JP2004250880A - 防水シート接合装置及び接合方法 - Google Patents

防水シート接合装置及び接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防水シートのしわを除いてシール性の高い溶着を行う。
【解決手段】トンネル掘進機2内で円筒状に巻き立てられた新設防水シート5と既設防水シート6との周方向に延びる重合部7を接合する防水シート接合装置1であって、テールフレーム8の内周に沿って形成された防水シート受けフレーム9と、その内周に沿って円筒状に巻き立てられた新設防水シート5と既設防水シート6との重合部に沿って移動しながらその重合部を溶着する溶着装置11と、その進行方向前方に位置し溶着装置11による溶着に先行して新設防水シート5を防水シート受けフレーム9の内周面に向かって押し付けてしわ伸ばしを行う防水シートしわ取り装置12とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル掘進機内で巻き立てられた新設防水シートと既設防水シートとの周方向に延びる重合部を接合する防水シート接合装置及び接合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トンネル掘進機は、トンネル内に組み立てられたセグメントにシールドジャッキを介して反力を得て、その先端に設けられたカッタで切羽を切削しながら掘進するようになっている。
【0003】
一般に、セグメントは円筒状に組み立てられている。セグメントは、軸方向及び周方向に所定の寸法で分割されており、各セグメントを接合することによって円筒状となっている。
【0004】
よって、組み立てられたセグメント間には、継目ができ、地下水が浸入することとなるため、セグメント間に止水シールを設けて止水するようになっている。しかしながら、実際のところは、施工精度によって、目開きや目違い等が発生し漏水が発生してしまうことがある。
【0005】
そのため、セグメントの外周側に裏込材を設けて、シール効果を高めるようにしてはいるが、裏込材の劣化等により完全な密閉はできず、以後のメンテナンスが大変であった。
【0006】
そこで、近年、セグメントの外周面全体に防水シートを巻き立て、セグメントと地盤とを遮断することで、防水を図る方法が提案されている。
【0007】
上述の防水シートの敷設は、以下に示すような手順で行われる。
【0008】
まず、新設する防水シートを既設防水シートに接合代分重ねて、テールフレーム等に沿って円筒状に展張する。そして、巻き立てた新設防水シートを所定の径(セグメントの外周径と略同径)に拡径する。このとき、新設防水シートの巻立て長さを、既設防水シートの巻立て長さに合わせると共に、新設防水シートと既設防水シートのラップ代を所定の幅に調整する。
【0009】
その後、新設防水シートを展張した状態のままで支持して、防水シートの周方向に延びる接合部を溶着装置によって熱溶着して、新設防水シートと既設防水シートとが接合される。
【0010】
以上の工程を繰り返し行うことによって、セグメント組立てとシールド掘進と共に、防水シートが順次継ぎ足されて、セグメントの外周面に敷設されることとなる。
【0011】
従来、展張した新設防水シートの支持は、図13に示すような、防水シート固定装置101にて為されていた。この防水シート固定装置101は、トンネル掘進機のテールフレーム102の内部に設けられたリング状のフレーム103に放射状に複数取り付けられている。防水シート固定装置101は、テールフレーム102の径方向外側に延びる押さえジャッキ104を備え、その押さえジャッキ104の外周側先端には防水シート押さえ板105が設けられている。押さえジャッキ104の両側部には、当該押さえジャッキ104のローリングを防止するためのローリング防止ガイド106が設けられている。
【0012】
この防水シート固定装置101で、新設防水シート107を外側に付勢して、テールフレーム102の内側に設けられた円筒状の防水シート受けフレーム108の内周面に押し付けて、防水シート押さえ板105と防水シート受けフレーム108とで新設防水シート107を挟み込んで固定するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−220998号公報(図3)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の防水シート固定装置101では、新設防水シート107を固定する際に、隣接する防水シート押さえ板105間に隙間109が発生してしまう。防水シート押さえ板105を円周方向に大きくしたとしても、放射状に複数設けられた押さえジャッキ104が径方向に伸縮するために、隙間109は少なからず発生してしまう。
【0015】
そのため、この隙間109部分で、弛み(新設防水シートの下部)や張り(新設防水シートの上部)が発生して、溶着時にしわとなりシール性能に悪影響を及ぼしてしまうといった問題があった。
【0016】
そこで、本発明は上記問題を解決するために案出されたものであって、その目的は、防水シートのしわを除いてシール性の高い溶着を行うことができる防水シート接合装置及び接合方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トンネル掘進機で組み立てられるセグメントの外周面に防水シートを敷設すべくトンネル掘進機内で円筒状に巻き立てられた新設防水シートと既設防水シートとの周方向に延びる重合部を接合する防水シート接合装置であって、テールフレームの内周に沿って形成された防水シート受けフレームと、その防水シート受けフレームの内周に沿って円筒状に巻き立てられた新設防水シートと上記既設防水シートとの重合部に沿って移動しながらその重合部を溶着する溶着装置と、その溶着装置の進行方向前方に位置し上記溶着装置による溶着に先行して上記新設防水シートを上記防水シート受けフレームの内周面に向かって押し付けて上記新設防水シートのしわ伸ばしを行う防水シートしわ取り装置とを備えた防水シート接合装置である。
【0018】
上記構成によれば、溶着装置の進行方向前方に、新設防水シートのしわ伸ばしを行う防水シートしわ取り装置を設けたことによって、溶着に先行してしわ取りを行った後に溶着を行うことができるので、しわのない確実な防水シートの溶着を行うことができる。よってシール性の高い防水シートを形成することができる。
【0019】
そして、請求項2の発明は、上記防水シートしわ取り装置の近傍に、上記新設防水シートのトンネル掘進機軸方向の位置決めを行う防水シートガイド機構が設けられた請求項1記載の防水シート接合装置である。
【0020】
また、請求項3の発明は、上記防水シートしわ取り装置が、板材を無端状に連結させてなる無限軌道を有する請求項1または2いずれかに記載の防水シート接合装置である。
【0021】
さらに、請求項4の発明は、トンネル掘進機で組み立てられるセグメントの外周面に防水シートを敷設すべくトンネル掘進機内で巻き立てられた新設防水シートと既設防水シートとの周方向に延びる重合部を接合する防水シートの接合方法であって、テールフレームの内周に沿って形成された円筒状の防水シート受けフレームの内周に沿って新設防水シートを円筒状に巻き立て、その新設防水シートを上記防水シート受けフレームの内周面に向かって押し付けて防水シートのしわ取りを先行して行った後に、上記新設防水シートと上記既設防水シートとの重合部を溶着するようにした防水シートの接合方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は本発明に係る防水シート接合装置の好適な実施の形態を示した要部拡大断面図、図2は図1のA線矢視図、図3は本発明に係る防水シート接合装置を備えたトンネル掘進機を示した断面図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図3のV−V線断面図、図6は図3のVI−VI線断面図、図7は図3のVII−VII線断面図である。
【0024】
まず、本発明に係る防水シート接合装置の構成を説明する。
【0025】
図3に示すように、かかる防水シート接合装置1は、トンネル掘進機2の後部で組み立てられるセグメント3の外周面に防水シート4を敷設すべく、セグメント3の組み付け前にトンネル掘進機2内で新設防水シート5を円筒状に巻き立てた後に、その新設防水シート5と既設防水シート6との周方向に延びる重合部7を溶着接合するものである。
【0026】
図1及び図2に示すように、接合装置1は、テールフレーム8の内周に沿って形成され円筒状に巻き立てられた新設防水シート5をその外周から覆う防水シート受けフレーム9と、その防水シート受けフレーム9の内周に沿って円筒状に巻き立てられた新設防水シート5と既設防水シート6との重合部7に沿って移動しながら、その重合部7を溶着する溶着装置11と、その溶着装置11の進行方向前方に位置し溶着装置11による溶着に先行して新設防水シート5を防水シート受けフレーム9の内周面に向かって押し付けて新設防水シート5のしわ伸ばしを行う防水シートしわ取り装置12とを備えたことを特徴とする。
【0027】
防水シート受けフレーム9は、その内径が、組み立てられたセグメント3の外径に防水シート4の厚さを足した長さと略同一となるように、テールフレーム8の厚さを中心側に厚くして形成されている。新設される防水シート5は、この防水シート受けフレーム9に沿って展張されて固定されるために、常に同一径で巻き立てることができる。
【0028】
なお、防水シート受けフレーム9の内周面に、巻き立てられた新設防水シート5が滑るのを防止するための滑り止め機構を設けてもよい。この滑り止め機構は、防水シート受けフレーム9の表面にゴム材等の摩擦力の大きい材料を塗布または接着して形成される。なお、防水シート受けフレーム9の内周面を、滑り難いように表面加工してもよい。滑り止め機構は、新設防水シート5を周方向に滑るのを防止し、トンネル掘進機の軸方向には、移動を許容するように構成されるのが好ましい。これは、溶着時に新設防水シート5が防水シート受けフレーム9からずれるのを防止するためと、溶着終了後にトンネル掘進機2が前方に掘進する際に、新設防水シート5の外周面と防水シート受けフレーム9の内周面が摺動するためである。
【0029】
溶着装置11は、新設防水シート5と既設防水シート6との円周状重合部7を溶着接合する周方向接合装置14と、新設防水シート5の円周方向両端同士がラップする直線状重合部(図示せず)を接合する軸方向接合装置(図示せず)とから構成されている。なお、この溶着装置11は、特開2002−285792号公報にて開示された接合装置と同等のものである。
【0030】
具体的には、軸方向接合装置は、直線状重合部を加熱する加熱手段と、この加熱手段にて加熱された新設防水シート5の重合部を押圧する押圧手段とを有する溶着装置を、直線状重合部に沿って、トンネル掘進機2の軸方向に移動自在に設けて構成されている。
【0031】
周方向接合装置14は、図1に示すように、既設防水シート6と新設防水シート5との間に挿入されその重合部7を加熱する加熱接合端子15と、その加熱接合端子15で加熱された防水シート4の重合部7を径方向外側の防水シート受けフレーム9へ押し付ける押付ローラ16とを備えている。
【0032】
加熱接合端子15は、熱コテにて構成されており、その押付ローラ16側端部が断面鋭角状に形成されており、その両側で重合部7の新設防水シート5の外周面と既設防水シート6の内周面とに接触して加熱するようになっている。加熱接合端子15と押付ローラ16は、重合部7と同等のトンネル掘進機の軸方向幅を有している。押付ローラ16は、加熱接合端子15に隣接して配置されており、加熱後の新設防水シート5及び既設防水シート6を防水シート受けフレーム9側へと同時に押し付けて溶着するようになっている。
【0033】
これら加熱接合端子15と押付ローラ16は、防水シート受けフレーム9の内周面に沿って移動する支持フレーム17に取り付けられている。支持フレーム17の防水シート受けフレーム9側には走行用ローラ18が設けられている。支持フレーム17は、防水シート受けフレーム9の内側に設けられた第一旋回リング(図2、図3及び図6参照)19に固定されており、この第一旋回リング19が回転することによって、支持フレーム17に支持された加熱接合端子15と押付ローラ16とが回転移動するようになっている。
【0034】
第一旋回リング19は、新設防水シート5の巻立て位置の後方に配置されており、その径方向内方に設けられた第一旋回リング受けローラ(図3及び図6参照)21に回転可能に支持されている。この第一旋回リング受けローラ21は、リング状の第一旋回リング支持フレーム(図3及び図6参照)22から径方向外側に延びて設けられたシールドジャッキ支持フレーム23に固定された複数の第一旋回リング支持プレート(図3及び図6参照)20の先端に設けられている。
各第一旋回リング受けローラ21は、それらの外側端部が、第一旋回リング19の内周面に接するようにそれぞれ配置されている。シールドジャッキ支持フレーム23は、円周方向に所定ピッチで複数設けられたシールドジャッキ(図6参照)24が位置する部分が切り欠かれており、その切り欠き部分でシールドジャッキ24を囲んで固定する。
【0035】
第一旋回リング支持フレーム22はトンネル掘進機2の断面方向に設けられたフレーム(図3及び図4参照)25から後方に延出して取り付けられた複数の梁部材(図3乃至図5参照)26の後端に支持されている。フレーム25の中心部近傍には、複数の穴27が形成されており、土砂排出管等の各種機器が貫通するようになっている。フレーム25には、シールドジャッキ24が貫通するジャッキ穴28が複数形成されており、シールドジャッキ24の前端近傍を支持するようになっている。
【0036】
防水シートしわ取り装置12は、防水シート4の溶着時の溶着装置11の進行方向前方(図1中、上側)に隣接して配置されている。防水シートしわ取り装置12は、板材31を無端状に連結させてなる無限軌道32を有している。板材31の外周側表面には、滑り止めのゴム層が設けられている。なお、ゴム層の代わりに、板材31の外周側表面を滑り難いように表面加工してもよい。無限軌道32は、トンネル掘進機2の軸方向に延びて形成されて、軸方向に複数並列されており、並列された無限軌道32全体で新設防水シート5と同等の幅を有して前端から後端までの全てのしわを一斉に取り除くようになっている。無限軌道32の内部には、両端のスプロケット33間の板材31を、防水シート受けフレーム9の内周面に向かってガイドするガイド部材34が設けられている。ガイド部材34は、その先端が、防水シート受けフレーム9の内周面と略同径の円弧状に形成されており、スプロケット33間に架け渡される板材31が直線状になろうとするのを、内側から押し付けて防水シート受けフレーム9の内周面と同径の円弧状にガイドして、防水シート4に全面接触させて、そのしわを確実に除去するためのものである。無限軌道32には、スプロケット33が溶着時の進行方向にのみ回転するようにラチェット等の逆回転防止機構を備えている。
【0037】
無限軌道32の進行方向前方(図1中、上側)には、この無限軌道32を支持するための支持ロッド35が設けられている。支持ロッド35は、第一旋回リング19と、これと対向して設けられた第二旋回リング(図2乃至図5参照)36とに架け渡されて回転自在に設けられている。支持ロッド35には、片持ちロッド37が複数設けられており、その先端に各無限軌道32が支持されている。支持ロッド35には、トンネル掘進機2の径方向に延びる他の片持ちロッド38を介して伸縮シリンダ39の先端が接続されている。この伸縮シリンダ39は、その基端側が第一旋回リング19と第二旋回リング36にそれぞれ固定されており、伸縮シリンダ39の伸縮によって、支持ロッド35が回転し、無限軌道32が新設防水シート5に対して接触・離反するようになっている。
【0038】
なお、本実施の形態では、防水シートしわ取り装置12として無限軌道32が設けられているが、これに限られるものではない。例えば、単なる金属等からなるローラや表面にゴム層が形成されたローラ或いはゴムにて全体が構成されたローラ等であってもよい。
【0039】
第二旋回リング36は、新設防水シート5の巻立て位置の前方に配置されており、その径方向内方に設けられた第二旋回リング受けローラ(図3及び図5参照)41に回転可能に支持されている。この第二旋回リング受けローラ41は、リング状のフレーム25に固定された複数の第二旋回リング支持プレート(図3及び図5参照)43の先端に設けられている。各第二旋回リング受けローラ41は、それらの外側端部が、第二旋回リング36の内周面に接するようにそれぞれ配置されている。
【0040】
フレーム25の前方(図3中、左側)には、第一旋回リング19及び第二旋回リング36を回転させるための旋回リング回転用モータ44が設けられている。旋回リング回転用モータ44は、フレーム前方のシールドフレームの内周面(本実施の形態では、中折れ連結部45の内周面)に固定されており、その回転軸46が、フレーム25に形成されたモータ用穴47を貫通して、後方の第一旋回リング19付近まで延出している。第一旋回リング19は、回転軸46の後端に設けられた第一ギヤ機構48によって駆動され、第二旋回リング36は、回転軸46の途中に設けられた第二ギヤ機構49によって駆動される。第一ギヤ機構48と第二ギヤ機構49とは同等のギヤ比を有しており、第一旋回リング19と第二旋回リング36とが同期回転するようになっている。
【0041】
フレーム25の後方(図3中、右側)には、巻立て前の新設防水シートである防水シートロール51を回転自在に支持する防水シートロール受け52が設けられている。防水シートロール受け52は、フレーム25から後方に延びた片持ちロッドにて構成されている。本実施の形態では、防水シートロール受け52は、高さ方向の略中間部に位置するシールドジャッキ24の側部に形成されており、防水シートロール51から、隣接するシールドジャッキ24間を通って外周側へと、新設防水シート5が引き出されるようになっている。
【0042】
図1及び図2に示すように、無限軌道32を俯仰させる伸縮シリンダ39の外周側(図1中、右側)には、新設防水シート5の巻立て時に、当該新設防水シート5の先端部を支持する巻立てアーム53が設けられている。この巻立てアーム53は、第一旋回リング19と第二旋回リング36との間に架け渡されて支持されており、溶着時の進行方向前端(図1中、上側)、すなわち巻立て時の進行方向後端に新設防水シート5の先端部分を挿入して狭持する支持溝54が形成されている。
【0043】
巻立て時には、巻立てアーム53にて新設防水シート5の先端を支持して、旋回リング回転用モータ44を駆動させて、溶着装置11及び防水シートしわ取り装置12と共に巻立てアーム53を防水シート受けフレーム9の内周に沿って一回転させて、新設防水シート5を防水シートロール51から引き出して、防水シート受けフレーム9の内周に一周させる。
【0044】
このとき、トンネル掘進機2の上部では、巻き立てられた新設防水シート5が重力によって垂れ下がろうとする。そのため、巻き立てられた新設防水シート5を支持するガイドローラ55が複数設けられている。ガイドローラ55は、フレーム25の後部に設けられた支持アーム(図3及び図4参照)56と、後方のシールドジャッキ支持フレーム23の外周端に設けられた支持ブラケット(図3及び図6参照)57との間に架け渡されて支持されている。支持アーム56は、隣接するシールドジャッキ24間にそれぞれ一つずつ設けられており、その先端で二股に分かれて二本のガイドローラ55を支持するようになっている。なお、図4において、旋回リング回転用モータ44の回転軸46部分には支持アーム56を図示していないが、これは、前方に位置する第二ギヤ機構49を図示しているためで、実際には支持アーム56が設けられて、ガイドローラ55が支持されている。
【0045】
また、このガイドローラ55は、トンネル掘進機2の下部近傍では設けられていない。これは、新設防水シート5は、下部では防水シート受けフレーム9側に接触しており、垂れ下がることはないからである。
【0046】
溶着装置11と防水シートしわ取り装置12のトンネル軸方向前後には、図2に示すように、新設防水シート5の巻立て位置をトンネル掘進機の軸方向にて規制する防水シートガイド機構としてガイド枠58が設けられている。このガイド枠58は、第一旋回リング19及び第二旋回リング36から新設防水シート5の巻立て位置に向かって延出して固定されてたプレート58a,58bにて構成されており、各プレート58a,58b間の距離は、新設防水シート5の軸方向幅と同等となっている。各プレート58a,58bの溶着時の進行方向前端(図2中、右側)は、それぞれ両側に広がって、巻き立てられた新設防水シート5を、所定位置にガイドするようになっている。
【0047】
トンネル軸方向前方のプレート58bの後方のガイド面には、新設防水シート5の前端側のフリー部分を押さえるシートはずれ防止プレート59が設けられている。これは、特に、トンネル上方において、新設防水シート5のフリー部分が垂れ下がるのを防止するためのものである。シートはずれ防止プレート59は、防水シート受けフレーム9の内周面から防水シート4の厚さ分間隔をあけて、防水シート受けフレーム9の内周面に応じた曲率で周方向に湾曲されて形成されている。
【0048】
溶着装置11の押付ローラ16と同軸上には、重合部7以外の新設防水シート5を押さえる押さえローラ61が設けられている。この押さえローラ61は、第一旋回リング19と第二旋回リング36との間に架け渡して設けられ、巻き立てられた新設防水シート5(防水シート受けフレーム9の内周面)に対して接触・離反可能に支持されている。押さえローラ61は、溶着時に溶着装置11の押付ローラ16と同軸部分の新設防水シート5を押し付けることによって、その幅方向にしわが発生するのを防止し、好適な溶着を可能なものとする。
【0049】
第一旋回リング19のトンネル軸方向後方には、既設防水シート6の前端部のフリー部分を押さえる既設防水シート固定装置(図3及び図7参照)62が設けられている。この既設防水シート固定装置62は、第一旋回リング支持フレーム22の外周側に放射状に複数設けられている。既設防水シート固定装置62は、隣接するシールドジャッキ24間で且つ、新設防水シート5と既設防水シート6との重合部7の後方にそれぞれ配置されている。既設防水シート固定装置62は、防水シート受けフレーム9に向かって伸縮する伸縮シリンダ63と、その先端に取り付けられた押さえ部材64とで構成されている。押さえ部材64の先端面は防水シート受けフレーム9の内周面と略同等の曲率で湾曲して形成されている。
【0050】
次に、図8乃至図11に従って、上記構成の防水シート接合装置1による防水シート4の巻立て及び接合方法を説明しながら、その作用を説明する。
【0051】
まず、図8に示すように、第一旋回リング19及び第二旋回リング36を回転させて、巻立てアーム53を、防水シートロール受け52に取り付けられた防水シートロール51の近傍に位置させる。そして、新設防水シート5の先端を巻立てアーム53の支持溝54に挿入して固定する。このとき、防水シートしわ取り装置12は、防水シート受けフレーム9から離反した状態にしておく。
【0052】
その後、図9に示すように、第一旋回リング19及び第二旋回リング36を溶着装置11側を先頭とした方向(図中、右回り)に一回転させて、新設防水シート5を防水シートロール51から引き出しながら、防水シート受けフレーム9の内周面に沿って巻き立てる。
【0053】
このとき、トンネル掘進機2の上部では、新設防水シート5が垂れ下がろうとするが、ガイドローラ55を防水シート受けフレーム9の近傍に複数配列したことによって、垂れ下がりを防止でき、後に行う溶着長さと略同等の長さに巻き立てることができる。
【0054】
次に、巻立てアーム53の支持溝54から新設防水シート5を取り外して一旦固定すると共に、伸縮シリンダ(図1参照)39を伸長させて、無限軌道32を防水シート受けフレーム9側へ押し当てる。そして、第一旋回リング19及び第二旋回リング36を巻立てアーム53側を先頭とした方向(図中、左回り)に回転させて、新設防水シート5の先端部上を防水シートしわ取り装置12を通過させて、さらに、その先端部が溶着装置11の加熱接合端子(図1参照)15の上部を通って、押付ローラ(図1参照)16と既設防水シート6との間に挿入されるようにする(図10参照)。
【0055】
その後、左回りを継続して行い溶着を進めていく。このとき、防水シートしわ取り装置12の無限軌道32が、新設防水シート5と既設防水シート6との重合部7を防水シート受けフレーム9側へと押し付けるので、重合部7に発生していたしわは順次進行方向前方へと押しやられて、無限軌道32の進行方向後方では、しわが発生することはない。
【0056】
そして、無限軌道32によるしわ取りを先行させた後に、溶着装置11で溶着を行うために、新たなしわが発生することなく、シール性の高い確実な溶着が行える。なお、溶着のタイミングは、しわ取りの直後或いは比較的短い時間が好ましい。このしわ取りと溶着の時間の間隔は、無限軌道32と溶着装置11との配置間隔の変更にて調整可能である。
【0057】
また、このとき、図2に示すように、新設防水シート5はガイド枠58によって、トンネル掘進機の軸方向にガイドされ位置決めされるので、新設防水シート5と既設防水シート6の確実な位置合わせが行え、所定幅の重合部7を確保できる。このガイド枠58による新設防水シート5の位置合わせは、防水シート接合装置1の移動と同時に行われるので、従来防水シートの位置合わせに要していた時間を省略することができ、接合加工の高速化が達成される。
【0058】
さらに、溶着装置11の押付ローラ16と同軸に押さえローラ61を設けて、新設防水シート5のフリー部分を固定するようにしたので、溶着部分が新設防水シート5の幅方向に引っ張られることがなく、幅方向に延びる新たなしわの発生を確実に防止できる。
【0059】
溶着工程が進行して、図11に示すような状態になったときには、未溶着の新設防水シート5が、その自重で下方に引っ張られ、溶着部分の新設防水シート5に引っ張り応力がかかろうとするが、無限軌道32に逆回転防止機構が設けられているので、無限軌道32で引っ張り応力が止められ、溶着部分に応力がかからず、好適な溶着を継続することができる。
【0060】
その後、防水シート接合装置1が一回転したところで、防水シートロール51から延びる新設防水シート5を所定位置で切断して、図示しない軸方向接合装置によって、トンネル軸方向に延びる新設防水シート5の直線状重合部を溶着して溶着工程が終了する。
【0061】
このように溶着装置11に先行して防水シートしわ取り装置12を作動させるようにしたので、しわのない確実な溶着が行え、シール性の高い接合が行えると共に、従来新設防水シート5の巻立て後に行っていた新設防水シート5の固定を行う必要がないので、固定に要する時間が短縮され、接合作業の高速化が達成される。
【0062】
図12は本発明に係る防水シート接合装置の他の実施の形態をトンネル掘進機の中心側から見た平面図である。
【0063】
かかる接合装置は、新設防水シート5のトンネル軸方向の位置決めを行う防水シートガイド機構として、ガイドローラ71が形成されている。
【0064】
ガイドローラ71は、第一旋回リング19及び第二旋回リング36にそれぞれ設けられた支持ロッド72に軸支されており、その外周面が、新設防水シート5の巻立て位置のトンネル軸方向の前後位置にその両側から接するようになっている。ガイドローラ71は、防水シートしわ取り装置12の溶着時の進行方向前方と、溶着装置11の進行方向前方にそれぞれ設けられている。
【0065】
本実施の形態では、新設防水シート5の前端側のフリー部分を押さえるシートはずれ防止プレート73は、第二旋回リング36から支持ブラケット74を介して固定され、巻立て位置上に設けられている。
【0066】
なお、その他の構成は、図1乃至図7に示した防水シート接合装置1と同様であるのでその説明を省略する。
【0067】
上記構成によっても、上述した作用と同様の作用を得ることができる。
【0068】
なお、本発明の防水シート接合装置1は、上記各実施の形態で説明した各構成に限られるものではないのは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、溶着装置に先行して防水シートしわ取り装置を作動させるようにしたので、しわを除去した後に確実な溶着が行え、シール性の高い接合が行えるといった優れた効果を発揮する。
【0070】
さらに、従来新設防水シートの巻立て後に行っていた新設防水シートの固定を行う必要がないので、固定に要する時間が短縮され、接合作業の高速化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水シート接合装置の好適な実施の形態を示した要部拡大断面図である。
【図2】図1のA線矢視図である。
【図3】本発明に係る防水シート接合装置を備えたトンネル掘進機を示した断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】図3のVII−VII線断面図である。
【図8】本発明に係る防水シート接合装置を用いた接合の第一工程を示した断面図である。
【図9】本発明に係る防水シート接合装置を用いた接合の第二工程を示した断面図である。
【図10】本発明に係る防水シート接合装置を用いた接合の第三工程を示した断面図である。
【図11】本発明に係る防水シート接合装置を用いた接合の第四工程を示した断面図である。
【図12】本発明に係る防水シート接合装置の他の実施の形態をトンネル掘進機の中心側から見た平面図である。
【図13】従来の防水シート接合装置の防水シート固定装置を示した断面図である。
【符号の説明】
1 防水シート接合装置
2 トンネル掘進機
3 セグメント
4 防水シート
5 新設防水シート
6 既設防水シート
7 重合部
8 テールフレーム
9 防水シート受けフレーム
11 溶着装置
12 防水シートしわ取り装置
31 板材
32 無限軌道
58 ガイド枠(防水シートガイド機構)
71 ガイドローラ(防水シートガイド機構)

Claims (4)

  1. トンネル掘進機で組み立てられるセグメントの外周面に防水シートを敷設すべくトンネル掘進機内で円筒状に巻き立てられた新設防水シートと既設防水シートとの周方向に延びる重合部を接合する防水シート接合装置であって、テールフレームの内周に沿って形成された防水シート受けフレームと、その防水シート受けフレームの内周に沿って円筒状に巻き立てられた新設防水シートと上記既設防水シートとの重合部に沿って移動しながらその重合部を溶着する溶着装置と、その溶着装置の進行方向前方に位置し上記溶着装置による溶着に先行して上記新設防水シートを上記防水シート受けフレームの内周面に向かって押し付けて上記新設防水シートのしわ伸ばしを行う防水シートしわ取り装置とを備えたことを特徴とする防水シート接合装置。
  2. 上記防水シートしわ取り装置の近傍に、上記新設防水シートのトンネル掘進機軸方向の位置決めを行う防水シートガイド機構が設けられた請求項1記載の防水シート接合装置。
  3. 上記防水シートしわ取り装置が、板材を無端状に連結させてなる無限軌道を有する請求項1または2いずれかに記載の防水シート接合装置。
  4. トンネル掘進機で組み立てられるセグメントの外周面に防水シートを敷設すべくトンネル掘進機内で巻き立てられた新設防水シートと既設防水シートとの周方向に延びる重合部を接合する防水シートの接合方法であって、テールフレームの内周に沿って形成された円筒状の防水シート受けフレームの内周に沿って新設防水シートを円筒状に巻き立て、その新設防水シートを上記防水シート受けフレームの内周面に向かって押し付けて防水シートのしわ取りを先行して行った後に、上記新設防水シートと上記既設防水シートとの重合部を溶着することを特徴とする防水シートの接合方法。
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