JP2004261286A - 回転清掃体および電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

回転清掃体および電気掃除機の吸込口体 Download PDF

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育弘 大津
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Abstract

【課題】製造が容易な回転ブラシを提供する。
【解決手段】掻取部材15とブラシ台14とを一体的な押し出し成形により直線状に形成する。直線状の掻取部材15をブラシ台14とともにねじってブラシ台14の外周面に螺旋状に突出させる。掻取部材15をブラシ台14に取り付ける作業が不要になる。回転ブラシ13の組立て工程を少なくできる。ブラシ台14および掻取部材15を異なる樹脂にて成形する。掻取部材15およびブラシ台14の一体的な押し出し成形が容易になる。掻取部材15およびブラシ台14の硬度を調整できる。ブラシ台14を掻取部材15とともにねじる作業が容易になる。回転ブラシ13の加工をより容易にできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状の取付部材の外周面に軸方向に沿ってかつ径方向に突出した清掃部材が取り付けられた回転清掃体およびこの回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回転清掃体としての回転ブラシは、細長円筒状の取付部材としてのブラシ台を備えている。そして、このブラシ台の外周面には、軸方向に沿って螺旋状に巻回した断面凹状の複数の取付溝部としての係合凹部が設けられている。これら係合凹部は、ブラシ台の周方向に沿って互いに等間隔に離間された位置に設けられている。
【0003】
さらに、これら係合凹部のそれぞれには、細長断面V字状の清掃部材としての掻取部材の基端側や、細長平板状の清掃部材としての磨き部材のそれぞれの基端側が交互に長手方向に沿って挿入されて係合されている。そして、これら掻取部材および磨き部材は、これら掻取部材および磨き部材の基端側がブラシ台の各係合凹部に係止されて、このブラシ台の外周面に対して螺旋状に巻回した状態で壁状に突出している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−33428号公報(第3−5頁、図1および図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の回転清掃体では、ブラシ台の外周面に設けられた係合凹部に、掻取部材の基端側や、磨き部材の基端側を交互に係合させることにより、これら掻取部材および磨き部材をブラシ台の外周面に取り付けている。このため、これら掻取部材および磨き部材をブラシ台の外周面に取り付ける作業が必要であるので、回転ブラシの製造が容易ではないという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、製造がより容易な回転清掃体およびこの回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込口体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、樹脂にて成形された略円筒状の取付部材の外周面に軸方向に沿ってかつ径方向に突出しこの取付部材とは異なる樹脂にて成形され第1の清掃部材を、この取付部材とともに一体的に成形してから、これら取付部材および第1の清掃部材を取付部材の周方向に向けてねじったものである。そして、第1の清掃部材を取付部材とともに一体的に成形してから、この取付部材とともに第1の清掃部材を周方向に向けてねじったことにより、第1の清掃部材を取付部材に取り付ける工程がなくなるので、組立て工程が少なくなる。また、これら第1の清掃部材および取付部材を異なる樹脂にて成形したため、この第1の清掃部材を取付部材とともにねじる作業が容易になるので、製造がより容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
【0009】
図4において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は中空であり、内部に電動送風機2が収容されている。また、この掃除機本体1は、電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を捕捉して集塵する。
【0010】
さらに、この掃除機本体1の前側略中央には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、湾曲可能な細長略円筒状の接続管としてのホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手許操作部5が設けられている。
【0011】
そして、この手許操作部5には、掃除機本体1内の電動送風機2などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン6が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部7が基端側に突設されている。また、この手許操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管8の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。この床ブラシ9は、電気掃除機の吸込口体である。
【0012】
また、この床ブラシ9は、図2および図3に示すように、前後方向である走行方向に対して横長で、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状のケース体11を備えている。このケース体11における被掃除面としての床面と対向する下面には、細長矩形状の吸込口12が開口形成されている。この吸込口12は、ケース体11の走行方向の前側に偏位した位置に設けられており、このケース体11の走行方向に対する幅方向に沿った長手方向を有した横長矩形状に形成されている。
【0013】
さらに、このケース体11の吸込口12の内側には、細長略円筒状の回転清掃体としての回転ブラシ13が走行方向に向けて回転自在に軸支されて配設されている。この回転ブラシ13は、ケース体11の吸込口12を床面に対向させた際に、この床面に対向するように取り付けられている。そして、この回転ブラシ13は、図1ないし図3に示すように、長手筒状である細長略円筒状の取付部材としての清掃台であるブラシ台14を備えている。このブラシ台14の外周面には、略細長平板状の第1の清掃部材としてのブレード部材である複数、例えば2つの掻取部材15が一体的な押し出し成形かつ二色成形により形成されている。
【0014】
これら掻取部材15は、ブラシ台14の軸方向に沿って周方向に向けてスパイラル状である螺旋状にねじれた状態で設けられている。また、これら掻取部材15は、周方向に間隔をおいて等間隔な位置に設けられており、ブラシ台14の径方向に向けて壁状に突出している。さらに、これら掻取部材15は、ブラシ台14の外周面における反対側の位置に設けられている。言い換えると、これら掻取部材15は、ブラシ台14の径方向に沿った相対する位置に設けられている。
【0015】
ここで、これら掻取部材15およびブラシ台14は、金型からの直線的な押し出し成形により直線的に一体的に多色成形(ダブルモールド)してから、これらブラシ台14および掻取部材15を周方向に向けて螺旋状にねじり、このねじった状態を硬化させて保持させることにより製造されている。すなわち、掻取部材15は、ブラシ台14とともによる押し出し成形の際には、このブラシ台14の外周面に対して軸方向に沿ってかつ径方向に向けて平坦な直線状かつ壁状に突出している。そして、この掻取部材15は、押し出し成形後のブラシ台14とともによるねじり加工により、このブラシ台14の外周面に対して周方向に向けて螺旋状にねじれた状態で、このブラシ台14の径方向に向けて突出する。
【0016】
さらに、ブラシ台14は、掻取部材15よりも硬い、例えばプラスチックなどの硬質な合成樹脂などの部材により成形されている。また、各掻取部材15は、ブラシ台14とは異なる材質および部材、すなわちこのブラシ台14よりも軟らかい、例えば軟質塩化ビニルなどの軟質な合成樹脂などの部材により成形されている。
【0017】
さらに、これら掻取部材15は、高さ方向における基端側がブラシ台14の外周面に対して一体的に設けられている。そして、これら掻取部材15は、細長平板状で長手方向の一側両面に肉厚に膨出する掻き出し部16を断面凹凸状に設けた弾性を有するブレード17を備えている。このブレード17の長手方向の他縁には、このブレード17と同材質にて一体に細長略平板状のブレード取付部18が形成されている。このブレード取付部18は、ブラシ台14と一体的に成形されている。
【0018】
また、ブラシ台14の外周面における各掻取部材15の間には、断面略凹状の取付溝部としての取付凹部である係合凹部21が複数、例えば2つ設けられている。これら係合凹部21は、ブラシ台14の軸方向に沿ってかつ周方向に向けて螺旋状にねじれた状態で、このブラシ台14の外周面に設けられている。また、これら係合凹部21は、長手方向を掻取部材15の長手方向に沿わせた状態で、これら掻取部材15間の中間部にそれぞれ設けられている。
【0019】
なお、これら係合凹部21は、ブラシ台14を金型からの直線的な押し出し成形により成形した際には、このブラシ台14の外周面に対して軸方向に沿って直線状に設けられている。そして、これら係合凹部14は、押し出し成形された後のブラシ台14を掻取部材15とともに周方向に向けて螺旋状にねじり、このねじった状態を硬化させることにより、このブラシ台14の外周面に対して周方向に向けて螺旋状にねじれた状態で、このブラシ台14の外周面に形成されている。
【0020】
さらに、これら係合凹部21は、図1および図2に示すように、内部が周方向に幅広となる膨出部22と、この膨出部22から外周面に連通しこの膨出部22より幅狭な連通部23とにて、段差を設けて断面形状が先端幅狭爪状である凹状に形成されている。ここで、これら係合凹部21の膨出部22は、基端側が断面凹弧状に形成されており、先端側の内縁が基端側に対向した平面状に形成されている。
【0021】
そして、これら各係合凹部21には、第2の清掃部材としての磨き部材である略細長平板状のブラシ部材25の基端側が係止されて取り付けられている。これらブラシ部材25は、ブラシ台14の外周面にこのブラシ台14の軸方向に沿ってかつ周方向に向けて螺旋状にねじれた状態で取り付けられている。
【0022】
また、これらブラシ部材25は、ブラシ台14の各係合凹部21に基端側が係止された状態で、このブラシ台14の径方向に向けて壁状に突出している。さらに、これらブラシ部材25は、ブラシ台14の係合凹部21の断面形状に略合致した形状である細長略板状のブラシ取付部26を備えている。このブラシ取付部26は、軟質塩化ビニルなどにて成形されており、ブラシ台14の係合凹部21に対して係脱可能とされている。また、このブラシ取付部26の表面部には、ブラシ毛27が長手方向に沿って壁状に植設されている。
【0023】
さらに、ブラシ台14の各係合凹部21と各掻取部材15とのそれぞれの間には、軸方向に沿った断面略凹状の係止凹部24がそれぞれ形成されている。これら係止凹部24は、基端側から先端側に向かうに連れて徐々に拡開したテーパ状に形成されている。また、このブラシ台14の同心状には、断面円形状の貫通孔としてのシャフト挿通孔31が設けられている。
【0024】
このシャフト挿通孔31は、ブラシ台14の両端部間を軸方向に沿って貫通している。そして、このシャフト挿通孔31には、例えば鋼鉄やステンレス鋼(SUS)などの金属にて成形された中空パイプ状の軸体としての回転軸であるシャフト32が挿通される。そして、このシャフト32は、ブラシ台14より硬質な部材にて成形されており、このブラシ台14の両端部から、このシャフト32の両端部のそれぞれを突出させた状態で、このブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通されている。
【0025】
また、このシャフト32の両端部には、このシャフト32の径方向に向けて貫通したピン挿通孔33が穿設されている。これらピン挿通孔33は互いに平行な軸方向を有している。また、これらピン挿通孔33は、シャフト32をブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通させた際に、このブラシ台14の両端部から突出する位置に設けられている。さらに、シャフト32の各ピン挿通孔33よりも両端側には、このシャフト32の周方向に沿った断面凹溝状の係合溝部34が形成されている。これら係合溝部34の外周面は、シャフト32を回転させた際の抵抗を少なくするために研磨加工されて、表面の摩擦係数が小さくなるように設けられている。
【0026】
さらに、ブラシ台14の両端部には、図1ないし図3に示すように、保持部材としての受板である略円筒状の受体41がそれぞれ同軸状に取り付けられている。これら受体41は、ブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通されたシャフト32の両端部に嵌合されて取り付けられている。また、これら受体41は、ブラシ台14よりも硬質な部材により成形されている。
【0027】
そして、これら受体41の中心部には、シャフト32の端部が挿通される挿通孔42が設けられている。この挿通孔42の一端部である先端部の開口縁には、嵌合突部としての係止爪部43が複数、例えば4つ略等間隔で設けられている。これら係止爪部43は、各受体41の先端部をブラシ台14に嵌合させた際に、このブラシ台14の各係止凹部24に嵌合されてこのブラシ台14の周方向への回転を防止して、このブラシ台14をシャフト32に固定させる。言い換えると、これら係止爪部43は、ブラシ台14の各係止凹部24に引っ掛けられて固定されている。
【0028】
また、これら係止爪部43は、受体41の挿通孔42の開口方向である軸方向に沿って突出しており、ブラシ台14の係止凹部24に合致した断面形状を有している。さらに、これら係止爪部43は、ブラシ台14の端部を受体41の先端部に嵌合させた際に、ブラシ台14の係止凹部24のそれぞれに軸方向に沿って嵌合される。また、これら係止爪部43は、ブラシ台14の周方向である回転方向へのずれを規制する。
【0029】
さらに、これら係止爪部43の基端部である受体41の周面部には、この受体41の挿通孔42の周方向に沿って突出した円環状の内側鍔部44が同心状に設けられている。この内側鍔部44は、各係止爪部43をブラシ台14の一端の各係止凹部24に軸方向に沿って移動させて嵌合させて、受体41にブラシ台14の一端部を係止した際に、このブラシ台14の一端面が当接する。さらに、この内側鍔部44は、ブラシ台14の最大外径よりも若干大きな外径寸法を有しており、このブラシ台14の係合凹部21からのブラシ部材25の抜けを防止する。
【0030】
また、この内側鍔部44よりも受体41の先端側の周面部には、この受体41の挿通孔42の周方向に沿って突出した円環状の外側鍔部45が同心状に設けられている。この外側鍔部45の外周面側には、外周面に周方向に向けて等間隔にギア溝46が形成された略円筒状の歯車部47が同心状に設けられている。そして、この歯車部47の先端側の内側には、略円筒状の軸受48が嵌合されている。この軸受48は、シャフト32の端部に嵌合されて、このシャフト32の端部を回転自在に固定する。なお、受体41の歯車部47は、軸受48の外周面を覆って、この軸受48への塵埃などの侵入を防止する。また、軸受48の先端側の外周面には、側面視略矩形状の係合面部49が形成されている。
【0031】
ここで、床ブラシ9のケース体11の吸込口12の走行方向に対する両側縁のそれぞれには、一対の軸支凹部51が区画形成されている。これら軸支凹部51のそれぞれには、受体41の歯車部47内に嵌合されてシャフト32の両端部を回転自在に固定した軸受48の係合面部49がそれぞれ係合される。この結果、これら軸受48は、一対の軸支凹部51間にシャフト32を回転自在に支持して固定させる。
【0032】
さらに、各受体41の内側鍔部44と外側鍔部45との間には、これら受体41の挿通孔42の周方向に沿って突出した円環状の中間鍔部52が同心状に設けられている。この中間鍔部52は、内側鍔部44および外側鍔部45のそれぞれに対して並行に設けられている。そして、この中間鍔部52と外側鍔部45との間の受体41の周面部には、ピン挿通孔53が穿設されている。
【0033】
このピン挿通孔53は、各受体41の径方向に沿って貫通している。また、これらピン挿通孔53は、受体41の挿通孔42にシャフト32を挿通させた状態で、このシャフト32のピン挿通孔33に連通する。そして、これらピン挿通孔53は、シャフト32のピン挿通孔33に位置合わせされて連通された状態で、これらピン挿通孔33,53に細長円柱状のピン54が挿入されて、受体41とシャフト32とを軸方向および周方向のそれぞれに対して連結固定させる。
【0034】
一方、床ブラシ9のケース体11内の一方の軸支凹部51の後側には、駆動手段としてのモータ61が収容されている。このモータ61の先端部には、このモータ61の駆動により回転する回転軸62が突出している。この回転軸62には、外周面に図示しないギア溝が形成された歯車63が同心状に取り付けられている。この歯車63のギア溝は、受体41の歯車部47のギア溝46に等しい間隔および大きさに形成されている。さらに、この歯車63は、床ブラシ9のケース体11内に取り付けられた回転ブラシ13の一方の受体41の後側に位置し、この受体41の回転方向に一致した回転方向を有している。
【0035】
そして、この歯車63と回転ブラシ13の一方の受体41の歯車部47との間には、無端状の調帯としてのベルト体64が橋し渡すように巻回されている。このベルト体64の内周面には、歯車63のギア溝および歯車部47のギア溝46のそれぞれに係合可能な間隔および大きさである図示しないギア溝が形成されている。したがって、モータ61を駆動させることにより、このモータ61の回転軸62の回転により歯車63が回転し、この歯車63の回転によってベルト体64が回転して回転ブラシ13の一方の受体41が回転し、この回転ブラシ13が周方向に向けて回転駆動される。
【0036】
次に、上記第1の実施の形態の掃除動作について説明する。
【0037】
まず、掃除をする際には、掃除機本体1にホース体4および延長管8を介して床ブラシ9を接続する。そして、このホース体4の把持部7を持って押動させて、床ブラシ9を床面上で前後に走行させる。
【0038】
このとき、掃除機本体1内の電動送風機2の駆動により発生する吸込力によって、床ブラシ9の吸込口12から空気とともに床面上の塵埃が吸い込まれる。
【0039】
さらに、ホース体4の手許操作部5の所定の設定ボタン6をオンして、床ブラシ9の回転ブラシ13を回転駆動させた場合には、この回転ブラシ13のブラシ部材25の回転により、このブラシ部材25のブラシ毛27にて床面がブラッシングされる。すなわち、この床面が板の間などである場合には、この床面にこびりついた塵埃が床面から掃き取られて取り除かれて磨かれて、床ブラシ9の吸込口12へと吸い込まれる。
【0040】
同時に、この回転ブラシ13の掻取部材15の回転により、床面上の塵埃が掃き取られる。すなわち、この床面が絨毯などである場合には、掻取部材15のブレード17の掻き出し部16によって、絨毯の中に入り込んだ塵埃が外部へと掻き出されて取り除かれて、床ブラシ9の吸込口12へと吸い込まれる。
【0041】
この後、この床ブラシ9の吸込口12から塵埃とともに吸い込まれた空気は、この床ブラシ9から延長管8およびホース体4を順次介して掃除機本体1の本体吸込口3へと吸い込まれた後、この掃除機本体1内に収容させた集塵パックへと吸い込まれて空気とともに吸い込んだ塵埃が捕捉される。
【0042】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、掻取部材15とブラシ台14とを一体的な成形であるダブルモールドにて直線状に成形してから、これらブラシ台14および掻取部材15を周方向に向けて螺旋状にねじり加工して、このブラシ台14の外周面に掻取部材15を螺旋状に突出させた。この結果、ブラシ台14に設けた係合凹部21に掻取部材15の基端側を挿入させて係止させるなどの、この掻取部材15をブラシ台14に取り付ける作業工程が不要となる。よって、回転ブラシ13の組立て工程を少なくできるから、この回転ブラシ13を組み立てる際の手間やコストを少なくできるので、この回転ブラシ13の製造をより容易にできる。
【0043】
特に、これら掻取部材15とブラシ台14とのそれぞれを種類が異なる合成樹脂、例えば軟質塩化ビニルおよびプラスチックにて二色成形し、これら掻取部材15およびブラシ台14の硬さを異ならせたことにより、これら掻取部材15およびブラシ台14の一体的な押し出し成形が容易にできるとともに、これら掻取部材15およびブラシ台14の硬度が調整可能となる。この結果、ブラシ台14をアルミニウムなどの金属にて成形した場合に比べ、ブラシ台14をねじる作業が容易になるので、ブラシ台14および掻取部材15のねじり加工をより容易にできる。よって、回転ブラシ13の加工工程がより容易になるから、この回転ブラシ13の製造性をより向上できる。
【0044】
また、掻取部材15をブラシ台14とともに一体的な押し出し成形により直線状に製造してから、これらブラシ台14および掻取部材15を周方向に向けて螺旋状にねじり加工したことにより、これらブラシ台14および掻取部材15を一体的にねじり押し出し成形する場合に比べ、これらブラシ台14および掻取部材15を一体的に押し出し成形する際に用いられる金型の構成が簡略になるので、この金型の製造コストを削減できる。よって、これらブラシ台14および掻取部材15を製造する際の製造コストを削減できるので、回転ブラシ13の製造性をより向上できる。
【0045】
このとき、ブラシ台14は、ブラシ部材25を確実に保持するとともに、掻取部材15を確実に支持するためにある程度の硬さが必要であるので、このブラシ台14を硬質なプラスチックなどの合成樹脂で成形した。この結果、このブラシ台14によりブラシ部材25を確実に保持できるとともに、このブラシ台14によって掻取部材15を確実に支持できる。したがって、ブラシ台14をある程度硬質にすることにより、掻取部材15およびブラシ部材25による床面の掃除能力をより向上できる。また同時に、掻取部材15をブラシ台14よりも軟質な軟質塩化ビニルなどにて成形したことにより、ブラシ台14の回転時に掻取部材15が床面に接触することにより生じ得る床面の傷付きや破損を防止できる。
【0046】
さらに、ブラシ台14の外周面に螺旋状にねじられた係合凹部21を設け、これら係合凹部21にブラシ部材25の基端側を係合させて、これらブラシ部材25がブラシ台14の外周面に螺旋状にねじられた状態で取り付けられる構成とした。この結果、ブラシ台14とは一体成形が不可能な、掻取部材15とは異なる掃除能力を有する清掃部材、例えばブラシ部材25や、起毛布などにより構成された床磨き部材などの清掃部材をブラシ台14に容易に取り付けることができる。したがって、このブラシ台14の外周面に複数種の清掃部材を必要に応じて取り付けることができるので、回転ブラシ13の汎用性を向上でき、この回転ブラシ13の清掃性能をより向上できる。
【0047】
なお、上記第1の実施の形態では、ブラシ台14の外周面に凹状の係合凹部21を形成したが、図5に示す第2の実施の形態のように、これら係合凹部21の内側に、ブラシ台14とは別部材の断面凹状の取付溝部としての係合部材71を埋設させて、これらブラシ台14および係合部材71を一体的な押し出し成形により製造することもできる。
【0048】
具体的に、この係合部材71は、側面視凹状である細長溝状であり、ブラシ台14の各係合凹部21の内側に一体的に取り付けられている。また、この係合部材71は、ブラシ台14よりも硬いプラスチックなどの硬質な部材あるいは材料により構成されている。さらに、この係合部材71の表面側の中央には、係合凹部21の膨出部22および連通部23の基端側を構成する係合溝部72が長手方向に沿って形成されている。また、係合部材71の裏面側には、シャフト挿通孔31の周面部に略並行な凹弧状の底面部73が形成されている。
【0049】
この結果、ブラシ台14の係合凹部21の内側に係合部材71が埋設されるように、これらブラシ台14および係合部材71を一体成形することにより、このブラシ台14全体を硬質な部材にて成形することなく、このブラシ台14の一部を硬質な部材で構成するだけで、このブラシ台14の各係合凹部21に係合されるブラシ部材25の基端側をより確実に係合保持できる。よって、ブラシ台14の各係合凹部21に係合されるブラシ部材25の掃除能力を簡単な構成で確実に向上できる。同時に、ブラシ台14の硬質な部分を少なくできるので、このブラシ台14を掻取部材15とともに螺旋状にねじる作業が容易になる。よって、回転ブラシ13の加工工程をより容易にでき、この回転ブラシ13の製造性をより向上できる。
【0050】
また、上記各実施の形態において、係合凹部21が直線状に形成されたブラシ台14を、螺旋状にねじった状態で加熱してヒートショックさせて、このブラシ台14のねじった状態を保持させてもよい。また、ブラシ台14をV字状に螺旋状にねじって、このブラシ台14に複数の螺旋状部分を設けてもよい。
【0051】
さらに、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、床ブラシ9が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型、その他、掃除機本体1と床ブラシ9とが一体化された自走式の電気掃除機あるいはハンディ型などであってもよく、床ブラシ9に回転ブラシ13を複数配設してもよい。また、回転ブラシ13をモータ61にて回転させたが、電動送風機2の吸気風にて回転させてもよい。
【0052】
また、清掃部材としては、ブラシ部材25や掻取部材15に限らず、例えば起毛布などにより構成された布ブレードを有する床磨き部材などの清掃部材であってもよい。さらに、ブラシ台14のそれぞれ係合凹部21に、一種類のブラシ部材25のみを係合させて取り付けたが、複数種の清掃部材を取り付けてもよい。また、ブラシ台14に係合凹部21を設けなくてもよく、必要に応じて複数の係合凹部21をブラシ台14に設けてもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の清掃部材を取付部材とともに一体的に成形してから、この取付部材とともに周方向に向けてねじったので、第1の清掃部材を取付部材に取り付ける工程がなくなり、組立て工程を少なくでき、また、これら第1の清掃部材および取付部材を異なる樹脂にて成形したため、この第1の清掃部材を取付部材とともにねじる作業を容易にできるので、製造をより容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転清掃体の第1の実施の形態の一部を示す斜視図である。
【図2】同上回転清掃体を備えた吸込口体を示す縦断面図である。
【図3】同上吸込口体を示す一部を切り欠いた上面図である。
【図4】同上吸込口体を備えた電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の回転清掃体の一部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
9 電気掃除機の吸込口体としての床ブラシ
11 ケース体
12 吸込口
13 回転清掃体としての回転ブラシ
14 取付部材としてのブラシ台
15 第1の清掃部材としての掻取部材
21 取付溝部としての係合凹部
25 第2の清掃部材としての磨き部材であるブラシ部材
71 取付溝部としての係合部材

Claims (5)

  1. 樹脂にて成形された略円筒状の取付部材と、
    この取付部材とは異なる樹脂にて成形された第1の清掃部材とを具備し、
    この第1の清掃部材が前記取付部材の外周面に軸方向に沿ってかつ径方向に突出してこの取付部材とともに一体的に成形されてから、これら取付部材および第1の清掃部材が前記取付部材の周方向に向けてねじられた
    ことを特徴とした回転清掃体。
  2. 取付部材は、この取付部材の外周面に軸方向に沿って周方向に向けて螺旋状にねじられて設けられた取付溝部を備え、
    この取付溝部に基端側が係止されて、前記取付部材の外周面に軸方向に沿って周方向に向けて螺旋状にねじられて径方向に突出して取り付けられる第2の清掃部材を具備した
    ことを特徴とした請求項1または2記載の回転清掃体。
  3. 取付溝部は、取付部材より硬い
    ことを特徴とした請求項2記載の回転清掃体。
  4. 第1の清掃部材は、掻取部材であり、
    第2の清掃部材は、磨き部材である
    ことを特徴とした請求項2または3記載の回転清掃体。
  5. 被掃除面と対向する下面に吸込口を開口したケース体と、
    このケース体に前記被掃除面に対向して回転自在に軸支された請求項1ないし4いずれか記載の回転清掃体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
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