JP2004261010A - 魚骨除去装置および魚骨除去方法 - Google Patents

魚骨除去装置および魚骨除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鮭等の中型魚から鰯や鰊等の小型魚まで様々な種類や大きさの魚に対応して、脊椎骨、肋骨およびピンボーンを簡単かつ迅速に除去することができ、骨に残る魚肉をほとんどなくして歩留まりを向上させることができ、しかも身崩れすることなく刺身にも使用可能な魚肉を得ることができる魚骨除去装置および魚骨除去方法を提供する。
【解決手段】魚体の搬送方向に沿って延在され魚体の腹を開いた状態で支持しながら案内する魚体ガイド手段3と、魚体ガイド手段3に沿って配置され魚体を搬送する搬送手段4と、搬送経路上に配置され魚体の背部に切り込みを入れる背部切込手段5と、背部切込手段5により形成された背部切込面に沿って肋骨およびピンボーン間を突き抜けるように挿入される櫛歯状切断手段7と、櫛歯状切断手段7を移動させる挿入用駆動部82および櫛歯状切断手段7を移動させる魚肉剥離用駆動部83を備えた櫛歯駆動手段8とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚骨除去装置および魚骨除去方法に係り、特に、鰯や鰊、鯖等の魚体の脊椎骨および肋骨はもとより細くて折れ易い、いわゆるピンボーンを除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、魚を三枚卸しにして魚体から骨を除去しフィレ状に加工する技術が提案されている。例えば、特開平8−70760号公報に記載の魚体処理装置は、頭部が切断された魚体の腹部を開腹用切断刃により切断し、ガッティングプーリにより内臓を掻き出し、さらに腹骨除去手段によって腹骨(肋骨)を除去した後に、フィレ用切断刃により背腹方向に切断されて脊椎骨(中骨ともいう)から魚のフィレが切り取られるようになっている。
【0003】
しかし、このように加工されたフィレには、多数のピンボーンと称される小骨や上神経骨が残っている。ピンボーンは、脊椎骨から生えており、その付け根付近から先端にかけて魚肉や神経組織と結合されている。ピンボーンは、腹骨(肋骨)に比べると細くて小さい小骨であるが、食すると口内壁や喉に刺さって傷付けることがあるため、魚嫌いの原因になったり、子供に魚を食べさせるのを控える要因にもなっている。特に、鰯や鰊のピンボーンは、脊椎骨に上下2段で生えており本数が多くて除去するのが極めて難しい。実際の現場では、作業者の手作業によりピンセット等の骨抜き具を使って一本一本抜き取る作業が行われている。
【0004】
このような従来の問題を解決するものとして特開2002−238445号公報に記載の発明が提案されている(特許文献1)。この発明は、ピンボーン除去の手段として温熱注入針を備えており、筋肉と結合している神経に温水を注入することによって神経を分解し、筋肉と神経との結合力を弱めてピンボーンを抜けやすくしてからアボシュナイフによりフィレを切断するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−238445号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した特許文献1によれば、ピンボーンと魚体筋肉組織との結合部分に、約85℃〜90℃の蒸気または高温エア、温水を約2秒間注入するようになっているため、魚肉が加熱されてしまって刺身等にはできない。実際にはフレーク状に加工することになる。
【0007】
また、特許文献1では、ピンボーン周辺の結合力を弱めた後にアボシュナイフを脊椎骨に沿って頭部から尻尾側に移動させており、これによって脊椎骨から魚肉を切り離すようになっている。しかし、鰯や鰊等の小型魚のピンボーンは細くて折れやすいため、ピンボーンと魚体筋肉組織との結合力を弱めていたとしても、前記アボシュナイフを脊椎骨に沿って後方に移動させた場合、ピンボーンも一緒に切断され、結局、ピンボーンを除去できずに魚肉に残ってしまう。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、鮭等の中型魚から鰯や鰊等の小型魚まで様々な種類や大きさの魚に対応して、脊椎骨、肋骨およびピンボーンを簡単かつ迅速に除去することができるとともに、骨に残る魚肉をほとんどなくして歩留まりを向上させることができ、しかも身崩れすることなく刺身にも使用可能な魚肉を得ることができる魚骨除去装置および魚骨除去方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る魚骨除去装置の特徴は、魚体の搬送方向に沿って延在されており、前記魚体の切開した腹を所望の角度に開いた状態でその腹腔内面を支持しながら魚体を搬送方向へ案内する断面略山形状の魚体ガイド手段と、この魚体ガイド手段に沿って長手方向の両側に配置されており、前記魚体の両体側面を押圧して前記魚体ガイド手段との間で前記魚体を狭持しつつ搬送方向下流側に搬送する搬送手段と、魚体の搬送経路上に配置されており、前記魚体の背部を背鰭の両側に沿って脊椎骨位置若しくは脊椎骨近傍位置まで切り込みを入れるための背部切込手段と、この背部切込手段によって形成された背部切込面に沿って背部から腹部へ魚体の肋骨およびピンボーン間を突き抜けるように挿入される櫛歯状の切断刃を備えた櫛歯状切断手段と、この櫛歯状切断手段を魚体の背腹方向に移動させる挿入用駆動部および前記櫛歯状切断手段を魚体の体側方向に移動させる魚肉剥離用駆動部を備えた櫛歯駆動手段とを有する点にある。
【0010】
そして、このような構成を採用したことにより、開腹された魚体の腹腔内面を魚体ガイド手段に支持させるように載せると、搬送手段が前記魚体の体側面を狭持しつつ下流側へ搬送し、まず、背部切込手段によって前記魚体の背部を背鰭の両側に沿って脊椎骨位置若しくは脊椎骨近傍位置まで切断し、予め背部切込面を形成する。その後、魚体はさらに搬送手段によって下流側へ搬送されると、櫛歯状切断手段が櫛歯駆動手段の挿入用駆動部により駆動され、櫛歯状切断刃を前記背部切込面に沿って背腹方向に下降させる。櫛歯状切断刃が所定の位置まで下降すると、続いて魚肉剥離用駆動部が駆動し、前記櫛歯状切断刃を魚体の体側方向に移動させて魚肉を脊椎骨から肋骨やピンボーンに沿って引き抜き、魚肉と各骨とを分離する。
【0011】
また、本発明では、魚体の腹腔内面を支持する傾斜支持面に、櫛歯状切断手段が背部切込面に沿って下降し、さらに魚体の体側方向外側へ移動する移動経路を確保するための複数のスリットで構成される櫛歯貫通用スリットが形成されていることが好ましい。これによれば、櫛歯貫通状スリット以外の傾斜支持面によって前記魚体の腹腔内面を支持およびガイドしつつ、櫛歯状切断刃の挿入および剥離動作のための移動経路を確保している。
【0012】
さらに、本発明では、魚体ガイド手段に沿って背部切込手段の下流側に配置されているとともに、この背部切込手段によって形成された背部切込面に挿入されて背鰭側の背部切込面を保持する背部切込面保持手段を備えていることが望ましい。これにより、背部切込手段によって形成された背部切込面のうち、倒れやすい背鰭側を背部切込面保持手段がすぐに保持し、この状態で櫛歯状切断手段へと魚体を搬送する。
【0013】
また、本発明では、搬送手段は1対の搬送ベルトによって魚体ガイド手段との間に魚体を狭持して搬送するようになっており、さらに、前記搬送手段は、それら搬送ベルトを搬送方向の中心線から等距離に保持するとともに、魚体を通過させる間隔を狭めて前記魚体を中心線上に位置合わせするための1対のセンター位置合わせローラを備えていることが好ましい。これにより、背部切込手段により切り込みが入れられる前に、センター位置合わせローラによって魚体の体側面を両側から強く締め付け、魚体の中心を魚体ガイド手段の中心線上に位置合わせする。
【0014】
また、本発明の作用は、前述の魚骨除去装置に限らず、例えば、魚体の腹部を切開して内臓を除去した後に魚体の骨を除去する魚骨除去方法であって、前記魚体の背部を背鰭の両側に沿って脊椎骨位置若しくは脊椎骨近傍位置まで切り込みを入れる背部切込工程と、櫛歯状切断刃を魚体の背部から腹部へ背部切込面に沿って下降させて、魚体の肋骨やピンボーン間に挿入するとともに、その刃面を肋骨およびピンボーンの付け根よりも腹側に進入させて肋骨やピンボーンの周辺の魚肉を切断する櫛歯状切断刃挿入工程と、この櫛歯状切断刃挿入工程の後に、前記櫛歯状切断刃を魚体の体側方向外側に移動させて魚骨から魚肉を剥離する魚肉剥離工程とを有する魚骨除去方法にも適用することができ、同様の作用を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る魚骨除去装置および魚骨除去方法の実施形態の一例を図面を用いて説明する。図1から図4に、本実施形態の魚骨除去装置1を示す。本実施形態の魚骨除去装置1は、腹部が切開されて内臓が除去された後の魚体を搬送し、背鰭の両側の背部に切り込みを入れ、さらに、その切り込みから脊椎骨に沿って魚体の背腹方向に櫛歯状のカッターを進入させ、各肋骨および各ピンボーンの間隙に前記櫛歯71aを挿入し、その後、魚体の体側方向外側に前記櫛歯状カッター71,71を移動させることにより、魚肉を骨からきれいに抜き取るものである。
【0016】
図1および図2に示すように、本実施形態の魚骨除去装置1は、主として、各構成部を支持する本体フレーム2と、この本体フレーム2の長手方向ほぼ中央ライン上で支持されており開腹された魚体の腹腔内面を支持しながら魚体を搬送方向へ案内する魚体ガイド手段3と、この魚体ガイド手段3の長手方向の両側に配置されており魚体の両体側面を狭持しつつ搬送する搬送手段4と、魚体の搬送経路上に配置されており背鰭の両側を脊椎骨に沿って尻尾側に予備的な切り込みを入れる背部切込手段5と、この背部切込手段5によって形成された切り込みのうち脊椎骨側の背部切込面を保持する背部切込面保持手段6と、前記背部切込面に沿って背腹方向に下降し魚体の肋骨およびピンボーンの各間隙に櫛歯状カッター71,71を挿入して骨から魚肉を剥離する櫛歯状切断手段7と、この櫛歯状切断手段7を駆動する櫛歯駆動手段8とを有している。
【0017】
ここで本実施形態の各構成部についてより詳細に説明する。本体フレーム2は、各構成部を支持するために直方体形状の骨組み構造を備えている。また、魚体ガイド手段3は、本体フレーム2の長手方向の全長に渡ってほぼ中央ライン上に延在している。また、魚体ガイド手段3は、断面略山形状となるように2つの傾斜支持面31から構成されている。これらの傾斜支持面31により、魚体の腹腔内面を支持して魚体の腹部を適当な角度に広げて長手方向にガイドするようになっている。断面略山形状の頂点から裾野までの長さは、魚体をガイドする機能が確保される長さに設定されている。この長さは、魚体の大きさに応じて設定される櫛歯状カッター71,71の長さに合わせて調整されるが、通常、魚体の腹部(ハラス)の上下中央よりも下方を支持できるように設定される。また、断面略山形状の頂角の大きさは任意に設定されるが、この角度は魚体の開き具合を決定するものであるため、後述するように、櫛歯状カッター71,71を魚体に挿入しやすく、かつ、魚肉の抵抗を小さくできる角度に設定されるのが好ましい。
【0018】
さらに、櫛歯状切断手段7が設けられている位置に対応する傾斜支持面31には、図3に示すように、櫛歯状カッター71,71の各櫛歯71aの間隔に合わせて複数のスリットから構成される櫛歯貫通用スリット32が形成されている。この櫛歯貫通用スリット32は、前記櫛歯状カッター71,71の鉛直方向および水平方向の移動経路を確保している。また、魚体ガイド手段3の終端部における頂部には、魚体検知ストッパ33が設けられている。この魚体検知ストッパ33は、搬送されてきた魚体を停止させるとともに、魚体の頭部側が当接したことを検知して櫛歯状切断手段7の動作を開始させるタイミングを取るようになっている。
【0019】
次に、搬送手段4は、1対の魚体搬送ベルト41,41によって構成されており、これらの魚体搬送ベルト41,41は魚体ガイド手段3に沿って左右に配置されている。一方の魚体搬送ベルト41(図1の搬送方向右側)は、搬送方向の下流側に配置されたベルト駆動ローラ42と、搬送方向の上流側に配置されたベルトテンションローラ43とに巻回している。他方の魚体搬送ベルト41(図1の搬送方向左側)は、搬送方向下流側に配置された従動ローラ44と、搬送方向上流側に配置されたベルトテンションローラ43とに巻回している。これらベルト駆動ローラ42、従動ローラ44およびベルトテンションローラ43は、本体フレーム2に軸受11を介して支持され、鉛直軸線上で回転自在となっている。また、ベルト駆動ローラ42の軸受11にはスプロケット42aが取り付けられており、このスプロケット42aに巻回されるローラチェーン42bを介してベルト駆動モータ45に連結されている。さらに、従動ローラ44は、歯車群46を介してベルト駆動モータ45の動力を受け、ベルト駆動ローラ42と同期して回転するようになっている。
【0020】
また、図1および図2に示すように、ベルト駆動ローラ42とベルトテンションローラ43との間、および従動ローラ44とベルトテンションローラ43との間であって、背部切込手段5の手前の位置には、搬送される魚体をセンター位置に合わせるセンター位置合わせ手段9が設けられている。このセンター位置合わせ手段9は、搬送方向のセンターラインから等距離の位置決めを行うためにセンターライン上で歯合する1対のセンター位置合わせ歯車91を有している。これらのセンター位置合わせ歯車91には、連結板93を介してセンター位置合わせローラ92が鉛直軸線上で回転自在に軸支されている。これらセンター位置合わせローラ92は、それぞれ搬送ベルトの内側面をセンターライン方向へ押し込むように構成されており、搬送ベルト間隔、つまり魚体が通過する間隙を他の部分よりも狭くしている。なお、各センター位置合わせローラ92がセンターラインから等距離にある状態において、センター位置合わせ歯車91をセンターライン上で歯合させているため、魚体の大きさに応じて搬送ベルト間隔を広狭変化させても、前記センター位置合わせローラ92の位置は、常にセンターラインから等距離に維持される。
【0021】
次に、背部切込手段5は、搬送経路上において搬送方向に平行に併設された1対の丸刃状カッター51,51を備えている。これら丸刃状カッター51,51は、それぞれ軸受11を介して回転軸に支持されており、丸刃状カッター用モータ52の動力を受けて水平線上で回転するようになっている。丸刃状カッター51,51は、搬送される魚体の背鰭の両側を頭部側から尾部側に脊椎骨に沿って切り込みを入れるようになっている。このように形成された背部切込面は、櫛歯状カッター71,71によって魚肉を引き剥がす際の作用を補助する予備的な切断である。従って、前記丸刃状カッター51,51の下側の刃面は、肋骨やピンボーンの付け根を切断しない位置であれば深いほどよく、本実施形態では、魚体の脊椎骨位置若しくはその脊椎骨近傍位置に合わされている。
【0022】
次に、背部切込面保持手段6は、1対の薄い板状の切込面保持ガイド61,61により構成されている。これらの切込面保持ガイド61,61は、背部切込手段5の下流側において、前述した1対の丸刃状カッター51,51の刃幅と等しい幅になるように並置されている。これらの切込面保持ガイド61,61は、魚体ガイド手段3の上方位置において、本体フレーム2に吊り下げられている。前記背部切込手段5により切断された背鰭部分は厚さが薄いため、センターラインから左右方向に傾きやすい。このため、切込面保持ガイド61,61が、背部切込面において脊椎骨から背鰭までを左右から保持するようになっている。なお、前記切込面保持ガイド61,61の上流側端部は、背部切込面に挿入しやすいように鋭角状に形成されている。
【0023】
次に、櫛歯状切断手段7は、図4から図6に示すように、複数の鋭角先端刃面を備えた櫛歯状カッター71,71から構成されており、この櫛歯状カッター71,71が魚体の背腹方向(鉛直方向)および魚体の体側方向(水平方向)に移動自在に支持されている。櫛歯状カッター71,71は、魚の種類や個体の大きさにより適宜形状や大きさが選択されるが、一般に、魚の種類よりも個体の大きさの影響が大きい。また、各櫛歯71aの間隔は、魚体の肋骨およびピンボーンの付け根における隙間に挿入し易い間隔に設定されている。本実施形態では、小型魚用として、厚さが約2mm、櫛歯部の長さが約30mm、櫛歯71aの1本当たりの幅が約3mm、櫛歯71aの間隙が約1mmの櫛歯状カッター71,71を使用する。また、中型魚用として、厚さが約2mm、櫛歯部の長さが約50mm、櫛歯71aの1本当たりの幅が約3mm、櫛歯71aの間隙が約2mmの櫛歯状カッター71,71を使用する。なお、櫛歯71aの長さは前述した櫛歯貫通用スリット32の長さとの兼ね合いも考慮して設定される。また、図6に示すように、各櫛歯71aの形状は断面略長方形の平刃が好ましい。魚肉を骨から引き剥がす際に平面部分で魚肉を押すことができるからである。断面が円形状の丸刃や断面が菱形の角刃だと、魚肉を傷付けるて身崩れさせるおそれがある。このような形状の櫛歯状カッター71,71を切込面保持ガイド61,61の外側面に沿って背部切込面に進入させ、各櫛歯71aを肋骨およびピンボーンの隙間に挿入するようになっている。
【0024】
次に、櫛歯駆動手段8は、櫛歯状カッター71,71を支持する平板状の支持台81を備えており、この支持台81には、前記櫛歯状カッター71,71を魚体の背腹方向に移動させる挿入用駆動部82と、前記櫛歯状カッター71,71を魚体の体側方向に移動させる魚肉剥離用駆動部83とが設けられている。本実施形態の魚骨除去装置1では、背腹方向は鉛直方向に相当し、体側方向は水平方向に相当する。挿入用駆動部82および魚肉剥離用駆動部83には、それぞれ油圧シリンダから構成される挿入用シリンダ82aおよび魚肉剥離用シリンダ83aが設けられている。
【0025】
挿入用シリンダ82aの挿入用ピストンロッド82bには、スプラインシャフト84が連結されており、このスプラインシャフト84の下端部に櫛歯状カッター71,71が着脱自在に固定されている。この櫛歯状カッター71,71は、魚体の種類や大きさに応じて交換可能である。また、スプラインシャフト84はスプラインナット85により支持台81に固定されている。さらに、支持台81上には支持フレーム81aが組み立てられており、この支持フレーム81aに魚肉剥離用シリンダ83aの剥離用ピストンロッド83bが連結されている。それらの挿入用ピストンロッド82bおよび剥離用ピストンロッド83bの往復動作により、櫛歯状カッター71,71が背腹方向および体側方向に往復動するようになっている。なお、挿入用ピストンロッド82bおよび剥離用ピストンロッド83bは、油圧シリンダで構成されているが、エアシリンダ等であっても代用可能である。ただし、櫛歯状カッター71,71の位置を魚体に合わせて微調整し易い点においては油圧シリンダが好ましい。また、各油圧シリンダを駆動する油圧タンク86や油圧ポンプ87、油圧モータ88は本体フレーム2の下方位置に配置されている。
【0026】
さらに、支持台81上には、魚肉剥離駆動部の一構成部として、櫛歯状カッター71,71を体側方向に直動させるための1対の直動システム89が設けられている。図1、図2、図4および図5に示すように、この直動システム89は、1対の直動レール89aが本体フレーム2の幅方向に跨って支持されており、それらの直動レール89aにはベアリング89bを介して直動ベッド89cが摺動可能に取り付けられている。この直動ベッド89cは前記支持台81上に固定されており、この支持台81に固定された櫛歯状カッター71,71を体側方向に直動可能に配置している。
【0027】
また、図2に示すように、魚体ガイド手段3の下流側における下方には、傾斜したシューター10が設けられており、櫛歯状カッター71,71によって骨から分離された2つのフィレ状魚肉を図示しない収納箱に収納するようになっているなお、搬送手段4や背部切込手段5、櫛歯状切断手段7等の各駆動部は、図示しない制御手段によってタイミングが調整されるようになっている。
【0028】
次に、本実施形態の魚骨除去装置1による魚骨除去方法について説明する。
【0029】
まず、予め魚体の腹部を切開して内臓を除去しておく。このとき、頭部は必要であればそのまま残しておいてもよいが、不要であれば予め除去しておく。腹部を切開して内臓を除去する方法は一般的なフィレ装置に付属のカッターで行われる。このように内臓除去処理された魚体の腹腔内面を広げて、魚体ガイド手段3の上流位置の頂点に脊椎骨を載せ、傾斜支持面31により前記腹腔内面を支持させる。そして、魚体ガイド手段3に載せられた魚体の体側面を1対の魚体搬送ベルト41,41によって狭持し、搬送方向下流側に搬送する。搬送方向下流側では、センター位置合わせローラ92が魚体搬送ベルト41,41の間隔を狭めており、魚体の両体側をより強く魚体ガイド手段3側へ押し付け、魚体の中心をセンターライン上に位置決めする。続いて、このように位置決めされた魚体を回転する左右1対の丸刃状カッター51,51に頭部側から進入させて、前記丸刃状カッター51,51によって背鰭の両側を頭部側から尻尾側に脊椎骨に沿って切り込まれる。これにより背鰭の付け根から脊椎骨若しくはその近傍位置まで背部切込面が形成される。この丸刃状カッター51,51による切断深さは、鮭の場合、ピンボーンの先端が上方に向かって伸びているので、これを切断しないような深さに設定する必要がある。また、鰯や鰊は、ピンボーンが脊椎骨から2段になって生えているため、この点も考慮して切断深さを設定しておく。
【0030】
続いて、丸刃状カッター51,51の下流側に配置された1対の切込面保持ガイド61,61が、背部切込面に進入して脊椎骨から背鰭までの背部切込面を支え、さらに下流方向へ搬送される魚体の中心がずれないように保持する。これにより、魚体は、腹側を魚体ガイド手段3により支えられ、脊椎骨および背鰭を切込面保持ガイド61,61によって保持され、両体側面を魚体搬送ベルト41,41によって狭持されながら、下流側へと搬送される。そして、魚体は魚肉剥離処理位置まで搬送されると、魚体ガイド手段3の下流側端部に設けられた魚体検知ストッパ33に突き当たって停止する。これを魚体検知ストッパ33が検知し、制御手段に通知して挿入用駆動部82が駆動される。
【0031】
まず、挿入用シリンダ82aが駆動を開始して挿入用ピストンロッド82bを伸張させ、櫛歯状カッター71,71を下降させる。1対の櫛歯状カッター71,71は、背鰭を保持している切込面保持ガイド61,61の外側に沿って背部切込面内に進入し、さらに各櫛歯71aを魚体の肋骨およびピンボーンの隙間に挿入し、各櫛歯71aの付け根がほぼ背部切込面の下部まで達したところで下降を停止する。そして、直ちに魚肉剥離用シリンダ83aが駆動を開始し、剥離用ピストンロッド83bを縮めることで支持台81が直動レール89aに沿って中心位置から左右外側に移動し、櫛歯状カッター71,71が魚体の体側方向外側へ移動する。このとき、櫛歯状カッター71,71の各櫛歯71aの平面によって魚肉を押し、肋骨やピンボーンから引き抜くようにして分離する。分離された魚肉はシューター10へと落下して所定の収納箱に収納される。除去された骨は、魚体ガイド手段3において切込面保持ガイド61,61に保持されており、取り除かれる。骨除去後、挿入用シリンダ82aおよび魚肉剥離用シリンダ83aが駆動し、櫛歯状カッター71,71を初期位置に戻して次の骨除去処理のために待機する。
【0032】
したがって、本実施形態によれば、魚体の脊椎骨、肋骨およびピンボーンを簡単かつ迅速に除去することができる。また、魚体の種類や大きさが異なる場合には、櫛歯状カッター71,71の櫛歯71aの間隔や櫛歯71aの長さを適宜変更し、1対の丸刃状カッター51,51や切込面保持ガイド61,61、櫛歯状カッター71,71の間隔を変更することにより簡単に対応でき、鮭等の中型魚から鰯や鰊等の小型魚まで幅広い種類の魚体の骨除去処理が可能である。
【0033】
さらに、本実施形態では、魚肉を各骨の付け根から骨先方向へ骨に沿って引き抜くため、骨に残る魚肉をほとんどなくすることができ、歩留まりを向上させることができる。しかもお湯などを使わないし、魚肉の身崩れを抑えられるため骨除去魚の魚肉は刺身にできる。
【0034】
また、魚体ガイド手段3の傾斜支持面31のうち、櫛歯状カッター71,71に対応する部分には、櫛歯貫通用スリット32が形成されているため、魚体を確実に支持しながらも櫛歯状カッター71,71の移動経路を確保し、魚体内への進入および剥離動作をスムーズに行わせることができる。
【0035】
さらに、魚体は、背部切込面保持ガイド61,61によって背鰭側の背部切込面が保持された状態で搬送されるため、丸刃状カッター51,51から櫛歯状カッター71,71まで搬送される間に背部切込面がずれたり閉ざされることを防ぎ、櫛歯状カッター71,71を背部切込面内へ確実に挿入できる。
【0036】
さらにまた、魚体センター位置合わせ手段9によって丸刃状カッター51,51の手前で魚体のセンター位置が合わせられるため、確実に魚体をセンターに寄せることができて丸刃状カッター51,51による切断ミスを減らし、より背鰭に近い部位に切り込みが入れられ無駄な魚肉を出さずにすむ。
【0037】
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
【0038】
例えば、本実施形態では、櫛歯状カッター71,71により切断する前に、予め丸刃状カッター51,51によって背部に切り込みを入れるようにしているが、櫛歯状カッター71,71の各櫛歯71aを極めて薄く鋭い刃に形成し、背部切込面を入れることなく直接的に切断するようにしてもよい。ただ、この場合、各櫛歯71aが湾曲しやすくピンボーン間に入らないことが多い。
【0039】
また、本実施形態では、櫛歯状カッター71,71を魚体の背側から挿入しているが、これを腹側から挿入し、肋骨やピンボーンの付け根まで入れたところで体側方向外側に離間させるようにしてもよい。ただ、この方向から挿入すると、肋骨やピンボーンの生え方や筋繊維の方向性の問題から、櫛歯状カッター71,71が入りにくかったり、外側に開いたときに身崩れし易い。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、鮭等の中型魚から鰯や鰊等の小型魚まで各種魚の脊椎骨、肋骨およびピンボーンを簡単かつ迅速に除去することができるとともに、骨に残る魚肉をほとんどなくして歩留まりを向上させることができ、しかも身崩れすることなく刺身にも使用可能な魚肉を得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚骨除去装置の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本実施形態における櫛歯貫通用スリットが形成された魚体ガイド手段を示す平面図である。
【図4】本実施形態における櫛歯状切断手段および櫛歯駆動手段を示す拡大図である。
【図5】本実施形態における主要な構成部を示す拡大図であ
【図6】(a)は本実施形態における櫛歯状カッターの櫛歯形状を示す正面図、(b)は先端側から見た図である。
【符号の説明】
1 魚骨除去装置
2 本体フレーム
3 魚体ガイド手段
4 搬送手段
5 背部切込手段
6 背部切込面保持手段
7 櫛歯状切断手段
8 櫛歯駆動手段
9 センター位置合わせ手段
10 シューター
11 軸受
31 傾斜支持面
32 櫛歯貫通用スリット
33 魚体検知ストッパ
41 魚体搬送ベルト
42 ベルト駆動ローラ
42a スプロケット
42b ローラチェーン
43 ベルトテンションローラ
44 従動ローラ
45 ベルト駆動モータ
46 歯車群
51 丸刃状カッター
52 丸刃状カッター用モータ
61 切込面保持ガイド
71 櫛歯状カッター
71a 櫛歯
81 支持台
81a 支持フレーム
82 挿入用駆動部
82a 挿入用シリンダ
82b 挿入用ピストンロッド
83 魚肉剥離用駆動部
83a 魚肉剥離用シリンダ
83b 剥離用ピストンロッド
84 スプラインシャフト
85 スプラインナット
86 油圧タンク
87 油圧ポンプ
88 油圧モータ
89 直動システム
89a 直動レール
89b ベアリング
89c 直動ベッド
91 センター位置合わせ歯車
92 センター位置合わせローラ
93 連結板

Claims (5)

  1. 魚体の腹部を切開して内臓を除去した後の魚体の骨を除去する魚骨除去装置であって、
    魚体の搬送方向に沿って延在されており、前記魚体の切開した腹を所望の角度に開いた状態でその腹腔内面を支持しながら魚体を搬送方向へ案内する断面略山形状の魚体ガイド手段と、
    この魚体ガイド手段に沿って長手方向の両側に配置されており、前記魚体の両体側面を押圧して前記魚体ガイド手段との間で前記魚体を狭持しつつ搬送方向下流側に搬送する搬送手段と、
    魚体の搬送経路上に配置されており、前記魚体の背部を背鰭の両側に沿って脊椎骨位置若しくは脊椎骨近傍位置まで切り込みを入れるための背部切込手段と、
    この背部切込手段によって形成された背部切込面に沿って背部から腹部へ魚体の肋骨およびピンボーン間を突き抜けるように挿入される櫛歯状の切断刃を備えた櫛歯状切断手段と、
    この櫛歯状切断手段を魚体の背腹方向に移動させる挿入用駆動部および前記櫛歯状切断手段を魚体の体側方向に移動させる魚肉剥離用駆動部を備えた櫛歯駆動手段と
    を有することを特徴とする魚骨除去装置。
  2. 請求項1において、前記魚体ガイド手段における腹腔内面を支持する傾斜支持面には、前記櫛歯状切断手段が背部切込面に沿って下降し、さらに魚体の体側方向外側へ移動する移動経路を確保するための複数のスリットで構成される櫛歯貫通用スリットが形成されていることを特徴とする魚骨除去装置。
  3. 請求項1または請求項2において、さらに、前記魚体ガイド手段に沿って前記背部切込手段の下流側に配置されているとともに、この背部切込手段によって形成された背部切込面に挿入されて背鰭側の背部切込面を保持する背部切込面保持手段を備えていることを特徴とする魚骨除去装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、前記搬送手段は1対の搬送ベルトによって前記魚体ガイド手段との間に魚体を狭持して搬送するようになっており、さらに、前記搬送手段は、それら搬送ベルトを搬送方向の中心線から等距離に保持するとともに、魚体を通過させる間隔を狭めて前記魚体を中心線上に位置合わせするための1対のセンター位置合わせローラを備えていることを特徴とする魚骨除去装置。
  5. 魚体の腹部を切開して内臓を除去した後に魚体の骨を除去する魚骨除去方法であって、
    前記魚体の背部を背鰭の両側に沿って脊椎骨位置若しくは脊椎骨近傍位置まで切り込みを入れる背部切込工程と、
    櫛歯状切断刃を魚体の背部から腹部へ背部切込面に沿って下降させて、魚体の肋骨およびピンボーン間に挿入するとともに、その刃面を前記肋骨およびピンボーンの付け根よりも腹側に進入させて肋骨およびピンボーンの周辺の魚肉を切断する櫛歯状切断刃挿入工程と、
    この櫛歯状切断刃挿入工程の後に、前記櫛歯状切断刃を魚体の体側方向外側に移動させて魚骨から魚肉を剥離する魚肉剥離工程と
    を有することを特徴とする魚骨除去方法。
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