JP2004358116A - 回転清掃体および電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

回転清掃体および電気掃除機の吸込口体 Download PDF

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歩 佐々木
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Takatsugu Sakaguchi
隆次 坂口
Shuhei Omoto
周平 大本
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Abstract

【課題】床面を確実に掃除できる回転ブラシを備えた床ブラシを提供する。
【解決手段】ブラシ台14の外周にブラシ台14の軸方向に沿って第1の係合凹部15を設ける。第1の係合凹部15に掻取部材21の基端部を係止させて掻取部材21をブラシ台14の径方向に向けて突出させる。ブラシ台14の外周にブラシ台14の軸方向に沿って第1の係合凹部15とは別個の第2の係合凹部16を設ける。第2の係合凹部16にブラシ部材22の基端部を係止させてブラシ部材22をブラシ台14の径方向に向けて掻取部材21よりもブラシ台14の外周からの突出量が小さくなるように突出させる。ブラシ部材22の先端部が床面に接触した際の腰砕けを防止でき、掻取部材21とブラシ部材22で床面を確実に掃除できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取付部材の軸方向に沿って径方向に向けて突出する第1の清掃部材と第2の清掃部材とを有する回転清掃体およびこれを備えた電気掃除機の吸込口体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機の吸込口体に取り付けられる回転清掃体としての回転ブラシは、取付部材としての円筒状のブラシ台を備えている。このブラシ台は、外周面に、軸方向に沿って直線状に設けられた溝部を複数備えている。これら溝部は、ブラシ台の断面の中心に対して径方向に互いに略等しい距離に設けられている。すなわち、溝部は、深さがそれぞれ略等しく形成されている。さらに、これら溝部には、第1の清掃部材としてのブラシ部材と、第2の清掃部材としてのゴムブレードである掻取部材との基端側がそれぞれ係止されている。これらブラシ部材および掻取部材は、ブラシ台の周方向に沿って交互に取り付けられている。また、ブラシ部材は、掻取部材よりも軟質、かつ靭性が小さい、すなわち腰が弱い部材にて設けられている。そして、ブラシ部材は、ブラシ台の断面の中心から先端部までの距離が、ブラシ台の断面の中心から掻取部材の先端部までの距離よりも大きく形成されている。すなわち、ブラシ部材の突出量は、掻取部材の突出量よりも大きい(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−33428号公報(第3−5頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の回転ブラシでは、掻取部材を形成する部材の硬さなどに応じて溝部の深さを設定し、かつ掻取部材よりも軟質で腰が弱いブラシ部材の突出量を掻取部材の突出量よりも大きくしているため、ブラシ部材の先端側が床面に接触した際にブラシ部材が床面を擦る程度となって掃除効果を充分に発揮できず、床面の掃除が確実でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、被掃除面を確実に掃除できる回転清掃体およびこれを備えた電気掃除機の吸込口体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って設けられた第1の溝部に基端部が係止され、取付部材の径方向に向けて突出する第1の清掃部材と、取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って設けられ第1の溝部とは別個に設けられた第2の溝部に基端部が係止され、取付部材の径方向に向けて第1の清掃部材よりも取付部材の外周からの突出量が小さい状態で突出する第1の清掃部材よりも軟質の第2の清掃部材とを具備したものである。そして、第1の清掃部材よりも軟質の第2の清掃部材の取付部材の外周からの突出量を小さくすることで、第2の清掃部材の先端部が被掃除面に接触した際の腰砕けを防止し、第1の清掃部材および第2の清掃部材で被掃除面を確実に掃除できる。
【0007】
また、本発明は、取付部材の断面中心から底部までの距離が、取付部材の断面中心から第1の溝部の底部までの距離よりも大きい第2の溝部と、第1の清掃部材よりも軟質であり、第2の溝部に基端部が係止され、かつ取付部材の断面中心から先端部までの距離が、取付部材の断面中心から第1の清掃部材の先端部までの距離と等しい状態で取付部材の径方向に向けて突出する第2の清掃部材とを具備したものである。そして、第1の清掃部材よりも軟質の第2の清掃部材の基端部を係止する第2の溝部の底部の取付部材の断面中心からの距離を、取付部材の断面中心から第1の溝部の底部までの距離よりも大きくし、かつ取付部材の断面中心から、第1の清掃部材および第2の清掃部材の先端部までの距離を等しい状態で突出させることで、第2の清掃部材の先端部が被掃除面に接触した際の腰砕けを防止し、第1の清掃部材および第2の清掃部材で被掃除面を確実に掃除できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
【0009】
図6において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1の内部には、電動送風機2が収容されている。また、この掃除機本体1は、電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を捕捉して集塵する。
【0010】
さらに、この掃除機本体1の前側略中央には、外部から空気を吸引する本体吸込口3が開口されている。この本体吸込口3には、湾曲可能な細長略円筒状の接続管としてのホース体4が連通接続されている。このホース体4の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手許操作部5が設けられている。
【0011】
そして、この手許操作部5には、掃除機本体1内の電動送風機2などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン6が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部7が基端側に突設されている。また、この手許操作部5の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管8が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管8の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む床ブラシ9が着脱可能に連通接続されている。この床ブラシ9は、電気掃除機の吸込口体である。
【0012】
また、この床ブラシ9は、図4および図5に示すように、前後方向である走行方向に対して横長で、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状のケース体11を備えている。このケース体11における被掃除面としての床面に対向する下面には、細長矩形状の吸込口12が開口形成されている。この吸込口12は、ケース体11の走行方向の前側に偏位した位置に設けられており、このケース体11の走行方向に対する幅方向に沿った長手方向を有した横長矩形状に形成されている。
【0013】
さらに、このケース体11の吸込口12の内側には、細長略円筒状の回転清掃体としての回転ブラシ13が走行方向に向けて回転自在に軸支されて配設されている。この回転ブラシ13は、ケース体11の吸込口12を床面に対向させた際に、この床面に対向するように取り付けられている。そして、この回転ブラシ13は、図1ないし図5に示すように、細長筒状、したがって軸方向を有する取付部材としての清掃台である軸状のブラシ台14を備えている。このブラシ台14は、例えばプラスチックなどの比較的硬質の部材を押し出し成形して設けられている。
【0014】
また、このブラシ台14は、図3に示すように、断面視で略楕円形状に形成されている。したがって、このブラシ台14は、断面中心Oからの突出量L1を有する第1の領域A1と、断面中心Oからの突出量L2を有する第2の領域A2とを備え、これら第1の領域A1および第2の領域A2が一体に設けられている。ここで、第2の領域A2は、第1の領域A1よりも断面中心Oからの突出量が大きい。すなわち、L2>L1である。言い換えると、第2の領域A2は、第1の領域A1よりも断面中心Oからブラシ台14の径方向に突出している。さらに、第1の領域A1は、図3および図4に示す左右方向、すなわち断面中心Oに対してブラシ台14の断面の短軸方向に対称に設けられている。一方、第2の領域A2は、図3および図4に示す上下方向、すなわち断面中心Oに対してブラシ台14の断面の長軸方向に対称に設けられている。言い換えると、第1の領域A1と第2の領域A2とは互いに直交する方向に延設されている。したがって、ブラシ台14は、断面視で長軸方向および短軸方向にそれぞれ対称な断面形状を有している。
【0015】
またさらに、ブラシ台14の各領域A1,A2には、第1の溝部としての第1の係合凹部15、および、第1の係合凹部15とは別個の第2の溝部としての第2の係合凹部16が複数、例えば2つずつ設けられている。これら係合凹部15,16は、ブラシ台14の軸方向に沿ってこのブラシ台14の一端部から他端部の間に亘って連続した直線状に設けられている。また、第1の係合凹部15は、ブラシ台14の周方向に沿って第2の係合凹部16と隣接している。すなわち、第1の係合凹部15と第2の係合凹部16とは、ブラシ台14の周方向に交互に設けられている。
【0016】
さらに、これら係合凹部15,16は、内部が周方向に幅広となる拡大部17と、この拡大部17から外周面に連通しこの拡大部17より幅狭な連通部18とにて、段差を設けて断面形状が先端幅狭爪状である凹状に形成されている。ここで、これら係合凹部15,16の拡大部17は、基端側が断面凹弧状に形成されており、先端側の内縁が基端側に対向した平面状に形成されている。また、各係合凹部15,16の拡大部17は、それぞれブラシ台14の外周面からの距離が等しい位置に設けられている。このため、第2の係合凹部16の底部である拡大部17は、ブラシ台14の断面中心Oからの距離L3が、この断面中心Oから第1の係合凹部15の底部である拡大部17までの距離L4よりも大きい。
【0017】
そして、各第1の係合凹部15には、第1の清掃部材としての略細長平板状のブレード部材、すなわちゴムブレードである掻取部材21の基端側が取り付けられている。また、各第2の係合凹部16には、第2の清掃部材としての磨き部材である略細長平板状のブラシ部材22の基端側が取り付けられている。すなわち、掻取部材21およびブラシ部材22は、ブラシ台14の周方向に沿って交互に係止されて取り付けられている。そして、掻取部材21およびブラシ部材22は、ブラシ台14の各係合凹部15,16に基端側がそれぞれ係止された状態で、このブラシ台14の径方向に向けて壁状にそれぞれ突出している。
【0018】
ここで、掻取部材21は、細長平板状で長手方向の一側両面に肉厚に膨出する掻き出し部23を断面凹凸状に設けた弾性を有するブレード24を備えている。このブレード24の長手方向の他縁には、このブレード24と同材質にて一体にブラシ台14の第1の係合凹部15の断面形状に略合致した形状である細長略平板状のブレード取付部25が形成されている。このブレード取付部25は、ブラシ台14の第1の係合凹部15に対して係脱可能とされている。
【0019】
一方、ブラシ部材22は、ブラシ台14の第2の係合凹部16の断面形状に略合致した形状である細長略板状のブラシ取付部27を備えている。このブラシ取付部27は、ブラシ台14の第2の係合凹部16に対して係脱可能とされている。また、このブラシ取付部27の表面部には、ブラシ毛28が長手方向に沿って壁状に植設されている。このブラシ毛28は、ブレード24よりも軟質で、靭性が小さい、すなわち腰が弱い部材で形成されている。したがって、ブラシ部材22は、掻取部材21よりも軟質に設けられている。
【0020】
さらに、このブラシ毛28の先端部とブラシ取付部27との間の距離は、ブレード24の先端部とブレード取付部25との間の距離よりも小さく形成されている。そして、掻取部材21の先端部とブラシ部材22の先端部とは、ブラシ台14の断面中心Oからの距離が互いに等しくなっている。すなわち、掻取部材21の先端部とブラシ部材22の先端部とは、断面中心Oを中心とする同一の円周上に位置している。このため、ブラシ部材22のブラシ台14の外周からの突出量は、掻取部材21のブラシ台14の外周からの突出量よりも小さい。
【0021】
なお、掻取部材21およびブラシ部材22のブラシ台14の外周からの突出量は、これら掻取部材21およびブラシ部材22を形成する部材の靭性の大小、すなわち腰の強さに応じて設定する。
【0022】
さらに、ブラシ台14の各係合凹部15,16のそれぞれの間には、ブラシ台14の長手方向である軸方向に沿った断面略凹状の嵌合溝部としての係止凹部29がそれぞれ形成されている。これら係止凹部29は、基端側から先端側に向かうに連れて徐々に拡開したテーパ状に形成されている。また、このブラシ台14には、断面円形状のシャフト挿通孔31が同心状に設けられている。
【0023】
このシャフト挿通孔31は、ブラシ台14の両端部間をこのブラシ台14の中心軸に沿って軸方向に向けて貫通している。そして、ブラシ台14内であるシャフト挿通孔31内には、例えば鋼鉄やステンレス鋼(SUS)などの金属にて成形された中空パイプ状の軸体としての棒体であるシャフト32が挿通される。そして、このシャフト32は、ブラシ台14より硬質な部材にて直線状に成形されており、このブラシ台14の両端部から、このシャフト32の両端部のそれぞれを突出させた状態で、このブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通されている。
【0024】
また、このシャフト32の両端部には、このシャフト32の径方向に向けて貫通したピン挿通孔33が穿設されている。これらピン挿通孔33は互いに平行な軸方向を有している。またさらに、これらピン挿通孔33は、シャフト32をブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通させた際に、このブラシ台14の両端部から突出する位置に設けられている。そして、シャフト32の各ピン挿通孔33よりも両端側には、このシャフト32の周方向に沿った断面凹溝状の係合溝部34が形成されている。これら係合溝部34の外周面は、シャフト32を回転させた際の抵抗を少なくするために研磨加工されて、表面の摩擦係数が小さくなるように設けられている。
【0025】
さらに、ブラシ台14の両端部には、図1ないし図5に示すように、ブラシ台14の両端部を保持固定する保持部材としての受体である略円筒状の受板41がそれぞれ同軸状に取り付けられている。これら受板41は、ブラシ台14のシャフト挿通孔31に挿通されたシャフト32の両端部に嵌合されて取り付けられている。
【0026】
そして、これら受板41の中心部には、シャフト32の端部が挿通される挿通孔42が設けられている。また、受板41内には、回転ブラシ13を回転させるための図示しないメタルベアリングが取り付けられている。さらに、この挿通孔42の一端部である先端部の開口縁には、嵌合突部としてのリブ43が複数、例えば4つ略等間隔で設けられている。これらリブ43は、ブラシ台14の各係止凹部29に嵌合されて、このブラシ台14をシャフト32に保持固定する。言い換えると、これらリブ43は、ブラシ台14の各係止凹部29に引っ掛けられて固定されている。
【0027】
また、これらリブ43は、受板41の挿通孔42の開口方向である軸方向に沿って突出しており、ブラシ台14の係止凹部29に合致した断面形状を有している。さらに、これらリブ43は、ブラシ台14の端部を受板41の先端部に嵌合させた際に、ブラシ台14の係止凹部29のそれぞれに軸方向に沿って嵌合される。また、これらリブ43は、ブラシ台14の周方向である回転方向へのずれを規制する。
【0028】
さらに、これらリブ43の基端部である受板41の周面部には、この受板41の挿通孔42の周方向に沿って突出した円環状の内側鍔部44が同心状に設けられている。この内側鍔部44は、各リブ43をブラシ台14の一端の各係止凹部29に軸方向に沿って移動させて嵌合させて、受板41にブラシ台14の一端部を係止した際に、このブラシ台14の一端面が当接する。さらに、この内側鍔部44は、ブラシ台14の最大外径よりも若干大きな外径寸法を有しており、このブラシ台14の第1の係合凹部15からの掻取部材21およびブラシ部材22の抜けを防止する。
【0029】
また、この内側鍔部44よりも受板41の先端側の周面部には、この受板41の挿通孔42の周方向に沿って突出した円環状の外側鍔部45が同心状に設けられている。この外側鍔部45の外周面側には、外周面に周方向に向けて等間隔にギア溝46が形成された略円筒状の歯車部47が同心状に設けられている。そして、この歯車部47の先端側の内側には、略円筒状の軸受48が嵌合されている。この軸受48は、シャフト32の端部に嵌合されて、このシャフト32の端部を回転自在に固定する。なお、受板41の歯車部47は、軸受48の外周面を覆って、この軸受48への塵埃などの侵入を防止する。また、軸受48の先端側の外周面には、側面視略矩形状の係合面部49が形成されている。
【0030】
ここで、床ブラシ9のケース体11の吸込口12の走行方向に対する両側縁のそれぞれには、一対の軸支凹部51が区画形成されている。これら軸支凹部51のそれぞれには、受板41の歯車部47内に嵌合されてシャフト32の両端部を回転自在に固定した軸受48の係合面部49がそれぞれ係合される。この結果、これら軸受48は、一対の軸支凹部51間にシャフト32を回転自在に支持して固定させる。
【0031】
さらに、内側鍔部44と外側鍔部45との間の受板41の周面部には、ピン挿通孔53が穿設されている。このピン挿通孔53は、各受板41の径方向に沿って貫通している。また、これらピン挿通孔53は、受板41の挿通孔42にシャフト32を挿通させた状態で、このシャフト32のピン挿通孔33に連通する。そして、これらピン挿通孔53は、シャフト32のピン挿通孔33に位置合わせされて連通された状態で、これらピン挿通孔33,53に細長円柱状のピン54が挿入されて、受板41とシャフト32とを軸方向および周方向のそれぞれに対して連結固定させる。
【0032】
一方、床ブラシ9のケース体11内の一方の軸支凹部51の後側には、駆動手段としてのモータ61が収容されている。このモータ61の先端部には、このモータ61の駆動により回転する回転軸62が突出している。この回転軸62には、外周面に図示しないギア溝が形成された歯車63が同心状に取り付けられている。この歯車63のギア溝は、受板41の歯車部47のギア溝46に等しい間隔および大きさに形成されている。さらに、この歯車63は、床ブラシ9のケース体11内に取り付けられた回転ブラシ13の一方の受板41の後側に位置し、この受板41の回転方向に一致した回転方向を有している。
【0033】
そして、この歯車63と回転ブラシ13の一方の受板41の歯車部47との間には、無端状の調帯としてのベルト体64が橋渡すように巻回されている。このベルト体64の内周面には、歯車63のギア溝および歯車部47のギア溝46のそれぞれに係合可能な間隔および大きさである図示しないギア溝が形成されている。したがって、モータ61を駆動させることにより、このモータ61の回転軸62の回転により歯車63が回転し、この歯車63の回転によってベルト体64が回転して回転ブラシ13の一方の受板41が回転し、この回転ブラシ13が周方向に向けて回転駆動される。
【0034】
次に、上記第1の実施の形態の掃除動作を説明する。
【0035】
掃除をする際には、掃除機本体1にホース体4および延長管8を介して床ブラシ9を接続する。そして、このホース体4の把持部7を持って押動させて、床ブラシ9を床面上で前後に走行させる。
【0036】
このとき、掃除機本体1内の電動送風機2の駆動により発生する吸込力によって、床ブラシ9の吸込口12から空気とともに床面上の塵埃が吸い込まれる。
【0037】
さらに、ホース体4の手許操作部5の所定の設定ボタン6をオンして、床ブラシ9の回転ブラシ13を回転駆動させた場合には、この回転ブラシ13の掻取部材21の回転により床面上の塵埃が掃き取られるとともに、この回転ブラシ13のブラシ部材22の回転により床面がブラッシングされる。すなわち、掻取部材21のブレード24の掻き出し部23によって、絨毯などの床面の中に入り込んだ塵埃が外部へと掻き出されて取り除かれるとともに、床面にこびりついた塵埃が床面から掃き取られて取り除かれて磨かれ、床ブラシ9の吸込口12へと吸い込まれる。
【0038】
この後、この床ブラシ9の吸込口12から塵埃とともに吸い込まれた空気は、この床ブラシ9から延長管8およびホース体4を順次介して掃除機本体1の本体吸込口3へと吸い込まれた後、この掃除機本体1内に収容させた集塵パックへと吸い込まれて空気とともに吸い込んだ塵埃が捕捉される。
【0039】
上述したように、上記第1の実施の形態では、ブラシ台14の外周に軸方向に沿って第1の係合凹部15、および、これら第1の係合凹部15と異なる第2の係合凹部16を設け、第1の係合凹部15に掻取部材21の基端部を係止してこの掻取部材21をブラシ台14の径方向に向けて突出させるとともに、第2の係合凹部16に、掻取部材21よりも軟質のブラシ部材22の基端部を係止し、このブラシ部材22を掻取部材21よりもブラシ台14の外周からの突出量が小さい状態でブラシ台14の径方向に向けて突出させる構成とした。
【0040】
この結果、掻取部材21よりも軟質のブラシ部材22の先端部が床面に接触した際の腰砕けを防止し、掻取部材21およびブラシ部材22の掃除効果を充分に発揮できるので、床面を確実に掃除できる。
【0041】
また、上記第1の実施の形態では、ブラシ台14の第1の領域A1に第1の係合凹部15を設け、ブラシ台14の第1の領域A1よりも断面中心からの突出量が大きい第2の領域A2に第2の係合凹部16を設ける構成とした。
【0042】
このため、ブラシ部材22のブラシ毛28の長さ寸法を必要以上に大きくすることなくブラシ部材22のブラシ台14の外周からの突出量を所望の量とすることができ、製造性を向上できる。
【0043】
さらに、ブラシ台14の断面中心Oから掻取部材21およびブラシ部材22のそれぞれの先端部までの突出量L1,L2を互いに等しくすることで、回転ブラシ13を回転させた際に、掻取部材21およびブラシ部材22の先端部が均一な力で床面に接触するので、例えばブラシ部材の先端部を掻取部材の先端部よりもブラシ台の外周から突出させた従来の場合と比較して、回転ブラシ13の回転バランスが崩れにくい。この結果、回転ブラシ13の回転時に、掻取部材21およびブラシ部材22が床面に対して不均一な力で接触することで発生するおそれがある異音を確実に防止できる。
【0044】
すなわち、第2の係合凹部16の底部のブラシ台14の断面中心Oからの距離L3を、ブラシ台14の断面中心Oから第1の係合凹部15の底部までの距離L4よりも大きくし、かつブラシ台14の断面中心Oから掻取部材21およびブラシ部材22の先端部までの突出量L1,L2を略等しい状態でブラシ台14から突出させることで、ブラシ部材22の先端部が床面に接触した際の腰砕けを防止し、掻取部材21およびブラシ部材22で床面を確実に掃除できる。
【0045】
そして、ブラシ台14を断面視で略楕円形状にすることで、例えばブラシ台14を断面視で矩形状などにする場合と比較して、ブラシ台14の回転バランスの不均一を抑制でき、回転ブラシ13の回転を安定させることができる。
【0046】
次に、第2の実施の形態を図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成については同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】
ブラシ台14は、第1の係合凹部15の拡大部17および第2の係合凹部16の拡大部17と断面中心Oとの距離がそれぞれ等しく形成されている。したがって、第1の係合凹部15の連通部18は、第2の係合凹部16の連通部18よりもブラシ台14の外周からの深さ寸法が大きく形成されている。
【0048】
また、ブラシ部材22は、ブラシ毛28の先端部とブラシ取付部27との間の距離が、掻取部材21のブレード24の先端部とブレード取付部25との間の距離と略等しく形成されている。このため、ブラシ台14の断面中心Oと掻取部材21の先端部およびブラシ部材22の先端部それぞれとの間の距離は略等しく形成され、ブラシ部材22のブラシ台14の外周からの突出量が掻取部材21のブラシ台14の外周からの突出量よりも小さくなっている。
【0049】
この結果、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能であるとともに、掻取部材21およびブラシ部材22の基端部とブラシ台14の断面中心Oとの間の距離が等しくなるため、回転ブラシ13の回転バランスの不均一をより抑制できる。
【0050】
なお、上記各実施の形態において、床ブラシ9に回転ブラシ13を複数配設してもよい。また、この回転ブラシ13をモータ61にて回転駆動させたが、電動送風機2による吸気風にて回転駆動させる構成とすることもできる。
【0051】
そして、ブラシ台14に係合凹部15,16をそれぞれ2つずつ設けたが、このブラシ台14に取り付けられる第1の清掃部材および第2の清掃部材の個数に合わせて、少なくともそれぞれ1つ以上ずつあればよい。また、この清掃部材としては、掻取部材21やブラシ部材22に限らず、例えば布ブレードを有した床磨部材などでもよい。この場合には、清掃部材の材質および腰の強さに応じてブラシ台14の外周からの突出量を調整する。
【0052】
また、キャニスタ型の電気掃除機に限らず、床ブラシ9が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型、その他、掃除機本体1と床ブラシ9とが一体化された自走式の電気掃除機あるいはハンディ型などであっても対応させて用いることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の清掃部材よりも軟質の第2の清掃部材の取付部材の外周からの突出量を小さくすることで、第2の清掃部材の先端部が被掃除面に接触した際の腰砕けを防止し、第1の清掃部材および第2の清掃部材で被掃除面を確実に掃除できる。
【0054】
また、本発明によれば、第1の清掃部材よりも軟質の第2の清掃部材の基端部を係止する第2の溝部の底部の取付部材の断面中心からの距離を、取付部材の断面中心から第1の溝部の底部までの距離よりも大きくし、かつ取付部材の断面中心から、第1の清掃部材および第2の清掃部材の先端部までの距離を等しい状態で突出させることで、第2の清掃部材の先端部が被掃除面に接触した際の腰砕けを防止し、第1の清掃部材および第2の清掃部材で被掃除面を確実に掃除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回転清掃体の一部を示す分解斜視図である。
【図2】同上回転清掃体を示す斜視図である。
【図3】同上回転清掃体の図2のA−A断面図である。
【図4】同上回転清掃体を備えた電気掃除機の吸込口体を示す縦断面図である。
【図5】同上電気掃除機の吸込口体を示す平面図である。
【図6】同上電気掃除機の吸込口体を備えた電気掃除機を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の回転清掃体の一部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
9 電気掃除機の吸込口体としての床ブラシ
11 ケース体
12 吸込口
13 回転清掃体としての回転ブラシ
14 取付部材としてのブラシ台
15 第1の溝部としての第1の係合凹部
16 第2の溝部としての第2の係合凹部
21 第1の清掃部材としての掻取部材
22 第2の清掃部材としてのブラシ部材
A1 第1の領域
A2 第2の領域

Claims (5)

  1. 軸状の取付部材と、
    この取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って設けられた第1の溝部と、
    この第1の溝部に基端部が係止され、前記取付部材の径方向に向けて突出する第1の清掃部材と、
    前記取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って第1の溝部とは別個に設けられた第2の溝部と、
    前記第1の清掃部材よりも軟質であり、前記第2の溝部に基端部が係止され、かつ前記取付部材の径方向に向けて前記第1の清掃部材よりも前記取付部材の外周からの突出量が小さい状態で突出する第2の清掃部材と
    を具備したことを特徴とした回転清掃体。
  2. 取付部材は、第1の領域、および断面中心からの突出量が前記第1の領域よりも大きい第2の領域を備え、
    第1の溝部は、前記第1の領域に設けられ、
    第2の溝部は、前記第2の領域に設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の回転清掃体。
  3. 第1の清掃部材および第2の清掃部材は、取付部材の断面中心からそれぞれの先端部までの距離が互いに等しい
    ことを特徴とした請求項1または2記載の回転清掃体。
  4. 軸状の取付部材と、
    この取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って設けられた第1の溝部と、
    前記取付部材の外周にこの取付部材の軸方向に沿って第1の溝部とは別個に設けられ、前記取付部材の断面中心から底部までの距離が、前記取付部材の断面中心から前記第1の溝部の底部までの距離よりも大きい第2の溝部と、
    前記第1の溝部に基端部が係止され、前記取付部材の径方向に向けて突出する第1の清掃部材と、
    この第1の清掃部材よりも軟質であり、前記第2の溝部に基端部が係止され、かつ前記取付部材の断面中心から先端部までの距離が、前記取付部材の断面中心から前記第1の清掃部材の先端部までの距離と等しい状態で前記取付部材の径方向に向けて突出する第2の清掃部材と
    を具備したことを特徴とした回転清掃体。
  5. 吸込口を備えたケース体と、
    被掃除面に対向して前記ケース体に回転可能に軸支される請求項1ないし4いずれか一記載の回転清掃体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機の吸込口体。
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