JP2000101273A - 電子部品の冷却構造 - Google Patents
電子部品の冷却構造Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/0239—Electronic boxes
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/08—Distribution boxes; Connection or junction boxes
- H02G3/088—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings or inlets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却風に埃や水分等が含まれていてもECU
(電子制御ユニット)に悪影響を及ぼすことなく効率良
く冷却すること。 【解決手段】 ECU10のケース11とその収容され
る収納箱20の箱体21とで冷却風が流れる風路24が
形成される。ここで、ECU10のケース11の冷却風
が直接に当たらない領域27に穿たれた貫通穴を介して
ねじ14を用いてケース11の内壁面にヒートシンクが
密着固定される。このため、冷却風に埃や水分等が含ま
れていてもケース11内部の電子制御回路が悪影響を受
けることがない。また、ヒートシンクには発熱性を有す
る電子部品が密着されており、これらは風路24を流れ
る冷却風にてヒートシンク及びケース11を介して効率
良く冷却される。このため、車両のエンジンルーム内に
搭載されたECU10のケース11内部の電子制御回路
の温度上昇が抑制される。
(電子制御ユニット)に悪影響を及ぼすことなく効率良
く冷却すること。 【解決手段】 ECU10のケース11とその収容され
る収納箱20の箱体21とで冷却風が流れる風路24が
形成される。ここで、ECU10のケース11の冷却風
が直接に当たらない領域27に穿たれた貫通穴を介して
ねじ14を用いてケース11の内壁面にヒートシンクが
密着固定される。このため、冷却風に埃や水分等が含ま
れていてもケース11内部の電子制御回路が悪影響を受
けることがない。また、ヒートシンクには発熱性を有す
る電子部品が密着されており、これらは風路24を流れ
る冷却風にてヒートシンク及びケース11を介して効率
良く冷却される。このため、車両のエンジンルーム内に
搭載されたECU10のケース11内部の電子制御回路
の温度上昇が抑制される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の冷却構
造に関するもので、特に、車両のエンジンルーム内に搭
載される電子部品の冷却構造に関するものである。
造に関するもので、特に、車両のエンジンルーム内に搭
載される電子部品の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の冷却構造に関連する先
行技術文献としては、特開平9−207691号公報に
て開示されたものが知られている。このものでは、内箱
部と外箱部との2重構造からなる収納箱(エレクトロボ
ックス)のうちの内箱部に電子制御ユニット(電子制御
回路)を収納し、内箱部と外箱部との間(風路)に冷却
風を流して電子制御ユニットの温度上昇を抑制する技術
が示されている。この際、電子制御ユニットに冷却風が
直接当たらないため冷却風に埃や水分等が含まれていて
も電子制御ユニットへの悪影響をなくすことができると
するものである。
行技術文献としては、特開平9−207691号公報に
て開示されたものが知られている。このものでは、内箱
部と外箱部との2重構造からなる収納箱(エレクトロボ
ックス)のうちの内箱部に電子制御ユニット(電子制御
回路)を収納し、内箱部と外箱部との間(風路)に冷却
風を流して電子制御ユニットの温度上昇を抑制する技術
が示されている。この際、電子制御ユニットに冷却風が
直接当たらないため冷却風に埃や水分等が含まれていて
も電子制御ユニットへの悪影響をなくすことができると
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に収納箱が2重構造であると、電子制御ユニットに冷却
風を直接当てることができなくて間接的な冷却となるた
め、今後更に、電子制御ユニットにおける発熱が増加す
ると、このような構造では十分な冷却効果を得ることが
できないという問題が生じる可能性が想定される。
に収納箱が2重構造であると、電子制御ユニットに冷却
風を直接当てることができなくて間接的な冷却となるた
め、今後更に、電子制御ユニットにおける発熱が増加す
ると、このような構造では十分な冷却効果を得ることが
できないという問題が生じる可能性が想定される。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合の予測性
を解消するためになされたもので、冷却風に埃や水分等
が含まれていても電子制御ユニットへの悪影響がなく効
率良く冷却可能な電子部品の冷却構造の提供を課題とし
ている。
を解消するためになされたもので、冷却風に埃や水分等
が含まれていても電子制御ユニットへの悪影響がなく効
率良く冷却可能な電子部品の冷却構造の提供を課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子部品の冷
却構造によれば、電子制御ユニットのケースとその収容
される収納箱とで電子制御ユニットを冷却するための冷
却風が当たる領域が形成される。ここで、電子制御ユニ
ットのケースの冷却風が直接に当たらない領域に穿たれ
た貫通穴を介して固定部材を用いてケースの内壁面に放
熱部材が密着固定される。このため、冷却風に埃や水分
等が含まれていても電子制御ユニットのケース内部の電
子制御回路が悪影響を受けることがない。また、放熱部
材には基板に実装された電子部品のうち発熱性を有する
電子部品が密着されている。このため、電子制御ユニッ
トのケースを介して冷却風が当たる領域を流れる冷却風
にて電子制御回路の電子部品が冷却され、特に、発熱性
を有する電子部品が放熱部材及び電子制御ユニットのケ
ースを介して効率良く冷却される。これにより、車両の
エンジンルーム内に搭載された電子制御ユニットのケー
ス内部の電子制御回路の温度上昇が抑制される。
却構造によれば、電子制御ユニットのケースとその収容
される収納箱とで電子制御ユニットを冷却するための冷
却風が当たる領域が形成される。ここで、電子制御ユニ
ットのケースの冷却風が直接に当たらない領域に穿たれ
た貫通穴を介して固定部材を用いてケースの内壁面に放
熱部材が密着固定される。このため、冷却風に埃や水分
等が含まれていても電子制御ユニットのケース内部の電
子制御回路が悪影響を受けることがない。また、放熱部
材には基板に実装された電子部品のうち発熱性を有する
電子部品が密着されている。このため、電子制御ユニッ
トのケースを介して冷却風が当たる領域を流れる冷却風
にて電子制御回路の電子部品が冷却され、特に、発熱性
を有する電子部品が放熱部材及び電子制御ユニットのケ
ースを介して効率良く冷却される。これにより、車両の
エンジンルーム内に搭載された電子制御ユニットのケー
ス内部の電子制御回路の温度上昇が抑制される。
【0006】請求項2の電子部品の冷却構造では、収納
箱の内壁面のフランジと電子制御ユニットのケースの外
壁面のフランジとで仕切られて冷却風が当たる領域と冷
却風が直接当たらない領域とが形成され、この冷却風が
直接当たらない領域のフランジ近傍にて放熱部材が固定
部材により固定される。このため、冷却風が直接当たら
ない領域を利用して電子制御ユニットのケース外部から
固定部材によりケース内部の放熱部材を固定しても、こ
の領域ではフランジにて冷却風が当たる領域から隔離さ
れているため、ケース内部に冷却風が流れることがな
い。これにより、冷却風に埃や水分等が含まれていても
電子制御ユニットのケース内部の電子制御回路は何ら影
響を受けることがない。また、放熱部材は冷却風が直接
当たらない領域であってもフランジ近傍即ち、冷却風が
当たる領域の近くに固定されることで発熱性を有する電
子部品が放熱部材及び電子制御ユニットのケースを介し
て効率良く冷却されることとなる。
箱の内壁面のフランジと電子制御ユニットのケースの外
壁面のフランジとで仕切られて冷却風が当たる領域と冷
却風が直接当たらない領域とが形成され、この冷却風が
直接当たらない領域のフランジ近傍にて放熱部材が固定
部材により固定される。このため、冷却風が直接当たら
ない領域を利用して電子制御ユニットのケース外部から
固定部材によりケース内部の放熱部材を固定しても、こ
の領域ではフランジにて冷却風が当たる領域から隔離さ
れているため、ケース内部に冷却風が流れることがな
い。これにより、冷却風に埃や水分等が含まれていても
電子制御ユニットのケース内部の電子制御回路は何ら影
響を受けることがない。また、放熱部材は冷却風が直接
当たらない領域であってもフランジ近傍即ち、冷却風が
当たる領域の近くに固定されることで発熱性を有する電
子部品が放熱部材及び電子制御ユニットのケースを介し
て効率良く冷却されることとなる。
【0007】請求項3の電子部品の冷却構造では、開口
部を有する有底角筒状からなる電子制御ユニットのケー
スの外周縁に沿ってやや離れた外壁面に形成されたフラ
ンジによって冷却風が当たる領域と冷却風が直接当たら
ない領域とが区分される。このうちフランジ近傍の冷却
風が直接当たらない領域を利用して、放熱部材が固定部
材によって固定される。このように、電子制御ユニット
のケースの内壁面に放熱部材を固定するための固定部材
の貫通穴部分は、フランジで区分された冷却風が直接当
たらない領域にあり、例え冷却風に埃や水分等が含まれ
ていてもそれらがケース内部の電子制御回路に至ること
がない。また、放熱部材の固定部分が電子制御ユニット
のケースに形成されたフランジ近傍であるため、冷却風
が当たる領域に近いため冷却風によるケースを介した放
熱部材の冷却効果が期待できる。
部を有する有底角筒状からなる電子制御ユニットのケー
スの外周縁に沿ってやや離れた外壁面に形成されたフラ
ンジによって冷却風が当たる領域と冷却風が直接当たら
ない領域とが区分される。このうちフランジ近傍の冷却
風が直接当たらない領域を利用して、放熱部材が固定部
材によって固定される。このように、電子制御ユニット
のケースの内壁面に放熱部材を固定するための固定部材
の貫通穴部分は、フランジで区分された冷却風が直接当
たらない領域にあり、例え冷却風に埃や水分等が含まれ
ていてもそれらがケース内部の電子制御回路に至ること
がない。また、放熱部材の固定部分が電子制御ユニット
のケースに形成されたフランジ近傍であるため、冷却風
が当たる領域に近いため冷却風によるケースを介した放
熱部材の冷却効果が期待できる。
【0008】請求項4の電子部品の冷却構造では、放熱
部材と電子制御ユニットのケースの内壁面との固定が冷
却風が直接当たらない領域にて行われ、発熱性を有する
電子部品との密着及び基板の固定では冷却風が当たる領
域の内壁面まで放熱部材が延設され行われる。これによ
り、冷却風に例え埃や水分が含まれていても電子制御ユ
ニットのケース内部の電子制御回路がその影響を受ける
ことなく、冷却風により電子制御ユニットのケース内部
の電子部品のうち特に、放熱部材に密着されている発熱
性を有する電子部品を効率良く冷却することができる。
部材と電子制御ユニットのケースの内壁面との固定が冷
却風が直接当たらない領域にて行われ、発熱性を有する
電子部品との密着及び基板の固定では冷却風が当たる領
域の内壁面まで放熱部材が延設され行われる。これによ
り、冷却風に例え埃や水分が含まれていても電子制御ユ
ニットのケース内部の電子制御回路がその影響を受ける
ことなく、冷却風により電子制御ユニットのケース内部
の電子部品のうち特に、放熱部材に密着されている発熱
性を有する電子部品を効率良く冷却することができる。
【0009】請求項5の電子部品の冷却構造では、放熱
部材の固定面と電子制御ユニットのケースの内壁面とが
同じ勾配であるため面接触が確保され、放熱部材側から
電子制御ユニットのケース側に効率良く熱伝導される。
また、放熱部材を電子制御ユニットのケースに固定部材
で固定の際、放熱部材の固定面と電子制御ユニットのケ
ースの内壁面とが面接触となることで放熱部材側に無理
な力がかからず、放熱部材が固定されている基板側に歪
み等の悪影響を及ぼすことがない。
部材の固定面と電子制御ユニットのケースの内壁面とが
同じ勾配であるため面接触が確保され、放熱部材側から
電子制御ユニットのケース側に効率良く熱伝導される。
また、放熱部材を電子制御ユニットのケースに固定部材
で固定の際、放熱部材の固定面と電子制御ユニットのケ
ースの内壁面とが面接触となることで放熱部材側に無理
な力がかからず、放熱部材が固定されている基板側に歪
み等の悪影響を及ぼすことがない。
【0010】請求項6の電子部品の冷却構造では、放熱
部材の固定面と電子制御ユニットのケースの内壁面との
面接触が柔軟性を有する熱伝導部材の弾性変形により確
保され、放熱部材側から熱伝導部材を介して電子制御ユ
ニットのケース側に効率良く熱伝導される。また、放熱
部材を電子制御ユニットのケースに固定部材で固定の
際、柔軟性を有する熱伝導部材の介在により放熱部材側
に無理な力がかからないため、放熱部材が固定されてい
る基板側に歪み等の悪影響を及ぼすことがない。
部材の固定面と電子制御ユニットのケースの内壁面との
面接触が柔軟性を有する熱伝導部材の弾性変形により確
保され、放熱部材側から熱伝導部材を介して電子制御ユ
ニットのケース側に効率良く熱伝導される。また、放熱
部材を電子制御ユニットのケースに固定部材で固定の
際、柔軟性を有する熱伝導部材の介在により放熱部材側
に無理な力がかからないため、放熱部材が固定されてい
る基板側に歪み等の悪影響を及ぼすことがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
例に基づいて説明する。
【0012】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる電子部品の冷却構造が適用された電
子制御ユニットと収納箱との収納状態を示す断面図であ
る。また、図2は図1の電子制御ユニットの要部構成を
示す分解斜視図である。
第1実施例にかかる電子部品の冷却構造が適用された電
子制御ユニットと収納箱との収納状態を示す断面図であ
る。また、図2は図1の電子制御ユニットの要部構成を
示す分解斜視図である。
【0013】図1及び図2において、10は電子制御ユ
ニット(Electronic Control Unit;以下、『ECU』と
記す)であり、ECU10はアルミダイカスト製のケー
ス11にプリント基板16に実装された種々の電子部品
17,17aからなる電子制御回路15を内蔵する略直
方体形状からなる。このECU10のケース11の外壁
面にはフランジ12が形成されている。また、収納箱2
0はECU10を収容するプラスチック製の有底角筒状
の箱体21とその上側のプラスチック製の蓋25とから
なり、両者はシールパッキン26を介して密閉されてい
る。この蓋25にはワイヤハーネス31がゴム製のワイ
ヤハーネスグロメット32を介してシール状態で貫通さ
れ、このワイヤハーネス31先端の接続コネクタ部33
がECU10上部の外部接続コネクタ部19と接続され
ている。なお、19aはECU10のケース11の開口
部11bに配置される外部接続コネクタ部19の周囲を
覆うように形成されているプラスチック製のケース蓋で
あり、図2では省略されている。
ニット(Electronic Control Unit;以下、『ECU』と
記す)であり、ECU10はアルミダイカスト製のケー
ス11にプリント基板16に実装された種々の電子部品
17,17aからなる電子制御回路15を内蔵する略直
方体形状からなる。このECU10のケース11の外壁
面にはフランジ12が形成されている。また、収納箱2
0はECU10を収容するプラスチック製の有底角筒状
の箱体21とその上側のプラスチック製の蓋25とから
なり、両者はシールパッキン26を介して密閉されてい
る。この蓋25にはワイヤハーネス31がゴム製のワイ
ヤハーネスグロメット32を介してシール状態で貫通さ
れ、このワイヤハーネス31先端の接続コネクタ部33
がECU10上部の外部接続コネクタ部19と接続され
ている。なお、19aはECU10のケース11の開口
部11bに配置される外部接続コネクタ部19の周囲を
覆うように形成されているプラスチック製のケース蓋で
あり、図2では省略されている。
【0014】そして、収納箱20の箱体21内にECU
10のケース11が収容され、ECU10のケース11
の外壁面に形成されたフランジ12と箱体21の内壁面
に形成されたフランジ22とがシールパッキン23を介
して密着され、ECU10のケース11に形成されたフ
ランジ12より上側でケース11と収納箱20の箱体2
1とがねじ(図示略)により固定されている。これによ
り、ECU10のケース11の外壁面と収納箱20の箱
体21の内壁面との間に防水性を有しECU10を冷却
するための冷却風が流れ、その冷却風が当たる領域とし
ての風路24が形成されている。また、風路24から両
フランジ12,22にて隔離された上側の蓋25内部に
は、冷却風が直接当たらない領域27が形成されてい
る。
10のケース11が収容され、ECU10のケース11
の外壁面に形成されたフランジ12と箱体21の内壁面
に形成されたフランジ22とがシールパッキン23を介
して密着され、ECU10のケース11に形成されたフ
ランジ12より上側でケース11と収納箱20の箱体2
1とがねじ(図示略)により固定されている。これによ
り、ECU10のケース11の外壁面と収納箱20の箱
体21の内壁面との間に防水性を有しECU10を冷却
するための冷却風が流れ、その冷却風が当たる領域とし
ての風路24が形成されている。また、風路24から両
フランジ12,22にて隔離された上側の蓋25内部に
は、冷却風が直接当たらない領域27が形成されてい
る。
【0015】図3は本実施例のECU10のケース11
における電子制御回路15の固定状態を示す断面図であ
り、図3及び上述の図2を参照して説明する。
における電子制御回路15の固定状態を示す断面図であ
り、図3及び上述の図2を参照して説明する。
【0016】図2及び図3に示すように、電子制御回路
15を形成するプリント基板16には種々の電子部品1
7,17aが実装されている。このうち、発熱性を有す
る電子部品17aはアルミニウム板材等からなり放熱性
の良好なヒートシンク18面にねじ、接着剤等により密
着され固定されている。このヒートシンク18はプリン
ト基板16にねじ止めされ固定されている。また、プリ
ント基板16には外部接続コネクタ部19がはんだ付け
され配設されている。
15を形成するプリント基板16には種々の電子部品1
7,17aが実装されている。このうち、発熱性を有す
る電子部品17aはアルミニウム板材等からなり放熱性
の良好なヒートシンク18面にねじ、接着剤等により密
着され固定されている。このヒートシンク18はプリン
ト基板16にねじ止めされ固定されている。また、プリ
ント基板16には外部接続コネクタ部19がはんだ付け
され配設されている。
【0017】プリント基板16はECU10のケース1
1の内壁面11cに対向して形成されているスリット溝
13a,13bに差込まれ、ヒートシンク18がそのね
じ穴18aを利用しECU10のケース11のフランジ
12の上側の冷却風が直接当たらない領域27に面して
穿たれた貫通穴11aを介してねじ14にて固定されて
いる。
1の内壁面11cに対向して形成されているスリット溝
13a,13bに差込まれ、ヒートシンク18がそのね
じ穴18aを利用しECU10のケース11のフランジ
12の上側の冷却風が直接当たらない領域27に面して
穿たれた貫通穴11aを介してねじ14にて固定されて
いる。
【0018】次に、本実施例における冷却作用につい
て、図1、図2及び図3を参照して説明する。
て、図1、図2及び図3を参照して説明する。
【0019】本実施例のECU10が収容された収納箱
20は、図示しない車両のエンジンルーム内に搭載さ
れ、車両の下部を流れる外気がダクト等により収納箱2
0の箱体21の下部より風路24内に導かれることで図
1に示す矢印方向に冷却風が流れることとなる。そし
て、ラジエータの冷却ファン(図示略)の前側近傍の負
圧を利用して風路24内の冷却風が収納箱20の箱体2
1の横部よりダクト等により強制的に排気される。する
と、風路24内を流れる冷却風によって、収納箱20に
収容されたECU10のケース11の外壁面が冷却さ
れ、そのケース11に内蔵されている電子制御回路15
が冷却されることとなる。この際、ケース11の内壁面
11cに密着固定されているヒートシンク18を介して
電子制御回路15のうち特に、発熱性を有する電子部品
17aが効率良く冷却されることとなる。
20は、図示しない車両のエンジンルーム内に搭載さ
れ、車両の下部を流れる外気がダクト等により収納箱2
0の箱体21の下部より風路24内に導かれることで図
1に示す矢印方向に冷却風が流れることとなる。そし
て、ラジエータの冷却ファン(図示略)の前側近傍の負
圧を利用して風路24内の冷却風が収納箱20の箱体2
1の横部よりダクト等により強制的に排気される。する
と、風路24内を流れる冷却風によって、収納箱20に
収容されたECU10のケース11の外壁面が冷却さ
れ、そのケース11に内蔵されている電子制御回路15
が冷却されることとなる。この際、ケース11の内壁面
11cに密着固定されているヒートシンク18を介して
電子制御回路15のうち特に、発熱性を有する電子部品
17aが効率良く冷却されることとなる。
【0020】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、ケース11内部に電子制御回路15を有するEC
U(電子制御ユニット)10と、車両のエンジンルーム
内に搭載され、ECU10を収容することにより、その
内壁面とECU10のケース11の外壁面との間に防水
性を有しECU10を冷却するための冷却風が当たる領
域としての風路24とその風路24から隔離され冷却風
が直接当たらない領域27とが形成される収納箱20と
ECU10の電子制御回路15を形成するプリント基板
16に実装される電子部品17,17aのうち発熱性を
有する電子部品17aに密着されプリント基板16に固
定される放熱部材としてのヒートシンク18と、収納箱
20とECU10のケース11とで形成される冷却風が
直接当たらない領域27でECU10のケース11に穿
たれた貫通穴11aを介してECU10のケース11に
ヒートシンク18を密着固定する固定部材としてのねじ
14とを具備するものである。
造は、ケース11内部に電子制御回路15を有するEC
U(電子制御ユニット)10と、車両のエンジンルーム
内に搭載され、ECU10を収容することにより、その
内壁面とECU10のケース11の外壁面との間に防水
性を有しECU10を冷却するための冷却風が当たる領
域としての風路24とその風路24から隔離され冷却風
が直接当たらない領域27とが形成される収納箱20と
ECU10の電子制御回路15を形成するプリント基板
16に実装される電子部品17,17aのうち発熱性を
有する電子部品17aに密着されプリント基板16に固
定される放熱部材としてのヒートシンク18と、収納箱
20とECU10のケース11とで形成される冷却風が
直接当たらない領域27でECU10のケース11に穿
たれた貫通穴11aを介してECU10のケース11に
ヒートシンク18を密着固定する固定部材としてのねじ
14とを具備するものである。
【0021】つまり、ECU10のケース11とその収
容される収納箱20の箱体21とでECU10を冷却す
るための冷却風が当たる領域としての風路24が形成さ
れる。ここで、ECU10のケース11の冷却風が直接
に当たらない領域27に穿たれた貫通穴11aを介して
ねじ14を用いてケース11の内壁面11cにヒートシ
ンク18が密着固定される。このため、冷却風に埃や水
分等が含まれていてもECU10のケース11内部の電
子制御回路15が悪影響を受けることがない。また、ヒ
ートシンク18にはプリント基板16に実装された電子
部品17,17aのうち発熱性を有する電子部品17a
が密着されている。このため、ECU10のケース11
を介して風路24を流れる冷却風にて電子制御回路15
の電子部品17,17aが冷却され、特に、発熱性を有
する電子部品17aがヒートシンク18及びECU10
のケース11を介して効率良く冷却される。これによ
り、車両のエンジンルーム内に搭載されたECU10の
ケース11内部の電子制御回路15の温度上昇が抑制さ
れる。
容される収納箱20の箱体21とでECU10を冷却す
るための冷却風が当たる領域としての風路24が形成さ
れる。ここで、ECU10のケース11の冷却風が直接
に当たらない領域27に穿たれた貫通穴11aを介して
ねじ14を用いてケース11の内壁面11cにヒートシ
ンク18が密着固定される。このため、冷却風に埃や水
分等が含まれていてもECU10のケース11内部の電
子制御回路15が悪影響を受けることがない。また、ヒ
ートシンク18にはプリント基板16に実装された電子
部品17,17aのうち発熱性を有する電子部品17a
が密着されている。このため、ECU10のケース11
を介して風路24を流れる冷却風にて電子制御回路15
の電子部品17,17aが冷却され、特に、発熱性を有
する電子部品17aがヒートシンク18及びECU10
のケース11を介して効率良く冷却される。これによ
り、車両のエンジンルーム内に搭載されたECU10の
ケース11内部の電子制御回路15の温度上昇が抑制さ
れる。
【0022】また、本実施例の電子部品の冷却構造は、
収納箱20の箱体21にはその内壁面にフランジ22が
形成され、このフランジ22に対向しECU10のケー
ス11の外壁面にはフランジ12が形成され、両フラン
ジ12,22によって仕切られることで冷却風が当たる
領域としての風路24と冷却風が直接当たらない領域2
7とが形成され、固定部材としてのねじ14による放熱
部材としてのヒートシンク18の固定がECU10のケ
ース11に形成されるフランジ12近傍の冷却風が直接
当たらない領域27で行われるものである。
収納箱20の箱体21にはその内壁面にフランジ22が
形成され、このフランジ22に対向しECU10のケー
ス11の外壁面にはフランジ12が形成され、両フラン
ジ12,22によって仕切られることで冷却風が当たる
領域としての風路24と冷却風が直接当たらない領域2
7とが形成され、固定部材としてのねじ14による放熱
部材としてのヒートシンク18の固定がECU10のケ
ース11に形成されるフランジ12近傍の冷却風が直接
当たらない領域27で行われるものである。
【0023】つまり、収納箱20の箱体21側のフラン
ジ22とECU10のケース11側のフランジ12とで
仕切られて冷却風が流れる風路24と冷却風が直接当た
らない領域27が形成され、この冷却風が直接当たらな
い領域27のフランジ12近傍にてヒートシンク18が
ねじ14により固定される。このため、ECU10のケ
ース11外部からねじ14によりケース11内部のヒー
トシンク18を固定しても、冷却風が直接当たらない領
域27ではフランジ12,22にて風路24から隔離さ
れているため、ケース11内部に冷却風が流れることが
ない。これにより、冷却風に埃や水分等が含まれていて
もECU10のケース11内部の電子制御回路15は何
ら影響を受けることがない。また、ヒートシンク18は
冷却風が直接当たらない領域27であってもフランジ1
2近傍即ち、冷却風が流れる風路24の近くに固定され
ることで発熱性を有する電子部品17aがヒートシンク
18及びECU10のケース11を介して効率良く冷却
される。
ジ22とECU10のケース11側のフランジ12とで
仕切られて冷却風が流れる風路24と冷却風が直接当た
らない領域27が形成され、この冷却風が直接当たらな
い領域27のフランジ12近傍にてヒートシンク18が
ねじ14により固定される。このため、ECU10のケ
ース11外部からねじ14によりケース11内部のヒー
トシンク18を固定しても、冷却風が直接当たらない領
域27ではフランジ12,22にて風路24から隔離さ
れているため、ケース11内部に冷却風が流れることが
ない。これにより、冷却風に埃や水分等が含まれていて
もECU10のケース11内部の電子制御回路15は何
ら影響を受けることがない。また、ヒートシンク18は
冷却風が直接当たらない領域27であってもフランジ1
2近傍即ち、冷却風が流れる風路24の近くに固定され
ることで発熱性を有する電子部品17aがヒートシンク
18及びECU10のケース11を介して効率良く冷却
される。
【0024】そして、本実施例の電子部品の冷却構造
は、ECU10のケース11が開口部11bを有する有
底角筒状であって、開口部11bの外周縁に沿ってやや
離れた外壁面に冷却風が当たる領域としての風路24と
冷却風が直接当たらない領域27とを区分するフランジ
12が形成され、フランジ12近傍の冷却風が直接当た
らない領域27で固定部材としてのねじ14により放熱
部材としてのヒートシンク18が固定されるものであ
る。
は、ECU10のケース11が開口部11bを有する有
底角筒状であって、開口部11bの外周縁に沿ってやや
離れた外壁面に冷却風が当たる領域としての風路24と
冷却風が直接当たらない領域27とを区分するフランジ
12が形成され、フランジ12近傍の冷却風が直接当た
らない領域27で固定部材としてのねじ14により放熱
部材としてのヒートシンク18が固定されるものであ
る。
【0025】つまり、開口部11bを有する有底角筒状
からなるECU10のケース11の外周縁に沿ってやや
離れた外壁面に形成されたフランジ12によって冷却風
が流れる風路24と冷却風が直接当たらない領域27と
が区分される。このうちフランジ12近傍の冷却風が直
接当たらない領域27を利用して、ヒートシンク18が
ねじ14によって固定される。このように、ECU10
のケース11の内壁面11cのヒートシンク18を固定
するためのねじ14の貫通穴11a部分は、フランジ1
2で区分された冷却風が直接当たらない領域27にあ
り、例え冷却風に埃や水分等が含まれていてもそれらが
ケース11内部の電子制御回路15に至ることがない。
また、ヒートシンク18の固定部分がECU10のケー
ス11に形成されたフランジ12近傍であるため、冷却
風が流れる風路24に近いため冷却風によるケース11
を介したヒートシンク18の冷却効果が期待できる。
からなるECU10のケース11の外周縁に沿ってやや
離れた外壁面に形成されたフランジ12によって冷却風
が流れる風路24と冷却風が直接当たらない領域27と
が区分される。このうちフランジ12近傍の冷却風が直
接当たらない領域27を利用して、ヒートシンク18が
ねじ14によって固定される。このように、ECU10
のケース11の内壁面11cのヒートシンク18を固定
するためのねじ14の貫通穴11a部分は、フランジ1
2で区分された冷却風が直接当たらない領域27にあ
り、例え冷却風に埃や水分等が含まれていてもそれらが
ケース11内部の電子制御回路15に至ることがない。
また、ヒートシンク18の固定部分がECU10のケー
ス11に形成されたフランジ12近傍であるため、冷却
風が流れる風路24に近いため冷却風によるケース11
を介したヒートシンク18の冷却効果が期待できる。
【0026】次に、図3のECU10のケース11とヒ
ートシンク18との固定状態を示す図4の部分詳細断面
図を参照して説明する。
ートシンク18との固定状態を示す図4の部分詳細断面
図を参照して説明する。
【0027】図4において、ECU10のケース11は
アルミダイカスト製であるため、その内壁面11cには
成形に伴う所定の抜き勾配(抜きテーパ)が設けられ、
結果的に内壁面11cはテーパ面となっている。このE
CU10のケース11の内壁面11cにねじ14にて固
定されるヒートシンク18の固定面18bは、内壁面1
1cの抜き勾配に沿うよう同じ勾配のテーパ面に設定さ
れている。
アルミダイカスト製であるため、その内壁面11cには
成形に伴う所定の抜き勾配(抜きテーパ)が設けられ、
結果的に内壁面11cはテーパ面となっている。このE
CU10のケース11の内壁面11cにねじ14にて固
定されるヒートシンク18の固定面18bは、内壁面1
1cの抜き勾配に沿うよう同じ勾配のテーパ面に設定さ
れている。
【0028】このため、ECU10のケース11の内壁
面11cとヒートシンク18の固定面18bとがねじ1
4で固定される際、面接触が確保されると共に、ヒート
シンク18側に無理な力がかかることがない。したがっ
て、発熱性を有する電子部品17aがヒートシンク18
及びECU10のケース11を介して効率良く冷却され
る。また、ヒートシンク18を介してプリント基板16
側に歪みが発生しないため、プリント基板16に実装さ
れた種々の電子部品17,17aや配線パターンにクラ
ック発生等の損傷を及ぼすことがない。
面11cとヒートシンク18の固定面18bとがねじ1
4で固定される際、面接触が確保されると共に、ヒート
シンク18側に無理な力がかかることがない。したがっ
て、発熱性を有する電子部品17aがヒートシンク18
及びECU10のケース11を介して効率良く冷却され
る。また、ヒートシンク18を介してプリント基板16
側に歪みが発生しないため、プリント基板16に実装さ
れた種々の電子部品17,17aや配線パターンにクラ
ック発生等の損傷を及ぼすことがない。
【0029】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、放熱部材としてのヒートシンク18がECU10
のケース11の内壁面11cとの固定面18bをECU
10のケース11の内壁面11cの成形に伴う抜き勾配
と同じ勾配に設定するものである。つまり、ヒートシン
ク18の固定面18bとECU10のケース11の内壁
面11cとが同じ勾配であるため面接触が確保され、ヒ
ートシンク18側からECU10のケース11側に効率
良く熱伝導される。また、ヒートシンク18をECU1
0のケース11にねじ14で固定の際、ヒートシンク1
8の固定面18bとECU10のケース11の内壁面1
1cとが面接触となることでヒートシンク18側に無理
な力がかからず、ヒートシンク18が固定されているプ
リント基板16側に歪み等の悪影響を及ぼすことがな
い。
造は、放熱部材としてのヒートシンク18がECU10
のケース11の内壁面11cとの固定面18bをECU
10のケース11の内壁面11cの成形に伴う抜き勾配
と同じ勾配に設定するものである。つまり、ヒートシン
ク18の固定面18bとECU10のケース11の内壁
面11cとが同じ勾配であるため面接触が確保され、ヒ
ートシンク18側からECU10のケース11側に効率
良く熱伝導される。また、ヒートシンク18をECU1
0のケース11にねじ14で固定の際、ヒートシンク1
8の固定面18bとECU10のケース11の内壁面1
1cとが面接触となることでヒートシンク18側に無理
な力がかからず、ヒートシンク18が固定されているプ
リント基板16側に歪み等の悪影響を及ぼすことがな
い。
【0030】次に、図3のECU10のケース11とヒ
ートシンク18との固定状態の変形例を示す図5の部分
詳細断面図を参照して説明する。
ートシンク18との固定状態の変形例を示す図5の部分
詳細断面図を参照して説明する。
【0031】図5において、ECU10のケース11の
内壁面11cの抜き勾配に対向するヒートシンク18の
固定面18bには勾配が設けられていない。このため、
ECU10のケース11の内壁面11cとヒートシンク
18の固定面18bとがねじ14で固定される際、その
間に柔軟性を有する熱伝導シート30が介在されてい
る。この柔軟性を有する熱伝導シート30としては、例
えば、熱伝導性シリコンやガラス繊維入熱伝導性シリコ
ンが積層され片面に接着剤層が形成されたシート状のも
のが採用でき、必要寸法にカットされた略直方体形状の
ものが使用される。
内壁面11cの抜き勾配に対向するヒートシンク18の
固定面18bには勾配が設けられていない。このため、
ECU10のケース11の内壁面11cとヒートシンク
18の固定面18bとがねじ14で固定される際、その
間に柔軟性を有する熱伝導シート30が介在されてい
る。この柔軟性を有する熱伝導シート30としては、例
えば、熱伝導性シリコンやガラス繊維入熱伝導性シリコ
ンが積層され片面に接着剤層が形成されたシート状のも
のが採用でき、必要寸法にカットされた略直方体形状の
ものが使用される。
【0032】この場合、柔軟性を有する熱伝導シート3
0の厚み寸法としては、弾性変形による寸法変化分が考
慮される。この柔軟性を有する熱伝導シート30の厚み
寸法が加味され、ヒートシンク18の固定面18bのプ
リント基板16面からの高さが設定される。このため、
柔軟性を有する熱伝導シート30はECU10のケース
11の内壁面11cとヒートシンク18の固定面18b
との間を満たすように、両面に沿うように弾性変形され
密着される。
0の厚み寸法としては、弾性変形による寸法変化分が考
慮される。この柔軟性を有する熱伝導シート30の厚み
寸法が加味され、ヒートシンク18の固定面18bのプ
リント基板16面からの高さが設定される。このため、
柔軟性を有する熱伝導シート30はECU10のケース
11の内壁面11cとヒートシンク18の固定面18b
との間を満たすように、両面に沿うように弾性変形され
密着される。
【0033】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、放熱部材としてのヒートシンク18がECU10
のケース11の内壁面11cとの固定部材としてのねじ
14による固定に際し、その間に柔軟性を有する熱伝導
部材としての熱伝導シート30を介在させるものであ
る。つまり、ヒートシンク18の固定面18bとECU
10のケース11の内壁面11cとの面接触が熱伝導シ
ート30の弾性変形により確保され、ヒートシンク18
側から熱伝導シート30を介してECU10のケース1
1側に効率良く熱伝導される。また、ヒートシンク18
をECU10のケース11にねじ14で固定の際、柔軟
性を有する熱伝導シート30の介在によりヒートシンク
18側に無理な力がかからないため、ヒートシンク18
が固定されているプリント基板16側に歪み等の悪影響
を及ぼすことがない。
造は、放熱部材としてのヒートシンク18がECU10
のケース11の内壁面11cとの固定部材としてのねじ
14による固定に際し、その間に柔軟性を有する熱伝導
部材としての熱伝導シート30を介在させるものであ
る。つまり、ヒートシンク18の固定面18bとECU
10のケース11の内壁面11cとの面接触が熱伝導シ
ート30の弾性変形により確保され、ヒートシンク18
側から熱伝導シート30を介してECU10のケース1
1側に効率良く熱伝導される。また、ヒートシンク18
をECU10のケース11にねじ14で固定の際、柔軟
性を有する熱伝導シート30の介在によりヒートシンク
18側に無理な力がかからないため、ヒートシンク18
が固定されているプリント基板16側に歪み等の悪影響
を及ぼすことがない。
【0034】〈実施例2〉図6は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかるECU10の要部構成を示す分解斜
視図であり、図7は図6のECU10のケース11にお
ける電子制御回路15の固定状態を示す断面図である。
なお、本発明の実施の形態の第2実施例にかかる電子部
品の冷却構造が適用されたECU10と収納箱20との
収納状態については、上述の第1実施例の断面図を示す
図1と同様であり、その詳細な説明を省略する。また、
図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からな
るものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳
細な説明を省略する。
第2実施例にかかるECU10の要部構成を示す分解斜
視図であり、図7は図6のECU10のケース11にお
ける電子制御回路15の固定状態を示す断面図である。
なお、本発明の実施の形態の第2実施例にかかる電子部
品の冷却構造が適用されたECU10と収納箱20との
収納状態については、上述の第1実施例の断面図を示す
図1と同様であり、その詳細な説明を省略する。また、
図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からな
るものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳
細な説明を省略する。
【0035】本実施例では、図6及び図7に示すよう
に、ヒートシンク18′がL字形状であり上述の実施例
のヒートシンク18のI字形状と異なっている。これ
は、ヒートシンク18′とECU10のケース11の内
壁面11cとの密着固定をフランジ12から上側の冷却
風が直接当たらない領域27で行い、ヒートシンク1
8′とプリント基板16との固定をフランジ12から下
側の冷却風が当たる領域の内壁面11cまで延設して行
うものである。
に、ヒートシンク18′がL字形状であり上述の実施例
のヒートシンク18のI字形状と異なっている。これ
は、ヒートシンク18′とECU10のケース11の内
壁面11cとの密着固定をフランジ12から上側の冷却
風が直接当たらない領域27で行い、ヒートシンク1
8′とプリント基板16との固定をフランジ12から下
側の冷却風が当たる領域の内壁面11cまで延設して行
うものである。
【0036】このため、ECU10のケース11の貫通
穴11a部分に冷却風が流れることがなく、ケース11
内部の電子制御回路15が冷却風に含まれる埃や水分の
影響を受けることがない。更に、ECU10のケース1
1の冷却風が当たる領域の内壁面11cまでヒートシン
ク18′が延設されていることで、ヒートシンク18′
に密着されている発熱を有する電子部品17aを効率良
く冷却することができるのである。
穴11a部分に冷却風が流れることがなく、ケース11
内部の電子制御回路15が冷却風に含まれる埃や水分の
影響を受けることがない。更に、ECU10のケース1
1の冷却風が当たる領域の内壁面11cまでヒートシン
ク18′が延設されていることで、ヒートシンク18′
に密着されている発熱を有する電子部品17aを効率良
く冷却することができるのである。
【0037】ここで、本実施例では、ヒートシンク1
8′がL字形状にて形成されているが、発熱性を有する
電子部品17aに密着されている部分を除き、他の電子
部品17の邪魔にならないようにケース11の内壁面1
1cに沿って延ばし、ケース11の内壁面11cとの接
触面を極力増大するように形成すれば、放熱効果を更に
向上することができる。
8′がL字形状にて形成されているが、発熱性を有する
電子部品17aに密着されている部分を除き、他の電子
部品17の邪魔にならないようにケース11の内壁面1
1cに沿って延ばし、ケース11の内壁面11cとの接
触面を極力増大するように形成すれば、放熱効果を更に
向上することができる。
【0038】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の冷却風が直接当たらない領域27の内
壁面11cに固定され、ECU10のケース11に冷却
風が当たる領域(図1に示す風路24)までその内壁面
11cに沿って延設され、発熱性を有する電子部品17
aに密着されプリント基板16に固定されるものであ
る。つまり、ヒートシンク18′はECU10のケース
11の内壁面11cとの固定が冷却風が直接当たらない
領域27にて行われ、発熱性を有する電子部品17aと
の密着及びプリント基板16との固定では冷却風が流れ
る領域の内壁面11cまでヒートシンク18′が延設さ
れ行われる。これにより、冷却風に例え埃や水分が含ま
れていてもECU10のケース11内部の電子制御回路
15がその影響を受けることなく、冷却風によりECU
10のケース11内部の電子部品17,17aのうち特
に、ヒートシンク18′に密着されている発熱性を有す
る電子部品17aを効率良く冷却することができる。
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の冷却風が直接当たらない領域27の内
壁面11cに固定され、ECU10のケース11に冷却
風が当たる領域(図1に示す風路24)までその内壁面
11cに沿って延設され、発熱性を有する電子部品17
aに密着されプリント基板16に固定されるものであ
る。つまり、ヒートシンク18′はECU10のケース
11の内壁面11cとの固定が冷却風が直接当たらない
領域27にて行われ、発熱性を有する電子部品17aと
の密着及びプリント基板16との固定では冷却風が流れ
る領域の内壁面11cまでヒートシンク18′が延設さ
れ行われる。これにより、冷却風に例え埃や水分が含ま
れていてもECU10のケース11内部の電子制御回路
15がその影響を受けることなく、冷却風によりECU
10のケース11内部の電子部品17,17aのうち特
に、ヒートシンク18′に密着されている発熱性を有す
る電子部品17aを効率良く冷却することができる。
【0039】次に、図7のECU10のケース11とヒ
ートシンク18′との固定状態を示す図8の部分詳細断
面図を参照して説明する。
ートシンク18′との固定状態を示す図8の部分詳細断
面図を参照して説明する。
【0040】図8において、ECU10のケース11は
アルミダイカスト製であるため、その内壁面11cには
成形に伴う所定の抜き勾配(抜きテーパ)が設けられ、
結果的に内壁面11cはテーパ面となっている。このE
CU10のケース11の内壁面11cにねじ14にて固
定されるヒートシンク18′の固定面18b′は、内壁
面11cの抜き勾配に沿うよう同じ勾配のテーパ面に設
定されている。
アルミダイカスト製であるため、その内壁面11cには
成形に伴う所定の抜き勾配(抜きテーパ)が設けられ、
結果的に内壁面11cはテーパ面となっている。このE
CU10のケース11の内壁面11cにねじ14にて固
定されるヒートシンク18′の固定面18b′は、内壁
面11cの抜き勾配に沿うよう同じ勾配のテーパ面に設
定されている。
【0041】このため、ECU10のケース11の内壁
面11cとヒートシンク18′の固定面18b′とがね
じ14で固定される際、面接触が確保されると共に、ヒ
ートシンク18′側に無理な力がかかることがない。し
たがって、発熱性を有する電子部品17aがヒートシン
ク18′及びECU10のケース11を介して効率良く
冷却される。また、ヒートシンク18′を介してプリン
ト基板16側に歪みが発生しないため、プリント基板1
6に実装された種々の電子部品17,17aや配線パタ
ーンにクラック発生等の損傷を及ぼすことがない。
面11cとヒートシンク18′の固定面18b′とがね
じ14で固定される際、面接触が確保されると共に、ヒ
ートシンク18′側に無理な力がかかることがない。し
たがって、発熱性を有する電子部品17aがヒートシン
ク18′及びECU10のケース11を介して効率良く
冷却される。また、ヒートシンク18′を介してプリン
ト基板16側に歪みが発生しないため、プリント基板1
6に実装された種々の電子部品17,17aや配線パタ
ーンにクラック発生等の損傷を及ぼすことがない。
【0042】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の内壁面11cとの固定面18b′をE
CU10のケース11の内壁面11cの成形に伴う抜き
勾配と同じ勾配に設定するものである。つまり、ヒート
シンク18′の固定面18b′とECU10のケース1
1の内壁面11cとが同じ勾配であるため面接触が確保
され、ヒートシンク18′側からECU10のケース1
1側に効率良く熱伝導される。また、ヒートシンク1
8′をECU10のケース11にねじ14で固定の際、
ヒートシンク18′の固定面18b′とECU10のケ
ース11の内壁面11cとが面接触となることでヒート
シンク18′側に無理な力がかからず、ヒートシンク1
8′が固定されているプリント基板16側に歪み等の悪
影響を及ぼすことがない。
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の内壁面11cとの固定面18b′をE
CU10のケース11の内壁面11cの成形に伴う抜き
勾配と同じ勾配に設定するものである。つまり、ヒート
シンク18′の固定面18b′とECU10のケース1
1の内壁面11cとが同じ勾配であるため面接触が確保
され、ヒートシンク18′側からECU10のケース1
1側に効率良く熱伝導される。また、ヒートシンク1
8′をECU10のケース11にねじ14で固定の際、
ヒートシンク18′の固定面18b′とECU10のケ
ース11の内壁面11cとが面接触となることでヒート
シンク18′側に無理な力がかからず、ヒートシンク1
8′が固定されているプリント基板16側に歪み等の悪
影響を及ぼすことがない。
【0043】次に、図7のECU10のケース11とヒ
ートシンク18′との固定状態の変形例を示す図9の部
分詳細断面図を参照して説明する。
ートシンク18′との固定状態の変形例を示す図9の部
分詳細断面図を参照して説明する。
【0044】図9において、ECU10のケース11の
内壁面11cの抜き勾配に対向するヒートシンク18′
の固定面18b′には勾配が設けられていない。このた
め、ECU10のケース11の内壁面11cとヒートシ
ンク18′の固定面18b′とがねじ14で固定される
際、その間に柔軟性を有する熱伝導シート30が介在さ
れている。この柔軟性を有する熱伝導シート30として
は、例えば、熱伝導性シリコンやガラス繊維入熱伝導性
シリコンが積層され片面に接着剤層が形成されたシート
状のものが採用でき、必要寸法にカットされた略直方体
形状のものが使用される。
内壁面11cの抜き勾配に対向するヒートシンク18′
の固定面18b′には勾配が設けられていない。このた
め、ECU10のケース11の内壁面11cとヒートシ
ンク18′の固定面18b′とがねじ14で固定される
際、その間に柔軟性を有する熱伝導シート30が介在さ
れている。この柔軟性を有する熱伝導シート30として
は、例えば、熱伝導性シリコンやガラス繊維入熱伝導性
シリコンが積層され片面に接着剤層が形成されたシート
状のものが採用でき、必要寸法にカットされた略直方体
形状のものが使用される。
【0045】この場合、柔軟性を有する熱伝導シート3
0の厚み寸法としては、弾性変形による寸法変化分が考
慮される。この柔軟性を有する熱伝導シート30の厚み
寸法が加味され、ヒートシンク18′の固定面18b′
のプリント基板16面からの高さが設定される。このた
め、柔軟性を有する熱伝導シート30はECU10のケ
ース11の内壁面11cとヒートシンク18′の固定面
18b′との間を満たすように、両面に沿うように弾性
変形され密着される。
0の厚み寸法としては、弾性変形による寸法変化分が考
慮される。この柔軟性を有する熱伝導シート30の厚み
寸法が加味され、ヒートシンク18′の固定面18b′
のプリント基板16面からの高さが設定される。このた
め、柔軟性を有する熱伝導シート30はECU10のケ
ース11の内壁面11cとヒートシンク18′の固定面
18b′との間を満たすように、両面に沿うように弾性
変形され密着される。
【0046】このように、本実施例の電子部品の冷却構
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の内壁面11cとの固定部材としてのね
じ14による固定に際し、その間に柔軟性を有する熱伝
導部材としての熱伝導シート30を介在させるものであ
る。つまり、ヒートシンク18′の固定面18b′とE
CU10のケース11の内壁面11cとの面接触が柔軟
性を有する熱伝導シート30の弾性変形により確保さ
れ、ヒートシンク18′側から熱伝導シート30を介し
てECU10のケース11側に効率良く熱伝導される。
また、ヒートシンク18′をECU10のケース11に
ねじ14で固定の際、柔軟性を有する熱伝導シート30
の介在によりヒートシンク18′側に無理な力がかから
ないため、ヒートシンク18′が固定されているプリン
ト基板16側に歪み等の悪影響を及ぼすことがない。
造は、放熱部材としてのヒートシンク18′がECU1
0のケース11の内壁面11cとの固定部材としてのね
じ14による固定に際し、その間に柔軟性を有する熱伝
導部材としての熱伝導シート30を介在させるものであ
る。つまり、ヒートシンク18′の固定面18b′とE
CU10のケース11の内壁面11cとの面接触が柔軟
性を有する熱伝導シート30の弾性変形により確保さ
れ、ヒートシンク18′側から熱伝導シート30を介し
てECU10のケース11側に効率良く熱伝導される。
また、ヒートシンク18′をECU10のケース11に
ねじ14で固定の際、柔軟性を有する熱伝導シート30
の介在によりヒートシンク18′側に無理な力がかから
ないため、ヒートシンク18′が固定されているプリン
ト基板16側に歪み等の悪影響を及ぼすことがない。
【0047】ところで、上記実施例では、ECU10の
ケース11にヒートシンク18,18′を密着固定する
ため固定部材としてねじ14を用いているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、固
定部材としてはリベット等を用いることもできる。
ケース11にヒートシンク18,18′を密着固定する
ため固定部材としてねじ14を用いているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、固
定部材としてはリベット等を用いることもできる。
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例及び
第2実施例にかかる電子部品の冷却構造が適用されたE
CUと収納箱との収納状態を示す断面図である。
第2実施例にかかる電子部品の冷却構造が適用されたE
CUと収納箱との収納状態を示す断面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるECUの要部構成を示す分解斜視図である。
かるECUの要部構成を示す分解斜視図である。
【図3】 図3は図2のECUのケースにおける電子制
御回路の固定状態を示す断面図である。
御回路の固定状態を示す断面図である。
【図4】 図4は図3のECUのケースとヒートシンク
との固定状態を示す部分詳細断面図である。
との固定状態を示す部分詳細断面図である。
【図5】 図5は図3のECUのケースとヒートシンク
との固定状態の変形例を示す部分詳細断面図である。
との固定状態の変形例を示す部分詳細断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かるECUの要部構成を示す分解斜視図である。
かるECUの要部構成を示す分解斜視図である。
【図7】 図7は図6のECUのケースにおける電子制
御回路の固定状態を示す断面図である。
御回路の固定状態を示す断面図である。
【図8】 図8は図7のECUのケースとヒートシンク
との固定状態を示す部分詳細断面図である。
との固定状態を示す部分詳細断面図である。
【図9】 図9は図7のECUのケースとヒートシンク
との固定状態の変形例を示す部分詳細断面図である。
との固定状態の変形例を示す部分詳細断面図である。
10 ECU(電子制御ユニット) 11 ケース 11a 貫通穴 11b 開口部 11c 内壁面 12 フランジ 14 ねじ(固定部材) 15 電子制御回路 16 プリント基板 17a 発熱性を有する電子部品 18,18′ ヒートシンク(放熱部材) 18b,18b′ 固定面 20 収納箱 21 箱体 22 フランジ 24 風路 27 冷却風が直接当たらない領域 30 熱伝導シート(柔軟性を有する熱伝
導部材)
導部材)
Claims (6)
- 【請求項1】 ケース内部に電子制御回路を有する電子
制御ユニットと、 車両のエンジンルーム内に搭載され、前記電子制御ユニ
ットを収容することにより、その内壁面と前記電子制御
ユニットの前記ケースの外壁面との間に防水性を有し前
記電子制御ユニットを冷却するための冷却風が当たる領
域とその領域から隔離され冷却風が直接当たらない領域
とが形成される収納箱と、 前記電子制御ユニットの前記電子制御回路を形成する基
板に実装される電子部品のうち発熱性を有する電子部品
に密着され前記基板に固定される放熱部材と、 前記収納箱と前記電子制御ユニットの前記ケースとで形
成される冷却風が直接当たらない領域で前記電子制御ユ
ニットの前記ケースに穿たれた貫通穴を介して前記電子
制御ユニットの前記ケースに前記放熱部材を密着固定す
る固定部材とを具備することを特徴とする電子部品の冷
却構造。 - 【請求項2】 前記収納箱にはその内壁面にフランジが
形成され、このフランジに対向し前記電子制御ユニット
の前記ケースの外壁面にはフランジが形成され、両フラ
ンジによって仕切られることで冷却風が当たる領域と冷
却風が直接当たらない領域とが形成され、前記固定部材
による前記放熱部材の固定が前記電子制御ユニットの前
記ケースに形成される前記フランジ近傍の冷却風が直接
当たらない領域で行われることを特徴とする請求項1に
記載の電子部品の冷却構造。 - 【請求項3】 前記電子制御ユニットの前記ケースは、
開口部を有する有底角筒状であって、前記開口部の外周
縁に沿ってやや離れた外壁面に冷却風が当たる領域と冷
却風が直接当たらない領域とを区分するフランジが形成
され、前記フランジ近傍の冷却風が直接当たらない領域
で前記固定部材により前記放熱部材が固定されることを
特徴とする請求項1に記載の電子部品の冷却構造。 - 【請求項4】 前記放熱部材は、前記電子制御ユニット
の前記ケースで冷却風が直接当たらない領域の内壁面に
固定され、前記電子制御ユニットの前記ケースで冷却風
が当たる領域までその内壁面に沿って延設され、前記発
熱性を有する電子部品に密着され前記基板に固定される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに
記載の電子部品の冷却構造。 - 【請求項5】 前記放熱部材は、前記電子制御ユニット
の前記ケースの内壁面との固定面を前記電子制御ユニッ
トの前記ケースの内壁面の成形に伴う抜き勾配と同じ勾
配に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
何れか1つに記載の電子部品の冷却構造。 - 【請求項6】 前記放熱部材は、前記電子制御ユニット
の前記ケースの内壁面との前記固定部材による固定に際
し、その間に柔軟性を有する熱伝導部材を介在させるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記
載の電子部品の冷却構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343176A JP2000101273A (ja) | 1998-07-22 | 1998-12-02 | 電子部品の冷却構造 |
US09/346,687 US6273181B1 (en) | 1998-07-22 | 1999-07-02 | Cooling device for electronic parts of vehicle |
DE19934189A DE19934189A1 (de) | 1998-07-22 | 1999-07-21 | Kühlvorrichtung für elektronische Teile eines Fahrzeugs |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20597998 | 1998-07-22 | ||
JP10-205979 | 1998-07-22 | ||
JP10343176A JP2000101273A (ja) | 1998-07-22 | 1998-12-02 | 電子部品の冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101273A true JP2000101273A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=26515377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10343176A Pending JP2000101273A (ja) | 1998-07-22 | 1998-12-02 | 電子部品の冷却構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6273181B1 (ja) |
JP (1) | JP2000101273A (ja) |
DE (1) | DE19934189A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230065688A (ko) * | 2021-11-05 | 2023-05-12 | 주식회사 현대케피코 | 전자 제어 장치 |
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- 1998-12-02 JP JP10343176A patent/JP2000101273A/ja active Pending
-
1999
- 1999-07-02 US US09/346,687 patent/US6273181B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-07-21 DE DE19934189A patent/DE19934189A1/de not_active Withdrawn
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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