JP2004251206A - 可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法および装置 - Google Patents

可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法および装置 Download PDF

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Yasuyuki Ota
康之 太田
Makoto Nakasaki
信 中崎
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Abstract

【課題】可変バルブタイミング機構(VVT)付きエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価できるバルブクリアランス評価方法および装置を提供する。
【解決手段】VVTによる回転位相変更の前後で、振動検出手段2によりエンジン1の振動を検出してバルブ振動信号を抽出すると共に、クランク角度算出手段12によりクランク角度を算出して、振動ピーク分布把握手段13によりバルブ振動信号の振動ピーク分布をそれぞれ把握し、その両者を振動ピーク分布記憶手段14、15に記憶してバルブ特定手段16で比較して各バルブを特定し、その特定した各バルブの振動ピーク発生タイミングと、データベース18に格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとをバルブクリアランス特定手段17で照合して、各バルブのバルブクリアランスを特定して評価する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのバルブクリアランス評価方法および装置に関し、より詳しくはクランク軸に対するカム軸の回転位相を調整して吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング機構を備えるエンジンのバルブクリアランス評価方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のバルブクリアランス評価装置として、例えば、エンジンの各バルブの近傍における振動を検出して、その検出したエンジン振動信号から対応するバルブの駆動に関連するバルブ振動信号を抽出し、さらに、エンジンコントロールユニットからのカム角検出信号およびクランク角検出信号と予め入力されたカムプロフィールデータとに基づいて各バルブに対応するカム開閉ランプ部およびバルブリフト部の範囲を示すカムシャフトタイミングを検出して、これらバルブ振動信号とカムシャフトタイミングとの相関に基づいてバルブクリアランスを評価するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、近年では、エンジンのクランク軸の回転を吸気バルブ若しくは排気バルブの開閉を行うカムのカム軸に伝達する伝達手段に、クランク軸に対するカム軸の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構(以下、「VVT」とも言う)を介在させ、エンジンの運転状況に基づいてVVTを制御することにより、エンジン運転状態に応じて吸気バルブ若しくは排気バルブのバルブ開閉タイミングを連続的に変更するVVT付きエンジンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
図4乃至図6は、従来提案されているVVTの概略構成を示すもので、図5は図4のI−I断面図で、VVTの最進角状態を示しており、図6は同じく図4のI−I断面図で、VVTの最遅角状態を示している。このVVT100は、オイルフロー制御弁(以下、「OCV」と略記する)101を有する油圧駆動式のもので、エンジンを制御する電子制御装置によりエンジン運転状態に応じてOCV101の駆動を制御して油圧を切り換え、これによりエンジンのクランク軸の回転を受ける吸気カムプーリ103と吸気カム軸105とを相対回動させて、クランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)を連続的に変更して、吸気カム軸105に設けられた吸気カム105a、105bによる各吸気バルブの開閉タイミングを制御するようにしたものである。
【0005】
吸気カム軸105は、シリンダヘッド107およびベアリングキャップ(図示せず)間において回転自在に支持されており、吸気カム軸105の先端部には、3つのベーン109aを有するベーンロータ109がボルト111により一体に回転可能に取り付けられている。
【0006】
また、吸気カムプーリ103には、ハウジング113およびハウジングカバー115がボルト117により一体に回転可能に取り付けられていると共に、吸気カムプーリ103の外周には、クランク軸の回転を伝達するタイミングベルトを掛け渡すための外歯103aが多数形成されている。
【0007】
吸気カム軸105は、ハウジングカバー115を貫通して回動自在に配設されており、この吸気カム軸105に固設されたベーンロータ109の各ベーン109aは、吸気カムプーリ103と一体のハウジング113に形成された3つの扇状空間部119に回動自在に収納されている。各扇状空間部119は、それぞれベーン109aによって進角室119aと遅角室119bとに区画されている。
【0008】
進角室119aは、それぞれベーンロータ109、吸気カム軸105、シリンダヘッド107に形成された進角側オイル通路109b、105b、121を介してOCV101のAポート101aに連通され、また、遅角室119bは、それぞれベーンロータ109、吸気カム軸105、シリンダヘッド107に形成された遅角側オイル通路109c、105c、123を介してOCV101のBポート101bに連通されている。
【0009】
また、OCV101は、更に、オイルパン125からオイルポンプ127、オイルフィルタ129を介してオイルすなわち所定の油圧が供給されるオイル供給通路131に接続するオイル供給ポート101cと、2つのドレイン通路133、135にそれぞれ連通するドレインポート101d、101fとを有しており、4つのランドおよび各ランド間に形成された3つのパッセージを有するスプール101gを軸方向に往復動させることにより、Aポート101a、Bポート101bと、オイル供給ポート101c、ドレインポート101dまたは101fとを選択的に連通させるようになっている。
【0010】
すなわち、このOCV101は4方向制御弁となっており、電子制御装置により例えばリニアソレノイドに供給する電流を制御してスプール101gを軸方向に往復移動させることにより、各進角室119a、遅角室119bに供給する油圧の大きさを調整するようになっている。
【0011】
かかる構成のVVT100は、エンジン運転状態に基づいて設定された目標バルブタイミング(回転位相目標値)に対し、基準クランク角に対する吸気カム位置の回転位相、すなわちクランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)が遅角しているときは、電子制御装置からOCV101に出力する電流値を増大することにより、クランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)を進角させるように制御される。
【0012】
すなわち、OCV101への電流値の増加により、スプール101gが図5に示すように左方向に移動し、これによりAポート101aとオイル供給ポート101cとが連通して、VVT100の進角室119aが進角側オイル通路109b、105b、121、OCV101を介してオイル供給通路131に連通すると共に、Bポート101bとドレインポート101fとが連通して、VVT100の遅角室119bが遅角側オイル通路109c、105c、123、OCV101を介してドレイン通路135に連通する。
【0013】
この結果、VVT100の進角室119aにオイルが供給されて進角室119aに作用する油圧が上昇すると共に、遅角室119b内のオイルのドレインにより遅角室119bに作用する油圧が低下して、図5に示すようにベーンロータ109が時計方向に回動する。これにより吸気カムプーリ103に対する吸気カム軸105の回転位相、すなわちクランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)が進角化して、吸気カム軸105の吸気カム105a、105bによって駆動される各吸気バルブの開閉タイミングが進角する。
【0014】
逆に、目標バルブタイミングに対し、クランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)が進角しているときは、電子制御装置からOCV101に出力する電流値を減少することにより、クランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)を遅角させるように制御される。
【0015】
すなわち、OCV101への電流値の減少により、スプール101gが図6に示すように右方向に移動し、これによりAポート101aとドレインポート101dとが連通して、VVT100の進角室119aが進角側オイル通路109b、105b、121、OCV101を介してドレイン通路133に連通すると共に、Bポート101bとオイル供給ポート101cとが連通して、VVT100の遅角室119bが遅角側オイル通路109c、105c、123、OCV101を介してオイル供給通路131に連通する。
【0016】
その結果、VVT100の進角室119a内のオイルのドレインにより進角室119aに作用する油圧が低下すると共に、遅角室119bにオイルが供給されて遅角室119bに作用する油圧が上昇する。これにより図6に示すようにベーンロータ109が反時計方向に回動して、吸気カムプーリ103に対する吸気カム軸105の回転位相、すなわちクランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)が遅角化し、吸気カム軸105の吸気カム105a、105bによって駆動される各吸気バルブの開閉タイミングが遅角する。
【0017】
従って、エンジン運転状態に基づいて設定される回転位相目標値(目標変位角度)である目標バルブタイミングに対し、クランク軸に対する吸気カム軸105の回転位相(変位角度)が収束するように、VVT100をフィードバック制御することにより、例えばエンジンが低負荷低回転状態にあるアイドル時においては、吸気バルブの開閉タイミングを遅角化して排気バルブと吸気バルブとのオーバラップを減少させてアイドル回転の安定化を図ることができ、また、高負荷運転時には、吸気バルブの開閉タイミングを進角して排気バルブと吸気バルブとのオーバラップを増加させて掃気効率を向上させることによりエンジン出力の向上を図ることができ、さらにアイドル等の低回転を除く低、中負荷運転時には、燃費向上に最適なバルブタイミングを得ることができる。
【0018】
なお、上記の説明では、吸気バルブの開閉タイミングを制御するようにしたが、排気バルブの開閉タイミングあるいは吸気バルブ及び排気バルブの双方の開閉タイミングを制御するようにしたものも提案されている。
【0019】
【特許文献1】
特開2001−21455号公報(段落番号0010、図1)
【特許文献2】
特開2001−65374号公報(段落番号0015〜0028、図2〜図4)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されているバルブクリアランス評価装置では、評価対象のエンジンがVVTを有する場合には、VVTによるクランク軸に対するカム軸の回転位相(変位角度)を、例えば基準位相(変位角度0度)に固定した状態でバルブクリアランスを評価するようにしている。
【0021】
ここで、カム1回転のカムリフトによるバルブリフト期間は、図7に示すように、バルブクリアランス(V/C)が小さいときは、バルブが早めに開いて遅く閉じるために長くなり、バルブクリアランスが大きいときは、バルブが遅れて開いて早めに閉じるために短くなる。
【0022】
このため、バルブクリアランス評価装置で検出されるバルブ振動信号は、バルブクリアランスに応じて開および閉の振動ピークの発生タイミングが変化することになる。しかも、多気筒エンジンでは、各バルブのバルブクリアランスにバラツキがあるため、開または閉のタイミングが近接する二個のバルブ間で、バルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングが、図8に示すように離れて現れる場合と、図9に示すように重なって現れる場合とがある。
【0023】
従来のバルブクリアランス評価装置では、振動ピーク発生タイミングが図8に示すように離れて現れた場合には、それらの振動ピーク発生タイミングがどのバルブのものであるかを特定できるので、バルブクリアランスを正確に評価できるが、図9に示すように重なって現れた場合には、その振動ピーク発生タイミングがどのバルブのものであるかを特定できないため、バルブクリアランスを正確に評価できず、信頼性が低下することが懸念される。
【0024】
このようなことから、近年、VVTを有するエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価できる評価方法および装置の開発が望まれている。
【0025】
本発明は、上記要望に応えるべくなされたもので、その第1の目的は、可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価できるバルブクリアランス評価方法を提供することにある。
【0026】
さらに、本発明の第2の目的は、上記の評価方法を簡単かつ安価な構成で実施できる信頼性の高いバルブクリアランス評価装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成する請求項1に記載の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法の発明は、クランク軸に対するカム軸の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構により吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法において、上記可変バルブタイミング機構に対する上記カム軸の回転位相変更指令の前後で、上記エンジンからの発生音またはエンジンの振動をそれぞれ検出して、該検出信号から各バルブの開閉に関連するバルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングを検出する工程と、上記検出した回転位相変更指令の前後における振動ピーク発生タイミングの比較に基づいて各バルブを特定する工程と、上記特定した各バルブの振動ピーク発生タイミングと各バルブについてバルブクリアランス毎に予め求めた振動ピーク発生タイミングとを照合して各バルブのバルブクリアランスを特定する工程とを有することを特徴とする。
【0028】
請求項1の発明によると、可変バルブタイミング機構に回転位相変更指令を与えてカム軸の回転位相を変更するので、例えば回転位相変更指令前のカム軸の回転位相では、二個のバルブの開または閉の振動ピーク発生タイミングが重なっていても、回転位相変更指令によりクランク軸に対するカム軸の回転位相を進角または遅角させることで、回転位相変更指令後のカム軸の回転位相では、一方のバルブの開または閉の振動ピーク発生タイミングを移動させることができる。従って、回転位相変更指令の前後において、エンジンからの発生音またはエンジンの振動の検出信号に基づいてそれぞれ検出したバルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングを比較すれば、それらの振動ピーク発生タイミングから各バルブを正確に特定することができるので、その特定した各バルブの振動ピーク発生タイミングと、各バルブについてバルブクリアランス毎に予め求めた振動ピーク発生タイミングとを照合することにより各バルブのバルブクリアランスを特定でき、可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価することが可能となる。
【0029】
上記第2の目的を達成する請求項2に記載の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置の発明は、クランク軸に対するカム軸の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構により吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置において、上記エンジンの振動を検出する振動検出手段と、上記振動検出手段からのエンジン振動信号を処理して上記バルブの開閉に関連するバルブ振動信号を抽出する信号処理手段と、上記エンジンからのクランク角検出信号および気筒判別信号に基づいて上記エンジンのクランク角度を算出するクランク角度算出手段と、上記信号処理手段で抽出されるバルブ振動信号および上記クランク角度算出手段で算出されるクランク角度を入力してバルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングを表わす振動ピーク分布を把握する振動ピーク分布把握手段と、上記可変バルブタイミング機構に対する上記カム軸の回転位相変更指令の前後において、上記振動ピーク分布把握手段で把握される振動ピーク分布をそれぞれ記憶する振動ピーク分布記憶手段と、上記振動ピーク分布記憶手段に記憶された上記回転位相変更指令の前後における振動ピーク分布を比較して各バルブを特定するバルブ特定手段と、各バルブについてのバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングを予め格納するデータベースと、上記バルブ特定手段で特定された各バルブの振動ピーク発生タイミングと上記データベースに格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとを照合して各バルブのバルブクリアランスを特定するバルブクリアランス特定手段とを有することを特徴とする。
【0030】
請求項2の発明によると、クランク角度算出手段、振動ピーク分布把握手段、振動ピーク分布記憶手段、バルブ特定手段、データベース、およびバルブクリアランス特定手段は、例えばパーソナルコンピュータで構成できるので、簡単かつ安価な構成で、請求項1の発明と同様に、可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価でき、信頼性の向上が図れる。また、特に、請求項2の発明においては、エンジンの振動からバルブ振動信号を抽出するので、エンジン音からバルブ振動信号を抽出する場合に比べて、インジェクタ音、ベルト擦れ音、ダイナモ回転音等の外乱に影響されることなく、バルブ振動信号をより正確に抽出することが可能となる。従って、各バルブのバルブクリアランスをより正確に特定できるので、評価精度をより高めることが可能となる。
【0031】
請求項3に記載の発明は、請求項2の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置において、上記バルブ特定手段から上記回転位相変更指令を出力するよう構成したことを特徴とする。
【0032】
請求項3の発明によると、バルブ特定手段から可変バルブタイミング機構に対してカム軸の回転位相変更指令を出力するので、例えばエンジンの生産過程において各バルブのバルブクリアランスを評価することが可能となる。
【0033】
請求項4に記載の発明は、請求項2または3の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置において、上記バルブクリアランス特定手段での特定結果を表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0034】
請求項4の発明によると、各バルブのバルブクリアランスが表示手段に表示されるので、簡単かつ迅速にバルブクリアランスを評価することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による可変バルブタイミング機構(以下「VVT」と略記する)付きエンジンのバルブクリアランス評価方法および装置の実施の形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0036】
図1は本発明の実施の形態によるVVT付きエンジンのバルブクリアランス評価装置の概略構成を示すブロック図、図2はその要部の動作を説明するためのフローチャート、図3(a)および(b)は回転位相変更指令による振動ピーク発生タイミングの移動態様を示す図である。
【0037】
本実施の形態では、図1に示すように、評価対象のVVT付き多気筒エンジン1に振動検出手段である振動センサ2を取り付け、エンジン1に燃料を供給してエンジン1を実際に回転させるか、あるいはエンジン1を図示しないモータにより回転させて、エンジン1の所定の複数サイクルにおけるエンジン振動を検出する。
【0038】
振動センサ2から出力される振動検出信号は、増幅器3で増幅した後、高域通過フィルタ(HPF)4及び低域通過フィルタ(LPF)5を有する信号処理手段6に供給して、バルブの開閉に関連する周波数帯域の順次のバルブ振動信号を抽出し、その抽出したバルブ振動信号をパーソナルコンピュータ(PC)11に取り込む。
【0039】
また、エンジン1に付設されたクランク角センサ、カム角センサから出力されるクランク角検出信号、およびカム角検出信号、点火信号、噴射信号等の気筒判別信号も、PC11に取り込む。なお、カム角検出信号により直接的に気筒判別できる場合、或いは、クランク角検出信号およびカム角検出信号の入力パターンにより気筒判別できる場合は、点火信号、噴射信号の入力は不要であり、クランク角検出信号、およびカム角検出信号を入力する。この場合は、カム角検出信号、或いはクランク角検出信号とカム角検出信号とが気筒判別信号に対応する。また、車両にVVT付きエンジン1が搭載されている場合は、エンジン1を制御する電子制御装置からクランク角データ(クランク角検出信号に対応する)および気筒判別データ(気筒判別信号に対応する)をPC11に取り込むようにしてもよい。
【0040】
PC11には、クランク角度算出手段であるクランク角度算出部12、振動ピーク分布把握手段である振動ピーク分布把握部13、振動ピーク分布記憶手段である2個の振動ピーク分布記憶部14、15、バルブ特定手段であるバルブ特定部16、バルブクリアランス特定手段であるバルブクリアランス特定部17、データベースであるデータベース部18、および表示手段であるバルブクリアランス特定結果表示部19を設け、バルブ特定部16からエンジン1のVVTに対してカム軸の回転位相変更指令を出力してVVTの駆動を制御するようにする。
【0041】
なお、本実施の形態では、エンジン1が、吸気バルブを駆動する吸気カム軸および排気バルブを駆動する排気カム軸のそれぞれに対応するVVTを有する場合には、いずれか一方のVVTのみをバルブ特定部16により駆動制御する。
【0042】
エンジン1からのクランク角検出信号および気筒判別信号は、クランク角度算出部12に供給してクランク角度を算出し、その算出したクランク角度を振動ピーク分布把握部13に供給する。
【0043】
また、信号処理手段6で抽出される順次のバルブ振動信号は、振動ピーク分布把握部13に供給し、ここでバルブ振動信号の振動ピークにおけるクランク角度算出部12からのクランク角度すなわち振動ピーク発生タイミングを表わす振動ピーク分布を把握して、その把握した振動ピーク分布を振動ピーク分布記憶部14または15に格納する。
【0044】
本実施の形態では、バルブ特定部16からVVTに対して回転位相変更指令を出力しないとき、すなわちVVTのOFF時は、クランク軸に対するカム軸の回転位相(変位角度)を、例えば基準位相(変位角度0度)状態として、その状態で把握した振動ピーク分布を振動ピーク分布記憶部14に格納する。
【0045】
また、バルブ特定部16からVVTに対して回転位相変更指令を出力したとき、すなわちVVTのON時は、クランク軸に対するカム軸の回転位相(変位角度)を、例えば最進角または最遅角状態として、その状態で把握した振動ピーク分布を振動ピーク分布記憶部15に格納する。
【0046】
バルブ特定部16では、振動ピーク分布記憶部14、15に格納された回転位相変更指令の前後における振動ピーク分布を比較し、その比較結果に基づいて各バルブを特定して、特定したバルブ情報とともにその振動ピーク発生タイミングをバルブクリアランス特定部17に供給する。
【0047】
本実施の形態では、バルブクリアランス特定部17に供給するバルブ毎の振動ピーク発生タイミングとして、バルブ特定部16からの回転位相変更指令により開閉タイミングが制御されるバルブについては、振動ピーク分布記憶部15に格納されたVVTのON時の回転位相における対応する振動ピーク発生タイミングを供給し、回転位相変更指令により開閉タイミングが制御されないバルブについては、例えば振動ピーク分布記憶部14に格納されたVVTのOFF時の対応する振動ピーク発生タイミングを供給する。
【0048】
一方、データベース部18には、予め実験或いはシミュレーションやカムプロフィールから得られたデータに基づいて、各バルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングを格納しておく。ただし、バルブ特定部16からの回転位相変更指令により開閉タイミングが制御されるバルブについては、VVTのON時の回転位相におけるバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングを格納する。
【0049】
バルブクリアランス特定部17では、バルブ特定部16からの各バルブの振動ピーク発生タイミングと、データベース部18に格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとを照合して、各バルブのバルブクリアランスを特定し、その特定結果をバルブクリアランス特定結果表示部19に表示して、エンジン1の各バルブクリアランスを評価する。
【0050】
以下、図1に示した評価装置の動作を、図2および図3を参照して説明する。
【0051】
図2に示すように、先ず、評価対象のVVT付きエンジン1を回転させながら、VVTのOFF状態での振動ピークの発生タイミングを振動ピーク分布把握部13で把握して振動ピーク分布記憶部14に格納する(ステップS1)。
【0052】
次に、VVTに対して回転位相変更指令を与えて、VVTのON状態での振動ピークの発生タイミングを振動ピーク分布把握部13で把握して振動ピーク分布記憶部15に格納する(ステップS2)。
【0053】
ここで、VVTのOFF状態で、図3(a)に示すように二つの振動ピークが重なる場合において、一方の振動ピークに対応するバルブが、バルブ特定部16によるVVTの駆動により開閉タイミングが制御されるバルブのときは、VVTのONによって、その振動ピークの発生タイミングが図3(b)に示すように移動して、二つの振動ピークは離間することになる。
【0054】
その後、バルブ特定部16において、振動ピーク分布記憶部14、15に格納されている回転位相変更指令の前後における振動ピーク分布を比較して、各振動ピークについてその発生タイミングがVVTの動作に伴って移動したか否かを判断する(ステップS3)。
【0055】
ここで、振動ピークが移動した場合(YESの場合)には、その振動ピークはVVTにより回転位相が変更されたバルブの振動ピークであると判断して、その発生タイミングから何番目の気筒のバルブかを特定して、その特定したバルブの情報と振動ピーク発生タイミングの情報とをバルブクリアランス特定部17に供給する(ステップS4)。
【0056】
これに対して、振動ピークが移動しない場合(NOの場合)には、その振動ピークはVVTにより回転位相が変更されないバルブの振動ピークであると判断して、その発生タイミングから何番目の気筒のバルブかを特定して、その特定したバルブの情報と振動ピーク発生タイミングの情報とをバルブクリアランス特定部17に供給する(ステップS5)。
【0057】
その後、バルブクリアランス特定部17では、バルブ特定部16から供給される特定されたバルブ毎の振動ピーク発生タイミングと、データベース部18に格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとを照合して、各バルブのバルブクリアランスを特定し、その特定結果をバルブクリアランス特定結果表示部19に表示する(ステップS6)。
【0058】
このように、本実施の形態では、評価対象のVVT付きエンジン1を回転させながら、VVTに対してカム軸の回転位相変更指令を与えて回転位相を進角または遅角させるようにしたので、例えば回転位相変更指令前では二個のバルブの開および/または閉の振動ピーク発生タイミングが重なっていても、回転位相変更指令後では、一方のバルブの開または閉の振動ピーク発生タイミングを移動させることができる。
【0059】
従って、バルブ特定部16において、振動ピーク分布記憶部14、15に格納される回転位相変更指令前後の振動ピーク分布を比較することにより、それらの振動ピーク発生タイミングから各バルブを正確に特定することができるので、バルブクリアランス特定部17において、バルブ特定部16で特定された各バルブの振動ピーク発生タイミングと、データベース部18に格納されている各バルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとを照合することにより各バルブのバルブクリアランスを特定でき、これによりVVT付きエンジン1のバルブクリアランスを常に正確に評価でき、信頼性を向上することができる。
【0060】
また、クランク角度算出部12、振動ピーク分布把握部13、振動ピーク分布記憶部14、15、バルブ特定部16、バルブクリアランス特定部17、データベース部18、およびバルブクリアランス特定結果表示部19は、PC11で構成したので、装置全体を簡単かつ安価にできると共に、バルブ特定部16によりVVTの駆動を制御するので、例えばエンジン1の生産過程において各バルブのバルブクリアランスを評価することができる。しかも、特定した各バルブのバルブクリアランスがバルブクリアランス特定結果表示部19に表示されるので、バルブクリアランスを簡単かつ迅速に評価することができる。
【0061】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、振動センサ2でエンジン1の振動を検出してバルブの開閉に関連するバルブ振動信号を抽出するようにしたが、マイクロフォンでエンジン1の発生音を検出し、その検出信号からバルブの開閉に関連するバルブ振動信号を抽出することもできる。
【0062】
また、上記実施の形態では、エンジン1が、吸気バルブ用のVVTと排気バルブ用のVVTとを有する場合には、いずれか一方のVVTのみを駆動するようにしたが、両方のVVTを進角または遅角の同一位相方向に、あるいは一方のVVTは進角方向に、他方のVVTは遅角方向に同時に駆動するようにして、その駆動の前後の振動ピーク発生タイミングから各バルブを特定するようにすることもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明による可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法によれば、可変バルブタイミング機構によるカム軸の回転位相の変更前後で、エンジン発生音またはエンジン振動からバルブ振動の振動ピーク発生タイミングをそれぞれ検出して、それらの比較に基づいて各バルブを特定するようにしたので、各バルブを確実に特定してエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価することができる。
【0064】
また、本発明による可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置によれば、可変バルブタイミング機構によるカム軸の回転位相変更の前後において、振動検出手段によりエンジンの振動を検出して、その振動信号から信号処理手段によりバルブ振動信号を抽出すると共に、エンジンからのクランク角検出信号及び気筒判別信号に基づいてクランク角度算出手段によりクランク角度を算出して、振動ピーク分布把握手段によりバルブ振動信号の振動ピーク分布をそれぞれ把握し、これら回転位相変更前後における振動ピーク分布を振動ピーク分布記憶手段に記憶してバルブ特定手段により両者を比較することにより各バルブを特定するようにしたので、正確な振動ピーク分布を把握でき、各バルブを確実に特定することができる。
【0065】
従って、特定された各バルブの振動ピーク発生タイミングと、データベースに格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとをバルブクリアランス特定手段で照合することにより、各バルブのバルブクリアランスを特定でき、これにより可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランスを常に正確に評価でき、信頼性を向上することができる。
【0066】
しかも、クランク角度算出手段、振動ピーク分布把握手段、振動ピーク分布記憶手段、バルブ特定手段、データベース、およびバルブクリアランス特定手段は、例えば一つのパーソナルコンピュータで構成できるので、装置全体を簡単かつ安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるVVT付きエンジンのバルブクリアランス評価装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施の形態の要部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す振動ピーク分布把握部で把握されるVVTの回転位相変更指令による振動ピーク発生タイミングの移動態様を示す説明図である。
【図4】従来提案されているVVTの概略構成を一部断面で示す図である。
【図5】図4のI−I断面図で、VVTの最進角状態を示す図である。
【図6】同じく、図4のI−I断面図で、VVTの最遅角状態を示す図である。
【図7】バルブクリアランスと、カム1回転のカムリフトによるバルブリフト期間およびバルブ振動信号との関係を示す図である。
【図8】バルブ振動信号の振動ピークの発生態様を示す図である。
【図9】同じく、バルブ振動信号の振動ピークの発生態様を示す図である。
【符号の説明】
1 可変バルブタイミング機構(VVT)付きエンジン
2 振動センサ(振動検出手段)
3 増幅器
4 高域通過フィルタ(HPF)
5 低域通過フィルタ(LPF)
6 信号処理手段
11 パーソナルコンピュータ(PC)
12 クランク角度算出部(クランク角度算出手段)
13 振動ピーク分布把握部(振動ピーク分布把握手段)
14、15 振動ピーク分布記憶部(振動ピーク分布記憶手段)
16 バルブ特定部(バルブ特定手段)
17 バルブクリアランス特定部(バルブクリアランス特定手段)
18 データベース部(データベース)
19 バルブクリアランス特定結果表示部(表示手段)

Claims (4)

  1. クランク軸に対するカム軸の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構により吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法において、
    上記可変バルブタイミング機構に対する上記カム軸の回転位相変更指令の前後で、上記エンジンからの発生音またはエンジンの振動をそれぞれ検出して、該検出信号から各バルブの開閉に関連するバルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングを検出する工程と、
    上記検出した回転位相変更指令の前後における振動ピーク発生タイミングの比較に基づいて各バルブを特定する工程と、
    上記特定した各バルブの振動ピーク発生タイミングと各バルブについてバルブクリアランス毎に予め求めた振動ピーク発生タイミングとを照合して各バルブのバルブクリアランスを特定する工程と、
    を有することを特徴とする可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価方法。
  2. クランク軸に対するカム軸の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構により吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブの開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置において、
    上記エンジンの振動を検出する振動検出手段と、
    上記振動検出手段からのエンジン振動信号を処理して上記バルブの開閉に関連するバルブ振動信号を抽出する信号処理手段と、
    上記エンジンからのクランク角検出信号および気筒判別信号に基づいて上記エンジンのクランク角度を算出するクランク角度算出手段と、
    上記信号処理手段で抽出されるバルブ振動信号および上記クランク角度算出手段で算出されるクランク角度を入力してバルブ振動信号の振動ピーク発生タイミングを表わす振動ピーク分布を把握する振動ピーク分布把握手段と、
    上記可変バルブタイミング機構に対する上記カム軸の回転位相変更指令の前後において、上記振動ピーク分布把握手段で把握される振動ピーク分布をそれぞれ記憶する振動ピーク分布記憶手段と、
    上記振動ピーク分布記憶手段に記憶された上記回転位相変更指令の前後における振動ピーク分布を比較して各バルブを特定するバルブ特定手段と、
    各バルブについてのバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングを予め格納するデータベースと、
    上記バルブ特定手段で特定された各バルブの振動ピーク発生タイミングと上記データベースに格納されている対応するバルブに関するバルブクリアランス毎の振動ピーク発生タイミングとを照合して各バルブのバルブクリアランスを特定するバルブクリアランス特定手段と、
    を有することを特徴とする可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置。
  3. 上記バルブ特定手段から上記回転位相変更指令を出力するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置。
  4. 上記バルブクリアランス特定手段での特定結果を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項2または3に記載の可変バルブタイミング機構付きエンジンのバルブクリアランス評価装置。
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