JP2004262552A - 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法 - Google Patents

酸素捕獲フィルムを作動化するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004262552A
JP2004262552A JP2004074247A JP2004074247A JP2004262552A JP 2004262552 A JP2004262552 A JP 2004262552A JP 2004074247 A JP2004074247 A JP 2004074247A JP 2004074247 A JP2004074247 A JP 2004074247A JP 2004262552 A JP2004262552 A JP 2004262552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
oxygen
activated
light
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004074247A
Other languages
English (en)
Inventor
Dilip K Boal
デイリツプ・ケー・ボウル
Drew V Speer
ドウリユウ・ブイ・スピール
Narender P Luthra
ナレンダー・ピー・ルースラ
Jeffrey A Thomas
ジエフリー・エイ・トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cryovac LLC
Original Assignee
Cryovac LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cryovac LLC filed Critical Cryovac LLC
Publication of JP2004262552A publication Critical patent/JP2004262552A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/02Sterilising, e.g. of complete packages
    • B65B55/04Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging
    • B65B55/08Sterilising wrappers or receptacles prior to, or during, packaging by irradiation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】酸素を吸収する性質のあるフィルムを包装前に活性化させる手段の提供。
【解決手段】酸化可能な有機化合物及び遷移金属触媒を含有する酸素捕獲フィルムを用意する工程、このフィルムをUV−C光の光源に曝露する工程、及び該フィルムを成形されたウエブへ適用して、食品等の物品を包含するための包装物を製造する工程を含む、酸素捕獲フィルムの作動化方法。
【選択図】図2

Description

本発明は一般的に、酸素感受性材料を包装するための方法、装置及びシステム、特に、酸素捕獲フィルムを作動化するための方法、装置及びシステムに関する。
酸素感受性物品の酸素への曝露を制限することによって、この物品の品質及び貯蔵寿命を維持し且つ増大させることはよく知られている。例えば、包装システム中の酸素感受性食品の酸素曝露を制限することによって、この食品の品質は維持され、腐敗が減少する。更に、このような包装はまた、在庫中のこの物品をより長く保存し、それによって補充コスト及び廃棄にかかったコストを低下させる。
一般的に使用される包装システムには、酸素バリヤーフィルムと連係させた変性雰囲気包装(modified atmosphere packaging)(MAP)及び真空包装が含まれる。これらの例に於いて、減少した酸素環境が包装時に使用され、一方、酸素バリヤーフィルムが、貯蔵の間に包装物の中に物理的に進入する酸素の量を減少させる。
Speerらに付与された米国特許第5,211,875号には、酸素を捕獲するための方法及び組成物が開示されている。Speerらにより開示されている「酸素スカベンジャー」材料は、所与の環境からの酸素の量を消費し、涸渇させ又は減少させる組成物である。
酸素捕獲材料は、MAP及びバリヤー包装環境に於いて有用である。しかしながら、酸素捕獲材料は典型的に、酸素捕獲特性に作動化(triggering)又は活性化を起こさせることを必要とし、ときには、有用な酸素捕獲特性の開始の前に、誘導期と呼ばれる遅延を経験する。非常に長い誘導時間を示す組成物は、最終ユーザーによって、使用する前に充分な時間の間在庫状態で保存しなくてはならない。他方、短い誘導期を有する酸素捕獲組成物は、この材料の酸素捕獲特性が早過ぎて消尽されないように、比較的短い期間内に使用しなければならない。
所望するとき酸素捕獲特性を作動化するような、酸素スカベンジャーフィルムを作動化するための有効な方法、好ましくは、酸素感受性物品の包装時又は包装の間の使用直前に、フィルムを作動化することができるように短い誘導期を有する方法及び好ましくは現存する包装方法に簡単に且つ容易に組み込まれるものについての要求が存在している。
また、短いか又は無視できる誘導期、好ましくは増大した酸素捕獲速度及び寿命を有するフィルムを提供するように酸素捕獲フィルムを作動化するための装置、好ましくは包装時又は包装の直前に酸素捕獲フィルムを作動化するために、現存する包装システムの中にインラインで容易に組み込まれる装置についての要求が存在している。
(発明の要約)
本発明の第一の局面に於いて、酸素捕獲フィルムの作動化方法は、酸化可能な有機化合物を含有する酸素捕獲フィルムを用意すること、並びにこのフィルムを、少なくとも100mJ/cmのUV−C光の線量を有するフィルムを提供するために充分な波長、強度及び滞留時間でUV−C光の光源に曝露することからなる。
本発明の第二の局面に於いて、包装のためのインライン方法は、酸化可能な有機化合物を含有する酸素捕獲フィルムを用意すること、このフィルムを、少なくとも100mJ/cmのUV−C光の線量を有するフィルムを提供するために充分な強度及び滞留時間で200nmと280nmとの間の波長を有するUV−C光の光源に曝露して、作動化されたフィルムを提供すること、該作動化されたフィルムを、物品を包装するための手段に供給すること、並びに該作動化されたフィルムを該物品に適用して酸素捕獲包装物を提供することからなる。
本発明の第三の局面に於いて、酸素捕獲フィルムを作動化するための装置は、200nmと280nmとの間の波長を有するUV−C光を放射するための手段、UV−C光を放射するための手段に付随したフィルム通路を規定するための手段及び酸化可能な有機化合物を有するフィルムをこのフィルム通路に供給し、それによってこのフィルムを少なくとも100mJ/cmのUV−C光の線量に曝露して、作動化されたフィルムを提供するための手段からなる。
本発明の第四の局面に於いて、包装システムは、200nmと280nmとの間の波長を有するUV−C光を放射するための手段、UV−C光を放射するための該手段に付随したフィルム通路を規定するための手段、酸化可能な有機化合物を有するフィルムを該フィルム通路に供給し、それによって該フィルムを少なくとも100mJ/cmの該UV−C光の線量に曝露して、作動化されたフィルムを提供するための手段、該作動化されたフィルムを、物品を包装するための手段に供給するための手段及び該作動化されたフィルムを物品に適用して包装物を作り、それによって該作動化されたフィルムを連続的に作動化し、該包装物の中に含有させて、酸素捕獲包装物を提供するための手段からなる。
本発明の好ましい態様の詳細な説明は、添付する図面を参照して下記の通りである。
(好ましい態様の説明)
本発明は、好ましくは包装物品に使用するための、酸素捕獲フィルムを作動化するための、改良された方法、装置及びシステムに関する。本発明は、牛肉、豚肉、子羊肉及び子牛肉のような生の赤肉、スライスした七面鳥の肉、ペパロニ、ハム及びボローニャソーセージのような燻製及び加工肉、トマトベースの製品のような野菜物品、ベビーフードを含むその他の食品、ビールのような飲料並びに電子コンポーネント、薬物等のような製品を含む、広範囲の種々の酸素感受性物品の包装で使用することができる。本発明は、種々の垂直成形充填及び密封式(VFFS)及び水平成形充填及び密封式(HFFS)包装ラインに容易に適応可能である。
作動化の後のフィルムの誘導期を、実質的に1日よりも短い期間に短縮させることができ、それによって、好ましくは酸素捕獲フィルムの最終ユーザーによって、作動化をインライン工程として組み込むことができ、そうして作動化されたフィルムに関する在庫問題を避けることができる、酸素捕獲フィルムを作動化するための方法、装置及びシステムが提供される。
酸素捕獲組成物は一般的に、Speerらに付与された米国特許第5,211,875号、米国特許第5,350,622号及び米国特許第5,399,289号(これらは、その全部を参照してここに組み込まれる)に記載されている。本明細書で使用するとき、酸素捕獲フィルムは、組成物が曝露される所与の環境からの酸素の量を消費し、涸渇させ又は減少させる組成物を有するフィルムを指す。酸素捕獲フィルムを作動化するための方法及び装置は、フィルムの酸素捕獲能力を作動化するか又は活性化するための機能を果たす。
本発明と結び付けて使用することができる他の酸素スカベンジャー(捕獲剤)は、PCT特許公開WO第94/12590号(英連邦科学・工業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organisation)(これは、その全部を参照してここに組み込まれる)に開示されている。これらの酸素スカベンジャーには、所定の条件下で還元され、化合物の還元形が分子状酸素によって酸化可能であり、この有機化合物の還元及び/又は続く酸化が、遷移金属触媒の存在に無関係に起こる、少なくとも1種の還元可能な有機化合物が含まれる。この還元可能な有機化合物は好ましくは、キノン、光還元可能な色素又はUVスペクトル内に吸光度を有するカルボニル化合物である。
本発明で使用するためのフィルムには好ましくは、酸化可能な有機化合物及び遷移金属触媒が含有されている。任意に、酸素捕獲フィルムにはまた、例えば、米国特許第5,211,875号に開示されているような、光開始剤組成物、酸化防止剤及びその他の添加物が含有されていてよい。好ましいフィルムには、置換又は非置換のエチレン性不飽和炭化水素ポリマーの、好ましくは少なくとも1000の分子量を有する酸化可能な有機化合物が含有されている。更に好ましくは、この酸化可能な有機化合物は、スチレン/ブタジエンコポリマー、スチレン/イソプレンコポリマー、ポリブタジエン、ポリイソプレン又はこれらの混合物からなる群から選択される。
酸素捕獲組成物の遷移金属触媒は好ましくは、コバルト、マンガン又はこれらの混合物の遷移金属塩である。他の適当な遷移金属触媒は、米国特許第5,211,875号に開示されている。
エチレン性不飽和炭化水素及び遷移金属触媒は更に、プラスチック包装物品でフィルム層を形成するために典型的に使用される熱可塑性ポリマーのような、1種又は2種以上のポリマー希釈剤と組み合わせることができる。ある種の包装物品の製造に於いて、ポリマー希釈剤として公知の熱硬化性樹脂を使用することもできる。希釈剤として使用することができるポリマーには、これらに限定されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、低密度の又は非常に低密度のポリエチレン、超低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン並びにエチレン−酢酸ビニル、エチレン−(メタ)アクリル酸アルキル、エチレン−(メタ)アクリル酸及びエチレン−(メタ)アクリル酸アイオノマーのようなエチレンコポリマーが含まれる。異なった希釈剤のブレンド物も使用することができる。ポリマー希釈剤の選択は、部分的に、製造される物品及び最終用途に依存する。
一定の波長、強度、滞留時間及びフィルムからの距離で、酸素捕獲フィルムをUV光に曝露することによって、比較的短い時間、即ち誘導期で、フィルムの酸素捕獲特性を作動化することが見出された。殺菌性波長のUV光のようなUV−C光が、酸素捕獲フィルムを作動化する際に特に有効であることが見出された。好ましい波長は、200nmと280nmとの間、例えば、254nmである。
作動化する酸素捕獲フィルムは、所望の波長で、少なくとも100mJ/cm、好ましくは少なくとも200mJ/cm、更に好ましくは、350〜1600mJ/cmのUV−C光の線量を有するフィルムに照射するために充分な強度及び滞留時間で、UV−C光に曝露される。この範囲内で、UV−C光の異なった線量が、作動化後のフィルムの捕獲速度に影響を与えることが見出された。この作動化されたフィルムを、変性雰囲気包装(MAP)のような、ヘッドスペースを有する包装で使用するとき、好ましくは非常に短い誘導期と共に、より速い酸素捕獲速度が好ましい。このような包装で、UV−C光の好ましい線量は、350〜1600mJ/cm、例えば、500〜800mJ/cmである。
酸素捕獲フィルムを酸素バリヤー包装で使用すべきとき、この捕獲フィルムは、包装層を通過する酸素の流入を防止することを助ける機能を提供する。この適用に於いて、より低い酸素捕獲速度が許容され且つ好ましく、そうして酸素捕獲フィルムが、より長い時間包装物の酸素バリヤー性を増強する。バリヤー包装、特に高バリヤー長時間保持包装で使用するために、作動化UV−C光の好ましい線量は、100〜600mJ/cmである。
UV−C光の強度及び滞留時間は、特別のフィルムについて所望の線量を与えるように利用することができる。作動化するフィルムを、少なくとも0.8mW/cm、更に好ましくは、少なくとも2.0mW/cmの強度で、約240〜265nmの波長を有するUV−C光に曝露することが好ましい。非常に長くはないフィルム通路を与えるために、作動化するフィルムを更に好ましくは、3.0〜10mW/cm、例えば、3.0〜7.5mW/cmの強度で、UV−C光に曝露する。この強度は、UV−C光の光源からフィルムまでの距離、好ましくは1cmと3cmとの間の距離で与えられる。
UV−C光の所望の線量は、フィルムがUV−C光に曝露されるときに隔てられる特定の長さを有する通路ごしに特定のフィルムを横断することによってそのフィルムに与えられる。前記のような強度で、酸素捕獲フィルムは通常、好ましくは1m〜12m、好ましくは2〜4mの長さを有するフィルム通路ごしに、1m/分〜30m/分、典型的に1.2〜4m/分の、通路に沿ったフィルムの平均移動速度で作動化される。この手順によって、典型的に15〜90秒間の、フィルムのUV−C光への曝露時間が得られる。UV−C光の上記の波長、強度及び滞留時間は、酸素捕獲フィルムを優れた酸素捕獲速度に、非常に小さい又は無視できる誘導期で作動化し、それによって本発明の方法を現存する包装方法にインラインで組み込むことができるようにし、そうして酸素捕獲フィルムを包装時又はその直前に作動化し、作動化された酸素捕獲フィルムの貯蔵及び在庫に関する問題点を改善することが分かった。
このようにして作動化された酸素捕獲フィルムは、このフィルムが適用される包装の形式及び種類に依存して、作動化の4日後に測定したとき、4℃の温度で1cc/m/日と100cc/m/日との間の酸素捕獲速度を示す。変性雰囲気ヘッドスペース(MAP、1〜2%O)を有する変性雰囲気包装(MAP)について、作動化された酸素捕獲フィルムは、作動化の4日後に測定したとき、4℃で20cc/m/日と66cc/m/日との間の酸素捕獲速度を示し、それによってこのような包装物のヘッドスペースから酸素を除去して、その中に包装された物品への悪影響を減少又は除去するようにする。
高バリヤー長時間保持包装で使用するために、前記のように作動化された酸素捕獲フィルムは、室温で作動化の30日後に測定したとき、好ましくは1〜10cc/m/日の酸素捕獲速度を示し、それによって酸素捕獲フィルムが適用された包装物の酸素バリヤー層により以上の酸素バリヤーを与え、酸素捕獲がより長い期間に亘って存在する。
作動化された酸素捕獲フィルムは、冷凍MAP包装物の残留酸素含有量を、7日以内に、好ましくは4日以内に、理想的には物品包装後できるだけ迅速に、0.5%以下、好ましくは0.1%以下にまで急速に減少させるために使用することができる。これによって、作動化された酸素捕獲フィルムを含む包装物を、1〜2%又はそれ以上の初期残留酸素含有量で包装することが可能になる。この酸素捕獲フィルムは、残留酸素含有量を許容できるレベルまで急速に減少させ、より高い初期残留酸素含有量での包装が、より速い機械サイクルのために可能になり、それによって物品生産量が増加する。
ここで図面を参照して、本発明による酸素捕獲フィルムを作動化するための方法及び装置を、更に説明する。図1は、フィルムをユニット10に供給するための巻き出しロール12、作動化ユニット10を通るフィルム通路16を規定する一連のローラー14及びこれ以降の使用のための作動化されたフィルムを受け取るための巻き取りロール18を有する自立した構造の作動化ユニット10を示す。作動化ユニット10には、バンク22内に配列された一連の低圧殺菌性波長UVバルブ20が含まれており、フィルム通路16は、フィルムがバンク22に沿って通過し、そうしてフィルムをUV−C光の所望の線量に曝露させるように配列されている。
酸素捕獲フィルムには多数の層が含まれていてよく、酸化可能な有機化合物及び遷移金属触媒層は、好ましくはその一方側の方に配置されている。多層酸素捕獲フィルムは、米国特許第5,350,622号に記載されている。多層フィルムの酸化可能な有機化合物及び遷移金属触媒側のみを、UV−C光に曝露することが好ましい。更に、UV−C光の光源と酸素捕獲フィルムとの間にある多層フィルムの全ての層は、240nmと265nmとの間で有効に透明であることが好ましい。それで、図1に示されるように、フィルム通路16は、フィルムの片側のみを、バルブ20のバンク22の方に曝露させるように配列することができるが、任意にフィルムの両側をバルブ20に曝露させることができる。
1cmと3cmとの間、例えば、2cmのバルブ20のバンク22からの距離で、フィルム通路16を与えることが好ましい。3cmより大きい距離では、UV−C光の強度がフィルムを作動化する時点で影響を失う。1cmより小さい距離では、フィルムはバルブの熱及び静電気により悪影響を受けるかもしれない。
図2は、作動化ユニット10が包装装置の中にインラインで取り込まれている作動化ユニット10の態様を示す。作動化ユニット10は、巻き出しロール12からのフィルムを受け取り、フィルムをUV−C光に暴露するためのフィルム通路16に沿って通し、そして作動化されたフィルムを包装ユニット、例えば、シーリング/ガスフラッシュダイ(sealing/gas flush die)24の方に直接供給するように配置されている。作動化されたフィルムは直ちに、包装アセンブリの他の要素から供給される成形されたウエブ26に沿って、包装物の中に層として取り込まれる。シーリング/ガスフラッシュダイ24は、作動化されたフィルム28を成形されたウエブ26に適用して、作動化されたフィルムを含む包装物30を与えるように機能する。
任意に、作動化ユニット10に、バルブ20によって放射されたUV−C光の線量をモニターするためのセンサーユニット32を設けることができる。これによってバルブ20の劣化又は不調を検出することが可能になり、包装物中での作動化されなかったフィルムの使用を実質的に避けることができる。センサーユニット32は、例えば、250〜260nm標準UVIセンサーを有するオンラインUV強度ディスプレイモジュール(EIT社、バージニア州スターリング)であってよい。勿論、バンク22のUV−C光出力のレベルを測定する際に使用するために、多数の他の装置を使用することができる。センサーユニット32は、UV−C光出力が不十分な場合、包装が自動的に中断されるように、包装ライン用のコントローラと連動又は操作的に連係させることができる。
バルブ20は好ましくは、8時間交替勤務の間に労働者へのUV曝露が許容レベル内であることを確実にするように、シールドされている。これは、200〜315nmの範囲内で0.1μW/cm以下の(放射線硬化(Radiation Curing)、1985年5月、第10〜13頁に規定されているような)有効強度又は放射照度Eに相当する。
バルブ20には好ましくは、バルブ20が破壊又は他の方法で破損した場合、バルブ20のガラスなどのような破壊した要素と接触することに対して、フィルム通路16内のフィルムを保護するためのスリーブ部材が設けられていてよい。これによって、このような破損に起因するフィルムの汚染が避けられる。スリーブは、好ましくはバルブ20から放射されるUV−C光の強度への最小の影響を有する、バルブ20に適用される収縮性部材又は皮膜であってよい。好ましいスリーブは、UV−C光を与えるために使用される殺菌性254nmバルブの強度に悪影響を与えない、熱収縮したFEP−テフロン(登録商標)スリーブである。
バルブ20は、好ましくは処理するフィルムの幅の何れかの側を越えて延びるために充分な幅を有する蛍光チューブ型バルブであってよく、それによって、作動化される酸素捕獲フィルムに適用されるUV−C光の完全な線量が確保される。バルブは好ましくは20〜48インチの幅を有し、13〜40インチの幅を有するフィルムを処理するために適しているであろう。適当なバルブは、部品名称UV−LUX GRFX5194でボルターク(Voltarc)によって販売されている。
UV−C光に酸素捕獲フィルムを曝露する工程は任意に、フィルムを複数回の分離した時間で曝露する、段階的方法で実施することができる。例えば、意図する曝露時間又は滞留時間が40秒である場合、曝露工程は、一連の4曝露工程、即ち好ましくは2秒の工程の間の間隔で、それぞれ10秒の長さで、実施することができる。このような段階的曝露によって、それによって作動化されるフィルムの増大した酸素捕獲特性が与えられる。この態様は、ミズーリ州カンザスシティのコッチ社(KOCH)によって配布されているマルチバック(MULTIVAC)R7000のような断続的運動で作動する包装機械に容易に適用することができる。
下記の実施例は、本発明の有利な特徴を更に示すために提供される。
3層酸素捕獲フィルムを、フラット共押出方法によって製造した。このフィルムの外側層は、LLDPE(ダウレックス(Dowlex)(登録商標)3010、ダウケミカル社)からなっており、内側の酸素捕獲層(OSL)は、予め二軸スクリュー押出機で製造した、68%の1,2−ポリブタジエン(RB830、JSR(日本合成ゴム株式会社))、12%のEPDMゴム(ビスタロン(Vistalon)(登録商標)3708、エクソン社)及び20%のEVA−9(エチレン/酢酸ビニルコポリマー、エクソン社)ベースのネオデカン酸コバルト及びベンゾフェノンマスターバッチからなっていた。フィルムの捕獲層内のコバルトの最終濃度は、コバルト金属として540ppmであり、ベンゾフェノンの最終濃度は0.5%であった。このフィルムの合計厚さは3ミルで、各層は1ミル厚さであった。フィルムの一部(200cm)を、UVP社モデルXX−15S殺菌性ランプで、下記の表1に記載したように照射した。ランプの出力を、SEL240検出器、254狭帯域通過フィルター(NS254)、Wディフューザー(W diffuser)及び中性濃度フィルター(QNDS2)を取り付けた、インターナショナル・ライト(International Light)モデル1400Aラジオメーターで、2cmの距離で測定した。5分間のウォームアップ期間の後、出力は、254nmで4.2〜5.7mW/cmの範囲内であった。次いで照射したフィルムをバリヤーバッグ(BDF2001、W.R.グレース社のクリオバック(Cryovac)(登録商標)ディビジョン)の中に密閉し、300ccの空気で膨張させた。ヘッドスペースの一部を定期的に取り出し、モコン(Mocon)LC700F酸素分析器で酸素について分析した。得られた捕獲データを、下記の表1に要約する。平均速度は、下記の式
平均速度=捕獲されたOのcc/(m・日)
により、終点のみを考慮することにより計算し、この実施例に於いては30日後に計算した。ピーク瞬間速度は、全てのサンプリング期間の間に観察された最高捕獲速度であり、捕獲されたOのΔcc/(m・日)であり、ここでΔは増分変化である。括弧内の数字は、ピーク速度に達するために必要な作動化後の日数である。
Figure 2004262552
表1のデータは、低強度短波長UVが、酸素捕獲を作動化する際に非常に有効であることを示している。更に、より高い線量は平均捕獲速度に殆ど効果を有しないが、ピーク瞬間速度を増加させると思われる。
この実施例は、酸素捕獲フィルムを作動化する際に使用するために、他の波長を越えた254nmでのUV−C光の利点を示す。フィルムのサンプルを、リドストックフィルム及び垂直/成形/充填/密封ポーチ用のラミネート(表3に於いて「オンパック」)について評価した。リドストックフィルムは、LLDPE/OSL/LLDPE(1/1/1ミル)構造を有する3層フィルムであった。LLDPE層は、ダウケミカル社からのダウレックス3010フィルムの層であった。OSL(酸素捕獲層)は、50%のスチレン−イソプレン−スチレン三ブロックコポリマー(デクスコ社からのベクター(登録商標)4114−D)、40%のLDPE1017(シェブロン社)、10%のSF(副供給物)であって、クアンタム(Quantum)MU763−EVA、5%のベンゾフェノン及び3%のネオデカン酸コバルト(OMG社からのテン−セム(Ten−Cem)(登録商標))を含有するもの、並びに1%の酸化カルシウムからなっていた。ラミネートはまた、日本合成ゴム株式会社からのRB830TM及びビスタロン(登録商標)3708(エクソン社)のOSL層(コバルト540ppm及びベンゾフェノン0.5%という最終濃度)を有する、三層構造物LLDPE/OSL/LLDPE(1/1/1ミル)であった。
フィルムの作動化は、光源として4種の異なった種類のランプを使用して、2種の波長及び種々の線量で評価した。これらの実施例に於いて、線量は特定された波長で又はその付近で測定されることに注目すべきである。表2〜4に、各試験のパラメーターを記載する。
Figure 2004262552
Figure 2004262552
Figure 2004262552
各フィルムを200cm試験片として用意し、これを特定の線量で作動化し、室温で300ccの空気のヘッドスペースを有するバリヤーバッグ中で試験した。各サンプルについての酸素捕獲速度を決定し、図3〜6に記載する。図に示されるように、曝露時間は16秒のように短いものから625秒のように長いものまでの範囲であった。図3に示されるように、リドストックフィルムは、254nmで低強度光を使用して成功裡に作動化された。0.4J/cmの線量で作動化したリドストックフィルムは、3.6〜3.8J/cmで作動化したフィルムと同様の捕獲速度を有していた。365nmでの作動化により、より長い誘導期及びより低い酸素捕獲速度が得られ(図4参照)、それにより作動化するための254nmでの低強度光の優位性が明らかに示された。ラミネートフィルムについて、254nm光はまた、図5及び6により示されるようにより良い結果を与えた。
この実施例に於いて、実施例2に於けるようなリドストックフィルムを、(1)40秒間及び(2)それぞれ2秒の中断をはさんで4回、10秒間、254nmで光に曝露した。図7は、このフィルムによって示された酸素捕獲速度を示し、段階的作動化によって、一段の作動化工程と少なくとも同等か又は一段の作動化工程よりも良い酸素捕獲が実現されることを示している。
この実施例は、本発明による酸素捕獲フィルムの有効な作動化を示す。リドストックフィルムのサンプルを、図1の装置を使用して、数個の線量率及びウエブ速度で254nm光を使用して作動化させ、作動化されたサンプルを、酸素捕獲速度及び誘導期について試験した。下記の構造、即ち、サラン(Saran)被覆したPET//EVA/OSL/LLDPE(0.48//1.2/0.5/0.3ミル)を有するフィルムサンプルを用意した。EVA層は、エチレン/酢酸ビニルコポリマー層(レキセン(Rexene)PE1375)であった。OSL層は、50%のSBS(デクスコ社からのベクター(登録商標)8508)、40%のLDPE(シェブロンPE1017)、8.54%のEVA(クアンタム)、0.90%のネオデカン酸コバルト(OMG社からのテン−セム(登録商標))、0.5%のベンゾフェノン、0.05%のCaO及び0.01%の安定剤(チバ・ガイギー社(Ciba−Geigy)からのイルガノックス(Irganox)(登録商標)1076)であった。LLDPE層は、ダウレックス2244Aであった。このフィルムを4℃まで冷却し、作動化し、次いで99%のN及び1%のOを含有する300ccのヘッドスペースに曝露し、更に4℃で貯蔵した。各サンプルについての捕獲速度を、下記の表5に示す。
Figure 2004262552
示されるように、各サンプルは1日よりも短い誘導期を有しており、優れた平均及びピーク瞬間酸素捕獲速度を示した。
この実施例は、酸素捕獲フィルムを作動化する際の、スリーブ部材を有するバルブの有効性を示す。スリーブ付きバルブ及びスリーブ無しバルブのUV強度は、実施例1に記載したラジオメーターを使用して決定した。バルブの面から2.54cmの距離及び一方のバルブから他方のバルブへの通路に沿った垂直変位で、2種のバルブの間の強度を決定し、図8に示す。示されるように、スリーブ付きバルブの強度は、それほどの影響を受けなかった。
実施例4に記載されたような同じ組成を有するフィルムを、上記のようなスリーブ付きバルブ及びスリーブ無しバルブを使用して作動化した。線量率較正は、ラジオクロミック(radiochromic)コントロール・キュア(Control Cure)(登録商標)ラベル(UVプロセス・サプライ/イリノイ州シカゴ)を使用して行った。これらのラベルは、ブラーク・レイ(Blak Ray)XX−15Sを使用して線量率を変化させて曝露した。線量率は、IL1400A/SEL240で測定した。受けた線量は、ラベルの色変化の程度(緑から赤へ)に比例する。ラベルのハンターa値を、ミノルタCR−001(D−65光源)で測定した。較正曲線を図12に示す。図12に於いて、水平軸(横座標)はmJ/cmで測定した線量を表わし、垂直軸(縦座標)はハンターa値を表わす。各サンプルから受け取った平均線量を決定し、下記の表6に示す。
Figure 2004262552
示されるように、線量はスリーブ付きバルブによって、わずか6%ほど低下する。
標準冷却MAPヘッドスペース捕獲試験を、上記のようにして作動化されたフィルムについて実施した。作動化された標本を、P640Bポーチ(W.R.グレース社のクリオバック(登録商標)ディビジョンから入手可能)の内側に貼付し、真空密封し、300ccの変性雰囲気(1%O、99%N)で膨張させ、4℃で貯蔵した。サンプルを取り出し、前記の実施例1に記載されたようにして酸素含有量について試験した。その結果を、下記の表7に記載する。
Figure 2004262552
示されるように、スリーブ付きバルブで作動化されたフィルムは、スリーブ無しバルブで作動化されたフィルムに比較したとき、実質的に変化しない酸素捕獲能力を示した。
この実施例は、作動化された酸素捕獲フィルム無しで製造した包装物に比較したとき、作動化された酸素捕獲フィルムを使用して得られる利点を示す。
図9に示されるように、200〜250mJ/cmより大きい、254nmでのUV−C光の線量は、優れた平均酸素捕獲速度を与えた。
図10に示されるように、作動化された酸素捕獲フィルムを含有する実施例4のリドストックフィルムは、作動化された酸素捕獲フィルム無しのT6235B包装(クリオバックの標準的バリヤーリドストック)に比較したとき、長い期間に亘って、一貫して低い残留酸素レベルを与える。
この実施例は、本発明により作動化されたフィルムの捕獲速度を示す。実施例4のフィルムを、この実施例のために選択した。試験した物品は、グリーンウッド・パッキング(Greenwood Packing)/サウスカロライナ州グリーンウッドから得られたスライスしたボローニャソーセージであった。ボローニャソーセージは、その色がO及び光曝露に対して極めて鋭敏であるので選択した。また、この物品の色は非常に均一である傾向を有し、このことは色測定に於ける変動を減少させる助けとなる。このフィルムを、12FPM(559mJ/cm)及び405mm幅へのスリットで図1のモジュールで作動化させた。包装物を、マルチバックR7000(ポケットサイズ:110mm×110mm×40mm)で製造した。包装物を、約0.1%残留OになるまでNでガスフラッシュした。次に、最悪の場合のガスフラッシュシナリオをシミュレートするために、包装物の中に2ccの90%O:10%Nを注入することによって、残留Oを0.7%〜1.0%まで上昇させた。次いで、包装物を、暗所で4.4℃(40゜F)で、0から19日までの種々の長さの時間貯蔵した。各処理のサンプルを、2回繰り返して処理した。包装物を展示光の下に4.4℃(40゜F)で5日間置き、その後サンプリングした。酸素濃度を、各包装物について以下の時点で3回測定した。
1.包装後、
2.包装物を照明した展示の中に入れたとき、
3.5日間照明展示した後。
色は、ミノルタCR−100(C光源)を使用し、ハンターラブ(Hunterlab)Lbスケールで測定した。色測定は、周辺の周りの4点で及びボローニャソーセージスライスの中心で一度、75ga.BDF−2001の1層を通して行った。図13は、T6235中に包装したボローニャソーセージに対立するものとして、実施例4の酸素捕獲フィルム中に包装したボローニャソーセージスライスの色に於ける相対的改良(より高いハンターa値)を示す。図13に於いて、水平軸(横座標)は、包装後の日数を表わす。下側の列は暗貯蔵中の日数を表わし、上側の列は照明した展示中の日数を表わす。それで、例えば、グラフの一番右の部分に現れている最後の一対の棒について、各サンプルは、暗貯蔵中に19日間、続いて照明した展示中に5日間曝露された。図13の垂直軸(縦座標)は、ハンターa値を表わす。図11は、照明した展示中に置かれた包装物の平均O残留を示す。このフィルムが十分に捕獲し、O残留を5日以内に1%から0.2%以下にまで減少させたことが分かる。
本発明は本明細書に記載した説明に限定されず、それらは単なる例示であって、形、サイズ、部品の配置及び操作の詳細の修正を許容できる。
酸素捕獲フィルムを作動化するための独立型の装置及び方法を模式的に示す。 包装システムの中にインラインで組み込まれた装置及び方法を模式的に示す。 それぞれ254nm及び365nmで作動化された、種々の酸素捕獲リドストック(lidstock)フィルムによって捕獲された酸素の量を示す。 それぞれ254nm及び365nmで作動化された、種々の酸素捕獲リドストック(lidstock)フィルムによって捕獲された酸素の量を示す。 それぞれ254nm及び365nmで作動化された、バリヤー包装物の中に作られた種々の酸素捕獲ラミネートによって捕獲された酸素を示す。 それぞれ254nm及び365nmで作動化された、バリヤー包装物の中に作られた種々の酸素捕獲ラミネートによって捕獲された酸素を示す。 4回の逐次10秒期間で作動化されたフィルムに対する、40秒間の1回曝露で作動化されたフィルムについての酸素捕獲の比較を示す。 スリーブ付きバルブ及びスリーブ無しバルブについて、ランプ強度とバルブからの垂直変位との間の関係を示す。 平均酸素捕獲速度と254nmでフィルムに適用された線量との間の関係を示す。 作動化された酸素捕獲フィルムを有するボローニャソーセージ包装物中の酸素濃度と非酸素捕獲フィルムを有するボローニャソーセージ包装物中の酸素濃度とを比較して示す。 照明した展示の中に置いた包装物の平均O残留量を示す。 線量対ハンターa値の較正曲線を示す。 T6235中に包装したボローニャソーセージに対立するものとして、実施例4の酸素捕獲フィルム中に包装したボローニャソーセージスライス品の色に於ける相対的改良(より高いハンターa値)を示す。

Claims (2)

  1. a)酸化可能な有機化合物及び遷移金属触媒を含有する酸素捕獲フィルムのロールを保持する巻き出しロールを供すること;
    b)UV−C光を放射する一連のバルブを含み、かつ、該酸素捕獲フィルムが該バルブを通過する間に該フィルムを、UV−C光に曝露するようバンク内に該バルブが配列されている、該フィルムを作動化するための装置を供すること;
    c)巻き出しロールから該フィルムを作動化するための装置へ伸びるフィルム通路を規定する一連のローラーによって、巻き出しロールから該フィルムを作動化するための装置へ該フィルムを前進させること;
    d)バンク内に配置された一連のUVバルブを通してフィルムを通過させること;
    e)作動化フィルムを提供するよう、該フィルムをUV−C光に曝露すること;
    f)該作動化するための装置から物品を包装するための装置へ該作動化フィルムを前進させること;及び
    g)該物品を包装するための装置において、該作動化フィルムを成形されたウエブへ適用して、該作動化フィルムを含む、該物品を包含するための包装物を製造すること;
    を含む方法であって、それによって酸素捕獲包装物を提供するよう、該作動化フィルムが連続的に作動化され、かつ該包装物中に取り込まれる方法。
  2. 該物品が食品であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
JP2004074247A 1996-08-02 2004-03-16 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法 Pending JP2004262552A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69182996A 1996-08-02 1996-08-02

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50810398A Division JP3897364B2 (ja) 1996-08-02 1997-08-01 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法、装置及びシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004262552A true JP2004262552A (ja) 2004-09-24

Family

ID=24778150

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50810398A Expired - Fee Related JP3897364B2 (ja) 1996-08-02 1997-08-01 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法、装置及びシステム
JP2004074247A Pending JP2004262552A (ja) 1996-08-02 2004-03-16 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50810398A Expired - Fee Related JP3897364B2 (ja) 1996-08-02 1997-08-01 酸素捕獲フィルムを作動化するための方法、装置及びシステム

Country Status (12)

Country Link
US (2) US6632408B1 (ja)
EP (1) EP0921980B1 (ja)
JP (2) JP3897364B2 (ja)
AT (1) ATE219740T1 (ja)
AU (1) AU734478B2 (ja)
BR (1) BR9711017A (ja)
DE (1) DE69713605T2 (ja)
DK (1) DK0921980T3 (ja)
ES (1) ES2177996T3 (ja)
NZ (1) NZ333940A (ja)
PT (1) PT921980E (ja)
WO (1) WO1998005555A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010920A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 酸素吸収性樹脂組成物用ペレット及び酸素吸収性樹脂組成物

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AUPO868497A0 (en) 1997-08-21 1997-09-11 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation New uses for oxygen scavenging compositions
NZ333942A (en) * 1996-08-02 2000-08-25 Cryovac Inc Method of triggering oxygen scavenging composition with pulsed light
US5911910A (en) * 1997-10-29 1999-06-15 Cryovac, Inc. Method and apparatus for triggering an article containing an oxidizable organic compound
US6255248B1 (en) 1999-07-09 2001-07-03 Cryovac, Inc. Oxygen scavenging composition with improved properties and method of using same
ES2292611T3 (es) * 2000-08-08 2008-03-16 Evergreen Packaging International B.V. Procedimiento para la activacion de componentes secuestradores de oxigeno durante un proceso de llenado de cajas de carton con tapa de pico.
US6875400B2 (en) * 2000-12-22 2005-04-05 Cryovac, Inc. Method of sterilizing and initiating a scavenging reaction in an article
US6784440B2 (en) * 2002-07-26 2004-08-31 Boc, Inc. Food sanitizing cabinet
US6942821B2 (en) * 2002-10-15 2005-09-13 Cryovac, Inc. Process for triggering, storing, and distributing an oxygen scavenger, and a stored oxygen scavenger
US7258930B2 (en) * 2004-04-28 2007-08-21 Cryovac, Inc. Oxygen scavenging film with cyclic olefin copolymer
US7807111B2 (en) 2004-05-21 2010-10-05 Cryovac, Inc. Method and apparatus for high speed activation of oxygen scavenging compositions
US20060013929A1 (en) * 2004-07-16 2006-01-19 Susie Morris Visually-appealing microwaveable frozen meal
US8026493B2 (en) 2005-10-26 2011-09-27 Cryovac, Inc. Method and apparatus for controlled triggering of oxygen scavenging compositions utilizing a wrap-around shade
GB2448835B (en) 2005-12-23 2010-12-29 British Airways Plc Aircraft passenger seat
US8834788B2 (en) * 2006-05-04 2014-09-16 Fogg Filler Company Method for sanitizing/sterilizing a container/enclosure via controlled exposure to electromagnetic radiation
DE102007003334A1 (de) * 2007-01-17 2008-08-07 Khs Ag Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Sterilisierung von Beutelverpackungen
EP2573143A1 (en) * 2010-05-17 2013-03-27 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Oxygen-absorbable resin composition, and process for production of packaging material using same
WO2016196121A1 (en) 2015-05-29 2016-12-08 Cryovac, Inc. Oxygen scavenging films

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4871559A (en) 1983-11-23 1989-10-03 Maxwell Laboratories, Inc. Methods for preservation of foodstuffs
US5034235A (en) * 1983-11-23 1991-07-23 Maxwell Laboratories, Inc. Methods for presevation of foodstuffs
EP0301719A1 (en) 1987-07-27 1989-02-01 CarnaudMetalbox plc Improvements in and relating to packaging
GB8803062D0 (en) * 1988-02-10 1988-03-09 Grace W R & Co Sealed containers & sealing compositions for them
EP0355982A3 (en) 1988-07-20 1991-10-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Polymeric films having oxygen barrier properties
DE68914102T2 (de) 1988-11-24 1994-07-07 Sumitomo Chemical Co Sauerstoffabsorbierende thermoplastische Kunstharzfolie.
DE3923539A1 (de) * 1989-07-15 1991-01-24 Karl Fabricius Aseptische abfuellmaschine fuer lebensmittel
JP3128787B2 (ja) 1990-04-10 2001-01-29 凸版印刷株式会社 酸素バリヤー性を有するポリオレフィン系樹脂シート及び酸素バリヤー性容器
CA2040993C (en) 1990-04-25 2001-08-07 Yoshiaki Inoue Oxygen absorbent composition and method of preserving article with same
JPH0532277A (ja) 1990-12-28 1993-02-09 Kuwabara Yasunaga 包装体の残留酸素除去方法並びに包装体
CA2062083C (en) 1991-04-02 2002-03-26 Drew Ve Speer Compositions, articles and methods for scavenging oxygen
US5211875A (en) * 1991-06-27 1993-05-18 W. R. Grace & Co.-Conn. Methods and compositions for oxygen scavenging
JP3143969B2 (ja) 1991-08-13 2001-03-07 凸版印刷株式会社 酸素バリヤー性を有するシート及び容器
JPH0551048A (ja) 1991-08-13 1993-03-02 Toppan Printing Co Ltd 酸素バリヤー性樹脂組成物及びその製造方法並びに包装材料
JPH05247276A (ja) 1992-03-04 1993-09-24 Toppan Printing Co Ltd 酸素バリアー性樹脂組成物
US5310497A (en) 1992-10-01 1994-05-10 W. R. Grace & Co.-Conn. Oxygen scavenging compositions for low temperature use
US5399289A (en) 1992-10-01 1995-03-21 W. R. Grace & Co.-Conn. Compositions, articles and methods for scavenging oxygen which have improved physical properties
CA2144309C (en) * 1993-07-13 2006-10-24 Ta Yen Ching Ethylenic oxygen scavenging compositions and process for making same by esterification or transesterification in a reactive extruder
US5911910A (en) * 1997-10-29 1999-06-15 Cryovac, Inc. Method and apparatus for triggering an article containing an oxidizable organic compound

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010920A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. 酸素吸収性樹脂組成物用ペレット及び酸素吸収性樹脂組成物
JP2007023193A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Toyo Seikan Kaisha Ltd 酸素吸収性樹脂組成物用ペレット及び酸素吸収性樹脂組成物
US8232347B2 (en) 2005-07-19 2012-07-31 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Method of making oxygen-absorbing resin composition
CN103756104A (zh) * 2005-07-19 2014-04-30 东洋制罐株式会社 吸氧性树脂组合物用颗粒及吸氧性树脂组合物
CN103756104B (zh) * 2005-07-19 2016-05-18 东洋制罐株式会社 吸氧性树脂组合物用颗粒及吸氧性树脂组合物

Also Published As

Publication number Publication date
ES2177996T3 (es) 2002-12-16
PT921980E (pt) 2002-11-29
ATE219740T1 (de) 2002-07-15
NZ333940A (en) 2000-08-25
JP2000516560A (ja) 2000-12-12
WO1998005555A3 (en) 1998-08-06
EP0921980B1 (en) 2002-06-26
DE69713605D1 (de) 2002-08-01
DK0921980T3 (da) 2002-10-14
US6632408B1 (en) 2003-10-14
WO1998005555A2 (en) 1998-02-12
JP3897364B2 (ja) 2007-03-22
US6599487B1 (en) 2003-07-29
AU3969597A (en) 1998-02-25
DE69713605T2 (de) 2002-12-19
AU734478B2 (en) 2001-06-14
BR9711017A (pt) 1999-09-28
EP0921980A2 (en) 1999-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6599487B1 (en) Apparatus, and system for triggering oxygen scacenging films
AU734945B2 (en) Method of triggering oxygen scavenging composition with pulsed light
US5911910A (en) Method and apparatus for triggering an article containing an oxidizable organic compound
WO1998005555A9 (en) Method, apparatus, and system for triggering oxygen scavenging films
JP4074622B2 (ja) 脱酸素剤を賦活化し、保存し、かつ配送するための方法、および保存された脱酸素剤
EP1027207B1 (en) Method for treating an article containing an oxidizable organic compound
US6287481B1 (en) Method, apparatus, and system for triggering oxygen scavenging films
SE510830C2 (sv) Sätt att med god hållbarhet förpacka färskt kött i en förpackning av plast
US6233907B1 (en) Method and apparatus for triggering oxygen scavenging material as a wall component in a container
EP0921993B1 (en) A packaging system
CA2262486C (en) Method, apparatus, and system for triggering oxygen scavenging films
WO1998005571A9 (en) Method for triggering oxygen scavenging material as a wall component in a container
AU752002B2 (en) Method for triggering oxygen scavenging material as a wall component in a container
MXPA00004066A (en) Method and apparatus for triggering an article containing an oxidizable organic compound

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071116

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080111