JP2004253601A - 電子機器 - Google Patents

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健也 西脇
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Abstract

【課題】主に蓋部材の変形等を防止する。
【解決手段】電池を収納する収納室の開口部を開閉する蓋ユニットが、機器本体に回転可能に取り付けられた第1の蓋部材6と、第1の蓋部材6に対して摺動可能であり、摺動により機器本体に対して係脱可能な第2の蓋部材9と、第1の蓋部材および第2の蓋部材を連結させる連結位置と、連結を解除する解除位置との間で移動可能であるとともに、解除位置にあるときに第2の蓋部材とともに移動可能な解除部材11と、第2の蓋部材9又は解除部材11に当接して、第1の蓋部材6に対する第2の蓋部材9の摺動方向への抜けを阻止する抜け止め部材(14f、15f)とを有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器本体内に設けられ、電池等のアクセサリを収納する収納室を有する電子機器に関するものであり、具体的には収納室の開口部を覆う蓋の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラのような小型携帯式の電子機器に電源電池を収める手法には種々の提案がなされている。例えば、カメラ本体のうち撮影時に撮影者が保持するアクショングリップ部の内側を空洞にして、この領域を電池室としているものがあり、この構造は広く普及している。この構造について図10および図11を用いて説明する。
【0003】
図10において、カメラ本体31は、撮影者によって保持されるアクショングリップ部31aを有している。電池蓋32は、電池をカメラ本体31内に出し入れするための開口部を覆う。このカメラは、開口部を覆った状態にある電池蓋32をZ方向にスライドさせてから90度以上回転させることにより、開口部を開くことができるようになっている。
【0004】
図11はカメラの分解斜視図であり、主に電池を収納するための構造を示している。このカメラは4本の単三電池33〜36をカメラ本体31内に収納するタイプである。カメラ本体31は、フロントカバー37およびリアカバー38で構成される。フロントカバー37および電池ホルダ39によって形成されたスペースが、単三電池33〜36を収納するための電池室となる。
【0005】
次に、電池蓋32の構造について説明する。40は単三電池33、36の電極となる第1蓋部材であり、単三電池33、36と接触する接触部40a、40bを有している。第1蓋部材40は、回転軸41を介して電池ホルダ39の軸受部39aに取り付けられ、回転軸41を中心に90度以上回転可能である。
【0006】
42は電池蓋32の外装を構成する第2蓋部材であり、この内側にガイド部42a、42bを有する。ガイド部42a、42bには、第1蓋部材40の摺動部40c、40dが係合しており、摺動部40c、40dはガイド部42a、42bに沿ってZ方向に移動可能となっている。
【0007】
第2蓋部材42に形成された係止部42c、42d、42eは、フロントカバー37に設けられた爪部37a、37b、37cに係合可能となっている。43は単三電池34、35に接触する電極端子であり、ビスによって第2蓋部材42に固定されている。
【0008】
45は解除部材で、第2蓋部材42に設けられた取付溝部42fに配置され、スライドボタン45aがスライド穴部42gを貫通して第2蓋部材42の外部に露出する。スライド穴部42gの長さはスライドボタン45aの長さよりも長くなっているため、スライドボタン45a(解除部材45)はスライド穴部42gの範囲内において移動可能となっている。
【0009】
また、解除部材45のロックピン45b、45cは、第1蓋部材40に形成されたL字状のロック穴部40e、40fにはまり込むようになっている。また、ロックピン45b、45cは、ロック穴部40e、40fから突出してカメラ本体31に係合可能となっている。46はバネで、解除部材45をX軸一方向に常時付勢している。
【0010】
電池蓋32を組み立てる際には、まず解除部材45およびバネ46を第2蓋部材42(取付溝部42f)に配置しておいてから、第1蓋部材40を撓ませながら第2蓋部材42にはめ込むことになる。
【0011】
上述した構成において、解除部材45をロック穴部40e、40fに沿ってX方向にスライドさせると、ロックピン45b、45cおよびカメラ本体1の係合が解除される。これにより、第2蓋部材42を第1蓋部材40に対してZ方向に(ロック穴部40e、40fに沿って)スライドさせることができる。この第2蓋部材42のスライド操作により、係止部42c〜42eと爪部37a〜37cとの係合が解除され、電池蓋32を開くことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した電池蓋の構造では、電池蓋の組立途中において、第1蓋部材40を撓ませながら第2蓋部材42に組み込む必要があるため、第1蓋部材40(電池端子)が変形してしまう恐れがある。同様に、電池蓋の分解時には第1蓋部材40を撓ませながら第2蓋部材42から取り外す必要があるため、このときに第1蓋部材40により第2蓋部材42やスライドボタン45a等を傷つけてしまう恐れがある。
【0013】
この問題を解消するために、例えば第2蓋部材42を2つに分割した構成とし、この分割した2つの部材により第1蓋部材40を挟み込んでからビス等で締結するといった方法も考えられる。
【0014】
しかし、この方法では、従来技術の電池蓋の構造に比べて部品点数や組み立て工数が増加するとともに、ビスで固定するためのスペースが必要になることで電池蓋全体の厚みが厚くなったり、電池蓋全体の大きさが大きくなったりしてしまう。
【0015】
ここで、単三電池のように全長の長い電池を電池室に収納させる場合において、カメラの小型化を図るためには電池蓋の厚みを薄くする必要がある。
【0016】
また、カメラのような携帯性の高い電子機器は、使用中に外部から振動や衝撃を受ける機会が多く、この際に電池と電池端子とが瞬間的に非接触状態となる恐れがある。このように電池および電池端子が非接触状態となり、電源電圧が降下することは、電子機器内部の電子回路や記録情報の保持に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0017】
一方、頻度の高い電池交換作業を容易に行うことができるようにすることは、電子機器の操作性を向上させるために望ましいことである。
【0018】
本発明は、上述した観点から、主に部品点数を増やすことなく、電池蓋の組み立て時に電池蓋の構成部品が変形等したりするのを防止することができる電子機器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電池を収納する収納室と、この収納室のうち電池を出し入れするための開口部を開閉する蓋ユニットとを有する電子機器において、蓋ユニットが、機器本体に回転可能に取り付けられた第1の蓋部材と、この第1の蓋部材に対して摺動可能であり、摺動により機器本体に対して係脱可能な第2の蓋部材と、第1の蓋部材および第2の蓋部材を連結させる連結位置と、この連結を解除する解除位置との間で移動可能であるとともに、解除位置にあるときに第2の蓋部材とともに移動可能な解除部材と、第2の蓋部材又は解除部材に当接して、第1の蓋部材に対する第2の蓋部材の摺動方向への抜けを阻止する抜け止め部材とを有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の1実施形態であるカメラ(電子機器)の外観斜視図を示す。
【0021】
同図において、1はカメラ本体であり、撮影レンズ、シャッタ、撮像媒体(フィルムやCCD等の撮像素子)等の撮影に必要な部材を備えている。1aは撮影時に撮影者によって保持されるアクショングリップ部である。このアクショングリップ部1aの内部には、後述するように電池室が設けられている。
【0022】
2はカメラ本体1の底面に設けられた電池蓋(蓋ユニット)であり、カメラ本体1内に設けられた電池室のうち電池を出し入れするための開口部を覆う。この電池蓋2は、カメラ本体1に対してZ方向に移動可能であるとともに、カメラ本体1に対して回転可能に支持されている。すなわち、後述するように電池蓋2をZ方向に移動させてから回転させることで、電池室の開口部を開くことができる。
【0023】
次に、図2から図9を用いて本実施形態のカメラの内部構造について説明する。
【0024】
図2および図3はカメラの分解斜視図であり、図2はカメラを上方から見た図であり、図3はカメラを下方から見た図である。また、図4から図9は、電池蓋の開閉動作を説明するための図である。なお、これらの図においては、電池室周辺の構造を主に示している。
【0025】
これらの図において、3はカメラ本体1のうち前面側の外装を構成するフロントカバーであり、4はカメラ本体1のうち背面側の外装を構成するリアカバーである。5はカメラ本体1内に配置され、電池16〜19を保持するための電池ホルダである。
【0026】
電池ホルダ5およびフロントカバー3によって形成されたスペースが、電池16〜19を収納するための電池室となる。
【0027】
次に、電池蓋2の構造について詳細に説明する。
【0028】
6は非導電性のモールド樹脂で形成された第1蓋部材であり、回転軸7を介して電池ホルダ5の下端面に形成された軸受部5aに取り付けられている。これにより、第1蓋部材6は、回転軸7を中心に90度以上回転可能となっている。
【0029】
8は回転軸7に貫通して取り付けられた回転バネ(付勢部材)であり、第1蓋部材6を常に一方向(電池蓋2の開き方向)に付勢している。
【0030】
9は電池蓋2の外装を構成する第2蓋部材であり、この内側にガイド溝部9a〜9cを有している。ガイド溝部9a〜9cにはそれぞれ、第1蓋部材6のリブ6a〜6cが係合しており、ガイド溝部9a〜9cとリブ6a〜6cとがZ方向に相対的に摺動可能となっている。
【0031】
また、第2蓋部材9に形成された係止部9d〜9fはそれぞれ、フロントカバー3に設けられた爪部3a〜3cに対して係脱可能となっている。すなわち、第2蓋部材9をフロントカバー3に対してZ方向にスライドさせることにより、係止部9d〜9fおよび爪部3a〜3cを係合させたり、この係合を外したりすることができる。
【0032】
10は第1蓋部材6と第2蓋部材9との間に配置された第1付勢バネ(付勢部材)であり、第2蓋部材9を第1蓋部材6に対して常にZ方向で引き離すように付勢している。
【0033】
11は解除部材で、第2蓋部材9に設けられた取付溝部9gに配置される。解除部材11の一方の面に凸状に形成されたスライドボタン11aは、蓋カバー部9に形成された長穴状のスライド穴部9hを貫通して第2蓋部材9(電池蓋2)の外部に露出する。スライド穴部9hの長さはスライドボタン11aの長さよりも長くなっており、スライドボタン11a(解除部材11)はスライド穴部9hに沿って(X方向に)移動可能となっている。
【0034】
解除部材11の他方の面(スライドボタン11aが形成された面と反対の面)に形成されたロックピン11b、11cはそれぞれ、第1蓋部材6に形成され、X方向に延びるロック溝部6f、6gにはまり込む。
【0035】
電池蓋2を組み立てる際には、まずスライドボタン11aをスライド穴部9hにはめ込むとともに、ロックピン11b、11cをガイド溝部6d、6eにスライドさせながらはめ込んで、ロック溝部6f、6gまで移動させる。同時に、ガイド溝部9a〜9cとリブ6a〜6cを係合させる。
【0036】
このように解除部材11が組み込まれた第2蓋部材9を第1蓋部材6にスライドさせながらはめ込むようにすることで、従来技術のように電池蓋の構成部材を撓ませる必要がなく、容易に電池蓋2を組み立てることができる。しかも、本実施形態では、従来技術で説明したように2つの部材をビス等で連結することもないため、ビス等を取り付けるためのスペースが不要となり、電池蓋2の厚みが厚くなったり、電池蓋2全体の大きさが大きくなったりすることもない。また、電池蓋の組み立て工数が増えることもない。
【0037】
ロック溝部6f、6gは、上述したようにX方向に延びるように形成されているため、ロックピン11b、11cをロック溝部6f、6gに沿って移動させることにより、解除部材11をX方向に移動させることができる。
【0038】
ロックピン11b、11cがロック溝部6f、6gのうちX(+)方向の端部に位置しているときには、ロックピン11b、11cがロック溝部6f、6gの端部側面に当接するため、第1付勢バネ10の付勢力に抗して第2蓋部材9を所定位置(係止部9d〜9fおよび爪部3a〜3cが係合する位置)に保持することができる。
【0039】
11dは解除部材11の一端に形成された検出部であり、解除部材11が後述する第2付勢バネ13からの付勢力を受けることによりスライドボタン11aがスライド穴部9hの一端側(X(+)側)に位置しているときには、電池蓋2から突出して、カメラ本体1に設けられた検出スイッチ12と当接する(図4)。このとき、検出部11dは、カメラ本体1と係合しており、電池蓋2を電池室の開口部を覆った位置(閉じ位置)に保持する。
【0040】
電池蓋2を開くために解除部材11を第2付勢バネ13の付勢力に抗して図4に示す状態からX(−)方向にスライドさせると、図5に示すように検出部11dおよび検出スイッチ12が非接触の状態になるとともに、検出部11dおよびカメラ本体1の係合が解除される。
【0041】
このようにスライドボタン11aの操作に応じて、検出部11dおよび検出スイッチ12を接触状態としたり、非接触状態としたりすることにより、カメラ本体1内に設けられた制御部(不図示)は検出スイッチ12からの信号に基づいて電池蓋2の開閉状態を判別することができる。
【0042】
13は第2蓋部材9と解除部材11の間に配置された第2付勢バネであり、解除部材11をX(+)方向に付勢する。
【0043】
14および15は電池端子であり、カメラ本体1の電池室に収納される単三電池16〜19に接触する電極14a、14bや電極15a、15bを有している。
【0044】
電池端子14、15はそれぞれ、曲げ部14c、14dや曲げ部15c、15dによってバネ性を有しており、電極14a、14b、15a、15bが電池16〜19に対して圧接できるようになっている。
【0045】
これにより、電極14a、14b、15a、15bと電池16〜19との電気的接続の信頼性を高めることができる。特に、カメラ本体1に外部から振動が加わったり、カメラ本体1が落下してカメラ本体1に衝撃が加わったりしたときに、電極14a、14b、15a、15bと電池16〜19とが瞬間的に非接触状態になるのを防止することができる。
【0046】
また、電池端子14、15は、ビス20、21により第1蓋部材6に固定される。このとき、電池端子14、15の位置決め穴部14e、15eが第1蓋部材6の位置決めピン6h、6iと係合し、電池端子14、15のロック部(抜け止め部材)14f、15fが貫通穴部6j、6kと係合する。
【0047】
ロック部14f、15fの長さは、貫通穴部6j、6kの長さよりも長く形成されているため、ロック部14f、15fは貫通穴部6j、6kから突出して、第1蓋部材6の表面を摺動する解除部材11に当接可能となる。
【0048】
ここで、第2蓋部材9は、第1付勢バネ10の付勢力を受けることにより第1蓋部材6に対してZ(+)方向に移動可能となっているが、第2蓋部材9に組み込まれた解除部材11がロック部14f、15fに当接することで第2蓋部材9のZ(+)方向の移動、すなわち第1蓋部材6に対する第2蓋部材9(解除部材11)の抜けを阻止している。なお、第2蓋部9をロック部14f、15fに当接させて、第2蓋部9の抜けを阻止することもできる。
【0049】
これにより、第2蓋部材9(解除部材11)は、第1蓋部材6に対してZ方向で所定量、摺動可能となる。
【0050】
本実施形態では、ロック部14f、15fが電池端子14、15に一体的に形成されているが、ロック部14f、15fを単一の部材で構成してもよい。但し、本実施形態のように、ロック部14f、15fを電池端子14、15と一体形成することにより、部品点数や電池蓋2の組み立て工数を減らすことができる。
【0051】
一方、電池ホルダ5のうち第1蓋部材6と対向する面にも電池端子14、15と同様の電池端子が設けられている。このように本実施形態では、電池室のうち互いに向かい合う位置に電池端子が設けられているため、カメラの電源電池として単三電池を用いることができる。なお、電池室の一方に電池端子を設けることで、一端にのみ端子が設けられた電池を使用することもできる。
【0052】
次に、上述した構成のカメラにおいて、電池蓋2の開閉動作について説明する。まず、電池蓋2を開いて電池室に電池16〜19を収納する操作について説明する。
【0053】
電池蓋2が電池室の開口部を閉じた状態(図4、図7)にあるとき、解除部材11は第2付勢バネ12によりX(+)方向に付勢されており、スライドボタン11aがスライド穴部9hの一端側(連結位置)に位置している。このとき、解除部材11の検出部11dが検出スイッチ12に接触しているとともに、カメラ本体1に係合している。これにより、電池蓋2は、図4(図7)に示す状態に保持されている。
【0054】
電池室の開口部を開くために、操作者は指でスライドボタン11aを図4のX(―)方向へスライドさせて、スライド穴部9hの他端側(解除位置)まで移動させる(図5)。これにより、解除部材11の検出部11dが検出スイッチ12と非接触状態になるとともに、カメラ本体1との係合が解除される。このとき、第2蓋部材9は、第1付勢バネ10の付勢力を受けてZ(+)方向に移動可能な状態となっている。
【0055】
検出部11dおよび検出スイッチ12が非接触状態になると、制御部が検出スイッチ12からの出力に基づいて電池蓋2の状態を判別する。すなわち、制御部は、検出スイッチ12からの出力に基づいて、スライドボタン11aが操作されて電池蓋2が開かれる可能性があることを判断する。
【0056】
これにより、制御部は、電池蓋2が開けられる前に必要な処理を行う。
【0057】
そして、図5に示す状態から指でスライドボタン11aを押さえたまま、第2蓋部材9をZ(+)方向へ摺動させる(図6、図8)。これにより、係止部9d〜9fと爪部3a〜3cとの係合が外れる。このとき、第1付勢バネ10からの付勢力を受けている第2蓋部材9は、解除部材11がロック部14f、15fに当接した位置で保持される。
【0058】
図6(図8)に示す状態でスライドボタン11aから指を離すと、電池蓋2は回転バネ8の付勢力を受けて回転軸7を中心に回転して、電池室の開口部を開く(図9)。これにより、電池室内に電池16〜19を収納することができる。
【0059】
このように係止部9d〜9fと爪部3a〜3cとの係合を解除すれば、後は回転バネ8の付勢力により電池蓋2は自動的に開くため、電池蓋2を開く操作が容易となる。
【0060】
このとき、第2蓋部材9は第1付勢バネ10からの付勢力を絶えず受けているため、解除部材11がロック部14f、15fに当接した位置に保持され、第1蓋部材6に対してずれたままとなっている。
【0061】
次に、電池室の閉じ動作について説明する。
【0062】
電池蓋2が開き状態(図9)にあるとき、操作者は、電池16〜19を正しい向きにしてから電池室に挿入する。そして、電池蓋2を指で押して90度以上回転させることにより電池室の開口部を閉じる(図6、図8)。
【0063】
このとき、第2蓋部材9は第1付勢バネ10により付勢された位置にあるため、係止部9d〜9fが爪部3a〜3cに衝突することはない。また、第1蓋部材6の先端は、電池室(フロントカバー3)の内壁に対して所定のクリアランスを保った状態にあるため、電池蓋2を閉じる際に第1蓋部材6の先端が電池室に衝突することもない。このため、電池蓋2をスムーズに閉じることができる。
【0064】
電池蓋2が図6(図8)の状態にあるときには、第2蓋部材9が第1付勢バネ10の付勢力を受けることでカメラ本体1(電池室の開口部)に対してずれた位置にある。
【0065】
図6の状態において、第2蓋部材9をZ(−)方向に移動させると、係止部9d〜9fが爪部3a〜3cに係合するとともに、解除部材11のロックピン11b、11cがガイド溝部6d、6eに沿って移動してロック溝部6f、6gまで移動する。
【0066】
ここで、係止部9d〜9fが爪部3a〜3cに係合することにより、単三電池16〜19に対する電極14a、14b、15a、15bの接触圧(バネ圧)や、回転バネ8の付勢力に抗して第2蓋部材9(電池蓋2)を閉じ状態に保持することができる。また、ロックピン11b、11cがロック溝部6f、6gに移動すると、解除部材11が第2付勢バネ13の付勢力を受けることで図5のX(+)方向に自動的に移動して図4に示す状態となる。
【0067】
このとき、検出部11dが電池蓋2から突出して検出スイッチ12を押し込むことにより、制御部において電池蓋2が完全に閉じていることを検出することができる。制御部は、検出スイッチ12からの出力に基づいて電池蓋2が完全に閉じていることを検出すると、カメラを動作可能な状態とする。
【0068】
電池蓋2が図4に示す状態にあるときには、解除部材11が連結位置にあり、電池蓋2から指を離したり、指で第2蓋部材9をZ(+)方向に移動させようとしたりしても、ロックピン11b、11cがロック溝部6f、6gの側面に当接するため、第2蓋部材9はZ(+)方向に移動することはなく、図4(図7)に示す状態に保持される。
【0069】
再び電池蓋2を開けたい場合は、操作者は再び上述した電池蓋2の開き操作を行えばよい。
【0070】
以上説明した実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0071】
〔発明1〕 電池を収納する収納室と、この収納室のうち前記電池を出し入れするための開口部を開閉する蓋ユニットとを有する電子機器において、
前記蓋ユニットが、
機器本体に回転可能に取り付けられた第1の蓋部材と、
この第1の蓋部材に対して摺動可能であり、摺動により前記機器本体に対して係脱可能な第2の蓋部材と、
前記第1の蓋部材および前記第2の蓋部材を連結させる連結位置と、この連結を解除する解除位置との間で移動可能であるとともに、前記解除位置にあるときに前記第2の蓋部材とともに移動可能な解除部材と、
前記第2の蓋部材又は前記解除部材に当接して、前記第1の蓋部材に対する前記第2の蓋部材の摺動方向への抜けを阻止する抜け止め部材とを有することを特徴とする電子機器。
【0072】
上記発明1によれば、第1の蓋部材に対して第2の蓋部材(解除部材)を摺動させるだけで組み込むことができ、従来技術のように蓋部材を撓ませる必要がない。そして、第2の蓋部材又は解除部材に当接する抜け止め部材を設けることにより、第1の蓋部材に対する第2の蓋部材の抜けを阻止することができる。
【0073】
〔発明2〕 前記第1の蓋部材が非導電性材料で形成されており、
前記第1の蓋部材に設けられ、前記収納室に収納された電池に接触する電池端子を有することを特徴とする前記発明1に記載の電子機器。
【0074】
〔発明3〕 前記抜け止め部材および前記電池端子が一体的に形成されていることを特徴とする前記発明2に記載の電子機器。
【0075】
〔発明4〕 前記電池端子がバネ性を有しており、前記電池収納室に収納された電池に対して圧接することを特徴とする前記発明2又は3に記載の電子機器。
【0076】
〔発明5〕 前記第2の蓋部材を、前記機器本体との係合を外す方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする前記発明1に記載の電子機器。
【0077】
〔発明6〕 前記解除部材を前記連結位置の方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする前記発明1に記載の電子機器。
【0078】
〔発明7〕 前記第1の蓋部材を、前記蓋ユニットの開き方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする前記発明1に記載の電子機器。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の蓋部材に対して第2の蓋部材を摺動させるだけで組み込むことができるため、従来技術のように蓋部材を撓ませる必要がなく、蓋部材の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるカメラの外観斜視図。
【図2】本実施形態であるカメラの分解斜視図(上面)。
【図3】本実施形態であるカメラの分解斜視図(下面)。
【図4】電池蓋の作動状態を示す横断面図(閉じ状態)。
【図5】電池蓋の作動状態を示す横断面図(開き途中の状態)。
【図6】電池蓋の作動状態を示す横断面図(開き途中の状態)。
【図7】電池蓋の作動状態を示す縦断面図(閉じ状態)。
【図8】電池蓋の作動状態を示す縦断面図(開き途中の状態)。
【図9】電池蓋の作動状態を示す縦断面図(開き状態)。
【図10】従来技術であるカメラの外観斜視図。
【図11】従来技術であるカメラの分解斜視図。
【符号の説明】
1・・・カメラ本体
1a・・・アクショングリップ
2・・・電池蓋
3・・・フロントカバー
3a、3b、3c・・・爪部
4・・・リアカバー
5・・・電池ホルダー
5a・・・軸受部
6・・・第1蓋部材
6a、6b、6c・・・リブ
6d、6e・・・ロック溝部
6f、6g・・・スライド溝部
6h、6i・・・位置決めピン
6j、6k・・・貫通穴部
7・・・回転軸
8・・・回転バネ
9・・・第2蓋部材
9a、9b、9c・・・ガイド溝部
9d、9e、9f・・・係止部
9g・・・取付溝部
9h・・・スライド穴部
10・・・第1付勢バネ
11・・・解除部材
11a・・・スライドボタン
11b、11c・・・ロックピン
11d・・・検出部
12・・・検出スイッチ
13・・・第2付勢バネ
14・・・電池端子
14a、14b・・・電極
14c、14d・・・曲げ部
14e・・・位置決め穴部
14f・・・ロック部
15・・・電池端子
15a、15b・・・電極
15c、15d・・・曲げ部
15e・・・位置決め穴部
15f・・・ロック部
16、17、18、19・・・単三電池
20、21・・・ビス
31・・・カメラ本体
31a・・・アクショングリップ部
32・・・電池蓋
33、34、35、36・・・単三電池
37・・・フロントカバー
37a、37b、37c・・・爪部
38・・・リアカバー
39・・・電池ホルダー
39a・・・軸受部
40・・・第1蓋部材
40a、40b・・・接触部
40c、40d・・・摺動部
40e、40f・・・ロック穴部
41・・・回転軸
42・・・第2蓋部材
42a、42b・・・ガイド溝部
42c、42d、42e・・・係止部
42f・・・取付溝部
42g・・・スライド穴部
43・・・電極
44・・・ビス
45・・・解除部材
45a・・・スライドボタン
45b、45c・・・ロックピン
46・・・バネ

Claims (1)

  1. 電池を収納する収納室と、この収納室のうち前記電池を出し入れするための開口部を開閉する蓋ユニットとを有する電子機器において、
    前記蓋ユニットが、
    機器本体に回転可能に取り付けられた第1の蓋部材と、
    この第1の蓋部材に対して摺動可能であり、摺動により前記機器本体に対して係脱可能な第2の蓋部材と、
    前記第1の蓋部材および前記第2の蓋部材を連結させる連結位置と、この連結を解除する解除位置との間で移動可能であるとともに、前記解除位置にあるときに前記第2の蓋部材とともに移動可能な解除部材と、
    前記第2の蓋部材又は前記解除部材に当接して、前記第1の蓋部材に対する前記第2の蓋部材の摺動方向への抜けを阻止する抜け止め部材とを有することを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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