JP2004240692A - 画像検索サーバシステム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】インターネット上に散在する画像を検索することを可能とし、その際に生ずるアプリケーションや利用者とのインタフェースを自由に変更できる画像検索サーバシステムを提供する。
【解決手段】画像データの検索関連のサービスを提供する操作処理サーバ3と画像検索関連処理を行う1つ以上の画像検索処理サーバ4とがネットワーク7を介して接続している。また、画像データは、ネットワーク7上または画像検索処理サーバ4のローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基にして作成される画像情報である。このとき、画像情報のデータベースに対して、仮想的なデータベース名とインタフェース定義データを設定できるようにし、仮想的なデータベース名が指定されたときには、このデータベース名と関連付けられたインタフェース定義データに基づいて操作インタフェースを生成して、指定された処理を実行するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】画像データの検索関連のサービスを提供する操作処理サーバ3と画像検索関連処理を行う1つ以上の画像検索処理サーバ4とがネットワーク7を介して接続している。また、画像データは、ネットワーク7上または画像検索処理サーバ4のローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基にして作成される画像情報である。このとき、画像情報のデータベースに対して、仮想的なデータベース名とインタフェース定義データを設定できるようにし、仮想的なデータベース名が指定されたときには、このデータベース名と関連付けられたインタフェース定義データに基づいて操作インタフェースを生成して、指定された処理を実行するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像検索サーバシステム、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、インターネット上に散在する画像データの検索を目的としたサーバクライアントシステムである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ技術や画像処理技術の発達に伴って、画像データおよび画像データを用いた文書等が作成されている。
また、このような画像データ等を多数蓄積したデータベースから、所望の画像データを検索する画像検索装置が種々考案されている。
これらの画像検索装置では、次のような画像検索方法によって、大量に蓄積した画像の中から利用したい画像を簡単に得ることができるようにしている。
【0003】
(1)それらの画像データに検索キーワードや書誌事項を関連付けておき、それを基に検索を行う方法(例えば、特許文献1参照)、
(2)画像データ自体の画像特徴量(輝度・色差情報、画像周波数、ヒストグラムなど)を基に検索を行う方法(例えば、特許文献6、特許文献7参照)。
【0004】
また、特許文献2、特許文献3および特許文献4では、このような画像検索装置をネットワーク上のシステムとして実現している。
【0005】
また、特許文献5のようにインターネット上で画像検索を実行する検索処理部と、検索実行者とのユーザインタフェースを実行する操作処理部を分離したシステムも提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−275161号公報
【特許文献2】
特開2000−029885号公報
【特許文献3】
特開2000−076270号公報
【特許文献4】
特開20000−276484号公報
【特許文献5】
特開20002−245045号公報
【特許文献6】
特開20000−187731号公報
【特許文献7】
特開20000−285141号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像検索システムでは、単に大量の画像データを1箇所に集めた画像データベースに対して、複数の利用者からアクセスできるようにした画像検索のシステムをネットワーク上で実現しているにすぎない。
【0008】
一方、インターネットのようなネットワークの場合には、画像データが大量に散在しているが、従来の方法ではこのように散在した画像データの検索を対象としていなかった。
また、このように散在した画像データを扱うための様々なアプリケーションとのインタフェースや様々な利用者からの要求に対応するためのインタフェースとして、様々なインタフェースを用意する必要がある。しかし、従来の技術では、これらのインタフェースを容易に変更できるようにはなっていない。
【0009】
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、インターネット上に散在する画像を検索することを可能とし、その際に生ずるアプリケーションや利用者とのインタフェースを自由に変更できる画像検索サーバシステム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1は、画像データの検索関連のサービスを提供する操作処理サーバと、前記画像データの検索関連処理を行う1つ以上の画像検索処理サーバとがネットワークを介して接続された画像検索サーバシステムであって、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基にして作成される画像情報であり、該画像検索処理サーバにおける検索関連処理は、この作成された画像情報を用いて処理することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項2は、請求項1に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像を自動的に探索して取得するようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項3は、請求項1または2に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を付与することにより、一つのデータベースの実体を利用者側からは異なるデータベースとして見せるようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項4は、請求項1、2または3に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報のサムネールのみを保持し、画像検索結果などの画像一覧表示時にはこのサムネールを用いて表示するようにして、高速に画像一覧を表示できるようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5は、請求項3または4に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、前記仮想的なデータベース名を付与した場合、この仮想的なデータベースごとにインタフェース定義データを設定することができるようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項6は、請求項5に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記インタフェース定義データを適宜変更できることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項7は、請求項5または6に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記仮想的なデータベース名が指定されたときには、このデータベース名と関連付けられたインタフェース定義データに基づいて操作インタフェースを生成し、この操作インタフェースで指定された処理を実行するようにしたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項8は、コンピュータに、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像検索サーバシステムの機能を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項9は、請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0018】
上記の構成によって、ネットワーク上やローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基に検索対象の画像自体を保持せずに画像を検索することができる。
また、この登録する画像情報をネットワークやローカルファイル上にある画像を自動的に探索して登録することができるので、労力を削減することができる。
また、検索後の画像一覧において、予め用意しておいたサムネールを表示させるようにして、検索結果などの画像表示を高速に表示できる。
【0019】
また、登録画像に対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を自由に設定できるようにしたので、一つのデータベースの実体を利用者側からは複数の異なるデータベースとして見せることができる。
また、この仮想的なデータベース名に対して、インタフェース定義データを設定できるようにしたので、実体は同じデータベースでも利用者から異なるデータベースとして見えるだけでなく、異なる操作インタフェースで見せることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る画像検索サーバシステムの好適な実施形態について説明する。
【0021】
<実施形態1>
図1は、本実施形態1に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図で、同図において、画像検索サーバシステムは、エンドユーザからアクセスされて画像情報の提供を行い、課金処理を行う事業体1が運営するコンピュータシステムと、所望の画像情報を検索・閲覧・取り寄せ依頼のためにエンドユーザが使用する任意台数のエンドユーザ端末6とをネットワーク7で接続している。
【0022】
本実施形態1では、検索対象となる画像データを提供する事業体を1事業体として説明するが、エンドユーザから見た場合には複数あってもかまわない。
また、事業体の事業としては、例えば、見た目で選択するような商品(アパレルなど)のショッピングサービスや、写真素材、クリップアート素材販売サービスや、間取り図の画像を基に部屋などのレイアウトで検索する賃貸不動産の検索サービスや、建材、エクステリア素材、インテリア素材などの素材販売や、画像を有する掲示板サービスなどを提供する画像シェアリングサービスといったものが考えられる。提供された画像データの中から、利用者が所望の画像を効率良く探し出すために画像検索機能が必須となる。
【0023】
事業体1が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末2、操作処理サーバ3および画像検索処理サーバ4とをネットワーク5で接続して構成される。
管理者端末2は、本画像検索サーバシステムの管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ2aを用いて操作処理サーバ3へアクセスし、各サーバ(3,4)に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0024】
管理者端末2と操作処理サーバ3間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とし、データ形式はHTML(Hypertext Markup Language)となる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XML(Extensible Markup Language)や単なるテキストデータであってもよい。
【0025】
操作処理サーバ3は、エンドユーザ端末6のWebブラウザ6aから指示される検索処理を画像検索処理サーバ4へ依頼し、その結果をエンドユーザ端末6のWebブラウザ6aへ返信するとともに結果に応じて課金処理を行う。
また、操作処理サーバ3は、管理者端末2のWebブラウザ2aを用いて指示された、課金情報の維持管理や画像検索のための画像情報の維持管理を行う。
【0026】
画像検索処理サーバ4は、操作処理サーバ3から登録依頼された画像情報の特徴量やメタ情報を維持管理する。また、操作処理サーバ3から依頼された画像情報の検索実行を行い、その結果を操作処理サーバ3へ戻す。
なお、本実施形態1では、インターネットまたはイントラネットといったネットワーク上やサーバのローカルファイルに散在する画像データを効率良く検索することを目的としており、画像データそのものを保持することはしない。
【0027】
また、操作処理サーバ3と画像検索処理サーバ4間の通信は、例えば、プロトコルをHTTPとし、データを両サーバ間で取り決めしたフォーマットによるテキストデータとしてもよい。このときのデータ交換形式として、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用することも可能である。
【0028】
ネットワーク5は、事業体1内に敷設された各サーバ(3,4)や管理者端末2、更に、ネットワーク7とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0029】
エンドユーザ端末6は、本画像検索サーバシステムのエンドユーザが使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ6aを用いて、操作処理サーバ3にアクセスして画像情報を検索し、その結果を表示する。
エンドユーザ端末6と操作処理サーバ3間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTPとし、データ形式はHTMLとなる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XMLや単なるテキストデータであってもよい。
【0030】
また、ネットワーク7は、エンドユーザ端末6と事業体1のコンピュータシステムを接続しているネットワーク5とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local AreaNetwork)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができ、特に、本実施形態1の説明ではインターネットを想定している。
【0031】
また、本実施形態1の説明では、エンドユーザが事業体に所属していない場合について説明するが、上記のネットワーク5とネットワーク7を同一のものと考えると、エンドユーザが事業体1に属している場合となる。
【0032】
次に、操作処理サーバ3および画像検索処理サーバ4の機能について詳細に説明する。
(1)操作処理サーバ3
操作処理サーバ3の主な機能は、エンドユーザの操作画面インタフェースを生成し、エンドユーザから要求された処理を実行し、画像検索関連の処理は画像検索処理サーバに処理要求を出し、処理の結果をエンドユーザに返信することである。
まず、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行い、また、検索対象となる画像に関する情報の維持管理を行う。
さらに、エンドユーザによって要求された検索処理や他のアプリケーションの実行を行って、その利用者への課金処理を行う。
【0033】
図2は、操作処理サーバ3の機能構成を示すブロック図であり、同図において、操作処理サーバ3は、課金部30、課金DB31、操作処理部32、データベース定義部33、インタフェース定義テーブル34、画像登録依頼部35、サムネールDB36、アプリケーション38のひとつである画像検索依頼部37とを含んでいる。
【0034】
課金部30は、利用者の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB31は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索サーバシステムのアプリケーション(画像検索等)単位に課金を累積する。
【0035】
操作処理部32は、管理者端末2やエンドユーザ端末6からの要求に応じた機能(データベース定義、画像登録依頼、画像検索依頼やアプリケーション)の実行を制御する。
【0036】
まず、管理者は、本事業体1がサービスの対象とする画像データを種類別に物理データベースとして画像検索処理サーバ4へ登録するが、この物理データベース名に対して、エイリアスデータベース名(1つの物理データベース名に対して複数個のエイリアスデータベース名をつけることが可能。)と、それらのエイリアスデータベース名に対してインタフェース定義の関連付けを指定する(図3参照)。
【0037】
これにより、物理データベース名と異なるエイリアスデータベース名を自由に指定することができ、一つの物理データベースをあたかも異なる複数のデータベースとして見せることができる。
さらに、一つの物理データベースに対して複数のエイリアスデータベース名を指定し、それぞれに、異なるインタフェース定義を指定すれば、同じ物理データベースが全く異なる画面インタフェースで利用することも可能である。
【0038】
また、エイリアスデータベース名に対して指定されるインタフェース定義は、このエイリアスデータベースを操作する利用者(管理者およびエンドユーザ)に提示する操作画面のレイアウトやデザインを決めるデータであり、通常HTMLのフォーマットのファイルで記述される。
【0039】
管理者からデータベース定義要求を受信すると、操作処理部32はデータベース定義部33を起動して、「データベース定義」の操作画面を返信し、管理者のWebブラウザ2aへ表示する。
この「データベース定義」画面で、エイリアスデータベース名、物理データベース名およびインタフェース定義を管理者が指定すると、データベース定義部33はこれらを対応付けてインタフェース定義テーブル34へ追加登録する。
【0040】
ここで、インタフェース定義テーブル34には、物理データベース名ごとにサムネールDB名および1つ以上のエイリアスデータベース名とを対応付けて登録する(図4参照)。さらに、1つのエイリアスデータベース名に対して、1つ以上のインタフェース定義を格納しているファイル群とを関連付ける(図4参照)。
【0041】
1つ以上のエイリアスデータベース名は、例えば、画像データベースの保守用やエンドユーザがデータベースにどのような画像が格納されているかを想起しやすくした名前とする。インタフェース定義ファイル群は、管理者用の画像データ保守画面やエンドユーザの画像検索画面等の操作画面に対応するHTMLファイルである(図3参照)。
【0042】
上記の説明では、エイリアスデータベース名と物理データベース名との対応関係の管理を操作処理サーバ3でするようにしたが、画像検索処理サーバ4によって管理するようにしてもかまわない。
【0043】
次に、管理者は、本事業体1がサービスの対象とする画像データを種類別にデータベースとして画像検索処理サーバ4へ登録依頼を行う。この画像データは、ネットワーク上の散在する任意の画像が対象であり、しかもデータベースには画像そのものではなく画像から抽出された特徴量のみとし、データ量を抑えることができる。さらに、この画像データは、画像検索処理サーバ4上のローカルファイルであっても、URL(Uniform Resource Locators)で外部から参照できるのであれば、同様に登録することができる。
【0044】
事業体が利用者へ提供する画像情報を登録するときには、管理者の画像登録要求を操作処理サーバ3が受信すると、操作処理部32は画像登録依頼部35を起動し、管理者端末2のWebブラウザ2aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、以降の登録操作の対象を指定されたエイリアスデータベースとする。このエイリアスデータベース名はインタフェース定義テーブル34を参照して物理データベース名に変換されて、HTMLのhidden inputとして操作画面インタフェースのHTMLに埋め込むことにより管理されるか、または、Webブラウザの機能であるCookieで管理される。
【0045】
続いて、画像登録依頼部35は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「画像の登録」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の登録」の操作画面で登録する画像のURLおよび画像メタ情報を指定する。この画像のURLは複数でもかまわない。
また、画像メタ情報としては、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所などがある。
【0046】
画像登録依頼部35は、管理者から指定された画像のURLおよび画像メタ情報を付加して、画像検索処理サーバ4に「画像の登録」要求を送信する。
また、画像登録依頼部35は、これと同時に、サムネールを必要とする場合には指定された画像URLから画像を取得してサムネールを生成し、サムネール画像がURLで参照できるようにしてサムネールDB36に登録する。また、このサムネールDB36は、エイリアスベータベースに対応する物理データベースに関連付けるようにインタフェース定義テーブル34の所定欄へ登録する。
【0047】
このサムネールDB36は、1つの物理データベースに対して1つ作成し、各画像データに対して、画像データの存在するURLとサムネール画像が格納されたファイルの場所を示すURLとの対照表として作成する。
最後に、画像登録依頼部35は、登録の成否を管理者端末2へ返信する。
【0048】
また、管理者から画像を一つ一つ指定するのではなく、Webクローラによって自動的に収集した画像のURLを使って登録することも可能である。
さらに、Webクローラの探索条件を特定のサイトに限定すれば、特定のサイトのみの画像検索DBを構築することも簡単に実現することができる。
【0049】
画像情報を削除するときには、管理者の画像削除要求を操作処理サーバ3が受信すると、操作処理部32は画像登録依頼部35を起動し、管理者端末2のWebブラウザ2aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で削除する画像を含んでいるエイリアスデータベース名を指定すると、このエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「画像の削除」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の削除」の操作画面に表示された画像一覧から削除する画像を選択する。
【0050】
画像登録依頼部35は、エイリアスデータベースに対応する物理データベース名と選択された画像のURLを付加した画像削除要求を画像検索処理サーバ4へ送信し、画像検索処理サーバ4が要求された物理データベースの該当するURLで指定される画像エントリを削除する。
さらに、画像登録依頼部35は、サムネールが作成されているときには、選択された画像のURLを持つサムネールの該当するエントリをサムネールDB36から削除する。
【0051】
利用者(管理者やエンドユーザ)は、操作処理サーバ3に対して機能処理依頼を行う。このときの機能処理としては、Webサービス(例えば、画像検索、画像閲覧、画像取り寄せ、画像データに対する文字認識、全文検索、または他の機能からなるアプリケーションソフトウェア)がある。
このWebサービスのうち画像検索の場合には、画像検索処理サーバ4に検索処理を要求する。
【0052】
エンドユーザが画像検索をするときには、操作処理サーバ3は、まず、課金部30で認証処理を行ってから、操作処理部32から画像検索依頼部37を起動させ、Webブラウザ6aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベースを指定する。
エンドユーザが「操作データベース指定」画面で検索対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、以降の検索操作の対象を指定されたエイリアスデータベースとする。このエイリアスデータベース名はインタフェース定義テーブル34を参照して物理データベース名に変換されて、HTMLのhidden inputとして操作画面インタフェースのHTMLに埋め込むことにより管理されるか、または、Webブラウザの機能であるCookieで管理される。
【0053】
続いて、画像検索依頼部37は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「類似画像の検索」の操作画面を表示する。
エンドユーザは、「類似画像の検索」画面で問合せ画像のURLまたは画像ファイルおよび検索条件を指定する。
【0054】
画像検索依頼部37は、エンドユーザから指定された画像URLまたは画像ファイルおよび検索条件を付加して、画像検索処理サーバ4に「類似画像の検索」要求を送信する。
画像検索依頼部37は、画像検索処理サーバ4から得られた画像エントリの一覧から対応するインタフェース定義に従い画像一覧画面を生成し、エンドユーザのWebブラウザ6aに返信する。
ここで、検索結果の画像に対して、サムネール画像がある場合には、サムネールDB36を参照して、オリジナル画像へのURLをサムネール画像のURLへ置き換えた画像一覧画面として生成する。
一覧でサムネール画像を利用する場合には、画像データ量が少ない分、高速に一覧表示が可能となり、また、オリジナルの画像が削除されていても表示が可能という利点がある。
【0055】
(2)画像検索処理サーバ4
画像検索処理サーバ4は、操作処理サーバ3からの要求に応じて画像データベースを保持し、また、保持する画像データベースに対して要求された画像検索関連の処理を実施するサーバである。
図5は、画像検索処理サーバ4の機能構成を示すブロック図であり、同図において、画像検索処理サーバ4は、Webサーバ40、画像データ管理部41、画像DB42、画像検索処理部43とを含んでいる。
Webサーバ40は、操作処理サーバ3から受信した要求を識別し、その識別された要求に対応する処理部を起動し、処理結果を要求元へ返信する。
【0056】
画像データ管理部41は、操作処理サーバ3から登録要求されたURLで指定された画像情報を画像DB42へ登録する。その処理手順を以下に示す。
指定されたURLにより画像データを取得し、その画像データから色、模様、形状のような画像特徴量を抽出する。
画像の背景が単色の場合には、例えば、特許文献6に記載された方法によりオブジェクトを抽出した後、色や模様や形状といった画像特徴量を抽出する。
また、形状に関しては、例えば、特許文献7に記載された画像のエッジの特徴量を抽出することでオブジェクトを抽出せずに画像中のオブジェクトの形状を抽出することができる。
【0057】
画像データ管理部41は、抽出した画像特徴量を指定された物理データベース名に対応する画像DB42の画像特徴量DB42aに一意の識別子(ID)を付けて、特徴量の種類ごとに登録する。
また、指定された画像のメタ情報(例えば、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所など)および画像のURLおよび対応する画像特徴量を示す識別子(ID)を、画像メタ情報DB42bに登録する。
【0058】
ここで、画像DB42は、利用者には見せない名称をもつ物理データベースであり、この物理データベース名に対して、画像特徴量DBと画像メタ情報DBの名前は、物理データベース名から一意に決まるように、例えば、物理データベース名が「flower」の場合、画像特徴量DB名を「flower.feature」、画像メタ情報DB名を「flower.meta」のように命名規則を決めておく。
【0059】
このようにネットワーク上または画像検索処理サーバ4のローカルファイルに存在する任意の画像を、実際に画像エントリとして登録するのではなく、画像から抽出された特徴量のみとすることによって、データ量を抑えることができる。
また、画像データ管理部41は、画像情報の削除処理要求に対しては、指定された物理データベース名のURLを持つ画像に対応する画像特徴量DB42aおよび画像メタ情報DB42bの該当するエントリを削除する。
【0060】
画像検索処理部43は、操作処理サーバ3から検索要求された画像DBに対して、指定された検索条件で画像検索を実施し、検索結果として、該当する画像メタ情報および画像のURLの一覧を要求元へ返信する。次に、エンドユーザがサンプル画像を指定し、そのサンプル画像に類似する画像を画像DB42から検索する時の処理手順を以下に示す。
【0061】
画像検索処理部43は、操作処理サーバ3から送られてきたサンプル画像データ(この場合、画像データはURLで指定してもよいし、HTTPのPOSTで直接データを指定してもよい)から指定された画像特徴量Qを抽出する。
次に、指定された物理データベース名に対応する画像特徴量DB42aに対して、指定された検索条件の下でこの画像特徴量Qと類似する画像特徴量を持つ画像データを検索する。
次に、検索された類似する画像特徴量に対応する画像メタ情報とその画像のURLを画像メタ情報DB42bから取得し、一覧として要求元へ返信する。
【0062】
なお、ここでは類似画像検索の例を示したが、色を検索条件として画像を検索することも考えられるし、もちろんメタ情報で検索することも考えられ、様々な検索手段が考えられる。検索の手段は特にここで限定するものではない。
【0063】
<実施形態2>
上述した実施形態1は、1事業体で操作処理サーバと画像検索処理サーバの両方を運営していたが、本実施形態2では、画像データの登録管理をする1つ以上の事業体Bとこの事業体Bの公開する画像データをサービスする事業体Aに分けて運営した場合について説明する。また、本実施形態2では、検索対象となる画像情報をサービスする事業体Aを1事業体として説明するが、エンドユーザから見た場合には複数あってもかまわない。
【0064】
図6は、本実施形態2に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図で、同図において、画像検索サーバシステムは、エンドユーザからアクセスされて画像情報の提供を行い、課金処理を行う事業体A51が運営するコンピュータシステム、事業体A51に画像データベースを提供することによって課金処理を行う1つ以上の事業体B55が運営するコンピュータシステムと、所望の画像情報を検索・閲覧・取り寄せ依頼のためにエンドユーザが使用する任意台数のエンドユーザ端末59とをネットワーク60で接続している。
【0065】
エンドユーザ端末59は、本画像検索サーバシステムのエンドユーザが使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ59aを用いて、事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)にアクセスして画像情報を検索し、その結果を表示する。
【0066】
エンドユーザ端末59と事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTPとし、データ形式はHTMLとなる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XMLや単なるテキストデータであってもよい。
【0067】
また、ネットワーク60は、エンドユーザ端末59と事業体A51および事業体B55のコンピュータシステムを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができ、特に、本実施形態2の説明ではインターネットを想定している。
【0068】
事業体A51が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末52と操作処理サーバ53をネットワーク54で接続して構成される。
管理者端末52は、事業体Aが運営するコンピュータシステムおよびサービス対象となる画像情報を管理する管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ52aを用いて操作処理サーバ53へアクセスし、操作処理サーバ53に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0069】
操作処理サーバ53は、エンドユーザ端末59のWebブラウザ59aから指示される検索処理を事業体B55のコンピュータシステム(画像検索処理サーバ4)へ依頼し、その結果をエンドユーザ端末59のWebブラウザ59aへ返信するとともに結果に応じて課金処理を行う。
また、操作処理サーバ53は、管理者端末52のWebブラウザ52aを用いて指示された、課金情報の維持管理や画像検索のための画像情報の維持管理を行う。
【0070】
ネットワーク54は、事業体A51内に敷設された操作処理サーバ53や管理者端末52、更に、ネットワーク60とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0071】
管理者端末52と操作処理サーバ53間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とし、データ形式はHTML(Hypertext Markup Language)となる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XML(Extensible Markup Language)や単なるテキストデータであってもよい。
【0072】
事業体B55が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末56と画像検索処理サーバ57をネットワーク58で接続して構成される。
管理者端末56は、事業体Bが運営するコンピュータシステムおよびサービス対象となる画像情報を管理する管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ56aを用いて画像検索処理サーバ57へアクセスし、画像検索処理サーバ57に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0073】
画像検索処理サーバ4は、ネットワーク上に散在する画像データの特徴量やメタ情報を維持管理するだけであり、画像データそのものを保持することはない。また、事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)から依頼された画像情報の検索実行を行い、その結果を事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)へ戻す。
【0074】
ネットワーク58は、事業体B55内に敷設された画像検索処理サーバ57や管理者端末56、更に、ネットワーク60とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0075】
また、事業体A51の操作処理サーバ53と事業体B55の画像検索処理サーバ57間の通信は、例えば、プロトコルをHTTPとし、データを両サーバ間で取り決めしたフォーマットによるテキストデータとしてもよい。このときのデータ交換形式として、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用することも可能である。
【0076】
次に、操作処理サーバ53および画像検索処理サーバ57の機能について詳細に説明する。
(1)画像検索処理サーバ57
画像検索処理サーバ57は、事業体Bとしてサービス対象とする画像データを自主的にネットワーク上から収集した画像データベースを保持し、また、保持する画像データベースに対して事業体A51の操作処理サーバ53からの要求のあった画像検索関連の処理を実施するサーバである。また、事業体Aに対して、画像情報の利用状況に応じて課金処理を行う。このために、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(契約された事業体Aの顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行う。
【0077】
図7は、画像検索処理サーバ57の機能構成を示すブロック図であり、同図において、画像検索処理サーバ57は、Webサーバ570、画像データ管理部574、画像DB575、課金部571、課金DB572、画像検索処理部573とを含んでいる。
Webサーバ570は、事業体A51の操作処理サーバ53から受信した要求を識別し、その識別された要求に対応する処理部を起動し、処理結果を要求元へ返信する。
【0078】
管理者は、事業体B55でサービス対象とする画像データを種類別にデータベースとして画像DB575へ登録する。この画像データは、ネットワーク上の散在する任意の画像が対象であり、しかもデータベースには画像そのものではなく画像から抽出された特徴量のみとし、データ量を抑えることができる。さらに、この画像データは、事業体B55のコンピュータシステム内のローカルファイルであっても、URL(Uniform Resource Locators)で外部から参照できるのであれば、同様に登録することができる。
【0079】
管理者から利用者(事業体Aおよびエンドユーザ)へ提供する画像情報を登録するときには、Webサーバ570から画像データ管理部574を起動し、管理者端末56のWebブラウザ56aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で操作対象とする物理データベース名を指定すると、以降の登録操作の対象を指定された物理データベースとする。
【0080】
続いて、「画像の登録」の操作画面が表示され、登録する画像のURLおよび画像メタ情報を指定する。この画像のURLは複数でもかまわない。
また、画像メタ情報としては、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所などがある。
【0081】
画像データ管理部574は、指定されたURLにより画像データを取得し、その画像データから色、模様、形状のような画像特徴量を抽出する。
画像の背景が単色の場合には、例えば、特許文献6に記載された方法によりオブジェクトを抽出した後、色や模様や形状といった画像特徴量を抽出する。
また、形状に関しては、例えば、特許文献7に記載された画像のエッジの特徴量を抽出することでオブジェクトを抽出せずに画像中のオブジェクトの形状を抽出することができる。
【0082】
画像データ管理部574は、抽出した画像特徴量を指定された物理データベース名に対応する画像DB575の画像特徴量DB575aに一意の識別子(ID)を付けて、特徴量の種類ごとに登録する。
また、指定された画像のメタ情報(例えば、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所など)および画像のURLおよび対応する画像特徴量を示す識別子(ID)を、画像メタ情報DB575bに登録する。
【0083】
ここで、画像特徴量DBと画像メタ情報DBの名前は、画像DB575の物理データベース名に対して、一意に決まるように、例えば、物理データベース名が「flower」の場合、画像特徴量DB名を「flower.feature」、画像メタ情報DB名を「flower.meta」のように命名規則を決めておく。
【0084】
このようにネットワーク上に存在する任意の画像を、実際に画像エントリとして登録するのではなく、画像から抽出された特徴量のみとすることによって、データ量を抑えることができる。
【0085】
また、管理者から画像を一つ一つ指定するのではなく、Webクローラによって自動的に収集した画像のURLを使って登録することも可能である。
さらに、Webクローラの探索条件を特定のサイトに限定すれば、特定のサイトのみの画像検索DBを構築することも簡単に実現することができる。
【0086】
画像情報を削除するときには、管理者の画像削除要求を操作処理サーバ3が受信すると、Webサーバ570は画像データ管理部574を起動し、管理者端末56のWebブラウザ56aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で削除する画像を含んでいる物理データベース名を指定すると、「画像の削除」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の削除」の操作画面に表示された画像一覧から削除する画像を選択する。
画像データ管理部574は、指定された物理データベースの該当するURLで指定される画像エントリを削除する。
【0087】
事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)からサムネール作成のための画像情報を送るように要求されたときは、画像データ管理部574を起動して、指定された物理データベースの画像メタ情報DB575bに保持されている画像のURLのリストを返信する。
【0088】
課金部571は、利用者(契約された事業体A)の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB572は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索関連処理単位に課金を累積する。
【0089】
画像検索処理部573は、実施形態1における画像検索処理部43と同様であるので説明を省略する。
但し、事業体A51からの画像検索関連の要求が課金すべきものであるときには、課金部571により課金処理がなされる。
【0090】
(2)操作処理サーバ53
事業体A51の操作処理サーバ53の主な機能は、エンドユーザの操作画面インタフェースを生成し、エンドユーザから要求された処理を実行し、画像検索関連の処理は画像検索処理サーバに処理要求を出し、処理の結果をエンドユーザに返信することである。
【0091】
このための機能として、まず、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行い、また、検索対象となる画像に関する情報の維持管理を行う。
さらに、エンドユーザによって要求された検索処理や他のアプリケーションの実行を行って、その利用者への課金処理を行う。
【0092】
図8は、操作処理サーバ53の機能構成を示すブロック図であり、同図において、操作処理サーバ53は、課金部530、課金DB531、操作処理部532、データベース定義部533、インタフェース定義テーブル534、サムネール登録部535、サムネールDB536、アプリケーション538のひとつである画像検索依頼部537とを含んでいる。
【0093】
課金部530は、利用者の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB531は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索サーバシステムのアプリケーション(画像検索等)単位に課金を累積する。
【0094】
操作処理部532は、管理者端末52やエンドユーザ端末59からの要求に応じた機能(データベース定義、サムネール登録、画像検索依頼やアプリケーション)の実行を制御する。
まず、管理者は、事業体A51でサービス対象とする1つ以上の事業体Bの画像検索処理サーバ57が保有している画像データの物理データベース名に対して複数個のエイリアスデータベース名、それらのエイリアスデータベース名に対してインタフェース定義の関連付けを指定する(図3参照)。
【0095】
これにより、物理データベース名と異なるエイリアスデータベース名を自由に指定することができ、一つの物理データベースをあたかも異なる複数のデータベースとして見せることができる。
さらに、一つの物理データベースに対して複数のエイリアスデータベース名を指定し、それぞれに、異なるインタフェース定義を指定すれば、同じ物理データベースが全く異なる画面インタフェースで利用することも可能である。
【0096】
また、エイリアスデータベース名に対して指定されるインタフェース定義は、このエイリアスデータベースを操作する利用者(管理者およびエンドユーザ)に提示する操作画面のレイアウトやデザインを決めるデータであり、通常HTMLのフォーマットのファイルで記述される。
【0097】
管理者からデータベース定義要求を受信すると、操作処理部532はデータベース定義部533を起動して、「データベース定義」の操作画面を返信し、管理者のWebブラウザ52aへ表示する。
この「データベース定義」画面で物理データベース名一覧を表示させて、選択した物理データベース名に対して、エイリアスデータベース名およびインタフェース定義を管理者が指定すると、データベース定義部533はインタフェース定義テーブル534へ追加登録する。
【0098】
ここで、インタフェース定義テーブル534には、物理データベース名ごとにサムネールDB名および複数のエイリアスデータベース名とを対応付けて登録する(図4参照)。さらに、1つのエイリアスデータベース名に対して、複数のインタフェース定義を格納しているファイル群とを関連付ける(図4参照)。
複数のエイリアスデータベース名は、例えば、画像データベースの保守用やエンドユーザがデータベースにどのような画像が格納されているかを想起しやすくした名前とする。インタフェース定義ファイル群は、管理者用の画像データ保守画面やエンドユーザの画像検索画面等の操作画面に対応するHTMLファイルである(図3参照)。
【0099】
上記の説明では、エイリアスデータベース名と物理データベース名との対応関係の管理を事業体A51の操作処理サーバ53でするようにしたが、当該物理データベース名を管理する事業体B55の画像検索処理サーバ4によって管理するようにしてもよい。
【0100】
次に、管理者は、事業体A51でサービスの対象とする画像データのサムネールをサムネールDB536に登録する。
管理者のサムネール登録要求を操作処理サーバ53が受信すると、操作処理部532はサムネール登録部535を起動し、管理者端末52のWebブラウザ52aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
【0101】
管理者が「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、サムネール登録部535は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられた物理ベータベース名をインタフェース定義テーブル534から取り出し、その物理データベースを保持している事業体B55の画像検索処理サーバ57に「画像のURL一覧」要求を送信する。
【0102】
サムネール登録部535は、画像検索処理サーバ57から送られてきた画像のURL一覧を得て、そのURL一覧中のURLで示される画像を取得し、サムネールを生成し、サムネール画像がURLで参照できるようにしてサムネールDB536に登録する。また、このサムネールDB536は、エイリアスベータベースに対応する物理データベースに関連付けるようにインタフェース定義テーブル534の所定欄へ登録する。
【0103】
このサムネールDB536は、1つの物理データベースに対して1つ作成し、各画像データに対して、画像データの存在するURLとサムネール画像が格納されたファイルの場所を示すURLとの対照表として作成する。
【0104】
画像検索依頼部537およびアプリケーション538とは、実施形態1における画像検索依頼部37とアプリケーション538と同じ機能を有しているので説明を省略する。
【0105】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
【0106】
<実施形態3>
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の画像検索サーバシステムを構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、コンピュータに搭載したCD−ROMドライブのような媒体駆動装置にこのCD−ROM等を装着して、これらのプログラムをコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
【0107】
なお、プログラムを格納する記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。
【0108】
また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0109】
さらに、上述したプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにロードされ、そのプログラムの実行によって、上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0110】
市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等の通信網を介して接続されたサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、通信網を通じて他のコンピュータに転送することもできる。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。なお、コンピュータでは、可搬型の記録媒体上のプログラム、または転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記憶装置にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク上やローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基に検索対象の画像自体を保持せずに画像を検索することができる。
また、この登録する画像情報をネットワークやローカルファイル上にある画像を自動的に探索して登録することができるので、労力を削減することができる。また、検索後の画像一覧において、予め用意しておいたサムネールを表示させるようにして、検索結果などの画像表示を高速に表示できる。
【0112】
また、登録画像に対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を自由に設定できるようにしたので、一つのデータベースの実体を利用者側からは複数の異なるデータベースとして見せることができる。
また、この仮想的なデータベース名に対して、インタフェース定義データを設定できるようにしたので、実体は同じデータベースでも利用者から異なるデータベースとして見えるだけでなく、異なる操作インタフェースで見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】実施形態1に係る操作処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】物理データベース名、エイリアスデータベース名およびインタフェース定義ファイルの対応の実際例である。
【図4】インタフェース定義テーブルのデータ構造例である。
【図5】実施形態1に係る画像検索処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態2に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図である。
【図7】実施形態2に係る画像検索処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図8】実施形態2に係る操作処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…事業体、2…管理者端末、2a…Webブラウザ、3…操作処理サーバ、4…画像検索処理サーバ、5…ネットワーク、6…エンドユーザ端末、6a…Webブラウザ、7…ネットワーク、30…課金部、31…課金DB、32…操作処理部、33…データベース定義部、34…インタフェース定義テーブル、35…画像登録依頼部、36…サムネールDB、37…画像検索依頼部、38…アプリケーション、40…Webサーバ、41…画像データ管理部、42…画像DB、42a…画像特徴量DB、42b…画像メタ情報DB、43…画像検索処理部、51…事業体A、52…管理者端末、52a…Webブラウザ、53…操作処理サーバ、54…ネットワーク、55…事業体B、56…管理者端末、56a…Webブラウザ、57…画像検索処理サーバ、58…ネットワーク、59…エンドユーザ端末、59a…Webブラウザ、60…ネットワーク、530…課金部、531…課金DB、532…操作処理部、533…データベース定義部、534…インタフェース定義テーブル、535…サムネール登録部、536…サムネールDB、537…画像検索依頼部、538…アプリケーション、570…Webサーバ、571…課金部、572…課金DB、573…画像検索処理部、574…画像データ管理部、575…画像DB、575a…画像特徴量DB、575b…画像メタ情報DB。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像検索サーバシステム、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、インターネット上に散在する画像データの検索を目的としたサーバクライアントシステムである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ技術や画像処理技術の発達に伴って、画像データおよび画像データを用いた文書等が作成されている。
また、このような画像データ等を多数蓄積したデータベースから、所望の画像データを検索する画像検索装置が種々考案されている。
これらの画像検索装置では、次のような画像検索方法によって、大量に蓄積した画像の中から利用したい画像を簡単に得ることができるようにしている。
【0003】
(1)それらの画像データに検索キーワードや書誌事項を関連付けておき、それを基に検索を行う方法(例えば、特許文献1参照)、
(2)画像データ自体の画像特徴量(輝度・色差情報、画像周波数、ヒストグラムなど)を基に検索を行う方法(例えば、特許文献6、特許文献7参照)。
【0004】
また、特許文献2、特許文献3および特許文献4では、このような画像検索装置をネットワーク上のシステムとして実現している。
【0005】
また、特許文献5のようにインターネット上で画像検索を実行する検索処理部と、検索実行者とのユーザインタフェースを実行する操作処理部を分離したシステムも提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−275161号公報
【特許文献2】
特開2000−029885号公報
【特許文献3】
特開2000−076270号公報
【特許文献4】
特開20000−276484号公報
【特許文献5】
特開20002−245045号公報
【特許文献6】
特開20000−187731号公報
【特許文献7】
特開20000−285141号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像検索システムでは、単に大量の画像データを1箇所に集めた画像データベースに対して、複数の利用者からアクセスできるようにした画像検索のシステムをネットワーク上で実現しているにすぎない。
【0008】
一方、インターネットのようなネットワークの場合には、画像データが大量に散在しているが、従来の方法ではこのように散在した画像データの検索を対象としていなかった。
また、このように散在した画像データを扱うための様々なアプリケーションとのインタフェースや様々な利用者からの要求に対応するためのインタフェースとして、様々なインタフェースを用意する必要がある。しかし、従来の技術では、これらのインタフェースを容易に変更できるようにはなっていない。
【0009】
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、インターネット上に散在する画像を検索することを可能とし、その際に生ずるアプリケーションや利用者とのインタフェースを自由に変更できる画像検索サーバシステム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1は、画像データの検索関連のサービスを提供する操作処理サーバと、前記画像データの検索関連処理を行う1つ以上の画像検索処理サーバとがネットワークを介して接続された画像検索サーバシステムであって、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基にして作成される画像情報であり、該画像検索処理サーバにおける検索関連処理は、この作成された画像情報を用いて処理することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項2は、請求項1に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像を自動的に探索して取得するようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項3は、請求項1または2に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を付与することにより、一つのデータベースの実体を利用者側からは異なるデータベースとして見せるようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項4は、請求項1、2または3に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報のサムネールのみを保持し、画像検索結果などの画像一覧表示時にはこのサムネールを用いて表示するようにして、高速に画像一覧を表示できるようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5は、請求項3または4に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、前記仮想的なデータベース名を付与した場合、この仮想的なデータベースごとにインタフェース定義データを設定することができるようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項6は、請求項5に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記インタフェース定義データを適宜変更できることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項7は、請求項5または6に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記仮想的なデータベース名が指定されたときには、このデータベース名と関連付けられたインタフェース定義データに基づいて操作インタフェースを生成し、この操作インタフェースで指定された処理を実行するようにしたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項8は、コンピュータに、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像検索サーバシステムの機能を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項9は、請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0018】
上記の構成によって、ネットワーク上やローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基に検索対象の画像自体を保持せずに画像を検索することができる。
また、この登録する画像情報をネットワークやローカルファイル上にある画像を自動的に探索して登録することができるので、労力を削減することができる。
また、検索後の画像一覧において、予め用意しておいたサムネールを表示させるようにして、検索結果などの画像表示を高速に表示できる。
【0019】
また、登録画像に対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を自由に設定できるようにしたので、一つのデータベースの実体を利用者側からは複数の異なるデータベースとして見せることができる。
また、この仮想的なデータベース名に対して、インタフェース定義データを設定できるようにしたので、実体は同じデータベースでも利用者から異なるデータベースとして見えるだけでなく、異なる操作インタフェースで見せることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る画像検索サーバシステムの好適な実施形態について説明する。
【0021】
<実施形態1>
図1は、本実施形態1に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図で、同図において、画像検索サーバシステムは、エンドユーザからアクセスされて画像情報の提供を行い、課金処理を行う事業体1が運営するコンピュータシステムと、所望の画像情報を検索・閲覧・取り寄せ依頼のためにエンドユーザが使用する任意台数のエンドユーザ端末6とをネットワーク7で接続している。
【0022】
本実施形態1では、検索対象となる画像データを提供する事業体を1事業体として説明するが、エンドユーザから見た場合には複数あってもかまわない。
また、事業体の事業としては、例えば、見た目で選択するような商品(アパレルなど)のショッピングサービスや、写真素材、クリップアート素材販売サービスや、間取り図の画像を基に部屋などのレイアウトで検索する賃貸不動産の検索サービスや、建材、エクステリア素材、インテリア素材などの素材販売や、画像を有する掲示板サービスなどを提供する画像シェアリングサービスといったものが考えられる。提供された画像データの中から、利用者が所望の画像を効率良く探し出すために画像検索機能が必須となる。
【0023】
事業体1が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末2、操作処理サーバ3および画像検索処理サーバ4とをネットワーク5で接続して構成される。
管理者端末2は、本画像検索サーバシステムの管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ2aを用いて操作処理サーバ3へアクセスし、各サーバ(3,4)に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0024】
管理者端末2と操作処理サーバ3間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とし、データ形式はHTML(Hypertext Markup Language)となる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XML(Extensible Markup Language)や単なるテキストデータであってもよい。
【0025】
操作処理サーバ3は、エンドユーザ端末6のWebブラウザ6aから指示される検索処理を画像検索処理サーバ4へ依頼し、その結果をエンドユーザ端末6のWebブラウザ6aへ返信するとともに結果に応じて課金処理を行う。
また、操作処理サーバ3は、管理者端末2のWebブラウザ2aを用いて指示された、課金情報の維持管理や画像検索のための画像情報の維持管理を行う。
【0026】
画像検索処理サーバ4は、操作処理サーバ3から登録依頼された画像情報の特徴量やメタ情報を維持管理する。また、操作処理サーバ3から依頼された画像情報の検索実行を行い、その結果を操作処理サーバ3へ戻す。
なお、本実施形態1では、インターネットまたはイントラネットといったネットワーク上やサーバのローカルファイルに散在する画像データを効率良く検索することを目的としており、画像データそのものを保持することはしない。
【0027】
また、操作処理サーバ3と画像検索処理サーバ4間の通信は、例えば、プロトコルをHTTPとし、データを両サーバ間で取り決めしたフォーマットによるテキストデータとしてもよい。このときのデータ交換形式として、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用することも可能である。
【0028】
ネットワーク5は、事業体1内に敷設された各サーバ(3,4)や管理者端末2、更に、ネットワーク7とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0029】
エンドユーザ端末6は、本画像検索サーバシステムのエンドユーザが使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ6aを用いて、操作処理サーバ3にアクセスして画像情報を検索し、その結果を表示する。
エンドユーザ端末6と操作処理サーバ3間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTPとし、データ形式はHTMLとなる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XMLや単なるテキストデータであってもよい。
【0030】
また、ネットワーク7は、エンドユーザ端末6と事業体1のコンピュータシステムを接続しているネットワーク5とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local AreaNetwork)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができ、特に、本実施形態1の説明ではインターネットを想定している。
【0031】
また、本実施形態1の説明では、エンドユーザが事業体に所属していない場合について説明するが、上記のネットワーク5とネットワーク7を同一のものと考えると、エンドユーザが事業体1に属している場合となる。
【0032】
次に、操作処理サーバ3および画像検索処理サーバ4の機能について詳細に説明する。
(1)操作処理サーバ3
操作処理サーバ3の主な機能は、エンドユーザの操作画面インタフェースを生成し、エンドユーザから要求された処理を実行し、画像検索関連の処理は画像検索処理サーバに処理要求を出し、処理の結果をエンドユーザに返信することである。
まず、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行い、また、検索対象となる画像に関する情報の維持管理を行う。
さらに、エンドユーザによって要求された検索処理や他のアプリケーションの実行を行って、その利用者への課金処理を行う。
【0033】
図2は、操作処理サーバ3の機能構成を示すブロック図であり、同図において、操作処理サーバ3は、課金部30、課金DB31、操作処理部32、データベース定義部33、インタフェース定義テーブル34、画像登録依頼部35、サムネールDB36、アプリケーション38のひとつである画像検索依頼部37とを含んでいる。
【0034】
課金部30は、利用者の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB31は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索サーバシステムのアプリケーション(画像検索等)単位に課金を累積する。
【0035】
操作処理部32は、管理者端末2やエンドユーザ端末6からの要求に応じた機能(データベース定義、画像登録依頼、画像検索依頼やアプリケーション)の実行を制御する。
【0036】
まず、管理者は、本事業体1がサービスの対象とする画像データを種類別に物理データベースとして画像検索処理サーバ4へ登録するが、この物理データベース名に対して、エイリアスデータベース名(1つの物理データベース名に対して複数個のエイリアスデータベース名をつけることが可能。)と、それらのエイリアスデータベース名に対してインタフェース定義の関連付けを指定する(図3参照)。
【0037】
これにより、物理データベース名と異なるエイリアスデータベース名を自由に指定することができ、一つの物理データベースをあたかも異なる複数のデータベースとして見せることができる。
さらに、一つの物理データベースに対して複数のエイリアスデータベース名を指定し、それぞれに、異なるインタフェース定義を指定すれば、同じ物理データベースが全く異なる画面インタフェースで利用することも可能である。
【0038】
また、エイリアスデータベース名に対して指定されるインタフェース定義は、このエイリアスデータベースを操作する利用者(管理者およびエンドユーザ)に提示する操作画面のレイアウトやデザインを決めるデータであり、通常HTMLのフォーマットのファイルで記述される。
【0039】
管理者からデータベース定義要求を受信すると、操作処理部32はデータベース定義部33を起動して、「データベース定義」の操作画面を返信し、管理者のWebブラウザ2aへ表示する。
この「データベース定義」画面で、エイリアスデータベース名、物理データベース名およびインタフェース定義を管理者が指定すると、データベース定義部33はこれらを対応付けてインタフェース定義テーブル34へ追加登録する。
【0040】
ここで、インタフェース定義テーブル34には、物理データベース名ごとにサムネールDB名および1つ以上のエイリアスデータベース名とを対応付けて登録する(図4参照)。さらに、1つのエイリアスデータベース名に対して、1つ以上のインタフェース定義を格納しているファイル群とを関連付ける(図4参照)。
【0041】
1つ以上のエイリアスデータベース名は、例えば、画像データベースの保守用やエンドユーザがデータベースにどのような画像が格納されているかを想起しやすくした名前とする。インタフェース定義ファイル群は、管理者用の画像データ保守画面やエンドユーザの画像検索画面等の操作画面に対応するHTMLファイルである(図3参照)。
【0042】
上記の説明では、エイリアスデータベース名と物理データベース名との対応関係の管理を操作処理サーバ3でするようにしたが、画像検索処理サーバ4によって管理するようにしてもかまわない。
【0043】
次に、管理者は、本事業体1がサービスの対象とする画像データを種類別にデータベースとして画像検索処理サーバ4へ登録依頼を行う。この画像データは、ネットワーク上の散在する任意の画像が対象であり、しかもデータベースには画像そのものではなく画像から抽出された特徴量のみとし、データ量を抑えることができる。さらに、この画像データは、画像検索処理サーバ4上のローカルファイルであっても、URL(Uniform Resource Locators)で外部から参照できるのであれば、同様に登録することができる。
【0044】
事業体が利用者へ提供する画像情報を登録するときには、管理者の画像登録要求を操作処理サーバ3が受信すると、操作処理部32は画像登録依頼部35を起動し、管理者端末2のWebブラウザ2aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、以降の登録操作の対象を指定されたエイリアスデータベースとする。このエイリアスデータベース名はインタフェース定義テーブル34を参照して物理データベース名に変換されて、HTMLのhidden inputとして操作画面インタフェースのHTMLに埋め込むことにより管理されるか、または、Webブラウザの機能であるCookieで管理される。
【0045】
続いて、画像登録依頼部35は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「画像の登録」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の登録」の操作画面で登録する画像のURLおよび画像メタ情報を指定する。この画像のURLは複数でもかまわない。
また、画像メタ情報としては、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所などがある。
【0046】
画像登録依頼部35は、管理者から指定された画像のURLおよび画像メタ情報を付加して、画像検索処理サーバ4に「画像の登録」要求を送信する。
また、画像登録依頼部35は、これと同時に、サムネールを必要とする場合には指定された画像URLから画像を取得してサムネールを生成し、サムネール画像がURLで参照できるようにしてサムネールDB36に登録する。また、このサムネールDB36は、エイリアスベータベースに対応する物理データベースに関連付けるようにインタフェース定義テーブル34の所定欄へ登録する。
【0047】
このサムネールDB36は、1つの物理データベースに対して1つ作成し、各画像データに対して、画像データの存在するURLとサムネール画像が格納されたファイルの場所を示すURLとの対照表として作成する。
最後に、画像登録依頼部35は、登録の成否を管理者端末2へ返信する。
【0048】
また、管理者から画像を一つ一つ指定するのではなく、Webクローラによって自動的に収集した画像のURLを使って登録することも可能である。
さらに、Webクローラの探索条件を特定のサイトに限定すれば、特定のサイトのみの画像検索DBを構築することも簡単に実現することができる。
【0049】
画像情報を削除するときには、管理者の画像削除要求を操作処理サーバ3が受信すると、操作処理部32は画像登録依頼部35を起動し、管理者端末2のWebブラウザ2aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で削除する画像を含んでいるエイリアスデータベース名を指定すると、このエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「画像の削除」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の削除」の操作画面に表示された画像一覧から削除する画像を選択する。
【0050】
画像登録依頼部35は、エイリアスデータベースに対応する物理データベース名と選択された画像のURLを付加した画像削除要求を画像検索処理サーバ4へ送信し、画像検索処理サーバ4が要求された物理データベースの該当するURLで指定される画像エントリを削除する。
さらに、画像登録依頼部35は、サムネールが作成されているときには、選択された画像のURLを持つサムネールの該当するエントリをサムネールDB36から削除する。
【0051】
利用者(管理者やエンドユーザ)は、操作処理サーバ3に対して機能処理依頼を行う。このときの機能処理としては、Webサービス(例えば、画像検索、画像閲覧、画像取り寄せ、画像データに対する文字認識、全文検索、または他の機能からなるアプリケーションソフトウェア)がある。
このWebサービスのうち画像検索の場合には、画像検索処理サーバ4に検索処理を要求する。
【0052】
エンドユーザが画像検索をするときには、操作処理サーバ3は、まず、課金部30で認証処理を行ってから、操作処理部32から画像検索依頼部37を起動させ、Webブラウザ6aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベースを指定する。
エンドユーザが「操作データベース指定」画面で検索対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、以降の検索操作の対象を指定されたエイリアスデータベースとする。このエイリアスデータベース名はインタフェース定義テーブル34を参照して物理データベース名に変換されて、HTMLのhidden inputとして操作画面インタフェースのHTMLに埋め込むことにより管理されるか、または、Webブラウザの機能であるCookieで管理される。
【0053】
続いて、画像検索依頼部37は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられたインタフェース定義から生成した「類似画像の検索」の操作画面を表示する。
エンドユーザは、「類似画像の検索」画面で問合せ画像のURLまたは画像ファイルおよび検索条件を指定する。
【0054】
画像検索依頼部37は、エンドユーザから指定された画像URLまたは画像ファイルおよび検索条件を付加して、画像検索処理サーバ4に「類似画像の検索」要求を送信する。
画像検索依頼部37は、画像検索処理サーバ4から得られた画像エントリの一覧から対応するインタフェース定義に従い画像一覧画面を生成し、エンドユーザのWebブラウザ6aに返信する。
ここで、検索結果の画像に対して、サムネール画像がある場合には、サムネールDB36を参照して、オリジナル画像へのURLをサムネール画像のURLへ置き換えた画像一覧画面として生成する。
一覧でサムネール画像を利用する場合には、画像データ量が少ない分、高速に一覧表示が可能となり、また、オリジナルの画像が削除されていても表示が可能という利点がある。
【0055】
(2)画像検索処理サーバ4
画像検索処理サーバ4は、操作処理サーバ3からの要求に応じて画像データベースを保持し、また、保持する画像データベースに対して要求された画像検索関連の処理を実施するサーバである。
図5は、画像検索処理サーバ4の機能構成を示すブロック図であり、同図において、画像検索処理サーバ4は、Webサーバ40、画像データ管理部41、画像DB42、画像検索処理部43とを含んでいる。
Webサーバ40は、操作処理サーバ3から受信した要求を識別し、その識別された要求に対応する処理部を起動し、処理結果を要求元へ返信する。
【0056】
画像データ管理部41は、操作処理サーバ3から登録要求されたURLで指定された画像情報を画像DB42へ登録する。その処理手順を以下に示す。
指定されたURLにより画像データを取得し、その画像データから色、模様、形状のような画像特徴量を抽出する。
画像の背景が単色の場合には、例えば、特許文献6に記載された方法によりオブジェクトを抽出した後、色や模様や形状といった画像特徴量を抽出する。
また、形状に関しては、例えば、特許文献7に記載された画像のエッジの特徴量を抽出することでオブジェクトを抽出せずに画像中のオブジェクトの形状を抽出することができる。
【0057】
画像データ管理部41は、抽出した画像特徴量を指定された物理データベース名に対応する画像DB42の画像特徴量DB42aに一意の識別子(ID)を付けて、特徴量の種類ごとに登録する。
また、指定された画像のメタ情報(例えば、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所など)および画像のURLおよび対応する画像特徴量を示す識別子(ID)を、画像メタ情報DB42bに登録する。
【0058】
ここで、画像DB42は、利用者には見せない名称をもつ物理データベースであり、この物理データベース名に対して、画像特徴量DBと画像メタ情報DBの名前は、物理データベース名から一意に決まるように、例えば、物理データベース名が「flower」の場合、画像特徴量DB名を「flower.feature」、画像メタ情報DB名を「flower.meta」のように命名規則を決めておく。
【0059】
このようにネットワーク上または画像検索処理サーバ4のローカルファイルに存在する任意の画像を、実際に画像エントリとして登録するのではなく、画像から抽出された特徴量のみとすることによって、データ量を抑えることができる。
また、画像データ管理部41は、画像情報の削除処理要求に対しては、指定された物理データベース名のURLを持つ画像に対応する画像特徴量DB42aおよび画像メタ情報DB42bの該当するエントリを削除する。
【0060】
画像検索処理部43は、操作処理サーバ3から検索要求された画像DBに対して、指定された検索条件で画像検索を実施し、検索結果として、該当する画像メタ情報および画像のURLの一覧を要求元へ返信する。次に、エンドユーザがサンプル画像を指定し、そのサンプル画像に類似する画像を画像DB42から検索する時の処理手順を以下に示す。
【0061】
画像検索処理部43は、操作処理サーバ3から送られてきたサンプル画像データ(この場合、画像データはURLで指定してもよいし、HTTPのPOSTで直接データを指定してもよい)から指定された画像特徴量Qを抽出する。
次に、指定された物理データベース名に対応する画像特徴量DB42aに対して、指定された検索条件の下でこの画像特徴量Qと類似する画像特徴量を持つ画像データを検索する。
次に、検索された類似する画像特徴量に対応する画像メタ情報とその画像のURLを画像メタ情報DB42bから取得し、一覧として要求元へ返信する。
【0062】
なお、ここでは類似画像検索の例を示したが、色を検索条件として画像を検索することも考えられるし、もちろんメタ情報で検索することも考えられ、様々な検索手段が考えられる。検索の手段は特にここで限定するものではない。
【0063】
<実施形態2>
上述した実施形態1は、1事業体で操作処理サーバと画像検索処理サーバの両方を運営していたが、本実施形態2では、画像データの登録管理をする1つ以上の事業体Bとこの事業体Bの公開する画像データをサービスする事業体Aに分けて運営した場合について説明する。また、本実施形態2では、検索対象となる画像情報をサービスする事業体Aを1事業体として説明するが、エンドユーザから見た場合には複数あってもかまわない。
【0064】
図6は、本実施形態2に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図で、同図において、画像検索サーバシステムは、エンドユーザからアクセスされて画像情報の提供を行い、課金処理を行う事業体A51が運営するコンピュータシステム、事業体A51に画像データベースを提供することによって課金処理を行う1つ以上の事業体B55が運営するコンピュータシステムと、所望の画像情報を検索・閲覧・取り寄せ依頼のためにエンドユーザが使用する任意台数のエンドユーザ端末59とをネットワーク60で接続している。
【0065】
エンドユーザ端末59は、本画像検索サーバシステムのエンドユーザが使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ59aを用いて、事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)にアクセスして画像情報を検索し、その結果を表示する。
【0066】
エンドユーザ端末59と事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTPとし、データ形式はHTMLとなる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XMLや単なるテキストデータであってもよい。
【0067】
また、ネットワーク60は、エンドユーザ端末59と事業体A51および事業体B55のコンピュータシステムを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができ、特に、本実施形態2の説明ではインターネットを想定している。
【0068】
事業体A51が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末52と操作処理サーバ53をネットワーク54で接続して構成される。
管理者端末52は、事業体Aが運営するコンピュータシステムおよびサービス対象となる画像情報を管理する管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ52aを用いて操作処理サーバ53へアクセスし、操作処理サーバ53に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0069】
操作処理サーバ53は、エンドユーザ端末59のWebブラウザ59aから指示される検索処理を事業体B55のコンピュータシステム(画像検索処理サーバ4)へ依頼し、その結果をエンドユーザ端末59のWebブラウザ59aへ返信するとともに結果に応じて課金処理を行う。
また、操作処理サーバ53は、管理者端末52のWebブラウザ52aを用いて指示された、課金情報の維持管理や画像検索のための画像情報の維持管理を行う。
【0070】
ネットワーク54は、事業体A51内に敷設された操作処理サーバ53や管理者端末52、更に、ネットワーク60とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0071】
管理者端末52と操作処理サーバ53間の通信は様々考えられるが、簡便なWebブラウザを利用する場合には、通信プロトコルを一般的なWebサーバと同様にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とし、データ形式はHTML(Hypertext Markup Language)となる。しかし、このプロトコルやデータ形式に限るものではなく、XML(Extensible Markup Language)や単なるテキストデータであってもよい。
【0072】
事業体B55が運営するコンピュータシステムは、任意台数の管理者端末56と画像検索処理サーバ57をネットワーク58で接続して構成される。
管理者端末56は、事業体Bが運営するコンピュータシステムおよびサービス対象となる画像情報を管理する管理者が使用する端末であり、端末で稼動するWebブラウザ56aを用いて画像検索処理サーバ57へアクセスし、画像検索処理サーバ57に保持する情報の登録・更新・削除等を実施し、適正なシステムとなるように管理する。
【0073】
画像検索処理サーバ4は、ネットワーク上に散在する画像データの特徴量やメタ情報を維持管理するだけであり、画像データそのものを保持することはない。また、事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)から依頼された画像情報の検索実行を行い、その結果を事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)へ戻す。
【0074】
ネットワーク58は、事業体B55内に敷設された画像検索処理サーバ57や管理者端末56、更に、ネットワーク60とを結合するための伝送路であって、有線または無線で実現され、例えば、公衆回線や専用回線等によるLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどを用いることができる。
【0075】
また、事業体A51の操作処理サーバ53と事業体B55の画像検索処理サーバ57間の通信は、例えば、プロトコルをHTTPとし、データを両サーバ間で取り決めしたフォーマットによるテキストデータとしてもよい。このときのデータ交換形式として、SOAP(Simple Object Access Protocol)を利用することも可能である。
【0076】
次に、操作処理サーバ53および画像検索処理サーバ57の機能について詳細に説明する。
(1)画像検索処理サーバ57
画像検索処理サーバ57は、事業体Bとしてサービス対象とする画像データを自主的にネットワーク上から収集した画像データベースを保持し、また、保持する画像データベースに対して事業体A51の操作処理サーバ53からの要求のあった画像検索関連の処理を実施するサーバである。また、事業体Aに対して、画像情報の利用状況に応じて課金処理を行う。このために、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(契約された事業体Aの顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行う。
【0077】
図7は、画像検索処理サーバ57の機能構成を示すブロック図であり、同図において、画像検索処理サーバ57は、Webサーバ570、画像データ管理部574、画像DB575、課金部571、課金DB572、画像検索処理部573とを含んでいる。
Webサーバ570は、事業体A51の操作処理サーバ53から受信した要求を識別し、その識別された要求に対応する処理部を起動し、処理結果を要求元へ返信する。
【0078】
管理者は、事業体B55でサービス対象とする画像データを種類別にデータベースとして画像DB575へ登録する。この画像データは、ネットワーク上の散在する任意の画像が対象であり、しかもデータベースには画像そのものではなく画像から抽出された特徴量のみとし、データ量を抑えることができる。さらに、この画像データは、事業体B55のコンピュータシステム内のローカルファイルであっても、URL(Uniform Resource Locators)で外部から参照できるのであれば、同様に登録することができる。
【0079】
管理者から利用者(事業体Aおよびエンドユーザ)へ提供する画像情報を登録するときには、Webサーバ570から画像データ管理部574を起動し、管理者端末56のWebブラウザ56aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で操作対象とする物理データベース名を指定すると、以降の登録操作の対象を指定された物理データベースとする。
【0080】
続いて、「画像の登録」の操作画面が表示され、登録する画像のURLおよび画像メタ情報を指定する。この画像のURLは複数でもかまわない。
また、画像メタ情報としては、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所などがある。
【0081】
画像データ管理部574は、指定されたURLにより画像データを取得し、その画像データから色、模様、形状のような画像特徴量を抽出する。
画像の背景が単色の場合には、例えば、特許文献6に記載された方法によりオブジェクトを抽出した後、色や模様や形状といった画像特徴量を抽出する。
また、形状に関しては、例えば、特許文献7に記載された画像のエッジの特徴量を抽出することでオブジェクトを抽出せずに画像中のオブジェクトの形状を抽出することができる。
【0082】
画像データ管理部574は、抽出した画像特徴量を指定された物理データベース名に対応する画像DB575の画像特徴量DB575aに一意の識別子(ID)を付けて、特徴量の種類ごとに登録する。
また、指定された画像のメタ情報(例えば、画像のタイトル、作成(撮影)日付、作成(撮影)者、画像内のオブジェクトの名称、場所など)および画像のURLおよび対応する画像特徴量を示す識別子(ID)を、画像メタ情報DB575bに登録する。
【0083】
ここで、画像特徴量DBと画像メタ情報DBの名前は、画像DB575の物理データベース名に対して、一意に決まるように、例えば、物理データベース名が「flower」の場合、画像特徴量DB名を「flower.feature」、画像メタ情報DB名を「flower.meta」のように命名規則を決めておく。
【0084】
このようにネットワーク上に存在する任意の画像を、実際に画像エントリとして登録するのではなく、画像から抽出された特徴量のみとすることによって、データ量を抑えることができる。
【0085】
また、管理者から画像を一つ一つ指定するのではなく、Webクローラによって自動的に収集した画像のURLを使って登録することも可能である。
さらに、Webクローラの探索条件を特定のサイトに限定すれば、特定のサイトのみの画像検索DBを構築することも簡単に実現することができる。
【0086】
画像情報を削除するときには、管理者の画像削除要求を操作処理サーバ3が受信すると、Webサーバ570は画像データ管理部574を起動し、管理者端末56のWebブラウザ56aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
管理者は、「操作データベース指定」画面で削除する画像を含んでいる物理データベース名を指定すると、「画像の削除」の操作画面を表示する。
管理者は、「画像の削除」の操作画面に表示された画像一覧から削除する画像を選択する。
画像データ管理部574は、指定された物理データベースの該当するURLで指定される画像エントリを削除する。
【0087】
事業体A51のコンピュータシステム(操作処理サーバ53)からサムネール作成のための画像情報を送るように要求されたときは、画像データ管理部574を起動して、指定された物理データベースの画像メタ情報DB575bに保持されている画像のURLのリストを返信する。
【0088】
課金部571は、利用者(契約された事業体A)の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB572は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索関連処理単位に課金を累積する。
【0089】
画像検索処理部573は、実施形態1における画像検索処理部43と同様であるので説明を省略する。
但し、事業体A51からの画像検索関連の要求が課金すべきものであるときには、課金部571により課金処理がなされる。
【0090】
(2)操作処理サーバ53
事業体A51の操作処理サーバ53の主な機能は、エンドユーザの操作画面インタフェースを生成し、エンドユーザから要求された処理を実行し、画像検索関連の処理は画像検索処理サーバに処理要求を出し、処理の結果をエンドユーザに返信することである。
【0091】
このための機能として、まず、管理者によって課金処理に必要な利用者の情報(顧客情報)や料金体系に応じた情報を課金データベースの維持管理を行い、また、検索対象となる画像に関する情報の維持管理を行う。
さらに、エンドユーザによって要求された検索処理や他のアプリケーションの実行を行って、その利用者への課金処理を行う。
【0092】
図8は、操作処理サーバ53の機能構成を示すブロック図であり、同図において、操作処理サーバ53は、課金部530、課金DB531、操作処理部532、データベース定義部533、インタフェース定義テーブル534、サムネール登録部535、サムネールDB536、アプリケーション538のひとつである画像検索依頼部537とを含んでいる。
【0093】
課金部530は、利用者の認証と課金が必要な操作の場合に課金処理し、その課金は利用者ごとに一定の期日またはその利用の度に徴収する。
課金DB531は、利用者の認証用のデータや、利用者が利用した画像検索サーバシステムのアプリケーション(画像検索等)単位に課金を累積する。
【0094】
操作処理部532は、管理者端末52やエンドユーザ端末59からの要求に応じた機能(データベース定義、サムネール登録、画像検索依頼やアプリケーション)の実行を制御する。
まず、管理者は、事業体A51でサービス対象とする1つ以上の事業体Bの画像検索処理サーバ57が保有している画像データの物理データベース名に対して複数個のエイリアスデータベース名、それらのエイリアスデータベース名に対してインタフェース定義の関連付けを指定する(図3参照)。
【0095】
これにより、物理データベース名と異なるエイリアスデータベース名を自由に指定することができ、一つの物理データベースをあたかも異なる複数のデータベースとして見せることができる。
さらに、一つの物理データベースに対して複数のエイリアスデータベース名を指定し、それぞれに、異なるインタフェース定義を指定すれば、同じ物理データベースが全く異なる画面インタフェースで利用することも可能である。
【0096】
また、エイリアスデータベース名に対して指定されるインタフェース定義は、このエイリアスデータベースを操作する利用者(管理者およびエンドユーザ)に提示する操作画面のレイアウトやデザインを決めるデータであり、通常HTMLのフォーマットのファイルで記述される。
【0097】
管理者からデータベース定義要求を受信すると、操作処理部532はデータベース定義部533を起動して、「データベース定義」の操作画面を返信し、管理者のWebブラウザ52aへ表示する。
この「データベース定義」画面で物理データベース名一覧を表示させて、選択した物理データベース名に対して、エイリアスデータベース名およびインタフェース定義を管理者が指定すると、データベース定義部533はインタフェース定義テーブル534へ追加登録する。
【0098】
ここで、インタフェース定義テーブル534には、物理データベース名ごとにサムネールDB名および複数のエイリアスデータベース名とを対応付けて登録する(図4参照)。さらに、1つのエイリアスデータベース名に対して、複数のインタフェース定義を格納しているファイル群とを関連付ける(図4参照)。
複数のエイリアスデータベース名は、例えば、画像データベースの保守用やエンドユーザがデータベースにどのような画像が格納されているかを想起しやすくした名前とする。インタフェース定義ファイル群は、管理者用の画像データ保守画面やエンドユーザの画像検索画面等の操作画面に対応するHTMLファイルである(図3参照)。
【0099】
上記の説明では、エイリアスデータベース名と物理データベース名との対応関係の管理を事業体A51の操作処理サーバ53でするようにしたが、当該物理データベース名を管理する事業体B55の画像検索処理サーバ4によって管理するようにしてもよい。
【0100】
次に、管理者は、事業体A51でサービスの対象とする画像データのサムネールをサムネールDB536に登録する。
管理者のサムネール登録要求を操作処理サーバ53が受信すると、操作処理部532はサムネール登録部535を起動し、管理者端末52のWebブラウザ52aへ「操作データベース指定」の操作画面を表示させる。
【0101】
管理者が「操作データベース指定」画面で操作対象とするエイリアスデータベース名を指定すると、サムネール登録部535は、指定されたエイリアスデータベースに対応付けられた物理ベータベース名をインタフェース定義テーブル534から取り出し、その物理データベースを保持している事業体B55の画像検索処理サーバ57に「画像のURL一覧」要求を送信する。
【0102】
サムネール登録部535は、画像検索処理サーバ57から送られてきた画像のURL一覧を得て、そのURL一覧中のURLで示される画像を取得し、サムネールを生成し、サムネール画像がURLで参照できるようにしてサムネールDB536に登録する。また、このサムネールDB536は、エイリアスベータベースに対応する物理データベースに関連付けるようにインタフェース定義テーブル534の所定欄へ登録する。
【0103】
このサムネールDB536は、1つの物理データベースに対して1つ作成し、各画像データに対して、画像データの存在するURLとサムネール画像が格納されたファイルの場所を示すURLとの対照表として作成する。
【0104】
画像検索依頼部537およびアプリケーション538とは、実施形態1における画像検索依頼部37とアプリケーション538と同じ機能を有しているので説明を省略する。
【0105】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
【0106】
<実施形態3>
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の画像検索サーバシステムを構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、コンピュータに搭載したCD−ROMドライブのような媒体駆動装置にこのCD−ROM等を装着して、これらのプログラムをコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
【0107】
なお、プログラムを格納する記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。
【0108】
また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0109】
さらに、上述したプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにロードされ、そのプログラムの実行によって、上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0110】
市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等の通信網を介して接続されたサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、通信網を通じて他のコンピュータに転送することもできる。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。なお、コンピュータでは、可搬型の記録媒体上のプログラム、または転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記憶装置にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク上やローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基に検索対象の画像自体を保持せずに画像を検索することができる。
また、この登録する画像情報をネットワークやローカルファイル上にある画像を自動的に探索して登録することができるので、労力を削減することができる。また、検索後の画像一覧において、予め用意しておいたサムネールを表示させるようにして、検索結果などの画像表示を高速に表示できる。
【0112】
また、登録画像に対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を自由に設定できるようにしたので、一つのデータベースの実体を利用者側からは複数の異なるデータベースとして見せることができる。
また、この仮想的なデータベース名に対して、インタフェース定義データを設定できるようにしたので、実体は同じデータベースでも利用者から異なるデータベースとして見えるだけでなく、異なる操作インタフェースで見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】実施形態1に係る操作処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】物理データベース名、エイリアスデータベース名およびインタフェース定義ファイルの対応の実際例である。
【図4】インタフェース定義テーブルのデータ構造例である。
【図5】実施形態1に係る画像検索処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図6】実施形態2に係る画像検索サーバシステムの構成例を示すブロック図である。
【図7】実施形態2に係る画像検索処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図8】実施形態2に係る操作処理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…事業体、2…管理者端末、2a…Webブラウザ、3…操作処理サーバ、4…画像検索処理サーバ、5…ネットワーク、6…エンドユーザ端末、6a…Webブラウザ、7…ネットワーク、30…課金部、31…課金DB、32…操作処理部、33…データベース定義部、34…インタフェース定義テーブル、35…画像登録依頼部、36…サムネールDB、37…画像検索依頼部、38…アプリケーション、40…Webサーバ、41…画像データ管理部、42…画像DB、42a…画像特徴量DB、42b…画像メタ情報DB、43…画像検索処理部、51…事業体A、52…管理者端末、52a…Webブラウザ、53…操作処理サーバ、54…ネットワーク、55…事業体B、56…管理者端末、56a…Webブラウザ、57…画像検索処理サーバ、58…ネットワーク、59…エンドユーザ端末、59a…Webブラウザ、60…ネットワーク、530…課金部、531…課金DB、532…操作処理部、533…データベース定義部、534…インタフェース定義テーブル、535…サムネール登録部、536…サムネールDB、537…画像検索依頼部、538…アプリケーション、570…Webサーバ、571…課金部、572…課金DB、573…画像検索処理部、574…画像データ管理部、575…画像DB、575a…画像特徴量DB、575b…画像メタ情報DB。
Claims (9)
- 画像データの検索関連のサービスを提供する操作処理サーバと、前記画像データの検索関連処理を行う1つ以上の画像検索処理サーバとがネットワークを介して接続された画像検索サーバシステムであって、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像および画像に付与された情報を基にして作成される画像情報であり、該画像検索処理サーバにおける検索関連処理は、この作成された画像情報を用いて処理することを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項1に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報は、ネットワーク上または該画像検索処理サーバのローカルファイルに存在する画像を自動的に探索して取得するようにしたことを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項1または2に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、データベースの実体とは別の仮想的なデータベース名を付与することにより、一つのデータベースの実体を利用者側からは異なるデータベースとして見せるようにしたことを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項1、2または3に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記画像検索処理サーバで保持する画像情報のサムネールのみを保持し、画像検索結果などの画像一覧表示時にはこのサムネールを用いて表示するようにして、高速に画像一覧を表示できるようにしたことを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項3または4に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記画像検索処理サーバで画像情報を保持するデータベースに対して、前記仮想的なデータベース名を付与した場合、この仮想的なデータベースごとにインタフェース定義データを設定することができるようにしたことを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項5に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記インタフェース定義データを適宜変更できることを特徴とする画像検索サーバシステム。
- 請求項5または6に記載の画像検索サーバシステムにおいて、前記操作処理サーバは、前記仮想的なデータベース名が指定されたときには、このデータベース名と関連付けられたインタフェース定義データに基づいて操作インタフェースを生成し、この操作インタフェースで指定された処理を実行するようにしたことを特徴とする画像検索サーバシステム。
- コンピュータに、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像検索サーバシステムの機能を実行させるためのプログラム。
- 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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