JP2004261742A - 建築用外装板の塗装設備 - Google Patents

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finishing roll
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Ichiro Kanamori
一郎 金守
Satoshi Maekawa
聡 前川
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KMEW Co Ltd
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Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd
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Abstract

【課題】防水剤の塗布量にばらつきが生じにくいようにする。
【解決手段】セメントを主材とする外装板の基板1をその裏面3を下方に向けて搬送する搬送ライン4と、液状の防水剤6を収容する液槽5と、搬送ラインに沿って搬送される基板の裏面に、液槽に収容されている防水剤を塗布する塗布ロール11と、基板の裏面に塗布された防水剤を均して仕上げる仕上げロール12と、その仕上げロールの外周に接触して仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る絞り部材13とを備えている建築用外装板の塗装設備であって、絞り部材にて絞り取った防水剤が防水剤の液槽に流入しないように、仕上げロール12と絞り部材13とを配置してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セメントを主材とする外装板の基板をその裏面を下方に向けて搬送する搬送ラインと、液状の防水剤を収容する液槽と、前記搬送ラインに沿って搬送される基板の裏面に、前記液槽に収容されている防水剤を塗布する塗布ロールと、前記基板の裏面に塗布された防水剤を均して仕上げる仕上げロールと、その仕上げロールの外周に接触して仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る絞り部材とを備えている建築用外装板の塗装設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
セメントを主材とする例えば屋根材や壁材などの基板は、裏面が雨水などに接触して吸水するのを防止するために、裏面に防水剤を塗布する必要があり、上記建築用外装板の塗装設備は、塗り残しが生じないように充分な量の防水剤を塗布ロールで基板裏面に塗布しても、塗布した防水剤を仕上げロールで均して略所望の塗布厚さに仕上げることができ、また、基板裏面に塗布された余剰の防水剤を効率良く仕上げロールで除去できるように、仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る絞り部材を設けてあるので、適量の防水剤を基板裏面に確実に塗布できる利点がある。
しかしながら、従来の上記建築用外装板の塗装設備では、絞り部材で絞り取った防水剤が液槽に流入するように、仕上げロールと絞り部材とを配置している(例えば、特許文献1参照) 。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−33697号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、液槽に流入した、絞り部材で絞り取った防水剤に気泡が混入していると、絞り取った防水剤が気泡と共に液槽に流入するので、塗布ロールが液槽の防水剤を、気泡を巻き込みながら基板裏面に塗布して、塗布量にばらつきが生じ易い欠点があり、塗布量にばらつきが生じている基板は、防水剤の硬化に伴って、反りなどの変形が生じ易い問題がある。
つまり、絞り部材で絞り取った防水剤には、仕上げロールから絞り取る際に生じた気泡が混入し易く、気泡を巻き込みながら防水剤が塗布された部分は、仕上げロールで均して略所望の塗布厚さに仕上げることができても、巻き込んだ気泡の分だけ塗布量が不足してばらつきが生じることになり、また、塗布量のばらつきに起因して、防水剤の硬化に伴って生じる内部応力が全体としてうまくバランスせず、その結果、基板に反りなどの変形を生じ易いのであり、主材のセメントが未硬化の基板に塗布する場合には、特に生じやすい問題である。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、防水剤の塗布量にばらつきが生じにくいようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、セメントを主材とする外装板の基板をその裏面を下方に向けて搬送する搬送ラインと、液状の防水剤を収容する液槽と、前記搬送ラインに沿って搬送される基板の裏面に、前記液槽に収容されている防水剤を塗布する塗布ロールと、前記基板の裏面に塗布された防水剤を均して仕上げる仕上げロールと、その仕上げロールの外周に接触して仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る絞り部材とを備えている建築用外装板の塗装設備であって、前記絞り部材にて絞り取った防水剤が前記液槽に流入しないように、前記仕上げロールと前記絞り部材とを配置してある点にある。
【0007】
〔作用及び効果〕
絞り部材にて絞り取った防水剤が液槽に流入しないので、気泡を巻き込みながら防水剤が基板裏面に塗布されるようなことがなく、防水剤の塗布量にばらつきが生じにくい。
【0008】
請求項2記載の発明の特徴構成は、前記仕上げロールを回転させながらその下側回転部分を洗浄する洗浄装置を設けてある点にある。
【0009】
〔作用及び効果〕
仕上げロールを回転させて略所望の塗布厚さに仕上げながら、その仕上げロールの下側回転部分を洗浄できるので、仕上げロールに付着している防水剤が硬化したり、硬化した防水剤で仕上げロールが変形したりするようなおそれが少なく、仕上げロールの仕上げ性能を長期に亘って維持することができ、仕上げロールに対するメンテナンス作業も簡略化できる。
【0010】
請求項3記載の発明の特徴構成は、前記洗浄装置を、前記仕上げロールの下側回転部分を洗浄液にくぐらせて洗浄するように構成してある点にある。
【0011】
〔作用及び効果〕
仕上げロールに付着した防水剤が硬化しないように、仕上げロールの下側回転部分を洗浄液で連続的に洗浄できる。
【0012】
請求項4記載の発明の特徴構成は、前記洗浄装置を、前記仕上げロールの下側回転部分をスチームで洗浄するように構成してある点にある。
【0013】
〔作用及び効果〕
防水剤が仕上げロールにしみ込んでいるような場合でも、その防水剤がしみ込んでいる箇所にスチームを入り込ませて効果的に洗浄できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
セメントを主材とする建築用外装板としては、屋根材や壁材などがあり、例えば、屋根材の場合であれば、図2に示すように、セメントを主材とする屋根材の基板1が、平面視において五角形に形成されている。
この五角形の基板1は、図外の表面用塗装設備により、上方に面する表面2に下塗りと上塗り塗装が施され、下方に面する裏面3には、図1および図2に示す本発明による裏面用塗装設備により防水剤6が塗布される。
【0015】
この裏面用塗装設備は、多数の基板1をその裏面3を下方に向けて連続的に搬送する搬送ライン4を備え、その搬送ライン4の下方には、液状のアクリル系あるいはシラン系などの防水剤6を収容する防水液槽5と、水などの洗浄液7を収容する洗浄液槽8とに仕切壁9で液密に仕切られた上方が開口している液槽10が、防水液槽5が搬送方向上手側に位置するように配置され、防水剤6および洗浄液7の粘度や水位などが、図外の制御装置によってほぼ一定に維持されている。
【0016】
前記搬送ライン4と防水液槽5との間には、その搬送ライン4に沿って、塗布ロールとしての二本のモールロール11が配設され、搬送ライン4と洗浄液槽8との間には、搬送ライン4に沿って、仕上げロールとしての二本のスポンジロール12と、絞り部材としての二本の絞りロール13とが設けられている。
【0017】
前記モールロール11の各々は、鉄芯14と鉄芯14の周りに巻き付けられた繊維材15とで構成されて、基板1の裏面3に防水剤6を充分に塗布できるようにするため、比較的柔らかく、かつ、防水剤6を充分に吸収するように構成され、その下部の一部(下側回転部分) を防水剤6に浸して、搬送ライン4に沿って搬送される基板1の裏面3に、防水液槽5に収容されている防水剤6を塗布できるようにしてある。
【0018】
前記スポンジロール12の各々は、鉄芯16と硬質のスポンジ17とで構成され、2本のモールロール11によって基板1の裏面3に充分に塗布された防水剤6を均して仕上げることができるように、スポンジ17はモールロール11を構成している繊維材15に比較してかなり硬い材質で形成されている。
【0019】
また、スポンジロール12の各々の下部の一部(下側回転部分) 18を洗浄液槽8の洗浄液7に浸して、スポンジロール12を回転させながら、その下側回転部分18を洗浄液7にくぐらせて洗浄する洗浄装置19を設けてある。
【0020】
前記絞りロール13は、金属製のロールで、各スポンジロール12の搬送方向上手側に配設されて、各絞りロール13が、スポンジロール12の外周に接触してスポンジロール12に付着した防水剤6を絞り取るように構成され、各スポンジロール12と絞りロール13は、絞りロール13にて絞り取った防水剤6が防水液槽5に流入しないように、仕切壁9から充分離して配置されている。
【0021】
そして、基板1を搬送する搬送ライン4において、2本のモールロール11が、その搬送方向の上手側に配設され、絞りロール13を備えた2本のスポンジロール12が、2本のモールロール11よりも搬送方向下手側に配設されて、各モールロール11とスポンジロール12とが、図外の駆動装置により図中の矢印方向にそれぞれ回転駆動されるように構成され、絞りロール13については、スポンジロール12との接触によって回転するように遊転式に構成されている。
【0022】
これらのモールロール11とスポンジロール12は、搬送ライン4の搬送方向視において、基板1の横幅dよりも長い横幅Dを有していて、基板1が、各ロール11,12の横幅D内において搬送されるように構成され、絞りロール13については、その横幅がスポンジロール12の横幅Dよりも多少長くなるように構成されている。
【0023】
この塗装設備によれば、図3(イ) ,(ロ) に示すように、多数の基板1が搬送ライン4に沿って連続的に搬送されながら、2本のモールロール11により、各基板1の裏面3の全面に亘って必要量以上の防水剤6が塗布された後、図3(ハ) ,(ニ) に示すように、2本のスポンジロール12が各基板1の裏面3に作用して、必要量以上に塗布された防水剤6の余剰分を除去するとともに、全体を均して裏面3を仕上げることになり、スポンジロール12の外周に付着した防水剤6は、各スポンジロール12の外周に接触する絞りロール13によって絞り取られて、洗浄液槽8に流下することになる。
【0024】
〔第2実施形態〕
図4,図5は、裏面用塗装設備の別実施形態を示し、スポンジロール(仕上げロール) 12の下側回転部分18をスチーム20で洗浄する洗浄装置19を設けてある。
【0025】
前記洗浄装置19は、搬送ライン4の下側をスポンジロール12の上側回転部分21が上方に突出するように覆う上部カバー22と、スポンジロール12の下側回転部分18を横側方から囲む周部カバー23とを備えたケーシング24を設け、スチーム20を下側回転部分18に向けて下方から噴射するノズル25をケーシング24の内側に設けて、スチーム供給管26を通して供給される比較的高温のスチーム20を下側回転部分18に噴射して洗浄するように構成してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
【0026】
〔その他の実施形態〕
本発明による建築用外装板の塗装設備は、絞りロールに代えて、例えば、仕上げロールの外周に接触して仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る板状のスクレーパなどの絞り部材を設けてあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用外装板の塗装設備の縦断側面図
【図2】建築用外装板の塗装設備の平面図
【図3】建築用外装板の塗装設備の作用を示す要部の正面図
【図4】第2実施形態による建築用外装板の塗装設備の縦断側面図
【図5】第2実施形態による建築用外装板の塗装設備の平面図
【符号の説明】
1 基板
3 裏面
4 搬送ライン
5 液槽
6 防水剤
7 洗浄液
11 塗布ロール
12 仕上げロール
13 絞り部材
18 下側回転部分
19 洗浄装置
20 スチーム

Claims (4)

  1. セメントを主材とする外装板の基板をその裏面を下方に向けて搬送する搬送ラインと、液状の防水剤を収容する液槽と、前記搬送ラインに沿って搬送される基板の裏面に、前記液槽に収容されている防水剤を塗布する塗布ロールと、前記基板の裏面に塗布された防水剤を均して仕上げる仕上げロールと、その仕上げロールの外周に接触して仕上げロールに付着している防水剤を絞り取る絞り部材とを備えている建築用外装板の塗装設備であって、
    前記絞り部材にて絞り取った防水剤が前記液槽に流入しないように、前記仕上げロールと前記絞り部材とを配置してある建築用外装板の塗装設備。
  2. 前記仕上げロールを回転させながらその下側回転部分を洗浄する洗浄装置を設けてある請求項1記載の建築用外装板の塗装設備。
  3. 前記洗浄装置を、前記仕上げロールの下側回転部分を洗浄液にくぐらせて洗浄するように構成してある請求項2記載の建築用外装板の塗装設備。
  4. 前記洗浄装置を、前記仕上げロールの下側回転部分をスチームで洗浄するように構成してある請求項2記載の建築用外装板の塗装設備。
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