表示されていた中間階層表示302の単位がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402を表示しないように目視可能な速さで縮小表示されるようにしたので、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業をより一層容易化することができる。
【0075】
また、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302及びこの中間階層表示302に対応する最終階層表示402の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。
【0076】
さらに、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302に対応する最終階層表示402の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、第1階層表示を入力デバイスによって選択指示するだけで、第1階層表示と共に中間階層表示と最終階層表示とを一画面中にレイアウトして表示することができ、したがって、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、表示メニュー提供プログラムがインストールされて表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】インデックスデータのデータ構造とこのインデックスデータ群に基づき表示される表示メニューとを例示する模式図である。
【図3】三階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。
【図4】四階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。
【図5】第1階層表示のスクロール動作を説明するための模式図である。
【図6】略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合に最終階層表示を含む詳細表示に遷移する過程を示す模式図である。
【図7】三階層から構成される図3とは別の表示メニューを例示する模式図である。
【図8】四階層から構成される図4とは別の表示メニューを例示する模式図である。
【図9】四階層から構成される更に別の表示メニューを例示する模式図である。
【図10】表示メニュー提供装置にインストールされた表示メニュー提供プログラムに従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】表示メニューに表示されるオブジェクトを予備選択するための処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図10に示すフローチャート中の第1階層処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】第1階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】最終階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】表示メニュー提供装置にインストールされた表示メニュー提供プログラムに従い実行される図10とは別の基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】中間階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】101 コンピュータ(ストアコントローラ)、104 記憶領域(RAM)、107 記憶装置(HDD)、111 表示メニュー提供プログラム、114 表示デバイス、115 入力デバイス、201 第1階層インデックスデータ、202 第1階層表示、301 中間階層インデックスデータ、302 中間階層表示、401 最終階層インデックスデータ、402 最終階層表示、501 小枠、601 大枠、S101 記憶手段、記憶工程、記憶機能、S102 表示手段、表示工程、表示機能、S105 レイアウト手段、レイアウト工程、レイアウト機能、S111 実行指示手段、実行指示工程、実行指示機能
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示メニュー提供装置、表示メニュー提供方法、及び表示メニュー提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、階層構造となったインデックスデータを表示し、最下位階層のインデックスデータが選択指示されると所定のアクションを実行するようにした表示メニューの提供手法が考えられ、実用化されている。つまり、このような表示メニューの提供手法は、一例として、最上位であるインデックスデータに基づく上位階層表示を選択指示可能なオブジェクトとして表示し、所望の上位階層表示が選択指示されるとその下位概念のインデックスデータに基づく下位階層表示を選択指示可能なオブジェクトとして表示するという手順を繰り返し、最も下位の最終階層表示が選択指示されると所定のアクションを実行させる、というものである。
【0003】
例えば、特許文献1には、商品販売データ処理装置において、上位階層表示であるPLUグループボタンが選択指示されるとその下位階層表示(最終階層表示)であるPLUボタンを出現させ、このPLUボタンが選択指示されことで対応する商品コードの入力というアクションを生じさせるようにした手法が紹介されている(段落[0049]〜[0053]参照)。特許文献1に記載された技術では、PLUグループボタンが選択指示されると画面表示をPLUボタンの画面表示に切り換え、PLUボタンの選択指示を可能としている。
【0004】
これに対して、例えばウィンドウズ(マイクロソフトウェア社の登録商標)上で提供されるエクスプローラでは、上位階層表示が選択指示されるとその下位階層表示を出現させ、この下位階層表示(最終階層表示)が選択指示されことで対応するアクションを実行させるという点では上記特許文献1に記載された技術と共通するものの、上位階層と下位階層とを一画面中に木構造で表現する技術が採用されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−256560公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の表示メニューの提供手法では、上位階層表示を選択指示すると下位階層表示が出現し、さらに下位階層がある場合には出現した下位階層が上位階層となって同様の手順を繰り返す。例えば、三階層であるとすると、上位階層の選択指示による中間階層の出現、その中間階層の選択指示による下位階層の出現、その下位階層の選択指示によるアクションの実行、という手順が要求される。このため、階層表示を一階層ずつ選択指示しなければならず、その手順が煩雑であるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順の容易化を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示メニュー提供装置の発明は、情報を表示する表示デバイス、情報を入力する入力デバイス、及びデータを記憶する記憶領域を備え、第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータと、前記第1階層インデックスデータのそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータと、所定のアクションとリンクし前記中間階層インデックスデータにそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータとを木構造で記憶保存する記憶装置から前記インデックスデータ群を読み出して前記記憶領域に木構造で記憶する。そして、前記第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示を前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる。また、表示された前記第1階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、前記表示手段による前記第1階層表示と共に、選択された前記第1階層表示の基礎となる前記第1階層インデックスデータに対応付けられた前記中間階層インデックスデータに基づく中間階層表示と、この中間階層表示の基礎となる前記中間階層インデックスデータに対応付けられた前記最終階層インデックスデータに基づく最終階層表示とを一画面中にレイアウトし、前記最終階層表示も前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる。さらに、表示された前記最終階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、その最終階層表示の基礎となる前記最終階層インデックスデータとリンクする前記アクションの実行命令を出力する。これにより、第1階層表示を入力デバイスによって選択指示すると、第1階層表示と共に中間階層表示と最終階層表示とが一画面中にレイアウトされて表示され、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順が容易化する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図16に基づいて説明する。
【0010】
まず、表示メニュー提供プログラムがインストールされて表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置のアーキテクチャについて、図1を参照して説明する。図1は、そのような表示メニュー提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0011】
本実施の形態のメニュー提供装置は、POS(Point of Sales)システム上のストアコントローラ101への適用例である。このストアコントローラ101は、各部を集中的に制御するCPU102に固定データを固定的に記憶するROM103及び可変データを書き換え自在に記憶してCPU102等にワークエリアを提供するRAM104がシステムバス105を介して接続されたマイクロコンピュータ106としてのアーキテクチャを備えている。このようなマイクロコンピュータ106は、システムバス105を介してCPU102に接続されたHDD(ハードディスクドライブ)107を有し、このHDD107にインストールされたOS(オベレーティングシステム)108上で動作する。OS108は、マイクロコンピュータ106の起動時等にその一部又は全部がRAM104の記憶領域に移され、各種処理の高速化及び効率化が図られる。
【0012】
HDD107には、OS108上で動作する業務管理プログラム109もインストールされている。この業務管理プログラム109は、その起動時等にその全部又は一部がRAM104の記憶領域に移され、各種処理の高速化及び効率化が図られる。このような業務管理プログラム109は、業務プログラム110によってPOSシステム上で要求される各種の業務管理を支援する。ここでは、そのような業務プログラム110に従いマイクロコンピュータ106が実行する業務管理の内容については、記載を省力する。本実施の形態は、そのような業務プログラム110に従い実行させる業務管理の種類を選択するための表示メニューの提供に関して紹介する。このような表示メニューの提供は、業務管理プログラム109中、表示メニュー提供プログラム111に従いマイクロコンピュータ106により実行される。
【0013】
本実施の形態は、ストアコントローラ101への適用例であることから、HDD107にはPLUファイル112と登録ファイル113とが記憶保存されている。
【0014】
このようなHDD107は、ストアコントローラ101に内蔵されていても、ストアコントローラ101とは別体構成であっても良い。データ量が多い場合には、HDD107を大容量記憶媒体として構成しても良い。但し、一般的には、OS108や業務管理プログラム109等のアプリケーションプログラムはストアコントローラ101が内蔵するHDD107にインストールされ、PLUファイル112のようなデータ量が膨大なデータはストアコントローラ101とは別体の大容量記憶装置が内蔵するHDD107に記憶保存されることが多い。また、PLUファイル112や登録ファイル113のようなデータファイルについては、HDD107に限らず、例えば光学的に情報を記録する光ストレージ等に記憶保存していても良い。
【0015】
次いで、マイクロコンピュータ106には、ディスプレイ等のような表示デバイス114、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス115、RS232C等のようなインターフェース116、10/100baseランカード等の通信インターフェース117、モデムやターミナルアダプタ等のような電話回線モジュール118が、システムバス105を介して接続され、CPU102の制御下に置かれている。また、これらの表示デバイス114、入力デバイス115、インターフェース116、通信インターフェース117、電話回線モジュール118の各部については、それらの各部の図示しないドライバソフトウェアがHDD107にインストールされていることが動作環境の前提となる。
【0016】
ストアコントローラ101は、通信インターフェース117を介してLAN等の内部回線網119に接続可能であり、この内部回線網119に接続されたPOS端末120等との間で通信可能である。また、電話回線モジュール118を介して外部回線網121に接続可能であり、この外部回線網121を介してインターネット等の仮想空間にアクセス可能である。
【0017】
以上説明したように、本実施の形態のストアコントローラ101は、そのHDD107に業務管理プログラム109をインストールしており、この業務管理プログラム109には表示メニュー提供プログラム111が含まれている。この表示メニュー提供プログラム111は、プログラムコードの他、各種の表示フォーマットコード等も有しており、CPU102に解釈されることで表示デバイス114を利用した表示メニュー提供機能を発揮する。これにより、本実施の形態のストアコントローラ101は、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置として機能する。
【0018】
次いで、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置としてストアコントローラ101を機能させるためのデータ構造について図2を参照して説明する。図2は、インデックスデータのデータ構造とこのインデックスデータ群に基づき表示される表示メニューとを例示する模式図である。
【0019】
本実施の形態では、第1階層、中間階層及び最終階層という階層構造でインデックスを提供する。中間階層は、単一の階層でも複数の階層でもいずれでも良い。このようなインデックスデータ群は、表示メニュー提供プログラム111に付属してHDD107に木構造で記憶保存され、業務管理プログラム109の起動時に、表示メニュー提供プログラム111に従い、マイクロコンピュータ106によってRAM104の記憶領域に木構造で記憶される(記憶手段、記憶工程、記憶機能)。
【0020】
ここで、インデックスデータ群の木構造は、図2に示すように、第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータ201と、第1階層インデックスデータ201のそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータ301と、中間階層インデックスデータ301にそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータ401とから構成されている。そして、最終階層インデックスデータ401は、所定のアクションとリンクしている。所定のアクションというのは、本実施の形態では、最終階層インデックスデータ401が対応付けられる業務管理の実行命令を出力する行為を意味している(実行指示手段、実行指示工程、実行指示機能)。業務管理の実行は、業務プログラム110に従いマイクロコンピュータ106が行う。
【0021】
マイクロコンピュータ106は、表示メニュー提供プログラム111に従い、表示デバイス114にインデックスデータ群に基づく図2に示すような表示を行う。つまり、表示デバイス114の表示は、第1階層インデックスデータ201に基づく第1階層表示202と、中間階層インデックスデータ301に基づく中間階層表示302と、最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402とが木構造として表現される。
【0022】
次いで、表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置として機能するストアコントローラ101の機能について主に図3ないし図16を参照して説明する。
【0023】
図10は、表示メニュー提供プログラム111に従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。まず、業務管理プログラム109の起動に伴いこの業務管理プログラム109に含まれている表示メニュー提供プログラム111も起動し、これにより、設定データの読み出し処理が実行される(ステップS101)。この処理は、表示メニュー提供プログラム111及びこの表示メニュー提供プログラム111に含まれるインデックスデータ群のデータ構造やその他の表示フォーマット等をHDD107からRAM104にコピーすることによって実行される。ここに、記憶手段の機能(記憶機能)及び記憶工程が実行される。
【0024】
CPU102は、続いて、表示デバイス114に初期メニュー表示を行う(ステップS102)。初期メニュー表示は、第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示202のみを表示する表示形態である。この場合、第1階層表示202は、入力デバイス115、例えばマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。この際、本実施の形態では、例えばマイクロソフトウェア社のインターネットエクスプローラ(登録商標)等のブラウザソフトウェアを動作させ、このようなブラウザソフトウェア上で初期メニューを初めとする後続する全てのメニュー表示を実行する。ここに、表示手段の機能(表示機能)及び表示工程が実行される。
【0025】
CPU102は、続いて、終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する(ステップS103)。この場合、終了ボタンは、ブラウザソフトウェアの機能として提供される図示しない終了ボタンを意味する。表示メニュー提供プログラム111は、そのようなブラウザソフトウェアの機能として提供される終了ボタンが選択操作されたかどうかを判定する。このような判定の結果、終了ボタンが選択操作されたと判定された場合には(ステップS103のY)、処理を終了する。
【0026】
これに対して、ステップS103で終了ボタンが選択操作されたと判定されない限り(ステップS103のN)、第1階層表示202の選択の有無(ステップS104)、中間階層表示302の選択の有無(ステップS108)、最終階層表示402の選択の有無(ステップS110)がそれぞれ判定され、いずれも選択されないと判定されたならば(ステップS104のN、ステップS108のN、ステップS110のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。
【0027】
図11は、表示メニューに表示されるオブジェクトを予備選択するための処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態においては、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402は、全て選択指示可能なオブジェクトとして表示される。そこで、表示デバイス114において、例えばマウス等のポインティングデバイスによって、そのような選択指示可能なオブジェクト上にカーソルを合わせると、CPU102は、図11のフローチャートに示すように、選択指示可能なオブジェクト上にカーソルが移動したと判定する(ステップS201)。そして、対応するオブジェクトを予備選択し(ステップS202)、対応するオブジェクトをアクティブ表示する(ステップS203)。ステップS202での予備選択は、RAM104やCPU102のキャッシュ領域等にそのオブジェクトが予備選択されたことをレジストする処理である。また、ステップS203での対応するオブジェクトのアクティブ表示は、例えば、そのオブジェクトを他のオブジェクトから区別可能な色、網掛け、形状等で表示することによって実行される。
【0028】
図10中のステップS104において、ある第1階層表示202が選択指示されたと判定された場合の処理について説明する(ステップS104のY)。既に述べたように、図10のステップS102で実行される初期メニュー表示では、第1階層表示202は、入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。そこで、そのような第1階層表示202の一つを入力デバイス115で選択指示すると、CPU102は、その第1階層表示202が選択指示されたと判定する(ステップS104のY)。これにより、CPU102は、第1階層処理の実行命令を出力する(ステップS105)。
【0029】
図12は、図10に示すフローチャート中で第1階層処理の実行命令が出力された場合(ステップS105)にCPU102が実行する処理を示すフローチャートである。第1階層処理は、図12に示すように、第1階層インデックスデータ201、中間階層インデックスデータ301及び最終階層インデックスデータ401をRAM104から読み出し、それらの第1階層インデックスデータ201、中間階層インデックスデータ301及び最終階層インデックスデータ401に基づく第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402を表示デバイス114に表示させることによって実行される。つまり、CPU102は、第1階層表示202と共に、選択された第1階層表示の基礎となる第1階層インデックスデータ201に対応付けられた中間階層インデックスデータ301に基づく中間階層表示302と、この中間階層表示302の基礎となる中間階層インデックスデータ301に対応付けられた最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402とを一画面中にレイアウトして表示デバイス114に表示する。この際、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402は、全て、入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。ここに、レイアウト手段の機能(レイアウト機能)及びレイアウト工程が実行される。
【0030】
図3は、三階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。図3に示すように、初期メニュー表示から所望の第1階層表示202が選択指示されると、第1階層表示202、中間階層表示302及び最終階層表示402が表示デバイス114に表示される。この場合、図3に示す一例では、第1階層表示202と中間階層表示302と最終階層表示402とが木構造で表現してレイアウトされる。この木構造は、複数の第1階層表示202の集合を一列にレイアウトし、単一の中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とを一単位として小枠501で囲いこの小枠501の集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されている。
【0031】
図4は、四階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。図4に示すように、初期メニュー表示から所望の第1階層表示202が選択指示されると、第1階層表示202、二階層からなる中間階層表示302及び最終階層表示402が表示デバイス114に表示される。この場合、図4に示す一例では、第1階層表示202と二階層からなる中間階層表示302と最終階層表示402とが木構造で表現してレイアウトされる。この木構造は、複数の第1階層表示202を一列にレイアウトし、三階層目となる単一の中間階層表示302aとこれに対応する最終階層表示402とを一単位として第1の小枠501aで囲い、この第1の小枠501aの集合を含む二階層目となる単一の中間階層表示302bを第2の小枠501bで囲み、この第2の小枠501bの集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されている。
【0032】
もっとも、図3又は図4に例示する表示メニューにおける別の実施の形態としては、複数の第1階層表示202の集合を一行にレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させるようなレイアウト構成を採用しても良い。
【0033】
ここで、図10のフローチャートに戻る。基本処理としては、上述したような第1階層の処理の実行命令を出力した後(ステップS105)、付随処理指定の有無を判定する(ステップS106)。付随処理指定がなされたと判定されない場合には(ステップS106のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。これに対して、付随処理指定がなされたと判定された場合には(ステップS106のY)、付随処理の実行命令を出力した後(ステップS107)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。付随処理については後述する。
【0034】
図3及び図4に例示する表示メニューでは、第1階層表示202の集合に対応させて第1階層スクロールボタン203がレイアウトされている。この第1階層スクロールボタン203は、スクロールアップ203a、スクロールダウン203b、ページアップ203c、及びベージダウン203dから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで第1階層表示202の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0035】
つまり、CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ203aが選択指示されると第1階層表示202の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示されると第1階層表示202の集合をスクロールダウンする。例えば、第1階層表示202として項目1〜10まであり、項目1、2、3、4、5、6が表示メニューに表示されていると想定した場合、入力デバイス115によってスクロールアップ203aが選択指示されると項目2、3、4、5、6、7が表示される状態に表示メニューが切り換えられ、入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示されると項目10、1、2、3、4、5が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。また、CPU102は、入力デバイス115によってページアップ203cが選択指示されると項目1、2、3、4、5、6を表示メニューに表示させ、ベージダウン203dが選択指示されると項目5、6、7、8、9、10を表示メニューに表示させる。
【0036】
したがって、第1階層表示202の集合は、入力デバイス115によって選択指示されることで第1階層表示202の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される第1階層スクロールボタン203によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0037】
図13は、第1階層表示202のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図3又は図4に例示する表示メニューを表示した場合、第1階層表示202の集合に対応する第1階層スクロールボタン203が選択指示されたかどうかの判定を実行する(ステップS131)。前述した図10の基本処理では、そのステップS106で付随処理指定の有無を判定していることから、第1階層スクロールボタン203が選択指示された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS107)。この出力によって、図13のステップS131では、第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定する(ステップS131のY)。第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定した場合(ステップS131のY)、スクロールボタン種、つまり、スクロールアップ203a、スクロールダウン203b、ページアップ203c、ベージダウン203dのいずれが選択指示されたのかを解析し(ステップS132)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS133)。
【0038】
図5は、第1階層表示202のスクロール動作を説明するための模式図である。図5(a)は、表示デバイス114に図3に例示するメニュー画面が表示されている場合において入力デバイス115によってスクロールダウン203bが選択指示された状態を例示する。この状態でスクロールダウン203bが3回選択指示されると図5(b)のような状態となる。更にスクロールダウン203bが選択指示されると、図5(c)に示すように、選択指示されている第1階層表示202が表示デバイス114の表示領域に収まらなくなる。このように、スクロール処理が実行された結果、選択されていた第1階層表示202が入力デバイス115によるスクロール操作に応じて表示デバイス114の表示領域に収まらなくなる場合がある。
【0039】
そこで、CPU102は、ステップS133に続くステップS134で、このような事態の発生の有無を判定する。判定の結果、CPU102は、選択されていた第1階層表示202が表示デバイス114の表示領域に収まらなくなったと判定した場合には(ステップS134のY)、表示メニューを初期メニュー表示に切り換える(ステップS135)。図5(c)は、画面表示が初期メニュー表示に切り換えられた状態を例示する。そして、ステップS135の後でスクロール処理を終了する。これに対して、ステップS134での判定の結果、選択されていた第1階層表示202がスクロールされても表示デバイス114の表示領域に収まっているとCPU102が判定した場合には(ステップS134のN)そのままスクロール処理を終了する。
【0040】
また、図3及び図4に例示する表示メニューでは、最終階層表示402の集合に対応させて最終階層スクロールボタン403が対応する中間階層表示302にレイアウトされている。この最終階層スクロールボタン403は、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0041】
つまり、CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ403aが選択指示されると最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン403bが選択指示されると最終階層表示402の集合をスクロールダウンする。例えば、最終階層表示402として項目1〜7まであり、最終階層表示402の項目4、5、6、7が表示メニューに表示されていると想定した場合(図3中の2行2列目の中間階層表示302を参照のこと)、入力デバイス115によってスクロールアップ403aが選択指示されると、項目3、4、5、6が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。また、項目1、2、3、4が表示メニューに表示されていると想定した場合(図3中の1行1列目の中間階層表示302を参照のこと)、入力デバイス115によってスクロールダウン403bが選択指示されると、項目2、3、4、5が表示される状態に表示メニューが切り換えられる。
【0042】
したがって、最終階層表示402の集合は、入力デバイス115によって選択指示されることで最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される最終階層スクロールボタン403によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0043】
図14は、最終階層表示402のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図3又は図4に例示する表示メニューを表示した場合、最終階層表示402の集合に対応する最終階層スクロールボタン403が選択指示されたかどうかの判定を実行する(ステップS141)。前述した図10の基本処理では、そのステップS106で付随処理指定の有無を判定していることから、最終階層スクロールボタン403が選択指示された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS107)。この出力によって、図14のステップS141では、第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定する(ステップS141のY)。第1階層スクロールボタン203が選択指示されたと判定した場合(ステップS141のY)、スクロールボタン種、つまり、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとのいずれが選択指示されたのかを解析し(ステップS142)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS143)。
【0044】
ここで、図10のフローチャートに戻り、ステップS108で中間階層表示302が選択されたと判定された場合の処理(ステップS109)について図6及び図15を参照して説明する。図6は、略式表示されている中間階層表示302が選択指示された場合にその中間階層表示302が最終階層表示402を含む詳細表示に遷移する過程を示す模式図である。図15は、略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0045】
図3を参照すると、中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分と、最終階層表示402が表示されることなく中間階層表示302のみが表示されている部分とがあることが分る。また、図4を参照すると、中間階層表示302aとこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分と、最終階層表示402は表示されることなく中間階層表示302aのみが表示されている部分とがあることが分る。ここでは、便宜上、中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とが木構造で表現されている部分を詳細表示といい、最終階層表示402が表示されることなく中間階層表示302のみが表示されている部分を略式表示という。
【0046】
そして、例えば図3に例示する表示メニューでは、中間階層表示302は、8行3列で表示され、上方に表示される2行3列は詳細表示、その下に表示される6行3列は略式表示とされている。このような図3に例示する表示メニューにおいて、略式表示されている中間階層表示302は、2行3列を単位として入力デバイス115による選択指示が可能となっている。
【0047】
そこで、図6(a)に示すように、略式表示されている3行目と4行目との中間階層表示302にカーソルを合わせる。すると、図11のフローチャートのステップS201で、選択指示可能なオブジェクトにカーソル移動と判定される(ステップS201のY)。これにより、その2行3列で合計6個の中間階層表示302が呼び選択され(ステップS202)、アクティブ表示される(ステップS203)。図6(a)は、それらの中間階層表示302がアクティブ表示されている状態を例示している。
【0048】
このような図6(a)に例示するアクティブ表示されている中間階層表示302を例えば入力デバイス115であるマウスのクリック等によって選択指示すると、CPU102は、図10のフローチャートにおけるステップS108で、中間階層表示302が選択されたと判定する(ステップS108のY)。これにより、CPU102は、中間階層の処理を実行する(ステップS109)。この中間階層の処理は、図15に示すように、アニメーション表示をした後(ステップS151)、選択された中間階層表示302の基礎となる中間階層インデックスデータ301に対応付けられた最終階層インデックスデータ401をRAM104から読み出し(ステップS152)、その最終階層インデックスデータ401に基づく最終階層表示402を対応する中間階層表示302の小枠501内に表示する(ステップS153)、というものである。これにより、図6(a)に例示するアクティブ表示されている中間階層表示302は、選択指示されることで、図6(d)に例示するような最終階層表示402を含む中間階層表示302として再表示されることになる。
【0049】
ここで、図15のフローチャート中におけるステップS151のアニメーション表示について説明する。このアニメーション表示は、中間階層表示302及び最終階層表示402に関して、詳細表示されている2行3列の表示を縮めながら選択指示された略式表示されている2行3列の表示を伸ばす動作を目視可能な速さで連続的に表示することを意味している。つまり、アニメーション表示によって、略式表示されている中間階層表示302が選択指示された場合、選択指示された単位の中間階層表示302がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402と共に表示される大きさになるまで目視可能な速さで拡大表示され、これに伴いそれまで最終階層表示402と共に表示されていた中間階層表示302の単位がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402を表示しないように目視可能な速さで縮小表示される。その結果、メニュー表示は、図6(a)の状態から図6(b)の状態を経て図6(c)の状態から図6(d)の状態へと遷移する。この場合、図6(b)の状態及び図6(c)の状態は、図6(a)の状態から図6(d)の状態へと遷移する際の二つの過程を示しているに過ぎず、図6(a)の状態から図6(d)の状態へ滑らかに遷移させることが望ましい。
【0050】
なお、アニメーション表示では、中間階層表示302及び最終階層表示402を矩形表示物として抽象化してその表示内容である文字情報を見せないように表示を伸長させても、中間階層表示302及び最終階層表示402の表示内容である文字情報を見せながら表示を伸長させても、いずれでも良い。
【0051】
このようなアニメーション処理を実行するために、CPU102は、表示画面中における詳細表示のX方向の表示アドレスをその詳細表示が縮まるように変更し、これと同期させて略式表示のX方向の表示アドレスをその略式表示が拡大するように変更する。この場合の変更速度は、アニメーションの速度を規定する。表示アドレスの変更速度が速ければすばやく表示が切替わるように表示デバイス114に表示され、表示アドレスの変更速度が遅ければゆっくり表示が切替わるように表示デバイス114に表示される。このようなアニメーション表示は、中間階層表示302及び最終階層表示402を矩形表示物として抽象化してその表示内容である文字情報を見せないように表示を伸長させる場合には、矩形表示物のX方向の表示アドレスを変更させるだけで容易に実現可能である。これに対して、中間階層表示302及び最終階層表示402の表示内容である文字情報を見せながら表示を伸長する場合には、文字のX方向への伸長処理が必要となる。文字の表示を伸長させる技術については公知技術であるのでその説明を省略する。
【0052】
さらに、図10のフローチャートに戻り、ステップS110で中間階層表示302が選択されたと判定された場合には(ステップS110のY)、CPU102は、最終階層インデックスデータ401が対応付けられる業務管理の実行命令を出力する。ここに、実行指示手段の機能(実行指示機能)及び実行指示工程が実行される。その結果、業務管理プログラム109中から対応する業務プログラム110が起動し、その業務管理が可能となる。
【0053】
次いで、本発明の別の実施の形態を図7、図8、図9、図16及び図17に基づいて説明する。この場合において、先に説明した実施の形態と同一部部は同一符号で示し、説明も省略する。
【0054】
先に説明した実施の形態では、中間階層表示302及び最終階層表示402を詳細表示と略式表示との二通りで表現した。これは、表示デバイス114の表示領域に対して、詳細表示させる中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402が占める割合が大きすぎてその表示領域に収まらないことに対する対応策である。これに対して、そのような対応策としては、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402を詳細表示と略式表示との二通りで表現するばかりでなく、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の両方を表示しながら、そのような中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール可能なオブジェクトとして表示しても良い。中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール可能なオブジェクトとして表示には、中間階層スクロールボタン303や中間階層スクロールバー304をメニュー中に出現させる。
【0055】
ここで、図7は、三階層から構成される図3とは別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、大枠601の内側に沿わせて中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。また、中間階層スクロールバー304は、スライド動作させることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0056】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。また、中間階層スクロールバー304がスクロール操作されると、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールする。
【0057】
したがって、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0058】
図8は、四階層から構成される図4とは別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、二階層目の中間階層表示302のタイトル中に中間階層スクロールボタン303を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0059】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。
【0060】
したがって、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0061】
図9は、四階層から構成される更に別の表示メニューを例示する模式図である。この例では、二階層目の中間階層表示302の小枠501に沿わせて中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304を出現させている。中間階層スクロールボタン303は、スクロールアップ303aとスクロールダウン303bとから構成されており、入力デバイス115によって選択指示されることで三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。また、中間階層スクロールバー304は、スライド動作させることで中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。
【0062】
CPU102は、入力デバイス115によってスクロールアップ303aが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールアップし、入力デバイス115によってスクロールダウン303bが選択指示されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402をスクロールダウンする。また、中間階層スクロールバー304がスクロール操作されると、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合をスクロールする。
【0063】
したがって、三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合は、中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によってスクロール操作可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示されることになる。
【0064】
図16は、表示メニュー提供プログラム111に従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。まず、業務管理プログラム109の起動に伴いこの業務管理プログラム109に含まれている表示メニュー提供プログラム111も起動し、これにより、設定データの読み出し処理が実行される(ステップS301)。この処理は、表示メニュー提供プログラム111及びこの表示メニュー提供プログラム111に含まれるインデックスデータ群のデータ構造やその他の表示フォーマット等をHDD107からRAM104にコピーすることによって実行される。ここに、記憶手段の機能(記憶機能)及び記憶工程が実行される。
【0065】
CPU102は、続いて、表示デバイス114に初期メニュー表示を行う(ステップS302)。初期メニュー表示は、第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示202のみを表示する表示形態である。この場合、第1階層表示202は、入力デバイス115、例えばマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示デバイス114に表示される。この際、本実施の形態では、例えばマイクロソフトウェア社のインターネットエクスプローラ(登録商標)等のブラウザソフトウェアを動作させ、このようなブラウザソフトウェア上で初期メニューを初めとする後続する全てのメニュー表示を実行する。ここに、表示手段の機能(表示機能)及び表示工程が実行される。
【0066】
CPU102は、続いて、終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する(ステップS303)。この場合、終了ボタンは、ブラウザソフトウェアの機能として提供される図示しない終了ボタンを意味する。表示メニュー提供プログラム111は、そのようなブラウザソフトウェアの機能として提供される終了ボタンが選択操作されたかどうかを判定する。このような判定の結果、終了ボタンが選択操作されたと判定された場合には(ステップS303のY)、処理を終了する。
【0067】
これに対して、ステップS303で終了ボタンが選択操作されたと判定されない限り(ステップS303のN)、第1階層表示202の選択の有無(ステップS304)、最終階層表示402の選択の有無(ステップS308)がそれぞれ判定され、いずれも選択されないと判定されたならば(ステップS304のN、ステップS308のN)、ステップS103での終了ボタンが選択指示されたかどうかを判定する処理にリターンする。
【0068】
このように、本実施の形態の基本処理では、先の実施の形態の基本処理(図10参照)におけるステップS108の処理(中間階層表示302の選択の有無判定)及びステップS109の処理(中間階層の処理)が実行されない。これは、本実施の形態では、第1階層表示202が選択指示された場合のメニュー表示中に中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304が出現し、これらの中間階層スクロールボタン303及び中間階層スクロールバー304によって全ての中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402を表示デバイス114に表示可能だからである。
【0069】
ここで、図16のフローチャート中、ステップS305の第1階層の処理は図11のステップS105の処理と共通であり、この処理に応じて図12のフローチャートの処理が実行されることになる。また、図16におけるステップS306の付随処理指定の有無判定及び付随処理実行処理は、図10のステップS106及びステップS107の処理と共通である。さらに、図16におけるステップS309の対応する業務呼び出しの処理は、図10のステップS111の処理と共通である。
【0070】
図17は、中間階層表示302のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。CPU102は、表示デバイス114に図7、図8又は図9に例示する表示メニューを表示した場合、中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合(三階層目の中間階層表示302及びこれに対応する最終階層表示402の集合)に対応する中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたかどうかの判定を実行する(ステップS311)。前述した図16の基本処理では、そのステップS306で付随処理指定の有無を判定していることから、中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作された場合には、CPU102は付随処理実行命令を出力する(ステップS307)。この出力によって、図17のステップS311では、中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたと判定する(ステップS311のY)。中間階層スクロールボタン303が選択指示され、又は中間階層スクロールバー304がスライド操作されたと判定した場合には(ステップS311のY)、スクロール操作、つまり、スクロールアップ403aとスクロールダウン403bとのいずれが選択指示されたのか、あるいは中間階層スクロールバー304がどの方向にどの程度スライド操作されたのかを解析し(ステップS312)、前述したような対応するスクロール処理を実行する(ステップS313)。
【0071】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202を入力デバイス115によって選択指示するだけで、第1階層表示202と共に中間階層表示302と最終階層表示402とを一画面中にレイアウトして表示することができる。したがって、所定のアクションを実行させる最終階層表示402を出現させるための手順を容易化することができる。
【0072】
また、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202と中間階層表示302と最終階層表示402とを木構造で表現してレイアウトするので、各表示をそのルーツから表示することができ、所望の最終階層表示402をより容易に見つけ出すことができる。この場合において、木構造は、複数の第1階層表示202を一列又は一行にレイアウトし、単一の中間階層表示302とこれに対応する最終階層表示402とを一単位として小枠501で囲いこの小枠501の集合を大枠601で囲んでレイアウトし、選択された第1階層表示202を大枠601の部分まで延出させてレイアウトすることで表現されるので、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業を容易化することができる。
【0073】
また、本発明の実施の形態によれば、第1階層表示202の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。この場合、選択されていた第1階層表示202が入力デバイス115によるスクロール操作に応じて表示デバイス114の表示領域に収まらなくなった場合、その第1階層表示202に対応する中間階層表示302及び最終階層表示402を表示デバイス114に表示出力しないようにするので、第1階層表示202は表示されないのにそれに対応する中間階層表示302及び最終階層表示402が表示されつづけてしまう矛盾をなくすことができ、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業を容易化することができる。
【0074】
また、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302を入力デバイス115によって選択指示可能なオブジェクトとして表示させ、中間階層表示302が選択指示された場合に選択指示された中間階層表示302に対応する最終階層表示402のみを表示させるので、表示領域の大きさが限られているとしても、中間階層表示302の選択指示操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。この場合、中間階層表示302は、複数行複数列で表示され、一又は二以上の行又は列を単位として選択指示されるので、一度の選択操作で複数の中間階層表示302を対応する最終階層表示402と共に表示させることができ、これにより、選択指示操作の省力化を図ることができる。この場合において、中間階層表示302が選択指示された場合、選択指示された単位の中間階層表示302がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402と共に表示される大きさになるまで目視可能な速さで拡大表示され、これに伴いそれまで最終階層表示402と共に表示されていた中間階層表示302の単位がこれらの中間階層表示302に対応する最終階層表示402を表示しないように目視可能な速さで縮小表示されるようにしたので、木構造のルーツである第1階層表示202から最終階層表示402までを辿る作業をより一層容易化することができる。
【0075】
また、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302及びこの中間階層表示302に対応する最終階層表示402の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。
【0076】
さらに、本発明の実施の形態によれば、中間階層表示302に対応する最終階層表示402の集合を入力デバイス115によるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示するので、表示領域の大きさが限られているとしても、スクロール操作を利用することで大きな木構造を表示デバイス114に表示させることができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、第1階層表示を入力デバイスによって選択指示するだけで、第1階層表示と共に中間階層表示と最終階層表示とを一画面中にレイアウトして表示することができ、したがって、所定のアクションを実行させる最終階層表示を出現させるための手順を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、表示メニュー提供プログラムがインストールされて表示メニュー提供方法を実行する表示メニュー提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】インデックスデータのデータ構造とこのインデックスデータ群に基づき表示される表示メニューとを例示する模式図である。
【図3】三階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。
【図4】四階層から構成される表示メニューを例示する模式図である。
【図5】第1階層表示のスクロール動作を説明するための模式図である。
【図6】略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合に最終階層表示を含む詳細表示に遷移する過程を示す模式図である。
【図7】三階層から構成される図3とは別の表示メニューを例示する模式図である。
【図8】四階層から構成される図4とは別の表示メニューを例示する模式図である。
【図9】四階層から構成される更に別の表示メニューを例示する模式図である。
【図10】表示メニュー提供装置にインストールされた表示メニュー提供プログラムに従い実行される基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】表示メニューに表示されるオブジェクトを予備選択するための処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図10に示すフローチャート中の第1階層処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】第1階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】最終階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】略式表示されている中間階層表示が選択指示された場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】表示メニュー提供装置にインストールされた表示メニュー提供プログラムに従い実行される図10とは別の基本処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】中間階層表示のスクロール処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】101 コンピュータ(ストアコントローラ)、104 記憶領域(RAM)、107 記憶装置(HDD)、111 表示メニュー提供プログラム、114 表示デバイス、115 入力デバイス、201 第1階層インデックスデータ、202 第1階層表示、301 中間階層インデックスデータ、302 中間階層表示、401 最終階層インデックスデータ、402 最終階層表示、501 小枠、601 大枠、S101 記憶手段、記憶工程、記憶機能、S102 表示手段、表示工程、表示機能、S105 レイアウト手段、レイアウト工程、レイアウト機能、S111 実行指示手段、実行指示工程、実行指示機能
Claims (12)
- 情報を表示する表示デバイスと、
情報を入力する入力デバイスと、
データを記憶する記憶領域と、
第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータと、前記第1階層インデックスデータのそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータと、所定のアクションとリンクし前記中間階層インデックスデータにそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータとを木構造で記憶保存する記憶装置から前記インデックスデータ群を読み出して前記記憶領域に木構造で記憶する記憶手段と、
前記第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示を前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる表示手段と、
表示された前記第1階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、前記表示手段による前記第1階層表示と共に、選択された前記第1階層表示の基礎となる前記第1階層インデックスデータに対応付けられた前記中間階層インデックスデータに基づく中間階層表示と、この中間階層表示の基礎となる前記中間階層インデックスデータに対応付けられた前記最終階層インデックスデータに基づく最終階層表示とを一画面中にレイアウトし、前記最終階層表示も前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させるレイアウト手段と、
表示された前記最終階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、その最終階層表示の基礎となる前記最終階層インデックスデータとリンクする前記アクションの実行命令を出力する実行指示手段と、
を具備する表示メニュー提供装置。 - 前記レイアウト手段は、前記第1階層表示と前記中間階層表示と前記最終階層表示とを木構造で表現してレイアウトする請求項1記載の表示メニュー提供装置。
- 前記木構造は、複数の前記第1階層表示を一列又は一行にレイアウトし、単一の前記中間階層表示とこれに対応する前記最終階層表示とを一単位として小枠で囲いこの小枠の集合を大枠で囲んでレイアウトし、選択された前記第1階層表示を前記大枠の部分まで延出させてレイアウトすることで表現される請求項2記載の表示メニュー提供装置。
- 前記表示手段は、前記第1階層表示の集合を前記入力デバイスによるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示する請求項3記載の表示メニュー提供装置。
- 前記レイアウト手段は、選択されていた前記第1階層表示が前記入力デバイスによるスクロール操作に応じて前記表示デバイスの表示領域に収まらなくなった場合、その第1階層表示に対応する前記中間階層表示及び前記最終階層表示を前記表示デバイスに表示出力しないようにする請求項4記載の表示メニュー提供装置。
- 前記レイアウト手段は、前記中間階層表示を前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして表示させ、前記入力手段によって前記中間階層表示が選択指示された場合に選択指示された前記中間階層表示に対応する前記最終階層表示のみを表示させる請求項1記載の表示メニュー提供装置。
- 前記中間階層表示は、複数行複数列で表示され、一又は二以上の行又は列を単位として前記入力手段によって選択指示される請求項6記載の表示メニュー提供装置。
- 前記入力手段によって前記中間階層表示が選択指示された場合、選択指示された単位の前記中間階層表示がこれらの中間階層表示に対応する最終階層表示と共に表示される大きさになるまで目視可能な速さで拡大表示され、これに伴いそれまで前記最終階層表示と共に表示されていた前記中間階層表示の単位がこれらの中間階層表示に対応する前記最終階層表示を表示しないように目視可能な速さで縮小表示される請求項7記載の表示メニュー提供装置。
- 前記レイアウト手段は、前記中間階層表示及びこの中間階層表示に対応する前記最終階層表示の集合を前記入力デバイスによるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示する請求項1記載の表示メニュー提供装置。
- 前記レイアウト手段は、前記中間階層表示に対応する前記最終階層表示の集合を前記入力デバイスによるスクロール操作可能なオブジェクトとして表示する請求項1記載の表示メニュー提供装置。
- 第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータと、前記第1階層インデックスデータのそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータと、所定のアクションとリンクし前記中間階層インデックスデータにそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータとを木構造で記憶保存する記憶装置から前記インデックスデータ群を読み出し、データを記憶する記憶領域に木構造で記憶する記憶工程と、
前記第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示を、情報を入力する入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして、情報を表示する表示デバイスに表示させる表示工程と、
表示された前記第1階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、前記表示工程による前記第1階層表示と共に、選択された前記第1階層表示の基礎となる前記第1階層インデックスデータに対応付けられた前記中間階層インデックスデータに基づく中間階層表示と、この中間階層表示の基礎となる前記中間階層インデックスデータに対応付けられた前記最終階層インデックスデータに基づく最終階層表示とを一画面中にレイアウトし、前記最終階層表示も前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させるレイアウト工程と、
表示された前記最終階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、その最終階層表示の基礎となる前記最終階層インデックスデータとリンクする前記アクションの実行命令を出力する実行指示工程と、
を具備する表示メニュー提供方法。 - 情報を表示する表示デバイスと、情報を入力する入力デバイスと、データを記憶する記憶領域とを具備し、データ処理を実行するコンピュータにインストールされ、このコンピュータに、
第1階層をなす複数の第1階層インデックスデータと、前記第1階層インデックスデータのそれぞれに対応付けられる一又は二以上の中間階層をなす中間階層インデックスデータと、所定のアクションとリンクし前記中間階層インデックスデータにそれぞれ対応付けられる一又は二以上の最終階層をなす最終階層インデックスデータとを木構造で記憶保存する記憶装置から前記インデックスデータ群を読み出して前記記憶領域に木構造で記憶する記憶機能と、
前記第1階層インデックスデータに基づく第1階層表示を前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させる表示機能と、
表示された前記第1階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、前記表示手段による前記第1階層表示と共に、選択された前記第1階層表示の基礎となる前記第1階層インデックスデータに対応付けられた前記中間階層インデックスデータに基づく中間階層表示と、この中間階層表示の基礎となる前記中間階層インデックスデータに対応付けられた前記最終階層インデックスデータに基づく最終階層表示とを一画面中にレイアウトし、前記最終階層表示も前記入力デバイスによって選択指示可能なオブジェクトとして前記表示デバイスに表示させるレイアウト機能と、
表示された前記最終階層表示が前記入力デバイスによって選択指示された場合、その最終階層表示の基礎となる前記最終階層インデックスデータとリンクする前記アクションの実行命令を出力する実行指示機能と、
を実行させるコンピュータ読み取り可能な表示メニュー提供プログラム。
Priority Applications (1)
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