JP2004245198A - 車載用電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】新規な構成による放熱性に優れた車載用電子制御装置を提供する。
【解決手段】ケース11内に、電子部品13を搭載したプリント基板12が配置されている。ケース11に内外を連通する空気導入用透孔14および空気排出用透孔16が設けられている。この空気導入用透孔14および空気排出用透孔16にフィルタ15,17が設置されている。空気排出用透孔16を通してケース11内がエアクリーナ1の吸気通路と連通している。
【選択図】 図1
【解決手段】ケース11内に、電子部品13を搭載したプリント基板12が配置されている。ケース11に内外を連通する空気導入用透孔14および空気排出用透孔16が設けられている。この空気導入用透孔14および空気排出用透孔16にフィルタ15,17が設置されている。空気排出用透孔16を通してケース11内がエアクリーナ1の吸気通路と連通している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアクリーナ搭載型の車載用電子制御装置があり、その放熱構造として、次のものがある。エアクリーナ内に電子制御装置(ECU)を取り付けて、エアクリーナ内の空気の流れを直接、電子制御装置の筐体に当てる。これにより、この筐体内部の電子部品の発熱を筐体を介して外部に逃がし、雰囲気温度の上昇を防いでいる。
【0003】
しかし、上記技術は電子制御装置の筐体内部の発熱を筐体の一部に伝えてから筐体外部に伝えるため、熱伝導性の良い材質を筐体に使用する必要がある。また、電子制御装置の筐体内の発熱量が筐体から放熱できる許容量を超えた場合、内部の雰囲気温度の上昇を招いて、電子部品の定格を越えてしまい故障に至ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、新規な構成による放熱性に優れた車載用電子制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、電子制御装置の筐体に空気導入用透孔および空気排出用透孔が設けられるとともに、この空気導入用透孔および空気排出用透孔にフィルタが設置され、エアクリーナ内の空気の流れにより発生する大気との圧力差を利用して電子制御装置の筐体内に空気の流れが発生する。その気流をパワートランジスタ等の発熱素子に当てることで放熱が促される。これにより、従来品よりも電子部品から発生した熱を効率良く外部に放熱することができる。
【0006】
請求項2に記載の発明によれば、筐体内において気流(風)を発熱量の高い電子部品に対し広い範囲に当てることができ、発熱を抑止できかつ回路基板設計の自由度が保てる構造となる。
【0007】
請求項3に記載の発明によれば、局所的に気流(風)を集中させることで、より一層の発熱抑止効果が望める。
請求項4に記載の発明によれば、回路基板に加工を加える等の複雑な構造をとる必要がなくなり、製造コストを抑えることが可能となる。
【0008】
請求項5に記載の発明によれば、エアクリーナ内の気流(吸入空気)も直接、電子制御装置の筐体に当たり、より一層の冷却効果が望める。
請求項6に記載の発明によれば、回路基板の両面に気流(風)が当たるため、電子部品(発熱素子)の配置の制約がなくなる。それにより、電子部品配置の自由度が増す。また、回路基板の加工を加えなくてもよく製造コストを抑えることが可能となる。
【0009】
請求項7に記載の発明によれば、電子制御装置の筐体内の空気の流れを全体的に拡散させることができ、回路基板全体の発熱を抑止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、気流の流速を速めることで外気とエアクリーナのパイプ内の圧力差を大きくし、電子制御装置の筐体内に発生する気流(風)の流速を大きくすることで、より一層の発熱抑止効果が望める。
【0010】
請求項9に記載の発明によれば、電子制御装置がエアクリーナに装着されなくても上記と同様な効果が望め、設計の自由度が上がる。
請求項10に記載の発明によれば、空気導入用透孔に設置したフィルタを覆うように設けた防塵用カバーにより異物の進入によるフィルタの目詰まりを抑止することができる。
【0011】
請求項11に記載の発明によれば、防塵用カバーから筐体の空気導入用透孔への通路は蛇行しているので、混入した異物がフィルタに達しにくくすることができる。
【0012】
請求項12に記載の発明によれば、防塵用カバーの吸入口から混入した異物はデッドスペースに付着するためフィルタの目詰まりを抑止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、防塵用カバーにおいて空気が集中しフィルタの一部領域に導かれるので、異物が混入してもフィルタの一部が目詰まりする可能性はあるが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。
【0013】
請求項14に記載の発明によれば、防塵用カバーの吸入口から混入した異物によってフィルタの一部が目詰まりしたとしてもフィルタの他の箇所は空気を流すことができるため通気流量の低下を最小限に抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、この発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。
【0015】
図1には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。本電子制御装置10はエンジン制御を行うためのECUであり、自動車(車両)のエンジンルーム内に配置される。
【0016】
車載用電子制御装置(ECU)10は、エアクリーナ1の外部において吸気パイプ(吸気管)2の上面に取り付けられている。つまり、電子制御装置10はエアクリーナ1に搭載されている。エアクリーナ1は吸気パイプ2の上流側にエアクリーナエレメント3が設けられている。エアクリーナ1の吸気パイプ2の下流側はエンジンと接続されている。そして、エンジンの駆動に伴ない外気が導入され、エアクリーナエレメント3を通過して吸気パイプ2の内部を通してエンジンに供給される。このようにしてパイプ2の内部において吸気通路が形成される。
【0017】
車載用電子制御装置(ECU)10は筐体としてのケース11を具備している。ケース11は箱型をなし、密閉構造を有している。また、ケース11はプラスチック製である。ケース11内において底面には回路基板としてのプリント基板12の下面が接着され、プリント基板12の上面には電子部品13が搭載されている。このように車載用電子制御装置10は、ケース11内に、電子部品13を搭載したプリント基板12が配置されている。
【0018】
車載用電子制御装置(ECU)10はコネクタ(図示略)を介してワイヤと連結され、このワイヤにはバッテリー、各種センサ、エンジン制御用アクチュエータが接続される。そして、ECUはセンサ信号にてエンジンの運転状態を検知し各種の演算を実行してインジェクタやイグナイタといったアクチュエータを駆動してエンジンを最適な状態で運転させる。
【0019】
前述の箱型のケース11において上面には内外を連通する空気導入用透孔14が設けられている。この空気導入用透孔14には撥水フィルタ(以下、単にフィルタという)15が設置されている。また、ケース11において下面には内外を連通する空気排出用透孔16が設けられている。この空気排出用透孔16には撥水フィルタ(以下、単にフィルタという)17が設置されている。空気導入用透孔14の設置位置と空気排出用透孔16の設置位置とは左右方向においてズレている。詳しくは、図1において、空気導入用透孔14はケース11の右端にあり、空気排出用透孔16はケース11の左端にある。また、プリント基板12には透孔18が設けられ、この透孔18は空気排出用透孔16と同形・同寸法であり、かつ、重なるように配置されている。
【0020】
さらに、エアクリーナ1のパイプ2における電子制御装置10のケース11と接触する部位には内外を連通する透孔19が設けられている。ECUの空気排出用透孔16とエアクリーナ1の透孔19とは同形・同寸法であり、かつ、重なるように配置されている。これにより、空気排出用透孔16を通してケース11内がエアクリーナ1の吸気通路と連通している。
【0021】
次に、作用を説明する。
エアクリーナ1のパイプ2内は空気を吸い込むため外気の気圧よりも低くなる。そのため、外気からケース11内部を通りエアクリーナのパイプ2内に空気の流れが生じる(気圧の低い方に空気は移動する)。つまり、空気導入用透孔14からケース11内に入り、プリント基板12に設けた透孔18を経て空気排出用透孔16からケース11の外部に排出され、さらに、エアクリーナ1の透孔19を通してパイプ2内に入る。このとき、ケース11内において、その気流(風)がプリント基板12上の発熱量の高い電子部品(パワートランジスタ、マイコン、出力トランジスタ等)13に対し広い範囲にわたり当たる。これにより、発熱を抑止できる(発熱素子全体に風を当てることにより、ケース11内部の温度上昇を抑止できる)。換言すれば、ケース11の内部の雰囲気温度の上昇を抑えることができ、電子部品13の熱に対する余裕度を確保することができる。特に、空気導入用透孔14および空気排出用透孔16をケース(筐体)11の上下で非対称の位置に設けたので(図1でのケース11の中心を通る水平線L1に対し非対称配置したので)、発熱素子全体に風を当てることができる。即ち、発熱量の高い電子部品に広い範囲に当てることができる。また、ケース11には熱伝導性の良い材質を使用しなくても電子部品13からの熱を逃がすことができる。また、発熱量の高い電子部品に広い範囲に当てることができるので、プリント基板設計の自由度を保つことができる。
【0022】
以上のごとく、エアクリーナ1に搭載され、その吸入空気を利用して冷却する電子制御装置10において、その電子制御装置10のケース(筐体)11に2個の透孔14,16(フィルタ15,17)を設けている。これによって、エアクリーナ1のパイプ2内は吸入空気により負圧になるため外気の間には圧力差が発生する。その圧力差を利用して、外気からECUのケース11内を通してエアクリーナのパイプ2内に至る空気の流れを発生させる。このように、エアクリーナ1内の空気の流れにより発生する大気との圧力差を利用して電子制御装置10のケース11内に空気の流れを発生させる。その気流(風)をパワートランジスタ等の発熱素子に当てることで放熱を促す。これにより、従来品よりも電子部品13から発生した熱を効率良く外部に放熱することができる。
【0023】
また、空気導入用透孔14と空気排出用透孔16をケース11の非対称位置に設けたので、ケース11内において気流を発熱量の高い電子部品(パワートランジスタ、マイコン、出力ドライバ等)13に対し広い範囲に当てることができ、発熱を抑止できかつプリント基板設計の自由度が保てる構造となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0024】
図2には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11内において空気導入用透孔14と空気排出用透孔16とを結ぶ線上にプリント基板12での空気通過用透孔18を設け、空気通過用透孔18の周辺に電子部品(発熱素子)13を集中して配置している。つまり、ケース(ECU)11の上下の透孔14,16の位置とプリント基板12での透孔18の位置を合わせ、プリント基板12での透孔18の周辺に発熱素子(電子部品13)を集中的に配置している。これにより、局所的に気流(風)を集中させることで、より一層の発熱抑止効果が望める(発熱を抑止することができる)。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0025】
図3には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ECUのケース11を立設して配置し、ケース11内のプリント基板12を立てた状態で配置している。また、ケース11の上面と下面に透孔14,16を設けている。つまり、ケース11内においてプリント基板12の表面に沿う方向に空気が流れるように、空気導入用透孔14および空気排出用透孔16を設けるとともにプリント基板12を配置している。
【0026】
これにより、プリント基板12に穴をあける必要がなくなり(図1での透孔18を設ける必要がなく)、実装面積が有利になる。つまり、プリント基板12に加工を加える等の複雑な構造をとる必要がなくなり、製造コストを抑えることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0027】
図4には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
エアクリーナのパイプ2内の吸気通路にECUのケース11を搭載している。つまり、エアクリーナ1の吸気通路を形成するパイプ2の内壁にケース11を設け、同パイプ2に形成した透孔19を通して空気導入用透孔14に空気(外気)を導入するようにしている。これにより、ケース11内部の空気の流れによる冷却効果と、エアクリーナ1の吸入空気が直接、ケース11に当たることにより、より一層の冷却効果が望める。この際、ケース11として熱伝導性の良い材質(例えばアルミ)を用いるとよい。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0028】
図5には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11内においてプリント基板12を両面がケース11と離間した状態で配置している。さらに、ケース11でのプリント基板12の一方の面(上面)に対向する位置に空気導入用透孔14を設けるとともにプリント基板12の他方の面(下面)に対向する位置に空気排出用透孔16を設け、プリント基板12の両面に空気が流れるようにしている(プリント基板12の両面に風を当てるようにしている)。そのため、発熱素子(電子部品13)の配置の制約がなくなる。それにより、素子配置の自由度が増す。また、プリント基板12の加工を加えなくてもよく製造コストを抑えることが可能となる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0029】
図6には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多く、かつ、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の総面積が大きくなっている。詳しくは、図6において空気導入用透孔14の数は「1」、空気排出用透孔16の数は「3」である。また、空気導入用透孔14の面積に比べ空気排出用透孔16の総面積は3倍である。これにより、ECUのケース11内の空気の流れを全体的に分散し、プリント基板12全体の発熱を抑制できる。
【0030】
なお、図6では、空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多く、かつ、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の総面積が大きくなっているが、要は、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の面積を大きくする、または、空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多くなっていればよい。
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0031】
図7には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。図7のA矢視図を図8に示す。
エアクリーナ1のパイプ2内において、電子制御装置10の空気排出用透孔16にエアクリーナ1内の風を集中させる案内部材(フィン)20を設けている。つまり、エアクリーナ1の吸気通路を形成するパイプ2における空気排出用透孔16と連通する透孔19の部分に、当該透孔19にエアクリーナ1での吸入空気を集中させる案内部材20a,20b,20cを設けている。詳しくは、図8に示すように、部材20aは透孔19に向かって直線的に延びる板材であり、部材20bと部材20cは部材20aの両側から透孔19に向かって延びる板材である。
【0032】
この構成により、エアクリーナでの吸入空気(気流)の速度(流速)を速めることで外気(大気)とエアクリーナ1内の圧力差を大きくしECUのケース11内に発生する気流の速度(流速)を大きくすることができ、より一層の発熱抑止効果が望める。
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0033】
図9には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11の空気排出用透孔16とエアクリーナ1の吸気通路とをパイプ30を用いて連結している。このように、ECUがエアクリーナ1と別体の場合は、パイプ30等で両者を接続し、空気(風)を流すことにより同様の効果が得られる。即ち、電子制御装置10がエアクリーナ1に装着されなくても第1の実施形態と同様な効果が望め、エンジンルーム内の設計の自由度が上がる。
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0034】
図10には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図11には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0035】
図1の場合においてはフィルタ15が空気(風)の通り道になるため異物が混入してフィルタ15に付着した場合、フィルタ15の通気流量が低下し狙い通りの冷却効果が得られない可能性がある。そこで、本実施形態においては、ケース11の空気導入用透孔14に設置したフィルタ(外気に接触するフィルタ)15を覆うように防塵用カバー40を設け、さらに、そのカバー40の内方には防塵用フィン41,42,43を設置し、カバー40からケース11の空気導入用透孔14への空気通路を蛇行させた構造(迷路構造)にしている。詳しくは、防塵用カバー40は有蓋円筒状をなし、その径はケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりも大きい。防塵用フィン41,42,43は円筒状をなし、防塵用フィン42,43は、ケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりもわずかに大きい。防塵用フィン41の径は防塵用カバー40の径よりも小さく、かつ、防塵用フィン42,43の径よりも大きい。ケース11の外面において空気導入用透孔14の回りに防塵用フィン42が配置されるとともに、その外側に防塵用フィン41が配置されている。防塵用フィン41の外側に同フィン41を覆うように防塵用カバー40がフィン41と離間した状態で配置され、かつ、カバー40はケース11の外面との間に隙間が形成される状態で取り付けられている。防塵用カバー40には防塵用フィン43が防塵用フィン42とは上下方向において一致し、かつ、離間した状態で設けられている。
【0036】
そして、図11に示すごとく、ケース11の外面に沿った気流が防塵用フィン41に当たり、向きを上側に変えて防塵用カバー40の内面に当たり、さらに、向きを下側に変えて防塵用フィン43と防塵用フィン42との間を通って空気導入用透孔14(フィルタ15)に至る。この途中において異物が捕捉される。
【0037】
以上のように、空気導入用透孔14に設置したフィルタ15を覆うように設けた防塵用カバー40により異物の進入によるフィルタ15の目詰まりを抑止することができる。また、防塵用カバー40からケース11の空気導入用透孔14への通路は蛇行しているので、混入した異物がフィルタ15に達しにくくすることができる。
(第10の実施の形態)
次に、第10の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0038】
図12には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図13には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0039】
流入空気によりフィルタ15に異物が付着するのを防止する防塵用カバー40と防塵用フィン42を設けている。詳しくは、防塵用カバー40は有蓋円筒状をなし、その径はケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりも大きい。防塵用フィン42は円筒状をなし、その径は、ケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりもわずかに大きい。ケース11の外面において空気導入用透孔14(フィルタ15)の回りに防塵用フィン42が配置されるとともに、その外側に防塵用カバー40がケース11と密着した状態で配置されている。このように防塵用カバー40の中心に透孔14(フィルタ15)が位置している。また、防塵用カバー40の外周側の部位に吸入口(透孔)44が設けられている。
【0040】
そして、図13に示すごとく、ケース11に垂直な方向(上から下に向かう方向)の気流が防塵用カバー40の吸入口44を通してケース11の外面に当たり、さらに、ケース11の外面に沿った方向に向きを変えて防塵用フィン42と防塵用カバー40との間を通って空気導入用透孔14(フィルタ15)に至る。この途中において異物が捕捉される。つまり、ケース11の外面における防塵用カバー40で囲まれた部位にデッドスペースSdを設け、このデッドスペースSdを通して防塵用カバー40の吸入口44からケース11の空気導入用透孔14に空気を導入する。
【0041】
もしカバー40の吸入口44から異物が入り込んだとしてもデッドスペースSdに異物は付着するため、フィルタ15の目詰まりを抑止することができる。
(第11の実施の形態)
次に、第11の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0042】
図14には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図15には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0043】
流入空気によりフィルタ15に異物が付着するのを防止する防塵用カバー40が設けられるとともに、防塵用カバー40はロート状の空気集中部材45を有している。詳しくは、空気集中部材45は、ケース11に垂直な方向(上から下に向かう方向)の空気の導入側である上端部が径が大きく、下側ほど径が小さくなっており、下端部は開口部46となっている。空気集中部材45の下端部とフィルタ15との間には隙間が形成されている。そして、この空気集中部材45によって集中した空気を空気導入用透孔14でのフィルタ15の一部領域(フィルタ15の中央部)に案内する。
【0044】
これにより、フィルタ15において局所的に異物が付着するが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。つまり、防塵用カバー40において空気が集中しフィルタ15の一部領域に導かれるので、異物が混入してもフィルタ15の一部が目詰まりする可能性はあるが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。
(第12の実施の形態)
次に、第12の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0045】
図16には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図17には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0046】
空気導入用透孔14の形成箇所でのケース11の外面においてプレート60が配置され、プレート60によりフィルタ15が覆われている。プレート60には3つの透孔61a,61b,61cが形成され、透孔61a,61b,61cの内部においてフィルタ15が露出している。透孔61bは空気導入用透孔14(フィルタ15)の中心に位置し、その左右に透孔61a,61cが位置している。プレート60の上面において透孔61bを囲うようにリング62が取り付けられている。プレート60には防塵用カバー40が取り付けられている。防塵用カバー40の内部において上面にはパイプ材50が設けられ、パイプ材50とリング62とは同じ径であり、かつ、上下方向においてその中心が一致し、さらにパイプ材50とリング62との間には隙間が形成されている。防塵用カバー40には吸入口44が設けられ、この吸入口44はプレート60の透孔61aの真上に位置している。
【0047】
このように、カバー40に囲まれたフィルタ15に対しプレート60を用いて数箇所に仕切る構造とし、その区切ったフィルタ15の部分に合わせてフィン(リング62とパイプ材50)を設けている。
【0048】
そして、図17に示すごとく、空気(外気)が下方に向かい、防塵用カバー40の吸入口44から導入される。この空気(気流)はフィルタ15におけるプレート60の透孔61aから露出する部位に直接当たり、一部の空気はこの部位を抜けていく。さらに、この下方に向かう気流から横に向かう気流が分離し、フィルタ15におけるプレート60の透孔61b,61cから露出する部位からフィルタ15を抜けていく。このように、防塵用カバー40の吸入口44からの空気を空気導入用透孔14でのフィルタ15の一部領域に直接当てるとともに、この気流から分離した空気を当該フィルタ15の他の領域に導く。
【0049】
もし、吸入口44から異物が入り込み、フィルタ15での透孔61aの箇所に目詰まりが発生したとしても透孔61b,61cの箇所でのフィルタ15は空気を流すことができる。そのため、通気流量の低下を最小限に抑えることができる。つまり、防塵用カバー40の吸入口44から混入した異物によってフィルタ15の一部が目詰まりしたとしてもフィルタ15の他の箇所は空気を流すことができるため通気流量の低下を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図2】第2の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図3】第3の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図4】第4の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図5】第5の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図6】第6の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図7】第7の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図8】図7のA矢視図。
【図9】第8の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図10】第9の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図11】第9の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図12】第10の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図13】第10の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図14】第11の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図15】第11の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図16】第12の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図17】第12の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…パイプ、10…車載用電子制御装置、11…ケース、12…プリント基板、13…電子部品、14…空気導入用透孔、15…フィルタ、16…空気排出用透孔、17…フィルタ、18…空気通過用透孔、19…透孔、20a,20b,20c…案内部材、30…パイプ、40…防塵用カバー、44…吸入口、45…空気集中部材。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアクリーナ搭載型の車載用電子制御装置があり、その放熱構造として、次のものがある。エアクリーナ内に電子制御装置(ECU)を取り付けて、エアクリーナ内の空気の流れを直接、電子制御装置の筐体に当てる。これにより、この筐体内部の電子部品の発熱を筐体を介して外部に逃がし、雰囲気温度の上昇を防いでいる。
【0003】
しかし、上記技術は電子制御装置の筐体内部の発熱を筐体の一部に伝えてから筐体外部に伝えるため、熱伝導性の良い材質を筐体に使用する必要がある。また、電子制御装置の筐体内の発熱量が筐体から放熱できる許容量を超えた場合、内部の雰囲気温度の上昇を招いて、電子部品の定格を越えてしまい故障に至ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような背景の下になされたものであり、その目的は、新規な構成による放熱性に優れた車載用電子制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、電子制御装置の筐体に空気導入用透孔および空気排出用透孔が設けられるとともに、この空気導入用透孔および空気排出用透孔にフィルタが設置され、エアクリーナ内の空気の流れにより発生する大気との圧力差を利用して電子制御装置の筐体内に空気の流れが発生する。その気流をパワートランジスタ等の発熱素子に当てることで放熱が促される。これにより、従来品よりも電子部品から発生した熱を効率良く外部に放熱することができる。
【0006】
請求項2に記載の発明によれば、筐体内において気流(風)を発熱量の高い電子部品に対し広い範囲に当てることができ、発熱を抑止できかつ回路基板設計の自由度が保てる構造となる。
【0007】
請求項3に記載の発明によれば、局所的に気流(風)を集中させることで、より一層の発熱抑止効果が望める。
請求項4に記載の発明によれば、回路基板に加工を加える等の複雑な構造をとる必要がなくなり、製造コストを抑えることが可能となる。
【0008】
請求項5に記載の発明によれば、エアクリーナ内の気流(吸入空気)も直接、電子制御装置の筐体に当たり、より一層の冷却効果が望める。
請求項6に記載の発明によれば、回路基板の両面に気流(風)が当たるため、電子部品(発熱素子)の配置の制約がなくなる。それにより、電子部品配置の自由度が増す。また、回路基板の加工を加えなくてもよく製造コストを抑えることが可能となる。
【0009】
請求項7に記載の発明によれば、電子制御装置の筐体内の空気の流れを全体的に拡散させることができ、回路基板全体の発熱を抑止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、気流の流速を速めることで外気とエアクリーナのパイプ内の圧力差を大きくし、電子制御装置の筐体内に発生する気流(風)の流速を大きくすることで、より一層の発熱抑止効果が望める。
【0010】
請求項9に記載の発明によれば、電子制御装置がエアクリーナに装着されなくても上記と同様な効果が望め、設計の自由度が上がる。
請求項10に記載の発明によれば、空気導入用透孔に設置したフィルタを覆うように設けた防塵用カバーにより異物の進入によるフィルタの目詰まりを抑止することができる。
【0011】
請求項11に記載の発明によれば、防塵用カバーから筐体の空気導入用透孔への通路は蛇行しているので、混入した異物がフィルタに達しにくくすることができる。
【0012】
請求項12に記載の発明によれば、防塵用カバーの吸入口から混入した異物はデッドスペースに付着するためフィルタの目詰まりを抑止することができる。
請求項13に記載の発明によれば、防塵用カバーにおいて空気が集中しフィルタの一部領域に導かれるので、異物が混入してもフィルタの一部が目詰まりする可能性はあるが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。
【0013】
請求項14に記載の発明によれば、防塵用カバーの吸入口から混入した異物によってフィルタの一部が目詰まりしたとしてもフィルタの他の箇所は空気を流すことができるため通気流量の低下を最小限に抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、この発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。
【0015】
図1には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。本電子制御装置10はエンジン制御を行うためのECUであり、自動車(車両)のエンジンルーム内に配置される。
【0016】
車載用電子制御装置(ECU)10は、エアクリーナ1の外部において吸気パイプ(吸気管)2の上面に取り付けられている。つまり、電子制御装置10はエアクリーナ1に搭載されている。エアクリーナ1は吸気パイプ2の上流側にエアクリーナエレメント3が設けられている。エアクリーナ1の吸気パイプ2の下流側はエンジンと接続されている。そして、エンジンの駆動に伴ない外気が導入され、エアクリーナエレメント3を通過して吸気パイプ2の内部を通してエンジンに供給される。このようにしてパイプ2の内部において吸気通路が形成される。
【0017】
車載用電子制御装置(ECU)10は筐体としてのケース11を具備している。ケース11は箱型をなし、密閉構造を有している。また、ケース11はプラスチック製である。ケース11内において底面には回路基板としてのプリント基板12の下面が接着され、プリント基板12の上面には電子部品13が搭載されている。このように車載用電子制御装置10は、ケース11内に、電子部品13を搭載したプリント基板12が配置されている。
【0018】
車載用電子制御装置(ECU)10はコネクタ(図示略)を介してワイヤと連結され、このワイヤにはバッテリー、各種センサ、エンジン制御用アクチュエータが接続される。そして、ECUはセンサ信号にてエンジンの運転状態を検知し各種の演算を実行してインジェクタやイグナイタといったアクチュエータを駆動してエンジンを最適な状態で運転させる。
【0019】
前述の箱型のケース11において上面には内外を連通する空気導入用透孔14が設けられている。この空気導入用透孔14には撥水フィルタ(以下、単にフィルタという)15が設置されている。また、ケース11において下面には内外を連通する空気排出用透孔16が設けられている。この空気排出用透孔16には撥水フィルタ(以下、単にフィルタという)17が設置されている。空気導入用透孔14の設置位置と空気排出用透孔16の設置位置とは左右方向においてズレている。詳しくは、図1において、空気導入用透孔14はケース11の右端にあり、空気排出用透孔16はケース11の左端にある。また、プリント基板12には透孔18が設けられ、この透孔18は空気排出用透孔16と同形・同寸法であり、かつ、重なるように配置されている。
【0020】
さらに、エアクリーナ1のパイプ2における電子制御装置10のケース11と接触する部位には内外を連通する透孔19が設けられている。ECUの空気排出用透孔16とエアクリーナ1の透孔19とは同形・同寸法であり、かつ、重なるように配置されている。これにより、空気排出用透孔16を通してケース11内がエアクリーナ1の吸気通路と連通している。
【0021】
次に、作用を説明する。
エアクリーナ1のパイプ2内は空気を吸い込むため外気の気圧よりも低くなる。そのため、外気からケース11内部を通りエアクリーナのパイプ2内に空気の流れが生じる(気圧の低い方に空気は移動する)。つまり、空気導入用透孔14からケース11内に入り、プリント基板12に設けた透孔18を経て空気排出用透孔16からケース11の外部に排出され、さらに、エアクリーナ1の透孔19を通してパイプ2内に入る。このとき、ケース11内において、その気流(風)がプリント基板12上の発熱量の高い電子部品(パワートランジスタ、マイコン、出力トランジスタ等)13に対し広い範囲にわたり当たる。これにより、発熱を抑止できる(発熱素子全体に風を当てることにより、ケース11内部の温度上昇を抑止できる)。換言すれば、ケース11の内部の雰囲気温度の上昇を抑えることができ、電子部品13の熱に対する余裕度を確保することができる。特に、空気導入用透孔14および空気排出用透孔16をケース(筐体)11の上下で非対称の位置に設けたので(図1でのケース11の中心を通る水平線L1に対し非対称配置したので)、発熱素子全体に風を当てることができる。即ち、発熱量の高い電子部品に広い範囲に当てることができる。また、ケース11には熱伝導性の良い材質を使用しなくても電子部品13からの熱を逃がすことができる。また、発熱量の高い電子部品に広い範囲に当てることができるので、プリント基板設計の自由度を保つことができる。
【0022】
以上のごとく、エアクリーナ1に搭載され、その吸入空気を利用して冷却する電子制御装置10において、その電子制御装置10のケース(筐体)11に2個の透孔14,16(フィルタ15,17)を設けている。これによって、エアクリーナ1のパイプ2内は吸入空気により負圧になるため外気の間には圧力差が発生する。その圧力差を利用して、外気からECUのケース11内を通してエアクリーナのパイプ2内に至る空気の流れを発生させる。このように、エアクリーナ1内の空気の流れにより発生する大気との圧力差を利用して電子制御装置10のケース11内に空気の流れを発生させる。その気流(風)をパワートランジスタ等の発熱素子に当てることで放熱を促す。これにより、従来品よりも電子部品13から発生した熱を効率良く外部に放熱することができる。
【0023】
また、空気導入用透孔14と空気排出用透孔16をケース11の非対称位置に設けたので、ケース11内において気流を発熱量の高い電子部品(パワートランジスタ、マイコン、出力ドライバ等)13に対し広い範囲に当てることができ、発熱を抑止できかつプリント基板設計の自由度が保てる構造となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0024】
図2には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11内において空気導入用透孔14と空気排出用透孔16とを結ぶ線上にプリント基板12での空気通過用透孔18を設け、空気通過用透孔18の周辺に電子部品(発熱素子)13を集中して配置している。つまり、ケース(ECU)11の上下の透孔14,16の位置とプリント基板12での透孔18の位置を合わせ、プリント基板12での透孔18の周辺に発熱素子(電子部品13)を集中的に配置している。これにより、局所的に気流(風)を集中させることで、より一層の発熱抑止効果が望める(発熱を抑止することができる)。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0025】
図3には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ECUのケース11を立設して配置し、ケース11内のプリント基板12を立てた状態で配置している。また、ケース11の上面と下面に透孔14,16を設けている。つまり、ケース11内においてプリント基板12の表面に沿う方向に空気が流れるように、空気導入用透孔14および空気排出用透孔16を設けるとともにプリント基板12を配置している。
【0026】
これにより、プリント基板12に穴をあける必要がなくなり(図1での透孔18を設ける必要がなく)、実装面積が有利になる。つまり、プリント基板12に加工を加える等の複雑な構造をとる必要がなくなり、製造コストを抑えることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0027】
図4には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
エアクリーナのパイプ2内の吸気通路にECUのケース11を搭載している。つまり、エアクリーナ1の吸気通路を形成するパイプ2の内壁にケース11を設け、同パイプ2に形成した透孔19を通して空気導入用透孔14に空気(外気)を導入するようにしている。これにより、ケース11内部の空気の流れによる冷却効果と、エアクリーナ1の吸入空気が直接、ケース11に当たることにより、より一層の冷却効果が望める。この際、ケース11として熱伝導性の良い材質(例えばアルミ)を用いるとよい。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0028】
図5には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11内においてプリント基板12を両面がケース11と離間した状態で配置している。さらに、ケース11でのプリント基板12の一方の面(上面)に対向する位置に空気導入用透孔14を設けるとともにプリント基板12の他方の面(下面)に対向する位置に空気排出用透孔16を設け、プリント基板12の両面に空気が流れるようにしている(プリント基板12の両面に風を当てるようにしている)。そのため、発熱素子(電子部品13)の配置の制約がなくなる。それにより、素子配置の自由度が増す。また、プリント基板12の加工を加えなくてもよく製造コストを抑えることが可能となる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0029】
図6には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多く、かつ、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の総面積が大きくなっている。詳しくは、図6において空気導入用透孔14の数は「1」、空気排出用透孔16の数は「3」である。また、空気導入用透孔14の面積に比べ空気排出用透孔16の総面積は3倍である。これにより、ECUのケース11内の空気の流れを全体的に分散し、プリント基板12全体の発熱を抑制できる。
【0030】
なお、図6では、空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多く、かつ、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の総面積が大きくなっているが、要は、空気導入用透孔14の面積よりも空気排出用透孔16の面積を大きくする、または、空気導入用透孔14の数よりも空気排出用透孔16の数が多くなっていればよい。
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0031】
図7には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。図7のA矢視図を図8に示す。
エアクリーナ1のパイプ2内において、電子制御装置10の空気排出用透孔16にエアクリーナ1内の風を集中させる案内部材(フィン)20を設けている。つまり、エアクリーナ1の吸気通路を形成するパイプ2における空気排出用透孔16と連通する透孔19の部分に、当該透孔19にエアクリーナ1での吸入空気を集中させる案内部材20a,20b,20cを設けている。詳しくは、図8に示すように、部材20aは透孔19に向かって直線的に延びる板材であり、部材20bと部材20cは部材20aの両側から透孔19に向かって延びる板材である。
【0032】
この構成により、エアクリーナでの吸入空気(気流)の速度(流速)を速めることで外気(大気)とエアクリーナ1内の圧力差を大きくしECUのケース11内に発生する気流の速度(流速)を大きくすることができ、より一層の発熱抑止効果が望める。
(第8の実施の形態)
次に、第8の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0033】
図9には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10を示す。
ケース11の空気排出用透孔16とエアクリーナ1の吸気通路とをパイプ30を用いて連結している。このように、ECUがエアクリーナ1と別体の場合は、パイプ30等で両者を接続し、空気(風)を流すことにより同様の効果が得られる。即ち、電子制御装置10がエアクリーナ1に装着されなくても第1の実施形態と同様な効果が望め、エンジンルーム内の設計の自由度が上がる。
(第9の実施の形態)
次に、第9の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0034】
図10には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図11には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0035】
図1の場合においてはフィルタ15が空気(風)の通り道になるため異物が混入してフィルタ15に付着した場合、フィルタ15の通気流量が低下し狙い通りの冷却効果が得られない可能性がある。そこで、本実施形態においては、ケース11の空気導入用透孔14に設置したフィルタ(外気に接触するフィルタ)15を覆うように防塵用カバー40を設け、さらに、そのカバー40の内方には防塵用フィン41,42,43を設置し、カバー40からケース11の空気導入用透孔14への空気通路を蛇行させた構造(迷路構造)にしている。詳しくは、防塵用カバー40は有蓋円筒状をなし、その径はケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりも大きい。防塵用フィン41,42,43は円筒状をなし、防塵用フィン42,43は、ケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりもわずかに大きい。防塵用フィン41の径は防塵用カバー40の径よりも小さく、かつ、防塵用フィン42,43の径よりも大きい。ケース11の外面において空気導入用透孔14の回りに防塵用フィン42が配置されるとともに、その外側に防塵用フィン41が配置されている。防塵用フィン41の外側に同フィン41を覆うように防塵用カバー40がフィン41と離間した状態で配置され、かつ、カバー40はケース11の外面との間に隙間が形成される状態で取り付けられている。防塵用カバー40には防塵用フィン43が防塵用フィン42とは上下方向において一致し、かつ、離間した状態で設けられている。
【0036】
そして、図11に示すごとく、ケース11の外面に沿った気流が防塵用フィン41に当たり、向きを上側に変えて防塵用カバー40の内面に当たり、さらに、向きを下側に変えて防塵用フィン43と防塵用フィン42との間を通って空気導入用透孔14(フィルタ15)に至る。この途中において異物が捕捉される。
【0037】
以上のように、空気導入用透孔14に設置したフィルタ15を覆うように設けた防塵用カバー40により異物の進入によるフィルタ15の目詰まりを抑止することができる。また、防塵用カバー40からケース11の空気導入用透孔14への通路は蛇行しているので、混入した異物がフィルタ15に達しにくくすることができる。
(第10の実施の形態)
次に、第10の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0038】
図12には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図13には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0039】
流入空気によりフィルタ15に異物が付着するのを防止する防塵用カバー40と防塵用フィン42を設けている。詳しくは、防塵用カバー40は有蓋円筒状をなし、その径はケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりも大きい。防塵用フィン42は円筒状をなし、その径は、ケース11の空気導入用透孔14(フィルタ15)の径よりもわずかに大きい。ケース11の外面において空気導入用透孔14(フィルタ15)の回りに防塵用フィン42が配置されるとともに、その外側に防塵用カバー40がケース11と密着した状態で配置されている。このように防塵用カバー40の中心に透孔14(フィルタ15)が位置している。また、防塵用カバー40の外周側の部位に吸入口(透孔)44が設けられている。
【0040】
そして、図13に示すごとく、ケース11に垂直な方向(上から下に向かう方向)の気流が防塵用カバー40の吸入口44を通してケース11の外面に当たり、さらに、ケース11の外面に沿った方向に向きを変えて防塵用フィン42と防塵用カバー40との間を通って空気導入用透孔14(フィルタ15)に至る。この途中において異物が捕捉される。つまり、ケース11の外面における防塵用カバー40で囲まれた部位にデッドスペースSdを設け、このデッドスペースSdを通して防塵用カバー40の吸入口44からケース11の空気導入用透孔14に空気を導入する。
【0041】
もしカバー40の吸入口44から異物が入り込んだとしてもデッドスペースSdに異物は付着するため、フィルタ15の目詰まりを抑止することができる。
(第11の実施の形態)
次に、第11の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0042】
図14には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図15には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0043】
流入空気によりフィルタ15に異物が付着するのを防止する防塵用カバー40が設けられるとともに、防塵用カバー40はロート状の空気集中部材45を有している。詳しくは、空気集中部材45は、ケース11に垂直な方向(上から下に向かう方向)の空気の導入側である上端部が径が大きく、下側ほど径が小さくなっており、下端部は開口部46となっている。空気集中部材45の下端部とフィルタ15との間には隙間が形成されている。そして、この空気集中部材45によって集中した空気を空気導入用透孔14でのフィルタ15の一部領域(フィルタ15の中央部)に案内する。
【0044】
これにより、フィルタ15において局所的に異物が付着するが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。つまり、防塵用カバー40において空気が集中しフィルタ15の一部領域に導かれるので、異物が混入してもフィルタ15の一部が目詰まりする可能性はあるが他の領域には影響がないため通気流量の落ち込み度合いが少ない。
(第12の実施の形態)
次に、第12の実施の形態を、第9の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0045】
図16には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の斜視図を示す。図17には、本実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)10の断面図を示す。
【0046】
空気導入用透孔14の形成箇所でのケース11の外面においてプレート60が配置され、プレート60によりフィルタ15が覆われている。プレート60には3つの透孔61a,61b,61cが形成され、透孔61a,61b,61cの内部においてフィルタ15が露出している。透孔61bは空気導入用透孔14(フィルタ15)の中心に位置し、その左右に透孔61a,61cが位置している。プレート60の上面において透孔61bを囲うようにリング62が取り付けられている。プレート60には防塵用カバー40が取り付けられている。防塵用カバー40の内部において上面にはパイプ材50が設けられ、パイプ材50とリング62とは同じ径であり、かつ、上下方向においてその中心が一致し、さらにパイプ材50とリング62との間には隙間が形成されている。防塵用カバー40には吸入口44が設けられ、この吸入口44はプレート60の透孔61aの真上に位置している。
【0047】
このように、カバー40に囲まれたフィルタ15に対しプレート60を用いて数箇所に仕切る構造とし、その区切ったフィルタ15の部分に合わせてフィン(リング62とパイプ材50)を設けている。
【0048】
そして、図17に示すごとく、空気(外気)が下方に向かい、防塵用カバー40の吸入口44から導入される。この空気(気流)はフィルタ15におけるプレート60の透孔61aから露出する部位に直接当たり、一部の空気はこの部位を抜けていく。さらに、この下方に向かう気流から横に向かう気流が分離し、フィルタ15におけるプレート60の透孔61b,61cから露出する部位からフィルタ15を抜けていく。このように、防塵用カバー40の吸入口44からの空気を空気導入用透孔14でのフィルタ15の一部領域に直接当てるとともに、この気流から分離した空気を当該フィルタ15の他の領域に導く。
【0049】
もし、吸入口44から異物が入り込み、フィルタ15での透孔61aの箇所に目詰まりが発生したとしても透孔61b,61cの箇所でのフィルタ15は空気を流すことができる。そのため、通気流量の低下を最小限に抑えることができる。つまり、防塵用カバー40の吸入口44から混入した異物によってフィルタ15の一部が目詰まりしたとしてもフィルタ15の他の箇所は空気を流すことができるため通気流量の低下を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図2】第2の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図3】第3の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図4】第4の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図5】第5の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図6】第6の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図7】第7の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図8】図7のA矢視図。
【図9】第8の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の縦断面図。
【図10】第9の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図11】第9の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図12】第10の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図13】第10の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図14】第11の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図15】第11の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【図16】第12の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の斜視図。
【図17】第12の実施の形態における車載用電子制御装置(ECU)の断面図。
【符号の説明】
1…エアクリーナ、2…パイプ、10…車載用電子制御装置、11…ケース、12…プリント基板、13…電子部品、14…空気導入用透孔、15…フィルタ、16…空気排出用透孔、17…フィルタ、18…空気通過用透孔、19…透孔、20a,20b,20c…案内部材、30…パイプ、40…防塵用カバー、44…吸入口、45…空気集中部材。
Claims (14)
- 筐体(11)内に、電子部品(13)を搭載した回路基板(12)を配置した車載用電子制御装置(10)であって、
前記筐体(11)に内外を連通する空気導入用透孔(14)および空気排出用透孔(16)を設けるとともに、この空気導入用透孔(14)および空気排出用透孔(16)にフィルタ(15,17)を設置し、さらに、空気排出用透孔(16)を通して筐体(11)内をエアクリーナ(1)の吸気通路と連通したことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記空気導入用透孔(14)と空気排出用透孔(16)を筐体(11)の非対称位置に設けたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)内において空気導入用透孔(14)と空気排出用透孔(16)とを結ぶ線上に回路基板(12)での空気通過用透孔(18)を設け、空気通過用透孔(18)の周辺に電子部品(13)を集中して配置したことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)内において回路基板(12)の表面に沿う方向に空気が流れるように、空気導入用透孔(14)および空気排出用透孔(16)を設けるとともに回路基板(12)を配置したことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記エアクリーナ(1)の吸気通路を形成するパイプ(2)の内壁に筐体(11)を設け、同パイプ(2)に形成した透孔(19)を通して空気導入用透孔(14)に空気を導入するようにしたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)内において回路基板(12)を両面が筐体(11)と離間した状態で配置し、また、筐体(11)での回路基板(12)の一方の面に対向する位置に空気導入用透孔(14)を設けるとともに回路基板(12)の他方の面に対向する位置に空気排出用透孔(16)を設け、回路基板(12)の両面に空気が流れるようにしたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記空気導入用透孔(14)の面積よりも空気排出用透孔(16)の面積を大きくする、または、前記空気導入用透孔(14)の数よりも空気排出用透孔(16)の数を多くしたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記エアクリーナ(1)の吸気通路を形成するパイプ(2)における前記空気排出用透孔(16)と連通する透孔(19)の部分に、当該透孔(19)にエアクリーナ(1)での吸入空気を集中させる案内部材(20a,20b,20c)を設けたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)の空気排出用透孔(16)とエアクリーナ(1)の吸気通路とをパイプ(30)を用いて連結したことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項1に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)の空気導入用透孔(14)に設置したフィルタ(15)を覆うように防塵用カバー(40)を設けたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項10に記載の車載用電子制御装置において、
前記防塵用カバー(40)から前記筐体(11)の空気導入用透孔(14)への通路は蛇行していることを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項10に記載の車載用電子制御装置において、
前記筐体(11)の外面における前記防塵用カバー(40)で囲まれた部位にデッドスペース(Sd)を設け、このデッドスペース(Sd)を通して防塵用カバー(40)の吸入口(44)から前記筐体(11)の空気導入用透孔(14)に空気を導入するようにしたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項10に記載の車載用電子制御装置において、
前記防塵用カバー(40)はロート状の空気集中部材(45)を有し、この空気集中部材(45)によって集中した空気を空気導入用透孔(14)でのフィルタ(15)の一部領域に案内するようにしたことを特徴とする車載用電子制御装置。 - 請求項10に記載の車載用電子制御装置において、
前記防塵用カバー(40)の吸入口(44)からの空気を空気導入用透孔(14)でのフィルタ(15)の一部領域に直接当てるとともに、この気流から分離した空気を当該フィルタ(15)の他の領域に導くようにしたことを特徴とする車載用電子制御装置。
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JP2003038705A JP2004245198A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 車載用電子制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009083973A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Komatsu Utility Co Ltd | 作業車両 |
JP2011085130A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-04-28 | Honda Motor Co Ltd | エアクリーナ装置 |
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JP2014143232A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車載用制御装置 |
JP2016106426A (ja) * | 2010-04-23 | 2016-06-16 | ナパテック アクティーゼルスカブ | 熱制御式組立体 |
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2003
- 2003-02-17 JP JP2003038705A patent/JP2004245198A/ja active Pending
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