JP2004250146A - 用紙反転装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬入路7の入口ローラ3近傍のガイド4に可撓シート部材10を貼り付ける。両面分岐爪9から搬送路7へ送り込まれた記録紙20はシート部材10を押しのけて折り返し路5内の接離ローラ対6に送り込まれる。そこで接離ローラ対6が逆転し、搬入路7内の搬送ローラ8に記録紙20を送り込む。搬送路7の途中に設けたセンサ11は、記録紙20の先端を検知し、この検知信号によって接離ローラ対6が接離、逆回転動作する。また用紙の幅方向位置を調整する手段としてサイドフェンス12を設け、サイドフェンス部材13、14の間隔を記録紙20のサイズにより調整する調整機構15も設け、記録紙20の搬送中心と実際の中心のずれを是正して両面画像の中心ずれを防止する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置やこれらの複合機、さらには印刷機等に用いる用紙反転装置に関し、詳細には、記録紙の両面に画像を形成し得る画像形成装置に用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の用紙反転装置には、両面コピーを行うための記録紙の反転が確実に行え、小型化と時間の短縮化ができるものが求められる。そのため、片面コピー済の記録紙の搬入路の搬入方向に沿って回転する反転ローラに分岐爪を揺動自在に係合させ、分岐爪の曲面部を反転ローラの回転方向に向かってオーバラップ量を増加するように形成し、記録紙を反転ローラと分岐爪により挟んでほぼ鉛直に配設される折り返し路に送り込んだ後、自重で落下させて搬入路内に導入し、レジストローラやサイドフェンスにより姿勢を矯正し、かつ搬入時間を調整して感光体側に再給紙する、という技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
すなわち、複数個のコロを縮径部を介して段付状に連設してなる反転ローラと、これに接触して回転する従動ローラと、反転ローラのコロ間に揺動自在に配置してコロ側に曲面部を形成する分岐爪と、分岐爪を反転ローラ側に押圧付勢する弾性部材と、反転ローラ及び分岐爪の近傍に配置して分岐された記録紙を案内する折り返し路とを有するものとなっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10‐218455号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術は、所期の目的は達成できるものの、上述のように装置構造が非常に複雑なものとなり、したがってコスト高になるという問題がある。
【0006】
本発明は上記従来の問題にかんがみ、低コストで小型化が図れ、用紙搬送の安定化が実現できる用紙反転と再給紙が可能な用紙反転装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る用紙反転装置のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、両面複写装置等の画像形成装置の記録紙反転部位に配置する反転装置であって、機外への排紙経路から分岐して用紙を導入する導入路と、該導入路を介して入ってくる用紙を反転させる折り返し路との分岐部に、上記導入路と上記折り返し路との間を遮断、連通可能に可撓シート部材を設けてなることを特徴とする。
【0008】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の用紙反転装置において、上記折り返し路の上記用紙の導入方向下流側に、正逆転可能かつ接離可能なローラ対を配してなることを特徴とする。
【0009】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項2の用紙反転装置において、上記ローラ対の上記用紙導入方向下流側に、上記ローラ対の正転、逆転、接、離を制御するために上記用紙の先端を検知する検知手段を配してなることを特徴とする。
【0010】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし3のいずれかの用紙反転装置において、上記折り返し路の上記用紙導入方向下流側に、導入されてくる上記用紙の幅方向をガイドするガイド手段と、該用紙の幅に対応して上記ガイド手段の位置を可変に自動調整する調整手段を配してなることを特徴とする。
【0011】
同請求項5に係るものは、上記目的を達成するために、請求項2ないし4のいずれかの用紙反転装置において、用紙を導入する際は上記画像形成装置の上記排紙経路における用紙移動速度と同一の線速で搬送し、反転させた用紙を排出する際は増速するように上記ローラ対の回転速度を制御することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る用紙反転装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る用紙反転装置を備える画像形成装置の概念的縦断面図(A)と要部拡大側面図(B)である。図中1が用紙反転装置で、図示のように画像形成装置2内に収納してあり、入口ローラ3、ガイド4、折り返し路5、接離ローラ対6、折り返し路5に連通する搬入路7等からなる。搬入路7には搬送ローラ8が配してある。また画像形成装置2は、詳細な図示は省略してあるが、記録紙等の両面に複写等の画像形成を行うものであり、記録紙20(もちろん用紙としては、紙以外の素材のものも含む。)を供給するための給紙部21、用紙搬送経路22及び図示を省略した作像部、排紙部23等を備えている。また図中9は両面分岐爪で、画像形成装置2の用紙搬送経路22の途中で記録紙20を用紙反転装置1へ向かわせるように搬送経路を切り替え動作するように設けてある。
【0013】
次に上記構造の用紙反転装置1における記録紙20の反転動作を説明する。両面分岐爪9により搬送経路を切り替えた記録紙20を搬入路7に送り込み、送り込まれた記録紙20が、入口ローラ3の搬送力によりガイド4に貼られたシート部材10を押しのけて折り返し路5内の接離ローラ対6に送り込まれるようにする。そして、接離ローラ対6が逆転し、搬入路7内の搬送ローラ8に記録紙20を送り込む。以上のように、極めて短い搬送路を通過することにより記録紙20の反転動作を行う。
【0014】
搬送路7の途中には記録紙20の検知手段としてセンサ11が設けてある。このセンサ11は、折り返し路5を搬送されてきた記録紙20の先端を検知するものである。センサ11による検知信号により、接離ローラ対6は接離または逆回転するように構成してある。
【0015】
すなわち、折り返し路5に設けた接離ローラ対6は、折り返し路5に連通する搬送路7の途中に設けた検知手段のセンサ11が記録紙20の先端を検知すると、従動側のローラを駆動側のローラから離し、記録紙20の後端が抜けるタイミングで再び従動側のローラを駆動側のローラに押し付ける。これにより記録紙20の次の記録紙を折り返し路5に送り込むことを可能とし、記録紙20、20間の間隔を短くして、反転動作を向上させてある。
【0016】
上述のような接離ローラ対6の下流側、すなわち両面分岐爪9から搬入路7を経由して送り込まれる記録紙20の搬送方向下流側には、用紙の幅方向位置を調整する手段として、図2に示すようにサイドフェンス12を設けてある。サイドフェンス12は、相対して配置される一対のサイドフェンス部材13、14とサイドフェンス部材13、14の間隔を記録紙20のサイズにより調整する調整機構15からなる。
【0017】
調整機構15は、サイドフェンス部13、14を繋ぐタイミングベルト16、これに噛み合うとともに駆動モータ17にも噛み合うギヤプーリ18、ホームポジションセンサ19等から構成してある。そして、サイドフェンス12に送り込まれる記録紙20のサイズに対応してホームポジションセンサ19および駆動モータ17が動作し、サイドフェンス部13、14間のガイド幅を記録紙20に合わせて調整するようになっている。そのため、サイドフェンス12に送り込まれた記録紙20は、サイドフェンス部13、14に案内されてセンタリングされ、用紙搬送中心と実際の記録紙20の中心ずれが是正される。これにより、記録紙20の両面画像の中心ずれを防止している。
【0018】
既に述べたように、記録紙20は入口ローラ3の搬送力によりガイド4に貼られたシート部材10を押しのけて折り返し路5内の接離ローラ対6に送り込まれ、接離ローラ対6が逆転し、搬入路7内の搬送ローラ8に送り込まれるが、接離ローラ対6の逆転の際は、画像形成装置2における搬送線速より増速して記録紙20を排出する。これにより接離ローラ対6に次の記録紙20を早く送り込むことが可能となり、反転動作性能が向上する。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に係る用紙反転装置は、以上説明してきたように、複雑な装置構成を必要とせず、可撓シート部材により用紙の分岐を達成できるという効果がある。
【0020】
請求項2に係る用紙反転装置は、以上説明してきたように、接離ローラ対によって反転対象の用紙間隔を短くすることができ、反転動作性を向上させることができるという効果がある。
【0021】
請求項3に係る用紙反転装置は、以上説明してきたように、正逆転及び接離可能なローラ対を用いて簡単な制御で済む構成とすることができるという効果がある。
【0022】
請求項4に係る用紙反転装置は、以上説明してきたように、各種の用紙サイズに簡単に対応できるという効果がある。
【0023】
請求項5に係る用紙反転装置は、以上説明してきたように、用紙排出時の増速制御によって記録紙間の間隔を短くすることができ、反転動作性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙反転装置を備える画像形成装置の概念的縦断面図(A)と要部拡大側面図(B)である。
【図2】本発明に係る用紙反転装置の実施形態の用紙の幅方向位置を調整する手段を示す要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 用紙反転装置
2 画像形成装置
3 入口ローラ
4 ガイド
5 折り返し路
6 接離ローラ対
7 搬入路
8 搬送ローラ
9 両面分岐爪
10 シート部材
11 センサ
12 サイドフェンス
13、14 サイドフェンス部材
15 調整機構
16 タイミングベルト
17 駆動モータ
18 ギヤプーリ
19 ホームポジションセンサ
20 記録紙
21 給紙部
22 用紙搬送経路
23 排紙部
Claims (5)
- 両面複写装置等の画像形成装置の記録紙反転部位に配置する用紙反転装置であって、機外への排紙経路から分岐して用紙を導入する導入路と、該導入路を介して入ってくる用紙を反転させる折り返し路との分岐部に、上記導入路と上記折り返し路との間を遮断、連通可能に可撓シート部材を設けてなることを特徴とする用紙反転装置。
- 請求項1の用紙反転装置において、上記折り返し路の上記用紙の導入方向下流側に、正逆転可能かつ接離可能なローラ対を配してなることを特徴とする用紙反転装置。
- 請求項2の用紙反転装置において、上記ローラ対の上記用紙導入方向下流側に、上記ローラ対の正転、逆転、接、離を制御するために上記用紙の先端を検知する検知手段を配してなることを特徴とする用紙反転装置。
- 請求項1ないし3のいずれかの用紙反転装置において、上記折り返し路の上記用紙導入方向下流側に、導入されてくる上記用紙の幅方向をガイドするガイド手段と、該用紙の幅に対応して上記ガイド手段の位置を可変に自動調整する調整手段を配してなることを特徴とする用紙反転装置。
- 請求項2ないし4のいずれかの用紙反転装置において、用紙を導入する際は上記画像形成装置の上記排紙経路における用紙移動速度と同一の線速で搬送し、反転させた用紙を排出する際は増速するように上記ローラ対の回転速度を制御することを特徴とする用紙反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003041171A JP2004250146A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 用紙反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003041171A JP2004250146A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 用紙反転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004250146A true JP2004250146A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33024826
Family Applications (1)
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JP2003041171A Pending JP2004250146A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 用紙反転装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004250146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008303032A (ja) * | 2007-06-07 | 2008-12-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 後処理装置 |
CN108217248A (zh) * | 2016-12-12 | 2018-06-29 | 柯尼卡美能达株式会社 | 图像形成装置 |
-
2003
- 2003-02-19 JP JP2003041171A patent/JP2004250146A/ja active Pending
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