JP2004242367A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影者により、電源オン時の倍率を任意に設定できるようなカメラを提供する。
【解決手段】 撮像素子と、光学レンズと、前記撮像素子上に被写体像を結像させるレンズ鏡筒1と、前記撮像素子から得られる画像信号を記憶する画像記憶手段35と、前記画像記憶手段35から読み出された画像信号に対し電子的ズーム処理を施す電子ズーム手段37と、電源オン時での電子ズーム手段37の初期ズーム倍率を入力するズーム初期位置選択ボタン32と、ズーム初期位置選択ボタン32から入力した初期ズーム倍率を記憶する記憶手段34とを備え、電源オン時に、前記記憶手段34に記憶した前記初期ズーム倍率にするように構成した。
【選択図】 図7

Description

本発明はカメラに関し、特にカメラ電源オン時の制御に関するものである。
従来、沈胴式レンズ鏡筒を用いたカメラにおいては、カメラの電源スイッチをオンすると、沈胴式レンズ鏡筒がカメラ本体から繰り出され、Wide状態の撮影位置にて停止するように設定されている。そしてカメラのズーム倍率変更ボタンをTele方向に操作すると、沈胴式レンズ鏡筒はさらに繰り出され、ズーム倍率変更ボタンの操作を終了した位置にて停止する。また電源スイッチをオフすると、沈胴式レンズ鏡筒は、カメラに収納される。
沈胴式レンズ鏡筒は、通常、図13に示すようなカム曲線に規制されながら移動する。このカム曲線は、沈胴状態位置、Wide状態位置、Tele状態位置という順に形成されている。したがって、電源オン時には、沈胴状態位置の次の停止位置であるWide状態位置で停止して、撮影状態となる。
なお、ズーム機能を有するカメラの技術としては、例えば特許文献1等に記載されている。
特開平5−2129号公報
しかしながら、従来のカメラにおいては、次のような問題点があった。
(1)通常は、カメラの電源をオンすると、沈胴式レンズ鏡筒はWide状態位置となって撮影状態となる。しかしながら、撮影者が瞬時にズームアップして被写体を撮影したい場合でも、電源オンから常にWide状態位置にて停止するシステムになっているため、Tele状態位置まで移行させるには、Wide状態位置からさらに変倍用レバーを操作させる必要がある。したがって、シャッターチャンスを逃すなど、撮影者にとっては非常に不便である。
(2)昨今は、従来の銀塩フィルムを用いたカメラに代わり、撮像素子を用いたデジタルスチルカメラが激増している。このデジタルカメラにおいても、携帯性をよくするため、沈胴式レンズ鏡筒が用いられている。デジタルスチルカメラの場合、撮像した画像を一時記憶し、電子的に拡大する電子ズームが採用されている。この電子ズームは、撮像素子の高画素化が進んでいるため、撮影画像を拡大しても、鑑賞には十分な静止画を撮影することが可能である。この電子ズームを搭載したデジタルスチルカメラは、レンズによる光学ズームと電子ズームが併用されており、例えば光学ズーム3倍、電子ズーム3倍であれば、両者を組み合わせることにより、9倍までの画像を撮影可能となる。したがって、電源オン時にワイド状態で停止すると、非常に不便である。
(3)さらに、従来の静止画にとどまらず、MPEGなどの動画を撮影する場合には、電源オン時にWide状態位置で停止すると、撮影チャンスを逃すことになり、撮影者にとっては非常に使いにくい。
本発明は上記問題点を解決するもので、撮影者により、電源オン時の倍率を任意に設定できるようなカメラを提供することを目的とするものである。
上記問題点を解決するために本発明のカメラは、撮像素子と、光学レンズと、前記撮像素子上に被写体像を結像させるレンズ鏡筒と、前記撮像素子から得られる画像信号を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段から読み出された画像信号に対し電子的ズーム処理を施す電子ズーム手段と、電源オン時での前記電子ズーム手段の初期ズーム倍率を入力する入力手段と、前記入力手段から入力した初期ズーム倍率を記憶する記憶手段とを備え、電源オン時に、前記記憶手段に記憶した前記初期ズーム倍率にするように構成したことを特徴とする。
この構成により、電源オン時には、入力手段から入力した初期ズーム倍率に自動的に設定される。
以上のように、本発明のカメラによれば、電源オン時のズーム倍率を撮影者が設定可能となり、無駄な操作をせずに、撮影者が必要とする広角位置や望遠位置でのズーム倍率での撮影が瞬時に可能となる。また、電子ズームに対応することが可能となるため、光学ズームを持たないカメラにおいても適応できるという顕著な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の参考例としての第1の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は第1の実施の形態にかかるカメラの沈胴式レンズ鏡筒の分解斜視図、図2は同沈胴式レンズ鏡筒のカム筒の展開図、図3(a)〜(c)はそれぞれ沈胴状態と、Wide使用状態と、Tele使用状態とを示すカメラの斜視図、図4は同カメラのハードウェアの構成を示すブロック図、図5は同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図、図6(a)〜(c)はそれぞれカメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図である。
このカメラ18に設けられる沈胴式レンズ鏡筒1は、1群レンズL1と2群レンズL2とをカム筒2によって光軸Aの方向に前後移動させて焦点距離を変える光学系構造とされており、ズームレンズの結像位置にはCCD(固体撮像素子)3が設けられている。これらの1群レンズL1および2群レンズL2は、それぞれ1群レンズ枠4および2群レンズ枠5により保持されている。CCD3は、所定位置に固定されたバックプレート6に取り付けられている。
所定位置に固定され、1群レンズL1と2群レンズL2とを案内する固定筒7には、光軸A方向に沿うように直進溝8がその外周に形成され、この直進溝8に、1群レンズ枠4に突設されたカムピン9、および2群レンズ枠5に突設されたカムピン10がそれぞれ嵌合されている。カムピン9,10は、1群レンズ枠4および2群レンズ枠5の外周部に等間隔(略120゜間隔)で3本ずつ突設され、これに対して直進溝8も等間隔で3本形成されている。これにより、1群レンズ枠4と2群レンズ枠5とは、3本のカムピン9,10を介して直進溝8に安定して支持されるので、光軸A方向に前後移動することができる。さらにこのカムピン9,10は、直進溝8を貫通してカム筒2の内周に形成されたカム溝11,12に嵌合される。カム溝11,12は、1群レンズ枠4と2群レンズ枠5との移動軌跡に応じて決定される非線形形状に形成されている。
カム筒2は、固定筒7の外周部に回動自在に設けられている。このカム筒2の外周部にはギア13が形成され、このギア13に駆動力伝達ギア14が噛合されている。駆動力伝達ギア14は、減速ギアトレイン15を介してステッピングモータなどの変倍用(駆動)モータ16の出力軸に連結されている。したがって、変倍用モータ16を駆動すると、その駆動力が減速ギアトレイン15から駆動力伝達ギア14に伝達されて、カム筒2が回転される。これにより、1群レンズ枠4と2群レンズ枠5とが直進溝8にガイドされながらカム溝11,12の形状に沿って移動するのでズーミングが行われる。
カム筒2には、1群レンズ枠4および2群レンズ枠5のカム溝11,12がそれぞれ3本形成されているが、図2に示すように、ここでは1群レンズ枠4用の1本のカム溝11について説明する。カム溝11は、沈胴状態の位置、Wide状態の位置、Tele状態の位置の順に、非線形形状で形成されており、1群レンズ枠4のカムピン9は、そのカム溝11に規制されて光軸A方向に進むため、沈胴状態では位置aにある。同様にWide状態では位置b、Tele状態では位置cにある。
図3に示すように、カメラ18には、これまで説明した沈胴式レンズ鏡筒1が搭載されている。レンズ鏡筒を使用しない沈胴状態では、図3(a)に示すように、カメラ本体18a内に収納されている。Wide状態では、図3(b)に示すように、沈胴式レンズ鏡筒1の1群レンズ枠2がカメラ本体18aから繰り出される。なおこの繰り出し量は、図2で示したカム溝11によるカムピン9が規制される位置の差eである。Tele状態では、図3(c)に示すように、沈胴式レンズ鏡筒1の1群レンズ枠2は、Wideの状態に比べてカメラ本体18a側に少し収納される。なお,この時の沈胴位置からの繰り出し量は、図2で示したカム溝11によるカムピン9が規制される位置の差fである。
図4に示すように、カメラ18には、カメラ18を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ19が搭載されている。このマイクロコンピュータ19は、カメラ18に設けられた電源スイッチ20および変倍用レバー21の信号に基づき、モータ制御手段22を介して変倍用モータ16を制御する。変倍用モータ16は、モータ制御手段22の指令により、モータ駆動手段23から出力されるパルスに応じて所定量回転する。よってこの変倍用モータ16の駆動力により、沈胴式レンズ鏡筒1が駆動される。マイクロコンピュータ19は、モータ制御手段22から出力されるパルス数をカウントすることにより、沈胴式レンズ鏡筒1が、現在どのズーム位置にあるのかを判断する。なお沈胴レンズ鏡筒1の沈胴状態を検出するために、位置検出センサ24が設けられており、位置検出センサ24の信号により、沈胴時には、変倍用モータ16の駆動を停止する。変倍用レバー21を操作することにより、沈胴式レンズ鏡筒1は、所定のズーム位置に移動される。また、シャッターボタン25を押すことにより、所定のズーム倍率での画像を撮影することができる。
CCD3は、沈胴式レンズ鏡筒1を介して入射する映像を電気信号に変換する撮像素子であり、CCD駆動制御手段27によりその動作が制御される。CCD3にはアナログ信号処理手段28が接続され、このアナログ信号処理手段28は、CCD3により得られた映像信号に対し、ガンマ処理などのアナログ信号処理を施す。アナログ信号処理手段28にはA/D変換手段29が接続され、このA/D変換手段29は、アナログ信号処理手段28から出力されたアナログの映像信号をデジタル信号に変換する。A/D変換手段29にはデジタル信号処理手段30が接続され、このデジタル信号処理手段30は、A/D変換手段29によりデジタル信号に変換された映像信号に対し、ノイズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を施す。
このカメラ18には、例えばEEPROM等の不揮発性メモリからなる記憶手段と34と、入力手段としてのズーム初期位置選択ボタン31とが設けられている。ズーム初期位置選択ボタン31は、カメラ18の電源スイッチ20をオンした時のカメラ18のズーム倍率を選択するボタンであり、Wide状態位置からTele状態位置までの間で数段階に分かれている。ズーム初期位置選択ボタン31にて選択された値は記憶手段34に記憶される。カメラ18の電源を一旦オフした後、次に電源スイッチ20をオンした場合には、記憶手段34に記憶した値をマイクロコンピュータ19が読み出し、モータ制御手段22に対して沈胴式レンズ鏡筒1をどの位置まで駆動するかの指令を与える。なお、この実施の形態においては、ズーム初期位置選択ボタン31に、ズーム倍率増加用ボタン31aとズーム倍率減少用ボタン31bとが設けられている。
このように構成されたカメラ18について、以下、その動作を述べる。
カメラ18に設けられたズーム初期位置選択ボタン31にてWide状態の位置を選択した場合には、電源スイッチ20をオンした後、沈胴式レンズ鏡筒1は前方に繰り出され、図3(b)に示すWide状態の位置にて停止する。つまり、このようにWide状態となるように設定することにより、電源オン後、すぐに図6(a)に示すような広角位置での撮影をすることが可能となる。ズーム初期位置選択ボタン31にてTele状態の位置を選択した場合には、電源スイッチ20をオンした後に、沈胴式レンズ鏡筒1は前方に繰り出され、図3(c)の位置にて停止する。つまり、このようにTele状態となるように設定することにより、電源オン後、すぐに図6(b)に示すような望遠位置での撮影をすることが可能となる。また、ズーム初期位置選択ボタン31にてWide状態位置とTele状態位置との真中付近を選択した場合には、電源オン後、図6(c)に示すような位置での撮影が可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、電源オン時のズーム倍率を撮影者により設定可能としたことにより、従来はWide状態の位置に固定であったが、無駄な操作をせずに、撮影者が必要とするズーム倍率での撮影が瞬時に可能となり、利便性が向上する。特に、最初にTele状態の位置で撮影する場合には、Wide状態位置から変倍用レバー21を操作する必要がないため、シャッターチャンスを逃すなどの不都合が生じない。
なお、ズーム初期位置選択ボタン31としては、上記のように、ズーム初期位置選択ボタン31とズーム倍率増加用ボタン31aとが設けられたものに限るものではないことはもちろんである。また、ズーム初期位置については、Wide状態位置からTele状態位置の範囲で、無段階に設定できるようにしてもよい。また、ズーム初期位置については、本発明では初期位置選択手段としてのズーム初期位置選択ボタン31により選択する方法について説明したが、変倍用レバー21を操作して撮影者が使用している任意の倍率を、初期値に設定する方法を用いても、同様な効果が得られることは言うまでもない。
また、カメラ18により撮影するものは、静止画にとどまらず、動画を撮影するようなシステムであっても、同様な効果が得られる。
なお、カム筒2に設けたカム溝11,12の形状については、本実施の形態で説明した形状に限定されるものではない。
さらに、この沈胴式レンズ鏡筒1については、CCD3を備えたデジタルスチルカメラ用であることを前提に説明したが、従来からある銀塩フィルム用の沈胴式レンズ鏡筒として用いても、同様の効果が得られる。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図7〜図9を用いて説明する。図7は第2の実施の形態におけるカメラのハードウェアの構成を示すブロック図、図8は 同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図、図9(a),(b)はそれぞれ同カメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図カメラのズーム倍率を示す図である。なお、これまで説明したものについては、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、このカメラ18においては、画像メモリ35や画像メモリ駆動手段36、電子ズーム手段37が設けられている。画像メモリ35は、デジタル信号処理手段30を経た画像信号を一旦記憶するもので、例えばRAM等で構成される。画像メモリ駆動手段36は、画像メモリ35に対する画像信号の書き込み、読み出しを制御し、かつ、画像メモリ35に記憶されていた画像信号の一部を読み出した場合には、画像の所望の大きさに拡大するよう指令を電子ズーム手段37に送るものである。電子ズーム処理手段37は、画像メモリ35から読み出された一部の画像信号に対し電子的な拡大処理(電子ズーム処理)を施し、画像を拡大するものである。
このカメラ18に設けられているズーム初期位置選択ボタン32は、カメラ18の電源スイッチ20をオンした時のカメラ18のズーム倍率を選択するボタンであり、電子ズーム倍率を変化させる範囲(×1〜×3の範囲)で数段階に分かれている。なおレンズ鏡筒1は、光学倍率は1倍で固定である。ズーム初期位置選択ボタン32にて選択された値は、記憶手段34に記憶される。
このように構成されたカメラ18について、以下、その動作を述べる。
カメラ18に設けられたズーム初期位置選択ボタン32にて電子ズーム倍率×1を選択した場合には、電源スイッチ20をオンした後、すぐに図9(a)に示すような広角位置での撮影をすることが可能となる。ズーム初期位置選択ボタン32にて電子ズーム倍率×3を選択した場合には、電子ズーム処理手段37により、この画像を3倍に拡大する。よって電源スイッチ20をオンした後、すぐに図9(b)に示すような望遠位置での撮影をすることが可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、電源オン時のズーム倍率を撮影者により設定可能としたことにより、電子ズームにも対応することが可能となるため、光学ズームを用いないカメラであっても、撮影者がより使いやすくなる。
なお電子ズーム領域のズーム初期位置については、無段階に設定できるようにしてもよい。
また電子ズームについては、動画を撮影できるシステムであれば、瞬時にズームアップできるので、より高い効果が得られる。
以下、本発明の第3の実施の形態について、図10〜図12を用いて説明する。図10は第3の実施の形態におけるカメラのハードウェアの構成を示す図、図11は同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図、図12は(a)〜(c)はそれぞれ同カメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図である。なお、これまで説明したものについては、同一の符号を付し、その説明は省略する。
このカメラ18に設けられたズーム初期位置選択ボタン33は、カメラ18の電源スイッチ20をオンした時のズーム倍率を選択するボタンであり、沈胴式レンズ鏡筒1の光学倍率を変化させるWide状態位置からTele状態位置までの範囲と、電子ズーム倍率を変化させる×2、×3の範囲とに分かれて設定可能とされている。電子ズーム倍率は、例えば電子ズーム×2の場合には、Tele状態の光学倍率を3倍とすると、電子ズーム処理手段37により、ズーム倍率が6倍(光学倍率3倍×電子ズーム倍率2倍)となるように構成したものである。電子ズーム×3の場合には、ズーム倍率が9倍(光学倍率3倍×電子ズーム倍率3倍)である。ズーム初期位置選択ボタン33にて選択された値は、記憶手段34に記憶される。
このように構成されたカメラ18について、以下、その動作を述べる。
カメラ18に設けられたズーム初期位置選択ボタン33にてWide状態の位置を選択した場合には、電源スイッチ20をオンした後、沈胴式レンズ鏡筒1は前方に繰り出され、図3(b)に示すWide状態の位置にて停止する。つまり、このようにWide状態となるように設定することにより、電源オン後、すぐに図12(a)に示すような広角位置での撮影をすることが可能となる。ズーム初期位置選択ボタン33にてTele状態の位置を選択した場合には、電源スイッチ20をオンした後に、沈胴式レンズ鏡筒1は前方に繰り出され、図3(c)の位置にて停止する。つまり、このようにTele状態となるように設定することにより、電源オン後、すぐに図12(b)に示すような望遠位置での撮影をすることが可能となる。また、ズーム初期位置選択ボタン33にて電子ズーム倍率の×3を選択した場合には、光学倍率は最大の光学倍率であるTele状態となる。すなわち、電源スイッチ20をオンした後、沈胴式レンズ鏡筒1は前方に繰り出され、図3(c)に示す位置にて停止する。さらに電子ズーム処理手段37により、この画像を3倍に拡大する。したがって、図12(c)に示すような、Tele状態よりさらに望遠位置での撮影が可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、第1、2の実施の形態における効果をあわせ持ち、光学ズームと電子ズームとの両方に対応することが可能となるため、さらなる高倍率での撮影が瞬時に可能となり、撮影者がより使いやすくなる。
なお、電子ズーム領域のズーム初期位置については、無段階に設定できるようにしてもよい。
また、電子ズームについては、動画を撮影できるシステムであれば、瞬時にズームアップできるので、より高い効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態にかかるカメラの沈胴式レンズ鏡筒の分解斜視図である。 同沈胴式レンズ鏡筒のカム筒の展開図である。 (a)〜(c)は沈胴状態と、Wide使用状態と、Tele使用状態とをそれぞれ示すカメラの斜視図である。 同カメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれカメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるカメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図である。 (a),(b)はそれぞれ同カメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるカメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 同カメラのズーム初期位置選択ボタンの選択メニューを概略的に示す図である。 (a)〜(c)はそれぞれ同カメラのズーム倍率を変更した場合の撮像画面を概略的に示す図である。 従来の沈胴式レンズ鏡筒のカム筒の展開図である。
符号の説明
1 沈胴式レンズ鏡筒
2 カム筒
3 CCD
4 1群レンズ枠
9,10 カムピン
11,12 カム溝
16 変倍用モータ
18 カメラ
19 マイクロコンピュータ(制御手段)
20 電源スイッチ
21 変倍用レバー
25 シャッター
31、32、33 ズーム初期位置選択手段(入力手段)
34 記憶手段
37 電子ズーム手段

Claims (1)

  1. 撮像素子と、
    光学レンズと、
    前記撮像素子上に被写体像を結像させるレンズ鏡筒と、
    前記撮像素子から得られる画像信号を記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段から読み出された画像信号に対し電子的ズーム処理を施す電子ズーム手段と、
    電源オン時での前記電子ズーム手段の初期ズーム倍率を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力した初期ズーム倍率を記憶する記憶手段とを備え、
    電源オン時に、前記記憶手段に記憶した前記初期ズーム倍率にするように構成したことを特徴とするカメラ。
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