JPS62209480A

JPS62209480A - 液体現像装置

Info

Publication number: JPS62209480A
Application number: JP61052216A
Authority: JP
Inventors: Keiji Kato; 加藤　恵士
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-03-10
Filing date: 1986-03-10
Publication date: 1987-09-14
Also published as: EP0237926A1; EP0237926B1; US4827309A; DE3765809D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、電子写真法や静電記録法によって作られた静
電潜像に現像液を施すことによって現像をおこなう液体
現像装置に関する。

〔背景技術〕

従来、静電潜像をもつ表面に現像液を供給するための方
法として多くの方法が提案されている。

それらを大別すると、■現像液で満たされた受は皿の中
に直接潜像を浸すことによって現像をおこなう浸漬現像
法、■潜像面に現像液をシャワー状に噴出させて現像す
るシャワー現像法。■現像液を保液性のある現像ローラ
ー表面に供給して、そのローラーを静電潜像を有する感
光体表面に近接または圧接させることによって現像を行
うロール現像法、■潜像を存する面にのみ現像液を施る
程度制御しながら噴射または噴流させて現像を行うとい
ういわゆる噴流（噴射）現像法等があり、これらの方法
は、−ａによく知られている。

一般に、電子写真法や静電記録法によって作られる静電
潜像において、現像ムラのない高品質画像をできるだけ
高速に現像したいとの要求がある。

こうした要求に対し、前述の現像法は、それぞれ、下記
で述べる欠点をもっている。

即ち、浸漬現像法においては、エツジ効果を少くするた
め一般に現像電極が用いられるが、その場合でさえ、感
光体を現像液中へただ浸漬させるだけであるので、潜像
面へ、多量のフレッシュな現像液を供給する手段はなく
、従って、現像が遅く、また、現像ムラを生じ易いなど
の欠点がある。

また、シャワー現像においては、多量の現像液を潜像面
へ均等に供給することはむづかしい。また、ロール現像
法ではロール表面全面にわたって現像液を均等に供給す
ることがむづかしく、また、ロールを感光体に圧接させ
て現像する場合には、感光体との接触により画像に乱れ
を生じ易いなどの欠点がある。さらに、供給される現像
液量は、ローラに付着している液だけであるので、潜像
面への供給量が限られるという欠点もある。また、噴流
現像法は、前述の方法に比べ多量の現像液を潜像面へ供
給できるという利点をもつため一般によく用いられてい
るが、やはり、この方法の課題は、多量の現像液をいか
にして潜像面へ均等に供給するかである。これに対し、
種々の工夫や改良がされているが、充分なものはない。

一般に、静電潜像の現像は、荷電をもった調色剤粒子が
絶縁性液体中に分散された現像液を用いて行なわれる。

そのような現像に於いて、濃度ムラの少い良好な画像を
高速に得る為には、均質な特性をもつ現像液を、潜像面
に対して出来るだけ均等に、また、多量に供給すること
が重要である。

現像液の不均等な供給により、濃度ムラ、スジ等の画質
上好ましくない現像となることは、よく経験することで
ある。

濃度ムラの少い画像を得るために、もう一つ重要なこと
は、潜像の現像で使用され特性が変化した現像液を、す
みやかに潜像部から除去し、そこへ均質な特性をもつフ
レッシュな現像液を供給することである。

即ち、静電潜像の現像は、キャリア液体中に分散された
荷電をもった調色剤粒子が潜像面へ付着することによっ
ておこなわれるが、この時、静電潜像表面近傍の現像液
中に含まれる粒子が、潜像面に優先的に付着する。この
ため、現像の進行に伴い、潜像表面近傍の現像液中の荷
電粒子は少くなり、その特性及び組成は現像に使われる
前のフレッシュ現像液のそれとは異ったものとなる。現
像において、潜像は現像液に対しある相対速度で移動し
ながら現像されるため、荷電粒子の少くなった現像液は
他の潜像面へと移動し、再び現像に使用されることにな
るが、そこでは現像液中に含まれる荷電粒子も少く、従
って潜像に付着する荷電粒子も少くなる。こうして、濃
度ムラがひきおこされる。

このように、静電潜像の現像で使用された現像液が、再
び、別の潜像部へ供給されて現像されることは好ましく
なく、潜像の現像で使用された現像液は、すみやかに潜
像面を離れ、そこへ均等な特性をもつフレッシュな現像
液が供給されることが、濃度ムラの少い優れた画像を得
る為に極めて大切である。また、そのことは、高速現像
に対しても、効果的であることは言うまでもない。

本発明の目的は、均質な組成をもつ現像液を、静電層像
面へ均等に供給し、現像で使われ組成・特性が変化した
現像液はすみやかに潜像面から離れ、そこへ均質な特性
をもつ現像液が供給されることを可能とする現像液供給
装置を提供することにあり、また本発明の他の目的は、
濃度ムラが極めて少くかつ迅速な現像を可能とする現像
液供給装置を提供することにある。

〔発明の概要及び作用〕

本発明は現像液を上向きに湧出する複数の湧出スリット
と、潜像現像後の現像液を廃出させるための複数の廃出
スリットとを交互に設け、かつ該現像液湧出スリットの
内側下部に、現像液を噴出させるための開口を有する中
空パイプが挿入されていることを特徴とし、これによっ
て現像液を静電潜像面へ均等に供給し、使用後の現像液
は即ちに潜像面から離し、常に均質な現像液で現像を行
うようになっている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の現像液供給装置の実施例について図面を
参照して説明する。

第１図は、本発明の現像液供給装置を用いた液体現像装
置の全体的な概略図を示したものである。

１は潜像を有する記録体、２は現像液供給用ポンプ、３
は現像ヘッド、４は現像液供給パイプ、５は現像液を潜
像へ供給するための現像液湧出スリット、６は現像後の
現像液を潜像面と現像ヘッドとのすきますなわち現像ゾ
ーンから廃出させるための現像液廃出スリット、７は現
像液のリターン←　　　パイプ、８は供給タンクを示す
。

第２図は、現像ヘッド３を詳細に示したもので、ｔａ＋
は現像ヘッドの断面図、（ｂｌはその平面図またｆｃｌ
は現像液湧出スリットの内側下部に挿入された中空パイ
プ１７の一例を示す。

第１図において、静電潜像を有する記録体は、図中矢印
Ａ方向に回転移動しながら、現像ヘッドから供給される
噴流現像液によって現像される。

現像液は、供給タンク８中で均等な組成・特性をもつよ
う充分攪拌された後、ポンプ２で汲みあげられ供給パイ
プ４を通って現像ヘッドへ供給される。現像ヘッド内で
の現像液の動きは後で詳しく述べるが、現像液は現像ヘ
ッドの複数の湧出スリットから噴射され、潜像を現像し
た後、湧出スリット５に隣接する廃出スリット６を通っ
て、供給タンク内に回収され、供給タンク内にある多量
の現像液と混合されてふたたび循環されて使用される。

供給タンクには、液面レヘルを検知するための装置？　
１５及び現像液濃度を検知するための装置１２が備えつ
けられており、常に一定の液面レベルになるよう、また
定められた現像？＆？Ｈ度となるよう、コンク現像？＆
１１及び希釈用液体１ｏが、必要に応じて供給タンク中
の現像液に加えられるよになっている。

以下、本発明の現像液供給装置の効果について、図面を
参照して詳細に説明する。現像ヘッドへ導かれた現像液
は、第１図に示すように、まづ３本の湧出スリット内側
にある中空パイプ１７の各々に導かれる。中空パイプは
、第２図（Ｃ１に示すように、他端が仮１７Ａで閉じら
れており、また、パイプ下側にのみ、長手方向に複数の
同径の穴１７Ｂがあけられている。

中空パイプエフへ強制的に導かれた現像液は、それらの
穴を通して、湧出スリット５下部の内壁に衝突するよう
噴出される。中空パイプの下側に設けられた穴は、現像
液入口からパイプ長手方向にいくにつれ、穴と穴の間隔
が大きくなるよう即ち単位長さ当りの穴の個数が少くな
るようにあけられている。これは、中空パイプの穴を通
して湧出スリットに噴出された現像液の圧力及び液量を
、湧出スリット長手方向に一定にするためである。

中空パイプ長手方向に等間隔に穴があけられた、一端を
閉じた中空パイプに、他端から液体が押入される場合、
穴から噴出される液量及び圧力は、入口近くで小さく、
入口から離れるにつれ増大することは、よく知られてい
る。

上記、中空パイプの穴は、このことを考慮して、湧出ス
リットに噴出する現像液の液量及び圧力が、スリット長
手方向でできるだけ一定となるように配置されている。

また、中空パイプ下側に設けられた穴のもう一つの効果
は、現像液供給側の圧力・ｔ＆　ｍの変動に対して、バ
ッファー作用をもつことでありポンプから送り込まれる
液の圧力・液量の変動は、抑制される。以上、穴のあい
た中空パイプについて説明したが、穴の替わりに細いス
リット等の他の開口であってもよい。

以上のように、中空パイプから噴出された現像液は、湧
出スリット長手方向に液量、圧力を一定に保ったまま湧
出スリットの内壁と中空パイプ外壁とのすき間を通って
、湧出スリット出口へ導かれ、潜像面へ供給される。従
って、潜像の幅方向に対して、現像液の均等な供給がな
される。

また、一つの湧出スリットから出た現像液は、潜像に対
し垂直に噴°射される。現像時、現像ヘッドと潜像のす
き間は、３本のスリットから湧出される現像液によって
満たされるよう現像液の液量がｉ！ｌ整されている。こ
の時、第１図に示すように一つの湧出スリットから出た
現像液は潜像に衝突後、二つの方向、即ち潜像をもった
記録材料の進行方向とそれと逆の方向とに分流され潜像
面に対し平行に進み潜像を現像しながら進む。

現像時、現像液の特性・組成は現像の進行につれ徐々に
変化するが、現像で使用された現像液は、湧出スリット
から少し離れた位置に設けられている廃出スリット６を
通ってすみやかに廃出される。

このように、木装万は、現像液噴出スリット５の隣に廃
出スリット６を設けているため、潜像の現像で組成・特
性の変化した現像液を、すみやかに潜像から除去するこ
とができる。このため潜像へは、フレッシュ現像液とほ
ぼ同等の組成・特性を有する現像液の供給が可能となり
、従って、現像ムラの極めて少い現像を行うことができ
る。

上記の湧出スリットの幅寸法Ｌ（第２図参照）は（０，
１〜５）ｍｍが好ましく、湧出スリットと廃出スリット
との間隔Ｍは寸法りの（２〜５）倍、廃出スリット６の
幅寸法Ｎは寸法りの（１〜３）倍が好ましい。

また、本発明の現像液供給装置は、第１図及び第２図に
示すように、現像液噴出スリットと廃出スリットとを交
互に配置させた構造を有している。

このため、現像液の流れは、第１図中矢印で示した如く
なり、従って、静電潜像は、現像ゾーンにおいて、静電
潜像の進行方向に対して逆方向に流れる現像液と、同方
向に流れる現像液とによる現像を、交互に繰り返しなが
ら現像される。このため、潜像進行方向に対する現像液
の供給は、均等となり、従って潜像進行方向に対して、
濃度ムラの極めて少い画像を得ることができる。

また、本発明の現像液供給装置は、現像ヘッド全体又は
潜像面に対向した現像ヘッド上面が導電性部材で作られ
ており、現像電極又は、バイアス電極の機能も兼ね備え
ている。即ち、現像時、導電性部材で構成される現像ヘ
ッド、又は現像ヘッド上面を接地又はバイアスを印加し
て現像を行うことができ、エツジ効果、カプリ等の少い
高品質の画像を得ることができる。

第３図は、静電潜像が、水平に移動する場合の液体現像
装置を示したが、現像ヘッドは、第１図、第２図で示し
たものと同様に複数の現像液噴出スリットと複数の現像
液廃出スリットとを交互に配置した構造を存しており、
前述同様現像ムラの極めて少い画像を得ることができる
。

〔発明の効果〕

以上のべた如く本発明によれば、静電潜像全面にわたり
、現像液の均等な供給と均等な現像が達成されるため、
極めて現像ムラの少い高品質画像が得られ、かつ高速に
現像を行うことができる。

なお、本発明は、その精神を逸脱しないで種々の変化変
形を行うことができることは、言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る現像液供給装置を用いた液体現
像装置の概略図、第２図（ａｌは、本発明に係る現像液
供給ヘッドの断面図、第２図（ｂｌは、その平面図、第
２図（Ｃ）は、中空パイプの平面図、第３図は、水平に
移動する静電潜像を現像するための、本発明の現像液供
給装置の断面図を示す。１・・・潜像をもつ感光体、２・・・ポンプ、３・・・現像ヘッド、４・・・現像液供給パイプ、５・・・現像液湧出スリット、６・・・現像液廃出スリット、７・・・リターンパイプ、８・・・供給タンク、９・・・バイアス印加、接地用装置、１０・・・希釈液、１１・・・コンク液、１２・・・濃度検出装置、１３．１４・・・バルブ、１５・・・液面レベル計、１６・・・ポンプ吸上げ部、１７・・・中空パイプ、１８・・・受は皿、

Claims

【特許請求の範囲】

静電潜像を有する記録体面を下向きにし、該記録体面下
方より現像液を供給することによって静電潜像を現像す
る液体現像装置において、現像液を上向きに湧出する複
数の湧出スリットと、潜像現像後の現像液を廃出させる
ための複数の廃出スリットとを交互に設け、かつ該現像
液湧出スリットの内側下部に、現像液を噴出させるため
の開口を有する中空パイプが挿入されていることを特徴
とする液体現像装置。