JP2004246916A - 印刷データ伝送システム、それに用いる受信装置及び送信装置、印刷データ伝送方法、並びにそれを実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】 ネットワークを介して印刷データを伝送してプリンタに印刷を行なわせる場合に、送り手側コンピュータに、それ専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、支障なく印刷を行なわせる。
【解決手段】 送受信制御部１１１がユーザインタフェースデータ１７１を送信する。表示処理部２１３がユーザインタフェースデータ１７１に基づいてモニタ２５０上に印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示する。印刷設定情報が入力されたら、送受信制御部２１１はカラー画像データ２７１と色補正用ソースデータ２７２と印刷設定情報のデータとを送信する。印刷処理部１１４が印刷設定情報に基づいてカラー画像データに対し種々の処理を行う。色補正部１１８では、色補正用ソースデータ２７２と色補正用ディスティネーションデータ１７２とを用いて、カラー画像データに対し色補正処理を行う。プリンタ１８０は処理後のカラー画像データの内容であるカラー画像を印刷する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおいて、或るコンピュータから他のコンピュータに印刷データを伝送するための技術に関するものである。

従来の印刷データ伝送システムとしては、例えば、コンピュータネットワークに接続された或る送り手側コンピュータから、同じコンピュータネットワークに接続された受け手側コンピュータに、印刷データを送信して、その受け手側コンピュータに接続されたプリンタ（いわゆるネットワークプリンタ）により、送信された印刷データの内容を印刷させるものが知られている。

なお、ネットワークプリンタの接続形態としては、受け手側コンピュータに直接接続されている形態や、受け手側コンピュータに別のコンピュータネットワークなどを介して間接的に接続されている形態や、受け手側コンピュータと一体的に構成されている形態などがある。

しかし、上記した従来の印刷データ伝送システムにおいては、通常、ネットワークプリンタに印刷を行なわせるために、送り手側コンピュータには、そのネットワークプリンタ専用のプリンタドライバがインストールされている必要がある。従って、印刷を行なわせたいネットワークプリンタが複数有る場合には、各ネットワークプリンタ毎にそれ専用のプリンタドライバを送り手側コンピュータにインストールしておく必要があった。

従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、コンピュータネットワークを介して印刷データを伝送してプリンタ等の印刷手段に印刷を行なわせる場合に、送り手側のコンピュータに、その印刷手段専用のドライバがインストールされていなくても、支障なく印刷を行なわせることができる印刷データ伝送システム、印刷データ伝送方法及びそれを実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の印刷データ伝送システムは、複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおいて、第１のコンピュータから第２のコンピュータに前記コンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送システムであって、
前記第１のコンピュータは、前記印刷データを記憶する第１の記憶手段と、前記印刷データを送信することが可能な第１の送受信手段と、入力手段と、表示手段と、前記第１のコンピュータ内の各手段を制御する第１の制御手段と、を備えると共に、
前記第２のコンピュータは、前記印刷データの内容を印刷するための印刷手段と、該印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを記憶する第２の記憶手段と、前記ユーザインタフェースデータを送信することが可能な第２の送受信手段と、前記第２のコンピュータ内の各手段を制御する第２の制御手段と、を備え、
前記入力手段を介して前記第１のコンピュータに対し、前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記第１の制御手段は、前記送信処理開始の指示を前記第１の送受信手段を介して前記第２のコンピュータに送信し、前記第２の制御手段は、送信された前記送信処理開始の指示を前記第２の送受信手段を介して受信した場合に、前記第２の記憶手段から前記ユーザインタフェースデータを読み出して前記第２の送受信手段を介して前記第１のコンピュータに送信し、前記第１の制御手段は、送信された前記ユーザインタフェースデータを前記第１の送受信手段を介して受信したら、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させ、
その後、前記入力手段を介して前記第１のコンピュータに対し、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記第１の制御手段は、前記第１の記憶手段から前記印刷データを読み出して、入力された前記印刷設定情報のデータと共に、前記第１の送受信手段を介して前記第２のコンピュータに送信し、前記第２の制御手段は、送信された前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記第２の送受信手段を介して受信した場合に、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させることを要旨とする。

本発明の送信装置は、少なくとも印刷手段を備えた受信装置にコンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを送信することが可能な送信装置であって、
前記印刷データを記憶する記憶手段と、前記印刷データを送信することが可能な送受信手段と、入力手段と、表示手段と、前記送信装置内の各手段を制御する制御手段と、を備え
前記入力手段を介して前記送信装置に対し、前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記制御手段は、前記送信処理開始の指示を前記送受信手段を介して前記受信装置に送信し、
該受信装置から、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータが送信された場合に、前記制御手段は、前記ユーザインタフェースデータを前記送受信手段を介して受信して、前記表示手段により、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させ、
その後、前記入力手段を介して前記送信装置に対し、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記制御手段は、前記記憶手段から前記印刷データを読み出して、入力された前記印刷設定情報のデータと共に、前記送受信手段を介して前記受信装置に送信することを要旨とする。

本発明の受信装置は、少なくとも表示手段を備えた送信装置からコンピュータネットワークを介して送信される、印刷すべき内容を示す印刷データを受信することが可能な受信装置であって、
前記印刷データの内容を印刷するための印刷手段と、該印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを記憶する記憶手段と、前記ユーザインタフェースデータを送信することが可能な送受信手段と、前記受信装置内の各手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記送信装置から送信された前記印刷データの送信処理開始の指示を前記送受信手段を介して受信した場合に、前記記憶手段から前記ユーザインタフェースデータを読み出して前記送受信手段を介して前記送信装置に送信し、
その後、前記送信装置から、前記印刷データ、及び前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報のデータが送信された場合に、前記制御手段は、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記送受信手段を介して受信して、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させることを要旨とする。

本発明の印刷データ伝送方法は、複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおいて、少なくとも表示手段を備えた第１のコンピュータから少なくとも印刷手段を備えた第２のコンピュータに前記コンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送方法であって、
（ａ）前記第１のコンピュータに前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記第１のコンピュータが前記送信処理開始の指示を前記第２のコンピュータに送信する工程と、
（ｂ）前記第２のコンピュータが、送信された前記送信処理開始の指示を受信した場合に、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを前記第１のコンピュータに送信する工程と、
（ｃ）前記第１のコンピュータが、送信された前記ユーザインタフェースデータを受信したら、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させる工程と、
（ｄ）前記第１のコンピュータに、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記第１のコンピュータが、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記第２のコンピュータに送信する工程と、
（ｅ）前記第２のコンピュータが、送信された前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを受信した場合に、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させる工程と、
を備えることを要旨とする。

このように、本発明の印刷データ伝送システム、送信装置及び受信装置、並びに印刷データ伝送方法では、まず、第１のコンピュータ（送信装置）に印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合、第１のコンピュータがその送信処理開始の指示を第２のコンピュータ（受信装置）に送信する。第２のコンピュータは、その送信処理開始の指示を受信すると、ユーザインタフェースデータを第１のコンピュータに送信する。このユーザインタフェースデータは、第２のコンピュータに接続されたプリンタ等の印刷手段に対応する印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのデータである。第１のコンピュータは、そのユーザインタフェースデータを受信すると、そのユーザインタフェースデータを用いて、第１のコンピュータに接続された表示手段に、印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させる。

こうして、表示手段に印刷設定情報入力用ユーザインタフェースが表示されると、第１のコンピュータのユーザは、そのユーザインタフェースを使って、第１のコンピュータに対し、印刷データの内容を印刷させる際の印刷設定情報を入力し、その上で、印刷データの送信指示を入力する。

そして、第１のコンピュータに印刷設定情報と印刷データの送信指示が入力されると、第１のコンピュータは、印刷データと印刷設定情報のデータを第２のコンピュータに送信する。そして、第２のコンピュータは、その印刷データ及び印刷設定情報のデータを受信すると、その印刷設定情報に基づいて、印刷手段により、印刷データの内容を印刷させる。

一般に、プリンタドライバは、ユーザに対し印刷する際の印刷設定情報を入力するためのユーザインタフェースを提供する第１の機能と、ユーザによって入力された印刷設定情報に基づいて、所望の印刷結果が得られるように、印刷データに種々の処理を施すと共に、プリンタに所定の制御を行なう第２の機能と、を有している。

本発明の印刷データ伝送システム、送信装置及び受信装置、並びに印刷データ伝送方法においては、受け手側のコンピュータ（第２のコンピュータまたは受信装置）から送り手側のコンピュータ（第１のコンピュータまたは送信装置）へ印刷設定情報入力用のユーザインタフェースデータが送信されるため、送り手側のコンピュータにおいては、そのユーザインタフェースデータを用いて上記した第１の機能を実現することができる。また、送り手側のコンピュータから受け手側のコンピュータへは印刷データと共に印刷設定情報が送信されるため、受け手側のコンピュータにおいては、その印刷設定情報に基づいて上記した第２の機能を実現することができる。

従って、本発明の印刷データ伝送システム、送信装置及び受信装置、並びに印刷データ伝送方法によれば、コンピュータネットワークを介して印刷データを伝送してプリンタ等の印刷手段に印刷を行なわせる場合に、送り手側のコンピュータに、その印刷手段専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、支障なく印刷を行なわせることができる。

また、本発明の印刷データ伝送システムにおいて、前記ユーザインタフェースデータは特定の機種に依存しないコンピュータ言語によって作成されていることが好ましい。

ユーザインタフェースデータをこのように作成することによって、送り手側のコンピュータ（第１のコンピュータ）がどのような機種であるかを受け手側のコンピュータ（第２のコンピュータ）において把握していなくても、送り手側のコンピュータで利用できるユーザインタフェースデータを、送り手側のコンピュータに送ることができる。なお、特定の機種に依存しないコンピュータ言語としては、ＨＴＭＬ（HyperText Markup Language）やＪａｖａ（米国Sun Microsystms社発表のプログラミング言語））などが挙げられる。

また、本発明の印刷データ伝送システムにおいて、前記第１の制御手段は、予め、前記表示手段によって、前記第２のコンピュータまたは印刷手段に対応したアイコンを表示させると共に、前記第１のコンピュータに対する前記印刷データの送信処理開始の指示は、前記表示手段によって表示された前記アイコンを、前記入力手段によって選択することによって、なされることが好ましい。

このように構成した場合は、印刷データを送信すべき受け手側のコンピュータ（第２のコンピュータ）や印刷を行なわせたい印刷手段が複数ある場合でも、送り手側のコンピュータ（第１のコンピュータ）のユーザは、簡単な操作によって、コンピュータ毎，印刷手段毎に、印刷データの送信処理開始の指示を与えることができる。

本発明の印刷データ伝送システムにおいて、前記第１のコンピュータから前記第２のコンピュータに伝送される前記印刷データは、前記印刷手段の制御コードに依存しないデータ構造を成していることが好ましい。

送り手側のコンピュータ（第１のコンピュータ）から送信される印刷データがこのような構造で良ければ、送り手側のコンピュータは、受け手側のコンピュータ（第２のコンピュータ）に接続されている印刷手段についての情報を取得したり、取得した情報によって印刷データを予め加工したりする必要がない。

また、本発明の印刷データ伝送システムにおいて、前記印刷手段は前記第２のコンピュータの本体部分にコンピュータネットワークを介して接続されていても良い。

印刷手段は、第２のコンピュータの本体部分に直接接続されている必要はなく、コンピュータネットワークを介して接続されていても、上記した本発明の効果を奏することができる。

本発明の第１の記録媒体は、少なくとも表示手段を備えた送信側のコンピュータに、少なくとも印刷手段を備えた受信側装置との間で、コンピュータネットワークを介して、印刷データの伝送を行わせるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、該送信処理開始の指示を前記受信側装置に送信する機能と、
前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータが前記受信側装置から送信された場合に、該ユーザインターフェースデータを受信し、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させる機能と、
前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記受信側装置に送信する機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録したことを要旨とする。

このような記録媒体に記録されたコンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、そのコンピュータは、上記した第１の印刷データ伝送システムまたは印刷データ伝送方法における第１のコンピュータとして動作することが可能となるので、上記した第１の印刷データ伝送システムまたは印刷データ伝送方法と同等の効果を奏することが可能となる。

本発明の第２の記録媒体は、少なくとも印刷手段を備えた受信側のコンピュータに、少なくとも表示手段を備えた送信側装置との間で、コンピュータネットワークを介して、印刷データの伝送を行わせるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記送信側装置から送信された前記印刷データの送信処理開始の指示を受信した場合に、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを前記送信側装置に送信する機能と、
前記印刷データ、及び前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる前記印刷設定情報のデータが前記送信側装置から送信された場合に、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを受信し、該印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させる機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録したことを要旨とする。

このような記録媒体に記録されたコンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、そのコンピュータは、上記した第１の印刷データ伝送システムまたは印刷データ伝送方法における第２のコンピュータとして動作することが可能となるので、上記した第１の印刷データ伝送システムまたは印刷データ伝送方法と同等の効果を奏することが可能となる。

以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図１は本発明の第１の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図であり、図２は図１の印刷データ伝送システムをインターネット上で実現した場合の一例を示す構成図である。

本実施例の印刷データ伝送システムは、印刷データを受信する受け手側コンピュータ１００と印刷データを送信する送り手側コンピュータ２００とを備えている。

受け手側コンピュータ１００は、図１に示すように、コンピュータプログラムに従って種々の処理や制御を行なうためのＣＰＵ１１０と、各種周辺装置との間でデータなどのやり取りを行なうためのＩ／Ｏ部１２０と、上記コンピュータプログラムを記憶したり、処理中に得られたデータなどを一時的に記憶したりするためのメモリ１３０と、キーボードやマウスやタブレットなどから成り、ユーザからの指示などを入力するための入力装置１４０と、ＣＲＴや液晶ディスプレイなどから成り、データの内容などを表示するためのモニタ１５０と、モデムやターミナルアダプタやネットワークカードなどから成り、ネットワークを介して他の装置と通信を行なうための通信装置１６０と、各種データを格納するためのハードディスク装置１７０と、印刷データであるカラー画像データなどの内容（すなわち、カラー画像など）を印刷することが可能なプリンタ１８０と、ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置１９０と、を備えている。

また、ＣＰＵ１１０は、上記したコンピュータプログラムに従って動作することにより、送受信制御部１１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３及び印刷処理部１１４として機能する。なお、印刷処理部１１４は、さらに、解像度変換部１１５と、色補正部１１８と、色変換部１１６と、ハーフトーン処理部１１７と、を備えている。また、ハードディスク装置１７０内には、プリンタ１８０に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータ１７１と、印刷データであるカラー画像データに対して色補正処理を行なう際に用いる色補正用ディスティネーションデータ１７２と、が予め格納されている。

一方、送り手側コンピュータ２００も、受け手側コンピュータ１００とほぼ同様に、ＣＰＵ２１０と、Ｉ／Ｏ部２２０と、メモリ２３０と、入力装置２４０と、モニタ２５０と、通信装置２６０と、ハードディスク装置２７０と、ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置２９０と、を備えている。

また、ＣＰＵ２１０も、上記したコンピュータプログラムに従って動作することにより、送受信制御部２１１、入力処理部２１２、及び表示処理部２１３として機能する。また、ハードディスク装置２７０内には、送信すべき印刷データであるカラー画像データ２７１と、印刷データであるカラー画像データに対して色補正処理を行なう際に用いる色補正用ソースデータ２７２と、が予め格納されている。

なお、ハードディスク装置２７０内に格納されているカラー画像データ２７１は、モニタ２５０に用いられたカラー画像データと同じカラー画像データ（すなわち、後述するように、モニタ２５０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ）であり、例えば、ＲＧＢのグレースケールのビットマップデータによって構成されている。

ここで、色補正処理を行なう際に用いる色補正用データ１７２，２７２について説明する。一般に、色空間において、例えば、モニタで再現し得る色域（gamut）と、プリンタで再現し得る色域と、は互いに大きさや位置が異なるため、モニタで再現できる色であっても、プリンタで再現できない場合があり、逆に、モニタで再現できない色であっても、プリンタで再現できる場合もある。そのため、モニタに表示されているカラー画像をプリンタで印刷しようとする場合、単純にそのまま印刷したのでは、印刷して得られるカラー画像の色彩は、モニタに表示されているカラー画像の色彩と全く別ものとなってしまう。

そこで、印刷して得られるカラー画像の色彩を、モニタに表示されているカラー画像の色彩にできる限り近づけるために、通常は、モニタに上記カラー画像を表示させるのに用いられるカラー画像データに、色補正処理（すなわち、カラーマッチング処理）を行なって、その色補正後のカラー画像データを用いて、プリンタに上記カラー画像の印刷を行なわせるようにしている。

色補正処理とは、具体的には、次の通りである。例えば、カラー画像データがＲＧＢのデータであるものとすると、まず、色空間において理想的な色域を再現範囲として持つカラー画像用デバイスを仮想し、モニタで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、モニタに用いられているカラー画像データ）ＲＧＢを、上記仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’に、色補正用ソースデータ（すなわち、モニタ用のプロファイル）を用いて変換する（ＲＧＢ→Ｒ’Ｇ’Ｂ’）。次に、その仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’を、プリンタで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、プリンタで用いられるカラー画像データ）Ｒ”Ｇ”Ｂ”に、色補正用ディスティネーションデータ（すなわち、プリンタ用のプロファイル）を用いて変換する（Ｒ’Ｇ’Ｂ’→Ｒ”Ｇ”Ｂ”）。

すなわち、色補正用ソースデータ（モニタ用のプロファイル）は、色空間において、モニタで再現し得る色域内に存在する全ての色を、仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内に移行するために用いる変換用のデータであり、色補正用ディスティネーションデータ（プリンタ用のプロファイル）は、その移した仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内に存在する全ての色を、プリンタで再現し得る色域内に移行するために用いる変換用のデータである。

なお、上記した説明では、色補正用ソースデータによって、カラー画像データＲＧＢをカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’に変換し、さらに、色補正用ディスティネーションデータによって、カラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’をカラー画像データＲ”Ｇ”Ｂ”に変換するものとして説明したが、色補正用データはマトリックスデータとして表すことも可能であるので、色補正用ソースデータと色補正用ディスティネーションデータを用いて、中間的なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’を介することなく、カラー画像データＲＧＢをカラー画像データＲ”Ｇ”Ｂ”に直接変換するようにしても良い。

さて、以上説明したような色補正用データを本実施例の場合に当てはめると、本実施例において、送り手側コンピュータ２００のハードディスク装置２７０内に格納されている色補正用ソースデータ２７２は、送り手側コンピュータ２００におけるモニタ２５０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、モニタ２５０に用いられているカラー画像データ）ＲＧＢを、仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’に変換するためのデータ（モニタ２５０用のプロファイル）である。一方、受け手側コンピュータ１００のハードディスク装置１７０内に格納されている色補正用ディスティネーションデータ１７２は、仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’を、受け手側コンピュータ１００におけるプリンタ１８０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、プリンタ１８０で用いられるカラー画像データ）Ｒ”Ｇ”Ｂ”に変換するためのデータ（プリンタ１８０用のプロファイル）である。

なお、色補正用ソースデータ２７２は、モニタ２５０で表示する際の表示解像度やその他パラメータ毎に、それぞれ、異なっている。同様に、色補正用ディスティネーションデータ１７２も、プリンタ１８０で印刷する際の印刷画素密度やハーフトーンの処理方法（ディザ処理や誤差拡散処理など）や色補正の処理方法やその他パラメータ毎に、それぞれ、異なっている。従って、ハードディスク装置２７０内に格納されている色補正用ソースデータ２７２も、ハードディスク装置１７０内に格納されている色補正用ディスティネーションデータ１７２も、それに応じて、各々、複数用意されている。

本実施例において、図１に示す受け手側コンピュータ１００と送り手側コンピュータ２００は、図２に示すように、インターネット６００を介して接続されている。図２では、受け手側コンピュータ１００を受け手側コンピュータ本体１０１及びプリンタＡ（１８０）として表し、送り手側コンピュータ２００を送り手側コンピュータ本体２０１として表している。本実施例において、コンピュータ本体は、例えば、図１に示すＣＰＵ，メモリ，Ｉ／Ｏ部，通信装置及びハードディスク装置で構成されているものとする。従って、入力装置，モニタ及びプリンタはコンピュータ本体に含まれない。なお、これらのうち、図２では入力装置及びモニタは省略されている。

インターネット６００には、その他にも、送り手側コンピュータ本体４０１及び受け手側コンピュータ本体３０１，５０１が接続されている。このうち、受け手側コンピュータ本体３０１には、２つのプリンタ、即ち、プリンタＢ（３１０）とプリンタＣ（３２０）が接続されている。一方、受け手側コンピュータ本体５０１には、ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）７００を介して、３つのプリンタ、即ち、プリンタＤ（５１０），プリンタＥ（５２０）及びプリンタＦ（５３０）が接続されている。

従って、本実施例の場合、送り手側コンピュータ本体２０１や４０１から印刷データをインターネット６００を介して送信して、その印刷データによって表される内容を印刷できるプリンタは、図２から明らかなように、プリンタＡ〜プリンタＦの６つのプリンタである。

なお、本実施例では、前述したように、コンピュータ本体は、ＣＰＵ，メモリ，Ｉ／Ｏ部，通信装置及びハードディスク装置で構成されているものとしたが、コンピュータの形態によっては、入力装置や、モニタや、プリンタなどもコンピュータ本体に含まれる場合、すなわち、コンピュータ本体と一体化している場合もある。

また、図２においては、各コンピュータ本体はインターネット６００に直接接続されているように描いているが、多くの場合、インターネット６００には、電話通信網やＬＡＮなどの他のネットワークを介して間接的に接続されている。

ところで、上記したように、受け手側コンピュータ１００内では、ＣＰＵ１１０がコンピュータプログラムに従って動作することにより、送受信制御部１１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３及び印刷処理部１１４として機能し、送り手側コンピュータ２００内では、ＣＰＵ２１０がコンピュータプログラムに従って動作することにより、送受信制御部２１１、入力処理部２１２、及び表示処理部２１３として機能する。本実施例では、このようなコンピュータプログラムは、それぞれ、記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭ１９５，２９５に記録された形態で提供され、ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置１９０，２９０により読み取られることによって、受け手側コンピュータ１００内や送り手側コンピュータ２００内に取り込まれる。取り込まれたコンピュータプログラムは、各々のハードディスク装置１７０，２７０に転送され、その後、起動時などに各メモリ１３０，２３０に転送される。

このように、本実施例では、コンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する「記録媒体」としてＣＤ−ＲＯＭを利用することを述べたが、その他にも、フレキシブルディスクや光磁気ディスク、ＩＣカード、ＲＯＭカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置（ＲＡＭやＲＯＭなどのメモリ）および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。

また、コンピュータプログラムは、このような記録媒体に記録された形態での提供の他、ネットワークを介して、コンピュータプログラムを供給するプログラムサーバ（図示せず）にアクセスし、プログラムサーバから受け手側コンピュータ１００内や送り手側コンピュータ２００内に取り込むようにしても良い。

また、上記コンピュータプログラムの一部は、オペレーティングシステムプログラムによって構成するようにしても良い。

さらにまた、本実施例においては、受け手側コンピュータ１００において、送受信制御部１１１、入力処理部１１２、表示処理部１１３及び印刷処理部１１４を、送り手側コンピュータ２００において、送受信制御部２１１、入力処理部２１２、及び表示処理部２１３を、それぞれ、ソフトウェアによって実現しているが、これらはハードウェアによって実現するようにしても良い。

なお、以上のことは、後述する第２及び第３の実施例においても、同様である。

図３は図１の印刷データ伝送システムにおける処理手順を示すフローチャートである。では、図３を参照しながら、本実施例の動作について説明する。

まず、図３に示すように、送り手側コンピュータ２００のＣＰＵ２１０は、ユーザから送り手側コンピュータ２００に、印刷データであるカラー画像データの送信処理開始の指示が入力されたかどうかを判定しながら（ステップＳ１００）、その送信処理開始の指示が入力されるまで待機する。そして、送り手側コンピュータ２００のユーザが、入力装置２４０を用いて、カラー画像データの送信処理開始の指示を入力したら、入力処理部２１２はその指示を送受信制御部２１１に伝える。送受信制御部２１１は、通信装置２６０を介して、カラー画像データを送信すべき受け手側コンピュータ１００との間で通信を確立した後、その受け取った送信処理開始の指示を受け手側コンピュータ１００に向かって送信する（ステップＳ１０２）。

ここで、送り手側コンピュータ２００のユーザがカラー画像データの送信処理開始の指示を行なう際の一手順について、図４を用いて説明する。

図４は図１の送り手側コンピュータ２００におけるモニタ２５０の画面上に表示されたアイコンを示す説明図である。

前述したように、送り手側コンピュータ２００から印刷データであるカラー画像データを送信して、そのカラー画像データによって表される内容、すなわち、カラー画像を印刷できるプリンタは、図２に示したプリンタＡ〜Ｆの６つのプリンタである。従って、送り手側コンピュータ２００におけるモニタ２５０の画面２５１上には、図４に示すように、それら印刷可能な６つのプリンタＡ〜Ｆのアイコンが表示されている。また、送り手側コンピュータ２００におけるハードディスク装置２７０にはカラー画像データ２７１が格納されており、その格納されたカラー画像データ２７１のアイコンが、図４に示すように、モニタ２５０の画面２５１上に、カラー画像データＩＤのアイコンとして表示されている。なお、これらの表示は、ＣＰＵ２１０の表示処理部２１３がアイコンの表示データをＩ／Ｏ部２２０を介してモニタ２５０に送ることによってなされる。

そこで、送り手側コンピュータ２００のユーザは、この画面２５１の表示を見て、カラー画像データＩＤの内容を６つのプリンタＡ〜Ｆのうちどのプリンタで印刷させるかを決定をする。本実施例では、例えば、印刷させたいプリンタとしてプリンタＡ（１８０）を決定するものとする。次に、ユーザは、入力装置２４０の、例えば、マウスを用いて、モニタ２５０の画面２５１に表示されたカラー画像データＩＤのアイコンをドラッグし、印刷させたいプリンタＡのアイコンにドロップする。これによって、入力処理部２１２は、カラー画像データＩＤの内容をプリンタＡで印刷させるために、カラー画像データＩＤをプリンタＡ（１８０）の接続されている受け手側コンピュータ１００へ送信するための送信処理開始の指示が入力されたものとみなして、前述したように、その指示を送受信制御部２１１に伝える。

以上のようにして、送り手側コンピュータ２００のユーザはカラー画像データＩＤの送信処理開始の指示を行なうことができる。

なお、図４では、印刷可能な各プリンタのアイコンを表示するようにしたが、それらの代わりに、それら印刷可能なプリンタを接続している各コンピュータのアイコンを表示するようにしても良い。

さて、次に、受け手側コンピュータ１００では、送信されてきた送信処理開始の指示を通信装置１６０で受け取ると、ＣＰＵ１１０の送受信制御部１１１が、格納されているユーザインタフェースデータ１７１をハードディスク装置１７０から読み出し、通信装置１６０を介して送り手側コンピュータ２００に送信する（ステップＳ１０４）。ユーザインタフェースデータ１７１は、前述したように、受け手側コンピュータ１００に接続されているプリンタＡ（１８０）に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示させるためのものである。

ところで、本実施例において、このように受け手側コンピュータ１００で用意されるユーザインタフェースデータは、送り手側コンピュータ２００だけのために用意されるものではなく、インターネット６００に接続された多数の送り手側コンピュータ（例えば、図２の送り手側コンピュータ本体４０１など）において汎用的に用いられるように、用意されたものである。従って、このユーザインタフェースデータは、主として、ＨＴＭＬによって書かれたＨＴＭＬデータで構成されている。

即ち、インターネット６００自体は異機種混在環境であって、受け手側コンピュータ１００は、インターネット６００に接続されている送り手側コンピュータがそれぞれどのような機種であるかを把握することは困難である。従って、ユーザインタフェースを特定の機種に依存したプログラムを用いて作成して、そのデータをそれぞれの送り手側コンピュータに提供すると、当然、そのユーザインタフェースデータを利用できない送り手側コンピュータが出てくる。しかし、それだからといって、各機種毎にユーザインタフェースデータを用意し、各送り手側コンピュータの機種に応じてユーザインタフェースデータを提供することは事実上不可能である。そこで、本実施例においては、機種に何ら依存せず、作成も容易なＨＴＭＬによってユーザインタフェースデータを作成し、それを用いるようにしている。

なお、ＨＴＭＬによってユーザインタフェースデータを作成する代わりに、Ｊａｖａなどの他の、特定の機種に依存しないコンピュータ言語によって作成するようにしても良い。

さて、次に、送り手側コンピュータ２００では、送信されてきたユーザインタフェースデータを通信装置２６０で受け取ると、送受信制御部２１１が、そのユーザインタフェースデータをハードディスク装置２７０に格納すると共に、表示処理部２１３が、そのユーザインタフェースデータに基づいて印刷設定情報入力用のユーザインタフェースをモニタ２５０の画面上に表示する（ステップＳ１０６）。上述したように、ユーザインタフェースデータはＨＴＭＬデータであるため、周知のＷｅｂブラウザソフトを用いることによって、容易に表示させることができる。

図５及び図６はそれぞれ送られてきたユーザインタフェースデータに基づいてモニタ２５０の画面上に表示された印刷設定情報入力用のユーザインタフェースの一例を示す説明図である。このうち、図５は用紙設定画面を表しており、図６は印刷指定画面を表している。

従って、例えば、モニタ２５０の画面上に、印刷設定情報入力用のユーザインタフェースとして、まず、図５に示すような用紙設定画面が現れると、送り手側コンピュータ２００のユーザは、入力装置２４０を用いて、用紙設定項目２５２、即ち、用紙サイズ、給紙方法、印刷の向き、印刷サイズなどを入力し、入力が終了したらＯＫボタン２５３をクリックする。すると、次に、図６に示すような印刷指定画面が現れる。続いて、ユーザは、再度、入力装置２４０を用いて、印刷指定項目２５４、即ち、印刷部数、印刷範囲、印刷品質、用紙の種類、インクの色などを、自己の希望に応じて入力する。なお、印刷指定項目２５４としては挙げられていないが、その他、色補正（すなわち、カラーマッチング）の処理方法なども、ユーザの希望に応じて入力できるようにしても良い。

その後、最終的に、ユーザが、カラー画像データＩＤを受け手側コンピュータ１００に送信して、その内容（すなわち、カラー画像）をプリンタＡ（１８０）で印刷させることを、希望する場合には、入力装置２４０を用いてＯＫボタン２５５をクリックし、希望しない場合にはキャンセルボタン２５６をクリックする（ステップＳ１０８）。

入力処理部２１２は、入力された各種の印刷設定情報及びボタンクリックの結果を送受信制御部２１１に伝え、送受信制御部２１１は、印刷指定画面においてキャンセルボタン２５６がクリックされていた場合に、一連の処理を終了する。

一方、印刷指定画面において、ＯＫボタン２５５がクリックされていた場合には、送受信制御部２１１が、まず、ハードディスク装置２７０から、送信の対象となるカラー画像データＩＤ（２７１）を読み出すと共に、モニタ２５０の表示設定に対応した色補正用ソースデータ（すなわち、モニタ２５０用のプロファイル）２７２を読み出し、これらカラー画像データ２７１、色補正用ソースデータ２７２を、入力された印刷設定情報のデータと共に、通信装置１６０を介して、受け手側コンピュータ１００に向かって送信する（ステップＳ１１０）。

受け手側コンピュータ１００では、送信されてきたカラー画像データ２７１、色補正用ソースデータ２７２及び印刷設定情報のデータを通信装置１６０を介して受け取ると、送受信制御部１１１は、受け取ったカラー画像データ２７１、色補正用ソースデータ２７２及び印刷設定情報のデータを印刷処理部１１４に渡す。ここで、印刷処理部１１４は、プリンタ１８０専用のプリンタドライバソフトによって実現されており、前述したように、解像度変換部１１５、色補正部１１８、色変換部１１６及びハーフトーン処理部１１７で構成されている。

印刷処理部１１４では、受け取った印刷設定情報及び色補正用ソースデータ２７２を用いて、所望の印刷画像が得られるように、受け取ったカラー画像データ２７１に対し各構成要素が次のような処理を行なう（ステップＳ１１２）。

即ち、まず、解像度変換部１１５が、受け取った印刷設定情報に基づいて、カラー画像データ２７１に対し補間や間引きなどの解像度変換処理を施して、カラー画像が印刷時の所望の解像度になるよう変換する。

次に、色補正部１１８が、上記印刷設定情報から、プリンタ１８０で印刷する際の印刷画素密度やハーフトーンの処理方法（ディザ処理や誤差拡散処理など）や色補正の処理方法などの各種設定を把握し、その印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータ（すなわち、プリンタ１８０用のプロファイル）１７２を、ハードディスク装置１７０に格納されている複数の色補正用ディスティネーションデータの中から選択して読み出す。そして、先に受け取った色補正用ソースデータ２７２とこの読み出した色補正用ディスティネーションデータ１７２とを用いて、前述したように、カラー画像データ２７１に対し色補正処理を施す。すなわち、カラー画像データ２７１について、モニタ２５０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、モニタ２５０に用いられているカラー画像データ）ＲＧＢをプリンタ１８０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、プリンタ１８０で用いられるカラー画像データ）Ｒ”Ｇ”Ｂ”に変換して色補正を行ない、受け手側コンピュータ１００におけるプリンタ１８０で印刷されるカラー画像の色彩を、送り手側コンピュータ２００におけるモニタ２５０に表示されていたカラー画像の色彩にできる限り近づけるようにする。

次に、色変換部１１６が、カラー画像データをＲ”Ｇ”Ｂ”のデータから、プリンタ１８０の入力に対応した例えばＣＭＹＫのデータに変換する。

さらに、ハーフトーン処理部１１７が、印刷設定情報に基づいて、カラー画像データＣＭＹＫに対し、周知のディザ処理や誤差拡散処理を施して、印刷画像において所望の階調表現がなされるようにしている。

印刷処理部１１４は、以上の処理が完了すると、カラー画像データをＩ／Ｏ部１２０を介してプリンタ１８０に出力し、プリンタ１８０は入力されたカラー画像データに基づいて印刷用紙にカラー画像データの内容であるカラー画像を印刷する（ステップＳ１１４）。

以上のようにして、カラー画像データ２７１は、色補正用ソースデータ２７２や印刷設定情報のデータとともに、送り手側コンピュータ２００からインターネット６００を介して受け手側コンピュータ１００に送られ、受け手側コンピュータ１００の印刷処理部１１４において、その印刷設定情報に基づいて種々の処理が行なわれるとともに、特に、色補正部１１８において、色補正用ソースデータ２７２とハードディスク装置１７０から読み出した色補正用ディスティネーションデータ１７２とで色補正処理が行なわれ、最後に、プリンタ１８０において、カラー画像データの内容であるカラー画像が印刷される。

以上説明したように、本実施例においては、インターネット６００を介して印刷データであるカラー画像データを伝送してプリンタ１８０に印刷を行なわせる場合に、送り手側コンピュータ２００に、受け手側コンピュータ１００のプリンタであるプリンタ１８０専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、受け手側コンピュータ１００から送り手側コンピュータ２００にプリンタ１８０専用の印刷設定情報入力用のユーザインタフェースデータが伝送され、それによって、送り手側コンピュータ２００から受け手側コンピュータ１００にプリンタ１８０用の印刷設定情報を送ることができるため、受け手側コンピュータ１００においては、支障なくプリンタ１８０に印刷を行なわせることができる。

また、本実施例においては、送り手側コンピュータ２００に、プリンタ１８０専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、送り手側コンピュータ２００から受け手側コンピュータ１００に、カラー画像データ（すなわち、モニタ２５０に用いられているカラー画像データ）と一緒に、モニタ２５０用のプロファイルである色補正用ソースデータ２７２を送ることによって、受け手側コンピュータ１００において、カラー画像データに対し適切な色補正処理を施すことができるため、プリンタ１８０で印刷するカラー画像の色彩を、モニタ２５０に表示されていたカラー画像の色彩にできる限り近づけることができる。従って、本実施例によれば、送り手側コンピュータ２００のユーザが意図した色彩でもって、カラー画像を、受け手側コンピュータ１００におけるプリンタ１８０で印刷させることができる。

また、本実施例においては、受け手側コンピュータ１００から送り手側コンピュータ２００に提供されるユーザインタフェースデータは、特定の機種に依存しないＨＴＭＬによって主として作成されているため、送り手側コンピュータ２００がどのような機種であるかを受け手側コンピュータ１００において把握していなくても、送り手側コンピュータ２００で利用できるユーザインタフェースデータを、送り手側コンピュータ２００に送ることができる。

また、ユーザインタフェースデータがＨＴＭＬデータであるため、そのデータの中に、ＣＧＩ（Common Gateway Interface）と呼ばれる受け手側コンピュータ１００上の機能を利用するための、ソフトウェア・コンポーネントを呼び出す機構を設定することができる。従って、この機構が設定されていれば、送り手側コンピュータ２００は、受け手側コンピュータ１００の機能を遠隔操作することができるようになり、送り手側コンピュータ２００におけるＣＰＵ２１０の処理能力が低くくても、受け手側コンピュータ１００におけるＣＰＵ１１０の処理能力が高ければ、送り手側コンピュータ２００は受け手側コンピュータ１００に処理を委託することよって、高度な処理が可能となる。

なお、以上の説明においては、送り手側コンピュータ２００のユーザが印刷を行なわせたいプリンタとして図２におけるプリンタＡ（１８０）を選択した場合について説明したが、その他のプリンタを選択した場合においても、同様の手順によって、カラー画像データの送信及びその内容の印刷を行なわせることができる。

図２において、例えば、プリンタＥ（５２０）を選択した場合においては、プリンタＥ（５２０）に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータが、受け手側コンピュータ本体５０１から送り手側コンピュータ本体２０１へ送信されるとともに、それによる印刷設定情報のデータとカラー画像データと色補正用ソースデータが送り手側コンピュータ本体２０１から受け手側コンピュータ本体５０１へ送信される。

そして、受け手側コンピュータ本体５０１においては、印刷処理部が送信されたカラー画像データに対し印刷設定情報や色補正用ソースデータを用いて前述したような処理を行ない、その処理が完了すると、カラー画像データをＩ／Ｏ部を介して通信装置に出力し、通信装置からＬＡＮ７００を介してプリンタＥ（５２０）に送られ、プリンタＥ（５２０）において、カラー画像の印刷が行なわれる。

また、図２において、送り手側コンピュータ本体４０１からカラー画像データを送信して、各プリンタにおいて印刷させることも可能である。

従って、本実施例においては、送り手側コンピュータのユーザが希望する画像データの内容を、希望する印刷設定条件にて、インターネット６００を介し所望のプリンタにおいて印刷させることができる。

さて、以上説明した第１の実施例においては、カラー画像データに対する色補正処理を、受け手側コンピュータ１００において行うようにしていたが、これを送り手側コンピュータ２００において行うようにしても良い。

そこで、次に、そのようなカラー画像データに対する色補正処理を送り手側コンピュータ２００において行う実施例について、図７を用いて説明する。

図７は本発明の第２の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図である。

本実施例の印刷データ伝送システムが、前述の第１の実施例の印刷データ伝送システムと構成上異なる点は、図７に示すように、受け手側コンピュータ１００において、ＣＰＵ１１０によって機能していた色補正部１１８の代わりに、送り手側コンピュータ２００において、ＣＰＵ２１０が色補正部２１４として機能する点である。なお、本実施例におけるその他の構成は、第１の実施例と同様である。

図８は図７の印刷データ伝送値システムにおける処理手順の主要部を示すフローチャートである。図８では、ステップＳ１０８までの処理内容は、図３に示した処理内容と同様なので、省略してある。では、図８を参照しながら、本実施例の動作について説明する。

送り手側コンピュータ２００において、ユーザが、図６に示した印刷指定画面におけるＯＫボタン２５５をクリックして、カラー画像データ２７１の送信指示を入力した場合、送受信制御部２１１が、まず、入力された印刷設定情報から、プリンタ１８０で印刷する際の印刷画素密度やハーフトーンの処理方法（ディザ処理や誤差拡散処理など）や色補正の処理方法などの各種設定を把握し、その印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータ（すなわち、プリンタ１８０用のプロファイル）の伝送要求を、通信装置２６０を介して、受け手側コンピュータ１００に向かって送信する（ステップＳ２０２）。

受け手側コンピュータ１００では、送信されてきた色補正用データの伝送要求を受け取ると、送受信制御部１１１は、ハードディスク装置１７０に格納されている複数の色補正用ディスティネーションデータの中から、伝送要求された色補正用ディスティネーションデータ１７２、すなわち、上記印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータ（プリンタ１８０用のプロファイル）１７２を選択して読み出し、通信装置１６０を介して、送り手側コンピュータ２００に向かって送信する（ステップＳ２０４）。

送り手側コンピュータ２００では、送信されてきた色補正用ディスティネーションデータ１７２を受け取ると、色補正部２１４が、ハードディスク装置２７０から、送信の対象となるカラー画像データ２７１を読み出すと共に、モニタ２５０の表示設定に対応した色補正用ソースデータ（すなわち、モニタ２５０用のプロファイル）２７２を読み出し、先に受け取った色補正用ディスティネーションデータ１７２とこの読み出した色補正用ソースデータ２７２とを用いて、前述したのと同様な方法で、カラー画像データ２７１に対し色補正処理を施す（ステップＳ２０６）。

その後、送受信制御部２１１が、その色補正処理の施されたカラー画像データを、印刷設定情報のデータと共に、通信装置２６０を介して、受け手側コンピュータ１００に向かって送信する（ステップＳ２０８）。

受け手側コンピュータ１００では、送信されてきたカラー画像データ及び印刷設定情報のデータを通信装置１６０を介して受け取ると、送受信制御部１１１は、受け取ったカラー画像データ及び印刷設定情報のデータを印刷処理部１１４に渡す。

印刷処理部１１４では、受け取った印刷設定情報を用いて、所望の印刷画像が得られるように、受け取ったカラー画像データに対し、解像度変換部１１５、色変換部１１６及びハーフトーン処理部１１７が前述したのと同様の処理を行なう（ステップＳ２１０）。

印刷処理部１１４は、以上の処理が完了すると、カラー画像データをＩ／Ｏ部１２０を介してプリンタ１８０に出力し、プリンタ１８０は入力されたカラー画像データに基づいて印刷用紙にカラー画像データの内容であるカラー画像を印刷する（ステップＳ２１２）。

以上のようにして、まず、受け手側コンピュータ１００から送り手側コンピュータ２００に色補正用ディスティネーションデータ１７２が送られ、次に、色補正部２１４において、カラー画像データ２７１に対し、その色補正用ディスティネーションデータ１７２とハードディスク装置２７０から読み出した色補正用ソースデータ２７２とで色補正処理が行なわれる。そして、色補正後のカラー画像データは、印刷設定情報のデータとともに、送り手側コンピュータ２００からインターネット６００を介して受け手側コンピュータ１００に送られ、プリンタ１８０において、カラー画像データの内容であるカラー画像が印刷される。

以上説明したように、本実施例においては、送り手側コンピュータ２００に、プリンタ１８０専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、受け手側コンピュータ１００から送り手側コンピュータ２００にプリンタ１８０用のプロファイルである色補正用ディスティネーションデータ１７２を送ることによって、送り手側コンピュータ２００において、カラー画像データに対し適切な色補正処理を施すことができるため、そのカラー画像データを受け手側コンピュータ１００に送り、プリンタ１８０でそのカラー画像を印刷しても、その印刷したカラー画像の色彩を、モニタ２５０に表示されていたカラー画像の色彩にできる限り近づけることができる。従って、本実施例によれば、送り手側コンピュータ２００のユーザが意図した色彩でもって、カラー画像を、受け手側コンピュータ１００におけるプリンタ１８０で印刷させることができる。

なお、本実施例では、送り手側コンピュータ２００において、ユーザがカラー画像データ２７１の送信指示を入力した場合、送受信制御部２１１は、入力された印刷設定情報からプリンタ１８０で印刷する際の各種設定を把握し、その上で、その印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータの伝送要求を、受け手側コンピュータ１００に送信するようにしているが、本発明は、これに限定されるものではなく、次のようにしても良い。すなわち、送受信制御部２１１では、どのような印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータであるかまでは指定することなく、単なる色補正用ディスティネーションデータの伝送要求を送信し、その際、入力された印刷設定情報も併せて送信するようにする。そして、受け手側コンピュータ１００において、送受信制御部１１１が、その送信された印刷設定情報からプリンタ１８０で印刷する際の各種設定を把握し、その上で、その印刷設定に対応した補正用ディスティネーションデータ１７２を、ハードディスク装置１７０に格納されている複数の色補正用ディスティネーションデータの中から、選択して読み出すようにする。

さて、以上説明した第１及び第２の実施例においては、カラー画像データに対する色補正処理を、受け手側コンピュータ１００または送り手側コンピュータ２００において行うようにしていたが、受け手側コンピュータ１００と送り手側コンピュータ２００とでこれを分担して行うようにしても良い。

そこで、次に、そのような受け手側コンピュータ１００と送り手側コンピュータ２００とでそれぞれ、カラー画像データに対する色補正処理を分担して行う実施例について、図９を用いて説明する。

図９は本発明の第３の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図である。

本実施例の印刷データ伝送システムが、前述の第１の実施例や第２の実施例の印刷データ伝送システムと構成上異なる点は、図９に示すように、受け手側コンピュータ１００において、ＣＰＵ１１０が色補正部１１８として機能すると共に、送り手側コンピュータ２００においても、ＣＰＵ２１０が色補正部２１４として機能する点である。なお、本実施例におけるその他の構成は、第１の実施例や第２の実施例と同様である。

図１０は図９の印刷データ伝送値システムにおける処理手順の主要部を示すフローチャートである。図１０では、ステップＳ１０８までの処理内容は、図３に示した処理内容と同様なので、省略してある。では、図１０を参照しながら、本実施例の動作について説明する。

送り手側コンピュータ２００において、ユーザが、図６に示した印刷指定画面におけるＯＫボタン２５５をクリックして、カラー画像データ２７１の送信指示を入力した場合、色補正部２１４が、ハードディスク装置２７０から、送信の対象となるカラー画像データ２７１を読み出すと共に、モニタ２５０の表示設定に対応した色補正用ソースデータ（すなわち、モニタ２５０用のプロファイル）２７２を読み出し、この色補正用ソースデータ２７２を用いて、カラー画像データ２７１に対し色補正処理を施す（ステップＳ３０２）。すなわち、カラー画像データ２７１について、モニタ２５０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、モニタ２５０に用いられているカラー画像データ）ＲＧＢを仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’に変換して色補正を行なう。これによって、カラー画像データによって表現される色は、色空間において、モニタ２５０で再現し得る色域内から仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域（すなわち、理想的な色域）内に移行する。

その後、送受信制御部２１１が、その色補正処理の施されたカラー画像データを、印刷設定情報のデータと共に、通信装置２６０を介して、受け手側コンピュータ１００に向かって送信する（ステップＳ３０４）。

受け手側コンピュータ１００では、送信されてきたカラー画像データ及び印刷設定情報のデータを通信装置１６０を介して受け取ると、送受信制御部１１１は、受け取ったカラー画像データ及び印刷設定情報のデータを印刷処理部１１４に渡す。

印刷処理部１１４では、受け取った印刷設定情報を用いて、所望の印刷画像が得られるように、受け取ったカラー画像データに対し、解像度変換部１１５、色変換部１１６及びハーフトーン処理部１１７が前述したのと同様の処理を行なう他、色補正部１１８が次のような処理を行なう（ステップＳ３０６）。

即ち、色補正部１１８が、受け取った印刷設定情報から、プリンタ１８０で印刷する際の印刷画素密度やハーフトーンの処理方法（ディザ処理や誤差拡散処理など）や色補正の処理方法などの各種設定を把握し、その印刷設定に対応した色補正用ディスティネーションデータ（すなわち、プリンタ１８０用のプロファイル）１７２を、ハードディスク装置１７０に格納されている複数の色補正用ディスティネーションデータの中から選択して読み出す。そして、この色補正用ディスティネーションデータ１７２を用いて、カラー画像データに対し色補正処理を施す。すなわち、カラー画像データについて、仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データＲ’Ｇ’Ｂ’をプリンタ１８０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ（すなわち、プリンタ１８０で用いられるカラー画像データ）Ｒ”Ｇ”Ｂ”に変換して色補正を行なう。これによって、カラー画像データによって表現される色は、色空間において、仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域（すなわち、理想的な色域）内からプリンタ１８０で再現し得る色域内に移行する。

印刷処理部１１４は、以上の処理が完了すると、カラー画像データをＩ／Ｏ部１２０を介してプリンタ１８０に出力し、プリンタ１８０は入力されたカラー画像データに基づいて印刷用紙にカラー画像データの内容であるカラー画像を印刷する（ステップＳ３０８）。

以上のようにして、まず、送り手側コンピュータ２００における色補正部２１４において、カラー画像データ２７１に対し、ハードディスク装置２７０から読み出した色補正用ソースデータ２７２で色補正処理が行なわれ、その色補正後のカラー画像データは、印刷設定情報のデータとともに、送り手側コンピュータ２００からインターネット６００を介して受け手側コンピュータ１００に送られ、色補正部１１８において、ハードディスク装置１７０から読み出した色補正用ディスティネーションデータ１７２で色補正処理が行なわれ、最後に、プリンタ１８０において、カラー画像データの内容であるカラー画像が印刷される。

以上説明したように、本実施例においては、送り手側コンピュータ２００に、プリンタ１８０専用のプリンタドライバがインストールされていなくても、カラー画像データに対して、送り手側コンピュータ２００で、モニタ２５０用のプロファイルである色補正用ソースデータ２７２を用いた適切な色補正処理を施し、その後、さらに、受け手側コンピュータ１００において、プリンタ１８０用のプロファイルである色補正用ディスティネーションデータ１７２を用いた適切な色補正処理を施すことができるため、プリンタ１８０で印刷するカラー画像の色彩を、モニタ２５０に表示されていたカラー画像の色彩にできる限り近づけることができる。従って、本実施例によれば、送り手側コンピュータ２００のユーザが意図した色彩でもって、カラー画像を、受け手側コンピュータ１００におけるプリンタ１８０で印刷させることができる。

なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。

上記した実施例においては、ハードディスク装置１７０に格納されているカラー画像データ２７１は、モニタ２５０に用いられたカラー画像データと同じカラー画像データ（すなわち、モニタ２５０で再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データ）であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スキャナで読み込まれたカラー画像データであっても良いし、デジタルカメラによって撮影して得られたカラー画像データであっても良いし、その他カラー画像用デバイスに関連したカラー画像データであっても良い。以上のような場合には、色補正用ソースデータとしては、スキャナ用のプロファイル（すなわち、スキャナで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データを仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データに変換するためのデータ）や、デジタルカメラ用のプロファイル（すなわち、デジタルカメラで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データを仮想カラー画像用デバイスで再現し得る色域内で表現可能なカラー画像データに変換するためのデータ）など用意する必要がある。

また、上記した実施例においては、送り手側コンピュータ２００と受け手側コンピュータ１００との間はインターネット６００を介して接続されていたが、本発明はインターネットに限定されるものではなく、電話通信網やＬＡＮ，ＷＡＮ（イントラネットなどを含む）など各種コンピュータネットワークを介して接続するようにしても良い。

また、上記した実施例においては、送り手側コンピュータ２００からインターネット６００を介して受け手側コンピュータ１００に送られる画像データは、ＲＧＢのグレースケールのビットマップデータによって構成されているものと説明したが、本発明はこのようなカラー画像データに限定されるものではなく、プリンタ等の制御コードに依存しないデータ構造であれば、どのようなカラー画像データであっても良い。

上記した実施例においては、印刷手段がプリンタである場合を例として説明したが、印刷機、コピー機、ファクシミリ装置など、その他の印刷機器であっても良い。

本発明の第１の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図である。 図１の印刷データ伝送システムをインターネット上で実現した場合の一例を示す構成図である。 図１の印刷データ伝送システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 図１の送り手側コンピュータ２００におけるモニタ２５０の画面上に表示されたアイコンを示す説明図である。 ユーザインタフェースデータに基づいてモニタ２５０の画面上に表示された印刷設定情報入力用のユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 ユーザインタフェースデータに基づいてモニタ２５０の画面上に表示された印刷設定情報入力用のユーザインタフェースの一例を示す説明図である。 本発明の第２の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図である。 図７の印刷データ伝送値システムにおける処理手順の主要部を示すフローチャートである。 本発明の第３の実施例としての印刷データ伝送システムを示すブロック図である。 図９の印刷データ伝送値システムにおける処理手順の主要部を示すフローチャートである。

符号の説明

１００…受け手側コンピュータ
１０１…受け手側コンピュータ本体
１１０…ＣＰＵ
１１１…送受信制御部
１１２…入力処理部
１１３…表示処理部
１１４…印刷処理部
１１５…解像度変換部
１１６…色変換部
１１７…ハーフトーン処理部
１１８…色補正部
１２０…Ｉ／Ｏ部
１３０…メモリ
１４０…入力装置
１５０…モニタ
１６０…通信装置
１７０…ハードディスク装置
１７１…ユーザインタフェースデータ
１７２…色補正用ディスティネーションデータ
１８０…プリンタＡ
１９０…ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置
１９５…ＣＤ−ＲＯＭ
２００…送り手側コンピュータ
２０１…送り手側コンピュータ本体
２１０…ＣＰＵ
２１１…送受信制御部
２１２…入力処理部
２１３…表示処理部
２１４…色補正部
２２０…Ｉ／Ｏ部
２３０…メモリ
２４０…入力装置
２５０…モニタ
２５１…画面
２５２…用紙設定項目
２５３…ＯＫボタン
２５４…印刷指定項目
２５５…ＯＫボタン
２５６…キャンセルボタン
２６０…通信装置
２７０…ハードディスク装置
２７１…カラー画像データ
２７２…色補正用ソースデータ
２９０…ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置
２９５…ＣＤ−ＲＯＭ
３０１…受け手側コンピュータ本体
３１０…プリンタＢ
３２０…プリンタＣ
４０１…送り手側コンピュータ本体
５０１…受け手側コンピュータ本体
５１０…プリンタＤ
５２０…プリンタＥ
５３０…プリンタＦ
６００…インターネット
７００…ＬＡＮ

Claims (10)

1. 複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおいて、第１のコンピュータから第２のコンピュータに前記コンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送システムであって、
   前記第１のコンピュータは、前記印刷データを記憶する第１の記憶手段と、前記印刷データを送信することが可能な第１の送受信手段と、入力手段と、表示手段と、前記第１のコンピュータ内の各手段を制御する第１の制御手段と、を備えると共に、
   前記第２のコンピュータは、前記印刷データの内容を印刷するための印刷手段と、該印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを記憶する第２の記憶手段と、前記ユーザインタフェースデータを送信することが可能な第２の送受信手段と、前記第２のコンピュータ内の各手段を制御する第２の制御手段と、を備え、
   前記入力手段を介して前記第１のコンピュータに対し、前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記第１の制御手段は、前記送信処理開始の指示を前記第１の送受信手段を介して前記第２のコンピュータに送信し、前記第２の制御手段は、送信された前記送信処理開始の指示を前記第２の送受信手段を介して受信した場合に、前記第２の記憶手段から前記ユーザインタフェースデータを読み出して前記第２の送受信手段を介して前記第１のコンピュータに送信し、前記第１の制御手段は、送信された前記ユーザインタフェースデータを前記第１の送受信手段を介して受信したら、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させ、
   その後、前記入力手段を介して前記第１のコンピュータに対し、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記第１の制御手段は、前記第１の記憶手段から前記印刷データを読み出して、入力された前記印刷設定情報のデータと共に、前記第１の送受信手段を介して前記第２のコンピュータに送信し、前記第２の制御手段は、送信された前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記第２の送受信手段を介して受信した場合に、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させることを特徴とする印刷データ伝送システム。
2. 請求項１に記載の印刷データ伝送システムにおいて、
   前記ユーザインタフェースデータは特定の機種に依存しないコンピュータ言語によって作成されていることを特徴とする印刷データ伝送システム。
3. 請求項１に記載の印刷データ伝送システムにおいて、
   前記第１の制御手段は、予め、前記表示手段によって、前記第２のコンピュータまたは印刷手段に対応したアイコンを表示させると共に、前記第１のコンピュータに対する前記印刷データの送信処理開始の指示は、前記表示手段によって表示された前記アイコンを、前記入力手段によって選択することによって、なされることを特徴とする印刷データ伝送システム。
4. 少なくとも印刷手段を備えた受信装置にコンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを送信することが可能な送信装置であって、
   前記印刷データを記憶する記憶手段と、前記印刷データを送信することが可能な送受信手段と、入力手段と、表示手段と、前記送信装置内の各手段を制御する制御手段と、を備え
   前記入力手段を介して前記送信装置に対し、前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記制御手段は、前記送信処理開始の指示を前記送受信手段を介して前記受信装置に送信し、
   該受信装置から、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータが送信された場合に、前記制御手段は、前記ユーザインタフェースデータを前記送受信手段を介して受信して、前記表示手段により、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させ、
   その後、前記入力手段を介して前記送信装置に対し、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記制御手段は、前記記憶手段から前記印刷データを読み出して、入力された前記印刷設定情報のデータと共に、前記送受信手段を介して前記受信装置に送信することを特徴とする送信装置。
5. 少なくとも表示手段を備えた送信装置からコンピュータネットワークを介して送信される、印刷すべき内容を示す印刷データを受信することが可能な受信装置であって、
   前記印刷データの内容を印刷するための印刷手段と、該印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを記憶する記憶手段と、前記ユーザインタフェースデータを送信することが可能な送受信手段と、前記受信装置内の各手段を制御する制御手段と、を備え、
   前記制御手段は、前記送信装置から送信された前記印刷データの送信処理開始の指示を前記送受信手段を介して受信した場合に、前記記憶手段から前記ユーザインタフェースデータを読み出して前記送受信手段を介して前記送信装置に送信し、
   その後、前記送信装置から、前記印刷データ、及び前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報のデータが送信された場合に、前記制御手段は、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記送受信手段を介して受信して、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させることを特徴とする受信装置。
6. 請求項１に記載の印刷データ伝送システムにおいて、
   前記第１のコンピュータから前記第２のコンピュータに伝送される前記印刷データは、前記印刷手段の制御コードに依存しないデータ構造を成していることを特徴とする印刷データ伝送システム。
7. 請求項１に記載の印刷データ伝送システムにおいて、
   前記印刷手段は前記第２のコンピュータの本体部分にコンピュータネットワークを介して接続されていることを特徴とする印刷データ伝送システム。
8. 複数のコンピュータがそれぞれ接続されたコンピュータネットワークにおいて、少なくとも表示手段を備えた第１のコンピュータから少なくとも印刷手段を備えた第２のコンピュータに前記コンピュータネットワークを介して、印刷すべき内容を示す印刷データを伝送する印刷データ伝送方法であって、
   （ａ）前記第１のコンピュータに前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、前記第１のコンピュータが前記送信処理開始の指示を前記第２のコンピュータに送信する工程と、
   （ｂ）前記第２のコンピュータが、送信された前記送信処理開始の指示を受信した場合に、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを前記第１のコンピュータに送信する工程と、
   （ｃ）前記第１のコンピュータが、送信された前記ユーザインタフェースデータを受信したら、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させる工程と、
   （ｄ）前記第１のコンピュータに、前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記第１のコンピュータが、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記第２のコンピュータに送信する工程と、
   （ｅ）前記第２のコンピュータが、送信された前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを受信した場合に、前記印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させる工程と、
   を備える印刷データ伝送方法。
9. 少なくとも表示手段を備えた送信側のコンピュータに、少なくとも印刷手段を備えた受信側装置との間で、コンピュータネットワークを介して、印刷データの伝送を行わせるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
   前記印刷データの送信処理開始の指示が入力された場合に、該送信処理開始の指示を前記受信側装置に送信する機能と、
   前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータが前記受信側装置から送信された場合に、該ユーザインターフェースデータを受信し、前記表示手段によって、前記ユーザインタフェースデータを用いて前記印刷設定情報入力用ユーザインタフェースを表示させる機能と、
   前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる印刷設定情報が入力されると共に、前記印刷データの送信指示が入力された場合に、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを前記受信側装置に送信する機能と、
   を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
10. 少なくとも印刷手段を備えた受信側のコンピュータに、少なくとも表示手段を備えた送信側装置との間で、コンピュータネットワークを介して、印刷データの伝送を行わせるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記送信側装置から送信された前記印刷データの送信処理開始の指示を受信した場合に、前記印刷手段に対応した印刷設定情報入力用のユーザインタフェースを表示するためのユーザインタフェースデータを前記送信側装置に送信する機能と、
    前記印刷データ、及び前記印刷手段において印刷を行なう際に用いる前記印刷設定情報のデータが前記送信側装置から送信された場合に、前記印刷データ及び前記印刷設定情報のデータを受信し、該印刷設定情報に基づいて、前記印刷手段により、前記印刷データによって表される内容を印刷させる機能と、
    を前記コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。

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