JP2004248695A - 分離型スロットマシン - Google Patents

分離型スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2004248695A
JP2004248695A JP2003039085A JP2003039085A JP2004248695A JP 2004248695 A JP2004248695 A JP 2004248695A JP 2003039085 A JP2003039085 A JP 2003039085A JP 2003039085 A JP2003039085 A JP 2003039085A JP 2004248695 A JP2004248695 A JP 2004248695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
replacement unit
housing
fixing device
slot machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003039085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4067420B2 (ja
Inventor
Masahiro Matayoshi
正弘 又吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2003039085A priority Critical patent/JP4067420B2/ja
Publication of JP2004248695A publication Critical patent/JP2004248695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4067420B2 publication Critical patent/JP4067420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】交換ユニットの固定を確実なものとして筐体内からの飛び出しを防止し、より安全に交換作業を行うことができる分離型スロットマシンを提供すること。
【解決手段】支持手段と、交換ユニット2との間に、交換ユニット2が所定位置に設置された際に少なくとも手前方向の移動を制限するための仮止め手段50を設けた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、分離型スロットマシン、さらに詳しくは、遊技の部分を担当するリールユニット及び制御装置を交換ユニットとして、他の部分から分離可能に形成したスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットマシンは、正面側に開口する筺形と、筐体の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉とから成り、筐体の内部に、リールユニット、ホッパーユニット、遊技を司る基板等が固定設置され、全体が構成されていた。
このような、従来のスロットマシンにおいては、遊技内容を変更する際には筐体まるごと交換しなければならなかったので、遊技内容を変更するための台交換の際、遊技内容の変更に関与しないホッパーユニット等も同時に交換されることとなり、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄となっていたという問題点があった。かかる問題を解決すべく、分離型スロットマシンが考案された(特許文献1参照)。そして、分離型スロットマシンのうち、交換するための交換ユニットを具体的に特定し、真に交換が必要な交換ユニットを提供すべく、改良発明もなされている(特願2002−156626など)。これは、スロットマシンのうち、主として遊技性に関わる部分、すなわちリールユニット及び主基板等の制御装置を交換ユニットとして一体的取り扱い可能とし、最低限この交換ユニットを交換することにより、全体を交換することなく、新しいスロットマシンで遊技しているかのような印象を与えることがかできる分離型スロットマシンを提供しようとするものである。
【0003】
このように形成された分離型スロットマシンにおいては、交換ユニットを筐体内の所定位置に設置した後、クリップなどの固定装置を用いて交換ユニットを固定していた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−095973号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の分離型スロットマシンにおいては、交換ユニットの交換作業の載、固定装置を装着し忘れていたり、装着が不十分できちんと固定されていなかった場合、交換ユニットが筐体内から飛び出して部品を破損したり、あるいは固定装置を装着する作業中に、作業員が負傷するなどのおそれがある。また、交換ユニットが固定に適した位置に設置されたかどうかを容易に判断可能になっているのが望ましい。
【0006】
そこで各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、以下の点にある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、交換ユニットの固定を確実なものとして筐体内からの飛び出しを防止し、より安全に交換作業を行うことができる分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0007】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、交換ユニットを自動的に固定可能な分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、交換ユニットが固定に適した位置に設置されたかどうかの位置決めが可能な分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項2又は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、交換ユニットを筐体内から取り出しやすい仮止め手段を有する分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0011】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口する筺体ユニット(1)と、筐体ユニット(1)の開口部(11)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)と、複数の図柄が表示された回転リール(23)及びこの回転リール(23)を回転させるための駆動モータを有するリールユニット(22)と、遊技メダルを払い出すための払い出し装置と、前記回転リール(23)及び払い出し装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも有するスロットマシンである。
【0012】
ここで、前記前扉(3)は、筐体ユニット(1)の開口部(11)を開塞自在に取り付けられており、扉を閉めるとスロットマシンの正面構造となるように形成されているものである。すなわち、回転リール(23)の図柄を見ることができる表示窓(31)や、スロットマシンを操作するための操作部(41)等を設けることができるものである。なお、この前扉(3)は、閉扉状態で筐体ユニット(1)の開口部(11)を閉塞可能であれば、筐体ユニット(1)にとりつけられていてもよいし、筐体ユニット(1)以外の構成部品、例えば枠体(21)などにとりつけられていてもよい。さらにまた、この前扉(3)は、上扉(30)、下扉(40)のように上下に二分割して形成することもできる。
【0013】
前記リールユニット(22)は、表面に複数の図柄が表示される回転リール(23)を複数(例えば3個)有し、各回転リール(23)の回転軸にはこれらを回転させるための駆動モータがそれぞれ設けられている。
前記払い出し装置としては、例えばホッパーユニット(5)等が挙げられるが、遊技メダルを払い出すことのできる装置であればよい。
【0014】
また、前記制御装置としては、例えば配線基板に制御用電子部品一式が搭載されてなる電子基板(単に基板ということもある)等が挙げられるが、回転リール(23)と払い出し装置の作動を制御することができる装置であればよい。スロットマシンでは、回転リールと払い出し装置の作動を制御することができる基板を、通常、主基板と称している。これは、回転リールと払い出し装置の作動以外、例えば画像表示装置や演出用リールや演出用のその他の表示装置などの演出用装置などを制御することができる基板として副基板を備えるようにした場合に、この副基板と区別するためである。
【0015】
なお、スロットマシンとしては、上記以外にも、電源装置や設定変更装置を有していても良い。
そして、本発明に係るスロットマシンは、少なくとも前記リールユニット(22)及び制御装置を支持体に設置した交換ユニット(2)を、筐体ユニット(1)内部に着脱自在に形成した分離型スロットマシンである。なお、交換ユニット(2)には他の構成部品が含まれていてもよい。
【0016】
前記交換ユニット(2)は、支持体及びリールユニット(22)及び制御装置とから構成されており、前記筐体ユニット(1)の内部に収納可能であり、筐体ユニット(1)内部に載置あるいは吊り下げて支持固定されるものである。
また、前記支持体としては、例えば枠体(21)が挙げられるが、リールユニット(22)と制御装置を支持することができるものであればよい。支持体は、筐体内部にリールユニット(22)等を固定するためのものであり、さらに、リールユニット(22)及び制御装置を一体的に取り扱い可能とするものである。この支持体は、例えばクリップ(18)などの固定装置(10)により筐体ユニット(1)内部に固定されると共に、固定装置(10)を解除することにより、筐体ユニット(1)から取り出し可能となっている。
【0017】
そして、本発明に係る分離型スロットマシンは、前記筐体ユニット(1)には、前記交換ユニット(2)を支持するための支持手段を設け、この支持手段と、前記交換ユニット(2)との間に、交換ユニット(2)が所定位置に設置された際に少なくとも前方向の移動を制限するための仮止め手段(50)を設けたことを特徴とする。ここで、「支持手段」は、交換ユニット(2)を筐体内に支持するための手段であり、例えば中板(12)、交換ユニット(2)の重量を下方から支持可能な枠材、ガイドレール、台などを含む。さらには、交換ユニット(2)を筐体内に吊り下げ可能なガイドレールなどの吊り下げ手段も含む。
【0018】
前記仮止め手段(50)は、交換ユニット(2)が手前側に飛び出すのを防止するためのストッパーである。ここで、「所定位置」は、交換ユニット(2)の固定位置、すなわち交換ユニット(2)が最終的に設置固定される位置に限られず、収納途中の所定の場所であっても所定の範囲であってもよいが、交換ユニット(2)から手を離しても交換ユニット(2)が落下しないように、支持手段の奥側であることが望ましい。また、「少なくとも前方向の移動を制限」する手段とは、「所定位置」にある交換ユニット(2)を少なくとも前方向には移動できなくさせるか、移動してもすぐに停止させることができる手段である。具体的には、例えば、交換ユニット(2)又は「支持手段」に設けられた突出部(51)と、「支持手段」又は交換ユニット(2)に設けられた係止孔(55)などとすることができる。
【0019】
(作用)
まず、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)に収納する際には、交換ユニット(2)を中板(12)等に載せて、あるいは吊り下げ手段に吊り下げて筐体内に押し込み、「所定位置」に達したら、仮止め手段(50)により交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)内部に仮固定させる。しかるのちに、固定装置(10)などにより交換ユニット(2)と筐体ユニット(1)との固定を行えばよい。もし、固定装置(10)による固定をしなかったり、固定が不十分だった場合でも、交換ユニット(2)は仮止め手段(50)により前方に移動することが制限されているので、地震などにより交換ユニット(2)が手前側に飛び出して来るという危険を防止できる。交換ユニット(2)を取り出す場合には、固定装置(10)による固定を解除するとともに、仮止め手段(50)による固定を解除して、手前側に引き出す。
【0020】
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記支持手段は、前記交換ユニット(2)を下方から支持可能な載置手段とし、前記仮止め手段(50)は、前記交換ユニット(2)から下方に向かって付勢され交換ユニット(2)下面から突出可能な突出部(51)と、前記突出部(51)が挿入可能なように前記載置手段に形成された係止孔(55)とから成り、前記交換ユニット(2)が所定位置に設置されると、前記突出部(51)が前記係止孔(55)に向かって突出可能に形成されていることを特徴とする。
【0021】
本発明は、「支持手段」及び仮止め手段(50)の態様を限定したものである。すなわち突出部(51)を突出させて係止孔(55)に係止させることにより、交換ユニット(2)の移動を制限するように形成したものである。
前記突出部(51)は、例えば交換ユニット(2)の底面に設けることができ、前記係止孔(55)は、交換ユニット(2)を出し入れする際に、前記突出部(51)の通り道となる位置に設けられる。係止孔(55)の形状は、突出部(51)を挿入可能な形状であれば如何なる形状であってもかまわない。
【0022】
(作用)
突出部(51)は、バネなどにより常に下方向に付勢されているので、載置手段の表面と接触しているときには交換ユニット(2)側に引っ込んでいるが、係止孔(55)の位置にくると、係止孔(55)内に突出する。この状態で交換ユニット(2)に手前側に突出する力が加わっても、突出部(51)が係止孔(55)の前端部に係止されるため、その位置よりも手前側に飛び出すことはない。交換ユニット(2)を取り出す場合には、交換ユニット(2)を適宜持ち上げるなどして突出部(51)と係止孔(55)の係合を解除してから、手前側に引き出すようにする。
【0023】
なお、交換ユニット(2)を適宜引き出してから持ち上げるようにする場合には、係止孔(55)の奥行き方向の長さを、手前側に余裕をもって形成しておけばよい。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0024】
すなわち、請求項3記載の発明は、前記筐体ユニット(1)は、内部に、前記交換ユニットを固定するための筐体側固定装置を有し、前記交換ユニット(2)は、前記支持体に、前記筐体側固定装置と係合可能な支持体側固定装置を有し、筐体側固定装置と支持体側固定装置とを係合させると、交換ユニット(2)が奥方向に移動して固定位置に設置されるように形成されており、前記係止孔(55)は、少なくとも、前記筐体側固定装置と支持体側固定装置とが係合可能となる位置から、筐体側固定装置と支持体側固定装置との固定により交換ユニットが固定位置となる位置まで、前記突出部(51)が移動可能に形成されていることを特徴とする。
【0025】
本発明は、交換ユニット(2)を筐体内に固定する固定装置(10)と、仮止め手段(50)の位置を関連づけたものである。本発明における固定装置(10)としては、例えば、筐体側固定装置としては、非固定時には引っ掛け部が手前側に移動可能であり固定時にはその引っ掛け部を奥方向に移動させるようにしたクリップ(18)、支持体側固定装置として前記クリップ(18)を引っ掛けるフック(26)とすることができる。
【0026】
また、「筐体側固定装置と支持体側固定装置とが係合可能となる位置」とは、筐体側固定装置と支持体側固定装置が、係合させるのに必要十分な位置関係となるような位置に交換ユニット(2)が在る位置のことであり、その交換ユニット(2)に設けられている突出部(51)が突出可能な場所に、係止孔(55)が形成されているものである。さらに係止孔(55)は、交換ユニット(2)が固定位置となるまで突出部(51)が奥方向に移動可能な径を有しており、好ましくは長孔や長角孔に形成するのがよい。
【0027】
(作用)
本発明によれば、交換ユニット(2)が突出部(51)と係止孔(55)の係合により筐体内で仮止め状態にあるときに、筐体側固定装置と支持体側固定装置との係合が可能となる。そして、固定装置(10)を係合固定することにより、交換ユニット(2)は仮止め位置から固定位置へと移動する。すなわち、交換ユニット(2)を奥方向に押し入れて、仮止めされたところで固定装置(10)を装着させれば、自動的に交換ユニット(2)が固定位置に設置されるので、前後方向の位置決めに煩わされることなく容易に取り付け作業を行うことができる。
【0028】
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項2又は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記突出部(51)は、前記係止孔(55)と係合可能な高さ位置よりも上方向に移動可能に形成されていることを特徴とする。
【0029】
本発明は、突出部(51)の上下方向の位置を調整可能に形成したものである。具体的には、ネジなどにより突出部(51)を垂直方向に移動可能とさせるものや(図14参照)、突出部(51)を固定している支持部材(支持片(25b))を回動可能に形成して突出部(51)を上側に跳ね上げるように形成したもの(図15参照)などとすることができる。
【0030】
(作用)
本発明によれば、交換ユニット(2)を取り出す際に、突出部(51)を上側に移動させて係止孔(55)との係合を解除することができるので、交換ユニット(2)を持ち上げる必要がない。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図16は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1及び図2は分離型スロットマシンを示す分解斜視図、図3はスロットマシンの縦断面図、図4乃至図9は仮止め手段を示す図、図10乃至図12は固定装置を示す図である。また、図13は中板の部分拡大図、図14乃至図16は仮止め手段の他の例を示す図である。
【0032】
本実施の形態における分離型スロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体ユニット1、筐体ユニット1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体ユニット1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体ユニット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
【0033】
なお、本実施の形態においては、前扉3を上下二分割されているものとしたが、前扉3が一体に形成されているものであってもよい。
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、底板15及び側板16及び天板及び裏板からなる正面側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。ここで、中板12は、開口部11を上下に仕切るとともに、後述する交換ユニット2を筐体内部に支持する載置手段としての役割を果たすものである。この中板12には、図1及び図3に示すように、手前側左右端部に仮止め手段50としての係止孔55が設けられているが、この詳細については後述する。そして、中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
【0034】
前記電源ユニット4は、中板12の下面に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、遊技店側が種々の設定を行うためのスイッチ等を有している。
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
【0035】
なお、本実施の形態においては、メダルを貯留すると共にメダルを払い出す払い出し装置としてホッパーユニット5を有するスロットマシンとしたが、遊技メダルを払い出すことのできる装置であれば、ホッパーユニット5以外の装置が代わりに設けられていてもよい。
また、側板16の正面左側の下部には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体係合部61が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、筐体係合部61の対向側の側板16には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするための突出片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、側板16の内面手前側には、交換ユニット2を固定するための固定装置10としてのクリップ18が取り付けられているが、これについては後述する。
【0036】
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体21と、この枠体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24とから形成されている。
枠体21は、リールユニット22及び基板ユニット24を設置可能な箱形の金属枠であり、底面後端部には、交換ユニット2の脱着時にその重量を支持し、前後方向に移動させる際の摩擦抵抗を軽減するためのガイドローラ29が設けられている。なお、支持体としては枠体21に限られず、リールユニット22及び基板ユニット24等の機器を設置することが可能な強度を有する構造体であればよい。
【0037】
ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。前記主基板及び副基板は、スロットマシンの制御装置として機能する。
【0038】
枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するための枠体係合部62が設けられており、枠体係合部62の対向側の縦枠には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするための突出片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。また、枠体21の底面板25には、仮止め手段50としての突出部51が取り付けられているが、これについては後述する。
【0039】
交換ユニット2は、筐体ユニット1の中板12の上に乗せて開口上部13内部に収納し、固定装置10により筐体ユニット1に固着される。すなわち、図1に示すように、枠体21の前方側面には固定装置10としてのフック26が設けられており、このフック26に前記筐体ユニット1に取り付けられたクリップ18の引掛部182を係合させ、可動部材181を奥方向に回転させると、交換ユニット2が奥方向に引っ張られて、固定位置に固定されるものであるが、詳細については後述する。
【0040】
(上扉30)
上扉30は、筐体ユニット1の開口上部13を塞ぐための板状の扉であり、交換ユニット2の枠体21に回転自在かつロック可能に形成されている。そして、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる表示窓31を有し、周囲に飾り部33や種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
【0041】
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面には、前記枠体係合部62に係合可能な上扉係合部63が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部63の対向側には、ロック機構7が設けられている。ロック機構7は、筐体ユニット1に設けられた突出片90に係止可能な鉤状の係止片を有するラッチ機構などにより構成されており、特に図示しないが解錠手段の操作により突出片90との係止が外れ開扉することができるとともに、扉を閉めれば自動的にロックされるように形成されている。また、上扉30の裏面上部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ35が設けられている。
【0042】
そして、交換ユニット2を筐体ユニット1内部に固定し、上扉30をロックすることにより、上扉30が筐体ユニット1の開口上部13を閉塞するものである。いわゆる台交換の際には、遊技内容の変更に伴い、例えば回転リール23の数を変更したり、表示装置32の種類を変更する場合もあり、このようなときには上扉30の形状も変える必要があるので、上扉30と交換ユニット2は同時に交換される頻度が高い。このように形成すれば、搬送時、取り付け時において、上扉30と交換ユニット2を一体にして扱うことができ、上扉30と交換ユニット2を同時に取り外し又は取り付けできるので、作業の手間を省くことができる。
【0043】
(下扉40)
下扉40は、筐体ユニット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを貯めておくためのメダル受け43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネルが嵌め込まれている。
【0044】
前記操作部41としては、下扉40の上面右端にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットスイッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。
【0045】
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター45が設けられている。
また、下扉40の裏面には、前記筐体係合部62と係合可能な下扉係合部64が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部64の対向側には、ロック機構7が設けられている。ロック機構7の構成は、上扉30のものと基本的には同様である。そして、下扉40を解錠して開けないと上扉30の解錠手段が操作できないようになっている。
【0046】
(固定装置10)
ここで、固定装置10について詳述する。固定装置10は、筐体ユニット1の内側面に取り付けられたクリップ18と、交換ユニット2の枠体21に設けられたフック26からなる。
クリップ18は、図10及び図11に示すように、固定部材180と、この固定部材180に軸183により回転可能に取り付けられた可動部材181と、この可動部材181の軸184により回転可能に取り付けられたアーム185及び引掛部182を有している。
【0047】
固定部材180は断面コ字状の金具であり、二つの平行する片が略水平となり筐体内方向に向くように側板16の内面手前側に固定される。そして可動部材181は、前記固定部材180よりも若干突出する片を有する断面コ字状の金具であり、前記固定部材180を内側に嵌め込み可能に形成されている(図10(A)参照)。可動部材181は、固定時に手前側となる側端部を上下に貫通する軸183により固定部材180に回転可能に軸止されている(図10(B)参照)。
【0048】
前記可動部材181には、略中央部を上下に貫通する軸184を介してコイルバネ186により伸縮可能に形成された一対のアーム185が回転可能に軸止されている。アーム185は、図11に示すように、外側アーム185aと内側アーム185bとが重なり合って形成されている。そして双方の端部に設けられた突起の間にコイルバネ186を介在させてあり、このコイルバネ186により外側アーム185aと内側アーム185bとが一体かつ長さ方向に摺動可能となり、アーム185を伸縮自在としているものである。また、二つの外側アーム185aの反突起側端部には円柱状の引掛部182が取り付けられており、この引掛部182は、交換ユニット2の枠体21に設けてあるフック26に引っ掛けるためのものである。二つの内側アーム185bの反突起側端部は、前記軸184により可動部材181に回転可能に軸止されている(図10(B)参照)。なお、固定部材180の平行する二片には溝180aが形成してあるので、可動部材181が固定部材180のうえに被さっても、軸124が固定部材180と干渉することはない。
【0049】
上記したクリップ18を用いて、交換ユニット2を筐体内に固定する場合には、図10(A)の状態であるクリップ18を図10(B)に示すように開く。すなわち、可動部材181を回転させながらアーム185及び引掛部182を手前側に引き出し、図12(A)に示すように、引掛部182をフック26に引っ掛ける。それから図12(B)の二点差線で示したように可動部材181を回転させ、さらに実線で示したようにもとの位置に戻すと、引掛部182にフック26が図示したdの分だけ筐体奥方向に引き寄せられる。従って交換ユニット2がdの分だけ奥方向に引き寄せられながら固定されるものである。
【0050】
(仮止め手段50)
仮止め手段50は、図1及び図3に示すように、交換ユニット2の底部に取り付けられた突出部51と、中板12に設けられた長孔である係止孔55とから成り、係止孔55に突出部51が突出して係止されることにより、交換ユニット2の前後方向の移動が阻止されるものである。
【0051】
突出部51は、図4に示すように、枠体21の底面板25手前側両端部に形成された孔25aを貫通する棒状部材であり、孔25aの手前側に形成された逆L字状の支持片25bと底面板25との間を上下に移動可能となっている。すなわち、前記支持片25bには下方に向かってガイド棒25cが設けられており、突出部51には前記ガイド棒25cが嵌入可能な孔51bが設けられていて、ガイド棒25cに沿って上下方向に摺動可能であると共に、支持片25bと突出部51との間に介在させたコイルバネ52により下方向に付勢されている。また、突出部51の上端よりには、孔25aから落下しないようにストッパー53が設けてある。そして、突出部51は、下端部に圧力がかからない状態では下端部が底面板25よりも突出し、交換ユニット2を中板12に載せた際係止孔55内に挿入可能な位置まで押し下げられており(図5参照)、下端部に圧力が加わるとコイルバネ52が圧縮されて上方に移動する。また、突出部51の下端部背面側は斜めに切り欠かれた斜辺51aとなっており、この斜辺51aに中板12の前端部などが当接しても上方に押し上げられるようになっている(図6参照)。
【0052】
一方、係止孔55は、固定装置10を係合可能な位置(固定装置10が図12(A)の状態となる位置)まで交換ユニット2が収納されたときに前記突出部51が孔内に突出可能である位置から、交換ユニット2が固定位置(固定装置10が図12(B)の状態となる位置)となったときに突出部51が孔内に突出可能である位置までの長さを有する長孔となっている。なお、係止孔55は、交換ユニット2を取り出す際に手前側に引き出すことを鑑み、突出部51が引っかからないよう手前側に余裕を持った寸法で形成しておくのが望ましい。
【0053】
(交換ユニット2の交換)
次に、上記仮止め手段50を有する交換ユニット2の着脱について説明する。
(1)交換ユニット2の取り付け
筐体内に交換ユニット2が収納されていない状態では、突出部51は、図5に示すように、コイルバネ52の圧縮力で底面板25の下方に突出している。交換ユニット2を筐体ユニット1内に収納固定する場合には、まず交換ユニット2を持ち上げて、後端部にあるガイドローラ29を中板12に載せる。ここで、中板12の前端部には、交換ユニット2の底面前端部を支持するための立上がり片121が形成されているが(図13参照)、立上がり片121の両端部には切り欠き122が設けてあり、この切り欠き122にガイドローラ29を載せるようにする。なお、係止孔55は、ガイドローラ29の通路よりも中央よりにあるため、ガイドローラ29が係止孔55に陥落して収納の妨げになることはない。また、中板12は奥方向に向かって下り傾斜となっているため、ガイドローラ29が中板12を転がってスムーズに開口上部13内に収納されていく。
【0054】
前記切り欠き122は、側板16から突出部51までの長さよりも長く形成されているので、交換ユニット2を図6に示す位置まで押し込むと、突出部51の斜辺51aが中板12の切り欠き122の部分の前端部に当接する。さらに交換ユニット2を押し込むと、突出部51はコイルバネ52の付勢力に抗して上方に押し上げられ、二点差線で示したように中板12の上面に載る。さらに押し込んで、突出部51が係止孔55の位置まで達すると、図7に示すように、突出部51はコイルバネ52の圧縮力により係止孔55内に突出する。突出部51が突出したかどうかは、ストッパー53が底面板25に当る衝撃で知ることができる。
【0055】
突出部51が係止孔55内に突出することにより、交換ユニット2の前後方向の移動は、係止孔55の長さ分だけに限定され、仮止め状態となる。すなわち、突出部51は、下方から圧力がかかった場合には上側に押し上げられるが、横方向から圧力がかかっても、ガイド棒25c及び孔25aによりある程度は抗することができるので、交換ユニット2が前後に移動しても、突出部51が係止孔55の端部に係止して、交換ユニット2の動きを止めるものである。この状態で、筐体側固定装置であるクリップ18を図12(A)に示すように開いて伸ばすと、引掛部182が交換ユニット側固定装置であるフック26と係合可能となる。なお、突出部51は底面板25の左右両端に取り付けてあるので、枠体21が真っ直ぐに挿入されれば双方の突出部51が同時に係止孔55内に突出し、交換ユニット2の収納状態を確認する目安にもなる。
【0056】
次に、引掛部182をフック26に引っ掛けて、可動部材181を回転させると、フック26は図12(B)に示すdの距離だけ奥方向に引っ張られる。すなわち交換ユニットも奥方向に引っ張られ、図8に示すように、突出部51も係止孔55内をdの距離だけ奥方向に移動するとともに、枠体12の底面板25から下方に垂下した垂下片27が中板12の前端部に当接し、同時に固定装置10により筐体内に固定される。このとき、固定装置10の装着に不備があっても、交換ユニット2は仮止め手段50により前後方向の移動を制限されているので、地震などにより交換ユニット2が筐体内から飛び出すことを防止できる。
【0057】
このように、交換ユニット2の取り付け時においては、仮止め手段50により自動的に交換ユニット2が固定されるので、固定装置10の装着による固定作業を安定的かつ安全に行うことができると共に、万が一固定装置10を装着し忘れた場合でも、最低限交換ユニット2が手前に飛び出してくるトラブルは防止できる。また、仮止め手段50により交換ユニット2が仮止めされたときには固定装置10が係合可能となり、固定装置10を係合固定させれば交換ユニット2が固定位置に移動するので、奥方向の位置決めをする面倒がない。
【0058】
(2)交換ユニット2の取り外し
交換ユニット2を筐体ユニット1から取り外す場合には、まず固定装置10の係合を解除する。すなわち、クリップ18の可動部材181を開いて引掛部182をフック26から外す。なお、固定装置10の係合が解除がされたままでも、突出部51が係止孔55内に突出して交換ユニット2の前後方向の移動を制限しているので、万が一地震などが起きて筐体ユニットが前方に傾いたりしても、交換ユニット2が筐体内から飛び出してくるといった危険を防止できる。
【0059】
次に、図9に示すように、枠体21を少し引き出してから前方を持ち上げると、突出部51が係止孔55から抜け出て、仮止め状態が解除される。係止孔55の手前側はこの移動分の長さも考慮して形成しておけば、突出部51が係止孔55に引っかかることもない。そのまま交換ユニット2を引き出せば、ガイドローラ29中板12を転がってスムーズに取り出すことができる。
【0060】
(仮止め手段50の他の形態)
ところで、仮止め手段50を、図14に示すような構成としてもよい。これは、突出部51を高さ調整ボルト54により上下方向に移動可能に形成したものである。図14(A)に示すように、支持片25bに高さ調整ボルト54を貫通させ、コイルバネ52を介在させて端部に突出部51が取り付けられているものである。高さ調整ボルト54の下端部には突部が形成されており、一方突出部51には、開口部分が前記突部よりも小径に形成された孔51bが設けられていて、突出部51が高さ調整ボルト54の下端部に上下動可能に取り付けられている。また、高さ調整ボルト54は支持片25bに螺合しており、頭部を回転させることにより上下動可能となっている。すなわち、高さ調整ボルト54を上方向に移動させることにより、突出部51の位置も上方向に移動するものである。そして、交換ユニット2の取り出し時には、高さ調整ボルト54を回転させて上方向に移動させ、図14(B)に示すように突出部51を係止孔55から抜き上げ、係止孔55との係合を解除してから交換ユニット2を引き出すことができる。
【0061】
さらに、仮止め手段50を、図15に示すような構成としてもよい。これは、突出部51を支持片25bに固定すると共に、支持片25bを手前側に回動可能に形成し、突出部51と係止孔55との係合を手動で解除可能としたものである。
すなわち、コイルバネ52の両端部を突出部51の上部と支持片25bの張り出し部下部にそれぞれ固定して、突出部51が孔25aから抜かれても落下しないようにし、支持片25bの立ち上がり部と底面板25にヒンジを取り付け、このヒンジを中心に、支持片25bが手前側に回動するように形成したものである。なお、孔25aは、突出部51が支持片25bの回動に伴い回動する際に干渉しあわないよう、長孔となっている。さらに、突出部51が下方から押される圧力で支持片25bが手前に倒れてしまわないように、支持片25bにピンを取り付けるとともに底面板25に止め金54を設けて固定する。そして、交換ユニット2の取り出し時には、止め金54を外して支持片25bを手前側に倒し、突出部51を図15(B)のように跳ね上げ、係止孔55との係合を解除してから交換ユニット2を引き出すことができる。
【0062】
このように、突出部51を上方向に移動可能に形成することにより、突出部51と係止孔55との係合を解除するために際交換ユニット2を持ち上げる必要がなく、取り出し作業を容易に行うことができる。特に、筐体ユニット1の天板と交換ユニット2の上面との間に隙間が少ない場合には効果的である。
さて、上述した実施の形態は、突出部51を交換ユニット2に、係止孔55を中板12に設けたものであったが、図16に示すように、突出部51を中板12に、係止孔55を交換ユニット2に設けてもよいものである。
【0063】
すなわち、中板12に、先端を球面又は円弧状に形成した突出部51を埋め込み、枠体21の底面板25に前記突出部51を挿入可能な係止孔55を形成したものである。突出部51は、コイルバネ52により上方向に付勢されているとともにストッパー53により12に形成された溝内から飛び出して外れてしまわないようになっている。このように形成した場合には、交換ユニット2を収納する際には、図16(A)に示すように、突出部51がガイドローラ29や枠体21の底面に押圧されて下方に押し込まれるが、交換ユニット2が固定位置に達した場合には、図16(B)に示すように、突出部51がバネ力により係止孔55内に突出するので、交換ユニット2の移動を停止させることができる。また、交換ユニット2を取り出す場合には、枠体21を少し持ち上げて、突出部51と係止孔55の係合を外してから引き出せばよい。なお、突出部51の先端は球面又は円弧状に形成されているので、先端部が底面板25と接触したまま交換ユニット2を引き出しても、それほど抵抗にならない。
【0064】
なお、本実施の形態では、交換ユニット2を筐体内に支持する支持手段として、中板12を有する分離型スロットマシンSを例としたが、本発明に係る仮止め手段50は、中板12を有さず交換ユニット2を吊り下げるタイプの分離型スロットマシンにも応用できるものである。例えば、特に図示しないが、筐体ユニット1の天板に交換ユニット2を吊り下げるためのガイドレールを取り付け、交換ユニット2の枠体上面には、前記ガイドレールに係合し移動可能なガイドローラを設ける。そして、交換ユニット2側(例えばガイドローラを支持するための支持部材)に本発明に係る突出部51を設け、前記ガイドレールに係止孔55を設けることにより、あるいは逆に、ガイドレールに突出部51を設け、交換ユニット2側に係止孔55を設けることにより、本実施の形態に置いて述べたような作用効果を得ることができるものである。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0066】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、交換ユニットの固定を確実なものとして筐体内からの飛び出しを防止し、より安全に交換作業を行うことができる分離型スロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0067】
すなわち、請求項3記載の発明によれば、交換ユニットを自動的に固定可能な分離型スロットマシンを提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0068】
すなわち、請求項3記載の発明によれば、交換ユニットが固定に適した位置に設置されたかどうかの位置決めが可能な分離型スロットマシンを提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項2又は3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0069】
すなわち、請求項4記載の発明によれば、交換ユニットを筐体内から取り出しやすい仮止め手段を有する分離型スロットマシンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの、本体から前扉3を外した分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、分離型スロットマシンの縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、仮止め手段を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、仮止め手段と中板の拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態であって、交換ユニット押入時の仮止め手段と中板の拡大断面図である。
【図7】本発明の実施の形態であって、仮止め手段係合時の拡大断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態であって、仮止め手段係合時の拡大断面図である。
【図9】本発明の実施の形態であって、交換ユニット持ち上げ時の仮止め手段と中板の拡大断面図である。
【図10】本発明の実施の形態であって、クリップを示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態であって、クリップの正面図である。
【図12】本発明の実施の形態であって、クリップの作用を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態であって、中板の部分斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態であって、仮止め手段の他の例を示す拡大断面図である。
【図15】本発明の実施の形態であって、仮止め手段の他の例を示す拡大断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態であって、仮止め手段と中板の拡大断面図である。
【符号の説明】
S 分離型スロットマシン
1 筐体ユニット
10 固定装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 18 クリップ
2 交換ユニット
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 底面板 26 フック
27 垂下片 29 ガイドローラ
3 前扉
30 上扉 31 表示窓
32 表示装置 33 飾り部
35 スピーカ
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け
44 鍵穴 45 メダルセレクター
50 仮止め手段 51 突出部
52 コイルバネ 53 ストッパー
54 高さ調整ボルト 55 係止孔
61 筐体係合部 62 枠体係合部
63 上扉係合部 64 下扉係合部
7 ロック機構
4 電源ユニット 5 ホッパーユニット
90 突出片
121 立上がり片 122 切り欠き
180 固定部材 181 可動部材
182 引掛部 183 軸
184 軸 185 アーム
186 コイルバネ

Claims (4)

  1. 正面側に開口する筺体ユニットと、
    筐体ユニットの開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
    複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットと、
    遊技メダルを払い出すための払い出し装置と、
    前記回転リール及び払い出し装置の作動を制御するための制御装置とを少なくとも有し、
    少なくとも前記リールユニット及び制御装置を支持体に設置した交換ユニットを、筐体ユニット内部に着脱自在に形成した分離型スロットマシンにおいて、
    前記筐体ユニットには、前記交換ユニットを支持するための支持手段を設け、この支持手段と、前記交換ユニットとの間に、交換ユニットが所定位置に設置された際に少なくとも手前方向の移動を制限するための仮止め手段を設けたことを特徴とする分離型スロットマシン。
  2. 前記支持手段は、前記交換ユニットを下方から支持可能な載置手段とし、
    前記仮止め手段は、前記交換ユニットから下方に向かって付勢され交換ユニット下面から突出可能な突出部と、前記突出部が挿入可能なように前記載置手段に形成された係止孔とから成り、
    前記交換ユニットが所定位置に設置されると、前記突出部が前記係止孔に向かって突出可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の分離型スロットマシン。
  3. 前記筐体ユニットは、内部に、前記交換ユニットを固定するための筐体側固定装置を有し、前記交換ユニットは、前記支持体に、前記筐体側固定装置と係合可能な支持体側固定装置を有し、筐体側固定装置と支持体側固定装置とを係合させると、交換ユニットが奥方向に移動して固定位置に設置されるように形成されており、
    前記係止孔は、少なくとも、前記筐体側固定装置と支持体側固定装置とが係合可能となる位置から、筐体側固定装置と支持体側固定装置との固定により交換ユニットが固定位置となる位置まで、前記突出部が移動可能に形成されていることを特徴とする請求項2記載の分離型スロットマシン。
  4. 前記突出部は、前記係止孔と係合可能な高さ位置よりも上方向に移動可能に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の分離型スロットマシン。
JP2003039085A 2003-02-18 2003-02-18 分離型スロットマシン Expired - Fee Related JP4067420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003039085A JP4067420B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 分離型スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003039085A JP4067420B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 分離型スロットマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004248695A true JP2004248695A (ja) 2004-09-09
JP4067420B2 JP4067420B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=33023359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003039085A Expired - Fee Related JP4067420B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 分離型スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4067420B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4067420B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4133477B2 (ja) 遊技機
JP2005152682A (ja) スロットマシン
JP4091342B2 (ja) スロットマシン
JP2005204842A (ja) パチンコ遊技機
JP4067421B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2004248695A (ja) 分離型スロットマシン
JP3761842B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2004089328A (ja) 分離型スロットマシン
JP3616769B2 (ja) スロットマシン
JP4504301B2 (ja) 遊技機
JP3699438B2 (ja) 遊技機
JP2003047685A5 (ja)
JP2007252490A (ja) 錠装置及び遊技機
JP4271633B2 (ja) 遊技機
JP2003047685A (ja) 分離型スロットマシン
JP2005087345A (ja) 遊技機
JP3761856B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2006087558A (ja) 遊技機
JP4008841B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP4208747B2 (ja) 遊技機
JP4068992B2 (ja) 遊技機
JP4753957B2 (ja) スロットマシン
JP2007130225A (ja) 遊技機
JP4080355B2 (ja) 遊技機
JP3640938B2 (ja) 分離型スロットマシン

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4067420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140118

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees