JP2004242455A - 静電駆動型アクチュエータ及びそれを用いた光スイッチ - Google Patents

静電駆動型アクチュエータ及びそれを用いた光スイッチ Download PDF

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Masao Kirihara
昌男 桐原
Yuya Hasegawa
祐也 長谷川
Akihiko Murai
章彦 村井
Naomasa Oka
直正 岡
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
Hisakazu Miyajima
久和 宮島
Atsushi Ogiwara
淳 荻原
Yoshio Mitsutake
義雄 光武
Hiroshi Kawada
裕志 河田
Nobuyuki Takakura
信之 高倉
Masahiro Yamamoto
政博 山本
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Abstract

【課題】光スイッチ、特にマトリクス光スイッチに好適な小型・低電力の静電駆動型アクチュエータを提供する。
【解決手段】静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合してなる固定部材と、前記可動部材が吸引された状態で形状を保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、前記可動部材は、前記接合部に接合して変形する可動電極部と、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部と、を有し、前記磁力吸着部材は、前記可動電極部が静電吸引力で前記固定電極部に吸引された状態で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電駆動型アクチュエータ及びそれを用いた光通信用光スイッチに関するものである。。
【0002】
【従来の技術】
従来の静電駆動型アクチュエータを用いた光スイッチとして、特開2000−121967号公報や特開2000−258702号公報に開示されているものがあり、特開2000−121967号公報のものの平面図と断面図を図14(a)、(b)に示す。この光スイッチは、シリコン基板701に座ぐり孔702を設けるとともに、この座ぐり孔の中央部にフレクチュア部704を介して可動電極板703を配置している。このシリコン基板と可動電極板との間に電圧を印加することで、両者の間に静電力を発生させ、可動電極板上に取り付けられているミラー705を上下させるものである。この結果として、入射側706から放射される光を出射側707又は他の出射側708に切替えることができる。しかし、この光スイッチでは、可動電極板のストロークが大きくなると、電極間の距離の略二乗に反比例して初期の静電吸引力は小さくなる。このため、スイッチングする光量を大きくするために、ミラーを大型化しようとすると、ストロークが大きくなり、この結果として駆動するための印加電圧を高くすることが必要となっていた。
【0003】
他の静電駆動型アクチュエータの構造として、固定電極部を曲面とすることで、静電吸引力を大きくしてストロークを増大させたものが、特開平10−312734号公報に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−121967号公報(第4−6頁、図1)
【0005】
【特許文献2】
特開2000−258702号公報(第2−6頁、図1及び図2)
【0006】
【特許文献3】
特開平10−312734号公報(第4−6頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の静電駆動型アクチュエータでは、いずれも可動電極板は、シリコン基板の剛性で保持されているために、低電圧で駆動させるためには、これを薄化することにより、この見かけの弾性率を小さくする必要がある。この場合に、外部から振動等の影響を受けると、ミラーも振動して反射光が不安定となることがあった。また、可動電極板が固定電極部に吸引された状態を保持し続けるためには、電圧を印加し続ける必要があり、このための電力を消費していた。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、光スイッチ、特にマトリクス光スイッチに適した小型・低電力の静電駆動型アクチュエータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材が吸引された状態で形状を保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部と、を有し、前記磁力吸着部材は、前記可動電極部が静電吸引力で前記固定電極部に吸引された状態で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項2に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置に保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部と、を有し、前記磁力吸着部材は、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有することを特徴としている。
【0011】
請求項3に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1又は請求項2の静電駆動型アクチュエータであって、前記接合部と接合する前記可動電極部の可動電極接合部分の断面積が前記可動電極部の他の部分の断面積よりも小さいことを特徴としている。
【0012】
請求項4に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項3の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極接合部分に開口部を有してなることを特徴としている。
【0013】
請求項5に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至4の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部の表面を凹状に形成してなることを特徴としている。
【0014】
請求項6に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項5の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動部材の対向辺を凹状又は凸状に形成してなることを特徴としている。
【0015】
請求項7に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項6の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部に貫通孔を有してなることを特徴としている。
【0016】
請求項8に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項7の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部の前記固定部材側の表面を粗状に形成してなることを特徴としている。
【0017】
請求項9に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項8の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部が静電吸引力の除去後に急激に移動したときに、前記可動部材が静止位置から反対側にずれることを防止するように、前記可動部材に接触可能なストッパー部を備えてなることを特徴としている。
【0018】
請求項10に係る発明の光スイッチは、請求項1乃至請求項9の静電駆動型アクチュエータにおいて前記可動電極部の前記固定部材と反対側の表面上にミラーを取り付けてなるものと、前記ミラーに向かって光を放射する光出射部と、前記光出射部からの直接光または前記ミラーの反射光を外部に放射する光入射部と、を有することを特徴としている。
【0019】
請求項11に係る発明の光スイッチは、請求項10の光スイッチにおいて、平面視で前記可動電極部の中心線に対して、前記ミラーの反射面が、略45°となる状態で取り付けられてなることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
実施形態1に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを図1〜6に基づいて説明する。図1は、静電駆動型アクチュエータに電圧を印加していない状態での斜視図であり、図2は、電圧を印加していない状態と電圧を印加した状態を重ねた側面図である。図3は、静電駆動型アクチュエータを用いたマトリクス光スイッチの上面図であり、また、図4〜6は、静電駆動型アクチュエータの製造手順を示す断面図である。なお、これらの図は、見やすくするために、縦方向の倍率を横方向の倍率よりも大きくしている。
【0021】
固定部材1は、先端に行くほど断面の曲率が大きくなるような曲面を有している固定電極部11と、この上端に形成されている接合部15とからなっている。また、固定電極部11は、シリコン基板を形成してなる主要部の固定基部12と、この表面を覆っている固定導電部13と、さらに、この表面を覆っている絶縁部14と、からなっている。ここで、固定導電部13は金属の薄膜からなり、絶縁部14は酸化物の薄膜からなっている。また、接合部15は、後述する可動部材2に連接されていて、固定部材1と可動部材2とを接合している。
【0022】
可動部材2は、薄板のシリコン基板を形成してなるものであり、平面が略長方形の可動電極部21と、接合部15の反対側の先端に形成されているパーマロイ等の軟磁性板からなる磁性部22と、可動電極部21の固定部材1と反対側の表面上に配設されているミラー23とからなっている。ここで、固定部材1の接合部15と可動電極部21とは、同一のシリコン基板から形成されている。また、接合部15と接合する固定導電部13の部分である固定電極接続部分24には、開口部25が穿設されて、この部分の断面積は他部分の可動電極の断面積よりも小さくなっている。ただし、固定電極接続部分24は、接合部15と両辺で接合している。
【0023】
磁力吸着部3は、可動電極部21が固定電極部11に吸引された時に磁性部22に対向する位置に配設されている永久磁石部31と、これと磁性部22の反対側に配設されている電磁石部32とからなっている。永久磁石部31は、直方体の希土類磁石であり、磁性部22と対向する面と、電磁石部32と対向する面とに磁極が発生するように着磁されている。また、電磁石部32は、直方体の軟鉄等の軟磁性体に電線を巻回して、外部の直流電源(図示せず)に接続している。ここで、永久磁石部31と対向する面に磁極が発生するように電線を巻回している。また、永久磁石部31と電磁石部32とは、非磁性体の金具(図示せず)によって、固定部材1に取り付けられている。
【0024】
本静電駆動型アクチュエータの動作について説明する。両方の電極に電圧が印加されていない状態では、可動電極部21の剛性により、図1及び図2の実線で示すように、可動電極部21は略平面を保持した状態(アクチュエータOFF状態)で静止している。ここで、本静電駆動型アクチュエータに電源を入力して、電圧が印加されると、両方の電極に静電力が発生し、可動電極部21は固定電極部11に吸引されて変形する。最終的には、図2の点線で示すように、固定部材1の曲面に略一致する形状(アクチュエータON状態)となって静止する。このときに、磁性部12は、前述したように、永久磁石部31と対向する位置で静止して、永久磁石部31と吸引するように磁化される。この状態で、本静電駆動型アクチュエータの電源を切断しても、磁性部12と永久磁石部31との間の磁気吸引力により,可動電極部21は変形したままとなり、アクチュエータON状態が保持され続ける。ここで、アクチュエータOFF状態に戻すには、電磁石部32の電線に電流を通電して、磁性部12の位置での外部磁場を弱めるように電磁石部32を磁化させる。磁性部12は軟磁性体なので、磁化が小さくなり、永久磁石部31との間の磁気吸引力も小さくなる。この結果として、可動電極部21は、弾性により、もとの平面にもどり、アクチュエータOFF状態となる。
【0025】
また、可動電極部21に取り付けられているミラー23は、アクチュエータOFF状態とアクチュエータON状態とに応じて移動する。ここで、本静電駆動型アクチュエータの外に、光入射部と光出射部を取り付けて、ミラーによって入射光を反射して切替える構造とすれば、アクチュエータON、OFF状態によって、光を切替える光スイッチとすることができる。さらに、この静電駆動型アクチュエータを複数個、図3のようにマトリクス状に並べることにより、複数の入射光を切替えることのできるマトリクス光スイッチとすることができる。
【0026】
次に、本静電駆動型アクチュエータの形成手順の一例について説明する。
まず、可動部材2の形成手順を図4(a)〜(g)に基づいて説明する。このものの原材料は、図4(a)に示したシリコン活性層61、62の内部に酸化層63を有するSOI(silicon on insulator)基板である。図4(b)に示すように、このシリコン活性層61、62の表面に熱酸化により、酸化膜64、65を形成し、フォトリソグラフィとエッチングにより、下面側の酸化膜65で可動電極部21の開口部25となる部分に該当する部分66の酸化膜を除去する。次に、図4(c)に示すように、フォトリソグラフィとエッチングにより、上面側の酸化膜64でミラー23になる部分に該当する部分以外について酸化膜を除去した後、DRIE(deep reactive ion etching)プロセスにより、シリコン活性層61からミラー部分23を形成する。次に、図4(d)に示すように、この表面にAl又はAu等の反射金属層を形成することでミラー23とする。次に、図4(e)に示すように、DRIEプロセスにより、シリコン活性層62から開口部25を形成する。次に、図4(f)に示すように、酸化物エッチングにより、酸化層63、64を除去し、可動電極部21を形成し、この部分に不純物を混入して、導電性を与える。また、同時に形成された接合部15の下面にメタルマスク蒸着により、Au/Cr薄膜67を堆積させる。そして、図4(g)に示すように、パーマロイを蒸着することで、磁性部22を形成する。
【0027】
また、固定部材1の形成手順を図5(a)〜(d)に基づいて説明する。このものの原材料は、図5(a)に示したシリコン基板71であり、この上面に固定基部の形状を有する有機物レジスト層72を設ける。次に、図5(b)に示すように、DRIEプロセスにより、有機物レジスト層72を完全に除去するまで、有機物レジスト層72とシリコン基板71とをエッチングすることにより、曲面の表面を有する固定基部12を形成する。次に、図4(c)に示すように、固定基部12の表面にAl又はAu等の導電性金属薄膜を形成し、固定導電部13とする。次に、図4(d)に示すように、固定導電部13の表面に、絶縁物であるシリコン酸化物を堆積させて、絶縁部14を形成して、前述した接合部15と接合する部分にメタルマスク蒸着により、Au/Cr薄膜73を堆積させる。図6に示すように、こうして作成された部材で、それぞれのAu/Cr薄膜67と73とを拡散接合することにより、可動部材2と固定部材1とを接合する。
【0028】
なお、本実施形態では、固定基部12の表面に固定導電部13を形成しているが、固定基部12に不純物を拡散することにより、この部分に導電性を付与しても同様の効果を得ることができる。
【0029】
本実施形態では、固定電極部11は、その断面が先端に行くほど曲率が大きくなるような曲面を有していて、可動電極部21の長さ方向の先端に向かうほど可動電極部21との距離が長くなる形状を有しているので、静電駆動型アクチュエータの両電極に一定電圧を印加した時に、可動電極部21の先端のストロークが従来のものよりも大きくなる。また、固定電極部22の表面を絶縁部23が覆っているので、両電極部が密着した場合でも、電気的に短絡することがなく、可動電極部21のストロークを大きくすることができる。なお、本実施形態では、絶縁部14を固定電極12側に設けているが、可動電極部21の表面に設けても同様の効果が得られる。
【0030】
ここで、絶縁部14と可動電極部21の固定部材1側の表面とが共に極めて平滑であって、アクチュエータON状態で両者が密着してしまうと、本静電駆動型アクチュエータの電源を切断しても、アクチュエータOFF状態へ戻りにくくなる。そこで、可動電極部21の固定部材1側の表面上を反応性ガス又はプラズマによるエッチング処理等により高低差数10〜数100nm程度の凹凸を形成することにより、この表面を粗状にすると、可動電極部21が絶縁部23に密着ししても、アクチュエータOFF状態へと容易にリセットすることができるようになる。
【0031】
また、固定部材1の接合部15と接合する可動電極部21の可動電極接合部分24の断面積が、他の可動電極部よりも小さくなっているので、この部分の見かけの弾性率が小さくなり、この結果として、より低い電圧で、可動電極部21を変形させることができ、静電駆動型アクチュエータの低電圧化がはかられる。さらに、可動電極接合部分24には開口部25が設けられて、両辺は接合部15と接合しているので、横方向の振動の影響を受けにくい構造となっている。
【0032】
さらに、磁性部24と磁力吸着部3とを有しているので、静電吸引力で可動電極部21が変形して、アクチュエータON状態になった後に、静電駆動型アクチュエータの電圧を切断しても、磁気吸引力によりアクチュエータON状態を保持する自己保持機能を有している。したがって、低電力化がはかられる。
【0033】
(実施形態2)
実施形態2に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを、図7の断面図に基づいて説明する。本実施形態の固定部材1と可動部材2との構造は、実施形態1と同じである。磁力吸着部3の構成物である永久磁石部31と電磁石部32とは同じ物であるが、取付け場所が、アクチュエータOFF状態で磁性部22と対向する位置となっている。
【0034】
本実施形態の静電駆動型アクチュエータでは、両電極部に電圧を印加していない状態では、磁性部22は磁化されていて、永久磁石部31との間に磁気吸引力が働いている。このために、電圧を印加して可動電極部21を変形させるときには、電磁石部32に電流を通電して磁性部22での外部磁場を小さくしておく必要がある。また、可動電極部21が変形して、アクチュエータON状態となった後も、両電極部に電圧を印加し続けないと、この状態を保持することができない。しかし、電圧を切断して、アクチュエータOFF状態にリセットするときに、磁性部22と永久磁石部31との間の磁気吸引力により、可動電極部21は、リバウンドすることなく、アクチュエータOFF状態で静止する。また、磁気吸引力によって、可動電極部21は外部からの振動を受けにくい構造となっている。特に、静電駆動型アクチュエータを低電圧化するために、可動電極部21を薄くした場合に、この部分の剛性が弱くなり、外部の振動の影響を受けやすくなるので、本実施形態の効果は大きくなる。
【0035】
なお、本実施形態の構成とあわせて、実施形態1で記載した場所にも、磁力吸着部材3を取り付けると、本実施形態の効果と併せて、アクチュエータON状態での自己保持機能が付加される。
【0036】
(実施形態3)
実施形態3に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを、図8に基づいて説明する。図8(a)は、本実施形態の可動部材の上面部、図8(b)は、断面図である。本実施形態の固定部材1と磁力吸着部材3との構成は、実施形態1又は実施形態2と同じである。本実施形態では、図8に示すように、可動部材2の可動電極部21の表面を凹状に形成している部分を多数設けている。このために、可動電極部21の見かけの弾性率が小さくなり、低電圧で静電駆動型アクチュエータを駆動することができる。
【0037】
(実施形態4)
実施形態4に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを、図9に示した可動部材の上面図に基づいて説明する。本実施形態の固定部材1と磁力吸着部材3との構成は、実施形態1又は実施形態2と同じである。本実施形態では、図9に示すように、可動部材2の可動電極部21の対向辺を凹状に形成している部分を多数設けている。このために、この部分のコーナー部に電荷が局在し、静電吸引力が大きくなり、低電圧で静電駆動型アクチュエータを駆動することができる。なお、可動部材2の可動電極部21の対向辺を凸状に形成していも、略同様の効果を得ることができる。
【0038】
(実施形態5)
実施形態5に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを、図10に示した可動部材の上面図に基づいて説明する。本実施形態の固定部材1と磁力吸着部材3との構成は、実施形態1又は実施形態2と同じである。本実施形態では、図10に示すように、可動部材2の可動電極部21に貫通孔26を多数設けている。このために、可動電極部21が、変形するときに発生する空気抵抗が小さくなり、低電圧で静電駆動型アクチュエータを駆動することができる。
【0039】
なお、実施形態3〜5に係る静電駆動型アクチュエータの可動電極部21の効果は、独立したものである。したがって、可動電極部21を、これの実施形態の形状を組み合わせたものとすれば、さらに、低電圧で静電駆動型アクチュエータを駆動することができる。
【0040】
(実施形態6)
実施形態6に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータを、図11の静電駆動型アクチュエータの斜視図に基づいて説明する。本実施形態の静電駆動型アクチュエータは、実施形態1の静電駆動型アクチュエータにストッパー部41、42を取り付けた構造となっている。これらは、シリコン酸化物等の絶縁物からなり、可動電極部21が静止位置から反対側にずれることを防止することを目的として、前記可動部材に接触可能な状態で配設されている。アクチュエータON状態で電圧を切断して、アクチュエータOFF状態にリセットするときに、可動電極部21は、ストッパー部41、42に接触して、リバウンドすることなく、アクチュエータOFF状態で静止する。
【0041】
ここで、可動電極部21の見かけの弾性率が小さい場合には、可動電極部21は変形してストッパー部41、42をすり抜けないように、可動電極部21とストッパー部41、42との接触面積を十分にとることが必要となる。なお、本実施形態のストッパー部41、42は、可動電極部21の上面で接触するが、側面で接触するものであっても、同様の効果が得られる。また、ストッパー部の数は、2個に限らず、1個や3個以上であってもよい。
【0042】
(実施形態7)
実施形態7に係る光スイッチ用の静電駆動型アクチュエータ及びこれを用いたマトリクス光スイッチを、図12、13に基づいて説明する。図12は、本実施形態の可動部材の上面図であり、図13は、これを用いてマトリクス光スイッチの上面図である。本実施形態の静電駆動型アクチュエータは、実施形態1の構成と略同じであるが、前記可動電極部21の中心線に対して、ミラー23の反射面が、略45°となる状態で取り付けられている。
【0043】
図13は、本実施形態の静電駆動型アクチュエータを縦及び横に4個ずつ、合計16個並べてマトリクス光スイッチとしたものである。これを、実施形態1の静電駆動型アクチュエータを同数並べたマトリクス光スイッチ(図3)と比較すると、本実施形態の静電駆動型アクチュエータは、ミラー面が変位部長さ方向に45°傾いているために、充填密度が高くなり、マトリクス光スイッチを小型化することができる。
【0044】
本発明は、実施形態1〜7に示した静電駆動型アクチュエータと光スイッチだけに限定されるものではない。例えば、可動電極部上に取り付けるものをミラーではなく、光吸収板とすれば、光信号のONとOFFとを切替える光スイッチとすることができる。また、ミラーの代りに、電気接点を取り付け、これと対向する位置にある他の電気接点との接触を切替えるようにすれば、静電型リレーとすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材が吸引された状態で形状を保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、を有しているので、前記可動電極部のストロークが大きくなり、静電駆動型アクチュエータを小型化できる。また、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部を有し、前記磁力吸着部材は、前記可動電極部が静電吸引力で前記固定電極部に吸引された状態で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有しているので、一度電圧を印加後に、電圧を切断しても、静電駆動型アクチュエータが動作状態を保持する機能を有し、このために、低電力で静電駆動型アクチュエータを駆動することができる。
【0046】
請求項2に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置に保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、を有しているので、前記可動電極のストロークが大きくなり、静電駆動型アクチュエータを小型化できる。また、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部を有し、前記磁力吸着部材は、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有しているので、急減な可動電極部の移動や外部振動の影響を低減することができる。
【0047】
請求項3に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1又は請求項2の静電駆動型アクチュエータであって、前記接合部と接合する前記可動電極部の可動電極接合部分の断面積が前記可動電極部の他の部分の断面積よりも小さいので、請求項1又は請求項2記載の効果に加えて、静電駆動型アクチュエータを低電圧で駆動することができる。
【0048】
請求項4に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項3の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極接合部分に開口部を有しているので、請求項3記載の効果に加えて、外部振動の影響を低減することができる。
【0049】
請求項5に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至4の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部の表面を凹状に形成してなるので、請求項1乃至請求項4記載の効果に加えて、静電駆動型アクチュエータを低電圧で駆動することができる。
【0050】
請求項6に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項5の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動部材の対向辺を凹状又は凸状に形成してなるので、請求項1乃至請求項5記載の効果に加えて、静電駆動型アクチュエータを低電圧で駆動することができる。
【0051】
請求項7に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項6の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部に貫通孔を有しているので、請求項1乃至請求項6記載の効果に加えて、静電駆動型アクチュエータを低電圧で駆動することができる。
【0052】
請求項8に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項7の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部の前記固定部材側の表面を粗状に形成してなるので、請求項1乃至請求項7記載の効果に加えて、前記可動電極部が前記固定電極部に密着した状態でも容易にリセットすることができる。
【0053】
請求項9に係る発明の静電駆動型アクチュエータは、請求項1乃至請求項8の静電駆動型アクチュエータであって、前記可動電極部が静電吸引力の除去後に急激に移動したときに、前記可動部材が静止位置から反対側にずれることを防止するように、前記可動部材に接触可能なストッパー部を備えてなるので、請求項1乃至請求項8記載の効果に加えて、急減な可動電極部の移動や外部振動の影響をさらに低減することができる。
【0054】
請求項10に係る発明の光スイッチは、請求項1乃至請求項9の静電駆動型アクチュエータにおいて前記可動電極部の前記固定部材と反対側の表面上にミラーを取り付けてなるものと、前記ミラーに向かって光を放射する光出射部と、前記光出射部からの直接光または前記ミラーの反射光を外部に放射する光入射部と、を有するので、低電圧で光信号を切替える光スイッチとして用いることができる。
【0055】
請求項11に係る発明の光スイッチは、請求項10の光スイッチにおいて、平面視で前記可動電極部の中心線に対して、前記ミラーの反射面が、略45°となる状態で取り付けられているので、請求項10記載の効果に加えて、光スイッチを高充填密度でマトリクス状に並べることができ、マトリクス光スイッチの小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータを示す斜視図である。
【図2】同上のものを示す断面図である。
【図3】実施形態1のマトリクス光スイッチを示す上面図である。
【図4】実施形態1の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータの可動部材を形成する手順を説明する断面図である。
【図5】同上のものの固定部材を形成する手順を説明する断面図である。
【図6】同上のものの固定部材と可動部材との接合状態を示す断面図である。
【図7】実施形態2の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータを示す断面図である。
【図8】実施形態3の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータの可動部材を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。
【図9】実施形態4の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータの可動部材を示す上面図である。
【図10】実施形態5の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータの可動部材を示す上面図である。
【図11】実施形態6の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータを示す斜視図である。
【図12】実施形態7の光スイッチ用静電駆動型アクチュエータの可動部材を示す上面図である。
【図13】実施形態7のマトリクス光スイッチを示す上面図である。
【図14】従来の光スイッチで、(a)は平面図で、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 固定部材
11 固定電極部
12 固定基部
13 固定導電部
14 絶縁部
15 接合部
2 可動部材
21 可動電極部
22 磁性部
23 ミラー
24 可動電極接合部分
25 開口部
26 貫通孔
3 磁気吸着部
31 永久磁石部
32 電磁石部
41、42 ストッパー部

Claims (11)

  1. 略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材が吸引された状態で形状を保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、
    前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、
    前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部と、を有し、
    前記磁力吸着部材は、前記可動電極部が静電吸引力で前記固定電極部に吸引された状態で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有することを特徴とする静電駆動型アクチュエータ。
  2. 略平板状であって静電吸引力によって変形する可動部材と、前記可動部材と接合部を介して接合し前記可動部材を静電吸引力によって吸引する固定部材と、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置に保持する磁力吸着部材とを有する静電駆動型アクチュエータであって、
    前記固定部材は、前記可動部材と接合する接合部と、前記接合部に接合して前記可動部材の長さ方向の先端に向かうほど前記可動部材との距離が長くなる形状を有する固定電極部と、を有し、
    前記可動部材は、前記接合部に接合して静電吸引力で変形する可動電極部と、前記可動電極部の前記接合部の反対側の先端に取り付けられて軟磁性板からなる磁性部と、を有し、
    前記磁力吸着部材は、前記可動部材を静電吸引力が働いていない静止位置で磁気吸引力によって前記磁性部を保持する永久磁石部と、前記永久磁石部の磁場を弱める電磁石部と、を有することを特徴とする静電駆動型アクチュエータ。
  3. 前記接合部と接合する前記可動電極部の可動電極接合部分の断面積が前記可動電極部の他の部分の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2の静電駆動型アクチュエータ。
  4. 前記可動電極接合部分に開口部を有してなることを特徴とする請求項3記載の静電駆動型アクチュエータ。
  5. 前記可動電極部の表面を凹状に形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4の静電駆動型アクチュエータ。
  6. 前記可動部材の対向辺を凹状又は凸状に形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項5の静電駆動型アクチュエータ。
  7. 前記可動電極部に貫通孔を有してなることを特徴とする請求項1乃至請求項6の静電駆動型アクチュエータ。
  8. 前記可動電極部の前記固定部材側の表面を粗状に形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項7の静電駆動型アクチュエータ。
  9. 前記可動電極部が静電吸引力の除去後に急激に移動したときに、前記可動部材が静止位置から反対側にずれることを防止するように、前記可動部材に接触可能なストッパー部を備えてなることを特徴とする請求項1乃至8の静電駆動型アクチュエータ。
  10. 請求項1乃至請求項9に記載の静電駆動型アクチュエータにおいて前記可動電極部の前記固定部材と反対側の表面上にミラーを取り付けてなるものと、前記ミラーに向かって光を放射する光出射部と、前記光出射部からの直接光または前記ミラーの反射光を外部に放射する光入射部と、を有することを特徴とする光スイッチ。
  11. 平面視で前記可動電極部の中心線に対して、前記ミラーの反射面が、略45°となる状態で取り付けられてなることを特徴とする請求項10の光スイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100576016C (zh) * 2007-11-23 2009-12-30 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 柔性悬臂微机械光开关制作方法
JP2012196727A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Fujitsu Ltd Mems素子
JP2018069368A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 国立研究開発法人産業技術総合研究所 カンチレバー構造体及びこれを備えるセンサ並びに製造方法
JP2018069369A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 国立研究開発法人産業技術総合研究所 カンチレバー構造体及びこれを備えるセンサ並びに製造方法

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