JP2004246232A - 携帯機器のモニター用着脱式付属装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LCD画面への周辺光の影響を除去するとともに、LCD画面の視認方向をアイレベル方式位置とウェストレベル方式位置及び両位置の間で無段階に選択可能なモニター用着脱式付属装置を提供することにある。
【解決手段】携帯機器のモニター近傍に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有するとともに、LCD画面の光軸上に第一ミラーを有し、その反射像の光軸上に第二ミラーを有してLCD画面の視認方向を無段階に選択可能である携帯機器のモニター用着脱式付属装置にした。この発明によって、モニターの多方向視認が可能で所定の位置が決定され、多方向視認のモニター用の付属部材の着脱を的確に成し遂げられるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯機器のモニター近傍に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有するとともに、LCD画面の光軸上に第一ミラーを有し、その反射像の光軸上に第二ミラーを有してLCD画面の視認方向を無段階に選択可能である携帯機器のモニター用着脱式付属装置にした。この発明によって、モニターの多方向視認が可能で所定の位置が決定され、多方向視認のモニター用の付属部材の着脱を的確に成し遂げられるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が関連する技術分野】
この発明は、デジタルカメラなどの携帯機器におけるモニターへの外来光に対する遮光に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影レンズ及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)を備えたデジタルカメラには、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)による撮影時のビューファインダ機能及び画像再生時におけるモニター機能兼用のLCD画面を備えたカメラがある。
【0003】
このようなカメラのLCD画面は、明るい戸外では周辺光の影響により画面が見えにくくなる。さらに一般的に、その視認方向がカメラ背面からに限定される為、接写等のローアングルでの撮影が困難となる等の欠点を有する。
【0004】
このため、LCD画面への周辺光の影響を軽減するための遮光用フードやローアングルでの撮影をしやすくするために、LCD画面の視認方向をLCD画面に垂直な中心軸に対し、70度乃至90度傾いた方向から視認できるようにしたカメラに着脱可能な装置(以下ウェストレベル方式と称す)が提案されている。
【0005】
しかし、それらの装置はいずれもLCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸の方向から視認する方式(以下アイレベル方式と称す)或いは前記ウェストレベル方式のいずれか一方のみ、またはどちらかを選択使用する方式であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本技術は、簡単な構成で、前記LCD画面への周辺光の影響を除去するとともに、LCD画面の視認方向をアイレベル方式位置とウェストレベル方式位置及び両位置の間で無段階に選択可能なモニター用着脱式付属装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、
請求項1記載の発明は、携帯機器のモニター近傍に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有するとともに、モニター面の光軸上に第一ミラーを有し、その反射像の光軸上に第二ミラーを有してモニター面の視認方向を無段階に選択可能である携帯機器のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、モニターの多方向視認が可能で所定の位置が決定され、多方向視認のモニター用の付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、携帯機器のモニターパネル、又は、LCD画面に接着可能な中間部材とその中間部材に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有する請求項1記載の携帯機器の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記付属部材は弾性を持ち、この弾性により前記付属部材と前記中間部材とが着脱できる請求項2記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記中間部材の携帯機器への接着部が両面テープである請求項2記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材を外したい時に外すことができる。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記付属部材が中間部材接着時の位置決め部をもつ請求項4記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材の位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0012】
請求項6記載の発明は、前記付属部材が拡大レンズと遮光構造を有する請求項1記載のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、遮光を的確に成し遂げることができ、装置を小型化することができる。
【0013】
請求項7記載の発明は、前記拡大レンズが前記付属部材に着脱可能な請求項6記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズ装着時に遮光を的確に成し遂げることができ、拡大レンズを外した時にモニターパネルに鈍角な光の遮光を成し遂げることができる。
【0014】
請求項8記載の発明は、前記付属部材は、前記拡大レンズが外された時に携帯機器のLCD画面から明視の距離でLCD画面が見える開口をもつ請求項7記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズを外した時にモニターパネルに鈍角な光の遮光を成し遂げることができる。
【0015】
請求項9記載の発明は、前記拡大レンズが視度の調整機能をもつ請求項6記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズを光軸方向に移動した時に視度の調整を成し遂げることができる。
【0016】
請求項10記載の発明は、前記付属部材が目当て保持部材を有し、目当て保持部材の回転角が前記第二ミラーの回転角の約2倍になる請求項1記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、簡単な構成により、全範囲において正立正像の視認を成し遂げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1は本技術の実施例1のウェストレベル方式位置に設定された状態の断面図(後述の図3のD−Dによる断面)、図2はアイレベル方式位置に設定された状態の断面図を示す。図3は、実施例1の別の方向の側面と部分断面図(前述の図1のA−Aによる断面)を示す。図4は実施例1のモニター用着脱式付属装置本体を外したデジタルカメラの背面を示す。
【0018】
1は本体ケース、2は第一ミラー、3は第二ミラー、4は拡大レンズ、5は目当て部材、6は第二ミラー保持部材、7aは第一中間部材、7bは第二中間部材、8a、8bは両面接着テープ、9はモニターパネル、10はLCD、11はデジタルカメラ、12は目当て保持部材、13は連動レバー、14.15は遮光板、16は遮光板保持部材、17は本体取付枠、18は結合枠である。
【0019】
上記構成の中で、LCD画面をその視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L3乃至所定角度傾いた方向L3’の全範囲において正立正像で視認できる装置で且つモニターパネル9の周辺光反射によってLCD画面10が見えにくくなる現象を除去するモニター用付属装置の最小構成は、第一ミラー2を有する本体ケース1、および本体ケース1に回転可能に軸支された第二ミラー3からなるモニター用付属装置が、モニターパネル9あるいはデジタルカメラ11に第一中間部材7a、第二中間部材7bを介して着脱できる構成である。
【0020】
中間部材7a、7bをモニターパネル9に取り付ける方法として本技術では両面接着テープ8a、8bによる接着を用いる。これにより中間部材7a、7bを取り外したい時、モニターパネル9から容易に取り外すことができる。
【0021】
第一ミラー2は、デジタルカメラ11のLCD画面10の像をカメラ前方斜め上方向L2へ導くように本体ケース1に固定され、第二ミラー3は、本体ケース1に固着された軸1aに回転可能に軸支された第二ミラー保持部材6に固着され、第一ミラー2からの前記像を後方乃至カメラ上方へ導くように本体ケース1にそれぞれ所定の角度で配置されている。これによりLCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L1に平行な方向L3乃至、70度から90度上方へ傾いた方向L3’の全範囲において、正立正像で視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。なお、L3乃至L3’の全範囲において、本体1と目当て部材5間で15度ごとにクリックなどを設ければ、段階的に視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。
【0022】
内容について後述する拡大レンズ4などの機能を必要とするモニター用付属装置は中間部材7a、7bと所定の位置関係が必要である。その方法として、モニター用付属装置の一部を構成する本体取付枠18の弾性を用いて中間部材7a、7bと嵌合部をもって着脱できる。モニター用付属装置と中間部材7a、7bの嵌合部を中間部材7a、7bの面で次に示す。後方位置嵌合部は図2の7cと7d、上下位置嵌合部はそれぞれ図4の7eと7f、左右位置嵌合部はそれぞれ図4の7g、7h、と7i、7j、前方位置嵌合部は図4の7k、7lと7m、7nに示す。このような構造であるから、モニター用付属装置と中間部材7a、7bの前後・左右・上下は正確に位置決めでき、着脱も確実となる。
【0023】
モニターパネル9の反射光を除去してLCD画面10を見易くするために遮光を本体ケース1で実施すると、モニターパネル9から目の位置まですなわち、ほぼ明視の距離までの遮光が必要となり、モニター用付属装置は実用上、不適当な大きさになる。これを解決するためにモニター用付属装置に拡大レンズ4を設ける。図1の拡大レンズ4は目当て部材5の内部に固着され、目当て部材5は本体ケース1に固着された軸1aに回転可能に軸支された目当て保持部材12のガイドレール12b、12c(図3)にスライドさせて係合できるガイド溝5a、5b(図3)を有し矢印B方向にスライドさせることにより目当て保持部材12に着脱可能に保持されている。これら目当て部材5、保持部材12と本体ケース1、遮光板14、15によって、目当て部材5からモニターパネル9間が遮光された状態でLCD画面10を見ることができ、この小型化された構成でモニターパネル9の反射光を除去できる。
なお、スライド構造、あるいは、ネジ構造等により拡大レンズ4を光軸方向に移動可能な視度調整機構を設けてもよい。
【0024】
目当て部材5の矢印C方向の回転は、目当て保持部材12に固着された連動ピン12a、本体ケース1に固着された軸1bに回転可能に軸支された連動レバー13に設けられ、前記連動ピン12aと係合する連動溝13a、および同じく連動レバー13の連動溝13aとは反対側に設けられた連動溝13b、前述の第二ミラー保持部材に設けられた前記連動溝13bと係合する連動ピン6aを介し第二ミラー3に伝達される。また、それぞれの連動部材は、目当て部材5の回転角度αに対し、第二ミラーの回転角度がほぼα/2となるように関係付けられている。なお本実施例では、連動部にレバーを用いたが、歯車やカムを用いても良い。
【0025】
以上のような構成であるから、実施例1においては、簡単な構成により、モニターパネル周辺光の影響によりLCD画面が見えにくくなる現象を除去すると同時に、LCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L1に平行な方向L3乃至、70度から90度上方へ傾いた方向L3‘の範囲内で自由に選択でき且つ正立正像で視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。また、拡大レンズを光軸方向に動かす機構を設けることによって視度調整可能な装置を提供できる。
【0026】
更に目当て部材5をモニター用付属装置から着脱できるようにしたため、拡大レンズ6と目当て部材5をモニター用付属装置から外した時に鈍角な光の遮光を成し遂げることができるので、目当て保持部材12の開口部12b、12cを通して明視の距離からLCD画面10を見ることができ、モニターパネルへの外光がそれほど強くない時などに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置機構のモニター用付属部材がウェストレベル位置時の正面断面図(断面D−D)
【図2】実施例1の装置機構のモニター用付属部材がアイレベル位置時の正面断面図
【図3】実施例1の別の方向の部分断面図(断面A−A)
【図4】実施例1の装置機構でモニター用付属部材を外した側面図
【符号の説明】
1 本体ケース
2 第一ミラー
3 第二ミラー
4 拡大レンズ
5 目当て部材
6 第二ミラー保持部材
7a 第一中間部材
7b 第二中間部材
8a、8b 両面接着テープ
9 モニターパネル
10 LCD
11 デジタルカメラ
12 目当て保持部材
13 連動レバー
14、15 遮光板
16 遮光板保持部材
17 本体取付枠
18 結合枠
【発明が関連する技術分野】
この発明は、デジタルカメラなどの携帯機器におけるモニターへの外来光に対する遮光に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影レンズ及び固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)を備えたデジタルカメラには、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)による撮影時のビューファインダ機能及び画像再生時におけるモニター機能兼用のLCD画面を備えたカメラがある。
【0003】
このようなカメラのLCD画面は、明るい戸外では周辺光の影響により画面が見えにくくなる。さらに一般的に、その視認方向がカメラ背面からに限定される為、接写等のローアングルでの撮影が困難となる等の欠点を有する。
【0004】
このため、LCD画面への周辺光の影響を軽減するための遮光用フードやローアングルでの撮影をしやすくするために、LCD画面の視認方向をLCD画面に垂直な中心軸に対し、70度乃至90度傾いた方向から視認できるようにしたカメラに着脱可能な装置(以下ウェストレベル方式と称す)が提案されている。
【0005】
しかし、それらの装置はいずれもLCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸の方向から視認する方式(以下アイレベル方式と称す)或いは前記ウェストレベル方式のいずれか一方のみ、またはどちらかを選択使用する方式であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本技術は、簡単な構成で、前記LCD画面への周辺光の影響を除去するとともに、LCD画面の視認方向をアイレベル方式位置とウェストレベル方式位置及び両位置の間で無段階に選択可能なモニター用着脱式付属装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、
請求項1記載の発明は、携帯機器のモニター近傍に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有するとともに、モニター面の光軸上に第一ミラーを有し、その反射像の光軸上に第二ミラーを有してモニター面の視認方向を無段階に選択可能である携帯機器のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、モニターの多方向視認が可能で所定の位置が決定され、多方向視認のモニター用の付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、携帯機器のモニターパネル、又は、LCD画面に接着可能な中間部材とその中間部材に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有する請求項1記載の携帯機器の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記付属部材は弾性を持ち、この弾性により前記付属部材と前記中間部材とが着脱できる請求項2記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記中間部材の携帯機器への接着部が両面テープである請求項2記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材を外したい時に外すことができる。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記付属部材が中間部材接着時の位置決め部をもつ請求項4記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、中間部材の位置が決定され、付属部材の着脱を的確に成し遂げることができる。
【0012】
請求項6記載の発明は、前記付属部材が拡大レンズと遮光構造を有する請求項1記載のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、遮光を的確に成し遂げることができ、装置を小型化することができる。
【0013】
請求項7記載の発明は、前記拡大レンズが前記付属部材に着脱可能な請求項6記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズ装着時に遮光を的確に成し遂げることができ、拡大レンズを外した時にモニターパネルに鈍角な光の遮光を成し遂げることができる。
【0014】
請求項8記載の発明は、前記付属部材は、前記拡大レンズが外された時に携帯機器のLCD画面から明視の距離でLCD画面が見える開口をもつ請求項7記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズを外した時にモニターパネルに鈍角な光の遮光を成し遂げることができる。
【0015】
請求項9記載の発明は、前記拡大レンズが視度の調整機能をもつ請求項6記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、拡大レンズを光軸方向に移動した時に視度の調整を成し遂げることができる。
【0016】
請求項10記載の発明は、前記付属部材が目当て保持部材を有し、目当て保持部材の回転角が前記第二ミラーの回転角の約2倍になる請求項1記載の多方向視認のモニター用着脱式付属装置を提供する。この発明によれば、簡単な構成により、全範囲において正立正像の視認を成し遂げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1は本技術の実施例1のウェストレベル方式位置に設定された状態の断面図(後述の図3のD−Dによる断面)、図2はアイレベル方式位置に設定された状態の断面図を示す。図3は、実施例1の別の方向の側面と部分断面図(前述の図1のA−Aによる断面)を示す。図4は実施例1のモニター用着脱式付属装置本体を外したデジタルカメラの背面を示す。
【0018】
1は本体ケース、2は第一ミラー、3は第二ミラー、4は拡大レンズ、5は目当て部材、6は第二ミラー保持部材、7aは第一中間部材、7bは第二中間部材、8a、8bは両面接着テープ、9はモニターパネル、10はLCD、11はデジタルカメラ、12は目当て保持部材、13は連動レバー、14.15は遮光板、16は遮光板保持部材、17は本体取付枠、18は結合枠である。
【0019】
上記構成の中で、LCD画面をその視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L3乃至所定角度傾いた方向L3’の全範囲において正立正像で視認できる装置で且つモニターパネル9の周辺光反射によってLCD画面10が見えにくくなる現象を除去するモニター用付属装置の最小構成は、第一ミラー2を有する本体ケース1、および本体ケース1に回転可能に軸支された第二ミラー3からなるモニター用付属装置が、モニターパネル9あるいはデジタルカメラ11に第一中間部材7a、第二中間部材7bを介して着脱できる構成である。
【0020】
中間部材7a、7bをモニターパネル9に取り付ける方法として本技術では両面接着テープ8a、8bによる接着を用いる。これにより中間部材7a、7bを取り外したい時、モニターパネル9から容易に取り外すことができる。
【0021】
第一ミラー2は、デジタルカメラ11のLCD画面10の像をカメラ前方斜め上方向L2へ導くように本体ケース1に固定され、第二ミラー3は、本体ケース1に固着された軸1aに回転可能に軸支された第二ミラー保持部材6に固着され、第一ミラー2からの前記像を後方乃至カメラ上方へ導くように本体ケース1にそれぞれ所定の角度で配置されている。これによりLCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L1に平行な方向L3乃至、70度から90度上方へ傾いた方向L3’の全範囲において、正立正像で視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。なお、L3乃至L3’の全範囲において、本体1と目当て部材5間で15度ごとにクリックなどを設ければ、段階的に視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。
【0022】
内容について後述する拡大レンズ4などの機能を必要とするモニター用付属装置は中間部材7a、7bと所定の位置関係が必要である。その方法として、モニター用付属装置の一部を構成する本体取付枠18の弾性を用いて中間部材7a、7bと嵌合部をもって着脱できる。モニター用付属装置と中間部材7a、7bの嵌合部を中間部材7a、7bの面で次に示す。後方位置嵌合部は図2の7cと7d、上下位置嵌合部はそれぞれ図4の7eと7f、左右位置嵌合部はそれぞれ図4の7g、7h、と7i、7j、前方位置嵌合部は図4の7k、7lと7m、7nに示す。このような構造であるから、モニター用付属装置と中間部材7a、7bの前後・左右・上下は正確に位置決めでき、着脱も確実となる。
【0023】
モニターパネル9の反射光を除去してLCD画面10を見易くするために遮光を本体ケース1で実施すると、モニターパネル9から目の位置まですなわち、ほぼ明視の距離までの遮光が必要となり、モニター用付属装置は実用上、不適当な大きさになる。これを解決するためにモニター用付属装置に拡大レンズ4を設ける。図1の拡大レンズ4は目当て部材5の内部に固着され、目当て部材5は本体ケース1に固着された軸1aに回転可能に軸支された目当て保持部材12のガイドレール12b、12c(図3)にスライドさせて係合できるガイド溝5a、5b(図3)を有し矢印B方向にスライドさせることにより目当て保持部材12に着脱可能に保持されている。これら目当て部材5、保持部材12と本体ケース1、遮光板14、15によって、目当て部材5からモニターパネル9間が遮光された状態でLCD画面10を見ることができ、この小型化された構成でモニターパネル9の反射光を除去できる。
なお、スライド構造、あるいは、ネジ構造等により拡大レンズ4を光軸方向に移動可能な視度調整機構を設けてもよい。
【0024】
目当て部材5の矢印C方向の回転は、目当て保持部材12に固着された連動ピン12a、本体ケース1に固着された軸1bに回転可能に軸支された連動レバー13に設けられ、前記連動ピン12aと係合する連動溝13a、および同じく連動レバー13の連動溝13aとは反対側に設けられた連動溝13b、前述の第二ミラー保持部材に設けられた前記連動溝13bと係合する連動ピン6aを介し第二ミラー3に伝達される。また、それぞれの連動部材は、目当て部材5の回転角度αに対し、第二ミラーの回転角度がほぼα/2となるように関係付けられている。なお本実施例では、連動部にレバーを用いたが、歯車やカムを用いても良い。
【0025】
以上のような構成であるから、実施例1においては、簡単な構成により、モニターパネル周辺光の影響によりLCD画面が見えにくくなる現象を除去すると同時に、LCD画面の視認方向がLCD画面に垂直な中心軸L1に平行な方向L3乃至、70度から90度上方へ傾いた方向L3‘の範囲内で自由に選択でき且つ正立正像で視認可能なモニター用付属装置を提供することができる。また、拡大レンズを光軸方向に動かす機構を設けることによって視度調整可能な装置を提供できる。
【0026】
更に目当て部材5をモニター用付属装置から着脱できるようにしたため、拡大レンズ6と目当て部材5をモニター用付属装置から外した時に鈍角な光の遮光を成し遂げることができるので、目当て保持部材12の開口部12b、12cを通して明視の距離からLCD画面10を見ることができ、モニターパネルへの外光がそれほど強くない時などに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置機構のモニター用付属部材がウェストレベル位置時の正面断面図(断面D−D)
【図2】実施例1の装置機構のモニター用付属部材がアイレベル位置時の正面断面図
【図3】実施例1の別の方向の部分断面図(断面A−A)
【図4】実施例1の装置機構でモニター用付属部材を外した側面図
【符号の説明】
1 本体ケース
2 第一ミラー
3 第二ミラー
4 拡大レンズ
5 目当て部材
6 第二ミラー保持部材
7a 第一中間部材
7b 第二中間部材
8a、8b 両面接着テープ
9 モニターパネル
10 LCD
11 デジタルカメラ
12 目当て保持部材
13 連動レバー
14、15 遮光板
16 遮光板保持部材
17 本体取付枠
18 結合枠
Claims (10)
- 携帯機器のモニター近傍に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有する携帯機器のモニター用着脱式付属装置において、LCD画面の光軸上に第一ミラーを有し、その反射像の光軸上に第二ミラーを有してモニター面の視認方向を無段階に選択可能である携帯機器のモニター用着脱式付属装置。
- 前記携帯機器のモニターパネル、又は、LCD画面に接着可能な中間部材とその中間部材に所定の位置関係で着脱可能な付属部材を有する請求項1記載の携帯機器のモニター用着脱式付属装置。
- 前記付属部材は弾性を持ち、この弾性により前記付属部材と前記中間部材とが着脱できる請求項2記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記中間部材の携帯機器への接着部が両面テープである請求項2記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記付属部材が中間部材接着時の位置決め部をもつ請求項4記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記付属部材が拡大レンズと遮光構造を有する請求項1記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記拡大レンズが前記付属部材に着脱可能な請求項6記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記付属部材は、前記拡大レンズが外された時に携帯機器のLCD画面から明視の距離でLCD画面が見える開口をもつ請求項7記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記拡大レンズが視度の調整機能をもつ請求項6記載のモニター用着脱式付属装置。
- 前記付属部材が目当て保持部材を有し、目当て保持部材の回転角が前記第二ミラーの回転角の約2倍になる請求項1記載のモニター用着脱式付属装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003037843A JP2004246232A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 携帯機器のモニター用着脱式付属装置 |
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---|---|---|---|
JP2003037843A JP2004246232A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 携帯機器のモニター用着脱式付属装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004246232A true JP2004246232A (ja) | 2004-09-02 |
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ID=33022525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003037843A Pending JP2004246232A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 携帯機器のモニター用着脱式付属装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004246232A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014175511A1 (en) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | Lg Electronics Inc. | Calibrator |
-
2003
- 2003-02-17 JP JP2003037843A patent/JP2004246232A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014175511A1 (en) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | Lg Electronics Inc. | Calibrator |
US9530340B2 (en) | 2013-04-26 | 2016-12-27 | Lg Electronics Inc. | Calibrator for a display screen |
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