JP2004259769A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基体1と、グランド配線導体2bおよび第1配線導体2aと、前記グランド配線導体2bおよび第1配線導体2aに電気的に接続しているグランド用パッド3bおよび入出力用パッド3aと、第2配線導体4と、前記第2配線導体4に電気的に接続されているコネクター5とから成る半導体素子収納用パッケージ7、および40GHz乃至80GHzの電気信号を送受信する半導体素子6とで構成され、半導体素子収納用パッケージ7に半導体素子6を固定するとともに半導体素子6の各電極をグランド配線導体2b、第1配線導体2a、第2配線導体4にボンディングワイヤ8a、8bを介し電気的に接続して成る半導体装置であって、前記第2配線導体4と半導体素子6の電極とを接続するワイヤ8bの周囲が、基体1と略同一の比誘電率を有する樹脂9で被覆されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高周波の電気信号を送受信する半導体素子を半導体素子収納用パッケージ内に気密に収容して成る半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信や無線通信等の機器には多数の半導体装置が使用されており、かかる半導体装置は一般に、高周波の電気信号を送受信する半導体素子を半導体素子収納用パッケージ内に気密に収容することによって形成されている。
【0003】
前記半導体素子収納用パッケージは、通常、図5および図6に示すように、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、ガラスセラミックス等の電気絶縁材料から成り、上面に半導体素子の搭載部21aが形成された基体21と、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀等の金属材料から成り、基体21の半導体素子搭載部21aから下面にかけて被着導出された複数の電気信号の入出力用およびグランド用の配線導体22a、22bと、この配線導体22a、22bと電気的に接続するようにして基体21の下面に形成された複数個のグランド用パッド23bおよび入出力用パッド23aと、基体21の搭載部21aより上面もしくは側面にかけて導出されている出入力用の配線導体24と、この出入力用配線導体24に一端が接続されるとともに他端が外部に導出されているコネクター25とにより構成されている。
【0004】
そして、かかる半導体素子収納用パッケージ27には、その搭載部21aに電気信号を送受信する半導体素子26がAu−Snろう材あるいは半田等の接合材を介して接着固定されるとともに、半導体素子26の各電極が入出力配線導体(第1配線導体)22a、グランド配線導体22bおよび出入力配線導体(第2配線導体)24にボンディングワイヤ28を介して接続され、その後、必要に応じて蓋体30等で半導体素子26を封止することによって半導体装置となる。
【0005】
また前記半導体装置は基体21の下面に形成されているグランド用パッド23bおよび入出力用パッド23aを外部電気回路基板の回路導体(図示せず)に半田バンプ等を介し接続させることによって内部に収容する半導体素子26が外部電気回路に接続され、同時にコネクター25に同軸ケーブル等を介し外部の通信装置等の外部機器(図示せず)を接続させることによって半導体素子26と外部機器とが接続するようになっている。
【0006】
なお、前記半導体装置に使用されている半導体素子26は複数の電気信号を合成して一つの電気信号に変換する、或いは一つの電気信号を分離して複数の電気信号に変換する機能を有しており、外部電気回路から第1配線導体22aを介して入力される複数の周波数帯域が低い電気信号は半導体素子26で合成されて一つの周波数帯域が高い電気信号となり、この周波数帯域の高い電気信号は第2配線導体24を介してコネクター25に伝送されるとともにコネクター25より外部の通信装置等の外部機器に伝送され、またコネクター25を介して外部機器より伝送された周波数帯域の高い電気信号は半導体素子26で複数の周波数帯域が低い電気信号に変換され、各々の周波数帯域の低い電気信号は第1配線導体22aを介して外部電気回路に伝送されることとなる。
【0007】
この場合、周波数帯域の高い電気信号が伝送される第2配線導体24や、第2配線導体24と接続したボンディングワイヤ28等は、基体21内部から搭載部21a表面にかけて形成され前記グランド配線導体22bと接続する広面積のグランド層29や、グランド配線導体22bと接続したボンディングワイヤ28との間で一定の静電容量成分が生じるため、この静電容量成分の大きさに応じてインピーダンスが減少している。
【0008】
また前記半導体装置において、半導体素子26の各電極と入出力用配線導体(第1配線導体)22aや出入力用配線導体(第2配線導体)24等とを接続するボンディングワイヤ28は一般に直径が18μm〜50μm、純度が99.9%以上、破断強度が0.05〜0.78(N)程度の金線(Auワイヤ)が使用されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−164466号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の半導体装置においては、半導体素子の電極と第2配線導体とを接続しているボンディングワイヤの破断強度が0.05〜0.78(N)程度であり、弱いことから外力印加によって接続領域近傍で切れるのを防止するため長さを1mm以上として余裕をもたせていること、第2配線導体が比誘電率約2〜10の基板上に形成されているのに対し、ボンディングワイヤはその周囲が比誘電率1の空気で囲まれており、この比誘電率の差に起因する静電容量の差により、ボンディングワイヤに対するインピーダンスの低減効果が、第2配線導体に対するインピーダンスの低減効果に比べて小さくなり、ボンディングワイヤのインピーダンスが第2配線導体のインピーダンスよりも高くなっていること等から、半導体素子とコネクターを結ぶ線路中にインピーダンスが他よりも高い領域が1mm以上の長さにわたって形成されていることとなる。そのため、この第2配線導体とボンディングワイヤとを介してコネクターと半導体素子との間に40GHz〜80GHzの高周波の電気信号を伝送させた場合、インピーダンスが高いボンディングワイヤで信号に反射等を起こし、伝送特性が大きく劣化するという欠点を有していた。
【0011】
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は半導体素子とコネクターとの間に40GHz〜80GHzの高周波の電気信号を反射等を起こすことなく良好に伝送させることができる半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体素子が搭載される搭載部を有する基体と、該基体の前記搭載部近傍より下面にかけて導出されている複数個のグランド配線導体および第1配線導体と、前記基体の下面に形成され、前記グランド配線導体および第1配線導体に電気的に接続している複数個のグランド用パッドおよび入出力用パッドと、前記基体の搭載部より上面もしくは側面にかけて導出されている第2配線導体と、前記第2配線導体に電気的に接続されているコネクターとから成る半導体素子収納用パッケージと、40GHz乃至80GHzの電気信号を送受信する半導体素子とで構成され、前記半導体素子収納用パッケージの搭載部に半導体素子を搭載固定するとともに該半導体素子の各電極をグランド配線導体、第1配線導体、第2配線導体にボンディングワイヤを介し電気的に接続して成る半導体装置であって、前記第2配線導体と半導体素子の電極とを接続するボンディングワイヤの周囲が、前記基体の比誘電率と略同一の比誘電率を有する樹脂で被覆されていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明の半導体装置によれば、第2配線導体と半導体素子の電極とを接続するボンディングワイヤの周囲を、基体と略同一の比誘電率を有する樹脂で被覆したことから、ボンディングワイヤとグランド層等との間に生じる静電容量成分と、第2配線導体とグランド層等との間に生じる静電容量成分とをほぼ同じとすることができるため、ボンディングワイヤのインピーダンスを第2配線導体のインピーダンスと効果的に整合させることができ、その結果、第2配線導体とボンディングワイヤとを介してコネクターと半導体素子との間に40GHz〜80GHzの高周波の電気信号を伝送させた場合、第2配線導体と半導体素子とを接続するボンディングワイヤの長さが1mm以上であったとしても、信号に大きな反射等を起こすことはほとんどなく、伝送特性を優れたものとなすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の半導体装置の一実施例を示し、半導体素子収納用パッケージ7内に半導体素子6を収容して構成されている。
【0016】
前記半導体素子収納用パッケージ7は、基体1、第1配線導体2a、グランド配線導体2b、入出力用パッド3a、グランド用パッド3b、第2配線導体4およびコネクター5により形成されている。
【0017】
前記基体1は酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒、可塑剤、分散剤を添加混合して泥漿物を作り、この泥漿物を従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のシート形成法を採用しシート状に形成してセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、しかる後、それらセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともにこれを必要に応じて複数枚積層し、約1600℃の高温で焼成することによって製作される。
【0018】
また前記基体1は、半導体素子の搭載部1aから下面にかけて複数個の第1配線導体2aおよびグランド配線導体2bが形成されており、該各配線導体2a、2bは半導体素子の電気信号入出力用、接地用の各電極を、入出力用パッド3aやグランド用パッド3bに接続するための導電路として作用し、搭載部1a側の一端には半導体素子6の電気信号入出力用、接地用の各電極がボンディングワイヤ8aを介して電気的に接続される。
【0019】
なお、前記グランド配線導体2bの一部は、基体1の内部から搭載部1a表面にかけて形成された広面積のグランド層Gと接続しており、これにより半導体素子6が搭載される搭載部1a表面が接地されている。
【0020】
前記第1配線導体2aおよびグランド配線導体2b、入出力用パッド3a、グランド用パッド3bおよびグランド層Gは、銅、銀、金、パラジウム、タングステン、モリブデン、マンガン等の金属材料から成り、例えば銅から成る場合であれば、銅粉末に有機溶剤を添加して成る金属ペーストを基体1となるセラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷等により所定パターンに印刷しておくことによって形成される。
【0021】
この第1配線導体2aおよびグランド配線導体2bの基体1下面側の一端は、それぞれ対応する入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bと電気的に接続しており、これらの入出力用パッド3a、グランド用パッド3bを外部電気回路の所定の信号用や接地用等の回路導体に接続することにより、半導体素子6の電気信号入出力用、接地用の各電極が外部電気回路と電気的に接続される。
【0022】
また前記基体1は、半導体素子の搭載部1aから上面や側面等にかけて第2配線導体4が形成されており、該第2配線導体4は半導体素子6の電極をコネクター5の線材5aに接続するための導電路として作用し、搭載部1a側の一端には半導体素子6の電極がボンディングワイヤ8bを介して電気的に接続される。
【0023】
前記第2配線導体4は、上述の第1配線導体2a等と同様に、銅、銀、金、パラジウム、タングステン、モリブデン、マンガン等の金属材料から成り、例えば銅から成る場合であれば、銅粉末に有機溶剤等を添加して成る金属ペーストを基体1となるセラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷等により所定パターンに印刷しておくことによって形成される。
【0024】
この第2配線導体4の基体1外表面側の一端はコネクター5の線材5aと電気的に接続しており、このコネクター5を同軸ケーブル等を介して通信装置等の外部機器に接続することにより半導体素子6と外部機器との間で高周波信号の送受信が行われる。
【0025】
前記コネクター5は、半導体素子収納用パッケージ7の第2配線導体4を同軸ケーブル等を介して外部機器に接続するための接続体として作用し、例えば、鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属の線材5aの周囲を、ホウ珪酸系ガラス等の絶縁性の外囲体5bで取り囲んだ構造である。
【0026】
前記線材5aと外囲体5bとから成るコネクター5は、例えば、鉄−ニッケル−コバルト合金から成る線材5aを、鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属から成る円筒状の容器の中央にセットし、容器内にホウ珪酸ガラス等のガラス粉末を充填した後、ガラス粉末を加熱溶融させて線材5aの周囲に被着させることによって製作される。
【0027】
かくして上述の半導体素子収納用パッケージによれば、基体1の搭載部1aに半導体素子6を搭載するとともにガラス、樹脂、ロウ材等の接着材を介して固定し、しかる後、半導体素子6の各電極を第1配線導体2a、グランド配線導体2bおよび第2配線導体4に、ボンディングワイヤ8a、8bを介して接続し、最後に蓋体10を基体1の上面に封止材を介して接合させ、半導体素子6を気密に封入することによって半導体装置11となる。
【0028】
この半導体装置11は基体1下面の入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bが外部電気回路基板の所定の信号用や接地用等の回路導体に半田バンプ等の外部端子を介して接続され、これによって半導体素子6の信号用、接地用の各電極は外部電気回路と電気的に接続される。
【0029】
また、この半導体装置11に取着されているコネクター5の線材5aに同軸ケーブル等の外部接続用の導線を接続することにより、半導体素子6の電極が通信装置等の外部機器に接続される。
【0030】
そしてかかる半導体装置11は、外部電気回路から供給される複数の周波数帯域が低い(5〜10GHz)電気信号を第1配線導体2aを介して半導体素子6に入力させ、半導体素子6でこれら入力された電気信号を合成して、一つの周波数帯域が高い(40〜80GHz)電気信号とするとともにこれを第2配線導体4を介してコネクター5に出力し、該コネクター5の線材5aを介して外部の通信装置等の外部機器に伝送する、或いは、外部の通信装置等の外部機器から伝送された一つの周波数帯域が高い(40〜80GHz)電気信号をコネクター5の線材5a及び第2配線導体4を介して半導体素子6に入力し、半導体素子6で入力された周波数帯域が高い(40〜80GHz)電気信号を複数の周波数帯域が低い(5〜10GHz)電気信号に変換するとともにこれらの個々の周波数帯域が低い電気信号を第1配線導体2aを介して外部電気回路に供給することとなる。
【0031】
本発明の半導体装置11においては、図2および図3に示すように、第2配線導体4と半導体素子6とを接続するボンディングワイヤ8bの周囲を、前記基体1と略同一の比誘電率を有する樹脂9で被覆しておくことが重要である。
【0032】
前記ボンディングワイヤ8bの周囲を、前記基体1と略同一の比誘電率を有する樹脂9で被覆すると、このボンディングワイヤ8bとグランド層G等との間に生じる静電容量成分を、第2配線導体4とグランド層Gとの間に生じる静電容量成分と同程度として、それぞれに対するインピーダンス低減効果をほぼ同じとすることができ、ボンディングワイヤ8bのインピーダンスを、基体1上に形成されている第2配線導体4のインピーダンスと効果的に整合させることができる。その結果、ボンディングワイヤ8bで信号に反射等を起こし、伝送特性が大きく劣化することを防止でき、周波数帯域の高い(40〜80GHz)電気信号の伝送特性を優れたものとなすことができる。
【0033】
前記樹脂9は、その比誘電率が基体1と略同一であれば基体1および半導体素子6の材質や、半導体素子収納用パッケージ7の用途等に応じて任意の材質を選択することができ、例えば、基体1が比誘電率5〜6のガラスセラミックスから成る場合には、比誘電率が3〜4のシリコーン樹脂、ゴム変性エポキシ樹脂等が好適に使用され、第2配線導体4および半導体素子6の電極にボンディングワイヤ8bを接続させた後、ボンディングワイヤ8bの表面に液状のシリコーン樹脂やゴム変性エポキシ樹脂を滴下・被着させて覆い、しかる後、これを熱硬化させることによって形成される。
【0034】
この場合、ボンディングワイヤ8bの周囲を被覆する樹脂9は、ボンディングワイヤ8bを1本ずつ被覆するような形態に限らず、図4に示すように、ボンディングワイヤ8bが第2配線導体4と半導体素子6とを接続している領域全体を樹脂9で埋めるようにして、ボンディングワイヤ8bの第2配線導体4等に対する接合を補強するとともに、このボンディングワイヤ8bと、グランド配線導体2bに接続しているボンディングワイヤ8aとの間でのインピーダンスの低減をより効果的なものとするようにしてもよい。
【0035】
なお、樹脂9と基体1との比誘電率が略同一とは、基体1の比誘電率に対して樹脂9の比誘電率が50%〜150%である状態を意味し、例えば、前述の比誘電率が5〜6のガラスセラミックスへ適用する場合、適用が可能な樹脂9は比誘電率が2.5〜9である。ただし、ボンディングワイヤ8bの表面に液状の樹脂9を滴下・被着させて覆い、しかる後、これを熱硬化させることによって樹脂9を形成する場合には、滴下性や被覆性が良好で熱硬化後の硬さが最適な観点からはシリコーン樹脂、ゴム変性エポキシ樹脂等を用いる方が好ましく、これらの比誘電率は3〜4である。
【0036】
また、前記第2配線導体4と半導体素子6の電極とを接続するボンディングワイヤ8bは、その長さを0.3mm以下としておくことが好ましい。
【0037】
前記第2配線導体4と半導体素子6の電極とを接続するボンディングワイヤ8bの長さを0.3mm以下と短くすると、半導体素子6とコネクター5とを結ぶ線路中に形成され、基体1と略同一の比誘電率を有する樹脂9で被覆する必要のある高インピーダンスの領域(ボンディングワイヤ8bの領域)が極めて短いものとなり、この樹脂9による被覆をより一層確実かつ容易なものとすることができ、その結果、第2配線導体4とボンディングワイヤ8bとを介してコネクター5と半導体素子6との間に40GHz〜80GHzの高周波の電気信号を伝送させた場合、ボンディングワイヤ8bが短いことから、信号に大きな反射等を起こすことをより一層確実に防止し、伝送特性を極めて優れたものとなすことができる。
【0038】
また、ボンディングワイヤ8bおよび第2配線導体4は、断面積を同一としておくことが好ましい。両者の断面積を同一としておくことにより、より一層確実に両者のインピーダンスを整合させることができ、40〜80GHzの高周波の電気信号の伝送特性をより一層優れたものとすることができる。
【0039】
また、前記第2配線導体4は、そのループ高さを極力低くし、第2配線導体4との高低差を少なくしておくことが好ましい。この高低差を小さくしておくと、両者からグランド層Gまでの間の距離がほぼ同じとなるため、それぞれの間に生じる静電容量成分をより一層確実に同一とすることができるため、両者のインピーダンスをより一層確実に整合させることができる。
【0040】
なお、前記第2配線導体4と半導体素子6の電極とのボンディングワイヤ8bを介しての接続は、例えば、ウエッジボンド法、具体的には、ボンディングワイヤ8bをボンディング装置のワイヤ用キャピラリを通して第2配線導体4や半導体素子6の電極に当接させるとともに、キャピラリ先端の楔状の部分でボンディングワイヤ8bを接続部位に押し付け、超音波振動、接合することによって、例えばボンディングワイヤ8bの長さを0.3mm以下として、第2配線導体4と半導体素子6の電極に接続される。この場合、ボンディングワイヤは、例えばボールボンド法によるように第2配線導体4等に接合させるために先端部分を溶融させて金属ボールを形成させるような必要がなく、キャピラリの移動角度によりループ高さを低く調整することができるため、ボンディングワイヤ8bの長さが必要以上に長くなることを効果的に防止することができる。
【0041】
また、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明の半導体装置によれば、第2配線導体と半導体素子の電極とを接続するボンディングワイヤの周囲を、基体と略同一の比誘電率を有する樹脂で被覆したことから、ボンディングワイヤとグランド層等との間に生じる静電容量成分と、第2配線導体とグランド層等との間に生じる静電容量成分とをほぼ同じとすることができるため、ボンディングワイヤのインピーダンスを第2配線導体のインピーダンスと効果的に整合させることができ、その結果、第2配線導体とボンディングワイヤとを介してコネクターと半導体素子との間に40GHz〜80GHzの高周波の電気信号を伝送させた場合、第2配線導体と半導体素子とを接続するボンディングワイヤの長さが1mm以上であったとしても、信号に大きな反射等を起こすことはほとんどなく、伝送特性を優れたものとなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の要部拡大平面図である。
【図3】図1に示す半導体装置の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の他の実施例を示す要部拡大平面図である。
【図5】従来の半導体装置の断面図である。
【図6】図5に示す半導体装置の要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・基体
1a・・・・・搭載部
2a・・・・・第1配線導体
2b・・・・・グランド配線導体
3a・・・・・入出力用パッド
3b・・・・・グランド用パッド
4・・・・・・第2配線導体
5・・・・・・コネクター
5a・・・・・線材
5b・・・・・外囲体
6・・・・・・半導体素子
7・・・・・・半導体素子収納用パッケージ
8a、8b・・ボンディングワイヤ
9・・・・・・樹脂
10・・・・・蓋体
11・・・・・半導体装置
G・・・・・・グランド層
Claims (1)
- 半導体素子が搭載される搭載部を有する基体と、該基体の前記搭載部近傍より下面にかけて導出されている複数個のグランド配線導体および第1配線導体と、前記基体の下面に形成され、前記グランド配線導体および第1配線導体に電気的に接続している複数個のグランド用パッドおよび入出力用パッドと、前記基体の搭載部より上面もしくは側面にかけて導出されている第2配線導体と、前記第2配線導体に電気的に接続されているコネクターとから成る半導体素子収納用パッケージと、40GHz乃至80GHzの電気信号を送受信する半導体素子とで構成され、前記半導体素子収納用パッケージの搭載部に半導体素子を搭載固定するとともに該半導体素子の各電極をグランド配線導体、第1配線導体、第2配線導体にボンディングワイヤを介し電気的に接続して成る半導体装置であって、前記第2配線導体と半導体素子の電極とを接続するボンディングワイヤの周囲が、前記基体の比誘電率と略同一の比誘電率を有する樹脂で被覆されていることを特徴とする半導体装置。
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