JP2007058547A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 OHPシートの中差し印刷において、印刷品質を落とさないまま印刷スピードを向上させることが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 中差し印刷を実行する場合、OHPシートと普通紙のように用紙の種類が異なる場合でも、印刷モードの変更をせずすべてのページを同一の印刷モードに指定した画像データをプリンタへ送信し印刷する。
【選択図】 図1

Description

ホストコンピュータなどの外部装置のアプリケーションソフト(ワープロなど)で作成された印刷データを、プリンタへ送信し印刷動作を行う印刷システムに関するものである。
印刷装置でOHPシートへ印刷を行う際、排紙トレイに出力された印刷済みのOHPシートを直接重ねてしまうと、OHPシート同士の接触によってトナーやインクが落たり、静電気により互いにくっついてしまうため剥がしにくく扱いが困難になるという問題がある。この問題を解決するために印刷されたOHPシート間に自動的にOHPシート以外の用紙、例えば普通紙を差し込む、いわゆる中差し印刷機能を有する印刷装置がある。通常、印刷装置は用紙の種類(メディアタイプ)により、印刷モードを指定する必要がある。印刷モードとは、印刷装置の定着温度や用紙搬送スピードを各種用紙に最適なものに指定することで、印刷品質を向上させる機能である。
又、従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開2001-356646号公報
しかしながら、従来、上記した中差し印刷を実行すると、OHPシート、普通紙、OHPシート、普通紙、と印刷用紙(メディアタイプ)が1ページ毎に変更となるため、その度に印刷モードを変更する必要があった。通常、印刷モードは、印刷装置の印刷動作が停止(アイドル)状態にならないと指定できない。そのため、OHPと普通紙の中差し印刷では、1枚印刷することに印刷動作が停止するのを待たなければならないので、連続印刷ができず印刷スピード(印刷パフォーマンス)が非常に遅くなるという問題があった。
本発明は上記従来例を鑑みてなされたもので、OHPシートの中差し印刷において、印刷品質を落とさないまま印刷スピードを向上させることが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の印刷装置及び、ホストコンピュータは以下のような構成を備える。
即ち、その印刷装置は、普通紙やOHP用紙など各種用紙に対する最適な印刷モード(用紙に最適な定着温度やプロセススピードなどを設定する)を備えており、また、そのホストコンピュータは、前記各種用紙に対する印刷モードを指定する指定手段と、画像を形成する第一の用紙の間に、第一の用紙とは異なる種類の第二の用紙に画像を形成せず中差しする中差し印刷を実行する手段と、前記中差し印刷が指定された場合、前記第二の中差し用紙は画像を形成する前記第一の用紙と同じ印刷モードを指定する手段とを有する。
上記目的を達成するために本発明の印刷装置は以下のような構成を備える。
即ち、その印刷装置は、普通紙やOHP用紙など各種用紙に対する最適な印刷モード(用紙に最適な定着温度やプロセススピードなどを設定する)を備えており、前記各種用紙に対する印刷モードを設定する設定手段と、画像を形成する第一の用紙の間に、第一の用紙とは異なる種類の第二の用紙に画像を形成せず中差しする中差し印刷を実行する手段と、前記中差し印刷が指定された場合、前記第二の中差し用紙は画像を形成する前記第一の用紙と同じ印刷モードを指定する手段とを有する。
上記目的を達成するために本発明の印刷装置およびホストコンピュータは以下のような構成を備える。
即ち、プロセススピード(用紙搬送スピード)が同じ印刷モードを第二の中差し用紙へ設定する手段、を有する。
従来、OHPシートの間に普通紙を挟むような中差し印刷を実行した場合、プリンタに設定する印刷モードを1ページ毎に、OHPシートと普通紙に切り替えていたため、その度にプリンタの印刷動作が停止するのを待つ必要があり、印刷スピード(印刷パフォーマンス)が非常に遅いという問題があった。
中差し印刷を実行する場合、OHPシートと普通紙のように用紙の種類が異なる場合でも、印刷モードの変更をせずすべてのページを同一の印刷モードに指定した画像データをプリンタへ送信し印刷する。1ページ毎にプリンタの印刷動作が停止するのを待つ必要がなく、高速に中差し印刷を実現することを可能とする効果がある。
以下、添付図面にしたがって本発明の実施例を詳細に説明する。
[レーザビームプリンタの説明(図1)]
本実施例の構成を説明する前に、本実施例を適用するカラーレーザビームプリンタの構成を図1を参照して説明する。
図1において、711はスキャナであり、画像信号を光信号に変換するレーザ出力部(不図示)、多面体((例えば8面体)のポリゴンミラー712、このミラー712を回転させるモータ(不図示)及びf/θレンズ(結像レンズ)713などを有する。714は、レーザ光の光路を変更する反射ミラー、715は感光ドラムである。レーザ出力部から出射したレーザ光はポリゴンミラー712の一側面で反射され、f/θレンズ713及びミラー714を通って図示矢印方向に回転している感光ドラム715の面を線状に走査(ラスタスキヤン)する。これによって、原稿画像に対応した静電潜像が感光ドラム715の面上に形成されることになる。
また、717は一次帯電器、718は全面露光ランプ、723は転写されなかつた残留トナーを回収するクリーナ部、724は転写前帯電器であり、これらの部材は感光ドラム715の周囲に配設されている。
726はレーザ露光によって、感光ドラム715の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユニットであり、以下に示す構成よりなる。731Y,731M,731C,731Bkは感光ドラム715と接して直接現像を行う現像スリーブ、730Y,730M,730C,730Bkは予備トナーを保持しておくトナーホツパー、732は現像剤の移送を行うスクリユーであって、これらのスリーブ731Y〜731Bk、トナーホツパー730Y〜730Bk及びスクリユー732により現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設されている。尚、前述した各構成要素の符号のY,M,C,Bkは色を示している。つまり、“Y”はイエロー、“M”はマゼンタ、“C”はシアン、“Bk”はブラックである。イエローのトナー像を形成する時には、本図の位置でイエロートナー現像処理を行なう。また、マゼンタのトナー像を形成する時は、現像器ユニット726を図の軸のPを中心に回転して、感光体715にマゼンタ現像器内の現像スリーブ731Mが接する様にする。シアン、ブラックの現像も同様に作動する。
また、716は感光ドラム715上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、719は転写ドラム716の移動位置を検出させるためのアクチユエータ板、720はこのアクチユエータ板719と近接することにより転写ドラム716がホームポジシヨン位置に移動したのを検出するポジシヨンセンサ、725は転写ドラムクリーナ、727は紙押えローラ、728は徐電器、729は転写帯電器であり、これらの部材719,720,725,727,729は転写ローラ716の周囲に配設されている。
一方、735,736は用紙(紙葉体)を収納する給紙カセット、737,738はカセット735,736から用紙を給紙する給紙ローラ、739,740,741は給紙及び搬送のタイミングを取るタイミングローラであり、これらを経由して給紙搬送された用紙は紙ガイド749に導かれて先端を後述のグリツパに但持されながら転写ドラム716に巻き付き、像形成過程に移行する。尚、給紙カセット735,736のいずれを選択するかは、主制御部31の指示により決定し、選択された給紙ローラのみが回転する様になっている。
上記構成により、YMCK4色によるフルカラー印刷を実現する。
[プリンタ制御系の説明(図2)]
図2は本発明の実施例を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。ここでは、カラーレーザビームプリンタ(図1)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
図において、3000はホストコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
また、このROM3のプログラム用ROMには、本発明図7のフローチャートで示されるようなCPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデ−タ等を記憶し、ROM3のデ−タ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用する各種デ−タを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタコントローラ部1001との通信制御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
プリンタ1000において、12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、本発明図7、図8、図9のフローチャートで示されるようなCPU12の制御プログラム等を記憶する。CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、ホストコンピュータより受信した画像データを格納しておくための描画メモリ、ビデオ信号ON/OFF情報格納領域、その他のワーク領域等に用いられる。17は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。そして、30はメモリコントローラ(MC)で、ホストコンピュータから受信したビットマップデータ等を記憶するハードディスク(HDD)31とのアクセスを制御する。
以上のような構成を有するLBP(印刷装置)1000において、本実施の形態の制御部による処理動作を説明する。
図3は、図2に示したホストコンピュータの制御部1とプリンタの制御部12における印刷機能の処理構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
なお、プリンタの印刷方式としは、ページ記述言語(PDL)を搭載しプリンタ側で印刷データのビットマップ展開をするPDL機と、印刷データのビットマップ展開をホストコンピュータで行い、そのビットマップデータをプリンタへ転送して印刷を実行するホストベース機がある。本実施例では、一般的に必要最低限の操作パネルのみ搭載し、低コストのコントローラが特徴のホストベース機を例として説明を行う。ただし、本発明はホストベース機に限ったものではなく、PDL機にも適用可能である。
図3において、3000は例えばサーバまたはクライアントとして機能するホストコンピュータである、印刷データおよび制御コードからなる印刷情報をプリンタ1000に出力するものである。
プリンタ1000は、機能的に大きく分けてコントローラ部100、オペレーションパネル部110、印刷機構部17より構成されている。本実施形態ではプリンタ1000として、具体的にはレーザビームプリンタ(以下LBPと記述)を想定している。尚、本発明を適用可能なプリンタはLBPに限られるものではなく、インクジェットプリンタ、サーマル(熱転写)プリンタなど他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
プリンタ1000において、コントローラ部100は、ホストコンピュータ3000との接続手段であるところのインタフェース(I/F)部15、受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ101、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ102、印刷データの解析を司るコマンド解析部104、印刷制御部105、画像制御部103、出力制御部107などより構成されている。インタフェース(I/F)部15はホストコンピュータ200との印刷データの送受信を行う通信手段である。このインタフェース(I/F)部15を通して受信した印刷データは、そのデータを一時的に保持する記憶手段である受信バッファ101に遂次蓄積され、必要に応じてコマンド解析部104または画像制御部103によって読み出され処理される。コマンド解析部104は、各印刷制御コマンド体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムにより構成されており、このコマンド解析部104で解析されたコマンドは、ビットマップデータなどの画像データに関するものは、画像制御部103に指示を与えて処理し、給紙選択やリセット命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御部105に指示を出し処理する。
画像制御部103では、転送されてきた画像データコマンドデータからコマンド部分を外し、圧縮されたイメージデータであれば、この画像制御部103にて伸長処理が行われ、画像データ受信バッファ106へ格納する。この画像データ受信処理と印刷機構部(プリンタエンジン)17へのビデオ信号の出力の追いかけっこ、つまりバンディング制御によってビデオ出力バッファは管理されていてもよいし、十分なメモリがある場合は、1ページ分が格納可能な領域をビデオ出力バッファとして確保してもよい。
また、パネル制御部108は、コマンド解析部104や印刷制御部105からの情報を基にプリンタの各種状態をオペレーションパネル110(LCD,LED)に表示させたり、キーの入力情報を印刷制御部105へ伝える機能を持っている。なお、本発明をプリンタ側で実現した場合は、このコマンド解析部104、及び印刷制御部105の機能として実現される。出力制御部107は、画像データ受信バッファ106に格納されている画像データをビデオ信号に変換処理し、印刷機構部(プリンタエンジン)17へ転送する。印刷機構部17は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための機構である。
以上、プリンタ1000について説明したが、次にホストコンピュータ3000の構成について説明する。
ホストコンピュータ3000は、入力デバイスであるところのキーボード9やポインティングデバイスであるところのマウス220と、表示デバイスであるディスプレイモニタ10を合わせた一つのコンピュータシステムとして構成されている。ホストコンピュータ3000は、基本OSの下で動作しているものとする。
ホストコンピュータ側について本発明に関する機能的な部分にのみ着目して基本OS上での機能を大きく分類すると、アプリケーションソフト201、基本OSの一部であるグラフィックデバイスインタフェース(以後、GDIと記す)202、そして本発明のプリンタステータス制御部208やステータスモニタ207を有するプリンタドライバ203、プリンタドライバの生成したデータを一時的に格納するプリントスプーラ204と分けて考えることができる。
なお、基本OSによってこれらの名称や機能的な枠組みは若干異なる場合があるが、本発明で言う各技術的手段が実現できるモジュールであれば、それらの名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題ではない。GDIやプリンタドライバと呼ばれるモジュールは、たとえば、グラフィックカーネルやプリント・フィルタなど呼ばれるモジュールで実現可能である。同様にプリント・スプーラ204においても、プリント・キューと呼ばれるモジュールに処理を組み込むことによって実現可能である。
なお、一般的に、これらの構成要素からなるホストコンピュータ3000は、図2で示したCPU1、RAM2、ROM3、外部メモリ11などのハードウェアの下で、基本ソフトと呼ばれるソフトウェア(BIOS)がその制御を司り、その基本ソフトの下で応用ソフトが動作するような構成になっている。
プリンタ制御部208を有するプリンタドライバ203も、この応用ソフトの一つと位置付けられるものである。また、アプリケーションソフト201は、例えば、ワープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する応用ソフトウェアを指すものである。また、アプリケーションソフトは任意のタイミングで複数起動(主メモリ容量により変動する)であり、それらをアプリ206として図示してある。
次に、アプリケーション201として任意のイメージ編集ソフトを使用した場合を例に取り説明する。
アプリケーション201で、イメージの編集作業を中心に行い、そのイメージを印刷する時には、マウス220などによってディスプレイモニタ10上に表示される印刷メニューを選択して印刷を実行する。次に、アプリケーション201は、基本OSの一部の機能であるGDI202をコールする。このGDI202は、画面表示や印刷出力などの表示デバイスや印刷デバイスを司る基本関数群であり、各社各様のアプリケーションソフトウェアは、この基本関数群を利用することで、機種(ハードウェア)に依存する部分を意識することなく、アプリケーションソフトウェアを動作させることが可能である。
次にGDI202では、それぞれの印刷装置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ203から印刷デバイス(この場合はプリンタ1000)の持つ描画能力や印刷解像度などの情報を取り込み、アプリケーションソフト201からコールされたAPI関数を処理し、その処理内容に応じてプリンタドライバがGDI202に対して提供する関数をコールする。この関数はあらかじめ決められたインタフェース(Device Driver Interface通称DDI)になっており、プリンタドライバの作成者はこのインタフェースから実際の印刷装置へのデータ変換を中心にプリンタドライバを作成することとなる。
プリンタドライバ203は、GDI202より受け取ったDDI情報と、それ自信が持つグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって設定された印刷環境設定をもとに、印刷データ(画像ビットマップデータ)の生成処理205と、プリンタ制御コマンドの生成処理208を行いプリントスプーラ204に対して送出される。また本発明をホストコンピュータで実現する際にはこの印刷データ生成処理部205で実現される。さらにこれらのデータは、プリントスプーラ204を経由し、さらにホストコンピュータ3000の接続手段であるところのI/F部8を経てプリンタ1000へ送出されることになる。
[印刷モードの説明]
図4はコントローラ100と印刷機構部17とのインタフェースを示したである。コントローラ100と印刷機構部17は、画像を出力するための水平同期信号やビデオ信号などの他に、双方向通信を可能にするシリアルI/Fで接続されている。このシリアルI/Fを使い、コントローラからホストへは各種プリンタエンジン(印刷機構部)設定コマンドや実行コマンド、プリンタエンジンステータス要求コマンドなどが発行される。一方、印刷機構部からホストへは、各種プリンタエンジンステータスなどが送信される。このようなコマンドの中の一つに、印刷モード指定コマンドがある。印刷モードとは、プリンタの定着温度、用紙搬送スピード(プロセススピード)を各種用紙に最適なものに指定し、印刷品質を向上させるものである。具体的には、図5に示すように普通紙に対しては、定着温度は200度に設定し、通常の印刷スピードで定着を行う。一方OHPシートにおいては、あまり高い熱で定着を行うと素材の性質上カールや変形を起してしまうため、通常は100度のような低い定着温度で、印刷スピードを通常の半分にしている。プリンタがこの2種類の用紙を連続して印刷する場合、定着温度や印刷スピードの切り替えを瞬時に行うことは不可能であるため(定着温度が設定温度に達するまで時間がかかる)、印刷モードの変更は印刷動作が停止してからでないと行えない。そのため、従来の中差し印刷では1ページ排出する毎に印刷動作が停止し、印刷パフォーマンスが非常に悪くなるという欠点となっていた。
[ホストコンピュータの動作の説明]
図6は、中差し印刷を指定する際の設定画面の一例である。ワープロソフトなどのアプリケーションから印刷を実行する場合、図6のようなプリンタドライバの設定画面を表示し、「給紙方法」でOHPシートに対する中差し印刷を指定し、「中差し用紙」でOHPシートの間に挟む用紙が入っている給紙口を指定する。この指定により、印刷データはOHPシートに印刷され、その間に白紙の用紙が挟みこまれ、中差し印刷を実行することができる。
図7は、本実施の形態のホストコンピュータにおける印刷データ生成処理部205の制御手順を示すフローチャートで、このプログラムはROM3に記憶されており、CPU1の制御の下に実行される。
まず、ステップS11でジョブ印刷が実行されるのを待つ。印刷が実行された場合、ステップS12へ進み、印刷ジョブの第1ページ目をビットマップ展開し画像データを生成する。そしてステップS13で、プリンタドライバで指定された給紙口の指定コマンドを生成する。また、ステップS14ではプリンタドライバで指定された印刷モードの指定コマンドを生成する。そして、ステップS15へ進み、生成された給紙口指定コマンド、印刷モード指定コマンド、及び画像データをプリンタへ送信し印刷を実行する。次にステップS16で、印刷中のジョブは中差し印刷が指定されているかどうかチェックする。中差し印刷が指定されていない場合は、ステップS111へ進み、さらにまだ印刷するページが残っている場合はステップS12へ戻る。一方、ステップS16で中差し印刷が指定されている場合はステップS17へ進み、1ページ分の白紙画像データを生成する。そして、ステップS18で、中差し用紙として使用する用紙がセットされている給紙口に対する給紙口指定コマンドを生成する。次にステップS19で中差し用紙に対応する印刷モードではなく、前のページで指定したのと同じ(ステップS14で生成した)印刷モード指定コマンドを生成する。そして、ステップS110で生成した各種コマンド及び、1ページ分の画像データをプリンタへ送信する。このとき、前ページと同じ印刷モード指定コマンドを受信したプリンタは、プリンタエンジン(印刷機構部)がすでにその印刷モードとなっているため、再度同じ印刷モード指定コマンドをプリンタエンジンへ発行することはしない。次にステップS111で印刷ジョブがすべて終了したかどうか判定し、まだ次の印刷ページが残っていれば、ステップS12へ戻り次のページの印刷を実行する。
従来、OHPシートの間に普通紙を挟むような中差し印刷を実行した場合、プリンタに設定する印刷モードを1ページ毎に、OHPシートと普通紙に切り替えていたため、その度にプリンタの印刷動作が停止するのを待つ必要があり、印刷スピード(印刷パフォーマンス)が非常に遅いという問題があった。
しかし、本実施例1で説明したところによると、中差し印刷を実行する場合、OHPシートと普通紙のように用紙の種類が異なる場合でも、印刷モードの変更をせずすべてのページを同一の印刷モードに指定した画像データをプリンタへ送信し印刷する。実施例では普通紙をOHPシートモードで印刷するが、その普通紙は白紙であり何も印刷しないためトナーの定着性が悪いなどといった問題も発生しない。そのため1ページ毎にプリンタの印刷動作が停止するのを待つ必要がなく、高速に中差し印刷を実現することを可能とする効果がある。
実施例1では、ホストで生成した白紙の画像データをページ間に挿入し、さらに全ページの印刷モードを同じにすることで、高速な中差し印刷をホスト主導で実現することを可能としたが、実施例2では、ホストからは通常の印刷データのみプリンタへ送信し、高速な中差し印刷をプリンタ側で実現する方法を図8を使用して説明する。
図8は、本実施の形態のプリンタにおける印刷制御部105の制御手順を示すフローチャートで、このプログラムはROM13に記憶されており、CPU12の制御の下に実行される。また、本実施例2においては、OHPシートの間に白紙の普通紙を挟む中差し印刷の場合を例として挙げる。
まず、ステップS21でホストから印刷データが送信されてくるのを待つ。印刷データを受信したらステップS22へ進み、その印刷データは中差し印刷が指定されているかどうか判定する。中差し印刷の指定は、印刷データコマンドパラメータとして指定するなど考えられるが、これに限ったものではなくプリンタが中差し印刷を認識できればいかなる方法でも良い。ここで、中差し印刷が指定されなかった場合は、ステップS29へ進みその印刷ページが直前のページの印刷モードと異なっているかどうか判定する。前ページと印刷モードが同じならステップS211へ進むが、前ページと印刷モードが異なっている場合、ステップS210でプリンタエンジンに印刷モード指定コマンドを発行し、印刷モードを設定する。次にステップS211で、その印刷ページが直前のページの給紙口と異なっているかどうか判定する。前ページと給紙口が同じならステップS213へ進み、前ページと給紙口が異なっている場合、ステップS212でプリンタエンジンに給紙口指定コマンドを発行し、給紙口を設定する。そして、ステップS213で画像データをプリンタエンジンへビデオ出力することで、そのページの印刷を実行する。ステップS214でまだ印刷するページが残っているかどうか判定し、残っている場合はステップS29へ戻り次ページの印刷を実行する。以上が中差し印刷を指定されなかった場合のプリンタの通常印刷動作である。一方、ステップS22で中差し印刷が指定された場合は、ステップS23へ進みプリンタエンジンにOHP印刷モード指定コマンドを発行し、OHP印刷モードを設定する。次にステップS24で、プリンタエンジンにOHPシートがセットされている給紙口を指定するコマンドを発行し、印刷を実行する給紙口を設定する。そして、ステップS25でプリンタエンジンへ画像データをビデオ出力し、OHPシートに画像データを印刷する。ステップS26では、印刷を実行する給紙口として中差し用紙がセットされている給紙口を指定する。そしてステップS27でプリンタエンジンへ印刷コマンドを発行する。ここで印刷モードは特に指定(変更)していないので、前回印刷したのと同様のOHP印刷モードが指定されたままとなる。また、実行された印刷に対して画像は出力しないようにして白紙を出力させる。ステップS28で、印刷ジョブがすべて終了したかどうか判断し、まだ印刷ジョブが残っている場合は、ステップS24へ戻り次のページの印刷を行う。
以上、本実施例2で説明したところによると、中差し用紙の挿入をプリンタ側で実行し、かつその中差し用紙の印刷モードをOHP印刷モードから変更しないため、1ページ毎にプリンタの印刷動作が停止するのを待つ必要がなく、高速に中差し印刷を実現することを可能とする効果がある。
実施例1,2では、OHPシートの印刷において、中差し用紙もOHP印刷モードで行うことにより、中差し印刷の高速化を実現した。しかし、プリンタによっては、OHPシートは給紙トレイからのみ印刷可能とし、機構的にカセットからOHPを印刷することができないものもある。その場合、カセットからの給紙で印刷モードをOHP印刷モードに設定することができないため、中差し用紙をOHP印刷モードで印刷することにより、中差し印刷を高速化することは出来ない。
そこで、実施例3ではカセットからOHPシートを印刷できないプリンタにおいて、中差し用紙の印刷モードを、カセットから給紙が可能で、かつ印刷スピードがOHPシートと等速、もしくは非常に近い印刷モード(例えば厚紙モード)に設定することで、中差し印刷の高速化を実現する場合を図9に従い説明する。
まず、ステップS31でホストから印刷データが送信されてくるのを待つ。印刷データを受信したらステップS32へ進み、その印刷データは中差し印刷が指定されているかどうか判定する。ここで、中差し印刷が指定されなかった場合は、ステップS310へ進む。ステップ310からステップS315の中差し印刷が指定されなかった場合の通常印刷手順は、実施例2で説明した図8のステップS29〜ステップS214と同じなので説明は省略する。中差し印刷が指定された場合、ステップS33でプリンタエンジンに印刷モード指定コマンドを発行しOHP印刷モードを設定する。そして、ステップS34でプリンタエンジンに給紙口指定コマンドを発行し、OHPシートがセットされている給紙口を印刷給紙口に設定し、ステップS35でOHPシートに印刷を実行する。次にステップS36へ進み、プリンタエンジンに厚紙印刷モードとなるようにコマンドを発行する。そして、ステップS37で印刷を実行する給紙口として、中差し用紙がセットされている給紙口を指定するコマンドをエンジンへ発行し、ステップS38で中差し用紙に白紙を印刷する。ステップS39では印刷ジョブがまだ残っているかどうか判断し、ジョブが残っている場合はステップS33へ戻る。
以上、本実施例3で説明したところによると、印刷を実行した第一の用紙に設定した印刷モードが、中差し用紙がセットされている給紙口に対して指定できない場合、第一の用紙に設定した印刷モードとは異なるが、プロセススピード(用紙搬送スピード)が同じ印刷モード(実施例3では厚紙印刷モード)を中差し用紙の印刷に指定することにより、印刷モードの変更による遅延時間を少なくし、高速に中差し印刷を実現することを可能とする効果がある。
本発明の実施例におけるカラーレーザビームプリンタ(LBP)の内部構造を示す断面図である。 図1のLBPを含むプリンタ制御システムの構成を示すブロック図である。 図2におけるホストコンピュータのプリンタ制御部とプリンタの印刷制御部の処理構成を説明するブロック図である。 本発明の印刷装置における、コントローラと印刷機構部の間のインタフェースを示す図である。 本発明における印刷装置の印刷モードの違いによる、プロセススピードと定着温度の関係を示す表である。 本発明におけるホストコンピュータで中差し印刷を指定する手段を説明するための、プリンタドライバ画面である。 本発明の実施例1のホストコンピュータにおける制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例2のプリンタコントローラにおける制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施例3のプリンタコントローラにおける制御処理を示すフローチャートである。

Claims (3)

  1. ホストコンピュータなどの外部装置から印刷制御コードや画像データを受信して印刷動作を行う印刷装置において、
    その印刷装置は、
    普通紙やOHP用紙など各種用紙に対する最適な印刷モード(用紙に最適な定着温度やプロセススピードなどを設定する)を備えており、
    また、そのホストコンピュータは、
    前記各種用紙に対する印刷モードを指定する指定手段と、
    画像を形成する第一の用紙の間に、第一の用紙とは異なる種類の第二の用紙に画像を形成せず中差しする中差し印刷を実行する手段と、
    前記中差し印刷が指定された場合、前記第二の中差し用紙は画像を形成する前記第一の用紙と同じ印刷モードを指定する手段と
    を有することを特徴とする印刷システム。
  2. ホストコンピュータなどの外部装置から印刷制御コードや画像データを受信して印刷動作を行う印刷装置において、
    その印刷装置は、
    普通紙やOHP用紙など各種用紙に対する最適な印刷モード(用紙に最適な定着温度やプロセススピードなどを設定する)を備えており、
    前記各種用紙に対する印刷モードを設定する設定手段と、
    画像を形成する第一の用紙の間に、第一の用紙とは異なる種類の第二の用紙に画像を形成せず中差しする中差し印刷を実行する手段と、
    前記中差し印刷が指定された場合、前記第二の中差し用紙は画像を形成する前記第一の用紙と同じ印刷モードを指定する手段と
    を有することを特徴とする印刷システム。
  3. ホストコンピュータなどの外部装置から印刷制御コードや画像データを受信して印刷動作を行う印刷装置において、
    その印刷装置は、
    普通紙やOHP用紙など各種用紙に対する最適な印刷モード(用紙に最適な定着温度やプロセススピードなどを設定する)を備えており、
    前記各種用紙に対する印刷モードを設定する設定手段と、
    画像を形成する第一の用紙の間に、第一の用紙とは異なる種類の第二の用紙に画像を形成せず中差しする中差し印刷を実行する手段と、
    前記中差し印刷が指定された場合、前記第二の中差し用紙の印刷に、画像を形成する前記第一の用紙の印刷モードと同等、もしくは近いプロセススピード(用紙搬送速度)の印刷モードを指定する手段と
    を有することを特徴とする印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095004A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Riso Kagaku Corp 印刷装置

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