JP2004244873A - 分解洗浄が容易な集合枡 - Google Patents

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Abstract

【課題】点検と分解洗浄を容易にすることができる集合枡を提供することを目的とするものである。
【解決手段】異なる方向から集まってくる複数本の流入パイプ15からの排水を集めて太い排水管で流出させる集合枡であって、上端に開口部を有し、下部に排水部を有する有底筒状の枡部10と、その枡部10の上端の開口部を覆うため、枡部10の上端縁部に脱着自在に設けられる、下端が開口した箱状のカバー部30と、先端が前記カバー部30の側壁34を貫通し、枡部10の開口部に向けて下向きに曲がっている複数本の流入パイプ15とからなり、前記流入パイプ15がカバー部30の外部で鉛直面によってカバー側と流入側とに分離されており、前記流入パイプ15のカバー側がカバー部30に固定され、カバー側と流入側の端部同士が脱着自在の連結手段で連結されている分解洗浄可能な集合枡。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は分解洗浄が容易な集合枡に関する。さらに詳しくは、医薬、食品工場の屋内に設けられ、固形物が混入している排水を集めて太い排水管で流出させるのに適する集合枡に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平08−158462
【特許文献2】特開平06−101263
【特許文献3】特開平11−324093
従来、枡内部に入る配管部材(流入パイプ)は枡内で下方に向けて開口させるためエルボなどで枡本体内部に固定されている。また、枡の下部には排水口からの臭気の立ち上りを防ぐために椀型やエルボ型などの封水式のトラップが設けられている。そのため、枡の内側の配管が邪魔になり、枡の内部洗浄が非常にやりづらい。また、トラップは枡本体から外れても、流入させるパイプと流出させる排水管が側壁に対向して開口している横抜きの集合枡の場合、ドレンねじなどを開けてT字状の配管を洗浄するのに手間がかかる。
【0003】
枡本体に固定される排水管の取り付けを簡便にするために、枡本体の側壁に排水管を脱着自在に設けている例として特許文献1がある。特許文献1の会所枡は図5に示すように、枡本体101と、その側壁102に設けられた円形の開口103に、その円周形状に沿って摺動自在に連結される排水管接続用の円板104と、その円板104に設けられた接続孔105に接続される排水管106とからなる。このものは前記円板104を前記開口103の開口部に沿って回転させることにより排水管106の取り付けを容易としている。なおこのものは雨水などを集める会所枡に関する発明であり、排水管106は接続孔105に挿入して固定する。
【0004】
また、トラップ部分を容易に分割することができ、かつ枡本体に堆積した異物を簡単に取り除くことができ、洗浄が容易な集合枡の例として、特許文献2のトラップ付き枡装置がある。特許文献2のトラップ付き枡装置は図6に示すように、有底筒状の枡本体111と、その枡本体111の側壁に設けられた流入口112と、その流入口112と対向する側に設けられた流出口113と、その流出口113に脱着自在に連結され前記枡本体111の底に向けて開口するエルボ体114と、そのエルボ体114の近辺から流出口113の口径を超えて上方に突出する隔壁部115と、その隔壁部115の下端を支持し、前記流入口と前記エルボ体の間で前記流入口112の底部116より低い位置に挿脱自在に配置される容器117とからなる。このものは前記枡本体111を洗浄するときには容器117、隔壁部115および前記エルボ体114を取り外すことにより行なう。
【0005】
さらに、トラップ部に混入した異物を容易に除去し、かつ臭気の立ち上りを防ぐ例として特許文献3の排水枡がある。特許文献3の排水枡は図7の断面図に示すように、枡本体121と、その内周の壁に沿って上部に連結される二重筒状の汚水受け122と、その汚水受け122の内周壁123に吊り下げられるバスケット(ストレーナ)124と、そのバスケット124に被せられる箱状の蓋体125とからなる。蓋体125の周壁126は、汚水受け122内周壁123と外周壁127の間に形成される貯水溝128を中央で仕切っている。それにより流水路が前記貯水溝128部分をU字状に迂回するトラップとなり、臭気の上昇を阻止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
医薬、食品関連の工場の屋内設備においては、衛生管理が特に厳しくGMPなどに定められた基準に沿って、日常的に点検や洗浄が行なわれる。そのため点検と洗浄の容易さはこのような設備にとっては重要な要素であり、特に洗浄においては可能な限り分解して、洗浄を行なうことが望まれる。特許文献1の会所枡(図5参照)は組み立て設置作業は容易であるが、一端組み立てた後は分解することが困難である。すなわち排水管106を接続円板104の接続孔105に挿入して固定するので、排水管106をすべて抜き取らなければ枡本体101を取り外すことができない。
【0007】
また特許文献2のトラップ付き枡装置(図6参照)は、流入口112と流出口113が対向する、いわゆるT字型配管の例であり、流入口112の洗浄も枡本体の内部から行うので、洗浄作業が煩雑である。また容器117に入った堆積物が常時トラップ用の水の中に漬かっているので、食品などを堆積させる場合には使えない。他方、特許文献3の排水枡は、バスケット124を含めて、枡本体全体の臭気の立ち上りを抑制できる反面、環状のトラップがあるのでバスケット124の取り外しが煩雑である。また流入口については考慮されていない。そのためグレーチング129を通して温水を枡に流し込むとき、湯気が立ち昇ってくる。本発明は前記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、分解洗浄が容易で、湯気の立ち昇りを防ぐことができる集合枡を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の分解洗浄可能な集合枡(請求項1)は、異なる方向から集まってくる複数本の流入パイプからの排水を集めて太い排水管で流出させる集合枡であって、上端に開口部を有し、下部に排水部を有する有底筒状の枡部と、その枡部の上端の開口部を覆うため、枡部の上端縁部に脱着自在に設けられる、下端が開口した箱状のカバーと、先端が前記カバーの側壁を貫通し、枡部の開口部に向けて下向きに曲がっている複数本の流入パイプとからなり、前記流入パイプがカバーの外部で鉛直面によってカバー側と流入側とに分離されており、前記流入パイプのカバー側がカバーに固定され、流入パイプのカバー側と流入側の端部同士が脱着自在の連結手段で連結されていることを特徴としている。
【0009】
また、このような集合枡は、前記カバーが、筒状の側壁部と、その側壁部の上端開口に脱着自在に設けられている天井部とからなるもの(請求項2)が好ましい。さらにこのような集合枡は前記枡部内に、流入パイプから流出する排水を濾過するためのストレーナ(スクリーン)が脱着自在に収容されているもの(請求項3)が好ましい。
【0010】
そしてこのような集合枡は、前記枡部に、その排水管から立ち上る臭気防止用の封水式のトラップが設けられており、そのトラップが、前記排水管の周囲を気密状態で囲み、下端が排水管の開口より下方に配置される板状部材と、その板状部材を枡部に脱着自在に連結する手段とを備えているもの(請求項4)がさらに好ましい。
【0011】
【作用および発明の効果】
本発明の集合枡(請求項1)は、箱状のカバーが枡の上端の開口部を覆っているので、排水の水面が隠される。そのためグレーチングで覆う場合に比して、清潔である。また、流入パイプがカバーを貫通してカバーの内部で開口しているので、排水の臭いが外部にほとんど漏れず、温排水を流し込んだときに立ち上る湯気が外部に流れ出さない。
さらに異なる方向から集まってくる複数本の流入パイプが、それぞれカバーの外部で鉛直面によってカバー側(エルボ)と流入側(直管)とに分離されており、前記流入パイプのカバー側がカバーに固定され、カバー側と流入側の端部同士が脱着自在の連結手段で連結されているので、連結手段を外すだけで、流入パイプの先端ごとカバーを上向きに取り外すことができる。そして取り外した後は、床部等に固定された勾配をもって略水平の上流側配管の直管部が残るだけであるので、奥の方まで楽に洗浄することができる。さらに枡部については、流入パイプの先端部が除かれているので、内部へのアクセスが容易になり、洗浄作業が容易である。取り外したカバーについても、容易に洗浄することができる。
【0012】
前記カバーが、筒状の側壁部と、その側壁部の上端開口に脱着自在に設けられている天井部(蓋)とからなる場合(請求項2)は、天井部を開けることにより枡部の上部が大きく開口するため、枡の内部奥深くまで容易に点検をすることができる。さらに点検終了時には、天井部を閉めて容易に枡内部と外部(外気)を隔てることができるため、雑菌などの温床になりやすい枡底部の貯水部と外気が触れないため衛生である。また前記枡部内に、流入パイプから流出する排水を濾過するためのストレーナが脱着自在に収容された場合(請求項3)は、ストレーナに大きな異物が混入した際も、枡内部まで手を伸ばす必要がなく異物を容易に取り出すことができる。そのときストレーナごと取出して異物を廃棄し、ストレーナを洗浄することも可能である。
【0013】
前記枡部の排水部から立ち上る臭気防止用の封水式のトラップが設けられており、そのトラップが、前記排水部の周囲を気密状態で囲み、下端が排水部の開口より下方に配置される板状部材と、その板状部材と枡部を脱着自在に連結する手段とを備えている場合(請求項3)は、板状部材を取り外すことにより容易にトラップを分解することができ、さらに取り外した後も枡内部に余分なでっぱりがなく、洗浄が容易である。またトラップ部分が大きく開口して洗浄できるため、排水口が詰まった場合でも容易に詰まりを解消することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の集合枡の一実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の集合枡を示す断面図、図2はその集合枡の枡部の斜面図、図3はその集合枡の仕切り部材の斜面図、図4はその集合枡のカバー部の斜面図である。
【0015】
はじめに図1を参照して本発明の集合枡の一実施形態を説明する。図1の分解洗浄可能な集合枡Aは大きく分けて、下方の枡部10とその上に設けられるカバー部30とから構成されている。まず、枡部10は、断面矩形状で有底筒状の枡本体11と、その枡本体11内にぶら下げて配置されるストレーナ(バケット、スクリーン)12と、前記枡本体11の側壁の下方に設けられた排水パイプ13と、その排水パイプ13を囲んでトラップを形成するための仕切り部材14と、カバー部30に排水を送り込む流入パイプ15とからなる。
【0016】
図2に示すように、前記枡本体11は、上端が開口した断面矩形状の有底筒体(箱体)であり、底面16は、排水口パイプ13の近辺の平坦部16aと、排水パイプ13側に向かって下向きに傾斜する傾斜部16bとからなる。それにより排水パイプ13の近辺に、排水を一時的に留める貯水部17が形成される。枡本体11の上端開口部の周縁には、カバー部を着脱自在に支持するための断面L字状の支持枠18が溶接などで一体に設けられている。
【0017】
図1に示すように、支持枠18のいくらか下方の内面側には、前記ストレーナ12を着脱自在に支持するための内向きの鍔19が溶接などで一体に設けられている。枡本体11の一方の側壁20の下部近辺には、排水パイプ13と連通する排水口13bが設けられている。通常は排水パイプ13は枡本体11に一体に溶接され、端部に設けたフランジ13aで、排水管路と連結される。枡本体11は、たとえばステンレス(SUS304他)鋼板などの錆に強い板状鋼材を、所定の輪郭に切断し、折り曲げて溶接することにより製造される。
【0018】
前記仕切り部材14は、図3に示すように、枡本体にあらかじめ溶接などで気密状態で固定される支持部材23と、その支持部材23に蝶ネジ24などで着脱自在に取り付けられるL字状に折り曲げた仕切り板25とからなる。支持部材23は、左右の側壁部材26と、それらの側壁部材26の前面の上端同士および下端同士を連結する断面L字状の連結部材27とからなる。側壁部材26の前端は枡本体11の内面に当接するために内向きに折り曲げたフランジ26aが形成され、上端および後端は、仕切り板25を受けるために内向きのフランジ26b、26cが設けられている。仕切り板25と支持部材23との間には、腐食に強いシリコンやテフロン(登録商標)またはEPDM(エチレンプロピレン合成ゴム)製などのガスケット(図示していない)が介在され、気密状態を維持する。
【0019】
図1の貯水部17はその貯水する部分が大きくなるにつれ、ストレーナ12から洩れた固形物が堆積できる量も大きくなる。そのため雑菌の温床の場を広げる原因となりやすい。そこで、この枡に流される時間当たりの排水量などを考慮して、前記貯水部17に貯められる排水の量がなるべく少なくするように、傾斜部16bを設けている。
【0020】
前記枡本体11の外周でストレーナ12の上方近辺には、枡本体11を外部の梁などの固定部材に固定のため及び防水仕舞のための固定用鍔28が設けられている。さらに前記排水パイプ13の自由端にはフランジ13aやルーズフランジなどが設けられ、排水用の配管や処理槽への接続を容易としている。
【0021】
前記ストレーナ12は上端が開口する箱状を呈し、その上端から外向きに、前記枡本体11の鍔19に係止するためのフランジ12aが設けられている。また、対向する壁の中央の上端同士を連結する棒状の提げ手12bが設けられている。このストレーナ12も腐食防止のためステンレス板を折り曲げて溶接して形成するのが好ましい。また多数の孔が穿設されたパンチングメタルなどが好適に用いられる。なお濾過の用途に合わせて開口率を変化させたり、形状をバスケット状や板状にする事もでき、場合によっては布フィルターなどで構成することもできる。
【0022】
次に図1と図4を用いて、前記カバー部30について説明する。カバー部30は、断面矩形状で上部と下部が開口したカバー本体31と、そのカバー本体31の上端に着脱自在に設けた、カバー本体31内を外気から遮断するための蓋体32とからなる。前記蓋体32は鋼板製であっても良いし、更に望ましいのは内部の様子が判るアクリルなどの強度があり透明な材質なのものであればなお良い。カバー本体31の下端には、前記枡部10に設けた支持枠18と係合する内向きに曲げた連結鍔33が設けられている。
【0023】
カバー本体31の側壁34には、異なる方向から集まる複数本の流入パイプ15の先端部が貫通して固定されている。その流入パイプ15は、図4に示すように、側壁34より上流側で鉛直面に沿ってカバー側のエルボ部分36と、残りのパイプ本体(直管部分)37とに分離されている。そしてエルボ部分36およびパイプ本体37の端部には、それぞれ連結用のフランジ(ヘルール)36a、37aが設けられており、それらのフランジ(ヘルール)36a、37aは公知のパイプ連結用のクランプ38で着脱自在に連結されている。なお、フランジ36、37の間にはシリコン、テフロン(登録商標)またはEPDM製のガスケット39が介在されている。前記側壁34を貫通しているエルボ部分36は、カバー本体内の側36bで、枡部10の開口部に向けて下向きに曲がっている。
【0024】
前記枡部10とカバー部30を設置する時は、図1に示すように、工場などの床に設けられた開口部に前記枡部10を挿入して固定用鍔28で固定する。その後、固定用鍔28の上から枡本体11の支持枠18の上端まで発泡コンクリートなどを流し込み固定する。次に支持枠18にカバー部30の連結鍔33を係合して、流入パイプ15先端のパイプ本体37と、エルボ部36とをクランプ38を用いて連結し、前記蓋体32を取り付ける。
【0025】
前記流入パイプ15から排水が流れると、流入パイプ15のエルボ部分36を通して前記枡本体11に向かって下向きに排水が流れる。次いで枡部10に設けられたストレーナ12によって固形物がろ過され、枡本体11内部に流れる。その後、底部16の傾斜部16bから平坦部16aへ、さらに貯水部17を経て仕切り板25の下端を基部とする基部U字状の流路で排水口13bまで流れる。このとき、カバー部30で枡部10の上方開口部を外気と遮断しているため、温排水から立ち上る湯気が工場内の外気と触れないようにできるため衛生的である。
【0026】
次にこの集合枡Aを点検する時は、蓋体32が上部に脱着自在に連結されているので、これを開けることにより大きく枡本体11内部まで見渡すことができる。またこの蓋体32が透明で中が確認できるように設計されている場合は、点検のたびに前記蓋体32を開ける必要がないので、雑菌などが繁殖している恐れのある枡内部11と外気が触れることなく点検を行なうことができるため衛生的である。また混入物が発見された場合でも、カバー本体31の開口部が大きく開いており、さらにストレーナ12が枡本体11の上部で工場内の床とほぼ同じ高さで配置されているため、除去するのが容易であり、固形物をストレーナ12ごと取り外して除去して、同時にストレーナ12も洗浄することができる。また前記蓋体32はその一部分にアクリルなどの透明な部材で点検用の窓を設けてもよい。
【0027】
さらに、貯水部17付近に固形物が混入した場合でも、クランプ38を外してフランジ(ヘルール)36a、37bの連結を外せば、流入パイプ15のエルボ部分36とパイプ本体37との連結を解除することができるため、上部のカバー部30全体はエルボ部分36ごと枡部10の上部から取り去ることができる。そのため固形物除去作業の邪魔にならず、大きく開いた枡本体11の開口部に身を乗り出して作業を進めることができる。また貯水部17に設けた仕切り板25は、蝶ネジ24を外すだけで、容易に取り外すことができる。そして仕切り板25を外した後は、大きく排水口13b付近が開くので、詰まり除去のための器具などを挿入することが容易である。
【0028】
次にこの集合枡Aを分解洗浄するときは、前述のようにカバー部30全体をエルボ部分36ごと取り外す。パイプ本体37との連結が切れたことにより、流入パイプ15のエルボ部分36なども容易に洗浄することができる。さらにパイプ本体37にもそのパイプに対して真直ぐに洗浄用器具を挿入することができるため洗浄が容易であり、洗浄のできる範囲も広がるため衛生的である。次にストレーナ12をそれの上部に設けられた堤げ手12bをつかんで上部に抜き去り、枡内部に配置されている仕切り板25を連結している蝶ボルト24などを緩めて取り外す。これにより枡内部にはほとんど洗浄の邪魔になる部材が存在しないため、隅々まで洗浄ができ衛生的であり、さらに洗浄に掛かる時間も節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】第1の実施形態の枡部の斜面図である。
【図3】第1の実地形態の仕切り部材を示す斜面図である。
【図4】第1の実施形態のカバー部の斜面図である。
【図5】従来例を示す斜面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
A 第1の実施形態である集合枡
10 枡部
11 枡本体
12 ストレーナ
12a フランジ(ストレーナ)
12b 堤げ手(ストレーナ)
13 排水パイプ
13a フランジ
13b 排水口
14 仕切り部材
15 流入パイプ
15a、15bを削除します
16 底面
16a 平坦部
16b 傾斜部
17 貯水部
18 支持枠
19 鍔(ストレーナ)
20 側壁(排水口)
23 支持部材(仕切り部材)
24 蝶ねじ
25 仕切り板
26 側壁部材(仕切り部材)
26a フランジ
26b フランジ
26c フランジ
27 連結部材(仕切り部材)
28 固定用鍔
30 カバー部
31 カバー本体
32 蓋
33 連結鍔
34 側壁(カバー部)
36 エルボ(流入管)
36a フランジ及びヘルール(エルボ)
36b 開口(エルボ)
37 パイプ本体
37a フランジ及びヘルール(パイプ本体)
38 クランプ
39 ガスケット
101 枡本体
102 側壁
103 開口
104 円盤
105 接続孔
106 排水管
111 枡本体
112 流入口
113 流出口
114 エルボ体
115 隔壁部
116 底部
117 容器
121 枡本体
122 汚水受け
123 内周壁
124 バスケット
125 蓋体
126 周壁
127 外周壁
128 貯水溝

Claims (4)

  1. 異なる方向から集まってくる複数本の流入パイプからの排水を集めて太い排水管で流出させる集合枡であって、
    上端に開口部を有し、下部に排水部を有する有底筒状の枡部と、
    その枡部の上端の開口部を覆うため、枡部の上端縁部に脱着自在に設けられる、下端が開口した箱状のカバーと、
    先端が前記カバーの側壁を貫通し、枡部の開口部に向けて下向きに曲がっている複数本の流入パイプとからなり、
    前記流入パイプがカバーの外部で鉛直面によってカバー側と流入側とに分離されており、
    前記流入パイプのカバー側がカバーに固定され、カバー側と流入側の端部同士が脱着自在の連結手段で連結されている分解洗浄可能な集合枡。
  2. 前記カバーが、筒状の側壁部と、その側壁部の上端開口に脱着自在に設けられている天井部とからなる請求項1記載の分解洗浄可能な集合枡。
  3. 前記枡部内に、流入パイプから流出する排水を濾過するためのストレーナが脱着自在に収容されている請求項1記載の分解洗浄可能な集合枡。
  4. 前記枡部に、排水管から立ち上る臭気防止用の封水式のトラップが設けられており、そのトラップが、前記排水管の周囲を気密状態で囲み、下端が排水管の開口より下方に配置される板状部材と、その板状部材を枡部に脱着自在に連結する手段とを備えている請求項1記載の分解洗浄可能な集合枡。
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