JP2004257596A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱交換効率を向上させるために冷媒を複数に分流して空気調和機の室外側熱交換器に流す分流器は、複数の分流キャピラリが接続される分岐部ユニットに、分流キャピラリが直管で連結され、この分流キャピラリは、その内径は0.6〜1.5mmであって、その一端に1次圧として1040mHgの圧力を加えたとき、他端に2次圧として43±25mmAqの範囲の圧力が生じかつ、その長さが150mm以下である。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機に係わり、特に冷媒を複数に分流して室外側熱交換器に流す冷凍サイクルを有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に空気調和機の室外側熱交換器の熱交換効率を向上させるために、冷媒を複数に分流して室外側熱交換器に流す冷凍サイクルがある。この冷凍サイクルは、圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、流量調整弁、複数のキャピラリからなり冷媒を分流する分流器、この分流器により分流された冷媒が流入する室外側熱交換器を有している。
【0003】
しかしながら、図10に示すように、従来の分流器16は、分岐部ユニット16bに接続された内径1.5mm、長さ200mmあるいは内径1.7mm、長さ400mmの分流キャピラリ16aが接続され、これらを限られたスペースに収納するために巻回されている。しかしながら、分流キャピラリ16aを巻回あるいは束ねるには作業工数が発生し、生産コストがアップする。また、分流数だけ分流キャピラリ16aが並列に配置されるため、消音目的で貼付されるブチルゴム16cが分流キャピラリ16aの全表面に確実に接触させることが困難であり、冷媒音を消すことができず、また、完全に冷媒音を消そうとすると、ブチルゴム16cが非常に大きなものになる問題があった。
【0004】
なお、上記のような長い分流キャピラリ(バランスキャピラリ)に代えて、分岐管を設ける空気調和機が提案されているが、上記分流管は冷媒を分岐管の壁に衝突させて冷媒を分流するために、冷媒の流速、流量等の冷媒流れ条件によって、その分流機能が不安定になる課題が残る(例えば特許文献1など)。
【0005】
そこで安価で安定した分流特性を持つ分流器が組込まれた空気調和機が要望されていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−263863号公報(段落番号[0004]、[0017]〜[0021]、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、安価で安定した分流特性を持つ分流器が組込まれた空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によれば、熱交換効率を向上させるために冷媒を複数に分流して室外側熱交換器に流すようにした冷凍サイクルを有する空気調和機において、冷媒を分流する分流器は、複数の分流キャピラリが接続される分岐部ユニットに、分流キャピラリが直管で連結され、この分流キャピラリは、その内径が0.6〜1.5mmであって、その一端に1次圧として1040mHgの圧力を加えたとき、他端に2次圧として43±25mmAqの範囲の圧力が生じかつ、その長さが150mm以下であることを特徴とする空気調和機が提供される。これにより、安価で安定した分流特性を持つ分流器が組込まれた空気調和機が実現される。
【0009】
好適な一例では、前記直管の分流キャピラリは、その一端が分岐部ユニットの軸線に対して30°以下の角度を有して接続され、他端が室外側熱交換器に連通する冷媒管の軸線に対して30°以下の角度を有して接続される。これにより、組立て時、上記角度により形成される曲げ部分が分岐部ユニット挿入部に当接し、分流キャピラリと接続配管が一定長さで位置決めでき、また、分流キャピラリの両端が一直線上になくても、接続部同士が最短距離で結ばれ、さらに、分流キャピラリの流路が変形することがなく、冷媒の流れに影響が生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる空気調和機の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明に係わる空気調和機に組込まれた冷凍サイクルの概念図である。
【0012】
図1に示すように、本発明に係わる空気調和機に組込まれた冷凍サイクル1は、インバータ式の圧縮機2に、四方弁3、室内熱交換器4、減圧装置の一例である電動膨張弁5、分流器6、室外熱交換器7を冷媒配管8により順次接続して形成されている。
【0013】
図2に示すように、上記分流器6は、室外熱交換器7に近接し、立設状態で配置されており、さらに、図3及び図4に示すように、分流器6は、複数の分流キャピラリ6aと、これらが接続される例えば真鍮製の分岐部ユニット6bとからなっている。
【0014】
分流キャピラリ6は、直管状であり、その内径は0.6〜1.5mmであって、その一端に1次圧として1040mHgの圧力を加えたとき、他端に2次圧として43±25mmAqの範囲の圧力が生じかつ、その長さが150mm以下である。分流キャピラリ6aに上記のような内径条件、圧力降下(絞り)条件を設定することで、従来のように内径1.5mm、長さ200mmの分流キャピラリあるいは内径1.7mm、長さ400mmのキャピラリを用いることなく、その長さを150mm以下にすることが可能になる。また、図4(a)に示すように、分岐部ユニット6bは、真鍮中実円柱体を穿孔加工して形成され、さらに、キャピラリ挿入部6b1及び配管挿入部6b2には段差が設けられ、分流キャピラリ7及び室内側冷媒配管8iの挿入時一定の長さで位置決めできるようになっている。
【0015】
また、図1に示す冷凍サイクル2に組込まれた分流器6は、図2及び図5に示すように、分岐部ユニット6bを介して室内側冷媒配管8iに接続され、分流キャピラリ6aを介して室外熱交換器7に連通する室外側冷媒配管8oに接続されている。さらに、分流キャピラリ6aには、消音目的でブチルゴム6cが貼付されている。分流キャピラリ6aは直線的で短いので、従来の長い分流キャピラリが必要とする巻回作業が不必要となり、また、キャピラリが直線的であるので、従来のように巻回された分流キャピラリに大きな面積のブチルゴムを貼付するのと異なり、分流キャピラリ表面全体にブチルゴムを貼ることができて、消音効果が向上し、さらに、小さなブチルゴムで足りるので安価になる。
【0016】
上記のように本実施形態の空気調和機は、暖房運転時、上記条件設定された分流器6の分流キャピラリ6aにより、冷媒はバランスよく分流され、また、分流キャピラリ6aから冷媒音が発生するが、分流キャピラリ表面全体に貼付されたブチルゴム6cにより、効果的に消音され静かに運転できる。
【0017】
なお、上記実施形態において、図3に示すように、分流器6を別体の複数の分流キャピラリ6aと、真鍮製の分岐部ユニット6bとを一体的に接合して形成したが、図6に示すように、分流器6Aを別体の複数の分流キャピラリ6Aaと、銅製のY型分岐部ユニット6Abとを一体的に接合して形成してもよい。これにより、Y型分岐部ユニット6Abの製造が容易で安価になる。
【0018】
また、図7に示すように、分流器6Bを別体の複数の分流キャピラリ6Baと、銅製で室内側冷媒配管8Biと一体に形成されたY型分岐部ユニット6Bbとを一体的に接合して形成してもよい。
【0019】
さらに、図8に示すように、分流器6Cを室外側冷媒配管8Coに一体に形成された複数の分流キャピラリ6Caと、分岐部ユニット6Cbとを一体的に接合して形成してもよい。
【0020】
また、図9に示すように、分流器6Dは、分流キャピラリ6Daがその一端で分岐部ユニット6Dbの軸線すなわちこの軸線の平行線c1に対して30°以下の角度を有して接続され、他端が室外側冷媒配管8Doの軸線すなわちこの軸線の平行線c2に30°以下の角度を有して接続されている。これにより、組立て時、上記角度により形成される曲げ部分が分岐部ユニット挿入部に当接し、分流キャピラリと接続配管が一定の長さで位置決めができるようなっている。また、位置決め用の曲げ部分を設けたことにより、分流キャピラリの両端が一直線上になくても、接続部同士が最短距離で結ばれている。角度が30°を超えると分流キャピラリの流路が変形し、冷媒の流れに影響が生じる。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係わる空気調和機によれば、安価で安定した分流特性を持つ分流器が組込まれた空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる空気調和機に組込まれた冷凍サイクルの概念図。
【図2】本発明に係わる空気調和機の室外機の筐体を除去して示す側面図。
【図3】本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の側面図。
【図4】(a)は本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の分岐部ユニットの縦断面図、(b)はその平面図。
【図5】本発明に係わる空気調和機における流器の組込み状態を示す側面図。
【図6】本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の他の実施形態の側面図。
【図7】本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の他の実施形態の側面図。
【図8】本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の他の実施形態の側面図。
【図9】本発明に係わる空気調和機に組込まれた分流器の他の実施形態の側面図。
【図10】従来の空気調和機に組込まれた分流器の側面図。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル
2 圧縮機
3 四方弁
4 室内熱交換器
5 電動膨張弁
6 分流器
6a 分流キャピラリ
6b 分岐部ユニット
6b1 キャピラリ挿入部
6b2 配管挿入部
6c ブチルゴム
7 室外熱交換器
8 冷媒配管
8i 室内側冷媒配管
8o 室外側冷媒配管
Claims (2)
- 熱交換効率を向上させるために冷媒を複数に分流して室外側熱交換器に流すようにした冷凍サイクルを有する空気調和機において、冷媒を分流する分流器は、複数の分流キャピラリが接続される分岐部ユニットに、分流キャピラリが直管で連結され、この分流キャピラリは、その内径が0.6〜1.5mmであって、その一端に1次圧として1040mHgの圧力を加えたとき、他端に2次圧として43±25mmAqの範囲の圧力が生じかつ、その長さが150mm以下であることを特徴とする空気調和機。
- 請求項1に記載の空気調和機において、前記直管の分流キャピラリは、その一端が分岐部ユニットの軸線に対して30°以下の角度を有して接続され、他端が室外側熱交換器に連通する冷媒管の軸線に対して30°以下の角度を有して接続されたことを特徴とする空気調和機。
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JP2003046380A JP2004257596A (ja) | 2003-02-24 | 2003-02-24 | 空気調和機 |
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Cited By (3)
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2003
- 2003-02-24 JP JP2003046380A patent/JP2004257596A/ja active Pending
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