JP2004253810A - セラミック基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抵抗発熱体の温度を制御することにより、セラミック基板上に載置等する半導体ウエハの温度制御を良好に行うことができ、半導体ウエハを均一に加熱することができるセラミック基板を提供する。
【解決手段】 少なくともその表面または内部に抵抗発熱体が形成されたセラミック基板であって、前記抵抗発熱体が形成された領域に相当する表面領域の内側に、半導体ウエハを直接または表面から一定距離離間させて載置する領域が存在することを特徴とするセラミック基板。
【選択図】 図1

Description

本発明は、その表面または内部に抵抗発熱体を備え、ホットプレート(セラミックヒータ)、静電チャック、ウエハプローバなどに用いられるセラミック基板に関する。
エッチング装置や、化学的気相成長装置等を含む半導体製造・検査装置等においては、従来、ステンレス鋼やアルミニウム合金など金属製の基材を用いたヒータやウエハプローバ等が用いられてきた。
ところが、このような金属製のヒータは、以下のような問題があった。
まず、金属製であるため、ヒータ板の厚みは、15mm程度と厚くしなければならない。なぜなら、薄い金属板では、加熱に起因する熱膨張により、反り、歪み等が発生していまい、金属板上に載置したシリコンウエハが破損したり傾いたりしてしまうからである。しかしながら、ヒータ板の厚みを厚くすると、ヒータの重量が重くなり、また、嵩張ってしまうという問題があった。
また、抵抗発熱体に印加する電圧や電流量を変えることにより、半導体ウエハ等の被加熱物を加熱する面(以下、加熱面という)の温度を制御するのであるが、金属板が厚いために、電圧や電流量の変化に対してヒータ板の温度が迅速に追従せず、温度制御しにくいという問題もあった。
そこで、特許文献1では、基板として、熱伝導率が高く、強度も大きい窒化アルミニウム等の非酸化物セラミックを使用し、この窒化アルミニウム基板中に抵抗発熱体とタングステンからなるスルーホールとが形成され、これらに外部端子として二クロム線がろう付けされたホットプレートが提案されている。
このようなホットプレートでは、高温においても機械的な強度の大きいセラミック基板を用いているため、セラミック基板の厚さを薄くして熱容量を小さくすることができ、その結果、電圧や電流量の変化に対してセラミック基板の温度を迅速に追従させることができる。
通常、この種のホットプレートでは、セラミック基板の表面または内部に測温素子を取り付け、このセラミック基板を樹脂製の断熱リング等を介して金属製の支持容器に取り付けた後、熱電対からの金属線や抵抗発熱体からの導電線を、それぞれ底板に設けられた複数の貫通孔等から支持容器の外部に引き出して制御装置等に接続しており、この測温素子により測定される温度に基づいて抵抗発熱体に電圧を印加し、セラミック基板の温度を制御している。
特開平4−324276号公報
しかしながら、最近、セラミック基板は、大口径のシリコンウエハを載置するため、その直径も300mm以上と大きくなるとともに、その熱容量を低減させるために厚みも5mm以下と薄くなってきており、セラミック基板を高温に加熱した際、このセラミック基板表面に直接または一定の距離離間させて載置した半導体ウエハの温度が均一にならないという問題が発生するようになった。
なお、本明細書では、以降、セラミック基板表面に、半導体ウエハを直接または一定の距離離間させて載置することを、特に上記のようにいう場合のほかは、単にセラミック基板上に載置等するという。
そこで、本発明者らは、このような問題を解決するために、鋭意研究を行った結果、半導体ウエハの温度が均一にならない原因の一つは、このような大面積で薄いセラミック基板では、通常、セラミック基板上に載置した半導体ウエハと同じ領域または該半導体ウエハよりも内側の領域に抵抗発熱体が形成されており、その結果、加熱する半導体ウエハの外周部分を、その内側部分と同様の温度になるように制御することが難しく、このため半導体ウエハ全体の温度が均一ならないことを突き止めた。
そして、セラミック基板の抵抗発熱体が設けられた領域に相当する表面領域の内側に、半導体ウエハを載置等する領域が存在するように、抵抗発熱体を大きく形成することにより、半導体ウエハをより均一に加熱することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、少なくともその表面または内部に抵抗発熱体が設けられたセラミック基板であって、上記抵抗発熱体が設けられた領域に相当する表面領域の内側に、半導体ウエハを直接または所定の距離離間させて載置する領域が存在することを特徴とするセラミック基板である。
本発明において、抵抗発熱体はセラミック基板の底面または内部に形成されており、加熱面には抵抗発熱体が形成されていないため、請求の範囲には、「抵抗発熱体が設けられた領域に相当する表面領域」と記載したが、これは抵抗発熱体が形成された底面または内部の領域を、垂直に基板の加熱面に移行した領域をいい、本発明では、以降、単に抵抗発熱体が形成された領域ということとする。
本発明では、上記のように、抵抗発熱体が設けられた領域の内側に、半導体ウエハを載置等する領域が存在するので、抵抗発熱体の温度を制御することにより、加熱面におけるこの領域内での温度の制御を比較的容易に行うことができる。従って、抵抗発熱体の温度を制御することにより、セラミック基板上に載置等する半導体ウエハの温度制御を良好に行うことができ、半導体ウエハを均一に加熱することができる。
また、本発明では、上記抵抗発熱体が形成された領域の外縁より0.5mm以上内側に、上記半導体ウエハを載置等する領域が存在することが望ましい。
抵抗発熱体が形成された領域の外周に近い部分では、外側への放熱に起因して、温度の制御がそれほど容易ではないが、抵抗発熱体が形成された領域の外縁より0.5mm以上内側にウエハの外周が存在すると、ウエハは、セラミック基板の外周の低温領域の影響を受けず、半導体ウエハを均一に加熱することができる。
また、上記抵抗発熱体が形成された領域の外縁から上記半導体ウエハを載置等する領域の外縁までの距離Lと、セラミック基板の厚さlとの関係は、L(mm)>l(mm)/20であることが望ましい(図1参照)。
L≦l/20では、抵抗発熱体が形成された領域の外縁から上記半導体ウエハを載置等する領域の外縁までの距離Lに比べてセラミック基板の厚さlが厚すぎて、セラミック基板の外周の低温領域の影響をうけてしまい、均一加熱ができないからである。
本発明に係るセラミック基板では、抵抗発熱体が形成された領域の内側に、半導体ウエハを載置等する領域が存在するので、抵抗発熱体の温度を制御することにより、セラミック基板上に載置等する半導体ウエハの温度制御を良好に行うことができ、半導体ウエハを均一に加熱することができる。
本発明のセラミック基板は、少なくともその表面または内部に抵抗発熱体が設けられたセラミック基板であって、
上記抵抗発熱体が設けられた領域に相当する表面領域の内側に、半導体ウエハを直接または所定の距離離間させて載置する領域が存在することを特徴とする。
本発明のセラミック基板は、少なくともその表面または内部に抵抗発熱体が設けられたセラミック基板であり、その表面または内部に抵抗発熱体のみが設けられている場合には、このセラミック基板は、ホットプレートとして機能する。
一方、セラミック基板に抵抗発熱体が形成されるとともに、その内部に静電電極が設けられた場合には、上記セラミック基板は、静電チャックとして機能し、セラミック基板に抵抗発熱体が形成されるとともに、その内部にガード電極および/またはグランド電極が設けられた場合には、ウエハプローバ(ウエハプローバ用セラミック基板)として機能する。
本明細書では、初めに抵抗発熱体を有するホットプレートについて説明し、続いて、静電チャック、ウエハプローバについて説明する。
図1は、本発明のセラミック基板が用いられたホットプレートの一例を模式的に示す断面図であり、図2は、その平面図であり、図3は、その一部を模式的に示す部分拡大断面図である。
このホットプレート10は、例えば、図1に示したように、円板形状のセラミック基板11と有底円筒形状の支持容器20とからなる。
セラミック基板11の底面には、複数の平面視同心円形状の抵抗発熱体12が形成されるとともに、複数の有底孔14が形成されており、この有底孔14には、セラミック基板11の温度を測定するために、リード線16を有する測温素子17が埋め込まれている。
また、この支持容器20は、断面がL字形状の断熱リング21と、断熱リング21を支持する遮熱部材22とからなり、断熱リング21は、無機繊維等を含むフッ素樹脂等からなり、ボルト28により遮熱部材22の上部に形成された円環形状の部材に固定されている。また、ボルト28は、固定金具27を介して取り付けられており、この固定金具27は、断熱リング15に嵌め込まれたセラミック基板11の端部に達し、この固定金具17でセラミック基板11等を押しつけることにより、セラミック基板11を断熱リング15に固定している。
なお、遮熱部材22の底部は、取り外し可能な状態で取り付けられていてもよい。
セラミック基板11の底面11bには、図2に示すように、複数の同心円形状の回路からなる抵抗発熱体12が形成されており、これら抵抗発熱体12は、互いに近い二重の同心円同士が1組の回路として、1本の線になるように接続されている。
図3に示したように、抵抗発熱体12は、その酸化を防止するために、表面に金属被覆層120が形成されており、この金属被覆層120を有する抵抗発熱体12の端部12aには、半田層18を介してT字形状の外部端子13が接続されている。この外部端子13には、さらに導電線24を有するソケット25が取り付けられ、導電線24は遮熱部材22の貫通孔22aに嵌め込まれたシール部材を介して支持容器20より外部に導出されている。
また、セラミック基板11の中央に近い部分には、シリコンウエハW等を支持するリフターピン16を挿通するための貫通孔15が設けられており、この貫通孔15の直下には、リフターピン16をスムーズに挿通することができるように、この貫通孔15と連通するガイド管29が設けられている。
このリフターピン16は、その上にシリコンウエハWを載置して上下させることができるようになっており、これにより、シリコンウエハWを図示しない搬送機に渡したり、搬送機からシリコンウエハWを受け取ったりするとともに、シリコンウエハWをセラミック基板11の加熱面11aに載置して加熱したり、シリコンウエハ19を加熱面11aから50〜2000μm離間させた状態で支持し、加熱することができるようになっている。
また、セラミック基板11に別の貫通孔や凹部を設け、この貫通孔または凹部に先端が尖塔状または半球状の支持ピンを挿入した後、支持ピンをセラミック基板11よりわずかに突出させた状態で固定し、上記支持ピンでシリコンウエハWを支持することにより、加熱面11aから50〜2000μm離間させた状態で加熱してもよい。
なお、遮熱部材22には冷媒導入管26が設けられており、この冷媒導入管26には、図示しない配管を介して空気等の冷媒を導入することより、セラミック基板11の温度や冷却速度等を制御することができるようになっている。
本発明のセラミック基板11では、図1に示したように、抵抗発熱体12が形成された領域Aの内部にシリコンウエハWを載置等する領域が設けられているため、抵抗発熱体12の温度を制御することにより、セラミック基板11表面の温度を均一にすることができ、その結果、シリコンウエハWの温度制御が容易になり、シリコンウエハWを均一に加熱することができる。
なお、図1〜3に示したホットプレートでは、抵抗発熱体12がセラミック基板11の底面11bに設けられているが、抵抗発熱体は、セラミック基板の内部に設けられていてもよい。
この場合にも、図1〜3に示したホットプレートと同様に、抵抗発熱体が形成された領域の内部にシリコンウエハWを載置等する領域を設けることにより、シリコンウエハを均一に加熱することができる。
また、図1、2に示したホットプレート10では、セラミック基板11が支持容器20上部の断熱リング21に嵌合されているが、他の実施の形態においては、セラミック基板が支持容器上部に載置され、ボルト等の固定部材により固定されていてもよい。
抵抗発熱体12のパターンとしては、図1に示した同心円形状のほか、渦巻き形状、偏心円形状、同心円形状と屈曲線形状との組み合わせなどを挙げることができる。
上記ホットプレートにおいて、上記抵抗発熱体からなる回路の数は1以上であれば特に限定されないが、加熱面を均一に加熱するためには、複数の回路が形成されていることが望ましく、複数の同心円状の回路と屈曲線状の回路とを組み合わせたものが好ましい。
上記抵抗発熱体を、セラミック基板の内部に形成する場合、その形成位置は特に限定されないが、セラミック基板の底面からその厚さの60%までの位置に少なくとも1層形成されていることが好ましい。加熱面まで熱が伝搬する間に拡散し、加熱面での温度が均一になりやすいからである。
セラミック基板の内部または底面に抵抗発熱体を形成する際には、金属や導電性セラミックからなる導体ペーストを用いることが好ましい。
即ち、セラミック基板の内部に抵抗発熱体を形成する場合には、グリーンシート上に導体ペースト層を形成した後、グリーンシートを積層、焼成することにより、内部に抵抗発熱体を形成する。一方、表面に抵抗発熱体を形成する場合には、通常、焼成を行って、セラミック基板を製造した後、その表面に導体ペースト層を形成し、焼成することより、抵抗発熱体を形成する。
上記導体ペーストとしては特に限定されないが、導電性を確保するため金属粒子または導電性セラミックが含有されているほか、樹脂、溶剤、増粘剤などを含むものが好ましい。
上記金属粒子としては、例えば、貴金属(金、銀、白金、パラジウム)、鉛、タングステン、モリブデン、ニッケルなどが好ましい。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの金属は、比較的酸化しにくく、発熱するに充分な抵抗値を有するからである。
上記導電性セラミックとしては、例えば、タングステン、モリブデンの炭化物などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これら金属粒子または導電性セラミック粒子の粒径は、0.1〜100μmが好ましい。0.1μm未満と微細すぎると、酸化されやすく、一方、100μmを超えると、焼結しにくくなり、抵抗値が大きくなるからである。
上記金属粒子の形状は、球状であっても、リン片状であってもよい。これらの金属粒子を用いる場合、上記球状物と上記リン片状物との混合物であってよい。
上記金属粒子がリン片状物、または、球状物とリン片状物との混合物の場合は、金属粒子間の金属酸化物を保持しやすくなり、抵抗発熱体とセラミック基板との密着性を確実にし、かつ、抵抗値を大きくすることができるため有利である。
導体ペーストに使用される樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。また、溶剤としては、例えば、イソプロピルアルコールなどが挙げられる。増粘剤としては、セルロースなどが挙げられる。
抵抗発熱体用の導体ペーストをセラミック基板の表面に形成する際には、導体ペースト中に金属粒子のほかに金属酸化物を添加し、金属粒子および金属酸化物を焼結させたものとすることが好ましい。このように、金属酸化物を金属粒子とともに焼結させることにより、セラミック基板と金属粒子とを密着させることができる。
金属酸化物を混合することにより、セラミック基板との密着性が改善される理由は明確ではないが、金属粒子表面や非酸化物からなるセラミック基板の表面は、その表面がわずかに酸化されて酸化膜が形成されており、この酸化膜同士が金属酸化物を介して焼結して一体化し、金属粒子とセラミックとが密着するのではないかと考えられる。また、セラミック基板を構成するセラミックが酸化物の場合は、当然に表面が酸化物からなるので、密着性に優れた導体層が形成される。
上記金属酸化物としては、例えば、酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ素(B)、アルミナ、イットリアおよびチタニアからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
これらの酸化物は、抵抗発熱体の抵抗値を大きくすることなく、金属粒子とセラミック基板との密着性を改善することができるからである。
上記酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ素(B)、アルミナ、イットリア、チタニアの割合は、金属酸化物の全量を100重量部とした場合、重量比で、酸化鉛が1〜10、シリカが1〜30、酸化ホウ素が5〜50、酸化亜鉛が20〜70、アルミナが1〜10、イットリアが1〜50、チタニアが1〜50であって、その合計が100重量部を超えない範囲で調整されていることが好ましい。
これらの範囲で、これらの酸化物の量を調整することにより、特にセラミック基板との密着性を改善することができる。
上記金属酸化物の金属粒子に対する添加量は、0.1重量%以上10重量%未満が好ましい。また、このような構成の導体ペーストを使用して抵抗発熱体を形成した際の面積抵抗率は、1〜45mΩ/□が好ましい。
面積抵抗率が45mΩ/□を超えると、印加電圧量に対して発熱量は大きくなりすぎて、表面に抵抗発熱体を設けたセラミック基板では、その発熱量を制御しにくいからである。なお、金属酸化物の添加量が10重量%以上であると、面積抵抗率が50mΩ/□を超えてしまい、発熱量が大きくなりすぎて温度制御が難しくなり、温度分布の均一性が低下する。
抵抗発熱体がセラミック基板の表面に形成される場合には、抵抗発熱体の表面部分に、金属被覆層が形成されていることが好ましい。内部の金属焼結体が酸化されて抵抗値が変化するのを防止するためである。形成する金属被覆層の厚さは、0.1〜10μmが好ましい。
上記金属被覆層を形成する際に使用される金属は、非酸化性の金属であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、金、銀、パラジウム、白金、ニッケルなどが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、ニッケルが好ましい。
なお、抵抗発熱体をセラミック基板の内部に形成する場合には、抵抗発熱体表面が酸化されることがないため、被覆は不要である。
本発明のセラミック基板は、100℃以上使用することが望ましく、200℃以上で使用することがより望ましい。
上記セラミック基板の材料は特に限定されるものではなく、例えば、窒化物セラミック、炭化物セラミック、酸化物セラミック等が挙げられる。
上記窒化物セラミックとしては、金属窒化物セラミック、例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化チタン等が挙げられる。
また、上記炭化物セラミックとしては、金属炭化物セラミック、例えば、炭化ケイ素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、炭化タンタル、炭化タングステン等が挙げられる。
上記酸化物セラミックとしては、金属酸化物セラミック、例えば、アルミナ、ジルコニア、コージュライト、ムライト等が挙げられる。
これらのセラミックは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのセラミックのなかでは、窒化物セラミック、炭化物セラミックの方が酸化物セラミックに比べて好ましい。熱伝導率が高いからである。
また、窒化物セラミックのなかでは、窒化アルミニウムが最も好適である。熱伝導率が180W/m・Kと最も高いからである。
また、上記セラミック材料は、焼結助剤を含有していてもよい。上記焼結助剤としては、例えば、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、希土類酸化物等が挙げられる。これらの焼結助剤のなかでは、CaO、Y、NaO、LiO、RbOが好ましい。これらの含有量としては、0.1〜20重量%が好ましい。また、アルミナを含有していてもよい。
上記セラミック基板は、明度がJIS Z 8721の規定に基づく値でN4以下のものであることが望ましい。このような明度を有するものが輻射熱量、隠蔽性に優れるからである。また、このようなセラミック基板は、サーモビュアにより、正確な表面温度測定が可能となる。
ここで、明度のNは、理想的な黒の明度を0とし、理想的な白の明度を10とし、これらの黒の明度と白の明度との間で、その色の明るさの知覚が等歩度となるように各色を10分割し、N0〜N10の記号で表示したものである。
そして、実際の測定は、N0〜N10に対応する色票と比較して行う。この場合の小数点1位は0または5とする。
このような特性を有するセラミック基板は、セラミック基板中にカーボンを100〜5000ppm含有させることにより得られる。カーボンには、非晶質のものと結晶質のものとがあり、非晶質のカーボンは、セラミック基板の高温における体積抵抗率の低下を抑制することでき、結晶質のカーボンは、セラミック基板の高温における熱伝導率の低下を抑制することができるため、その製造する基板の目的等に応じて適宜カーボンの種類を選択することができる。
非晶質のカーボンは、例えば、C、H、Oだけからなる炭化水素、好ましくは、糖類を、空気中で焼成することにより得ることができ、結晶質のカーボンとしては、グラファイト粉末等を用いることができる。
また、アクリル系樹脂を不活性雰囲気下で熱分解させた後、加熱加圧することによりカーボンを得ることができるが、このアクリル系樹脂の酸価を変化させることにより、結晶性(非晶性)の程度を調整することもできる。
セラミック基板の形状は、円板形状が好ましく、その直径は、200mm以上が好ましく、250mm以上が最適である。
円板形状のセラミック基板は、温度の均一性が要求されるが、直径の大きな基板ほど温度が不均一になりやすいからである。
セラミック基板の厚さは、50mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましい。また、1〜5mmが最適である。
上記厚さが薄すぎると、高温で加熱する際に反りが発生しやすく、一方、厚過ぎると熱容量が大きく成りすぎて昇温降温特性が低下するからである。
また、セラミック基板の気孔率は、0または5%以下が好ましい。上記気孔率はアルキメデス法により測定する。
高温での熱伝導率の低下、反りの発生を抑制することができるからである。
本発明では、必要に応じて、セラミック基板に熱電対を埋め込んでおくことができる。熱電対により抵抗発熱体の温度を測定し、そのデータをもとに電圧、電流量を代えて、温度を制御することができるからである。
上記熱電対の金属線の接合部位の大きさは、各金属線の素線径と同一か、もしくは、それよりも大きく、かつ、0.5mm以下がよい。このような構成によって、接合部分の熱容量が小さくなり、温度が正確に、また、迅速に電流値に変換されるのである。このため、温度制御性が向上してウエハの加熱面の温度分布が小さくなるのである。
上記熱電対としては、例えば、JIS−C−1602(1980)に挙げられるように、K型、R型、B型、E型、J型、T型熱電対が挙げられる。
上記ホットプレートを用いることにより、半導体ウエハ等の被加熱物の全体を均一な温度に、かつ、所定の温度に加熱することができる。
一方、上述したように、セラミック基板に抵抗発熱体を形成するとともに、上記セラミック基板の内部に静電電極を設けた場合には、静電チャックとして機能する。
上記静電電極に用いる金属としては、例えば、貴金属(金、銀、白金、パラジウム)、タングステン、モリブデン、ニッケルなどが好ましい。また、上記導電性セラミックとしては、例えば、タングステン、モリブデンの炭化物などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
図4(a)は、静電チャックに用いられるセラミック基板を模式的に示す縦断面図であり、(b)は、(a)に示したセラミック基板のA−A線断面図である。この静電チャック用のセラミック基板では、セラミック基板61の内部にチャック正負電極層62、63が埋設され、それぞれスルーホール68と接続され、その電極上にセラミック誘電体膜64が形成されている。
また、セラミック基板61の内部には、抵抗発熱体66とスルーホール68とが設けられ、シリコンウエハ29等の被加熱物を加熱することができるようになっている。なお、セラミック基板61には、必要に応じて、RF電極が埋設されていてもよい。
(b)に示したように、セラミック基板61は、通常、平面視円形状に形成されており、セラミック基板61の内部に、(b)に示した半円弧状部62aと櫛歯部62bとからなるチャック正極静電層62と、同じく半円弧状部63aと櫛歯部63bとからなるチャック負極静電層63とが、互いに櫛歯部62b、63bを交差するように対向して配置されている。
このような構成のセラミック基板が、図1に示した支持容器20と略同じ構造および機能を有する支持容器に嵌め込まれ、静電チャックとして動作する。この際、チャック正極静電層62とチャック負極静電層63とに制御装置内の直流電源から延びた配線の+側と−側を接続し、直流電圧を印加する。
これにより、この静電チャック上に載置されたシリコンウエハWが静電的に吸着されるとともに加熱され、この状態でシリコンウエハWに種々の加工を施すことが可能となる。本発明では、シリコンウエハWが載置される領域の外側に抵抗発熱体66が形成されているので、図1に示したホットプレートの場合と同様、シリコンウエハWを均一に加熱することができる。
図5および図6は、他の静電チャックを構成するセラミック基板の静電電極を模式的に示した水平断面図であり、図5に示す静電チャック用のセラミック基板では、セラミック基板111の内部に半円形状のチャック正極静電層112とチャック負極静電層113が形成されており、図6に示す静電チャック用のセラミック基板では、セラミック基板121の内部に円を4分割した形状のチャック正極静電層122a、122bとチャック負極静電層123a、123bとが形成されている。また、2枚の正極静電層122a、122bおよび2枚のチャック負極静電層123a、123bは、それぞれ交差するように形成されている。
なお、円形等の電極が分割された形態の電極を形成する場合、その分割数は特に限定されず、5分割以上であってもよく、その形状も扇形に限定されない。
また、上述したように、上記セラミック基板の表面にチャックトップ導体層を設け、内部の導体層として、ガード電極やグランド電極を設けた場合には、ウエハプローバとして機能する。
図7は、本発明のウエハプローバを構成するセラミック基板の一実施形態を模式的に示した断面図であり、図8は、その平面図であり、図9は、図7に示したウエハプローバにおけるA−A線断面図である。
このウエハプローバでは、平面視円形状のセラミック基板3の表面に同心円形状の溝7が形成されるとともに、溝7の一部にシリコンウエハを吸引するための複数の吸引孔8が設けられており、溝7を含むセラミック基板3の大部分にシリコンウエハの電極と接続するためのチャックトップ導体層2が円形状に形成されている。
一方、セラミック基板3の内部には、シリコンウエハの温度をコントロールするために、平面視同心円形状の抵抗発熱体51が設けられている。抵抗発熱体51の両端は、スルーホール58およびスルーホールを露出させる袋孔(図示せず)を介して、外部端子(図示せず)が接続、固定されている。
セラミック基板3の内部には、さらに、ストレイキャパシタやノイズを除去するために、図9に示したような格子形状のガード電極5とグランド電極6とが設けられ、これらガード電極5とグランド電極6とは、スルーホール56、57を介して図示しない外部端子等と接続されている。なお、符号52は、電極非形成部を示している。このような矩形状の電極非形成部52をガード電極5の内部に形成しているのは、ガード電極5を挟んだ上下のセラミック基板3をしっかりと接着させるためである。
このような構成のセラミック基板が図1に示したものと略同様の構造の支持容器に嵌め込まれ、ウエハプローバとして動作する。
このウエハプローバでは、セラミック基板3の上に集積回路が形成されたシリコンウエハを載置した後、このシリコンウエハにテスタピンを持つプローブカード等を押しつけ、加熱または冷却しながら電圧を印加して導通テストを行うことができる。
本発明のウエハプローバでも、シリコンウエハが載置される領域(図示せず)の外側に抵抗発熱体51が形成されているので、図1に示したホットプレートと同様、シリコンウエハWを均一に加熱することができる。
次に、本発明の半導体製造・検査装置の製造方法の一例として、ホットプレートの製造方法について説明する。
まず、図10に基づき、底面に抵抗発熱体12が形成されたセラミック基板を用いたホットプレートの製造方法について説明する。
(1)セラミック基板の作製工程
上述した窒化アルミニウムなどの窒化物セラミックに必要に応じてイットリア等の焼結助剤やバインダ等を配合してスラリーを調製した後、このスラリーをスプレードライ等の方法で顆粒状にし、この顆粒を金型などに入れて加圧することにより板状などに成形し、生成形体(グリーン)を作製する。この際、カーボンを含有させてもよい。
次に、生成形体に、必要に応じて、シリコンウエハを運搬するためのリフターピンを挿通する貫通孔15となる部分や熱電対などの測温素子を埋め込むための有底孔14となる部分やシリコンウエハを支持するための支持ピンを挿通するための貫通孔や凹部となる部分等を形成する。焼成後、製造したセラミック基板にドリル等を用いて、有底孔14や貫通孔15を形成してもよい。
次に、この生成形体を加熱、焼成して焼結させ、セラミック製の板状体を製造する。この後、所定の形状に加工することにより、セラミック基板11を作製するが、焼成後にそのまま使用することができる形状としてもよい。加圧しながら加熱、焼成を行うことにより、気孔のないセラミック基板11を製造することが可能となる。加熱、焼成は、焼結温度以上であればよいが、窒化物セラミックでは、1000〜2500℃である。通常、焼成後に、貫通孔15や有底孔14を形成する(図10(a))。
(2)セラミック基板に導体ペーストを印刷する工程
導体ペーストは、一般に、金属粒子、樹脂、溶剤からなる粘度の高い流動物である。この導体ペーストをスクリーン印刷などを用い、抵抗発熱体を設けようとする部分に印刷を行うことにより、導体ペースト層を形成する。また、抵抗発熱体は、セラミック基板全体を均一な温度にする必要があることから、同心円状と屈曲線状とを組み合わせたパターンに印刷することが好ましい。
導体ペースト層は、焼成後の抵抗発熱体12の断面が、方形で、偏平な形状となるように形成することが好ましい。
(3)導体ペーストの焼成
セラミック基板11の底面に印刷した導体ペースト層を加熱焼成して、樹脂、溶剤を除去するとともに、金属粒子を焼結させ、セラミック基板11の底面に焼き付け、抵抗発熱体12を形成する(図10(b))。加熱焼成の温度は、500〜1000℃が好ましい。
導体ペースト中に上述した金属酸化物を添加しておくと、金属粒子、セラミック基板および金属酸化物が焼結して一体化するため、抵抗発熱体とセラミック基板との密着性が向上する。
(4)金属被覆層の形成
抵抗発熱体12表面に、金属被覆層120を設ける(図10(c))。
金属被覆層120は、電解めっき、無電解めっき、スパッタリング等により形成することができるが、量産性を考慮すると、無電解めっきが最適である。
(5)端子等の取り付け
抵抗発熱体12のパターンの端部に電源との接続のための外部端子13を半田層18を介して取り付ける。また、有底孔14に熱電対等の測温素子17を挿入し、ポリイミド等の耐熱樹脂、セラミック等で封止する(図10(d))。
(6)支持容器上への設置
次に、支持容器20の断熱リング21にセラミック基板11をはめ込んだ後、ボルト28、固定金具27等を用いて、セラミック基板11を断熱リング21に固定し、導電線24およびリード線16を遮熱部材22の底面から引き出すことにより、図1に示したような構成のホットプレート10の製造を終了する。
上記ホットプレートを製造する際に、セラミック基板の内部に静電電極を設けることにより静電チャックを製造することができ、また、加熱面にチャックトップ導体層を設け、セラミック基板の内部にガード電極やグランド電極を設けることによりウエハプローバを製造することができる。
セラミック基板の内部に電極を設ける場合には、金属箔等をセラミック基板の内部に埋設すればよい。また、セラミック基板の表面に導体層を形成する場合には、スパッタリング法やめっき法を用いることができ、これらを併用してもよい。
次に、セラミック基板の内部に抵抗発熱体が形成されたホットプレートの製造方法について、図11に基づいて説明する。
(1)セラミック基板の作製工程
まず、窒化物セラミックの粉末をバインダ、溶剤等と混合してペーストを調製し、これを用いてグリーンシートを作製する。
上述したセラミック粉末としては、窒化アルミニウムなどを使用することができ、必要に応じて、イットリア等の焼結助剤を加えてもよい。
また、バインダとしては、アクリル系バインダ、エチルセルロース、ブチルセロソルブ、ポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種が望ましい。
さらに溶媒としては、α−テルピネオール、グリコールから選ばれる少なくとも1種が望ましい。
これらを混合して得られるペーストをドクターブレード法でシート状に成形してグリーンシート500を作製する。
グリーンシート500の厚さは、0.1〜5mmが好ましい。
次に、得られたグリーンシート500に、必要に応じて、シリコンウエハを運搬するためのリフターピンを挿入する貫通孔35となる部分、熱電対などの測温素子を埋め込むための有底孔34となる部分、シリコンウエハを支持する支持ピンを挿入するための貫通孔となる部分、抵抗発熱体を外部の外部端子と接続するためのスルーホールとなる部分380等を形成する。後述するグリーンシート積層体を形成した後、または、上記積層体を形成し、焼成した後に上記加工を行ってもよい。
(2)グリーンシート上に導体ペーストを印刷する工程
グリーンシート上に、金属ペーストまたは導電性セラミックを含む導体ペーストを印刷し、導体ペースト層を形成する。
これらの導電ペースト中には、金属粒子または導電性セラミック粒子が含まれている。
タングステン粒子またはモリブデン粒子の平均粒子径は、0.1〜5μmが好ましい。平均粒子が0.1μm未満であるか、5μmを超えると、導体ペーストを印刷しにくいからである。
このような導体ペーストとしては、例えば、金属粒子または導電性セラミック粒子85〜87重量部;アクリル系、エチルセルロース、ブチルセロソルブ、ポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種のバインダ1.5〜10重量部;および、α−テルピネオール、グリコールから選ばれる少なくとも1種の溶媒を1.5〜10重量部を混合した組成物(ペースト)が挙げられる。
(3)グリーンシートの積層工程
導体ペーストを印刷していないグリーンシート500を、導体ペーストを印刷したグリーンシート500の上下に積層する(図11(a))。
このとき、上側に積層するグリーンシート500の数を下側に積層するグリーンシート500の数よりも多くして、抵抗発熱体の形成位置を底面側の方向に偏芯させる。
具体的には、上側のグリーンシート500の積層数は20〜50枚が、下側のグリーンシート500の積層数は5〜20枚が好ましい。
(4)グリーンシート積層体の焼成工程
グリーンシート積層体の加熱、加圧を行い、グリーンシート内のセラミック粒子および内部の導体ペースト層中の金属を焼結させる(図11(b))。
加熱温度は、1000〜2000℃が好ましく、加圧の圧力は、10〜20MPaが好ましい。加熱は、不活性ガス雰囲気中で行う。不活性ガスとしては、例えば、アルゴン、窒素などを使用することができる。
上述したように、焼成を行った後に、リフターピンを挿通するための貫通孔や測温素子を挿入するための有底孔(図示せず)を設けてもよい。貫通孔や有底孔は、表面研磨後に、ドリル加工やサンドブラストなどのブラスト処理を行うことにより形成することができる。また、内部の抵抗発熱体32と接続するためのスルーホール38を露出させるために袋孔37を形成し(図11(c))、この袋孔37に外部端子33を挿入し、加熱してリフローすることにより、外部端子33を接続する(図11(d))。加熱温度は、半田処理の場合には90〜450℃が好適であり、ろう材での処理の場合には、900〜1100℃が好適である。
さらに、測温素子としての熱電対などを耐熱性樹脂等で封止する。その後、支持容器20の断熱リング21にセラミック基板をはめ込んだ後、ボルト28、固定金具27等を用いて、セラミック基板を断熱リング21に固定し、導電線およびリード線を遮熱部材22の底面から引き出すことにより、ホットプレートの製造を終了する。
このホットプレートでは、その上にシリコンウエハ等を載置するか、または、シリコンウエハ等を支持ピンで保持させた後、シリコンウエハ等の加熱や冷却を行いながら、種々の操作を行うことができる。
上記ホットプレートを製造する際に、セラミック基板の内部に静電電極を設けることにより静電チャックを製造することができ、また、加熱面にチャックトップ導体層を設け、セラミック基板の内部にガード電極やグランド電極を設けることによりウエハプローバを製造することができる。
セラミック基板の内部に電極を設ける場合には、抵抗発熱体を形成する場合と同様にグリーンシートの表面に導体ペースト層を形成すればよい。また、セラミック基板の表面に導体層を形成する場合には、スパッタリング法やめっき法を用いることができ、これらを併用してもよい。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)ホットプレートの製造(図1、10参照)
(1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径1.1μm)100重量部、酸化イットリウム(Y:イットリア、平均粒径0.4μm)4重量部、アクリル系樹脂バインダ12重量部およびアルコールからなる組成物のスプレードライを行い、顆粒状の粉末を作製した。
(2)次に、この顆粒状の粉末を金型に入れ、平板状に成形して生成形体(グリーン)を得た。
(3)加工処理の終わった生成形体を温度:1800℃、圧力:20MPaでホットプレスし、厚さlが3mmの窒化アルミニウム焼結体を得た。
次に、この板状体から直径310mmの円板体を切り出し、セラミック性の板状体(セラミック基板11)とした。
次に、この板状体にドリル加工を施し、半導体ウエハを運搬するためのリフターピンを挿入する貫通孔15、熱電対を埋め込むための有底孔14(直径:1.1mm、深さ:2mm)を形成した(図10(a))。
(4)上記(3)で得た焼結体の底面に、スクリーン印刷にて導体ペーストを印刷した。印刷パターンは、図2に示したような同心円形状のパターンとした。
導体ペーストとしては、プリント配線板のスルーホール形成に使用されている徳力化学研究所製のソルベストPS603Dを使用した。
この導体ペーストは、銀−鉛ペーストであり、銀100重量部に対して、酸化鉛(5重量%)、酸化亜鉛(55重量%)、シリカ(10重量%)、酸化ホウ素(25重量%)およびアルミナ(5重量%)からなる金属酸化物を7.5重量部含むものであった。また、銀粒子は、平均粒径が4.5μmで、リン片状のものであった。
(5)次に、導体ペーストを印刷した焼結体を780℃で加熱、焼成して、導体ペースト中の銀、鉛を焼結させるとともに焼結体に焼き付け、抵抗発熱体12を形成した(図10(b))。銀−鉛の抵抗発熱体12は、その端子部近傍で、厚さが5μm、幅が2.4mm、面積抵抗率が7.7mΩ/□であった。
(6)次に、硫酸ニッケル80g/l、次亜リン酸ナトリウム24g/l、酢酸ナトリウム12g/l、ほう酸8g/l、塩化アンモニウム6g/lを含む水溶液からなる無電解ニッケルめっき浴に上記(5)で作製した焼結体を浸漬し、銀−鉛の抵抗発熱体12の表面に厚さ1μmの金属被覆層120(ニッケル層)を析出させた(図10(c))。
(7)電源との接続を確保するための端子部12aに、スクリーン印刷により、銀−鉛半田ペースト(田中貴金属社製)を印刷して半田層18を形成した。
ついで、半田層18の上に断面がT字形状の外部端子13を載置して、420℃で加熱リフローし、抵抗発熱体の端子部12aに外部端子13を取り付けた。
(8)温度制御のための熱電対を有底孔に挿入し、ポリイミド樹脂を充填し、190℃で2時間硬化させ、底面11bに抵抗発熱体12を有するセラミック基板11を得た。
(9)次に、支持容器20の断熱リング21にセラミック基板11をはめ込んだ後、ボルト28、固定金具27等を用いて、セラミック基板11を断熱リング21に固定し、導電線24およびリード線16を遮熱部材22の底面から引き出すことにより、ホットプレート10の製造を終了した。
本実施例において形成した抵抗発熱体12の最外周の直径は、306mmであり、一方、載置等するシリコンウエハの直径は、300mmであり、抵抗発熱体12が形成された領域の内側に、シリコンウエハを載置する領域が存在する。
なお、本実施例においては、l=3mm、L=3mm、l/20=0.15mmとなる。
(実施例2)静電チャックの製造
(1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径1.1μm)100重量部、イットリア(平均粒径0.4μm)4重量部、アクリル系樹脂バインダ12重量部、分散剤0.5重量部および1−ブタノールとエタノールとからなるアルコール53重量部を混合した組成物を用い、ドクターブレード法を用いて成形することにより厚さ0.47mmのグリーンシートを得た。
(2)次に、このグリーンシートを80℃で5時間乾燥した後、パンチングを行い、抵抗発熱体と外部端子とを接続するためのスルーホール用貫通孔を設けた。
(3)平均粒子径1μmのタングステンカーバイド粒子100重量部、アクリル系バインダ3.0重量部、α−テルピネオール溶媒3.5重量部、分散剤0.3重量部を混合して導電性ペーストAを調製した。また、平均粒子径3μmのタングステン粒子100重量部、アクリル系バインダ1.9重量部、α−テルピネオール溶媒3.7重量部、分散剤0.2重量部を混合して導電性ペーストBを調製した。
(4)グリーンシートの表面に、上記導電性ペーストAをスクリーン印刷法により印刷し、抵抗発熱体を形成した。印刷パターンは、同心円状と屈曲線状とを組み合わせた実施例1と同様のパターンとした。また、他のグリーンシートに図4(b)に示した形状の静電電極パターンからなる導体ペースト層を形成した。
さらに、外部端子を接続するための上記スルーホール用貫通孔に導電性ペーストBを充填した。静電電極パターンは、櫛歯電極(62b、63b)からなり、62b、63bはそれぞれ62a、63aと接続する(図4(b)参照)。
上記処理の終わったグリーンシートに、さらに、タングステンペーストを印刷しないグリーンシートを上側(加熱面側)に34枚、下側(底面側)に13枚積層し、その上に静電電極パターンからなる導体ペースト層を印刷したグリーンシートを積層し、さらにその上にタングステンペーストを印刷していないグリーンシートを2枚積層し、これらを130℃、8MPaの圧力で圧着して積層体を形成した。
(5)次に、得られた積層体を窒素ガス中、600℃で5時間脱脂し、その後、1890℃、圧力15MPaの条件で3時間ホットプレスし、厚さlが3mmの窒化アルミニウム板状体を得た。これを直径219mmの円板状に切り出し、内部に、厚さが5μm、幅が2.4mm、面積抵抗率が7.7mΩ/□の抵抗発熱体32および厚さ6μmのチャック正極静電層62、チャック負極静電層63を有する窒化アルミニウム製の板状体とした。
(6)上記(5)で得たセラミック基板61を、ダイアモンド砥石で研磨した後、マスクを載置し、SiC等によるブラスト処理によって、表面に熱電対のための有底孔(直径:1.2mm、深さ2.0mm)を設けた。
(7)さらに、スルーホールが形成されている部分をえぐり取って袋孔とし、この袋孔にNi−Auからなる金ろうを用い、700℃で加熱リフローしてコバール製の外部端子を接続させ、その後、外部端子に、導電線を有するソケットを取り付けた。
(8)次に、温度制御のための複数の熱電対を有底孔に埋め込み、抵抗発熱体および静電電極62、63を有するセラミック基板61の製造を終了した。
(9)次に、支持容器にセラミック基板61をはめ込んで固定することにより、静電チャックの製造を終了した。
本実施例において形成した抵抗発熱体66の最外周の直径は、215mmであり、一方、載置等するシリコンウエハの直径は、200mmであり、抵抗発熱体12が形成された領域の内側に、シリコンウエハを載置する領域が存在する。
なお、本実施例においては、l=3mm、L=7.5mm、l/20=0.15mmとなる。
(実施例3)ウエハプローバの製造
(1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径1.1μm)100重量部、イットリア(平均粒径0.4μm)4重量部、アクリル系樹脂バインダ12重量部、分散剤0.5重量部および1−ブタノールとエタノールとからなるアルコール53重量部を混合した組成物を用い、ドクターブレード法を用いて成形することにより厚さ0.47mmのグリーンシートを得た。
(2)次に、このグリーンシートを80℃で5時間乾燥した後、パンチングを行い、電極と外部端子とを接続するためのスルーホール用貫通孔を設けた。
(3)平均粒子径1μmのタングステンカーバイド粒子100重量部、アクリル系バインダ3.0重量部、α−テルピネオール溶媒3.5重量部、分散剤0.3重量部を混合して導電性ペーストAを調製した。また、平均粒子径3μmのタングステン粒子100重量部、アクリル系バインダ1.9重量部、α−テルピネオール溶媒3.7重量部、分散剤0.2重量部を混合して導電性ペーストBを調製した。
(4)グリーンシートの表面に、上記導電性ペーストAをスクリーン印刷法により印刷し、格子状のガード電極用印刷層およびグランド電極用印刷層を形成した(図9参照)。
また、外部端子を接続するための上記スルーホール用貫通孔に導電性ペーストBを充填してスルーホール用充填層を形成した。
そして、導電性ペーストが印刷されたグリーンシートおよび印刷がされていないグリーンシートを50枚積層し、130℃、8MPaの圧力で一体化した。
(5)一体化させた積層体を600℃で5時間脱脂し、その後、1890℃、圧力15MPaの条件で3時間ホットプレスし、厚さlが3mmの窒化アルミニウム板状体を得た。この板状体を直径205mmの円状に切り出してセラミック基板とした。なお、スルーホールの大きさは直径0.2mm、深さ0.2mmであった。また、ガード電極、グランド電極の厚さは10μm、ガード電極の焼結体厚み方向での形成位置は、チャック面から1mmのところ、一方、グランド電極の焼結体厚み方向での形成位置は、抵抗発熱体から1.2mmところであった。
(6)上記(5)で得たセラミック基板を、ダイアモンド砥石で研磨した後、マスクを載置し、SiC等によるブラスト処理によって、表面に熱電対取付け用の有底孔およびウエハ吸着用の溝(幅0.5mm、深さ0.5mm)を形成した。
(7)さらに、溝を形成したチャック面に対向する裏面(底面)に導電性ペーストを印刷して抵抗発熱体用の導体ペースト層を形成した。この導電性ペーストは、プリント配線板のスルーホール形成に用いられている徳力化学研究所製のソルベストPS603Dを使用した。すなわち、この導電性ペーストは、銀/鉛ペーストであり、酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ素、アルミナからなる金属酸化物(それぞれの重量比率は、5/55/10/25/5)を銀の量に対して7.5重量%含むものである。
なお、この導電性ペースト中の銀としては、平均粒径4.5μmのリン片状のものを用いた。
(8)底面に導電性ペーストを印刷して回路を形成したセラミック基板を780℃で加熱焼成して、導電ペースト中の銀、鉛を焼結させるとともにセラミック基板に焼き付け、抵抗発熱体を形成した。なお、抵抗発熱体のパターンは、同心円状と屈曲線状とを組み合わせた実施例1と同様のパターンとした。次いで、このセラミック基板を、硫酸ニッケル30g/l、ほう酸30g/l、塩化アンモニウム30g/l、ロッシェル塩60g/lを含む水溶液からなる無電解ニッケルめっき浴中に浸漬して、上記導電性ペーストからなる抵抗発熱体の表面に、さらに厚さ1μm、ホウ素の含有量が1重量%以下であるニッケル層を析出させて抵抗発熱体を肥厚化させ、その後120℃で3時間の熱処理を行った。
こうして得られたニッケル層を含む抵抗発熱体は、厚さが5μm、幅が2.4mm、面積抵抗率が7.7mΩ/□であった。
(9)溝が形成されたチャック面に、スパッタリング法にてTi、Mo、Niの各層を順次積層した。このスパッタリングは、装置として日本真空技術社製のSV−4540を用い、気圧:0.6Pa、温度:100℃、電力:200W、処理時間:30秒〜1分の条件で行い、スパッタリングの時間は、スパッタリングする各金属によって調整した。
得られた膜は、蛍光X線分析計の画像からTiは0.3μm、Moは2μm、Niは1μmであった。
(10)上記(9)で得られたセラミック基板を、硫酸ニッケル30g/l、ほう酸30g/l、塩化アンモニウム30g/l、ロッシェル塩60g/lを含む水溶液からなる無電解ニッケルめっき浴に浸漬して、チャック面に形成されている溝7の表面に、ホウ素の含有量が1重量%以下のニッケル層(厚さ7μm)を析出させ、120℃で3時間熱処理した。
さらに、セラミック基板表面(チャック面側)にシアン化金カリウム2g/l、塩化アンモニウム75g/l、クエン酸ナトリウム50g/l、次亜リン酸ナトリウム10g/lからなる無電解金めっき液に93℃の条件で1分間浸漬して、セラミック基板のチャック面側のニッケルめっき層上に、さらに厚さ1μmの金めっき層を積層してチャックトップ導体層を形成した。
(11)次いで、溝から裏面に抜ける空気吸引孔をドリル加工して穿孔し、さらにスルーホールを露出させるための袋孔を設けた。この袋孔にNi−Au合金(Au81.5wt%、Ni18.4wt%、不純物0.1wt%)からなる金ろうを用い、970℃で加熱リフローさせてコバール製の外部端子を接続させた。また、抵抗発熱体に半田合金(錫9/鉛1)を介してコバール製の外部端子を形成した。その後、外部端子には、導電線を有するソケットを取り付けた。
(12)温度制御のために、複数の熱電対を有底孔に埋め込み(図示せず)、表面にチャックトップ導体層2を、内部にガード電極5およびグランド電極6を有し、底面に抵抗発熱体が形成されたセラミック基板の製造を終了した。
(13)この後、支持容器にセラミック基板をはめ込んで固定することにより、静電チャックの製造を終了した。
本実施例において形成した抵抗発熱体66の最外周の直径は、203mmであり、一方、載置等するシリコンウエハの直径は、200mmであり、抵抗発熱体12が形成された領域の内側に、シリコンウエハを載置する領域が存在する。
なお、本実施例においては、l=3mm、L=1.5mm、l/20=0.15mmとなる。
(実施例4)
本実施例は、実施例1と同様であるが、抵抗発熱体の最外周の直径は、203mm、シリコンウエハの直径は、200mmであり、セラミック基板の厚さlを32mmとした。なお、本実施例においては、l=32mm、L=1.5mm、l/20=1.6mmである。
(実施例5)
本実施例は、実施例1と同様であるが、抵抗発熱体の最外周の直径は、200.5mm、シリコンウエハの直径は、200mmであり、セラミック基板の厚さlを3mmとした。なお、本実施例においては、l=3mm、L=0.25mmであり、l/20=0.15mmである。
(比較例1)
形成する抵抗発熱体の最外周の直径を、290mmに設定し、加熱面に載置等するシリコンウエハの直径300mmよりも小さくしたほかは、実施例1と同様にしてホットプレートを製造した。
実施例1〜5および比較例1に係るセラミック基板について、通電を行って200℃まで加熱し、セラミック基板の加熱面の温度分布を、サーモビュア(日本データム社製 IR62012−0012)を用いて測定した。
その結果、最高温度と最低温度との差が、それぞれ、実施例1の場合は、0.5℃、実施例2の場合は、0.8℃、実施例3の場合は、0.5℃、実施例4の場合は、1.0℃、実施例5の場合は、1.0℃と、その温度差は小さかったのに対し、比較例1の場合には、最高温度と最低温度との差が5.0℃と上記実施例に比べて大きくなっていた。
また、実施例4のように、l/20>Lの場合には、l/20<Lの場合より温度差が大きく、実施例5のように、L<0.5mmの場合には、L>0.5mmの場合より、温度差が大きくなる。
本発明のセラミック基板を用いたホットプレートの一例を模式的に示す断面図である。 図1に示したホットプレートの平面図である。 図1に示すホットプレートを構成するセラミック基板を模式的に示す部分拡大断面図である。 (a)は、本発明のセラミック基板を静電チャックに用いた場合のセラミック基板を模式的に示す縦断面図であり、(b)は、(a)に示したセラミック基板のA−A線断面図である。 セラミック基板に埋設されている静電電極の別の一例を模式的に示す水平断面図である。 セラミック基板に埋設されている静電電極の更に別の一例を模式的に示す水平断面図である。 本発明のセラミック基板をウエハプローバに用いた場合のセラミック基板を模式的に示す断面図である。 図7に示したセラミック基板の平面図である。 図7に示したセラミック基板におけるA−A線断面図である。 (a)〜(d)は、本発明のセラミック基板の製造方法の一例を模式的に示す断面部である。 (a)〜(d)は、本発明のセラミック基板の別の製造方法の一例を模式的に示す断面部である。
符号の説明
2 チャックトップ導体層
3、11、31、61、111、121 セラミック基板
5 ガード電極
6 グランド電極
7 溝
8 吸引孔
10 ホットプレート
11a 加熱面
11b 底面
12、32、51、66 抵抗発熱体
12a 抵抗発熱体端部
13、33 外部端子
14、34 有底孔
15、35 貫通孔
16 リフターピン
17 測温素子
18 半田層
20 支持容器
21 断熱リング
22 遮熱部材
24 導電線
25 ソケット
26 冷媒導入管
27 固定具
28 ボルト
29 ガイド管
37 袋孔
38 スルーホール
62、112、122a、122b チャック静電電極層
63、113、123a、123b チャック負極静電層
52 電極非形成部
61 断熱リング
62 支持容器
62a 本体
62b 基板受け部
62c 底板受け部
64 セラミック誘電体膜
63 金属線
64 底板
64a 貫通孔
65 冷媒導入管
66 導電線
67 柱状部材
69 ガイド管
120 金属被覆層
130 固定部材

Claims (3)

  1. 少なくともその表面または内部に抵抗発熱体が形成されたセラミック基板であって、
    前記抵抗発熱体が形成された領域に相当する表面領域の内側に、半導体ウエハを直接または表面から一定距離離間させて載置する領域が存在することを特徴とするセラミック基板。
  2. 前記抵抗発熱体が形成された表面領域の外縁より0.5mm以上内側に、前記半導体ウエハを直接または表面から一定距離離間させて載置する領域が存在する請求項1に記載のセラミック基板。
  3. 前記抵抗発熱体が形成された表面領域の外縁から前記半導体ウエハを直接または表面から一定距離離間させて載置する領域の外縁までの距離Lと、セラミック基板の厚さlとの関係が、L(mm)>l(mm)/20である請求項1または2に記載のセラミック基板。
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