JP2004254204A - 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置 - Google Patents

周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004254204A
JP2004254204A JP2003044545A JP2003044545A JP2004254204A JP 2004254204 A JP2004254204 A JP 2004254204A JP 2003044545 A JP2003044545 A JP 2003044545A JP 2003044545 A JP2003044545 A JP 2003044545A JP 2004254204 A JP2004254204 A JP 2004254204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
hopping pattern
frequency
frequency hopping
pattern table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003044545A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Yagi
重樹 八木
Tetsuya Ashizuka
哲也 芦塚
Toshiyuki Sugitani
俊幸 杉谷
Katsumi Nakagawa
克己 中川
Koichi Iida
孝一 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003044545A priority Critical patent/JP2004254204A/ja
Publication of JP2004254204A publication Critical patent/JP2004254204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、相互干渉を抑えることができる周波数ホッピング方式無線通信装置と無線LAN結合無線通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の周波数ホッピング方式無線通信装置と無線LAN結合無線通信装置は、使用可能な周波数帯の中で他の装置と使用禁止チャネルと予備チャネルとを除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる無線通信装置であり、且つ、複数の相互干渉する可能性のある使用禁止チャネル毎にそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルが設けられ、使用禁止チャネルが変更されたときには、変更された使用禁止チャネルと対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式無線通信装置、これが無線LANと結合した無線LAN結合無線通信装置、他の無線機器の使用周波数帯情報に基づき使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2.4GHz帯のISM(産業科学医療用)バンドは、さまざまな機器(電子レンジ等)が使用しており、干渉問題が発生し易い周波数帯である。この干渉問題は、周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散無線通信装置(周波数ホッピング方式無線通信装置、以下、FHSS無線通信装置という)において、使用周波数を2.4GHz帯にした場合にも同様に発生する。
【0003】
このため、ホッピングパターンテーブルに記述された順番で逐次チャネルを切り換えていき、連続してあるチャネルが妨害波の干渉を受けた場合、ホッピングパターンテーブルに登録されていない未使用チャネルと交換し、干渉問題を抑制する通信システムが提案されている(特許文献1参照)。以下、具体的な動作について図13を用いて説明する。図13は従来の周波数ホッピング方式無線通信装置の構成図である。
【0004】
図13に示すように従来のFHSS無線通信装置は、周波数ホッピングパターンに従って周波数スロット(チャネル)を順次切り換えるための周波数スロット切換部104を有する。この周波数スロット切換部104では、監視手段110が周波数ホッピングパターンとして使用中の周波数スロットの受信状態を監視しており、この監視手段110より障害となり得る状態の伝達を受けたとき、ホッピングパターン変更手段111はホッピングパターンテーブル113からその周波数スロット(チャネル)を削除すると共に、送信空き時間を利用して、その変更内容を通信相手に伝達するために送信データ伝達路105へ出力する。
【0005】
これによって、障害のある周波数スロットを周波数ホッピングパターンより除くことにより、通信の信頼性を向上し、伝達速度の低下を防止するものである。
【0006】
ところで、近年急速にインターネット環境が整備され、それに合わせて無線LAN(802.11b規格準拠製品など)が低価格化し、大きく普及し始めている。この無線LAN装置は、2.4GHzISMバンド帯を14のチャネルに分割し、ユーザーが任意にその中のひとつのチャネルに設定、その周波数帯域を使用するシステムである。無線LAN装置は、上述の電子レンジ等とは異なって使用する個々の周波数幅は狭く、2.4GHz帯のどのチャネルでも設定が可能である。しかしながら、IEEE802.11b規格準拠製品などでは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を採用していることから、他の機器の電磁波を検出して伝送路空き状態でないと判断すると通信開始が行われず、その状態が続くと、最悪の場合通信ができなくなるという問題が発生する。特に、無線LAN装置とFHSS無線通信装置は共にユーザの周辺に置かれることが多く、ユーザがFHSS無線通信装置で通信している場合には、そのFHSS無線通信装置からの電波の影響を受け、無線LANカードを使用したパーソナルコンピュータと、ISDN、ADSL等に接続する無線ルータとの間の無線通信ができない状態が生じる。
【0007】
従って、(特許文献1)のように未使用チャネルとの交換ができる構成を有していても、チャネルを切り替えるまでの一時的な干渉を回避するものではなく、無線LAN装置に対しての影響を回避することはできない。
【0008】
このように従来のFHSS無線通信装置と無線LAN装置においては、無線LAN装置のチャネル変更に伴って相互に影響を及ぼし合ってしまうものであった。
【0009】
【特許文献1】
特開平7−107010号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来のホッピングパターンテーブルが固定されているFHSS無線通信装置においては、未使用チャネルが無線LAN装置の使用するチャネルと一致しない場合、相互に干渉が発生し、無線品質が不安定になるという課題があった。
【0011】
そこで本発明は、他の装置との相互干渉を抑えることができる周波数ホッピング方式無線通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
また本発明は、無線LANの親機として機能するとともに、相互干渉を抑えることができる無線LAN結合無線通信装置を提供することを目的とする。
【0013】
無線機器の使用周波数帯を入力するだけで、無線機器との相互干渉を回避するような周波数ホッピングパターンで通信することができる周波数ホッピング方式通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
記憶した周波数帯番号に基づいて周波数ホッピングパターンテーブルを選択して自動的に相互干渉を回避できる通信装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の周波数ホッピング方式無線通信装置は、使用可能な周波数帯の中で他の装置と相互干渉する可能性のある周波数帯と予備の周波数帯とを除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式無線通信装置であって、複数の相互干渉する可能性のある周波数帯毎にそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルが設けられ、相互干渉する可能性のある周波数帯が変更されたときには、変更された周波数帯と対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、他の装置との相互干渉を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1の発明は、使用可能な周波数帯の中で他の装置と相互干渉する可能性のある周波数帯と予備の周波数帯とを除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式無線通信装置であって、複数の相互干渉する可能性のある周波数帯毎にそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルが設けられ、相互干渉する可能性のある周波数帯が変更されたときには、変更された周波数帯と対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする周波数ホッピング方式無線通信装置であり、相互干渉する可能性のある周波数帯ごとに別々のホッピングパターンテーブルを備えているため、干渉する周波数帯を変更するときには、変更後の周波数帯と対応するホッピングパターンテーブルに規定されたホッピングパターンに従ってホッピングでき、相互干渉を抑えることができる。
【0018】
本発明の請求項2の発明は、干渉する可能性のある周波数帯が、無線LAN装置で使用する2.4GHz帯産業科学医療用バンドの14個の周波数帯であることを特徴とする請求項1記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、無線LAN装置が周波数ホッピング方式無線通信装置の近くで1つの周波数帯を使っても、この周波数帯と対応したホッピングパターンテーブルを使うことにより、相互干渉する可能性の高いこの周波数帯が除かれたホッピングパターンでホッピングするため、相互干渉を抑えることができる。
【0019】
本発明の請求項3の発明は、ホッピングパターンテーブル管理手段が、相互干渉のレベルが大きいチャネルほど大きなチャネル交換用指標を関係づけることを特徴とする請求項1または2に記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、相互干渉が大きいチャネルほど大きなチャネル交換用指標を関係づけられているため、チャネル交換用指標を使うことによりチャネル管理が容易になる。
【0020】
本発明の請求項4の発明は、エラー検知部がチャネルエラーを所定回数以上検出したときには、ホッピングパターンテーブル管理手段がチャネル交換用指標を増加させることを特徴とする請求項3記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、チャネルエラーを検出することにより、簡単にチャネル交換用指標を管理できる。
【0021】
本発明の請求項5の発明は、電界強度検知部が所定の電界強度以上の電界強度を検出したときには、ホッピングパターンテーブル管理手段が電界強度加算値を増加させ、且つ該電界強度加算値に対応してチャネル交換用指標を増加させることを特徴とする請求項3記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、電界強度を検出するため相互干渉のレベルを直接測定でき、簡単にチャネル交換用指標を管理できる。
【0022】
本発明の請求項6の発明は、ホッピングパターンテーブル管理手段が、相互干渉のレベル測定後にチャネル交換用指標をもとめ、所定回数の測定後リセットし、これを繰返すことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、チャネル交換用指標をもとめて所定回数測定した後にリセットするから、リセット毎にチャネル交換用指標が更新され、相互干渉のレベルが下がったときにはチャネル交換用指標が減少する。
【0023】
本発明の請求項7の発明は、使用チャネルのチャネル交換用指標が、所定の指標値より大きくなった場合には、該使用チャネルをチャネル交換用指標が小さい予備のチャネルと交換することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、使用チャネルのチャネル交換用指標が所定の指標値より大きくなったときには、予備のチャネルの中でチャネル交換用指標が小さいチャネルと交換するため、電波状態が悪化したときにも最適のホッピングができる。
【0024】
本発明の請求項8の発明は、チャネル交換用指標の初期値として、第1指標<第2指標<第3指標の関係を有する3つの指標のうち、使用チャネルには第1指標を与え、予備のチャネルには第2指標を与え、他のチャネルに対しては第3指標を与えたことを特徴とする請求項6記載の周波数ホッピング方式無線通信装置であり、相互干渉する可能性のある周波数帯を固定的に除いたホッピングパターンテーブルでは、電波状態が悪化した場合に対応できないが、使用チャネルに小さな第1指標を与え、予備のチャネルに中程度の第2指標、他のチャネルに対しては大きな第3指標を初期値として与えてチャネル交換用指標を更新するため、動的にホッピングパターンを変更できる。
【0025】
本発明の請求項9の発明は、入力手段によりホッピングパターン自動選定モードを選択すると、ホッピングパターンテーブル管理手段が相互干渉のレベル測定後にチャネル交換用指標をもとめ、該チャネル交換用指標が第1指標または最小限の第2指標を有するチャネルから構成されるホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式無線通信装置であり、ホッピングパターン自動選定モードを選定すると、相互干渉の測定を行い、チャネル交換用指標からホッピングパターンテーブルを自動的に選択することができる。
【0026】
本発明の請求項10の発明は、使用可能な周波数帯の中から無線LAN用周波数帯と予備の周波数帯とを除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式による無線LAN結合無線通信装置であって、複数の無線LAN用周波数帯に対してそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルと、該無線LAN用周波数帯を設定するための無線LAN周波数番号設定手段とが設けられ、無線LAN用周波数帯を変更するときには、無線LAN周波数番号設定手段によって変更する無線LAN用周波数帯を設定すると、対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする無線LAN結合無線通信装置であり、無線LAN周波数番号設定手段によって無線LAN用周波数帯を設定するため、自動的に無線LAN用周波数帯を避けたホッピングパターンテーブルを選択でき、無線LANと無線通信でホッピングする周波数帯が相互干渉することがない。
【0027】
本発明の請求項11の発明は、周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置であって、周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、他の無線機器の使用周波数帯番号を入力するための入力手段とを備え、入力手段から入力された他の無線機器の使用周波数帯番号に基づき、周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から通信に使用する一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式通信装置であり、無線LAN装置等で使用する無線機器の使用周波数帯番号(チャネル番号)を入力するだけで、無線機器との相互干渉を回避するような周波数ホッピングパターンで通信することができる。
【0028】
本発明の請求項12の発明は、周波数ホッピングパターンテーブルは、他の機器の使用周波数帯に該当する通信チャネルをホッピングのチャネルとして使用しないことを特徴とする請求項11に記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、無線LAN装置等で使用する無線機器の使用周波数帯番号(チャネル番号)を入力するだけで、無線機器の周波数帯を避けたチャネルを使用した周波数ホッピングパターンテーブルを選択するため、無線機器のとの相互干渉をすることがない周波数ホッピングパターンで通信することができる。
【0029】
本発明の請求項13の発明は、周波数ホッピングパターンテーブルには、使用チャネルのほかに予備チャネルが設けられたことを特徴とする請求項11または12に記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、請求項11の発明または請求項12の発明の作用効果に加え、さらに予備チャネルが使用できることになり、例えば使用チャネルにエラーが生じた場合などに、エラーチャネルに代えて予備チャネルが使用することができる。従って、通信の品質を向上させることができる。
【0030】
本発明の請求項14の発明は、使用チャネルのエラーを検出するエラー検出部を備え、該エラー検出部により所定回数エラーを検出した使用チャネルを予備チャネルと交換することを特徴とする請求項13に記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、所定回数エラー検出で予備チャネルに交換するため、請求項13の発明の作用効果に加え、エラーの検出の精度を高めることができる。
【0031】
本発明の請求項15の発明は、他の無線装置が無線LAN通信装置であることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、無線LAN装置が周波数ホッピング方式無線通信装置の近くで1つの周波数帯を使っても、この周波数帯と対応したホッピングパターンテーブルを使うことにより、相互干渉する可能性の高いこの周波数帯が除かれたホッピングパターンでホッピングするため、相互干渉を抑えることができる。
【0032】
本発明の請求項16の発明は、使用周波数帯情報は少なくとも複数の番号情報から構成されることを特徴とする請求項15に記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、IEEE802.11b規格を準拠した無線LAN装置のように、複数の周波数帯番号(チャネル1〜14)が有するものが干渉領域に存在するような場合において、無線LAN装置が使用する周波数帯番号を入力するだけで、相互干渉する可能性の高いこの周波数帯が除かれたホッピングパターンを選択して通信することができる。
【0033】
本発明の請求項17の発明は、未使用チャネルごとに電界強度を測定する電界強度検知部を備え、検知する電界強度に従って、使用チャネルとの交換チャネルとして用いるか否かの度合いを示す指標を変更することを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、使用チャネルがエラー等により使用できない場合に、交換用のチャネルとして使用するチャネル(予備チャネル等)の品質を予め判断しておくことかが可能となる。
【0034】
本発明の請求項18の発明は、未使用チャネルには予備チャネルに加え他の機器の使用周波数帯に該当する通信チャネル禁止チャネル含まれることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、間違ってホッピングパターンテーブルを指定したときでも、チャネルレベルXがゆっくりと確実に変更される。
【0035】
本発明の請求項19の発明は、周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置であって、周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、ホッピングに使用可能な全てのチャネルの電界強度を測定する電界強度検知部とを備え、電界強度検出部が検出した各チャネルの電界強度状態に従って、周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式通信装置であり、無線LAN装置の使用チャネルを回避するようなホッピングパターンテーブルを複数設け、無線LAN装置との相互干渉を回避するようなホッピングパターンを自動的に選択するため、利用者に専門的な設定(LAN装置の使用チャネル番号の入力等)を行わせずにすみ、また取扱説明書を読まないようなときのように設定自体をしていないときでも、無線LAN装置との相互干渉を抑えることができ、自動的に最も干渉が少ないホッピングパターンで通信することができる。
【0036】
本発明の請求項20の発明は、周波数ホッピングパターンテーブルの選択は、電界強度検知部の検知により、周波数ホッピングパターンテーブルで使用するチャネルの全てが所定電界強度状態以下のときに選択されることを特徴とする請求項19に記載の周波数ホッピング方式通信装置であり、請求項19の発明に加え、電界強度測定という簡単な測定で自動的に最も干渉が少ないホッピングパターンで通信することができる。
【0037】
本発明の請求項21の発明は、周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置と、無線LAN装置とを一体的に構成した通信装置であって、無線LAN装置で使用する周波数帯番号を記憶する無線LAN周波数番号記憶部と、周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、無線LAN周波数番号記憶部に記憶された周波数帯番号に基づいて、周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする通信装置であり、無線LAN周波数番号記憶手段に記憶された周波数帯番号に基づいて、周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することになり、自動的に相互干渉が発生しないようにすることが可能になる。
【0038】
本発明の請求項22の発明は、無線LAN周波数番号を入力するための入力手段とを備え、入力手段より入力された無線LAN周波数番号を無線LAN周波数番号記憶部に登録することを特徴とする請求項21に記載の通信装置であり、単に無線LAN装置動作用の周波数帯番号を入力だけで、周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することになり、自動的に相互干渉が発生しないようにすることが可能になる。
【0039】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図12を用いて説明する。
【0040】
(実施の形態1)
図1(a)は本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置の親機構成図、図1(b)は本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置の子機構成図である。まず親機について説明する。図1(a)において、1は公衆回線の制御を行う親機の回線制御部、2は無線接続の確立や解放、品質管理を行う等、親機全体を制御する親機制御部、3は各チャネルの電界強度を検知する親機電界強度検知部、4は無線チャネルごとのエラー状況を把握し使用するチャネルの選択を行う親機CH管理部、5は使用中チャネルのエラー監視を行い親機CH管理部4にその情報を伝える親機エラー検知部、6は無線区間でのデータのやり取りを行う親機無線部、7は電話番号やホッピングパターン番号を入力することができるテンキーなどの入力手段、8はディスプレーに表示を行う表示手段、9はマイクやスピーカに接続されA/D変換してデジタル化する音声処理手段、10はホッピングパターンテーブルを記憶しているホッピングパターンテーブル記憶部、11はホッピングパターンテーブルを管理し、親機から子機に通知するホッピングパターンテーブル管理手段である。
【0041】
続いて図1(b)に示す子機について説明する。12は無線接続の確立や解放、品質管理を行う等、子機全体を制御する子機制御部、13は各チャネルの電界強度を検知する子機電界強度検知部、14は無線チャネルごとのエラー状況を把握し使用するチャネルの選択を行う子機CH管理部、15は使用中チャネルのエラー監視を行い子機CH管理部14にその情報を伝える子機エラー検知部、16は無線区間でのデータのやり取りを行う子機無線部、17は電話番号やホッピングパターン番号を入力することができるテンキーなどの入力手段、18はディスプレーに表示を行う表示手段、19はマイクやスピーカに接続されA/D変化してデジタル化する音声処理手段、20はホッピングパターンテーブルを記憶しているホッピングパターンテーブル記憶部、21はホッピングパターンテーブルを管理し、子機から親機または他の子機にホッピングパターンテーブル番号などを通知するホッピングパターンテーブル管理手段である。図示はしないが、親機に対して子機は複数設けられている。
【0042】
ところで、実施の形態1におけるFHSS無線通信装置の使用する周波数帯について説明する。図2はFHSS無線通信装置のチャネルと無線LAN装置の使用周波数帯チャネルの対応関係図、図3はFHSS無線通信装置の使用周波数帯説明図である。無線LAN装置のチャネルは全部で14チャネルあり、これがFHSS無線通信装置の95チャネルと図2に示すように対応している。なお、無線LAN装置の最後の14チャネルは電波法に基づくもので(RCR STD−33)、FHSS無線通信装置とは対応付けられていないチャネルである。
【0043】
FHSS無線通信装置は、無線LAN装置と使用周波数帯の相互干渉を防ぐため、無線LAN装置の1〜13チャネルの1つである使用チャネルに対応するチャネルを使用禁止チャネルとしている。この13チャネルのうち何れでもよいが、例えば、無線LAN装置が1チャネルを使用している場合、図3に示すようにFHSS無線通信装置の0チャネル〜26チャネルが使用禁止チャネルとなる。そして、実際に使用する55チャネルに対して、残り41チャネルが未使用となるが、電波法の規定により0チャネル、95チャネルが使えず、さらに使用禁止の27チャネル分が除かれるため、使用禁止チャネルに0チャネル若しくは95チャネルが含まれるか否か、すなわち無線LANが使用するチャネルにより予備チャネルとして12チャネルあるいは13チャネルだけ設けることができる。このとき図3に示すように5チャネルごとに予備チャネルが1チャネルずつ設けられ、分散して配置される。そして、使用チャネルに妨害波があったときには、この予備チャネルの中の1つと交換されることにより、干渉を避けることができる。
【0044】
次に、親機と子機で共有されるホッピングパターンテーブルについて説明する。ホッピングパターンテーブルは、無線LAN装置が使用する1チャネル〜13チャネルに対してそれぞれ1つづつ設けられている。その中の代表的な3つのホッピングパターンテーブルを示す。図4は無線LAN装置の1チャネル(FHSS無線通信装置の0〜26,95チャネル)を避けたホッピングパターンテーブル図、図5は無線LAN装置の6チャネルを(FHSS無線通信装置の0,29〜55,95チャネル)避けたホッピングパターンテーブル図、図6は無線LAN装置の11チャネル(FHSS無線通信装置の0,58〜83,95チャネル)を避けたホッピングパターンテーブル図である。
【0045】
図4〜図6の各ホッピングパターンテーブルは、ホッピングに使用するチャネルと、チャネルが干渉を受けた際、ホッピングできない禁止チャネルと交換可能な予備チャネルが予め設定されており、基本とされるホッピングパターンP0と、そのパターンP0と同じチャネルを使用し、5チャネルずつオフセットさせた複数のホッピングパターンP1〜P9で構成される。例えば図5で説明すると、index Noの順に無線チャネルのホッピングを行うホッピングパターンがP0〜P9の10通りあり、時間経過とともにチャネルのindex Noが番号00から1つづつ増加し、最後の番号54まで到達すると、再び番号00へ戻って繰返す。ホッピングパターンNo4でいうと、index Noが番号00のチャネルNo51を使用している状態から、index Noが番号54のチャネルNo46を使用する状態まで順に設定されているチャネルを使用し、これを繰返す。なお、この中のどのパターンを使用中であるかについては、親機、子機間の通信において、親機制御部2と子機制御部12とで共有される。
【0046】
ところで、実施の形態1のFHSS無線通信装置は、相互干渉する可能性のある使用禁止チャネルに対応してホッピングパターンが設定され、さらに交換可能な予備チャネルが設定されているため、使用環境において予想される使用禁止チャネルを入力すればきわめて容易に相互干渉を避けることができるものである。そこでまず子機の動作から説明する。図7は本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置に対するホッピングパターン入力・動作モードのフローチャートである。
【0047】
図7において、無線LAN装置を使用している等、使用環境において使用禁止チャネルが予想されるとき、この使用禁止チャネルからホッピングパターンテーブルを決定し、子機の17によってパターン番号を入力する(step1)。この入力によりホッピングパターンテーブル管理手段21は子機から親機または他の子機へパターン番号を通知する(step2)。通知先から番号受信応答があったときに(step3)、親機と子機または子機間でパターン番号が登録される(step4)。
【0048】
親機と子機、あるいは子機間で通信が開始されると(step5)、ホッピングパターンのindex Noの順番で順次チャネルを切り換えていくが、まずindex Noの番号nが番号54を越えているか否かがチェックされる(step6)。番号54を越えている場合、番号nをn=0とする(step7)。
【0049】
次いで、子機エラー検知部15によってチャネルエラーが生じたか否かがチェックされ(step8)、チャネルエラーがあった場合には子機CH管理部14がエラーチャネル登録を行い(step9)、エラーチャネル登録が2回を越えたか否かがチェックされる(step10)。2回を越えた場合、このチャネルのチャネルレベルX(本発明のチャネル交換用指標)をX=X+1として加算し(step11)、このチャネルを使用不可のチャネルとして登録する。さらに最もチャネルレベルXの低い予備チャネルを選択し、使用不可のチャネルと交換する(step12)。
【0050】
step8においてチャネルエラーがない場合、またstep10においてチャネルエラーが2回以下の場合、さらにstep12においてチャネルレベルXの低い予備チャネルを選択したあとには、index Noの番号nをn+1にインクリメントして(step13)、step6に戻って繰返す。
【0051】
このように無線LAN装置が使用する1チャネル〜13チャネルの周波数帯を使用しないように、それぞれのチャネルに対応してホッピングパターンが設定され、さらに交換可能な予備チャネルが設定されているため、使用環境において予想される無線LAN装置の使用禁止チャネルを避けたホッピングパターンテーブルを採用するように入力手段から入力すれば、入力に応じたホッピングパターンテーブルが選択され、親機と子機でこれが通知されて制御されるため、きわめて容易に干渉を避けることができ、制御がきわめて容易である。チャネルエラーが3回起こるような不安定なチャネルの場合には、チャネルレベルXの低い予備チャネルに交換するから、チャネルが競合する他の装置との相互干渉を抑えることができる。
【0052】
以上説明したのは子機の動作であるが、親機でも同様の動作を行うことができる。このとき、step1において、親機の入力手段7によってパターン番号を入力し、step2においては、ホッピングパターンテーブル管理手段11が親機から子機へパターン番号を通知する。さらに、step8において、親機エラー検知部5によってチャネルエラーが生じたか否かがチェックし、step9においてチャネルエラーがあった場合には親機CH管理部4がエラーチャネル登録を行えばよい。
【0053】
なお、以下行う説明では、説明を簡略化するため親機と子機の動作をまとめて記載するが、その趣旨は上述の説明と同様である。
【0054】
次に、チャネル交換用指標としてのチャネルレベルXについて、図8を用いて、説明する。チャネルレベルXは、通信チャネルに使用できるかどうかのレベルを示す指標であり、このレベルが低いほど通信チャネルとして使用できる可能性が高いことを意味し、上述のように図7におけるStep12でエラーチャネルと交換するチャネルを判断するために用いられるものである。親機電界強度検知部3と子機電界強度検知部13で電界強度を検知し、使用環境から想定される使用禁止チャネルに基づいて選択したホッピングパターンの未使用チャネル(予備チャネル)の電界強度を測定して電界強度加算値Yを求め、チャネル交換用指標としてのチャネルレベルXの更新を図るものである。
【0055】
図8において、親機と子機または子機間で通信が始まると、回数カウンタがカウント数Zを初期値Z=0にセットする(step21)。続いて、このカウント数Zが100より大きいか否かがチェックされ(step22)、カウント数Zが100以下の場合にはチャネル番号nに初期値n=0をセットする(step23)。次に、チャネル番号nが95を越えたか否かかチェックされ(step24)、95より大きい場合は回数カウンタのカウント数Zをインクリメント(step25)してstep22に戻り、95より小さい場合はこのチャネル番号nのチャネルが未使用チャネル(禁止チャネルと予備チャネル)か否かがチェックされる(step26)。このチャネルが未使用チャネルでないときはstep33に進み、未使用チャネルの場合は親機電界強度検知部3または子機電界強度検知部13で電界強度を検知し(step27)、この電界強度が所定レベル以上のものか否かが判定される(step28)。
【0056】
電界強度が所定レベル以上の場合、チャネル番号nの電界強度加算値YをインクリメントしてY=Y+1とする(step29)。
【0057】
step27において未使用チャネルでなかった場合、またstep28において電界レベルが所定レベルに達していなかった場合、さらにstep29でチャネルnの電界強度加算をした後に、チャネル番号nがn=n+1とされ、step24に戻って、チャネル番号nが95を越えるまで繰り返すものである。
【0058】
ここで、step22で、カウント数Zが100回を越えた場合には、電界強度加算値Yが第1の所定レベルを超えたチャネルがあるか否かが親機CH管理部4にて判断され(step31)、電界強度加算値Yが第1の所定レベルを超えたと判断した場合には、第1の所定レベルを超えたチャネルのチャネルレベルXをインクリメント(X=X+1)とする(step32)。一方、電界強度加算値Yが第1の所定レベルを超ないと判断した場合、電界強度加算値Yが第2の所定レベルを超えないチャネルがあるか否かが親機CH管理部4にて判断され(step33)、電界強度加算値Yが第2の所定レベルを超えないと判断した場合には、第2の所定レベルを超えないチャネルのチャネルレベルXをデクリメント(X=X−1)とする(step34)。一方、電界強度加算値Yが第2の所定レベルを超えると判断した場合、チャネルレベルXは変更しない(step35)。その後、全チャネルの電界強度加算値YをY=0にリセットしてstep21に戻り、step22〜34までの動作を繰り返す(step36)。
【0059】
なお、上記の未使用チャネルは予備チャネル(動作中に予備チャネルになったものを含む)をいい、使用禁止チャネルは含まない。
【0060】
このように、親機電界強度検知部3または子機電界強度検知部13で電界強度を検知し、使用環境から想定される使用禁止チャネルに基づいて選択したホッピングパターンの未使用チャネル(予備チャネル)の電界強度を測定して電界強度加算値Yを求め、チャネル交換用指標としてのチャネルレベルXの更新を図ることができるから、未使用のチャネルのうち、他の装置からの干渉の少ないチャネルを上述の図7におけるStep12でエラーチャネルと交換するチャネルとして選択することができる。
【0061】
以上のように実施の形態1のFHSS無線通信装置は、無線LAN装置が使用する1チャネル〜13チャネルの周波数帯を使用しないように、それぞれのチャネルに対応してホッピングパターンが設定され、さらに交換可能な予備チャネルが設定されているため、使用環境において予想される無線LAN装置の使用禁止チャネルを避けたホッピングパターンテーブルを採用するように入力手段から入力すれば、入力に応じたホッピングパターンテーブルが選択され、親機と子機でこれが通知されて制御されるため、きわめて容易に干渉を避けることができ、制御がきわめて容易である。チャネルエラーが3回起こるような不安定なチャネルの場合には、チャネルレベルXの低い予備チャネルに交換するから、チャネルが競合する他の装置との相互干渉を抑えることができる。さらに、未使用チャネルである予備チャネルに対して、電界強度を測定してチャネル交換用指標としてのチャネルレベルXを算出するから、実際の電波状態に即したチャネルを予備チャネルとして使用することが可能になる。リセットを繰返してチャネルレベルXを算出するため、電波状態が回復すればチャネルレベルXは低レベルになるし、悪化すれば高レベルに更新され、より干渉の少ないチャネルを交換用チャネルとして使用することが可能となる。
【0062】
ところで実施の形態1において、相互干渉によりホッピングパターンテーブルを変更することになった場合、接続される全てのFHSS無線通信装置を同時に変更する必要がある。例えば、複数接続されている子機の中の1台から変更を行う場合、まずこの子機より親機へ変更要求を通知すると、それを受けた親機がすべての子機に対し一斉報知することでテーブル変更を行う。親機より変更を行う場合は、親機一斉報知を同一手順で行う。これにより設定し忘れ、設定間違いによる通信不良を回避できる。
【0063】
なお、実施の形態1においては、無線LAN装置が使用する1チャネル〜13チャネルに対して、すべてホッピングパターンテーブルを設けたが、図4〜図6に示すように代表的な使用禁止チャネルに対するホッピングパターンテーブルをホッピングパターンテーブル記憶部10,20に設けるだけで、チャネルエラーをカウントして予備チャネルと交換することで、すべてのホッピングパターンテーブルを設けた場合とほぼ同程度に、無線LAN装置、FHSS無線通信装置間の相互干渉を回避することができる。
【0064】
(実施の形態2)
実施の形態2のFHSS無線通信装置は、実施の形態1のFHSS無線通信装置で設定したチャネルレベルXの初期値を、使用チャネル、使用禁止チャネル、予備チャネルで異なって設定するものである。実施の形態2では使用禁止チャネルは全く使用しないようにするのではなく、使用禁止チャネルも図8でいう未使用チャネルに含ませ、基本的には当初のホッピングパターンを維持しながら適切なホッピングパターンになるように確実に修正していくものである。図9は本発明の実施の形態2における周波数ホッピング方式無線通信装置のホッピングパターンチャネルレベル登録のフローチャートである。
【0065】
図9において、FHSS無線通信装置のホッピングパターンチャネルレベル登録を行うために、チャネル番号nを初期値n=0にセットする(step41)。
【0066】
チャネル番号が95以下の場合には、チャネル番号nのチャネルが使用チャネルか否かがチェックされる(step42)。チャネルが使用チャネルであった場合には、チャネル番号nのチャネルレベルXをX=1に設定する(step43)。step42において使用チャネルでなかった場合、チャネル番号nのチャネルが予備チャネルか否かがチェックされる(step44)。予備チャネルの場合には、チャネル番号nのチャネルレベルXをX=5に設定する(step45)。step44において予備チャネルでなかった場合には、使用禁止チャネルと想定されるからチャネルレベルXをX=10に設定する(step46)。なお、本発明の第1指標がX=1に相当し、第2指標がX=5、第3指標がX=10に相当する。
【0067】
step43、step45、step46において、それぞれチャネルレベルXをX=1,5,10に設定したら、チャネル番号nをn=n+1とし(step47)、このチャネル番号n+1が95より大きいか否かをチェックする(step48)。チャネル番号n+1が95より大きい場合にはホッピングパターンチャネルレベル登録を終了し、95以下の場合にはstep42に戻ってチャネル番号n+1について、ホッピングパターンチャネルレベル登録を繰返すものである。
【0068】
このように実施の形態2のFHSS無線通信装置は、チャネルレベルXの初期値として、使用チャネル、使用禁止チャネル、予備チャネルで大きく異なった値を設定するため、実施の形態1のFHSS無線通信装置がチャネルレベルXを更新するとき、不安定な例外的変動で使用チャネル、使用禁止チャネル、予備チャネルが切り替わったりすることなく、ホッピングパターンテーブルを安定して使用できる。
【0069】
また、チャネルレベルXの初期値の設定をユーザーがホッピングパターンテーブルを登録したときのみ行うため、間違ってホッピングパターンテーブルを指定したときでも、あるいはデフォルトでホッピングパターンテーブルを指定したときでも、チャネルレベルXがゆっくりと確実に変更される。交換用の予備チャネルの中で、チャネルレベルXが低いものから交換することにより、電波状態の良好なチャネルと確実に交換できる。
【0070】
なお、チャネルレベルXの初期値の設定をユーザーがホッピングパターンテーブルを登録したときのみに行うのに代えて、通話を開始するごとに初期値の設定を行うようにしてもよい。このようにすれば、チャネルレベルXの値が低いチャネルが複数、無線LAN装置の周波数帯領域のものに交換されたとしても、通話する度に初期値に戻るため、FHSS無線通信装置の通話品質を向上させることができると共に、無線LAN装置との相互干渉を低減することも可能となる。
【0071】
(実施の形態3)
実施の形態3のFHSS無線通信装置は、ホッピングパターンテーブルを使ってホッピングパターンを自動的に選択するものである。図10は本発明の実施の形態3における周波数ホッピング方式無線通信装置のホッピングパターン自動選定モードのフローチャートである。
【0072】
図10に示すように、親機の入力手段7または子機の入力手段17によってユーザインタフェースでホッピングパターン自動選定モードを選択すると、回数カウンタがカウント数Zを初期値Z=0にセットする(step61)。なお、入力手段7,17によって入力するのではなく、電源をOFF状態からON状態に移行したときにホッピングパターン自動選定モードを選択するようにしてもよい。
【0073】
続いて、このカウント数Zが100より大きいか否かがチェックされ(step62)、カウント数Zが100回を越えた場合には後述のstep72に進み、カウント数Zが100以下の場合にはチャネル番号nに初期値n=0をセットする(step63)。次に、チャネル番号nが95を越えたか否かかチェックされ(step64)、95より大きい場合は回数カウンタのカウント数Zをインクリメントしてstep62に戻り、95より小さい場合は、親機電界強度検知部3または子機電界強度検知部13で電界強度を検知し(step66)、この電界強度が所定レベル以上のものか否かが判定される(step67)。
【0074】
電界強度が所定レベル以上の場合、チャネル番号nの電界強度加算値YをインクリメントしてY=Y+1とし(step68)、step67において電界レベルが所定レベルに達していなかった場合とともに、電界強度加算値Yが所定値以上になったか否かがチェックされる(step69)。電界強度加算値Yが所定値以上である場合にはチャネル番号nのチャネルのチャネル交換用指標としてのチャネルレベルXをX=X+1として加算し、さらにY=0に初期化する(step70)、親機CH管理部4または子機CH管理部14はこのチャネルレベルXを記録する。
【0075】
step69において電界強度加算値Yが所定値より小さかった場合とstep70でチャネルレベルXをインクリメントした後に、チャネル番号nがn=n+1とされ、step64に戻って、チャネル番号nが95を越えるまで繰返される。step66〜70の電界強度を測定してチャネルレベルXを設定するプロセスは比較的電力を必要とするので、FHSS無線通信装置が充電台にあるときに動作させることもできる。例えば、FHSS無線通信装置に充電検出回路を設け、この回路の出力が充電を示す場合に限り本ホッピングパターン自動設定モードを動作させる。この場合通信を行っていないので、FHSS無線通信装置自身が発生する電界を検出することがなく、より正確な使用環境の電界強度を測定することが可能になる。
【0076】
以上説明した手順でチャネルレベルXが設定され、step62において回数カウンタがカウント数Z100を越えた場合、ホッピングパターンのテーブル番号Wの初期値としてW=1をセットする(step72)。なお、以下説明する手順でテーブル番号W1〜13の中から、ホッピングパターンテーブルが自動的に選択される。
【0077】
続いて、テーブル番号Wが13より大きいか否かがチェックされる(step73)。テーブル番号Wが13以下の場合、使用チャネルのチャネルレベルXが2より大きいか否かがチェックされる(step74)。すなわち、テーブル番号W1から順に使用チャネルの全チャネルレベルXが2以下であるかどうかのチェックが行われる。チャネルレベルXが2より大きいものを含んでいる場合は、レベルは低いものの他のLAN機器等からの干渉の可能性のあるチャネルがこのテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルに含まれていることになり、このテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルを選択せずに、W=W+1としてstep73に戻る(step75)。step74でテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルにおける使用チャネルの全てでチャネルレベルXが2以下である場合、このテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルが選択され(step76)、step83に進む。
【0078】
step73において、テーブル番号Wが13より大きい場合、ホッピングパターンのテーブル番号Wの初期値としてW=1をセットする(step77)。続いてテーブル番号Wが13より大きいか否かがチェックされる(step78)。テーブル番号Wが13以下の場合、使用チャネルのチャネルレベルXが3より大きいか否かがチェックされる(step79)。チャネルレベルXが3より大きいものを含んでいる場合は、他のLAN機器等からの干渉の可能性のあるチャネル(禁止チャネルに該当するようなチャネル)がこのテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルに含まれていることになり、このテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルを選択せずに、W=W+1としてstep78に戻る(step80)。step79でテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルの使用チャネルすべてがチャネルレベルX3以下の場合、このテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルが選択され(step81)、step83に進む。
【0079】
step78において、テーブル番号Wが13より大きい場合、デフォルトのテーブル番号Wのホッピングパターンテーブルを選択する(step82)。step76でホッピングパターンテーブルを選択した場合、またstep81でホッピングパターンテーブルを選択した場合、さらにstep82でデフォルトのホッピングパターンテーブルを選択した場合に、これらのホッピングパターンテーブルのテーブル番号Wを親機や子機に通知する(step83)。なお、子機間通話ができるときは直接テーブル番号Wを通知すればよいが、これができない場合、子機から通知された親機から他の子機に通知するのでもよい。
【0080】
実施の形態3において、他のLAN装置等からの干渉等によりホッピングパターンテーブルを変更することになった場合、接続されるすべてのFHSS無線通信装置を同時に変更する必要がある。子機の中の1台から変更を行う場合、まずこの子機から親機へ変更要求を通知する。それを受けた親機は他のすべての子機に対し一斉報知することでテーブル変更を行う。親機より変更を行う場合は、親機からの一斉報知を行う。これにより設定し忘れ、設定間違いによる通信不良を回避できる。
【0081】
このように実施の形態3のFHSS無線通信装置は、無線LAN装置の使用チャネルを回避するようなホッピングパターンテーブルを複数設け、無線LAN装置との相互干渉を回避するようなホッピングパターンを自動的に選択するため、利用者に専門的な設定(LAN装置の使用チャネル番号の入力等)を行わせずにすみ、また取扱説明書を読まないようなときのように設定自体をしていないときでも、無線LAN装置との相互干渉を抑えることができ、自動的に最も干渉が少ないホッピングパターンで通信することができる。
【0082】
(実施の形態4)
実施の形態4のFHSS無線LAN結合無線通信装置は、FHSS無線通信装置の親機と無線LAN装置が一体化されたものである。図11は本発明の実施の形態4における周波数ホッピング方式無線LAN結合無線通信装置の構成図、図12は本発明の実施の形態4における無線LAN周波数帯番号入力モードのフローチャートである。
【0083】
図11において、31は共通回線制御部、32は無線接続の確立や解放、品質管理等を含め装置全体の制御を行う親機制御部、33は各チャネルの電界強度を検知する親機電界強度検知部、34は無線チャネルごとのエラー状況を把握し使用するチャネルの選択を行う親機CH管理部、35は使用中チャネルのエラー監視を行い親機CH管理部34にその情報を伝える親機エラー検知部、36は無線区間でのデータのやり取りを行う親機無線部、37は電話番号やホッピングパターン番号を入力することができるテンキーなどの入力手段、38はディスプレーに表示を行う表示手段、39はマイクやスピーカに接続されA/D変化してデジタル化する音声処理手段、40はホッピングパターンテーブルを記憶しているホッピングパターンテーブル記憶部、41は周波数番号に対応するチャネルを禁止チャネルとするホッピングパターンテーブルを設定し、このホッピングパターンテーブルを親機から子機に通知するホッピングパターンテーブル管理手段、42は無線LAN装置として動作するときに無線LANの周波数を設定するための無線LAN周波数番号設定手段、43は無線LAN周波数番号を記憶した無線LAN周波数番号記憶部、44は無線LAN装置として動作するときに電波を送信する無線LAN無線部である。
【0084】
続いて、図12に基づいて無線LAN周波数帯番号入力モードについて説明する。無線LAN周波数番号設定手段42によって、無線LAN装置動作用の周波数帯番号を入力する(step91)。周波数帯番号は図2に示すように1チャネル〜13チャネルのどれかが入力される。周波数帯番号が入力されると、制御部32が周波数帯番号登録を行い(step92)、ホッピングパターンテーブル管理手段が周波数番号に対応するホッピングパターンテーブルを選択する(step93)。このホッピングパターンテーブルが選択されたら、ホッピングパターンテーブル管理手段41が選択されたホッピングパターンテーブルのテーブル番号を子機に通知する(step94)。なお、周波数帯番号が変更されたときには、変更された周波数帯番号の登録を行い、ホッピングパターンテーブル管理手段41によって変更されたテーブル番号を子機に通知する。
【0085】
このように実施の形態4のFHSS無線LAN結合無線通信装置は、単に無線LAN装置動作用の周波数帯番号を入力するだけで、ホッピングパターンテーブル管理手段41が無線LAN装置の無線設定情報からこのチャネルを禁止チャネルとするホッピングパターンテーブルを選択することになり自動的に相互干渉が発生しないようにすることが可能になる。
【0086】
さらに、無線LAN装置動作用の周波数帯番号の入力がない場合であっても、デフォルトの無線LAN装置動作用の周波数帯番号を工場出荷時等に表示したり、無線LAN周波数番号記憶部43にメモリしておくようにし、その周波数帯番号からホッピングパターンテーブルを選択するようにしておけば、利用者は何ら無線LAN装置動作用の周波数帯番号の入力をしない場合であっても、無線LAN装置が行う無線通信とFHSS無線通信装置が行う無線通信が相互干渉を発生しないようにすることが可能となる。
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明の周波数ホッピング方式無線通信装置によれば、相互干渉する可能性のある周波数帯ごとに別々のホッピングパターンテーブルを備えているため、干渉する周波数帯を変更するときには、変更後の周波数帯と対応するホッピングパターンテーブルに規定されたホッピングパターンに従ってホッピングでき、相互干渉を抑えることができる。チャネル交換用指標を使うことによりチャネル管理が容易になり、電界強度を検出するため、干渉のレベルを直接測定でき、簡単にチャネル交換用指標を管理でき、チャネル交換用指標からホッピングパターンテーブルを自動的に選択することができる。また、動的にホッピングパターンを変更することができる。
【0088】
本発明の無線LAN結合無線通信装置によれば、無線LAN周波数番号設定手段によって無線LAN用周波数帯を設定するため、自動的に無線LAN用周波数帯を避けたホッピングパターンテーブルを選択でき、無線LANと無線通信でホッピングする周波数帯が相互干渉することがない。
【0089】
また、本発明の周波数ホッピング方式通信装置によれば、無線LAN装置等で使用する無線機器の使用周波数帯番号(チャネル番号)を入力するだけで、無線機器との相互干渉を回避するような周波数ホッピングパターンで通信することができる。
【0090】
さらに本発明の通信装置によれば、記憶された周波数帯番号に基づいて一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することができ、自動的に相互干渉が発生しないようにすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置の親機構成図
(b)本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置の子機構成図
【図2】FHSS無線通信装置のチャネルと無線LAN装置の使用周波数帯チャネルの対応関係図
【図3】FHSS無線通信装置の使用周波数帯説明図
【図4】無線LAN装置の1チャネル(FHSS無線通信装置の0〜26,95チャネル)を避けたホッピングパターンテーブル図
【図5】無線LAN装置の6チャネルを(FHSS無線通信装置の0,29〜55,95チャネル)避けたホッピングパターンテーブル図
【図6】無線LAN装置の11チャネル(FHSS無線通信装置の0,58〜83,95チャネル)を避けたホッピングパターンテーブル図
【図7】本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置に対するホッピングパターン入力・動作モードのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態1における周波数ホッピング方式無線通信装置のホッピングパターン動作モードのフローチャート
【図9】本発明の実施の形態2における周波数ホッピング方式無線通信装置のホッピングパターンチャネルレベル登録のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態3における周波数ホッピング方式無線通信装置のホッピングパターン自動選定モードのフローチャート
【図11】本発明の実施の形態4における周波数ホッピング方式無線LAN結合無線通信装置の構成図
【図12】本発明の実施の形態4における無線LAN周波数帯番号入力モードのフローチャート
【図13】従来の周波数ホッピング通信装置の構成図
【符号の説明】
1 回線制御部
2,32 親機制御部
3,33 親機電界強度検知部
4,34 親機CH管理部
5 親機エラー検知部
6,35 親機無線部
7,17,37 入力手段
8,18,38 表示手段
9,19,39 音声処理手段
10,20,40 ホッピングパターンテーブル記憶部
11,21,41 ホッピングパターンテーブル管理手段
12 子機制御部
13 子機電界強度検知部
14 子機CH管理部
15 子機エラー検知部
16 子機無線部
31 共通回線制御部
42 無線LAN周波数番号設定手段
43 無線LAN無線部

Claims (22)

  1. 使用可能な周波数帯の中で他の装置と相互干渉する可能性のある周波数帯を除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式無線通信装置であって、
    複数の相互干渉する可能性のある周波数帯毎にそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルが設けられ、
    前記相互干渉する可能性のある周波数帯が設定されたときには、設定された周波数帯と対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする周波数ホッピング方式無線通信装置。
  2. 干渉する可能性のある周波数帯が、無線LAN装置で使用する2.4GHz帯産業科学医療用バンドの14個の周波数帯であることを特徴とする請求項1記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  3. ホッピングパターンテーブル管理手段が、干渉のレベルが大きいチャネルほど大きなチャネル交換用指標を関係づけることを特徴とする請求項1または2に記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  4. エラー検知部がチャネルエラーを所定回数以上検出したときには、前記ホッピングパターンテーブル管理手段が前記チャネル交換用指標を増加させることを特徴とする請求項3記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  5. 電界強度検知部が所定の電界強度以上の電界強度を検出したときには、前記ホッピングパターンテーブル管理手段が電界強度加算値を増加させ、且つ該電界強度加算値に対応して前記チャネル交換用指標を増加させることを特徴とする請求項3記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  6. 前記ホッピングパターンテーブル管理手段が、干渉のレベル測定後にチャネル交換用指標をもとめ、所定回数の測定後リセットし、これを繰返すことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  7. 使用チャネルのチャネル交換用指標が、所定の指標値より大きくなった場合には、該使用チャネルをチャネル交換用指標が小さい予備のチャネルと交換することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  8. 前記チャネル交換用指標の初期値として、第1指標<第2指標<第3指標の関係を有する3つの指標のうち、使用チャネルには第1指標を与え、予備のチャネルには前記第2指標を与え、他のチャネルに対しては前記第3指標を与えたことを特徴とする請求項6記載の周波数ホッピング方式無線通信装置。
  9. 入力手段によりホッピングパターン自動選定モードを選択すると、前記ホッピングパターンテーブル管理手段が干渉のレベル測定後にチャネル交換用指標をもとめ、該チャネル交換用指標が前記第1指標または最小限の前記第2指標を有するチャネルから構成されるホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式無線通信装置。
  10. 使用可能な周波数帯の中から無線LAN用周波数帯と予備の周波数帯とを除いた周波数帯で通信し、所定のホッピングパターンに従って使用チャネルが切り替えられる周波数ホッピング方式による無線LAN結合無線通信装置であって、
    複数の無線LAN用周波数帯に対してそれぞれ異なったホッピングパターンを規定した複数のホッピングパターンテーブルと、該無線LAN用周波数帯を設定するための無線LAN周波数番号設定手段とが設けられ、
    前記無線LAN用周波数帯を変更するときには、前記無線LAN周波数番号設定手段によって変更する無線LAN用周波数帯を設定すると、対応するホッピングパターンテーブルが選択され、該ホッピングパターンテーブルに従って使用チャネルが切り替えられることを特徴とする無線LAN結合無線通信装置。
  11. 周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置であって、前記周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、他の無線機器の使用周波数帯情報を入力するための入力手段とを備え、前記入力手段から入力された前記他の無線機器の使用周波数帯情報に基づき、前記周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から通信に使用する一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式通信装置。
  12. 前記周波数ホッピングパターンテーブルは、前記他の機器の使用周波数帯に該当する通信チャネルをホッピングのチャネルとして使用しないことを特徴とする請求項11に記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  13. 前記周波数ホッピングパターンテーブルには、使用チャネルのほかに予備チャネルが設けられたことを特徴とする請求項11または12に記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  14. 使用チャネルのエラーを検出するエラー検出部を備え、該エラー検出部により所定回数エラーを検出した使用チャネルを予備チャネルと交換することを特徴とする請求項13に記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  15. 前記他の無線装置が無線LAN通信装置であることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  16. 前記使用周波数帯情報は少なくとも複数の番号情報から構成されることを特徴とする請求項15に記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  17. 未使用チャネルごとに電界強度を測定する電界強度検知部を備え、検知する電界強度に従って、使用チャネルとの交換チャネルとして用いるか否かの度合いを示す指標を変更することを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  18. 前記未使用チャネルには、予備チャネルに加え前記他の機器の使用周波数帯に該当する通信チャネル禁止チャネルが含まれることを特徴とする請求項11〜17のいずれかに記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  19. 周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置であって、前記周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、ホッピングに使用可能な全てのチャネルの電界強度を測定する電界強度検知部とを備え、前記電界強度検出部が検出した各チャネルの電界強度状態に従って、前記周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする周波数ホッピング方式通信装置。
  20. 前記周波数ホッピングパターンテーブルの選択は、前記電界強度検知部の検知により、周波数ホッピングパターンテーブルで使用するチャネルの全てが所定電界強度状態以下のときに選択されることを特徴とする請求項19に記載の周波数ホッピング方式通信装置。
  21. 周波数ホッピングパターンに従ってチャネルを順次切り替えながら通信する周波数ホッピング方式通信装置と、無線LAN装置とを一体的に構成した通信装置であって、前記無線LAN装置で使用する周波数帯番号を記憶する無線LAN周波数番号記憶部と、前記周波数ホッピングパターンとして複数の周波数ホッピングパターンテーブルを記憶する周波数ホッピングパターンテーブル記憶部と、前記無線LAN周波数番号記憶部に記憶された周波数帯番号に基づいて、前記周波数ホッピングパターンテーブル記憶部から一の周波数ホッピングパターンテーブルを選択することを特徴とする通信装置。
  22. 前記無線LAN周波数番号を入力するための入力手段とを備え、前記入力手段より入力された前記無線LAN周波数番号を前記無線LAN周波数番号記憶部に登録することを特徴とする請求項21に記載の通信装置。
JP2003044545A 2003-02-21 2003-02-21 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置 Pending JP2004254204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003044545A JP2004254204A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003044545A JP2004254204A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004254204A true JP2004254204A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33027211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003044545A Pending JP2004254204A (ja) 2003-02-21 2003-02-21 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004254204A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270609A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Saxa Inc 近距離無線通信装置
JP2006333308A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Saxa Inc Bluetooth通信装置およびプログラム
JP2007089071A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007089069A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007096444A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007096446A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Saxa Inc 無線通信装置およびプログラム
JP2007208457A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Saxa Inc 電話制御装置
JP2008526125A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非限定的再利用集合に対する品質指標およびその他の再利用集合に対するベクトル化された品質指標を送ることによるフィードバックの最小化
JP2008244978A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Brother Ind Ltd 無線装置
JP2008252813A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Saxa Inc 電話制御装置、方法、およびプログラム
JP2010512706A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 検出及び回避のためのサイレント期間を提供する通信装置及び通信方法
US7738529B2 (en) 2005-09-22 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Wireless communication apparatus and wireless communication method
US8032145B2 (en) 2004-07-23 2011-10-04 Qualcomm Incorporated Restrictive reuse set management algorithm for equal grade of service on FL transmission
US8059589B2 (en) 2004-06-09 2011-11-15 Qualcomm Incorporated Dynamic restrictive reuse scheduler
US8151127B2 (en) 2000-07-26 2012-04-03 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc System for conserving battery life in a battery operated device
US8266465B2 (en) 2000-07-26 2012-09-11 Bridgestone Americas Tire Operation, LLC System for conserving battery life in a battery operated device
JP2013031059A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Yamaha Corp オーディオ信号の無線伝送方法
US8483691B2 (en) 2003-10-30 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Restrictive reuse for a wireless communication system
US9585023B2 (en) 2003-10-30 2017-02-28 Qualcomm Incorporated Layered reuse for a wireless communication system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167982A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Kokusai Electric Co Ltd 低速周波数ホッピング通信方式
JPH10107695A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Kokusai Electric Co Ltd 周波数ホッピング方式スプレッドスペクトラム通信装置とその妨害波回避方法
JPH11177531A (ja) * 1997-12-15 1999-07-02 Toshiba Tec Corp 低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法及びこの通信方法を用いた無線通信システム
JP2001177445A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Nec Corp スペクトラム拡散通信システムにおける送信装置
JP2001244851A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 周波数ホッピング通信方式用送受信装置及び周波数ホッピング通信方法
JP2002198867A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Toshiba Corp 無線通信方法および無線通信装置
JP2002368654A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Sony Corp データ通信装置およびデータ通信システム
JP2003037529A (ja) * 2001-05-12 2003-02-07 Samsung Electronics Co Ltd 無線通信システム間の相互干渉を回避するための無線通信方法及び装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167982A (ja) * 1995-12-14 1997-06-24 Kokusai Electric Co Ltd 低速周波数ホッピング通信方式
JPH10107695A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Kokusai Electric Co Ltd 周波数ホッピング方式スプレッドスペクトラム通信装置とその妨害波回避方法
JPH11177531A (ja) * 1997-12-15 1999-07-02 Toshiba Tec Corp 低速周波数ホッピングスペクトル拡散通信方法及びこの通信方法を用いた無線通信システム
JP2001177445A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Nec Corp スペクトラム拡散通信システムにおける送信装置
JP2001244851A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 周波数ホッピング通信方式用送受信装置及び周波数ホッピング通信方法
JP2002198867A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Toshiba Corp 無線通信方法および無線通信装置
JP2003037529A (ja) * 2001-05-12 2003-02-07 Samsung Electronics Co Ltd 無線通信システム間の相互干渉を回避するための無線通信方法及び装置
JP2002368654A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Sony Corp データ通信装置およびデータ通信システム

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8151127B2 (en) 2000-07-26 2012-04-03 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc System for conserving battery life in a battery operated device
US8266465B2 (en) 2000-07-26 2012-09-11 Bridgestone Americas Tire Operation, LLC System for conserving battery life in a battery operated device
US8483691B2 (en) 2003-10-30 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Restrictive reuse for a wireless communication system
US9585023B2 (en) 2003-10-30 2017-02-28 Qualcomm Incorporated Layered reuse for a wireless communication system
US8526963B2 (en) 2003-10-30 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Restrictive reuse for a wireless communication system
US8059589B2 (en) 2004-06-09 2011-11-15 Qualcomm Incorporated Dynamic restrictive reuse scheduler
US8032145B2 (en) 2004-07-23 2011-10-04 Qualcomm Incorporated Restrictive reuse set management algorithm for equal grade of service on FL transmission
US8675509B2 (en) 2004-12-22 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Feedback to support restrictive reuse
JP2008526125A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非限定的再利用集合に対する品質指標およびその他の再利用集合に対するベクトル化された品質指標を送ることによるフィードバックの最小化
JP4664378B2 (ja) * 2004-12-22 2011-04-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非限定的再利用集合に対する品質指標およびその他の再利用集合に対するベクトル化された品質指標を送ることによるフィードバックの最小化
JP2006270609A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Saxa Inc 近距離無線通信装置
JP2006333308A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Saxa Inc Bluetooth通信装置およびプログラム
US7738529B2 (en) 2005-09-22 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Wireless communication apparatus and wireless communication method
JP4492506B2 (ja) * 2005-09-26 2010-06-30 サクサ株式会社 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007089071A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP4604938B2 (ja) * 2005-09-26 2011-01-05 サクサ株式会社 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007089069A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP4604941B2 (ja) * 2005-09-27 2011-01-05 サクサ株式会社 無線通信装置およびプログラム
JP2007096444A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Saxa Inc 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007096446A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Saxa Inc 無線通信装置およびプログラム
JP2007208457A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Saxa Inc 電話制御装置
JP2010512706A (ja) * 2006-12-12 2010-04-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 検出及び回避のためのサイレント期間を提供する通信装置及び通信方法
JP2008244978A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Brother Ind Ltd 無線装置
US8098709B2 (en) 2007-03-28 2012-01-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Wireless device configured to exclude frequency bands based on field intensity measurement
JP4760750B2 (ja) * 2007-03-28 2011-08-31 ブラザー工業株式会社 無線装置
JP2008252813A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Saxa Inc 電話制御装置、方法、およびプログラム
JP2013031059A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Yamaha Corp オーディオ信号の無線伝送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004254204A (ja) 周波数ホッピング方式無線通信装置と無線lan結合無線通信装置、周波数ホッピング方式通信装置、及び通信装置
US7440484B2 (en) Reduced hopping sequences for a frequency hopping system
US5933420A (en) Method and apparatus for assigning spectrum of a wireless local area network
JP5416690B2 (ja) 異なるワイヤレス技術による干渉を検出しかつ区別する方法および装置
CN102265662B (zh) 用于在认知无线电网中同步的方法和设备
WO2005006584A2 (en) Radio communication apparatus and interference avoiding method
WO2011083568A1 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP5159714B2 (ja) 制御装置、制御方法およびプログラム
CN107079314A (zh) Idc指示消息的优先化生成以移除对于ue效能的idc影响
EP1976157A2 (en) Wireless device
US8588700B2 (en) Method for setting data transmission parameters and communication device
JP2006128812A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP2005311931A (ja) 無線通信装置および通話チャネル入れ替え方法
JP2014179699A (ja) 無線通信装置
EP2464174A1 (en) Method, device and system for measuring noise floor of base station antenna port
JP2010103665A (ja) データ通信装置、データ通信システム、および通信制御方法
CN114786241A (zh) 选网方法以及相关装置、网络设备和存储介质
JP4513866B2 (ja) 無線通信装置
JPWO2002080413A1 (ja) 印刷装置、印刷装置の診断方法、及び、印刷装置の診断プログラム
JP2008205748A (ja) 無線通信システムおよびその制御方法
JPH11355178A (ja) 周波数ホッピング方式を用いた無線通信装置
JP2008301163A (ja) 無線通信装置、通信切替方法及びプログラム
JP4604938B2 (ja) 電話システム、電話制御装置、およびプログラム
JP2007043366A (ja) 無線lanシステム並びに無線通信制御装置及び無線通信制御方法
JP2005303583A (ja) 無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060221

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080805