JP2004240558A - 情報処理装置、画像形成装置、システム、方法、及び制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、システム、方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって適切な印刷システムのステータスの把握を可能となり、さらに、ホストにおける画像出力に関する情報と、画像形成装置におけるステータスとの両方から、印刷システム全体のステータスが決定するシステムにおいて、印刷装置側においてもエラー状態を識別できる仕組みを提供する。
【解決手段】ステップS302で、ステータス取得コマンドを送信する。ステップS303で、プリンタのステータスを受信する。ステップS304で、S303で受信したステータスに基づき、PrinterStatusにエラー情報を格納する。ステップS305でPrinterStatusに基づき、本体表示部表示内容を生成し、プリンタ本体に指示すべく転送する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータから画像データ受信して出力する画像形成装置及び、該画像形成装置の制御方法、及び、制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザービームプリンタに代表され、ホストコンピュータから受信した画像データを印刷するページプリンタでは、必要なメモリ容量を小さくするために、画像データと同時に印刷開始を指示し、印刷データを受信しながら印刷するという方法がある。このようなプリンタをホストベースプリンタと呼んでいる。このプリンタは、高性能なCPUや大容量のRAMを必要としないため、ホストベース印刷システムのメリットである、低コストで印刷システムを提供することが可能となる。
【0003】
画像形成装置の一例である簡略な機構を持つプリンタは、特に高価な液晶パネルなどの表示装置は装着せず、ホストコンピュータでプリンタの状態を表示する「ステータスモニタ」といったアプリケーションソフトを印刷時に起動し、従来の液晶パネルの代替とすることが多い。このようなプリンタは、印刷が出来ない状態を検出しても、プリンタ自体ではエラーの詳細を判断する判断機構を備えず、ホストからステータスモニタを介してエラーを取得して、ホストの状況と照らし合わせてエラーの詳細を判断するか、又は、プリンタ本体に実装されているLED等でその発生を表示出来るようにしていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−092604号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コストの制約上簡略な機構を持つ印刷装置を含むシステムにおいては、プリンタ単独では発生したステータスの詳細を判断する機構を持たず、プリンタ側においては発生したステータスの詳細を判断することができなかった。
【0006】
一方、このような印刷システムでは、「用紙なしエラー」、「用紙交換要求」、「一時停止中」など、ホストコンピュータがプリンタのステータスを取得して決定し、表示することが多い。ホストでの処理中に、このような印刷装置ではエラーとすべきではないが、ホストではエラーと判定すべき特定のステータス、例えば、用紙がない等のステータスを検出した場合は、ホスト上でエラー表示をユーザにしているだけで、本体上はReadyとなったままになる問題があった。
【0007】
また、ネットワークに接続されているホストベースプリンタに印刷を実行した上でその印刷物を取りに行く場合を考える。この際、ホストでプリンタではエラーにならないが、ホストではエラーとすべきステータスを検出した場合は、ユーザはプリンタ本体前にいるにもかかわらず、プリンタ本体には表示されないため、エラーの発生に気づかないという問題点があった。
【0008】
また、ある一台のホストコンピュータが決定したステータスは、係る印刷システムにおいては、プリンタに問い合わせても知ることが出来ないため、各コンピュータ間で異なる表示となってしまうという問題があった。
【0009】
上述の課題の少なくとも一つを解決するものであり、ユーザにとって適切な印刷システムのステータスの把握を可能とすることを一つの目的とする。
【0010】
また、本願発明は、ホストにおける画像出力に関する情報と、画像形成装置におけるステータスとの両方から、印刷システム全体のステータスが決定するシステムにおいて、印刷装置側においてもエラー状態を識別できる仕組みを提供することをさらに別の目的とする。
【0011】
また本願発明は、印刷システムが、エラーの詳細の判断機構を持たない画像形成装置を含むシステムにおいても、ユーザに、適切なプリントシステムの状態を表示可能な画像形成装置を提供することをさらに別の目的とする。
【0012】
さらに、複数のコンピュータが接続されたプリントシステムにおいて、各コンピュータのステータス表示を整合的に表示させることを更に別の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的の少なくとも一つを達成すべく、本願発明は、以下の手段を提供する。
【0014】
画像形成装置と接続可能な情報処理装置において、前記画像形成装置のステータスを取得する第1取得手段と、前記情報処理装置のステータスを取得する第2取得手段と、前記第1取得手段が取得した画像形成装置のステータスと、前記第2取得手段が取得した前記情報処理装置のステータスを用いて、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する特定手段と、前記特定手段に特定された画像形成装置にエラー情報を転送する処理を制御する転送制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置が開示される。
さらに、情報処理装置と接続可能な画像形成装置において、前記画像形成装置内で発生したステータスを認識する認識手段と、前記認識手段が認識したステータスを情報処理装置に転送する転送手段と、前記転送手段が転送したステータスに対する情報処理装置の応答として送信されるエラーを示す制御情報を受信する工程と、前記制御情報に基づいて画像形成装置においてエラーを報知する報知手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が開示される。
また、これらの画像形成装置及び情報処理装置を含むネットワークシステム、これらの装置に適用可能な方法、制御プログラムなども開示される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を、詳細に説明する。図1は本発明を実施する印刷システムの全体を示すブロック図である。2002は画像データ生成手段であり、アプリケーションから受け取ったデータから画像データを生成する。2003は印刷可否判断手段であり、その時ホストで保持しているプリンタのステータスから印刷可能かどうかを判断し、そのエラー情報を2005本体表示部指示内容生成手段に渡す。2004は画像データ転送手段であり、2003印刷可否判断手段から受け取った画像データをプリンタへ転送する。2006はプリンタ状態取得手段であり、プリンタ本体で発生しているエラー等、プリンタの状態に関する情報をプリンタから取得し、エラーに関する情報を2005に渡し、プリンタのステータス(給紙口情報、トナー情報等)を2003に渡す。2005は2003から渡されたエラー情報と、2006から受け取ったプリンタ本体のエラー情報から本体の表示部で表示する内容を生成し、2007のプリンタへその内容を指示する。2007は、占有されていれば、2006から受け取った表示内容に基づき、表示部にその内容を表示する。
【0016】
図2は、通信制御部に関連する印刷システムの構成を示す図である。ホストコンピュータ2001の構成について説明する。オペレーティングシステム(OS)20は、CPU、メモリ、ハードディスク、通信ポート25などのハードウェアの管理、およびアプリケーションプログラム21、プリンタドライバプログラム22、送信プログラム23、通信ドライバ24などのソフトウェアの管理を行う。アプリケーションプログラム21は、操作者の指示に従ってデータを作成するとともに、オペレーティングシステム20を経由してプリンタドライバプログラム22に印刷指令を発行する。プリンタドライバプログラム22は、アプリケーションプログラム21から発行された印刷指令に基づき、プリンタ2007が印刷を行うための印刷データを作成する。プリンタドライバプログラム22が生成する印刷データは、1つのページに付き、1つのページ開始コマンド、1つの画像データ開始コマンド、1つ以上の画像データコマンド、1つのページ終了コマンドによって構成されており、これら一連のコマンドにより構成されるページを必要なだけ繰り返す。
【0017】
ページ開始コマンドは、用紙サイズ、画像データの幅と高さ、画像データのサイズなど、印刷の制御に必要な情報を指定する。画像データコマンドは、印刷されるべきビットマップデータを指定するもので、アプリケーションプログラム21が発行した印刷指令に従って生成されたビットマップデータを圧縮した上で、例えば32KB以下のブロックに分割されたものである。ページ終了コマンドは、1つのページの印刷データの終了を示す。送信プログラム23は、後述する手順により、プリンタ2007から取得したプリンタステータスに従って、プリンタドライバプログラム22が作成した印刷データを通信ドライバ24、通信ポート25を経由してプリンタ2007に送信する。通信ドライバ24は、送信プログラム23の要求に従い、通信ポートを制御して、プリンタ2007との間の送受信を行う。プリンタ2007の構成について説明する。通信ポート30は、例えばパラレルインタフェースケーブルにより、ホストコンピュータの通信ポート25と接続される。もちろんこれは、ネットワークによって接続されている場合もある。プリンタが検知した「ジャム」や「ドアオープン」、「印刷進行状況」などのステータスは、そのプリンタに接続されている各ホストコンピュータ(ネットワークを介している場合、複数のホストコンピュータが1台のプリンタに接続されていることになる)とプリンタが適時通信し情報を取得することにで、ステータスモニタにプリンタの状態を表示することができる。
【0018】
制御回路31は、例えば、ROM、RAMおよびタイマーを内蔵した1チップCPUで構成され、通信ポート30、FIFOメモリ32、復号回路33、シフトレジスタ34、および内蔵するタイマーの制御を行うとともに、プリンタエンジン35との間でシリアル信号を用いてエンジンコマンドの送信およびエンジンステータスの受信を行う。
【0019】
FIFO(ファーストインファーストアウト)メモリ32は、例えば、0.5MBの容量を有し、通信ポート30が受信したデータを記憶し、記憶したデータを先入れ先出しの順に復号回路33に出力する。FIFOメモリ32は、空き容量があるか否かを示す信号を制御回路31に出力する。
【0020】
復号回路33は、FIFOメモリ32に記憶された画像データを復号し、シフトレジスタ34に出力する。
【0021】
シフトレジスタ34は、プリンタエンジン35から主走査の開始を通知する信号を受信すると、復号回路33が出力したパラレルデータをシリアルデータに変換し、プリンタエンジン35に出力する。プリンタエンジン35は、レーザービームプリンタエンジンからなり、制御回路31との間でシリアル信号を用いてエンジンコマンドの受信およびエンジンステータスの送信を行い、制御回路31からPRINTコマンドを受信すると1ページの印刷処理を開始し、用紙が主走査を開始すべき所定の位置に達すると、主走査の開始を通知する信号をシフトレジスタ34に出力し、シフトレジスタ34が出力したシリアルデータに従って印刷を行う。表示部36は、LED表示部からなり本体に配されている。制御回路31からの指示に従って表示を行う。
【0022】
ホストコンピュータから受信した画像データを印刷するページプリンタでは、ホスト側でプリンタのステータスを取得し、エラーがあるかどうかを判断し、エラーがなければホストは印刷開始を指示する。このとき、プリンタ本体で発生したエラー、例えば、(ペーパージャム、カバーオープン等)は、プリンタ自身がエラーの発生を認識できるので、そのエラーに基づき、本体の表示部にエラーを示す情報を表示する。例えば、本体表示部にLEDが実装されているのであれば、ReadyのLEDを消灯し、AlarmのLEDを点滅させる等が考えられる。しかし、ホストで印刷をする際、エラーは発生していないが、プリンタのステータスから印刷可能かどうかを判断した時に、印刷できないと判断した場合、本体ではエラーが発生しているとは認識していないので、Readyのままとなる。このとき、特にプリンタがネットワークに接続されている場合、印刷開始後、出力結果を取りに行く間に、ホストでエラー判定をした場合、ユーザは、プリンタ本体を見てもReadyとなっているので、エラーの発生に気づかないという問題がある。
【0023】
このような場合に、ホストは、印刷開始時にプリンタを占有し、プリンタのステータスから表示部内容を生成し、プリンタにその内容を指示する。プリンタは自分が占有されていて、ホストから表示部指示内容を受け取ったら、それに従い、表示部を表示させる。
【0024】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図3、4、5、6、7は、実施形態の動作を示すフローチャートである。このフローチャートを用いて詳細に説明する。実際にはホストコンピュータ1の送信プログラム23によって実行される処理である。
【0025】
図3は、ホストコンピュータ1の送信プログラム23によって、印刷開始時に実行される処理を示す。送信プログラム23は、ワーク領域として、出力済みページ数、印刷完了ページ数、PrinterStatus、LEDStatus、PrevLEDStatusを使用する。出力済みージ数は、データ送信が完了したページ数を保持し、初期値は0である。印刷完了ページ数は、印刷が正常に終了したページ数を保持し、初期値は0である。PrinterStatusはプリンタのエラー情報を保持する。エラー情報をフラグとして保持し、エラー情報が何もない場合は、0となる。LEDStatusはプリンタの表示部の内容を保持する。本実施形態では、LEDStatusは各LEDの表示内容をフラグで保持し、例えば、1の場合は点滅、0の場合は消灯となる。PrevLEDStatusは、1つ前のLEDStatusを保持する。
【0026】
まず、印刷が開始されると、送信プログラム23は、ステップS301にて、プリンタの占有を行う。具体的には占有コマンドをプリンタに送信し、そのレスポンスで占有できたかどうかを判断する。占有できた場合は、ステップS302に進み、占有に失敗した場合は、数秒後、ステップS301に進み、再びプリンタの占有を試みる。ステップS302で、ステータス取得コマンドを送信する。ステップS303で、プリンタのステータスを受信する。ステップS304で、S303で受信したステータスに基づき、PrinterStatusにエラー情報を格納する。ステップS305でPrinterStatusに基づき、本体表示部表示内容を生成し、プリンタ本体に指示すべく転送する。詳細な動作は、図5のフローチャートにて後述する。ステップS306にて、受信したステータスのエラーフラグが1であるかを判定する。フラグが1である場合は、本体でエラーが発生しているので、ステップS302に戻る。エラーフラグが0である場合は、ステップS307に進む。ステップS307で、受信したステータスから印刷が可能かどうか判断し、印刷ができないと判断した場合は、ホスト検出エラーとしてPrinterStatusにエラー情報を格納する。
【0027】
詳細は図7のフローチャートにて後述する。ステップS308にて、PrinterStatusに基づき、本体表示部表示内容を生成し、本体に指示する。ステップS309にてホストエラーフラグが1であるかを判定する。ホストエラーフラグが1である場合は、ホスト検出エラーがあるので、S302に戻る。ホストエラーフラグが0の場合は、ステップS310に進む。ステップS310では、受信したステータスの印刷完了ページ数が、総ページ数に等しいかを判定する。印刷完了ページ数が総ページ数と等しい場合は、全てのページの印刷が正常に終了したので、ステップS313に進み、プリンタを解放して正常終了する。印刷完了ページ数が総ページ数と等しくない場合は、全てのページの印刷が正常に終了していないので、ステップS311に進む。ステップS311では、出力済みページ数が総ページ数に等しいかを判定する。出力済みページ数が総ページ数と等しい場合は、全てのページの送信が終了しているので、ステップS302に戻る。出力済みページ数が総ページ数と等しくない場合はステップS312に進む。S312では、これから送信しようとしているコマンドの送信処理を行う。詳細は図4のフローチャートにて後述する。
【0028】
図5はLEDの設定処理を示すフローチャートである。図5に基づいてLEDの設定処理を説明する。
【0029】
S501で、LEDStatusの設定を行う。詳細は図6のフローチャートにて後述する。ステップS502で、LEDStatusに変化あるかを判定する。LEDStatusとPrevLEDStatusが一致していれば、変化なしと判断し、LED設定処理を終了する。違いがあれば変化していると判断し、ステップS503に進む。ステップS503で、LED設定コマンドを送信することにより、プリンタにLEDStatusを送信する。プリンタはLEDStatusに基づき本体の表示部の表示を行う。詳細については図8のフローチャートにて後述する。ステップS504で、S503で送信したLEDStatusをPrevLEDStatusに移し一つ前のLEDStatusを保持する。
【0030】
図6は、LEDStatusの設定処理を示すフローチャートである。図1のS501を詳述する。本実施形態では、本体にLED1〜4が4つ実装されており、印刷中にエラーがない場合は、LED1を点滅させ、エラーがある場合は、LED1を消灯し、そのエラーに応じて3つのLEDを選択し、選択されたLEDを点滅させるものとする。
【0031】
さて、ステップS601にてエラーがあるかを判定する。PrinterStatusが0の場合はエラーなしと判定し、ステップS602に進む。PrinterStatusにエラー情報がある場合は、ステップS603に進む。ステップS602で、LED1点滅の情報をLEDStatusに格納する。ステップS603で、エラーがあるので、LED1消灯の情報をLEDStatusに格納する。
【0032】
ステップS604にてLED2を点滅させるエラーがあるかを判定する。PrinterStatusのフラグは3種類のエラーに分かれており、それによって点滅させるLEDを区別する。送信プログラムは予め、エラーの種類の区分を把握しているので、LED2を点滅させるエラーに該当するフラグが立っていれば、ステップS605に進み、LED2を点滅させるエラーがない場合はステップS606に進む。ステップS605で、LED2点滅の情報をLEDStatusに格納し、ステップS606に進む。ステップS606で、ステップS606にてLED3を点滅させるエラーがあるかを判定する。LED3を点滅させるエラーに該当するフラグが立っていれば、ステップS607に進み、LED3を点滅させるエラーがない場合はステップS608に進む。ステップS607で、LED3点滅の情報をLEDStatusに格納し、ステップS608に進む。ステップS608で、ステップS608にてLED4を点滅させるエラーがあるかを判定する。LED4を点滅させるエラーに該当するフラグが立っていれば、ステップS609に進み、LED3を点滅させるエラーがない場合は処理を終了する。ステップS609で、LED4点滅の情報をLEDStatusに格納し、処理を終了する。
【0033】
図7は、ホストでのエラー判定処理を示すフローチャートである。図3のS307について詳しく説明する。ここでは、簡単なエラー処理判断、表示機構を持つプリンタを前提としている。従って、例えば、複雑なエラー表示、判断機構をプリンタが持たないため、給紙口を2つ以上もつプリンタでは、どれか1つでも用紙があれば、プリンタ本体では用紙なしのエラー(又は、用紙僅少のエラーをも含む。)とはしない。このため、受信したステータスにはエラーフラグが立っていない。以下、用紙なしのエラーが考えられる場合は、本発明の主旨を逸脱しない限り、用紙僅少の場合も含むものとする。
【0034】
なお、本発明の画像形成装置としては、単純なエラー認識又はステータス認識機構はあっても、それをデコードして複雑なエラー判断表示行う機構をプリンタ側に持たない、プリンタ、コピー機、スキャナ、ファクシミリなども考えられる。
【0035】
その状態で用紙のない給紙口に対して印刷を行おうとすると、印刷できないため、ホストでは、エラーとして判定すべきである。また、Black以外のトナーがない場合も、Blackがあれば、モノクロ印刷が可能なので、プリンタはエラーとしていない。そのため、カラー印刷を行うとわかった時点で、ホストがはじめてエラーと判定する必要がある。本実施形態では、ホストで判定するエラーは、用紙なし、用紙不一致、トナーなしの3つとした。以下、フローチャートを用いて説明する。ステップS701で、送信プログラムは、画像データ生成手段から、これから送信しようとするページの給紙口を指定されているので、指定された給紙口に用紙があるかを受信したステータスから判定する。用紙がない場合は、ステップS702に進み、用紙がある場合はステップS703に進む。ステップS702では、PrinterStatusの用紙なしエラーフラグを立て、ステップS703に進む。ステップS703で、送信プログラムはこれから送信しようとしているページの用紙サイズがわかるので、その用紙サイズと、これから給紙しようとしている給紙口にある用紙サイズが一致しているかを判定する。一致していればステップS705に進み、一致しない場合は、ステップS704に進む。
【0036】
ステップS704では、PrinterStatusの用紙不一致エラーフラグを立て、ステップS705に進む。ステップS705では、トナーがあるかどうかを判定する。送信プログラムは、これから送るページがカラーかモノクロかわかるので、カラーページであり、かつ受信したステータスでBlack以外のトナーがない場合は、トナーなしと判定する。トナーなしと判定した場合はステップS706に進み、トナーがある場合はステップS707に進む。ステップS706で、PrinterStatusのトナーなしエラーフラグを立て、ステップS707に進む。ステップS707では、エラーが検出されたかどうかを判定する。PrinterStatusが0であれば、エラーなしと判断し、ステップS709に進み、0でない場合は、エラーありと判断し、ステップS708に進む。ステップS708で、ホストエラーフラグを1とし、処理を終了する。ステップS709でホストエラーフラグを0とし、処理を終了する。
【0037】
つまり、画像形成装置の一例であるプリンタ2007と、ホスト2001とを含むネットワークシステムにおいて、プリンタのステータスを取得するROM3に記憶された送信プログラム23と、ホスト2001のステータスを取得する送信プログラム23と、送信プログラム23が取得したプリンタのステータスと、ホスト2001のステータスを用いて、送信プログラム23は、プリンタ2001に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する。
【0038】
また、送信プログラム23が特定したエラー情報をプリンタに転送する。画像形成装置であるプリンタ2007が、ホストからエラー情報を、通信ポート30を介して受信する。また、通信ポート30が受信したエラー情報に基づいて、制御回路31は、プリンタのエラーを示す表示部36やLEDを制御する。以下、詳細に後述する。
【0039】
図4は、コマンド送信処理を示すフローチャートである。以下、詳細に説明する。ステップS401では、これから送信しようとするコマンドが画像データコマンドであるか判定する。これから送信しようとするコマンドが画像データコマンドでない場合は、ステップS402に進む。ステップS402では、受信したステータスのコマンド送信禁止フラグが1であるかを判定する。
【0040】
コマンド送信禁止フラグが1の場合は、画像データコマンド以外のコマンド送信が禁止されているので処理を終了する。コマンド送信禁止フラグが0の場合は、画像データコマンド以外のコマンドの送信が許可されているのでステップS403に進む。ステップS403では、これから送信しようとしているコマンドがデータ開始コマンドであるかを判定する。データ開始コマンドであると判定された場合は、ステップS404に進む。ステップS404でデータ開始コマンドを送信する。ステップS405では、データ開始と同時に印刷を開始するので、印刷開始コマンドを送信し、処理を終了する。ステップS406でコマンドを送信し、ステップS407に進む。ステップS407では、現在出力中のページのブロックを全て送信したかを判定する。現在出力中のページに未送信のブロックがある場合は、処理を終了する。現在出力中のページのブロックを全て送信した場合は、ステップS408に進み、出力済みページ数に1を加算し、処理を終了する。ステップS401において、画像データコマンドであると判断された場合は、ステップS409に進む。
【0041】
ステップS409では、受信したステータスのデータ送信禁止フラグが1であるか否かを判定する。プリンタは受信バッファがフルになった場合にデータ送信禁止フラグを1にする。データ送信禁止フラグが1の場合は、画像データの送信が禁止されているのでステップS411に進む。データ送信禁止フラグが0の場合は、画像データの送信が許可されているので、ステップS410に進み、画像データを1ブロック送信し、処理を終了する。ステップS411では、データ送信禁止フラグが1であるということは、その時すでに、プリンタ側のバッファがフルであるということであるので、これ以上予め画像データを転送することが出来ないので、印刷開始コマンドを送信する。
【0042】
図8は、プリンタ本体の動作を示すフローチャートである。以下詳細に説明する。プリンタ本体は常に、ホストからのコマンドを待つために処理をループさせている。このループは電源が落とされるまで続く。プリンタ本体では、ワーク領域として、LEDStatus、占有フラグ、PrevLEDStatusを使用する。まず、ステップS801で、エンジンステータスを取得する。ステップS802でエンジンステータスにエラーがあるかどうかを判定し、エラーがあれば、ステップS803に進み、エラーがない場合は、ステップS804に進む。ステップS803で、ホストで設定される処理と同様に、エラー情報に基づき、LEDStatusを設定し、ステップS805に進む。ステップS804では、エラーがないので、エラーなしの情報をLEDStatusに設定する。ステップS805では、PrevLEDStatusとLEDStatusを比較し、違いがあれば変化ありと判定しステップS806に進み、同じであれば変化なしと判定し、ステップS809に進む。
【0043】
ステップS806では、占有されているかを判定し、占有フラグが1であれば、あるホストに占有されていると判定し、ステップS807に進み、0であれば、占有されていないと判定し、ステップS808に進む。ステップS807で、プリンタは占有されていないので、プリンタは本体で生成したLEDStatusをもとにLEDの状態を変化させ、ステップS808に進む。ステップS808で、PrevLEDStatusにそのときのLEDStatusを格納し、ステップS809に進む。ステップS809でホストからのデータがあるかを判定し、なければステップS801に戻る。データがある場合は、ステップS810に進む。データが占有コマンドかどうか判定し、占有コマンドであれば、ステップS811に進み、占有コマンドでない場合は、ステップS812に進む。
【0044】
ステップS811で、ホストがプリンタを占有するため、占有フラグを1にして、ステップS801に戻る。ステップS812では、解放コマンドかを判定し、解放コマンドであれば、ステップS813に進み、解放コマンドでない場合は、ステップS814に進む。ステップS813では、プリンタの占有を解除するため、占有フラグを0にし、ステップS801に戻る。ステップS814でLED設定コマンドかを判定する。LED設定コマンドの場合は、ステップS815に進み、それ以外のコマンドの場合は、ステップS817に進む。ステップS815で、ホストがプリンタが占有していることを示す占有フラグが1であるかを判定し、1の場合はステップS817に進み。一方、S815で占有フラグが0の場合は、ホストからプリンタを占有できておらずホストからLEDを設定できないので、ステップS801に戻る。ステップS816受信したコマンドに応じた処理を行い、ステップS801に戻る。ステップS816では、受信したLEDStatusをもとにLEDの表示を変化させ、S817に進む。S817では、その他のコマンドの処理を行い、S801に戻る。
【0045】
以上説明したように、本実施形態によれば、ホストで検出したエラーをプリンタ本体で表示し、プリンタの表示部をみるだけで、ホストのエラーを認識することが出来、ホストとプリンタ間を行き来するような無駄な時間をなくすことが出来る。また、ホストの表示部を見るだけで、ホストで検出したエラーの発生に気づき、エラーに対応することが出来る。
【0046】
以下、本発明の実施形態の変形例を示す。以下、特に異なる部分を中心に説明する。図9は、レーザビームプリンタの説明を示す図である。本実施形態の構成を説明する前に、本実施形態を適用するカラーレーザビームプリンタの構成を図9を参照して説明する。
【0047】
図9において、711はスキャナであり、画像信号を光信号に変換するレーザ出力部(不図示)、多面体((例えば8面体)のポリゴンミラー712、このミラー712を回転させるモータ(不図示)及びf/θレンズ(結像レンズ)713などを有する。714は、レーザ光の光路を変更する反射ミラー、715は感光ドラムである。レーザ出力部から出射したレーザ光はポリゴンミラー712の一側面で反射され、f/θレンズ713及びミラー714を通って図示矢印方向に回転している感光ドラム715の面を線状に走査(ラスタスキヤン)する。これによって、原稿画像に対応した静電潜像が感光ドラム715の面上に形成されることになる。
【0048】
また、717は一次帯電器、718は全面露光ランプ、723は転写されなかつた残留トナーを回収するクリーナ部、724は転写前帯電器であり、これらの部材は感光ドラム715の周囲に配設されている。
【0049】
726はレーザ露光によって、感光ドラム715の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユニットであり、以下に示す構成よりなる。731Y、731M、731C、731Bkは感光ドラム715と接して直接現像を行う現像スリーブ、730Y、730M、730C、730Bkは予備トナーを保持しておくトナーホツパー、732は現像剤の移送を行うスクリユーであって、これらのスリーブ731Y〜731Bk、トナーホツパー730Y〜730Bk及びスクリユー732により現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設されている。尚、前述した各構成要素の符号のY、M、C、Bkは色を示している。つまり、“Y”はイエロー、“M”はマゼンタ、“C”はシアン、“Bk”はブラックである。イエローのトナー像を形成する時には、本図の位置でイエロートナー現像処理を行なう。また、マゼンタのトナー像を形成する時は、現像器ユニット726を図の軸のPを中心に回転して、感光体715にマゼンタ現像器内の現像スリーブ731Mが接する様にする。シアン、ブラックの現像も同様に作動する。
【0050】
また、716は感光ドラム715上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、719は転写ドラム716の移動位置を検出させるためのアクチユエータ板、720はこのアクチユエータ板719と近接することにより転写ドラム716がホームポジシヨン位置に移動したのを検出するポジシヨンセンサ、725は転写ドラムクリーナ、727は紙押えローラ、728は徐電器、729は転写帯電器であり、これらの部材719、720、725、727、729は転写ローラ716の周囲に配設されている。
【0051】
一方、735、736は用紙(紙葉体)を収納する給紙カセットであり、実施の形態では給紙カセット735には例えばA4サイズの用紙、給紙カセット736にはA3サイズの用紙が収納されているものとする。737、738はカセット735、736から用紙を給紙する給紙ローラ、739、740、741は給紙及び搬送のタイミングを取るタイミングローラであり、これらを経由して給紙搬送された用紙は紙ガイド749に導かれて先端を後述のグリツパに但持されながら転写ドラム716に巻き付き、像形成過程に移行する。尚、給紙カセット735、736のいずれを選択するかは、主制御部31の指示により決定し、選択された給紙ローラのみが回転する様になっている。
【0052】
上記構成により、YMCK4色によるフルカラー印刷を実現する。
【0053】
図10は本発明の実施形態を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。ここでは、カラーレーザビームプリンタ(図9)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0054】
図において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0055】
また、このROM3のプログラム用ROMには、図12〜図14のフローチャートで示されるようなCPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデ−タ等を記憶し、ROM3のデ−タ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用する各種デ−タを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(R)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタコントローラ部1001との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0056】
プリンタ1000において、12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、本発明図15のフローチャートで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記憶する。CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、ホストコンピュータより受信した画像ビットマップデータを格納しておくための描画メモリ、ビデオ信号ON/OFF情報格納領域、その他のワーク領域等に用いられる。17は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。そして、30はメモリコントローラ(MC)で、ホストコンピュータから受信したビットマップデータ等を記憶するハードディスク(HDD)31とのアクセスを制御する。
【0057】
以上のような構成を有するLBP(印刷装置)1000において、本実施の形態の制御部による処理動作を説明する。
【0058】
次に図11を説明する。図11は、図10に示したホストコンピュータの制御部1とプリンタの制御部12における印刷機能の処理構成を説明するブロック図であり、図9と同一のものには同一の符号を付してある。
【0059】
図11において、3000は例えばサーバまたはクライアントとして機能するホストコンピュータである、印刷データおよび制御コードからなる印刷情報をプリンタ1000に出力するものである。
【0060】
プリンタ1000は、機能的に大きく分けてコントローラ部100、オペレーションパネル部110、印刷機構部17より構成されている。本実施形態ではプリンタ1000として、具体的にはレーザビームプリンタ(以下LBPと記述)を想定している。尚、本発明を適用可能なプリンタはLBPに限られるものではなく、インクジェットプリンタ、サーマル(熱転写)プリンタなど他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
【0061】
プリンタ1000において、コントローラ部100は、ホストコンピュータ3000との接続手段であるところのインタフェース(I/F)部15、受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ101、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ102、印刷データの解析を司るコマンド解析部104、印刷制御部105、画像制御部103、出力制御部107などより構成されている。インタフェース(I/F)部15はホストコンピュータ200との印刷データの送受信を行う通信手段である。このインタフェース(I/F)部15を通して受信した印刷データは、そのデータを一時的に保持する記憶手段である受信バッファ101に遂次蓄積され、必要に応じてコマンド解析部104または画像制御部103によって読み出され処理される。コマンド解析部104は、各印刷制御コマンド体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムにより構成されており、このコマンド解析部104で解析されたコマンドは、ビットマップデータなどの画像データに関するものは、画像制御部103に指示を与えて処理し、給紙選択やリセット命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御部105に指示を出し処理する。
【0062】
画像制御部103では、転送されてきた画像データコマンドデータからコマンド部分を外し、圧縮されたイメージデータであれば、この画像制御部103にて伸長処理が行われ、画像データ受信バッファ106へ格納する。この画像データ受信処理と印刷機構部(プリンタエンジン)17へのビデオ信号の出力の追いかけっこ、つまりバンディング制御によってビデオ出力バッファは管理されていてもよいし、十分なメモリがある場合は、1ページ分が格納可能な領域をビデオ出力バッファとして確保してもよい。
【0063】
また、ステータス管理部108は、コマンド解析部104や印刷制御部105からの情報を元にプリンタの各種状態を決定し、オペレーションパネル110に表示させる機能を持っている。出力制御部107は、画像データ受信バッファ106に格納されている画像ビットマップデータをビデオ信号に変換処理し、印刷機構部(プリンタエンジン)17へ転送する。印刷機構部17は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための機構である。
【0064】
以上、プリンタ1000について説明したが、次にホストコンピュータ3000の構成について説明する。
【0065】
ホストコンピュータ3000は、入力デバイスであるところのキーボード9やポインティングデバイスであるところのマウス220と、表示デバイスであるディスプレイモニタ10を合わせた一つのコンピュータシステムとして構成されている。ホストコンピュータ3000は、Windows(R)、UNIX(R)、MacOS等の基本OSの下で動作しているものとする。
【0066】
ホストコンピュータ側について本発明に関する機能的な部分にのみ着目して基本OS上での機能を大きく分類すると、アプリケーションソフト201、基本OSの一部であるグラフィックデバイスインタフェース(以後、GDIと記す)202、そして本発明のプリンタステータス制御部208やステータスモニタ207を有するプリンタドライバ203、プリンタドライバの生成したデータを一時的に格納するプリントスプーラ204と分けて考えることができる。
【0067】
なお、基本OSによってこれらの名称や機能的な枠組みは若干異なる場合があるが、本発明で言う各技術的手段が実現できるモジュールであれば、それらの名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題ではない。GDIやプリンタドライバと呼ばれるモジュールは、Windows(R)98やWindows(R)NT固有のものであり、他の基本OSにおいては、たとえば、グラフィックカーネルやプリント・フィルタなど呼ばれるモジュールで実現可能である。同様にプリント・スプーラ204においても、プリント・キューと呼ばれるモジュールに処理を組み込むことによって実現可能である。
【0068】
なお、一般的に、これらの構成要素からなるホストコンピュータ3000は、図10で示したCPU1、RAM2、ROM3、外部メモリ11などのハードウェアの下で、基本ソフトと呼ばれるソフトウェア(BIOS)がその制御を司り、その基本ソフトの下で応用ソフトが動作するような構成になっている。
【0069】
プリンタステータス制御部208を有するプリンタドライバ203も、この応用ソフトの一つと位置付けられるものである。また、アプリケーションソフト201は、例えば、ワープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する応用ソフトウェアを指すものである。また、アプリケーションソフトは任意のタイミングで複数起動(主メモリ容量により変動する)であり、それらをアプリ206として図示してある。
【0070】
次に、アプリケーション201として任意のイメージ編集ソフトを使用した場合を例に取り説明する。
【0071】
アプリケーション201で、イメージの編集作業を中心に行い、そのイメージを印刷する時には、マウス220などによってディスプレイモニタ10上に表示される印刷メニューを選択して印刷を実行する。次に、アプリケーション201は、基本OSの一部の機能であるGDI202をコールする。このGDI202は、画面表示や印刷出力などの表示デバイスや印刷デバイスを司る基本関数群であり、各社各様のアプリケーションソフトウェアは、この基本関数群を利用することで、機種(ハードウェア)に依存する部分を意識することなく、アプリケーションソフトウェアを動作させることが可能である。
【0072】
次にGDI202では、それぞれの印刷装置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ203から印刷デバイス(この場合はプリンタ1000)の持つ描画能力や印刷解像度などの情報を取り込み、アプリケーションソフト201からコールされたAPI関数を処理し、その処理内容に応じてプリンタドライバがGDI202に対して提供する関数をコールする。この関数はあらかじめ決められたインタフェース(Device Driver Interface通称DDI)になっており、プリンタドライバの作成者はこのインタフェースから実際の印刷装置へのデータ変換を中心にプリンタドライバを作成することとなる。
【0073】
プリンタドライバ203は、GDI202より受け取ったDDI情報と、それ自信が持つグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって設定された印刷環境設定をもとに、印刷データ(画像ビットマップデータ)の生成処理207と、プリンタ制御コマンドの生成処理208を行いプリントスプーラ204に対して送出される。さらにこれらのデータは、プリントスプーラ204を経由し、さらにホストコンピュータ3000の接続手段であるところのI/F部8を経てプリンタ1000へ送出されることになる。
【0074】
図12乃至図14は、本実施の形態のホストコンピュータにおける制御手順を示すフローチャートで、これらの機能を実行するプログラムはROM3に記憶されており、CPU1の制御の下に実行される。
【0075】
図12は、給紙口が2つあるプリンタにおいて、印刷が実行されないアイドル状態(印刷待ち状態)の時のプリンタステータス制御部208の制御手順を示している。なお、給紙口は手差しトレイやカセットといった種類によらずいかなる給紙口でもよい。
【0076】
まず、ステップS11で給紙口1の用紙の有無情報を要求するコマンドをプリンタへ発行し、そのステータスを受信することで給紙口の用紙有無情報を取得することが出来る。同様にステップS12で給紙口2の用紙有無情報も取得する。さらに複数の給紙口のあるプリンタであれば、同様にすべての給紙口の用紙有無情報を取得する。ステップS13では、そのプリンタに存在するすべての給紙口に用紙があるかどうか判断し、すべての給紙口に用紙がある場合は、ステップS15へ進み、ステータスモニタには「印刷可能」であることを表示する。そうでない場合は、ステップS14へ進み、逆にどの給紙口にも用が無いかどうか判断し、すべての給紙口に用紙が無い場合は絶対に印刷不可能であるため「用紙なしエラー」をステータスモニタに表示する。次に用紙がある給紙口もあれば、用紙のない給紙口もある場合は、ステップS17へ進み、用紙のある給紙口からは印刷が可能なので、プリンタステータスとしては「印刷可能」であることを表示するが、補助的な意味で「給紙口XXには用紙がありません」という内容も同時に簡易な機構で表示することもできる。ただし、簡易な機構が「用紙が有りません」と表示する場合であっても、エラーを示すランプが点灯するわけではない。このような設計にしてしまうと、ある段がいつも使われていない場合に、プリンタがいつもエラー状態であるということになってしまうからである。
【0077】
以上がプリンタのアイドル状態(プリンタ本体にエラーが発生していないとき)でのプリンタステータス制御部の制御手順である。
【0078】
次に図13を用いて、ホストコンピュータが決定するステータスの一つである「用紙なしエラー」について説明する。図13は前述した図12でプリンタがアイドル状態で、ステップS17にあるような用紙がある給紙口とない給紙口が存在する場合に、印刷が実行された場合のプリンタステータス制御部の制御手順を示している。
【0079】
まず、ステップS21で印刷が実行される。このときユーザはプリンタドライバのUIなどから印刷を実行する給紙口を指定する。ステップS21では、その指定された給紙口に用紙があるかどうか判断する。但し、ホストは、アイドル状態でも、常に給紙口を監視しているため、改めてプリンタに問い合わせを行わなくても判断可能である。指定された給紙口に用紙がある場合はステップS27へ進み、印刷データをプリンタへ送信し印刷を実行する。そして、ステップS28でステータスモニタに「印刷中」と表示し、印刷が終了するとステップS29でアイドル状態へ戻ることになる。
【0080】
一方、指定された給紙口に用紙がない場合は、ステップS23へ進み、ただちに印刷データをプリンタへ送信することはせず、まずはステップS24でステータスモニタに「用紙なしエラー」を表示する。この「用紙なしエラー」(プリンタはこのステータスを知らない)が、ホストコンピュータが決定したプリンタステータスの一つである。「用紙なしエラー」が表示された場合、ステップS26でその給紙口に用紙が補充されるのを待つ。ユーザはこの状態で、ステップS25に示すように印刷中止という選択をすることも可能である。ステップS26で用紙が補充されるとステップS27へ進み、通常の印刷を実行する。これにより、ある用紙段が、実際の印刷したいのにも関わらず用紙切れなのか、用紙段が使用されないので用紙切れなのかが識別可能になる。さらに、ユーザは、自分が印刷対象としデータに対応したタイプの用紙が無い又は僅少である事をプリンタ側にいながら即座に認識できるのである。
【0081】
図14、7で、あるホストコンピュータが決定したプリンタステータスを、プリンタに接続されている、すべてのホストコンピュータのステータスモニタに表示するための仕組みを説明する。
【0082】
まず、図14はプリンタステータス制御部の制御手順である。
【0083】
ステップS31でホストが決定したプリンタステータスが発生した場合、ステップS32でそのステータスをプリンタへ通知する。具体的にはプリンタステータスを登録するコマンドをプリンタへ発行すればよい。またステップS33では、プリンタからステータス情報を取得し、ステップS34で取得したプリンタステータス情報を元にステータスを確定し、ステータスモニタへ表示する。このとき、プリンタから取得したステータス情報には、他のプリンタが決定したステータス情報もすでに入っているため、何も意識せずにステータスの表示を行うことで、他のプリンタが決定したステータスを表示させることが可能となる。
【0084】
図15は、本実施の形態のプリンタの図11におけるステータス管理部108の制御手順を示すフローチャートで、このプログラムはROM13に記憶されており、CPU12の制御の下に実行される。
【0085】
プリンタはステップS41で、プリンタが決定するステータス(ここでは、[ST−P]とする)を更新する。具体的には、コントローラから印刷機構部へ、プリンタの情報を取得するコマンド類を発行する。次にステップS42でホストコンピュータが決定したステータスが通知されている場合、ステップS43でホストか決定したステータス(ここでは、[ST−H]とする。)を更新する。そしてステップS44でプリンタが決定したステータスとホストコンピュータが決定したステータスの優先度などを比較検討し、プリンタが決定したステータスの方が優先度が高い場合はステップS45で、現在のプリンタステータス[ST]を[ST−P]とし、逆にホストコンピュータが決定したステータスの方が優先度が高い場合はステップS46で、現在のプリンタステータス[ST]を[ST−H]に変更する。なお、ステップS42でホストコンピュータが決定したステータスが無い場合は、ステップS45でプリンタが決定したステータスが、自動的に現在のプリンタのステータスとなる。そして、ステップS47で他のホストコンピュータからプリンタ情報を取得するコマンドを受信した場合、ステップS48で現在のプリンタステータス[ST]を送信する。
【0086】
従来のホストベース印刷システムでは、あるホストコンピュータが決定した「用紙なしエラー」ステータスは、そのプリンタに接続されている他のホストコンピュータは知ることができないため、ステータスモニタに表示される内容が違ってしまうという問題があった。しかし、前述の実施形態で説明したところによると、あるホストコンピュータが決定した「用紙なしエラー」ステータスは直ちにプリンタへ通知され、他のホストコンピュータはプリンタからその情報を取得できるため、プリンタに接続されているすべてのホストコンピュータのステータスモニタが「用紙なしエラー」を表示することを可能とする効果がある。
【0087】
前述の実施形態では、ホストコンピュータが決定するステータスとして「用紙なしエラー」を提示したが、これに限ったものではなく、ホストコンピュータが決定するステータスであればいかなるステータスでもよい。ホストベース印刷システムでは、指定された給紙口に指定されたサイズの用紙が入っていない場合、「B5サイズの用紙に交換してください」といったメッセージを表示し、ユーザに正しいサイズの用紙交換要求を行うステータスや、同様の意味で「OHTの用紙に交換してください」というメッセージを表示し、ユーザに正しいメディアタイプの用紙交換要求を行うステータスもある。また、ホストコンピュータで印刷途中のジョブを一時停止したときの「一時停止中」や、印刷途中で中止したときの「印刷中止中」なども、ホストコンピュータが決定し、プリンタに送信して表示させることが好適であるプリンタステータスである。
【0088】
本実施形態によると、ホストコンピュータが決定したさまざまなステータスは直ちにプリンタへ通知され、他のホストコンピュータはプリンタからその情報を取得できるため、プリンタに接続されている、すべてのホストコンピュータのステータスモニタが、常に同じ内容を表示することを可能とする効果がある。
【0089】
前述の実施形態ではステータスをそのプリンタ専用のステータスモニタに表示していたが、これに限ったものではなく、プリンタのステータスを表示可能なものであればいかなるものでもよい。近年、ネットワーク管理者が、ネットワークに接続されているすべてのプリンタをリアルタイムに一元管理できるようなツールが多く見られるようになってきた。このようなツールでも本発明を実施することにより、ホストコンピュータが決定したステータスをプリンタから取得することができる。
【0090】
本実施形態によると、ステータス表示ツール側には特殊な機能を特に必要としないため、プリンタの状態を取得可能とする、ネットワークプリンタ管理ツールのようなさまざまな表示ツールに、ホストホストコンピュータが決定したステータスも表示することを可能とする効果がある。
【0091】
(他の実施形態)
本実施形態における各図に示す処理が、外部からインストールされるプログラムによって、各装置により遂行される。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群をホストコンピュータに供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0092】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、又は、外部サーバ(図示省略)からダウンロードすることで、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0093】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フロッピィーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用いることができる。
【0094】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】
本願発明の一つの側面によれば、ユーザにとって適切な印刷システムのステータスの把握を可能となり、さらに、ホストにおける画像出力に関する情報と、画像形成装置におけるステータスとの両方から、印刷システム全体のステータスが決定するシステムにおいて、印刷装置側においてもエラー状態を識別できるようになる。
【0096】
また、本願発明の別の側面によれば、印刷システムが、エラーの詳細の判断機構を持たない画像形成装置を含むシステムにおいても、ユーザに、適切なプリントシステムの状態を画像形成装置で表示可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能なシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態を示す印刷システムの構成を説明するブロック図である。
【図3】送信プログラムにおいて、本発明の印刷処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】送信プログラムにおいて、本発明のコマンド送信処理を示すフローチャートである。
【図5】送信プログラムにおいて、本発明のLED設定処理を示すフローチャートである。
【図6】送信プログラムにおいて、本発明のLEDStatus設定処理を示すフローチャートである。
【図7】送信プログラムにおいて、本発明のホストのエラー検出処理を示すフローチャートである。
【図8】プリンタ本体において、本発明のLED表示処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態におけるカラーレーザビームプリンタ(LBP)の内部構造を示す断面図である。
【図10】図9のLBPを含むプリンタ制御システムの構成を示すブロック図である。
【図11】図10におけるホストコンピュータの制御部と図9のプリンタの制御部におけるプリンタステータス制御部の処理構成を説明するブロック図である。
【図12】本発明の実施形態におけるホストコンピュータにおける、プリンタアイドル時の制御処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態のホストコンピュータにおける、印刷実行時の制御処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態におけるホストコンピュータにおける制御処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態のプリンタにおける制御処理を示すフローチャートである。

Claims (15)

  1. 画像形成装置と接続可能な情報処理装置において、
    前記画像形成装置のステータスを取得する第1取得手段と、
    前記情報処理装置のステータスを取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した画像形成装置のステータスと、前記第2取得手段が取得した前記情報処理装置のステータスを用いて、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段に特定された画像形成装置にエラー情報を転送する処理を制御する転送制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記画像形成装置は、前記画像形成装置において発生したエラーの詳細を判断することができないものであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1取得手段は、画像形成装置のステータスとして、用紙が無い、又は、用紙が僅少である旨のステータスを取得するものであり、前記第2取得手段は、前記画像形成装置の印刷の際にどの用紙段を指示したかを示す情報を前記情報処理装置のステータスとして取得するものであり、
    前記特定手段は、前記第1の取得手段が取得したステータスが示す用紙が無い又は用紙が無い又は僅少である用紙段と、前記第2の取得手段が取得したステータスが示す印刷の際に指示した用紙段とが同じ用紙段であった場合に、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示す情報として用紙無し又は用紙僅少であることを示す情報を前記プリンタに転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置が前記画像形成装置を占有している間、に前記転送制御手段が制御する転送処理を行うよう制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記特定手段が特定するエラー情報に対応するエラーは、用紙サイズ交換要求、用紙メディアタイプ交換要求、印刷一時停止中、印刷中止中のいずれかを示すエラーを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 画像形成装置と接続可能な情報処理装置を制御する方法において、
    前記画像形成装置のステータスを取得する第1取得工程と、
    前記情報処理装置のステータスを取得する第2取得工程と、
    前記第1取得工程で取得された画像形成装置のステータスと、前記第2取得工程で取得された前記情報処理装置のステータスを用いて、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する特定工程と、
    画像形成装置に前記特定手段に特定されたエラー情報を転送する処理を制御する転送制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  7. 前記画像形成装置は、前記画像形成装置において発生したエラーの詳細を判断することができないものであることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記第1取得工程は、画像形成装置のステータスとして、用紙が無い、又は、用紙が僅少である旨のステータスを取得するものであり、前記第2取得工程は、前記画像形成装置の印刷の際にどの用紙段を指示したかを示す情報を前記情報処理装置のステータスとして取得するものであり、
    前記特定工程は、前記第1の取得工程が取得したステータスが示す用紙が無い又は用紙が無い又は僅少である用紙段と、前記第2の取得工程が取得したステータスが示す印刷の際に指示した用紙段とが同じ用紙段であった場合に、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示す情報として用紙無し又は用紙僅少であることを示す情報を前記プリンタに転送することを特徴とする請求項6又は7に記載の制御方法。
  9. 前記情報処理装置が前記画像形成装置を占有している間、に前記転送工程は前記エラー情報の転送処理を行うよう制御する制御工程をさらに備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の制御方法。
  10. 前記特定工程が特定するエラー情報に対応するエラーは、用紙サイズ交換要求、用紙メディアタイプ交換要求、印刷一時停止中、印刷中止中のいずれかを示すエラーを含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の制御方法。
  11. 情報処理装置と接続可能な画像形成装置において、
    前記画像形成装置内で発生したステータスを認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識したステータスを情報処理装置に転送する転送手段と、
    前記転送手段が転送したステータスに対する情報処理装置の応答として送信されるエラーを示す制御情報を受信する工程と、
    前記制御情報に基づいて画像形成装置においてエラーを報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 情報処理装置と接続可能な画像形成装置における方法において、
    前記画像形成装置内で発生したステータスを認識する認識工程と、
    前記認識工程で認識されたステータスを情報処理装置に転送する転送工程と、
    前記転送手段で転送されたステータスに対する情報処理装置の応答として送信されるエラーを示す制御情報を受信する受信工程と、
    前記制御情報に基づいて画像形成装置においてエラーを報知する報知工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  13. 画像形成装置と接続可能な情報処理装置を制御するための制御プログラムにおいて、
    前記画像形成装置のステータスを取得する第1取得工程と、
    前記情報処理装置のステータスを取得する第2取得工程と、
    前記第1取得工程で取得された画像形成装置のステータスと、前記第2取得工程で取得された前記情報処理装置のステータスを用いて、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する特定工程と、
    画像形成装置に前記特定手段に特定されたエラー情報を転送する処理を制御する転送制御工程と、
    をCPUに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  14. 情報処理装置と接続可能な画像形成装置を制御する制御プログラムにおいて、
    前記画像形成装置内で発生したステータスを認識する認識工程と、
    前記認識工程で認識されたステータスを情報処理装置に転送する転送工程と、
    前記転送手段で転送されたステータスに対する情報処理装置の応答として送信されるエラーを示す制御情報を受信する受信工程と、
    前記制御情報に基づいて画像形成装置においてエラーを報知する報知工程と、をCPUに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  15. 画像形成装置と、該画像形成装置と接続可能な情報処理装置とを含むネットワークシステムにおいて、
    前記画像形成装置のステータスを取得する第1取得手段と、
    前記情報処理装置のステータスを取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段が取得した画像形成装置のステータスと、前記第2取得手段が取得した前記情報処理装置のステータスを用いて、前記画像形成装置に転送すべきエラーを示すエラー情報を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定したエラー情報を前記画像形成装置に転送する転送手段と、
    前記情報処理装置から前記エラー情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したエラー情報に基づいて、前記画像形成装置のエラーを示す表示部を制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
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