JP2004250160A - 間接駆動式ローラを備えた印刷機 - Google Patents

間接駆動式ローラを備えた印刷機 Download PDF

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Masaaki Ishida
公明 石田
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Abstract

【課題】グラビア印刷機等の冷却ローラ、ガイドローラ等を円滑に回転して、印刷フィルムを弛ませたり、無理なテンションをかけたりすることなく円滑に移動して、高い精度の印刷を実現すること。
【解決手段】冷却ローラ52は、モータ71によって回転する。モータ71の回転力は、減速機73、軸44、ベルト車612、ベルト62、ベルト車611、軸43、接触シール式軸受33、ローラ軸422を介して、冷却ローラ52へ伝動する。軸43の回転力は、接触シール式軸受33の外輪と内輪の間に介在する接触シールを介して、軸43と軸受33の外輪から軸受33の内輪とローラ軸422へ間接的に伝動する。接触シール式軸受33の外輪と内輪は、接触シールにより摩擦結合している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、グラビア印刷機の冷却ローラ(冷却ロール)、ガイドローラ等の印刷フィルムの搬送ローラを間接駆動する印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3、図4により従来のグラビア印刷機とその冷却ローラ、ガイドローラ等の印刷フィルムの搬送ローラを説明する。
図3は、グラビア印刷機の概要を示す。
印刷フィルム18(例えばビニール等のプラスチックフィルム、アルミニューム等の金属箔等)は、供給枠111から供給され、ガイドローラ12を経て、圧胴131、版胴132に至り、版胴132のインクが印刷フィルム18に転写されて印刷が行われる。版胴132には、インキ槽(図示せず)のインキが着肉ローラ(図示せず)を介して連続的に塗布される。印刷された印刷フィルム18は、加熱装置や送風機(図示せず)を備えた乾燥装置15のローラ14上を移動し、その間にインクを乾燥する。乾燥室15を出た印刷フィルム18は、冷却ローラ(冷却ロール)16によって冷却され、ガイドローラ17を経て巻取枠112に巻き取られる。巻取枠112は、モータ(図示せず)によって所定の速度で回転し、印刷フィルム18を巻き取る。
【0003】
図4は、図3の冷却ローラやガイドローラ等の印刷フィルムの搬送ローラを示す。搬送ローラ51は、ローラ軸411,412に固定し、ローラ軸411,412は、取付け部材211,222に固定した軸受311,312に回転自在に支持されている。したがって搬送ローラ51は、自由回転する構造になっている(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】ハーバート・L・ワイス著、浜田久光訳「グラビア&フレキソ印刷機」加工技術研究会、昭和63年1月20日、P.250
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のグラビア印刷機等の印刷フィルムの搬送ローラは、自由回転型であるから、印刷フィルムとともに印刷フィルムの移動速度で回転する。その際高速印刷で印刷フィルムの移動速度が適性範囲を超えると(例えば数十m/分以上になると)、搬送ローラと印刷フィルムの間に空気が巻き込まれて接触抵抗が小さくなるため、印刷フィルムと搬送ローラはスリップし、搬送ローラは、回転不良になる。搬送ローラが回転不良になると、印刷フィルムは、蛇行して印刷精度が低下する。特に搬送ローラが冷却ローラの場合には、冷却ローラ内を冷却水が還流しているため、その冷却水の影響も受けて回転不良が大きくなる。
本願発明は、これらの点に鑑み冷却ローラ等の印刷フィルムの搬送ローラの回転不良を低減して、印刷フィルムを円滑に移動することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の印刷機は、印刷フィルムの搬送ローラを固定したローラ軸、そのローラ軸を支持する接触シール式軸受を備え、前記ローラ軸には、その接触シール式軸受を介してモータの回転力を間接的に伝動することを特徴とする。
請求項2に記載の印刷機は、請求項1に記載の印刷機において、前記接触シール式軸受は、内輪と外輪の間に接触シールを備えた深溝玉軸受であることを特徴とする。
請求項3に記載のグラビア印刷機は、印刷フィルムを搬送する冷却ローラを固定したローラ軸、そのローラ軸を支持する接触シール式軸受を備え、前記ローラ軸には、その接触シール式軸受を介してモータの回転力を間接的に伝動することを特徴とする。
請求項4に記載のグラビア印刷機は、請求項3に記載のグラビア印刷機において、前記接触シール式軸受は、内輪と外輪の間に接触シールを備えた深溝玉軸受であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1、図2により本願発明の実施の形態を説明する。各図に共通の部分は同じ符号を使用している。
図1は、グラビア印刷機の冷却ローラを示し、図2は、その冷却ローラの軸受の構造を示す。
まず図1について説明する。
冷却ローラ52は、図示しない給水手段と排水手段を備え、冷却水53が内部を還流している。また冷却ローラ52は、後述するようにモータ71により間接的に駆動する。冷却ローラ52は、ローラ軸421,422に固定し、ローラ軸421は、取付け部材221に固定した軸受321によって支持し、ローラ軸422は、軸受33によって支持している。軸受33は、後述する接触シール式軸受を使用している。軸受33は、軸43を備え、その軸43は、取付け部材222に固定した軸受322によって支持している。軸43には、ベルト車611を固定してあり、そのベルト車611には、ベルト62を掛けてある。
【0008】
モータ71は、減速機73に連結し、減速機73は、軸44を備え、その軸44は、取付け部材222に固定した軸受34によって支持している。軸44には、ベルト車612を固定してあり、そのベル車612には、ベルト62を掛けてある。制御装置72は、モータ71の回転速度を制御する装置で、印刷フィルムの移動速度に対応してモータ71の回転数を制御する。
モータ71の回転力(トルク)は、減速機73、軸44、ベルト車622、ベルト61、ベルト車611、軸43、軸受33、ローラ軸422を介して、冷却ローラ52へ伝動する。
【0009】
次に図2について説明する。
軸受33は、ローラ軸422側の内輪331と軸43側の外輪332の間に玉333が介在する、いわゆる深溝玉軸受である。内輪331には、シール344を取付けてあり、そのシール334は、外輪332に接触している。シール334は、外輪332に取付けてもよい。シール334は、金属、ゴム等からなる。335は、止め輪である。
モータ71が回転すると、軸43が回転し、外輪332が回転する。外輪332の回転力は、シール334と玉333を介して内輪331へ伝動し、その内輪331が回転する。内輪331が回転すると、ローラ軸422が回転して冷却ローラ52が回転する。軸受33は、本来の軸受の機能とモータ71の回転力を冷却ローラ52へ間接的に伝動する機能とを備えている。
【0010】
軸43或いは軸受33の外輪332の回転数は、冷却ローラ52の周速(印刷フィルムを装着していないときの周速)が印刷フィルムの移動速度の、例えば20〜30%増しになるように、モータ71の回転数を設定する。モータ71の回転数をこの程度に設定すると、冷却ローラ52は、印刷フィルムに弛みを生じさせたり、或いは印刷フィルムを無理に引っ張ったりすることなく、印刷フィルムを円滑に移動することができる。
【0011】
なぜならば、軸受33の外輪332と内輪331は、シール334により摩擦結合しているから、モータ71の回転数を前記のように設定しても外輪332はシール334に対してスリップし、冷却ローラ52を無理に回転させることはない。また高速印刷の場合には、印刷フィルムの移動速度が高くなり、冷却ローラ52と印刷フィルムの間に空気が巻き込まれ、印刷フィルムと冷却ローラ52の接触抵抗が小さくなっても、冷却ローラ52の周速は前記のように高く設定してあるから、冷却ローラ52の周速はフィルムの移動速度よりも高くなり、印刷フィルムはスリップなしに移動する。
【0012】
印刷フィルムがビニール等のプラスチックフィルムやアルミニューム等の金属箔の場合には、印刷フィルムに大きなテンションをかけることができないが、その場合にも、冷却ローラ52は、接触シール式軸受33を介してモータ71により間接駆動するから、印刷フィルムは、蛇行したり或いは切断したりすることなく円滑に移動し、精度の高い印刷が可能になる。また冷却ロール52は、内部を冷却水が還流しているが、自由回転ではなく、モータ71による間接駆動であるから、冷却水の還流の影響を受けることなく円滑に回転する。
【0013】
前記実施の形態は、グラビア印刷機の冷却ローラについて説明したが、冷却ローラに限らずガイドローラ等の印刷フィルムの搬送ローラであってもよい。また印刷フィルムの搬送ローラは、グラビア印刷機に限らず他の印刷機のものであってもよい。また印刷フィルムは、プラスチックフィルムや金属箔に限らず、紙であってもよい。
前記実施の形態は、接触シール式深溝玉軸受について説明したが、深溝玉軸受に限らず他形式の接触シール式軸受であってもよい。
【0014】
【発明の効果】
本願発明は、モータの回転力を、接触シール式軸受を介して冷却ローラ、ガイドローラ等の印刷フィルムの搬送ローラへ間接的に伝動するから、低速印刷のときも高速印刷のときも印刷フィルムを弛ませたり、無理なテンションをかけたりすることなく円滑に移動することができ、印刷精度を高めることができる。特に大きなテンションをかけることができない印刷フィルムの場合にも、印刷フィルムを円滑に移動することができる。また印刷フィルムの搬送ローラが、グラビア印刷機の冷却ローラの場合にも、内部を還流する冷却水の影響を受けることなく、印刷フィルムを円滑に移動することができる。
【0015】
本願発明は、従来潤滑油漏れ防止や異物混入防止に用いていた接触シール式軸受を、印刷フィルムの搬送ローラへモータの回転力を間接的に伝動する手段に兼用できるから、間接駆動用の回転力伝動手段を別途設ける必要がない。
本願発明は、接触シール式軸受を使用しているから、印刷機に印刷フィルムを装着する(取付ける)際、印刷機を停止させた状態で冷却ローラを空転させながら手動で装着できる。したがって印刷機に印刷フィルムを装着する作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るグラビア印刷機の冷却ローラの駆動手段を示す図である。
【図2】本願発明の実施の形態に係るグラビア印刷機の冷却ローラの駆動手段を構成する接触シール式軸受を示す図である。
【図3】従来のグラビア印刷機の概要を示す図である。
【図4】従来のグラビア印刷機の印刷フィルムの搬送ローラを示す図である。
【符号の説明】
221,222 取付け部材
321,322,33,34 軸受
421,422 ローラ軸
43,44 軸
52 冷却ローラ
53 冷却水
611,612 ベルト車
62 ベルト
71 モータ
72 モータの制御装置
73 減速機

Claims (4)

  1. 印刷フィルムの搬送ローラを固定したローラ軸、そのローラ軸を支持する接触シール式軸受を備え、前記ローラ軸には、その接触シール式軸受を介してモータの回転力を間接的に伝動することを特徴とする印刷機。
  2. 請求項1に記載の印刷機において、前記接触シール式軸受は、内輪と外輪の間に接触シールを備えた深溝玉軸受であることを特徴とする印刷機。
  3. 印刷フィルムを搬送する冷却ローラを固定したローラ軸、そのローラ軸を支持する接触シール式軸受を備え、前記ローラ軸には、その接触シール式軸受を介してモータの回転力を間接的に伝動することを特徴とするグラビア印刷機。
  4. 請求項3に記載のグラビア印刷機において、前記接触シール式軸受は、内輪と外輪の間に接触シールを備えた深溝玉軸受であることを特徴とするグラビア印刷機。
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