JP2004242751A - システムシェルフおよび支持部材の取付構造 - Google Patents

システムシェルフおよび支持部材の取付構造 Download PDF

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Terumi Morimoto
輝美 森本
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MORIMOTO MOKKO KK
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Abstract

【課題】棚板の支持部材が外部から見えないために装飾性や美観に優れるとともに、棚板を堅固に固定することが可能で、棚板の着脱がしやすく、かつ重さの重いものを乗せることができるシステムシェルフおよび支持部材の取付構造を提供すること。
【解決手段】少なくとも2つの所定位置に貫通孔を備え、貫通孔の裏面側に埋め込まれたナット部材を有する壁面パネル11と、棒状部と一端側に設けられた棒状部より外径が小さい雄ねじ部とを有し、雄ねじ部が壁面パネル11の前面側からナット部材にねじ込まれることにより、壁面パネル11に固定された少なくとも2つの棚板12の支持部材16と、壁面パネル11に対面する端面から、端面にほぼ直角方向に穿設された少なくとも2つの支持部材挿入孔を有し、支持部材挿入孔に支持部材16の棒状部が挿入され、壁面パネルにほぼ直角に取り付けられた着脱自在の棚板とを含んで構成されている。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棚板の位置や棚板の形状等を自由に選ぶことができるシステムシェルフおよび支持部材の取付構造に関し、さらに詳しくは、棚板の支持部材が外部からは見えないために装飾性や機能性に優れるとともに重い物を乗せることも可能で、インテリアとして好適なシステムシェルフとこのシステムシェルフの棚板などの固定に好適な支持部材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
棚の用途は極めて広く多彩である。身の回りの日常生活においても、様々なものを収納するための場所や装飾品を飾る場所として多くの場所で効果的に使われており、その他商品を陳列するための場所などとしても随所で利用されている。
【0003】
一般の家庭で用いられる棚や商品の陳列棚などは、機能性や見映えをよくするために、棚板の固定や支持に様々な工夫がなされている。もっとも一般的な棚板の支持方法には、壁面に固定したL形の支持部材で棚板の両側部を下方から支える方法である。簡単な構造で、かつ比較的確実に棚板を支持することができるという特長がある。
【0004】
この棚板を下方から支持するタイプには、壁面を使わないタイプもあり、その場合には、壁面の代わりに棚板の後方に配した支柱と、その支柱に取り付けられた棚板の支持部材との組み合わせが用いらる。そのタイプでは、通常、支柱への棚板の支持部材の取り付け高さを自由に選ぶことができるようにして、棚板の高さが変えられるように工夫されている。壁面または後方側から棚板を支持するタイプには、その他いくつかの改良型があり、多くの場所で利用されている。
【0005】
一般的に用いられている棚板の支持方法として、棚板を側部から支持する方法もある。その場合には、通常、側板または側板に相当する支柱を棚板の両側に配置し、側板または支柱に突起部を設けてその突起部で棚板を下方から支えるようになっている。この棚板を側方から支えるタイプも極めて多くの場所で採用されており、また、様々な改良も行われている。
【0006】
上記の従来の棚板の支持方法のうち、前者の後方から棚板を支持する方法は、棚板を支持する支持部材が外部から見えるため、装飾性や美観に優れた棚を構成しにくいという難点がある。むろん、多くの費用をかけて、装飾性に優れた棚を作ることは可能である。しかし、安い費用でそのような棚板を手に入れることは難しい。また、上記の棚板を側方から支える方法は、側部に棚板を支える部材を必要とするので、場所的に側板等を取り付けることが難しい場合や機能性に問題を生じる場合などがあり、さらに美観や装飾性、機能性に難点があるという短所がある。
【0007】
上記の欠点を解消することができる可能性のあるタイプとして、壁面パネルに埋込ナットにより支持ボルトを固定し、棚板の後端面から前方に向かって穿けられた穴に支持ボルトを通すことによって棚板を支持する方法が提案されている。
【0008】
図15は、上記の支持方法を用いた壁面組立家具における棚板(棚部材)の支持部の構造を示す部分拡大斜視図である(特許文献1)。この壁面組立家具は、壁面パネル101、棚板102、壁面パネル101に設けられた貫通孔105、貫通孔105に埋設された埋込ナット103および埋込ナット103にねじ込まれて固定されるねじ溝付き支持ボルト104を含んで構成されている。また、棚板102には、後端面102aから前方に向けて、長孔状の支持ボルト挿入孔106が設けられている。この支持ボルト挿入孔106に支持ボルト104を挿入することによって、棚板102が壁面パネル101に取り付けられるように構成されている。
【0009】
図15に示した棚板の支持方法の場合、支持ボルト104は貫通孔105内の埋込ナット103にねじ込まれているだけである。したがって、埋込ナット103と支持ボルト104との間には、壁面パネル101を締め付ける作用、すなわち、埋込ナット103と支持ボルト104とで、壁面パネル101を締め付ける作用がない。そのために、壁面パネル101に対する支持ボルト104の固定は、それほど堅固なものではない。
【0010】
また、棚板102と支持ボルト104との間は、支持ボルト104のねじ山と、棚板102に加わる荷重により支持ボルト104のねじ山部に形成される支持ボルト挿入孔106内の圧搾条溝とのかみ合わせによって固定されるようになっている。したがって、支持ボルト104と棚板102との間の固定も十分とは言えない。
【0011】
上記の方法では、棚板102の支持部材である支持ボルト104が外部から見えないのですっきりとした感じで、見映えに優れた棚を構成することができる可能性がある。しかし、支持ボルト104の固定が堅固ではなく、かつ棚板102と支持ボルト104との間の固定も緊密とは言えないので、壁面パネル101と棚板102との間に緩みが生じやすい。そのために、重いものを乗せるのに適した棚板を構成することは難しい。
【0012】
上記の欠点を少しでも解消するために、図15から明らかなように、棚板102の奥行に近い長さの長尺の支持ボルト挿入孔106と支持ボルト104を採用するというような対策が講じられている。しかし、このような対策を講じた棚板102の固定方法の場合には、長尺の支持ボルト挿入孔106と支持ボルト104を要することに加えて、支持ボルト挿入孔106内での圧搾条溝による棚板102と支持ボルト104のかみ合わせが生じている。したがって、棚板102の着脱が容易ではないという別の問題点も含んでいる。
【0013】
【特許文献1】
特開昭58−188406号公報(第1−7頁、第1図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の課題を解決することを目的としてなされたものであって、棚板の支持部材が外部から見えないために装飾性や美観に優れるとともに、棚板を堅固に固定することが可能で、棚板の着脱がしやすく、かつ重さの重いものを乗せることもできるシステムシェルフおよび棚板等の支持に好適な支持部材の取付構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段及び効果】
本発明の要旨は、下記のシステムシェルフおよび支持部材の取付構造にある。本発明に係るシステムシェルフ(1)は、少なくとも2つの所定位置に貫通孔を備え、該貫通孔に雌ねじ部が位置する雌ねじ部材が裏面側に固定された壁面パネルと、棒状部と一端側に設けられた前記棒状部より外径が小さい雄ねじ部とを有し、該雄ねじ部が前記壁面パネルの前面側から前記ナット部材にねじ込まれることにより、前記壁面パネルに固定された少なくとも2つの棚板の支持部材と、前記壁面パネルに対面する端面から、該端面にほぼ直角方向に穿設された少なくとも2つの前記支持部材挿入孔を有し、該支持部材挿入孔に前記支持部材の棒状部が挿入され、前記壁面パネルにほぼ直角に取り付けられた着脱自在の棚板とを含んで構成されていることを特徴としている。
【0016】
上記のシステムシェルフ(1)によれば、棚板の支持部材が外部から見えないために、仕上がりがすっきりとした感じのものとなり、美観や装飾性に優れている。また、壁面パネルに対して棚板を堅固に固定することができるので、棚板の上には、テレビジョン受像機やステレオプレーヤなど、重いものを乗せることができる。さらに、棚板の着脱が容易であり、様々な形態をした棚板を、必要とする位置に配置することができる。
【0017】
また、上記のシステムシェルフ(1)は、ナット部材が壁面パネルの裏面側に少なくとも雌ねじ部が埋め込まれて固定されており、支持部材を壁面パネルの前面から着脱することができるという利点を有している。したがって、支持部材を着脱する際に、壁面パネルの裏側から操作する必要がないので、壁面に設置するシステムシェルフとして最適である。このように、上記のシステムシェルフ(1)は、家庭用や商品の陳列用の棚として極めて好適である。
【0018】
本発明に係るシステムシェルフ(2)は、上記のシステムシェルフ(1)において、前記雌ねじ部材がナット部材であり、該ナット部材が、前記壁面パネルの縦方向の所定間隔位置および横方向の所定間隔位置に取り付けられていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(2)によれば、棚板の位置や形態を自在に選ぶことができるので、好みの形をした棚板を好みの位置に配置することができる。したがって、上記のシステムシェルフ(1)の特長に加えて、さらに機能的かつフレキシビリティに優れたシステムシェルフとなる。
【0019】
本発明に係るシステムシェルフ(3)は、上記のシステムシェルフ(1)において、前記雌ねじ部材が少なくとも2つの前記雌ねじ部を有する板状雌ねじ部材であり、該板状雌ねじ部材の前記壁面パネルに対応する縦方向の所定間隔位置および/または横方向の所定間隔位置に、前記雌ねじ部が設けられていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(3)によれば、壁面パネルの裏面に、複数の雌ねじ部がそれぞれ所定の位置に形成された板状雌ねじ部材を固定するという方法により、少ない工程数で壁面パネルに雌ねじ部を形成することができる。したがって、壁面パネルを効率よく製造することが可能であり、壁面パネルの量産に適している。
【0020】
本発明に係るシステムシェルフ(4)は、上記のシステムシェルフ(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記棚板の表面と前面と裏面が、ポストフォーミング加工されたメラミン樹脂板により構成されていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(4)によれば、棚板の表面がポストフォーミング加工されたメラミン樹脂板等の化粧板で構成されているので、見映えが格段に向上するとともに、疵が付きにくく、耐薬品性に優れており、長期間使用しても美観を損なうことがない。また、メラミン樹脂板等の補強効果により、棚板の強度が著しく向上するので、さらに重さの重いものを棚板の上に乗せることができる。例えば、数10kgの重さにも耐えるので、大形の液晶テレビジョン受像機やプラズマディスプレイ装置などを乗せることも可能である。この他、棚板の前部がポストフォーミング加工された丸味をもった端面であり角部がないので、安全性や棚板に触れた場合の感触に優れている。
【0021】
本発明に係るシステムシェルフ(5)は、上記のシステムシェルフ(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記支持部材が、ワッシャを介して前記壁面パネル面に固定されていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(5)によれば、支持部材をナット部材に対してねじ込んだ際に、ワッシャの全面で壁面パネルを押圧することになるので、支持部材が壁面パネルに対してより堅固に固定される。特に、ワッシャと、上記のシステムシェルフ(4)に係る化粧板が設けられた棚板とが組み合わされた場合に、棚板がさらに強固され、ワッシャの効果がいっそう顕著に発揮される。したがって、壁面パネルに対する棚板の固定がさらに安定したものとなる。
【0022】
本発明に係るシステムシェルフ(6)は、上記のシステムシェルフ(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記システムシェルフに固定された前記棚板のうち最下段の棚板に、床面に対して前記最下段の棚板を支える脚部材を備えていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(6)によれば、壁面パネルを壁面に直接固定しなくても、システムシェルフが前に倒れる恐れがない。そのために、システムシェルフを使用する場所に設置することが容易であり、また、壁面に壁面パネルを固定するためのねじ孔等の疵を付けるようなことも起こらない。
【0023】
本発明に係るシステムシェルフ(7)は、上記のシステムシェルフ(6)において、前記最下段の棚とその上段の棚板、または前記最下段の棚とその上段の棚板および該上段の棚板とその上段の棚板との間に中間脚部材を備えていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(7)によれば、最下段の棚板および中間脚部材で支持された棚板に作用する荷重が床面で支持されることになるので、特に前述の大形の液晶テレビジョン受像機やプラズマディスプレイ装置など質量が大きいものを載置するのに好適である。
【0024】
本発明に係るシステムシェルフ(8)は、上記のシステムシェルフ(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記壁面パネルの少なくとも前面が、被覆材によって被覆されていることを特徴としている。
上記のシステムシェルフ(8)によれば、壁面パネルがクロス等の被覆材で被覆されているので、支持部材が挿入されない貫通孔が表面に現れない。したがって、見映えに優れており、家庭で用いられる装飾用の棚等に特に好適である。
【0025】
本発明に係る支持部材の取付構造は、壁面パネルに設けられた貫通孔部の前記壁面パネルの裏面側開口部に雌ねじ部が位置するように固定された雌ねじ部材と、棒状部と一端側に設けられた前記棒状部より外径が小さい雄ねじ部を有する支持部材と、内径が前記雄ねじ部の外径より大きく、かつ前記棒状部の外径より小さく、外径が前記棒状部の外径より大きいワッシャとを含んで構成され、前記支持部材の前記雄ねじ部が、前記壁面パネルの前面側から、前記ワッシャを介して、前記雌ねじ部材の雌ねじ部にねじ込まれることにより、前記支持部材が前記壁面パネルに対して固定されているものであることを特徴としている。
【0026】
上記の本発明に係る支持部材の取付構造によれば、壁面パネルに対して支持部材が極めて堅固に固定される。そのため、棚板などを壁面パネルに対して安定して取り付けることが可能であり、取り付けた棚板などの上に、重いものを乗せることもできる。したがって、システムシェルフやフリーラックなどに用いられる支持部材の取付構造として極めて好適である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシステムシェルフに係る実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態(1)に係るシステムシェルフの外観を示す斜視図である。実施の形態(1)に係るシステムシェルフ10は、縦型の壁面パネル11と壁面パネル11に取り付けられた棚板12とを含んで構成されている。棚板12のうち、符号121は幅が狭く奥行きが短い棚板の例、符号122は幅が広く奥行きが長い棚板の例であり、棚板12の形状は任意に選ぶことができることを示したものである。
【0028】
なお、符号11aは、壁面パネル11を壁面に固定する場合に用いられる壁面パネル固定用孔であり、この固定用孔11aにねじ等を通して壁面パネル11を壁面に固定する。なお、この壁面パネル固定用孔11aは、後に図9、図10により説明するように、他の手段を採用することによって省くことができるものである。
【0029】
次に、図2〜図6により、実施の形態(1)に係るシステムシェルフの各部材の構成および壁面パネル11に対する棚板12の固定機構を具体的に説明する。
【0030】
図2は、壁面パネル11の裏面に設けられた雌ねじ部の位置の一例を示す斜視図である。壁面パネル11には貫通孔(図5参照)が設けられており、この貫通孔の壁面パネル11の裏面側には、図2に示したように、雌ねじ13が、縦方向および横方向の所定の位置に、それぞれの方向に並ぶように設けられている。貫通孔と雌ねじ13は、水平方向に対して少なくとも2個設けられている。
【0031】
ここで、雌ねじ13の水平方向の取り付け位置は、両端の雌ねじ13−1と13−3間がL、隣り合う2つの雌ねじ13−1と13−2間または13−2と13−3との間がLであるとする。なお、雌ねじ13の縦方向の間隔は特に限定されない。
【0032】
雌ねじ13の間隔は棚板12の幅に応じて決定すればよいが、隣り合う同士(L)は300〜600mm程度とするのがよい。
【0033】
図3は、棚板12の外観および棚板12に設けられた支持部材挿入孔を示す斜視図であり、(a)は幅が狭く奥行きが短い棚板とその支持部材挿入孔の例、(b)は幅が広く奥行きが長い棚板とその支持部材挿入孔の例である。図3(a)に示したように、幅が狭く奥行きが短い棚板121の支持部材挿入孔は121a−1と121a−2との2つで、その間隔がLである。また、同図(b)に示したように、幅が広く奥行きが長い棚板122の支持部材挿入孔は122a−1、122a−2、122a−3の3つで、122a−1と122a−3との間隔がL、122a−2と122a−1または122a−3との間隔がそれぞれLとなっている。
【0034】
図2および図3から明らかなように、図2に示した壁面パネル11に設けられた雌ねじ13の水平方向の間隔と、図3に示した棚板12(121、122)の支持部材挿入孔12aの間隔とが対応するように構成されている。
【0035】
なお、支持部材挿入孔12aは、棚板12の壁面パネル11に対面する端面121b、122bから、これらの端面にほぼ直角方向、棚板12の表面および裏面に平行な方向に穿設されている。また、支持部材挿入孔12aの深さは、支持部材16の壁面パネル11から突出した部分の長さより長くなっている。
【0036】
上記の壁面パネル11や棚板12を構成する材料には、木質系、樹脂系等の材料を用いることができる。これらの材料の中でも、木質系のパーティクルボード、合板等が、加工性、強度、取り扱い性、経済性などの点からもっとも好適である。
【0037】
壁面パネルのサイズは、特に限定されるものではないが、一般の家庭で使用されるもので木質系の材料で構成する場合には、幅300〜2100mm程度、高さ600〜1800mm程度、厚さ15〜25mm程度であり、幅600〜900mm、高さ900〜1800、厚さ18〜22mm程度がもっとも好適である。後に説明するように、壁面パネル11の表面は、クロスなどで被覆することにより、貫通孔のうち支持部材12が挿入されないものが外部から見えないようにすることができる。
【0038】
また、棚板12のサイズは、特に限定されるものではないが、一般の家庭用等で使用される場合には、幅300〜1200mm程度、奥行き150〜300mm程度、厚さ15〜25mm程度が好適である。
【0039】
図4は、実施の形態に係る雌ねじ部材と支持部材16との組み合わせを示す斜視図であり、(a)は雌ねじ部材がナット部材である場合の支持部材16との組み合わせの例、(b)は雌ねじ部材が板状雌ねじ部材である場合の支持部材16との組み合わせの例、(c)は板状雌ねじ部材全体の態様の例を示す図である。
【0040】
図4(a)に示したナット部材14は、フランジ部14aと、図2に示した雌ねじ13に対応する雌ねじ部14bと爪14cとを含んで構成されており、通常爪付ナットと呼ばれるものである。
【0041】
一方、支持部材16は、棒状部16aと雄ねじ部16bと締め付け用の頭部16cとを含んで構成されている。また、棒状部16aの径dの方が雄ねじ部16bの径dより大きく、棒状部16aと雄ねじ部16bとの間に、支持部材16に中心軸にほぼ直角な面を有するショルダ部16d(図5参照)が形成されている。なお、支持部材16の頭部16cは、支持部材16をスパナ等で締め付けることができるように、例えば6角形の形状となっている。
【0042】
図4(b)に示した板状雌ねじ部材15は、板状体15aと、図2に示した雌ねじ13に対応する雌ねじ部15bとを含んで構成されており、板状体15aに直接雌ねじ部15bが形成されている。図4(b)に示した支持部材16は、図4(a)に示したものと同じであるので説明を省略する。
【0043】
図4(c)に示したように、板状雌ねじ部材15はいくつかの形態をとることが可能である。図4(c)に示した板状雌ねじ部材15は、板状体15aの大きさがほぼ壁面パネルの大きさに相当する場合、板状雌ねじ部材151は、板状体151aが縦方向に細長い場合、板状雌ねじ部材152は、板状体152aが横方向に細長い場合である。板状雌ねじ部材151、152は、それぞれ縦方向、横方向の所定の位置に雌ねじ部15bが形成されており、壁面パネル11における縦方向または横方向の所定の位置に、必要な本数が固定されるものである。
【0044】
板状体15a、151a、152aは、雌ねじ部15bに支持部材16の雄ねじ部16bがねじ込まれるものであるので強度が高い方がよく、その材料には、例えば厚さ3〜5mm程度の鋼板が適している。なお、板状雌ねじ部材151、152のように、縦方向または横方向に細長い場合には、壁面パネル11の裏面に、板状雌ねじ部材151、152のサイズ(長さ、幅、厚み)に対応する凹部を設けことが好ましい。その凹部に板状雌ねじ部材151、152を取り付けることにより、壁面パネル11の面内に板状雌ねじ部材151、152を収めることができるので、壁面パネル11の裏面の見映えがよくなる。
【0045】
図5は、壁面パネル11に対する支持部材16の取付構造を示す要部拡大断面図であり、(a)は雌ねじ部材がナット部材の場合、(b)は雌ねじ部材が板状雌ねじ部材の場合である。
【0046】
図5(a)に示したように、雌ねじ部材がナット部材14の場合には、ナット部材14は、壁面パネル11の貫通孔11bにおける壁面パネル11の裏面側に、雌ねじ部材14のうち少なくとも雌ねじ部14bが埋め込まれている。また、ナット部材14の爪14cを壁面パネル11に対して食い込ませることによって、支持部材16がナット部材14にねじ込まれて締め付けられたときに、ナット部材14が空回りしないように固定されている。
【0047】
一方、図5(b)に示したように、雌ねじ部材が板状雌ねじ部材15、151、152の場合には、板状雌ねじ部材15、151、152は、雌ねじ部15bが貫通孔11bの壁面パネルの裏面側の開口部に位置するように取り付けられている。板状雌ねじ部材15、151、152は、木ねじなどによって、壁面パネルに固定されているので、支持部材16が雌ねじ部15bにねじ込まれて締め付けられたときに、板状雌ねじ部材15、151、152が空回りすることなく、支持部材16がしっかりと固定される。
【0048】
なお、支持部材16の雄ねじ部16bの長さは、壁面パネル11に取り付けられた時に、雌ねじ部14b、15bから突出しない長さとすることが好ましい。
【0049】
ここで、壁面パネル11の貫通孔11bの径は、支持部材16の棒状部16aの径dより小さく、雄ねじ部16bの径dより大きい。したがって、支持部材16が壁面パネル11に取り付けられたときには、支持部材16のショルダ部16dが、壁面パネル11の前面にするように構成されている。
【0050】
支持部材16は、上記のナット部材14および板状雌ねじ部材15(以下、両者を合わせて単に「雌ねじ部材」と記す)の雌ねじ部14b、15bに対して、支持部材16の雄ねじ部16bをねじ込むことによって、壁面パネル11の面に対してほぼ直角に取り付けられる。前述のように、支持部材16のショルダ部16dが、壁面パネル11の表面に接するようになっている。したがって、支持部材16をナット部材14にねじ込むと、支持部材16のショルダ部16dが壁面パネル11を押圧し、ナット部材14とショルダ部16dとの間に壁面パネル11に対する圧縮力が生じる。その圧縮力によって、支持部材16は壁面パネル11に堅固に固定される。
【0051】
図6は、支持部材16に対する棚板12の取り付け状態を示す図であり、(a)は支持部材16に対して棚板12を取り付ける前の両者の関係を示す斜視図、(b)は棚板12の支持部材挿入孔12aに支持部材16が挿入されて、棚板12が固定された状態を示す固定位置の断面図である。
【0052】
図6(a)に示したように、上段の棚板121は、支持部材挿入孔121a−1、121a−2(図3(a)参照)が、それぞれ支持部材161−1、161−2に挿入されて、壁面パネル11に対して固定される。また、下段の棚板122は、支持部材挿入孔122a−1、122a−2、122a−3(図3(b)参照)が、それぞれ支持部材162−1、161−2、162−3に挿入されて、壁面パネル11に対して固定される。
【0053】
他の位置に別の棚板12を取り付ける場合には、壁面パネル11における棚板12の支持部材挿入孔12aに対応する位置に支持部材16を取り付け、その支持部材16に棚板12の支持部材挿入孔12a挿入することによって、棚板12を固定することができる。このように、壁面パネル11面の希望する位置に、棚板12を固定することができる。
【0054】
雌ねじ部材および支持部材16は、両者で棚板12を支持することができる強度が必要であるので、材料は構造用鋼等の鋼製とすることが望ましい。支持部材16のサイズは、棚板12の大きさや棚板12に載置するものの質量に応じて決めることがこのましいが、鋼製の場合、一般的には棒状部16aの径dを9〜15mm程度、雄ねじ部16bの径を4〜8mm程度とするのがよい。
【0055】
ここで、棚板12は支持部材16に対して着脱可能とするために、棚板12の支持部材挿入孔12aの径dは、支持部材16の棒状部16aの径dよりもわずかに大きくする。ただし、支持部材挿入孔12aと支持部材16との間には、遊びがない方が望ましいので、例えば棒状部16aの径が10.0mmの場合には、支持部材挿入孔12aの径を0.1〜0.3mm程度大きくする。
【0056】
上記のような構成とすることによって、壁面パネル11に対して、棚板12を好みの位置に確実に固定することが可能である。また、支持部材16の棒状部16aは平滑な面とすることができるので、棚板12の支持部材16に対する着脱が容易である。さらに、支持部材16は、壁面パネル11に対して堅固に固定されるので、棚板12に数十キログラムの重さのものまで載置することも可能である。
【0057】
上記の実施の形態(1)においては、図2に示したように、雌ねじ13の位置が縦横に並んで配置された例を示したが、雌ねじ13の位置は、縦横に規則正しく並んでいる必要はない。横方向(水平方向)に少なくとも2個があり、その間隔が棚板12の支持部材挿入孔12a間の間隔に等しければよい。また、雌ねじ13の縦方向の取り付け位置は、棚板12の取り付け位置を好みに応じて選べるようにできるだけ段数が多い方がいいが、縦方向の間隔は、等間隔とする必要はなく、特に限定されるものではない。
【0058】
図7は、実施の形態(2)に係るシステムシェルフ20に用いられる棚板の構造を示す断面図である。図7に示した棚板22は、棚板12の別の実施の形態を示すものであり、棚板22の心材22aと心材22aの表面に設けられた化粧板22bとを含んで構成されている。図7には示されていないが、棚板22の両側の端面にも同じ化粧板が設けられている。心材22aは、木質系のパーティクルボードや合板などで、化粧板22bはポストフォーミング加工されたメラミン樹脂板とすることが望ましい。なお、木質系の心材22aと化粧板22bとは、接着剤により強固に接着されている。
【0059】
木質系の心材22aとポストフォーミング加工されたメラミン樹脂板からなる化粧板22bとの組み合わせの場合には、次のような優れた効果が得られる。第一に見映えが格段に向上するとともに、疵が付きにくく、耐薬品性に優れているので、長期間使用しても美観を損なうことがない。第二に、棚板22の強度が著しく向上する。メラミン樹脂は強度が高いので、棚板22の補強効果に優れている。支持部材挿入孔12a部ではその上下の棚板部の肉厚が薄くなるが、その部分に強度が高いメラミン樹脂が貼られているので、棚板22の上に重さの重いものが乗せられた場合にも、棚板22が支持部材16によって損傷することが防止される。第三に、棚板22の前部端面がポストフォーミング加工された丸味をもっており、角部がないので安全である。
【0060】
図8は、実施の形態(3)に係るシステムシェルフ30における棚板12と壁面パネル11との間の固定部を示す要部断面図である。なお、図8には、雌ねじ部材がナット部材14の例を示した。実施の形態(3)の場合には、支持部材16が壁面パネル11に対して、ワッシャ31を介して固定されている。図8から明らかなように、ワッシャ31は、支持部材16のショルダ部16dで壁面パネル11を強力に押圧することができるように作用する。
【0061】
すなわち、ワッシャ31の内径は支持部材16の棒状部16aの外径より小さく、同じく外径は支持部材16の棒状部16aの外径より大きい。そのため、支持部材16をナット部材14に対してねじ込んだ際に、ワッシャ31の全面、言い換えれば支持部材16のショルダ部16dの面積より大幅に大きい面で、支持部材16が壁面パネル11を押圧することになる。
【0062】
したがって、支持部材16が壁面パネル11に対してより堅固に固定され、棚板12に対する積載許容質量が大きくなる。特に、ワッシャ31と、実施の形態(2)に示した化粧板22bが設けられた棚板22とが組み合わされた場合には、その効果がいっそう顕著に発揮される。
【0063】
なお、ワッシャ31は、強度が高い鋼製とすることが望ましい。また、ワッシャ31の外径は、棚板12の厚みより小さくし、外部から見えない大きさとすることが望ましい。また、図8には、雌ねじ部材がナット部材14の例を示したが、雌ねじ部材が板状雌ねじ部材15でもよく、同様の効果が得られる。
【0064】
図9は、実施の形態(4)に係るシステムシェルフ40の支持脚を示す斜視図であり、(a)は棚板12と床面との間に設けられるパネル状の脚部材を取り付ける前の状態、(b)は同じく脚部材を取り付けた状態を示す図である。
【0065】
図9に示したように、脚部材41は、最下段の棚板12を床面42で支えることができるような態様で取り付けられる。脚部材41の高さは棚板12の下面と床面との距離に等しく、脚部材41の奥行きは棚板12の奥行きと同等または多少小さい。また、脚部材41は、壁面パネル11、棚板12に対して、例えば脚部材41の壁面パネル11に面する端面41bのダボ41cを壁面パネル11のダボ孔11c、脚部材41の棚板12に面する端面41cのダボ41cを棚板12のダボ孔(図示せず)に挿入することによって、図9(b)に示したように固定することができる。
【0066】
図9に例示した脚部材41はパネル状であり、このような形態の脚部材41の場合には、棚板12と同じ仕上げ面とすることが望ましい。すなわち、棚板12が、その表面が実施の形態(2)に示したメラミン樹脂板のような化粧板で構成されている場合には、脚部材41も同様な化粧面とするのがよい。
【0067】
図10は、実施の形態(4)に係る別の態様のシステムシェルフにおける支持脚を示す斜視図であり、(a)は支持脚である脚部材が棒状で棚板12と床面42との間に設けられている場合、(b)は支持脚が棚板と一体型の場合、(c)は支持脚である脚部材がエプロン形で、棚板12と床面42との間に設けられている場合である。
【0068】
図10(a)に示した棒状の脚部材51は、最下段の棚板12の両側の側端部近傍、前端部近傍に取り付けられ、その高さは棚板12の下面と床面との間の距離にほぼ等しい。
【0069】
また、図10(b)に示した支持脚は、棚板123と一体的に構成されている場合である。この棚板123は、棚板部123aと脚部123bとで構成され、両者が一枚板で一体的に成形されており、棚板部123aと脚部123bとの間のコーナー部は、正面から見た形状が丸形となっている。この棚板123は、表面または表面および裏面がポストフォーム加工されたメラミン樹脂により構成されていることが好ましい。メラミン樹脂が用いられた場合には、脚部材としての強度および装飾性が向上する。
【0070】
図10(c)に示した脚部材71は、平面視コ形であり、棚板12と床面42との間に、棚板12の下の領域を囲うように設けられるエプロン形ものである。この脚部材71は、前面部71aと側面部71bとが一枚板で一体的に成形されており、前面部71aと側面部71bとの間のコーナー部が、丸形となっている。また、この脚部材71は、少なくとも表面がポストフォーム加工されたメラミン樹脂により構成されていることが好ましい。ポストフォーム加工されたメラミン樹脂が用いられた場合には、脚部材としての装飾性や安全性が向上する。
【0071】
上記の実施の形態(4)に示したように、最下段の棚板12と床面42との間に支持脚である脚部材41、51、71または脚部123bを設けた場合には、システムシェルフ40、50、60、70が前に倒れる恐れがない。したがって、図1に示した壁面パネル固定孔11aなどによって、壁面パネル11を壁面に固定する必要がない。そのために、システムシェルフ40、50、60、70を使用場所に設置することが容易であり、また、壁面に壁面パネル11を固定するためのねじ孔等を必要としないので、壁面に疵を付けるようなこともない。
【0072】
図11は、実施の形態(5)に係るシステムシェルフを示す斜視図である。実施の形態(5)に係るシステムシェルフ80は、図10(c)に示した支持脚である脚部材71で支持された棚板12−1およびその上段の棚板12−2などが、中間脚部材81−1などによって、支持された構成となっている。
【0073】
図11に示した例では、棚板12−1とその上段の棚板12−2との間に中間脚部材81−1、さらに、その上段の棚板12−3との間には中間脚部材81−2、さらにその上段の棚板12−4との間には中間脚部材81−3が設けられている。上記のように、棚板12−1、12−2、12−3および12−4は、それぞれ対応する脚部材71、中間脚部材81−1、81−2、81−3によって、床面で支持されるように構成されている。したがって、棚板12に載置されたものの荷重は、脚部材71および中間脚部材81を介して、床面で支持されることになる。
【0074】
中間脚部材81は、上記のように上段の棚板12の荷重をその下段の棚板12に伝える作用を有するものであるので、上下の棚板12の間隔に対応する高さとする。また、中間脚部材81は、棚板12と同様に前述の支持部材16または類似した支持部材をもちいて、壁面パネル11に固定することが可能であり、その他、中間脚部材81の上部、下部などの端面に設けたダボと棚板に設けたダボ孔との組み合わせなどによって固定することもできる。
【0075】
さらに、中間脚部材81は、棚板12と同様に、表面をポストフォーミング加工された樹脂により構成されていることが好ましい。
【0076】
以上、実施の形態(1)〜(5)により、本発明に係る実施の形態を説明したが、さらに別の実施の形態もあり、その例を以下に示す。
【0077】
図12は、別の実施の形態に係る壁面パネル11の態様を示す図であり、表面をクロスで被覆した状態を示す壁面パネル11の縦方向の断面図である。図12に示したように、壁面パネル11をクロス等の被覆材17等で被覆することにより、支持部材16が挿入されない貫通孔11bが表面に現れないようにすることができる。
【0078】
なお、いったん取り付けた支持部材16を取り外した場合には、図12に示したように、被覆材17と同色系のキャップ18を被せることにより、貫通孔11bが目立たないようにすることができる。この被覆材17を壁面パネル11の裏面にも貼る場合には、ナット部材14のフランジ部14a(図4参照)等が裏面から出ないように埋め込むことが望ましい。その場合には、壁面パネル11の裏面も平坦ですっきりとしたものが得られる。
【0079】
また、図12には、雌ねじ13がナット部材14の場合を示したが、雌ねじ13が板状雌ねじ部材15の場合にも同様であり、被覆材17により被覆することにより、支持部材16が挿入されない貫通孔11bが表面に現れないようにすることができる。
【0080】
図13は、図4、図5等に示したT形のナット部材14とは別の実施の形態に係るナット部材の態様を示す図であり、(a)は要部断面図、(b)は平面図である。図13に示したナット部材141は、通常の6角ナットであり、このナット部材141が、壁面パネル11の裏面側に設けられた6角形の6角ナットの埋設孔11dに取り付けられている。このようなナット部材141と埋設孔11dとの組み合わせの利用も可能である。このように、ナット部材14には、支持部材16がねじ込まれた際にナット部材14が回転しない態様のものであれば、その他の形態のものも利用することができる。
【0081】
図14は、別の実施の形態に係る棚板12の態様を示す斜視図であり、(a)は両端が高い棚板の例、(b)は箱形に組み合わされた棚板の例を示す図である。棚板12には、図14(a)示したように、両端側が高くなった形状の棚板124、図14(b)に示したように、2枚の棚板が側板によって結合されたものに相当する箱状の棚板125など好みに応じて選ぶことができる。
【0082】
その他、支持部材14の頭部形状については、図4で6角形の場合を示したが、6角形に限定されるものではない。頭部の端面にプラス形、マイナス形等の切り込みを設け、プラスドライバ、マイナスドライバ等により締め付けことができるタイプのものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態(1)に係るシステムシェルフの外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態(1)に係る壁面パネルの裏面に設けられた雌ねじの位置の一例を示す斜視図である。
【図3】実施の形態(1)に係る棚板の外観および棚板に設けられた支持部材挿入孔を示す斜視図であり、(a)は幅が狭く奥行きが短い棚板とその支持部材挿入孔の例、(b)は幅が広く奥行きが長い棚板とその支持部材挿入孔の例である。
【図4】実施の形態(1)に係る雌ねじ部材と支持部材との組み合わせを示す斜視図であり、(a)は雌ねじ部材がナット部材である場合の支持部材との組み合わせの例、(b)は雌ねじ部材が板状雌ねじ部材である場合の支持部材との組み合わせの例、(c)は板状雌ねじ部材全体の態様の例を示す図である。
【図5】実施の形態(1)に係る壁面パネルに対する支持部材の取付構造を示す要部拡大断面図であり、(a)は雌ねじ部材がナット部材の場合、(b)は雌ねじ部材が板状雌ねじ部材の場合である。
【図6】実施の形態(1)に係る支持部材に対する棚板の取り付け状態を示す図であり、(a)は支持部材に対して棚板を取り付ける前の両者の関係を示す斜視図、(b)は棚板の支持部材挿入孔に支持部材が挿入されて、棚板が固定された状態を示す固定位置の断面図である。
【図7】実施の形態(2)に係るシステムシェルフに用いられる棚板の構造を示す断面図である。
【図8】実施の形態(3)に係るシステムシェルフにおける棚板と壁面パネルとの間の固定部を示す要部断面図である。
【図9】実施の形態(4)に係るシステムシェルフの支持脚を示す斜視図であり、(a)は棚板12と床面との間に設けられるパネル状の脚部材を取り付ける前の状態、(b)は同じく脚部材を取り付けた状態を示す図である。
【図10】実施の形態(4)に係る別の態様のシステムシェルフにおける支持脚を示す斜視図であり、(a)は支持脚である脚部材が棒状で棚板と床面との間に設けられている場合、(b)は支持脚が棚板と一体型の場合、(c)は支持脚であるエプロン形の脚部材が、棚板と床面との間に設けられている場合である。
【図11】実施の形態(5)に係るシステムシェルフを示す斜視図である。
【図12】別の実施の形態に係る壁面パネルの態様を示す図であり、壁面パネルの表面をクロスで被覆した状態を示す壁面パネルの断面図である。
【図13】別の実施の形態に係るナット部材の態様を示す図であり、(a)は要部断面図、(b)は平面図である。
【図14】別の実施の形態に係る棚板の態様を示す斜視図であり、(a)は両端が高い棚板の例、(b)は箱形に組み合わされた棚板の例を示す図である。
【図15】従来の壁面組立家具における棚板(棚部材)の支持部の構造を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、70、80 システムシェルフ
11 壁面パネル
11b 貫通孔
12、121、122、123、22 棚板
12a 支持部材挿入孔
13 雌ねじ
14、141 ナット部材
14b 雌ねじ部
15、151、152 板状雌ねじ部材
16 支持部材
16a 棒状部
16b 雄ねじ部
17 被覆材
22a 心材
22b 化粧板
31 ワッシャ
41、51、71 脚部材
81 中間脚部材

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの所定位置に貫通孔を備え、該貫通孔に雌ねじ部が位置する雌ねじ部材が裏面側に固定された壁面パネルと、
    棒状部と一端側に設けられた前記棒状部より外径が小さい雄ねじ部とを有し、該雄ねじ部が前記壁面パネルの前面側から前記雌ねじ部にねじ込まれることにより、前記壁面パネルに固定された少なくとも2つの棚板の支持部材と、
    前記壁面パネルに対面する端面から、該端面にほぼ直角方向に穿設された少なくとも2つの前記支持部材挿入孔を有し、該支持部材挿入孔に前記支持部材の棒状部が挿入され、前記壁面パネルにほぼ直角に取り付けられた着脱自在の棚板と
    を含んで構成されていることを特徴とするシステムシェルフ。
  2. 前記雌ねじ部材がナット部材であり、該ナット部材が前記壁面パネルの縦方向の所定間隔位置および横方向の所定間隔位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシステムシェルフ。
  3. 前記雌ねじ部材が少なくとも2つの前記雌ねじ部を有する板状雌ねじ部材であり、該板状雌ねじ部材の前記壁面パネルに対応する縦方向の所定間隔位置および/または横方向の所定間隔位置に、前記雌ねじ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシステムシェルフ。
  4. 前記棚板の表面と前面と裏面が、ポストフォーミング加工されたメラミン樹脂板により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のシステムシェルフ。
  5. 前記支持部材が、ワッシャを介して前記壁面パネル面に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のシステムシェルフ。
  6. 前記システムシェルフに固定された前記棚板のうち最下段の棚板に、床面に対して前記最下段の棚板を支える脚部材を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載のシステムシェルフ。
  7. 前記最下段の棚とその上段の棚板、または前記最下段の棚とその上段の棚板および該上段の棚板とその上段の棚板との間に中間脚部材を備えていることを特徴とする請求項6に記載のシステムシェルフ。
  8. 前記壁面パネルの少なくとも前面が、被覆材によって被覆されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載のシステムシェルフ。
  9. 壁面パネルに設けられた貫通孔の前記壁面パネルの裏面側開口部に雌ねじ部が位置するように固定された雌ねじ部材と、
    棒状部と一端側に設けられた前記棒状部より外径が小さい雄ねじ部とを有する支持部材と、
    内径が前記雄ねじ部の外径より大きく、かつ前記棒状部の外径より小さく、外径が前記棒状部の外径より大きいワッシャとを含んで構成され、
    前記支持部材の前記雄ねじ部が、前記壁面パネルの前面側から、前記ワッシャを介して、前記雌ねじ部材の雌ねじ部にねじ込まれることにより、前記支持部材が前記壁面パネルに対して固定されているものであることを特徴とする支持部材の取付構造。
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JP2013226201A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Kojima Kogei Kk 家具の構造

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