JP2004254820A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技を中断することなく、画像表示装置の異常発熱を防止する遊技機を提供する。
【解決手段】複数の識別情報が変動表示する表示領域を設けた画像表示装置と、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、前記画像表示装置に表示された識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与する特別遊技状態を生起する遊技制御装置を備えた遊技機において、前記画像表示装置の異常を判定する異常判定手段と、前記表示装置に表示される画像の明るさを制御する明度制御手段と、を備え、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記表示装置に表示される画像の明るさを通常時とは異ならせるように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
本発明は画像表示装置に関し、特に、遊技者が特別なメガネをかけることなく立体視することができる三次元画像表示装置及び画像表示装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、三次元画像表示装置は、光源の前面左右に偏光方向が直交する右眼用偏光フィルタ部と左眼用偏光フィルタ部とを配置し、この各フィルタ部を通過した各光をフレネルレンズで平行光として液晶表示素子に照射し、この液晶表示素子の両面の偏光フィルタのそれぞれを、1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、且つ、光源側と観察側の対向する直線偏光フィルタライン部を直交する偏光方向とし、液晶表示素子の液晶パネルには2枚の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった。また、光源側の偏光フィルタを1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、観察側の偏光フィルタを光源側の偏光フィルタの一方の直線偏光フィルタライン部を有する直線偏光フィルタとし、液晶表示素子の液晶パネルには光源側の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、所定の入賞口に遊技球が入賞した場合に、パチンコ遊技盤のほぼ中央部に配されたドラムやディスプレイ上に数字や記号あるいは絵柄等を変動表示させ、同じ数字等が揃って停止した場合を大当たりとして、所定数の賞球を行うものがある。この変動表示等を行うディスプレイに表示される画像は、平面的な2次元画像であるが、さらに表示効果を高めるために、鋭い指向性を持つレンティキュラレンズを使って左右の眼に対応する画像情報を提供して、平面画像を立体画像として表示する遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−63199号公報
【特許文献2】
特開平7−31729号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した表示装置は表示画面(液晶表示素子)の後方からバックライト(光源)によって光を照射して、表示画面に表示された画像を遊技者の目に届けるものであり、光源の発光動作に伴い熱が発生する。このため、表示装置内で発生した熱によって、不具合が発生するおそれもある。
【0006】
また、表示装置が異常発熱した場合に、遊技機(又は、表示装置)の電源を遮断して、その動作を停止することによって、これ以上の温度上昇を防止することもできるが、遊技機(又は、表示装置)の動作停止によって遊技が中断してしまう。特に、特別遊技状態中に遊技が中断すると、遊技者が遊技によって得た利益を十分に享受することができず、遊技者に不利益をもたらす結果となる。
【0007】
本発明は、画像表示装置の異常発熱を防止する際に、遊技を中断することがない遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の識別情報が変動表示する表示領域を設けた画像表示装置と、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、前記画像表示装置に表示された識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与する特別遊技状態を生起する遊技制御手段を備えた遊技機において、前記画像表示装置の異常を判定する異常判定手段と、前記画像表示装置に表示される画像の明るさを制御する明度制御手段と、を備え、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記画像表示装置に表示される画像の明るさを通常時とは異ならせるように制御する。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記画像表示装置の温度を検出する検出手段を備え、前記異常判定手段は、前記検出手段の検出結果によって前記画像表示装置の異常を判定することを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、前記画像表示装置を冷却する冷却装置と、前記冷却装置の動作異常を監視する監視手段と、を備え、前記異常判定手段は、前記監視手段の監視結果によって前記画像表示装置の異常を判定することを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第1から第3の発明において、前記画像表示装置は、識別情報を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを照射する光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記光源の輝度を制御することを特徴とする。
【0012】
第5の発明は、第4の発明において、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記光源を消灯することを特徴とする。
【0013】
第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記画像表示装置は、左右眼画像に視差を設けて画像を立体視可能に表示する立体画像表示状態と、左右眼画像に視差を設けないで画像を表示する平面画像表示状態とを、前記光源の輝度によって切り替えて表示することを特徴とする。
【0014】
第7の発明は、第6の発明において、前記光源は、立体画像の表示に用いられる第1光源と、前記第1光源より発熱量が少なく平面画像の表示に用いられる第2光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第1光源を消灯又は減光することによって、前記画像表示装置を前記平面画像表示状態に切り替えることを特徴とする。
【0015】
第8の発明は、第4の発明において、前記光源は、照光範囲が広い第1光源と、前記第1光源より狭い幅で発光する第2光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第2光源のみを点灯することを特徴とする。
【0016】
第9の発明は、第1から第8の発明において、前記遊技制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をしても、遊技の進行を停止しないことを特徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、複数の識別情報が変動表示する表示領域を設けた画像表示装置と、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、前記画像表示装置に表示された識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与する特別遊技状態を生起する遊技制御手段を備えた遊技機において、前記画像表示装置の異常を判定する異常判定手段と、前記画像表示装置に表示される画像の明るさを制御する明度制御手段と、を備え、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記画像表示装置に表示される画像の明るさを通常時とは異ならせるように制御するので、冷却装置が十分に装備されていない画像表示装置であっても、表示装置の発熱を抑制することができる。
【0018】
第2の発明では、前記画像表示装置の温度を検出する検出手段を備え、前記異常判定手段は、前記検出手段の検出結果によって前記画像表示装置の異常を判定するので、的確に画像表示装置の発熱を検出することができる。
【0019】
第3の発明では、前記画像表示装置を冷却する冷却装置と、前記冷却装置の動作異常を監視する監視手段と、を備え、前記異常判定手段は、前記監視手段の監視結果によって前記画像表示装置の異常を判定するので、的確に冷却装置の故障を検出することができる。
【0020】
第4の発明では、前記画像表示装置は、識別情報を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを照射する光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記光源の輝度を制御するので、光源の輝度を制御することによって、容易に発熱量を制御することができる。
【0021】
第5の発明では、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記光源を消灯するので、画像表示装置に異常が発生したときに、光源からの発熱を停止することができる。
【0022】
第6の発明では、前記画像表示装置は、左右眼画像に視差を設けて画像を立体視可能に表示する立体画像表示状態と、左右眼画像に視差を設けないで画像を表示する平面画像表示状態とを、前記光源の輝度によって切り替えて表示するので、立体画像の表示にも対応することができる。
【0023】
第7の発明では、前記光源は、立体画像の表示に用いられる第1光源と、前記第1光源より発熱量が少なく平面画像の表示に用いられる第2光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第1光源を消灯又は減光することによって、前記画像表示装置を前記平面画像表示状態に切り替える。すなわち、画像表示装置に異常が発生したときに、第2光源に切り替えることによって、光源から発熱を抑制することができる。
【0024】
第8の発明では、前記光源は、照光範囲が広い第1光源と、前記第1光源より狭い幅で発光する第2光源とを含んで構成され、前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第2光源のみを点灯するので、照光範囲を狭くすることで、遊技者が立体視し得る範囲が狭くなるが、遊技の進行状態は遊技者に継続して伝えることができる。
【0025】
第9の発明では、前記遊技制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をしても、遊技の進行を停止しないので、遊技者に不快な思いをさせることがない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(カード球貸ユニットを併設したCR機)全体の構成を示す正面図である。
【0028】
遊技機(パチンコ遊技機)1の前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレームに収納される。
【0029】
遊技盤6の表面には、ガイドレールで囲われた遊技領域が形成され、遊技領域のほぼ中央には画像表示装置(特別図柄表示装置)8が設けられるセンターケース11が配置され、遊技領域の下方には大入賞口を備えた変動入賞装置10が配置される他、遊技領域には各入賞口12〜15、始動口16、普通図柄表示器7、普通変動入賞装置9等が配置されている。前面枠3には、遊技盤6の前面を覆う前面構成部材としてのカバーガラス18が取り付けられている。
【0030】
画像表示装置8は、LCD(液晶表示器)で表示画面が構成されており、遊技者が立体視しうる三次元映像が表示画面に表示可能となっている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄、普通図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。すなわち、表示画面の左、中、右に設けられた変動表示領域には、識別情報として割り当てられた図柄(例えば、「0」〜「9」までの数字及び「A」、「B」の英文字による12種類の図柄)が変動表示して変動表示ゲームが行われる。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像が表示される。
【0031】
画像表示装置8の下方には、普通変動入賞装置(普通電動役物)9を有する始動口16が、遊技領域の左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート14が配置される。
【0032】
本実施の形態の遊技機では、打球発射装置(図示省略)から遊技領域に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによって遊技が行われ、打ち出された遊技球は、遊技領域内の各所に配置された風車等の転動誘導部材12によって転動方向を変えながら遊技領域を流下し、始動口16、一般入賞口15、特別変動入賞装置10に入賞するか、遊技領域の最下部に設けられたアウト口から排出される。一般入賞口15への遊技球の入賞は、一般入賞口毎に備えられたN個の入賞センサ51.1〜51.N(図2参照)により検出される。
【0033】
始動口16、一般入賞口15、特別変動入賞装置(大入賞口)10に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が払出ユニット(排出装置)から排出され、供給皿21に供給される。
【0034】
始動口16へ遊技球の入賞があると、画像表示装置8では、前述した数字等で構成される識別情報が順に変動表示する変動表示ゲームが開始し、変動表示ゲームに関する画像が表示される。始動口16への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には大当たり状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置10は、大入賞口ソレノイド10A(図2参照)への通電により、大入賞口が所定の時間(例えば、30秒)だけ、遊技球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換される。すなわち、大入賞口が所定の時間だけ大きく開くので、この間遊技者は多くの遊技球を獲得することができるという遊技価値が付与される。
【0035】
始動口16への遊技球の入賞は、特別図柄始動センサ52(図2参照)で検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された特別図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(特別図柄入賞記憶領域)に、特別図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の記憶数は、画像表示装置8の表示画面の一部に設けられた特別図柄記憶状態表示領域に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づいて、画像表示装置8にて可変表示ゲームを行う。
【0036】
特別変動入賞装置10への遊技球の入賞は、カウントセンサ54、継続センサ55(図2参照)によって検出される。
【0037】
普通図柄始動ゲート14への遊技球の通過があると、普通図柄表示器7では、普通図柄(例えば、一桁の数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図柄始動ゲート14の通過検出が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、通過検出時の普通図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で停止する。このとき、始動口16の手前に設けられた普通変動入賞装置9は、普通電動役物ソレノイド9A(図2参照)への通電により、始動口16への入口が所定の時間(例えば0.5秒)だけ拡開するように変換され、遊技球の始動口16への入賞可能性が高められる。
【0038】
普通図柄始動ゲート14への遊技球の通過は、普通図柄始動センサ53(図2参照)で検出される。この遊技球の通過タイミングによって抽出された普通図柄乱数カウンタ値は、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(普通図柄入賞記憶領域)に、普通図柄入賞記憶として所定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。この普通図柄入賞記憶の記憶数は変動入賞装置10の右側に設けられた所定数のLEDからなる普通図柄記憶状態表示器19に表示される。遊技制御装置100は普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0039】
遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置が設けられる。すなわち、遊技盤中央部に設けられたセンターケース11、遊技盤下部に設けられたアタッカー(変動入賞装置10の周囲)には、遊技の進行に応じて発光する装飾ランプが設けられている。さらに、遊技盤の左右上部にはサイドケースランプが、遊技盤の左右側部にはサイドランプ33が設けられている。また、遊技枠には遊技枠装飾ランプが設けられている。これらのランプは遊技の進行に合わせて点灯して、遊技者の遊技に対する興趣が継続するようにしている。また、カバーガラス18の上部の前面枠3には、点灯により球の排出の異常等の状態を報知する第1報知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられている。
【0040】
前面枠3の下部の開閉パネル20には球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23及び打球発射装置の操作部24等が配置される。また、音出力装置(スピーカ)が設けられる。
【0041】
カード球貸ユニット2用の操作パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成され、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示省略)、球貸しを指令する球貸しスイッチ28、カードの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けられている。
【0042】
カード球貸ユニット2には、前面のカード挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球貸制御装置が内蔵される。
【0043】
図2は、本発明の実施の形態の遊技機の遊技制御装置100を中心とする制御系の一部を示すブロック図である。
【0044】
遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM及び遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵した遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェース102、出力インターフェース103、発振器104等から構成される。
【0045】
遊技用マイクロコンピュータ101は、入力インターフェース102を介しての各種検出装置(一般入賞口センサ51.1〜51.N、特別図柄始動センサ52、普通図柄始動センサ53、カウントセンサ54、継続センサ55)からの検出信号を受けて、大当たり抽選等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース103を介して、各種制御装置(演出制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)、普通図柄表示器7、普通電動役物ソレノイド9A、大入賞口ソレノイド10A等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
【0046】
排出制御装置200は、遊技制御装置100からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニットの動作を制御し賞球を排出させる。また、カード球貸ユニット2からの貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し貸球を排出させる。
【0047】
装飾制御装置250は、遊技制御装置100からの指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LED等の装飾発光装置(センターケース11内の装飾ランプ、アタッカー内の装飾ランプ、サイドランプ33、サイドケースランプ、遊技枠装飾ランプ、報知ランプ31等)を制御する、また、普通図柄入賞記憶表示器19の表示を制御して、ランプ制御装置として機能する。
【0048】
音制御装置300は、スピーカから出力される効果音を制御して、音制御装置として機能する。
【0049】
なお、遊技制御装置100から、各種従属制御装置(演出制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。
【0050】
遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下を検出すると、遊技制御装置100等に対して停電検出信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置100は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。バックアップ電源部は、遊技制御装置100等のRAMにバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等をバックアップする。
【0051】
演出制御装置150は、画像の表示制御を行うもので、遊技制御装置100及び合成変換装置170と共に演出制御手段として機能する。この演出制御装置150は、CPU151、GDP(Graphic Display Processor)156、RAM153、インターフェース155、プログラム、シーケンスデータ等を格納したROM152、画像データ(図柄データ、背景画データ、動画キャラクタデータ、テクスチャデータ等)を格納したフォントROM157、同期信号やストローブ信号を発生させるクロック信号を生成する発振器158等から構成される。
【0052】
CPU151は、ROM152に格納したプログラムを実行し、遊技制御装置100からの信号に基づいて所定の変動表示ゲームのための画像制御情報(スプライトデータやポリゴンデータ等で構成される図柄表示情報、背景画面情報、動画オブジェクト画面情報等)を演算して右眼用画像信号と左眼用画像信号とを交互に生成するようにGDP156に指示する。この右眼用画像信号と左眼用画像信号との生成タイミングに合わせてL/R信号が生成され、生成されている画像信号が右眼用画像信号なのか左眼用画像信号なのかが識別可能なようになっている。
【0053】
GDP156は、フォントROM157に格納された画像データ及びCPU151により画像制御情報を演算した内容に基づいて、例えば、画像のポリゴン描画(または、通常のビットマップ描画)を行うとともに、各ポリゴンに所定のテクスチャを貼り付けてフレームバッファとしてのRAM153に格納する。そして、GDP156は、RAM153の画像を所定のタイミング(垂直同期信号V_SYNC、水平同期信号H_SYNC)でLCD側(合成変換装置170)へ送信する。
【0054】
GDP156が行う描画処理は、点描画、線描画、トライアングル描画、ポリゴン描画を行い、さらにテクスチャマッピング、アルファブレンディング、シェーディング処理(グローシェーディングなど)、陰面消去(Zバッファ処理など)を行って、γ補正回路159を介して画像信号を合成変換装置170に出力する。
【0055】
なお、GDP156は、描画した画像データをフレームバッファとしてのRAM153へ一旦格納した後、同期信号(V_SYNCなど)に合わせて合成変換装置170へ出力してもよい。
【0056】
ここで、フレームバッファは、複数のフレームバッファをそれぞれRAM153の所定の記憶領域などに設定しておき、GDP156は、任意の画像に重ね合わせて(オーバーレイ)出力することも可能である。
【0057】
GDP156には、クロック信号を供給する発振器158が接続されている。発振器158が生成するクロック信号は、GDP156の動作周期を規定し、GDP156から出力される信号、例えば、垂直同期信号(V_SYNC)と、水平同期信号(H_SYNC)を生成し、合成変換装置170及び画像表示装置8へ出力される。
【0058】
GDP156から出力されるRGB信号は、γ補正回路159に入力されている。このγ補正回路159は、画像表示装置8の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、画像表示装置8の表示照度を調整して、画像表示装置8に対して出力するRGB信号を生成する。
【0059】
また、演出制御装置150のCPU151は、発振器158のクロック信号に基づいて、合成変換装置170へ出力する画像データ(RGB)が、左目用の画像又は右目用の画像の何れであるかを識別するL/R信号を出力する。
【0060】
さらに、CPU151は、変動表示の状態(例えば、通常の変動表示ゲームか、大当たり中の表示か等)や遊技の状態に基づいて、画像表示装置8の輝度(バックライトの発光量)を制御するため、デューティ制御信号DTY_CTRを発振器158のクロック信号に基づいて生成し、画像表示装置8へ出力する。
【0061】
合成変換装置170は、CPU151から出力されたL/R信号に基づいて、GDP156から送られてきた画像信号が右眼用画像信号なのか左眼用画像信号なのかを判定する。また、合成変換装置170には、右目用フレームバッファ、左目用フレームバッファ及び立体視用フレームバッファが設けられており、判定された右目用画像信号を右目用フレームバッファに書き込み、左目用画像信号を左目用フレームバッファに書き込む。そして、右目用画像と左目用画像とを合成して立体視用画像を生成して、立体視用画像信号を立体視用フレームバッファに書き込んで、立体視用画像データをRGB信号として画像表示装置8に出力する。
【0062】
前述したように、この右目用画像と左目用画像とが合成された立体視用画像信号によって、液晶表示器の表示単位の縦方向ライン(走査線)毎に右目用画像と左目用画像とが交互に表示されるように立体視用画像を表示する。
【0063】
具体的には、立体視用画像情報(表示オブジェクト)の奥行き情報に基づいて、右目用画像と左目用画像とで視差をつけて生成される。ポリゴン描画の場合には、左目用視点と右目用視点とでレンダリングされてそれぞれ右目用画像と左目用画像とが生成される。スプライトデータを用いる場合には、視差分だけ左右方向にずらして描画される。
【0064】
このように、左目用画像と右目用画像とが交互に生成されて、左目用画像は左目用フレームバッファに、右目用画像は右目用フレームバッファに格納される。すなわち、L信号出力中にGDP156から送信されてきた左目用画像データを左目用フレームバッファに書き込み、R信号出力中にGDP156から送信されてきた右目用画像データを右目用フレームバッファに書き込む。そして、左目用フレームバッファに書き込まれた左目用画像データと、走査線一本毎に右目用フレームバッファに書き込まれた右目用画像データとを読み出して、立体視用フレームバッファに書き込む。
【0065】
CPU151、GDP156及び合成変換装置170が以上説明したように機能することによって、左目用画像と右目用画像とが生成され、その表示位置によって両眼視差が生じ、画像を三次元立体像として認識させるように表示制御することで表示位置制御手段が構成される。
【0066】
画像表示装置8内には液晶ドライバ(LCD DRV)181、バックライトドライバ(BL DRV)182が設けられている。液晶ドライバ181は、合成変換装置170から送られてきたV_SYNC信号、H_SYNC信号及びRGB信号に基づいて、液晶表示パネル804の電極に順次電圧をかけて、画像表示装置8に立体視用の合成画像を表示する。
【0067】
バックライトドライバ182は、CPU151から出力されたDTY_CTR信号に基づいて発光素子(バックライト)810a、810bに加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル804に表示される画像の表示状態(立体画像表示状態か平面画像表示状態か)を変化させる。また、発光素子810a、810bに加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル804に表示される画像の明るさを変化させる。
【0068】
冷却ファン183は、画像表示装置8の動作に伴って生じる熱を画像表示装置8の外部に放出する。特に、発光素子810a、810bの発光動作に伴って生じる熱を画像表示装置8の外部に放出する。そして、冷却ファン183の電源通電中にもかかわらず回転翼の回転が停止した等の異常が生じた場合に、異常発生信号(FAN ALM)を出力する(又は、正常時に出力されていたパルス信号が停止する)。
【0069】
熱センサ184は、発光素子810a、810bの近傍の画像表示装置8内に設けられ、画像表示装置8の動作に伴って生じる熱(特に、発光素子810a、810bの発光動作に伴って生じる熱)によって画像表示装置8の温度の上昇を検出して、温度信号(TEMP)を出力する。具体的には、サーミスタを用いて、その温度が上昇すると抵抗が変化することによる電流の変化(又は、定電流を流したときのサーミスタにかかる電圧の変化)を温度信号として出力する。また、サーミスタの他に、感温リードスイッチを用いて、温度によりフェライト磁石の特性が変化することで、リードスイッチの接点が開閉することによって、該感温リードスイッチに印加した電圧を温度信号として出力することができる。
【0070】
すなわち、遊技制御装置100は、遊技領域に打ち出された遊技球が始動口16に入賞すると、所定の乱数(特別図柄乱数、大当たり乱数)を抽出し、記憶する。そして、遊技制御装置100では、演出制御装置150に変動表示を指令する表示制御指令信号を編集して、該編集した表示制御指令信号を送信する。演出制御装置150のCPU151は、表示制御指令信号を受信すると、フォントROM157(記憶手段)から該表示制御指令信号に対応する表示画像データを読み出して、GDP156、合成変換装置170と協動して、画像表示装置8に表示する表示データを生成する。このように、遊技制御装置100が機能することによって抽選手段及び遊技制御手段が構成される。また、演出制御装置150及び合成変換装置170が機能することによって演算手段が構成される。
【0071】
遊技制御装置100からの演出制御指令信号を受信するインターフェース155の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けられ、遊技制御装置100から演出制御装置150への信号入力のみが許容され、演出制御装置150から遊技制御装置100への信号出力を禁止している。なお、遊技制御装置100と演出制御装置150との間で双方向通信を行う場合には、バッファ回路160に双方向バッファを用いることもできる。
【0072】
以上説明した実施の形態では、装飾制御装置250及び音制御装置300と演出制御装置とを別個に設けたが、従属制御装置のうち、装飾制御装置250及び音制御装置300を演出制御装置に含めて、装飾制御装置250、及び音制御装置300を演出制御装置と一体に構成してもよい。
【0073】
図3は、本発明の実施の形態の画像表示装置の斜視図である。
【0074】
画像表示装置8は、前面ユニット(前面構成部)221と後部ユニット(後部構成部)222等から構成されており、前面ユニット221と後部ユニット222とは組み付けられて画像表示装置8の筐体を構成している。
【0075】
前面ユニット221の下部には、画像表示装置の下部空間内に設けられた光源ユニット238を覆う光源カバー262が取り付けられいる。光源カバー262には、光源ユニット238を冷却するための空気を導入する空気取入口288が開設される。
【0076】
後部ユニット222の下部には冷却ファン286が備えられ、冷却ファン286の排気口285が後部ユニット222側面に設けられている。
【0077】
図4は、本発明の実施の形態の画像表示装置の分解斜視図である。
【0078】
前面ユニット221は、取付ベース223にカバー枠224、レンズ保持枠を介して液晶表示パネルユニット227、フレネルレンズ812が組み付けられる。液晶表示パネルユニット227は、図6に示すように微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805とによって構成される。なお、液晶表示パネルユニット227の前面側に液晶表示パネルパネルユニット227を透過した光を上下方向に拡散する拡散手段としてのディフューザを設けてもよい。
【0079】
後部ユニット222は、前面ユニット221のフレネルレンズ812の後方側に上部空間を、その下方に下部空間を形成する後部ケース237に、光源ユニット238、鏡(反射部材)240が組み付けられる。後部ケース237の裏面上部には、基板ホルダ290が取り付けられ、基板ホルダ290に画像表示装置8を駆動する回路(液晶ドライバ181、バックライトドライバ182)を構成した基板が配設される。
【0080】
光源ユニット238は、所定形状のホルダ242に発光素子810aが配置され、後部ケース237の下部空間の後部壁に後傾して、液晶表示パネルユニット227に対して光源810aが左右方向に配列されるように、取り付けられる。
【0081】
鏡240は、光源ユニット238から放射された光を反射して、フレネルレンズ812に照射するように、後部ケース237の上部空間の所定角度前傾した上半壁に取り付けられる。
【0082】
また、図4には表れないが、光源ユニット238と後部ケース237との間には、冷陰極管等の線状の光源で構成された、発光素子810b(図6参照)が配置されている。
【0083】
図5は、本発明の実施の形態の光源ユニット238の斜視図である。
【0084】
光源ユニット238は、この光源ユニット本体241の空気排出口273に接続されるダクト284と、ダクト284の排気口285に介装されるファン286とが備えられる。
【0085】
光源ユニット238は、発光部243とプリズム(図示省略)と偏光フィルタ811とホルダ242とから構成される。
【0086】
発光部243は、発光素子(LED:白色発光ダイオード等)810aが長形に形成された金属製の取付基板の長手方向に沿ってその幅方向の一側に複数配設される。この取付基板は、中央部に対して両側の周辺部が所定角度前面方向に斜行するように折り曲げ形成され、ホルダ242の形状に合致するように形成されている。
【0087】
偏光フィルタ811は、複数の発光素子810aのうち右側の発光素子の光を左眼用の偏光の光に、左側の発光素子の光を右眼用の偏光の光にするもので、右側の偏光フィルタ811aと左側の偏光フィルタ811bとに、互いの偏光軸が直交する向きに区分けされて設けられている。
【0088】
ホルダ242の前面両側の周辺部の、空気取入口288が対応する位置には、空気取入口264が開設される。
【0089】
ホルダ242内の中央部には画像表示装置8の動作に伴って生じる熱(特に、発光素子810aの発光動作に伴って生じる熱)による画像表示装置8の温度の上昇を検出する熱センサ184が設けられている。
【0090】
ホルダ242の裏面側の中央付近には、空気排出口が設けられており、該空気排出口には冷却ファン286に連通するダクト284が設けられている。
【0091】
すなわち、ファン286の駆動により、画像表示装置8の外部の空気が、光源カバー262の空気取入口288を介して、後部ケース237の下部空間に流入し、光源ユニット本体238の両端部位の空気取入口264から光源ユニット本体238内の空間路に吸引される。そして、各発光素子810aの間には間隙が空いているため、各発光素子810aの間に空気の流れができ、各発光素子810aの間を通った空気は空気排出口273に吸い出される。そして、空気排出口273から吸い出された空気は、ダクト284を通り、冷却ファン286を介装した排気口285から外部に排出される。
【0092】
図6は、本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の構成を示す図である。
【0093】
光源801は、発光素子810a、発光素子810b、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって構成されている。発光素子810aは白色発光ダイオード等の点状の光源によって構成されており、発光素子810bは冷陰極管等の線状の光源によって構成されている。発光素子810a、810bは、偏光の特定されない(様々な偏光の光を含む)光を放射している。また、発光素子810aは動作時(発光時)の発熱量が大きく、発光素子810bは動作時(発光時)の発熱量が小さい。また、発光素子810aから放射される光は偏光フィルタ811を透過して微細位相差板802に到達する。一方発光素子810bは、発光素子810bから放射される光の大部分は偏光フィルタ811を透過しないで微細位相差板802に到達する位置に配置されている。
【0094】
偏光フィルタ811は右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光が異なる(例えば、右側領域811aと左側領域811bとで透過する光の偏光を90度ずらす)ように設定されている。フレネルレンズ812は一側面に同心円上の凹凸を有するレンズ面を有している。
【0095】
発光素子810aから放射された光は、一定の偏光の光のみが偏光フィルタ811を透過する。すなわち、発光素子810aから放射された光のうち、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光と、左側領域811bを通過した光とが異なる偏光の光としてフレネルレンズ812に照射される。後述するように、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光は遊技者の左目に到達し、左側領域811bを通過した光は遊技者の右目に到達するようになっている。
【0096】
なお、発光素子と偏光フィルタを用いなくても、異なる偏光の光を異なる位置から照射するように構成すればよく、例えば、異なる偏光の光を発生する発光素子を二つ設けて、異なる偏光の光を異なる位置からフレネルレンズ812に照射するように構成してもよい。
【0097】
偏光フィルタ811を透過した光はフレネルレンズ812に照射される。フレネルレンズ812は凸レンズであり、フレネルレンズ812では発光素子810a、810bから拡散するように放射された光の光路を略平行に屈折して微細位相差板802を透過して、液晶表示パネル804に照射される。
【0098】
このとき、微細位相差板802から透過する光は、上下方向に広がることがないように出射され、液晶表示パネル804に照射される。すなわち、微細位相差板802の特定の領域を透過した光が、液晶表示パネル804の特定の表示単位の部分を透過するようになっている。
【0099】
また、液晶表示パネル804に照射される光のうち、偏光フィルタ811の右側領域811aを通過した光と左側領域811bを通過した光とは、異なる角度でフレネルレンズ812に入射し、フレネルレンズ812で屈折して左右異なる経路で液晶表示パネル804から放射される。
【0100】
液晶表示パネル804は、2枚の透明板(例えば、ガラス板)の間に所定の角度(例えば、90度)ねじれて配向された液晶が配置されており、例えば、TFT型の液晶表示パネルを構成している。液晶表示パネルに入射した光は、液晶に電圧が加わっていない状態では、入射光の偏光が90度ずらして出射される。一方、液晶に電圧が加わっている状態では、液晶のねじれが解けるので、入射光はそのままの偏光で出射される。
【0101】
液晶表示パネル804の光源801側には、微細位相差板802及び偏光板803(第1偏光板)が配置されており、遊技者側には、偏光板805(第2偏光板)が配置されている。
【0102】
微細位相差板802は、透過する光の位相を変える領域が、微細な間隔で繰り返して配置されている。具体的には、光透過性の基材822に、微細な幅の1/2波長板821が設けられた領域802aと、1/2波長板821の幅と同一の微細な間隔で、1/2波長板821が設けられていない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。すなわち、設けられた1/2波長板によって透過する光の位相を変える領域802aと、1/2波長板821が設けられていないために透過する光の位相を変えない領域802bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。この1/2波長板は、透過する光の位相を変化させる位相差板として機能している。
【0103】
1/2波長板821は、その光学軸を偏光フィルタ811の右側領域811aを透過する光の偏光軸と45度傾けて配置して、右側領域811aを透過した光の偏光軸を90度回転させて出射する。すなわち、右側領域811aを透過した光の偏光軸を90度回転させて、左側領域811bを透過する光の偏光と等しくする。すなわち、1/2波長板821が設けられていない領域802bは左側領域811bを通過した、偏光板803と同一の偏光を有する光を透過する。そして、1/2波長板821が設けられた領域802aは右側領域811aを通過した、偏光板803と偏光軸が直交した光を、偏光板803の偏光軸と等しくなるように回転させて出射する。
この微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位と略同一のピッチとして、表示単位毎(すなわち、表示単位の横方向の水平ライン毎)に透過する光の偏光が異なるようにする。よって、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)毎に対応する微細位相差板802の偏光特性が異なるようになって、水平ライン毎に出射する光の方向が異なる。
【0104】
又は、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル804の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、微細位相差板802の偏光特性が複数の表示単位毎(すなわち、複数の表示単位の水平ライン毎)に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるように設定する。よって、液晶表示パネル804の表示単位の水平ライン(走査線)の複数本毎に微細位相差板802の偏光特性が異なって、水平ラインの複数本毎に出射する光の方向が異なる。
【0105】
このように、微細位相差板802の偏光特性の繰り返し毎に異なる光を液晶表示パネル804の表示素子(水平ライン)に照射する必要があるため、微細位相差板802を透過して液晶表示パネル804に照射される光は、上下方向の拡散を抑制したものである必要がある。
【0106】
すなわち、微細位相差板802の光の位相を変化させる領域802aは、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を、左側領域811bを透過した光と偏光を等しくして透過する。また、微細位相差板802の光の位相を変化させない領域802bは、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光をそのまま透過する。そして微細位相差板802を出射した光は、左側領域811bを透過した光と同じ偏光を有して、液晶表示パネル804の光源側に設けられた偏光板803に入射する。
【0107】
偏光板803は、微細位相差板802を透過した光と同一の偏光の光を透過する偏光特性を有する。すなわち、偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光は偏光板803を透過し、偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光は偏光軸を90度回転させられて偏光板803を透過する。また、偏光板805は、偏光板803と90度異なる偏光の光を透過する偏光特性を有する。
【0108】
このような微細位相差板802、偏光板803及び偏光板805を液晶表示パネル804に貼り合わせて液晶表示パネルユニット227が構成される、微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804及び偏光板805を組み合わせて画像表示装置8を構成する。このとき、液晶に電圧が加わった状態では、微細位相差板802を透過した光は偏光板805を透過する。一方、液晶に電圧が加わっていない状態では、微細位相差板802を透過した光は偏光が90度ねじれて液晶表示パネル804から出射されるので、偏光板805を透過しない。
【0109】
なお、偏光板805の前面側(遊技者側)に、液晶表示パネルを透過した光を上下方向に拡散する拡散手段として機能するディフューザを設けてもよい。このディフューザは、レンチキュラーレンズによって構成されており、横方向に延伸した半円状の凹凸(かまぼこ状の凹凸)が、縦方向に繰り返して表面に設けられており、他方の表面は平面となっている。そして、この凹凸面が遊技者側に向き、平面が液晶表示パネル804側を向くように偏光板805の前面に取り付けられる。よって、液晶表示パネル804を透過しディフューザに入射した光は、凹凸によって、光の経路が上下に拡散するように屈折されて遊技者側に放射される。
【0110】
図7は、本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の光学系を示す平面図である。
【0111】
発光素子810aから放射された光は偏光フィルタ811を透過して放射状に広がっている。発光素子810aから放射された光のうち偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光(一点鎖線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811の右側領域811aと同一の偏光の光を受け入れ偏光を90度ずらして出射する微細位相差板802の領域802a(偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を透過する領域802a)を透過し、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや右側から左側)に透過して左目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子によって表示された左目画像が左目に到達する。
【0112】
この微細位相差板802の領域802aと交互に並んで配置されている領域802bは、領域802aを透過する光を透過せず、領域802aを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子に表示された右目画像は左目に到達しない。
【0113】
一方、発光素子810aから放射された光のうち偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光(破線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811bと同一の偏光の光を透過する微細位相差板802の領域802bを透過して、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや左側から右側)に透過して右目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子によって表示された右目画像が右目に到達する。
【0114】
この微細位相差板802の領域802bと交互に並んで配置されている領域802aは、領域802bを透過する光を透過せず、領域802bを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子に表示された左目画像は右目に到達しない。
【0115】
このように、発光素子810から放射され偏光フィルタ811を透過した光を、光学手段としてのフレネルレンズ812によって、液晶表示パネル804に略垂直に照射するようにしている。すなわち、発光素子810、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって、偏光面が異なる光を異なる経路で液晶表示パネル804に照射する光源801を構成し、液晶表示パネル804を透過した光を異なる経路で放射して、右目又は左目に到達させる。すなわち、液晶表示パネル804の走査線ピッチと、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しピッチとを等しくして、液晶表示パネル804の走査線ピッチ毎に異なる方向から到来した光が照射され、異なる方向に光を出射する。
【0116】
そして、右目画像が右目に到達させ、左目画像を左目に到達させるので、左右眼画像に視差を設定して表示することができ、遊技者は画像表示装置8に表示された画像を立体視することができる立体画像表示状態となる。
【0117】
一方、発光素子810bから放射された光は、その大部分が偏光フィルタ811を透過することなくフレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を透過して、拡散しながら右目及び左目に至る。よって、発光素子810bの点灯中は、左右眼画像が各々の目に分離されて到達しないので、遊技者は画像表示装置8に表示された画像を立体視することができない平面画像表示状態となる。
【0118】
図8は、本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の光源制御処理のフローチャートである。
【0119】
まず、画像表示装置8に異常が発生したか否かを判定する(S101)。この異常の判定は、CPU151によって、温度センサ184が画像表示装置8の温度上昇を検出したときに、又は、冷却ファン286からの出力信号を監視して、冷却ファン286からの異常発生信号を検出したときに(又は、冷却ファン286から正常時に出力される信号が途絶えたことを検出したときに)、画像表示装置8に異常が発生したと判定する。このようにCPU151によって異常判定手段が構成されている。
【0120】
そして、画像表示装置8に異常が発生していなければ、立体画像表示状態で発光する通常発光素子810aのみを点灯する(S105)。一方、画像表示装置8に異常が発生していれば、ステップS102に移行する。
【0121】
そして、現在、画像表示装置8に立体視可能な画像が表示されているか否かを判定する(S102)。具体的には、変動表示指令信号に基づいて展開される変動表示制御手順(表示制御回路のROMに記憶されているシーケンスデータ)に基づいて判断する。変動表示制御手順には、図柄変動速度、方向、態様、背景表示、キャラクタ表示等を時系列に指示する変動表示制御手順が規定されている他、変動表示状態を示す変動表示状態情報が含まれており、この変動表示状態情報(例えば、立体表示中、平面表示中、立体画像の突出度、引っ込み度などを特定可能な情報)によって画像表示装置8に表示される識別情報の立体度を取得することができる。又は、変動表示制御手順中に含まれる図柄の変動表示を指示する手順(例えば、図柄変動表示指示に含まれる奥行き方向の変位量)から図柄の突出量を取得することによって識別情報が変動表示中であるか否かを判定することもできる。
【0122】
そして、画像表示装置8に立体視可能な画像が表示されていれば、表示されている画像を、視差のない平面画像のデータに変更して立体視不可能な画像を表示する平面画像表示状態として画像を表示する(S103)。一方、画像表示装置8に立体視可能な画像が表示されていなければ、既に平面画像表示状態なので、現在の表示状態を継続して画像を表示する。
【0123】
そして、画像表示装置8に表示される画像を立体視不可能な状態で遊技者の目に導く省電力発光素子810bのみを点灯する(S104)。すなわち、立体画像表示状態で発光する通常発光素子810aを消灯する。
【0124】
図9は、本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の構成を示す図である。
【0125】
光源801は、発光素子810a、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって構成されている、発光素子810aは白色発光ダイオード等の点状の光源によって構成されており、偏光の特定されない(様々な偏光の光を含む)光を放射している。また、発光素子810aは複数(本実施の形態では6個)の発光素子が並べて配置されており動作(点灯)をする発光素子の数を変化させることによって、発光面積を変化させ、光が照射される範囲を変化させることができる。
【0126】
その他の偏光フィルタ811、フレネルレンズ812、微細位相差板802、偏光板803(第1偏光板)、液晶表示パネル804、偏光板805(第2偏光板)の構成は前述した第1の実施の形態(図6)と同じであるため、その詳細な説明は省略する。
【0127】
図10は、本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の光学系を示す平面図である。
【0128】
発光素子810aから放射された光は偏光フィルタ811を透過して放射状に広がっている。発光素子810aから放射された光のうち偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光(一点鎖線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811の右側領域811aと同一の偏光の光を受け入れ偏光を90度ずらして出射する微細位相差板802の領域802a(偏光フィルタ811の右側領域811aを透過した光を透過する領域802a)を透過し、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや右側から左側)に透過して左目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子によって表示された左目画像が左目に到達する。
【0129】
この微細位相差板802の領域802aと交互に並んで配置されている領域802bは、領域802aを透過する光を透過せず、領域802aを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子に表示された右目画像は左目に到達しない。
【0130】
一方、発光素子810aから放射された光のうち偏光フィルタ811の左側領域811bを透過した光(破線で光路の中心を示す)は、フレネルレンズ812に到達し、フレネルレンズ812で光の進行方向を変えられて、微細位相差板802に到達し、偏光フィルタ811bと同一の偏光の光を透過する微細位相差板802の領域802bを透過して、さらに、偏光板803、液晶表示パネル804、偏光板805を略垂直(やや左側から右側)に透過して右目に至る。すなわち、液晶表示パネル804の領域802bに対応する位置の表示素子によって表示された右目画像が右目に到達する。
【0131】
この微細位相差板802の領域802bと交互に並んで配置されている領域802aは、領域802bを透過する光を透過せず、領域802bを透過する光と異なる偏光の光(互いに直交する偏光の光)を透過するので、液晶表示パネル804の領域802aに対応する位置の表示素子に表示された左目画像は右目に到達しない。
【0132】
このように、発光素子810から放射され偏光フィルタ811を透過した光を、光学手段としてのフレネルレンズ812によって、液晶表示パネル804に略垂直に照射するようにしている。すなわち、発光素子810、偏光フィルタ811及びフレネルレンズ812によって、偏光面が異なる光を異なる経路で液晶表示パネル804に照射する光源801を構成し、液晶表示パネル804を透過した光を異なる経路で放射して、右目又は左目に到達させる。すなわち、液晶表示パネル804の走査線ピッチと、微細位相差板802の偏光特性の繰り返しピッチとを等しくして、液晶表示パネル804の走査線ピッチ毎に異なる方向から到来した光が照射され、異なる方向に光を出射する。
【0133】
そして、右目画像が右目に到達させ、左目画像を左目に到達させるので、左右眼画像に視差を設定して表示することができ、遊技者は画像表示装置8に表示された画像を立体視することができる立体画像表示状態となる。
【0134】
また、発光素子810aは、中央部発光素子と周辺部発光素子とに分けられており、中央部発光素子からの光は、画像表示装置8のほぼ正面方向に向かって照射されるのに対して、周辺部発光素子からの光は、フレネルレンズ812を透過する際に画像表示装置8の正面から見て大きく左方向又は右方向へ屈折するようになっている。つまり、中央部発光素子は遊技者に立体画像を見せるために機能するのに対して、周辺部発光素子は画像表示装置8の視野を広げるために機能している。
【0135】
そして、演出制御装置150によって、中央部発光素子と周辺部発光素子の一方又は双方を点灯することができるように制御されており、発光素子810aの中央部発光素子及び周辺部発光素子の双方が点灯されたときには、発光素子810aの発光範囲が広いので、遊技者側に放射される光も広い範囲に到達する。また、発光素子810aの中央部発光素子のみが点灯されたときには、発光素子810aの発光範囲が狭いので、遊技者側に放射される光も狭い範囲に到達する。
【0136】
図11は、本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の光源制御処理のフローチャートである。
【0137】
まず、画像表示装置8に異常が発生したか否かを判定する(S101)。この異常の判定は、CPU151によって、温度センサ184が画像表示装置8の温度上昇を検出したときに、又は、冷却ファン286からの出力信号を監視して、冷却ファン286からの異常発生信号を検出したときに(又は、冷却ファン286から正常時に出力される信号が途絶えたことを検出したときに)、画像表示装置8に異常が発生したと判定する。このようにCPU151によって異常判定手段が構成されている。
【0138】
そして、画像表示装置8に異常が発生していれば、発光素子810aの中央部発光素子のみを点灯して(S112)、発光素子810aからの発熱量を低減する。一方、画像表示装置8に異常が発生していなければ、発光素子810aの全発光素子(中央部発光素子及び周辺部発光素子)を点灯する(S113)。
【0139】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機全体の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の遊技機の制御系のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の画像表示装置の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の画像表示装置の分解図である。
【図5】本発明の実施の形態の画像表示装置の光源ユニットの斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の構成図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の光学系の平面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の画像表示装置の光源制御処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の構成図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の光学系の平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の画像表示装置の光源制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機
8 画像表示装置
100 遊技制御装置
150 演出制御装置
801 光源
810a 発光素子
810b 発光素子
811 偏光フィルタ
812 フレネルレンズ
813 反射板
802 微細位相差板
803 偏光板(第1偏光板)
804 液晶表示パネル
805 偏光板(第2偏光板)

Claims (9)

  1. 複数の識別情報が変動表示する表示領域を設けた画像表示装置と、前記識別情報の変動表示を制御する変動表示制御手段とを備え、前記画像表示装置に表示された識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームの結果態様に関連して特定の遊技価値を付与する特別遊技状態を生起する遊技制御手段を備えた遊技機において、
    前記画像表示装置の異常を判定する異常判定手段と、
    前記画像表示装置に表示される画像の明るさを制御する明度制御手段と、を備え、
    前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記画像表示装置に表示される画像の明るさを通常時とは異ならせるように制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記画像表示装置の温度を検出する検出手段を備え、
    前記異常判定手段は、前記検出手段の検出結果によって前記画像表示装置の異常を判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記画像表示装置を冷却する冷却装置と、
    前記冷却装置の動作異常を監視する監視手段と、を備え、
    前記異常判定手段は、前記監視手段の監視結果によって前記画像表示装置の異常を判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記画像表示装置は、識別情報を表示する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを照射する光源とを含んで構成され、
    前記明度制御手段は、前記光源の輝度を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記光源を消灯することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記画像表示装置は、左右眼画像に視差を設けて画像を立体視可能に表示する立体画像表示状態と、左右眼画像に視差を設けないで画像を表示する平面画像表示状態とを、前記光源の輝度によって切り替えて表示することを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 前記光源は、立体画像の表示に用いられる第1光源と、前記第1光源より発熱量が少なく平面画像の表示に用いられる第2光源とを含んで構成され、
    前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第1光源を消灯又は減光することによって、前記画像表示装置を前記平面画像表示状態に切り替えることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記光源は、照光範囲が広い第1光源と、前記第1光源より狭い幅で発光する第2光源とを含んで構成され、
    前記明度制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をすると、前記第2光源のみを点灯することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  9. 前記遊技制御手段は、前記異常判定手段が異常の判定をしても、遊技の進行を停止しないことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の遊技機。
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