JP2004263112A - プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板 - Google Patents

プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP2004263112A
JP2004263112A JP2003056503A JP2003056503A JP2004263112A JP 2004263112 A JP2004263112 A JP 2004263112A JP 2003056503 A JP2003056503 A JP 2003056503A JP 2003056503 A JP2003056503 A JP 2003056503A JP 2004263112 A JP2004263112 A JP 2004263112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
prepreg
wiring board
printed wiring
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003056503A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Suzuki
龍雄 鈴木
Kinya Ishiguro
欽也 石黒
Tadao Kimura
忠雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Circuit Solutions Inc
Original Assignee
NEC Toppan Circuit Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Toppan Circuit Solutions Inc filed Critical NEC Toppan Circuit Solutions Inc
Priority to JP2003056503A priority Critical patent/JP2004263112A/ja
Publication of JP2004263112A publication Critical patent/JP2004263112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】絶縁基材及び絶縁層の薄型化に対応したプリプレグ、銅張積層板及びそれらを用いた信頼性を有する多層プリント配線板を提供することを目的とする。
【解決手段】硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレーグの両面に銅箔11を積層した銅張積層板50を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレーグ10と銅箔12を積層して積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24及び第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板110を得る。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリプレグ及び銅張積層板を用いて作製した多層プリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピューター等に代表されるように、電子機器の小型化、薄型化が求められている。そのため、そのような電子機器等に用いられるプリント配線板も、小型化、薄型化のために、高密度、高精度の多層プリント配線板が求められている。
高密度の配線を行うために、配線層の線幅も細くなり、絶縁層を介しての配線層間の接続はほとんどビアホール(コンフォーマルビアまたはフィルドビア)にて電気的に接続される。そのような、高密度、高精度の配線層を有する多層回路板では、絶縁基材及び絶縁層が薄型化する傾向にあり、多層回路板の製造工程及び実装時の熱工程により、多層回路板に伸縮、反り等が発生し易いという問題を有しており、特に、はんだ接合等の熱負荷により、ビアホールを有する多層プリント配線板においては、図9に示すように、ビアホール部の絶縁層が厚み方向に膨張しようとし、第2配線層と内層ランドがビアホールにて接合されている場合内層ランドが外層側に持ち上げられ、内層ランド下部の絶縁基材の領域Aにクラックが発生し、多層プリント配線板の信頼性を損なうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、絶縁基材及び絶縁層の薄型化に対応したプリプレグ、銅張積層板及びそれらを用いた信頼性を有する多層プリント配線板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記問題を解決するために、まず請求項1においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスとからなるプリプレグとしたものである。
【0005】
また、請求項2においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とからなるプリプレグとしたものである。
【0006】
また、請求項3においては、前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が50重量%以上配合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリプレグとしたものである。
【0007】
また、請求項4においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスとフィラーとからなるプリプレグとしたものである。
【0008】
また、請求項5においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とフィラーとからなるプリプレグとしたものである。
【0009】
また、請求項6においては、前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が30重量%以上配合されていることを特徴とする請求項4または5に記載のプリプレグとしたものである。
【0010】
また、請求項7においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板としたものである。
【0011】
また、請求項8においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板としたものである。
【0012】
また、請求項9においては、前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が45重量%以上配合されていることを特徴とする請求項7または8に記載の銅張積層板としたものである。
【0013】
また、請求項10においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスとフィラーとからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板としたものである。
【0014】
また、請求項11においては、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とフィラーとからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板としたものである。
【0015】
また、請求項12においては、前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が25重量%以上配合されていることを特徴とする請求項10または11に記載の銅張積層板としたものである。
【0016】
また、請求項13においては、絶縁層を介して少なくとも2層以上の配線層が形成され、前記配線層がビアホールにて電気的に接続されてなる多層プリント配線板であって、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプリプレグと請求項7乃至12のいずれか一項に記載の銅張積層板とからなる多層プリント配線板としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態につき説明する。
図1(a)は、請求項1に係る本発明のプリプレグの一実施例を、図1(b)は、請求項2に係る本発明のプリプレグの一実施例を、図1(c)は、請求項4に係る本発明のプリプレグの一実施例を、図1(d)は、請求項5に係る本発明のプリプレグの一実施例を、それぞれ示す。
請求項1に係る本発明のプリプレグ10は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたもので(図1(a)参照)、プリプレグ10を積層して絶縁層を形成して多層プリント配線板を構成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部のプリプレグ10からなる絶縁層に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、プリプレグ10の硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、50重量%以上が、望ましくは50〜65重量%の範囲が好適である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、ガラスクロスとしては#1080が挙げられる。
【0018】
請求項2に係る本発明のプリプレグ20は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上アラミド繊維に含浸させたもので(図1(b)参照)、プリプレグ20を積層して絶縁層を形成して多層プリント配線板を構成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部のプリプレグ20からなる絶縁層に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、プリプレグ20の硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、50重量%以上が、望ましくは50〜65重量%の範囲が好適である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、アラミド繊維としては不織布が挙げられる。
【0019】
請求項4に係る本発明のプリプレグ30は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたもので(図1(c)参照)、プリプレグ30を積層して絶縁層を形成して多層プリント配線板を構成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部のプリプレグ30からなる絶縁層に発生するクラックを防止できるようにすると同時に、フィラーを混入することにより、レーザ加工等により絶縁層にビア用穴(開孔部)を形成する際のレーザ加工適性を持たせたものである。
ここで、プリプレグ30の硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、30重量%以上が、望ましくは30〜35重量%の範囲が好適で、また、フィラーの含有量は、30重量%が好適である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、ガラスクロスとしては#1080が、フィラーとしては、シリカが挙げられる。
【0020】
請求項5に係る本発明のプリプレグ40は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたもので(図1(d)参照)、プリプレグ40を積層して絶縁層を形成して多層プリント配線板を構成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部のプリプレグ40からなる絶縁層に発生するクラックを防止できるようにすると同時に、フィラーを混入することにより、レーザ加工等により絶縁層にビア用穴(開孔部)を形成する際のレーザ加工適性を持たせたものである。
ここで、プリプレグ40の硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、30重量%以上が、望ましくは30〜35重量%の範囲が好適で、また、フィラーの含有量は、30重量%が好適である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、アラミド繊維としては不織布が、フィラーとしてはシリカが挙げられる。
【0021】
図2(a)は、請求項7に係る本発明の銅張積層板の一実施例を、図2(b)は、請求項8に係る本発明の銅張積層板の一実施例を、図2(c)は、請求項10に係る本発明の銅張積層板の一実施例を、図2(d)は、請求項11に係る本発明の銅張積層板の一実施例を、それぞれ示す。
請求項7に係る本発明の銅張積層板50は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51からなる銅張積層板を形成したもので(図2(a)参照)、銅張積層板50を用いて多層プリント配線板を形成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部の絶縁基材51に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、45重量%以上が、望ましくは45〜55重量%の範囲が、銅張積層板50の絶縁基材51の板厚制御ができ、且つ上記クラックの発生を防止できる絶縁基材を作製するために、好適の含有量である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、ガラスクロスとしては#2116が挙げられる。
【0022】
請求項8に係る本発明の銅張積層板60は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材61からなる銅張積層板を形成したもので(図2(b)参照)、銅張積層板60を用いて多層プリント配線板を形成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部の絶縁基材61に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、45重量%以上が、望ましくは45〜55重量%の範囲が、銅張積層板60の絶縁基材61の板厚制御ができ、且つ上記クラックの発生を防止できる絶縁基材を作製するために、好適の含有量である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、アラミド繊維としては不織布が挙げられる。
【0023】
請求項10に係る本発明の銅張積層板70は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材71からなる銅張積層板を形成したもので(図2(c)参照)、銅張積層板70を用いて多層プリント配線板を形成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部の絶縁基材71に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、45重量%以上が、望ましくは45〜55重量%の範囲が、銅張積層板70の絶縁基材71の板厚制御ができ、且つ上記クラックの発生を防止できる絶縁基材を作製するために、好適の含有量である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、ガラスクロスとしては#2116が、フィラーとしては、シリカが挙げられる。
【0024】
請求項11に係る本発明の銅張積層板80は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材81からなる銅張積層板を形成したもので(図2(d)参照)、銅張積層板80を用いて多層プリント配線板を形成した際、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、ビアホール下部の絶縁基材81に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
ここで、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂の含有量は、45重量%以上が、望ましくは45〜55重量%の範囲が、銅張積層板80の絶縁基材81の板厚制御ができ、且つ上記クラックの発生を防止できる絶縁基材を作製するために、好適の含有量である。
さらに、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の樹脂としては、エポキシ樹脂にエストラマーを配合したものが、アラミド繊維としては不織布が、フィラーとしては、シリカが挙げられる。
【0025】
図3(a)〜(d)、図4(a)〜(d)、図5(a)〜(d)、図6(a)〜(d)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の一実施例をそれぞれ示す。
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板110は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51を形成した銅張積層板50を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH(インタースティシャルビアホール、以下IVHと称す)22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグ10と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層10aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24及び第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図3(a)参照)。
本発明の多層プリント配線板110は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材51に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0026】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板120は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51を形成した銅張積層板50を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグ20と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層20aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図3(b)参照)。
本発明の多層プリント配線板120は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材51に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0027】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板130は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51を形成した銅張積層板50を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたプリプレグ30と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層30aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図3(c)参照)。
本発明の多層プリント配線板130は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材51に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0028】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板140は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51を形成した銅張積層板50を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたプリプレグ40と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層40aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図3(d)参照)。
本発明の多層プリント配線板140は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材51に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0029】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板150は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材61を形成した銅張積層板60を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグ10と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層10aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24及び第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図4(a)参照)。
本発明の多層プリント配線板150は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材61に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0030】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板160は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材61を形成した銅張積層板60を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグ20と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層20aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図4(b)参照)。
本発明の多層プリント配線板160は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材61に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0031】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板170は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材61を形成した銅張積層板60を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたプリプレグ30と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層30aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図4(c)参照)。
本発明の多層プリント配線板170は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材61に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0032】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板180は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を45重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材61を形成した銅張積層板60を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたプリプレグ40と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層40aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図4(d)参照)。
本発明の多層プリント配線板180は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材61に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0033】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板190は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上ガラスクロスとフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材71を形成した銅張積層板70を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグ10と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層10aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24及び第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図5(a)参照)。
本発明の多層プリント配線板190は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材71に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0034】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板200は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上ガラスクロスとフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材71を形成した銅張積層板70を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグ20と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層20aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図5(b)参照)。
本発明の多層プリント配線板200は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材71に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0035】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板210は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上ガラスクロスとフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材71を形成した銅張積層板70を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたプリプレグ30と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層30aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図5(c)参照)。
本発明の多層プリント配線板210は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材71に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0036】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板220は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上ガラスクロスとフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材71を形成した銅張積層板70を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたプリプレグ40と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層40aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図5(d)参照)。
本発明の多層プリント配線板220は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材71に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0037】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板230は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上アラミド繊維とフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材81を形成した銅張積層板80を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグ10と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層10aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24及び第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図6(a)参照)。
本発明の多層プリント配線板230は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材81に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0038】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板240は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上アラミド繊維とフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材81を形成した銅張積層板80を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を50重量%以上アラミド繊維に含浸させたプリプレグ20と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層20aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図6(b)参照)。
本発明の多層プリント配線板240は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材81に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0039】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板250は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上アラミド繊維とフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材81を形成した銅張積層板80を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上ガラスクロス及びフィラーに含浸させたプリプレグ30と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層30aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図6(c)参照)。
本発明の多層プリント配線板250は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材81に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0040】
請求項13に係る本発明の多層プリント配線板260は、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を25重量%以上アラミド繊維とフィラーに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材81を形成した銅張積層板80を用いて、ビア形成、パターン加工を行って、IVH22、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dが形成された内層板を作製し、さらに、内層板の両面に硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の半硬化樹脂を30重量%以上アラミド繊維及びフィラーに含浸させたプリプレグ40と銅箔12を積層し、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層40aにて貼付された積層回路板を作製し、ビア形成、パターン加工を行って、フィルドビア24、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成して4層の多層プリント配線板としたものである(図6(d)参照)。
本発明の多層プリント配線板260は、多層プリント配線板の製造工程及び実装時の熱工程等により発生する熱負荷により、フィルドビア24に接続された内層ランド41c及び41d下部の絶縁基材81に発生するクラックを防止できるようにしたものである。
【0041】
以下本発明の多層プリント配線板の作製法につき説明する。
図7(a)〜(f)及び図8(g)〜(j)は、本発明の多層プリント配線板110の製造方法の工程の一例を示す模式構成断面図である。
まず、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の硬化前の樹脂(エポキシ樹脂にエストラマーを配合したもの)を45重量%以上ガラスクロスに含浸させたプリプレグの両面に銅箔11を積層し、加熱、加圧して絶縁基材51を形成した銅張積層板50を準備する(図7(a)参照)。
【0042】
次に、両面銅張積層板50の所定位置に、ドリル加工、レーザー加工等により貫通孔52を形成する(図7(b)参照)。
さらに、銅箔11表面をバフ研磨して貫通孔52のバリ取りを行って、過マンガン酸水溶液にて貫通孔52内のデスミア処理を行った後貫通孔52内壁及び銅箔11上に無電解銅めっきにて0.2〜0.3μm厚のめっき下地層を形成し、めっき下地層をカソードにして電解銅めっきを行い、15〜25μm厚の導体層21及びIVH22を形成する(図7(c)参照)。
【0043】
次に、熱硬化タイプ穴埋め樹脂溶液(PHP−900 IR6:山栄化学製)を貫通孔52にスクリーン印刷にて穴埋めし、加熱硬化し、バフ研磨を行って、貫通孔52に埋込樹脂層31を形成する(図7(d)参照)。
【0044】
次に、銅箔11及び導体層21を公知のフォトエッチングプロセスにてパターニング処理して、第1配線層41a及び41b、内層ランド41c及び41dを形成し、内層板90を作製する(図7(e)参照)。
【0045】
次に、内層板90の両面に、硬化後の樹脂の伸び率が10%以上の硬化前の樹脂(エポキシ樹脂にエストラマーを配合したもの)をガラスクロスに含浸したプリプレグ10と銅箔12を積層し(図7(f)参照)、加熱、加圧して、銅箔12が絶縁層10aにて貼付された積層回路板90aを得る(図8(g)参照)。
【0046】
次に、銅箔12及び絶縁層10aの所定位置にビア用孔53を形成し(図8(h)参照)、無電解銅めっき及び電解銅めっきにより銅箔12上に導体層23を、ビア用孔53にフィルドビア24を形成する(図8(i)参照)。
【0047】
次に、銅箔12及び導体層23を公知のフォトエッチングプロセスにてパターニング処理して、第2配線層62a及び62b、外層ランド62c及び62dを形成し、ソルダーレジスト印刷、外径加工を行って、4層構成の本発明の多層プリント配線板110を得る(図8(j)参照)。
【0048】
多層プリント配線板120〜260については、使用する銅張積層板とプリベークの材料が異なるだけで、製造方法については、上記多層プリント配線板110と同様の工程となるのでここでは省略する。
【0049】
【発明の効果】
本発明のプルプレグ、銅張積層板を用いて多層プリント配線板を作製することにより、多層プリント配線板の製造工程、実装時のはんだ付け等の熱負荷、もしくは使用環境による熱ストレス等が加わっても、フィルドビアに接続された内層ランド下部の絶縁層にクラックが生じないことから、高信頼性の多層プリント配線板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、請求項1に係る本発明のプリプレグの一実施例を示す模式構成断面図である。
(b)は、請求項2に係る本発明のプリプレグの一実施例を示す模式構成断面図である。
(c)は、請求項4に係る本発明のプリプレグの一実施例を示す模式構成断面図である。
(d)は、請求項5に係る本発明のプリプレグの一実施例を示す模式構成断面図である。
【図2】(a)は、請求項7に係る本発明の銅張積層板の一実施例を示す模式構成断面図である。
(b)は、請求項8に係る本発明の銅張積層板の一実施例を示す模式構成断面図である。
(c)は、請求項10に係る本発明の銅張積層板の一実施例を示す模式構成断面図である。
(d)は、請求項11に係る本発明の銅張積層板の一実施例を示す模式構成断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の一実施例を示す模式構成断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の一実施例を示す模式構成断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の一実施例を示す模式構成断面図である。
【図6】(a)〜(d)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の一実施例を示す模式構成断面図である。
【図7】(a)〜(f)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の製造方法における工程の一部を示す模式構成断面図である。
【図8】(g)〜(j)は、請求項13に係る本発明の多層プリント配線板の製造方法における工程の一部を示す模式部分構成断面図である。
【図9】従来の多層回路板の一例を示す模式構成断面図である。
【符号の説明】
10、20、30、40……プリプレグ
10a、20a、30a、40a……絶縁基材
11、12……銅箔
21、23……導体層
22……IVH(インタースティシャルビアホール)
24……フィルドビア
31……埋込樹脂層
41a、41b……第1配線層
41c、41d……内層ランド
50、60、70、80……銅張積層板
51、61、71、81……絶縁基材
52……貫通孔
53……ビア用孔
62a、62b……第2配線層
62c、62d……外層ランド
90……内層板
90a……積層回路板
110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、250、260……多層プリント配線板

Claims (13)

  1. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスからなるプリプレグ。
  2. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とからなるプリプレグ。
  3. 前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が50重量%以上配合されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリプレグ。
  4. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスとフィラーとからなるプリプレグ。
  5. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とフィラーとからなるプリプレグ。
  6. 前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が30重量%以上配合されていることを特徴とする請求項4または5に記載のプリプレグ。
  7. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板。
  8. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板。
  9. 前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が45重量%以上配合されていることを特徴とする請求項7または8に記載の銅張積層板。
  10. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とガラスクロスとフィラーとからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板。
  11. 硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂とアラミド繊維とフィラーとからなるプリプレグに銅箔を積層してなる銅張積層板。
  12. 前記硬化後の樹脂の伸び率が10%以上である硬化前の樹脂が25重量%以上配合されていることを特徴とする請求項10または11に記載の銅張積層板。
  13. 絶縁層を介して少なくとも2層以上の配線層が形成され、前記配線層がビアホールにて電気的に接続されてなる多層プリント配線板であって、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプリプレグと請求項7乃至12のいずれか一項に記載の銅張積層板とからなる多層プリント配線板。
JP2003056503A 2003-03-04 2003-03-04 プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板 Pending JP2004263112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003056503A JP2004263112A (ja) 2003-03-04 2003-03-04 プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003056503A JP2004263112A (ja) 2003-03-04 2003-03-04 プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004263112A true JP2004263112A (ja) 2004-09-24

Family

ID=33120171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003056503A Pending JP2004263112A (ja) 2003-03-04 2003-03-04 プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004263112A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8377543B2 (en) 2006-11-10 2013-02-19 Nec Corporation Multilayer-wired substrate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8377543B2 (en) 2006-11-10 2013-02-19 Nec Corporation Multilayer-wired substrate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3197213B2 (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP4392157B2 (ja) 配線板用シート材及びその製造方法、並びに多層板及びその製造方法
US6195882B1 (en) Method for producing printed wiring boards
JP4119205B2 (ja) 多層配線基板
JP4199198B2 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
US7800917B2 (en) Printed wiring board
WO2002062116A1 (fr) Carte a circuit double face de laminage, procede de production de celle-ci et carte a circuit imprime multicouche utilisant cette carte
WO2001045478A1 (fr) Carte a circuit imprime multicouche et procede de production
JP2004311736A (ja) チップ部品内蔵ビルドアップ多層配線板の製造方法
US7059039B2 (en) Method for producing printed wiring boards
US20060210780A1 (en) Circuit board and production method therefor
WO2006118141A1 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP4742485B2 (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
JP2009054930A (ja) 部品内蔵型多層プリント配線板及びその製造方法
JP2004063583A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009147026A (ja) 回路基板およびその製造方法
JP2006156669A (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP2007109697A (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
JP2003318550A (ja) 積層配線基板とこれを用いた多層配線組立およびそれらの製造方法
JP4899409B2 (ja) 多層プリント配線基板及びその製造方法
JP2004263112A (ja) プリプレグ、銅張積層板及び多層プリント配線板
JP2007081423A (ja) 配線板用シート材及びその製造方法、並びに多層板及びその製造方法
JP3588888B2 (ja) 多層プリント配線基板の製造方法
JP2000252631A (ja) 多層プリント配線板及びその製造法
JP2003086941A (ja) プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070813

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311