JP4418573B2 - 画像出力制御装置、画像出力制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像出力制御装置、画像出力制御方法、及び記憶媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像出力制御装置、画像出力制御方法、及び記憶媒体に関し、特に、ジョブデータを基に画像データを生成して出力する画像出力制御装置、該画像出力制御装置に適用される画像出力制御方法、及び該画像出力制御方法を実行するプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数のコンピュータがLAN(ローカルエリアネットワーク)によって相互接続され、こうしたLANに、多様な周辺機器群が接続可能となったシステムが多く用いられている。この周辺機器群としてはプリンタが一般的であるが、その他、コピー、ファックス機能を備えたマルチファンクション画像処理装置などがある。フロアなどに配置された構内機器を接続するLANでは、一つのユーザグループにおける接続機器の共有使用やデータ転送を可能としている。
【0003】
また、その他のネットワークとして、空間的に離れた場所にある複数のLANを、高速総合デジタルネットワーク(ISDN)回線や公衆電話回線などにより接続した、WWW(World Wide Web)などのインターネットに代表されるWAN(ワイドエリアネットワーク)もある。
【0004】
通常、LAN/WANはそれぞれ、ファイルサーバー及びプリントサーバーを含むコンピュータ群により構成され、各コンピュータ内に搭載されるネットワークオペレーティングシステムは、データやファイルの転送及び共有、プリンタの共有などをおこなう各種プロトコルを備えている。
【0005】
また、各コンピュータ上で動作するアプリケーションから転送された印刷ジョブは、一般にプリントサーバーを介して、ネットワークに接続されたプリンタヘ転送されるようになっている。
【0006】
更に、ネットワークを構築するための各種機器や、ネットワーク上に接続されたコンピュータなどを含む各種装置の遠隔管理を行なうための通信プロトコルが標準化されており、例えば、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP; Simple Network Management Protocol)などがある。これらのプロトコルを実装したネットワーク機器の場合には、ネットワーク管理ソフトウエアにより、ネットワーク上の遠隔地から各種機器を管理することができ、例えば、プリンタの場合には、プリンタの情報の取得、状態監視、状態変化時の通知、初期化制御などを行うことができる。
【0007】
また、LANを構成する際に、イーサネットケーブルによりコンピュータとプリンタ等とを接続する場合が一般的であるが、近年、より高速なIEEE1394−1995(High Performance Serial Bus)方式によるデジタル機器のネットワーク接続も実現されている。IEEE1394シリアルバスのインタフェースを備える機器は、各自固有のIDを有し、それを認識し合うことで1つのネットワークを構成している。ネットワーク接続された各機器は、それぞれがコンピュータを介することなく独自に他装置へのデータ送信が可能であり、またデータ受信も可能となるように構成されている場合もある。
【0008】
LANを構成する各コンピュータ上で動作するユーザアプリケーションには、文書作成ソフト、表計算ソフトなど様々なものがある。それらのアプリケーションを使用して作成されたデータは、オペレーティングシステムの一機能としてのプリンタドライバソフトウェアにより、プリンタ制御言語であるPDL(Printer Description Language)データに変換された後、印刷ジョブとしてプリントスプーラに一時的に格納され、プリンタに送出されるように構成されている。
【0009】
ここで印刷ジョブは、プリンタドライバソフトウェアにより、プリンタ毎に1対1に対応したPDLデータとして、1つまたは複数のアプリケーション文書ファイルから生成される。印刷ジョブは、一つの印刷文書を構成する単位であり、通常、ジョブ開始命令とジョブ終了命令とによって区切られている。また、ジョブ開始命令などにはPDLデータの種類やバージョン情報が付加されており、プリンタで処理する際の印刷ジョブ処理モジュールの判別情報として利用される。
【0010】
プリンタでは、ホストコンピュータから送られてくる印字データを解析し、中間ページデータに変換してメモリに保持するまでの処理を、CPUとそれを制御するソフトウェアで行い、プリンタの用紙搬送に合わせて中間ページデータをレンダリングしてイメージデータとして出力する、いわゆるバンディング処理を専用のハードウェアで行うことが多い。以後、このハードウェアを「レンダラ」と呼ぶ。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷装置の高解像度化や高速化、カラー化に伴いレンダラでの処理の高速化が求められているが、それを低コストで実現することは容易ではなく、特に複雑な印字データの場合には、レンダラでの処理が用紙搬送に間に合わないため、バンディング処理を中断して、事前にレンダラを用いてレンダリングしておく等の処理が必要となる。
【0012】
こうした処理により、印刷装置のもつ処理スピード(実効処理速度)で用紙の出力を行うことができなってしまうため、一分間に何枚の用紙に印刷できるかを示す印刷スループットPPM(Page Per Minute)値が極端に低下してしまう問題があった。
【0013】
なお、カラー印刷の色要素であるMCYKの各プレーンを同時に印刷するカラー印刷装置においては、単純化して考えて、印刷速度(PPM)が同じ白黒機の4倍の処理速度(PPM)が必要となる。
【0014】
そこで近年ではレンダラを4倍高速化する代りに、それぞれのプレーン毎にレンダラを搭載することで、印刷装置の高解像度化や高速化、カラー化に対応する場合もある。
【0015】
しかし、こうした複数のレンダラの搭載でも、バンディング処理不可能な複雑な印刷データに対しては、先に述べた印刷スループットが低下する問題の解決に至ってはいない。
【0016】
従来、大容量の記憶メモリを用意し、入力されたPDLデータを、レンダラを使ってラスタ画像に展開して大容量の記憶メモリに格納した後、印刷装置の用紙搬送に合わせてラスタ画像データを送信するように構成して、複雑な印刷データに対応する場合もあるが、この場合には、大容量の記憶メモリが必須であるため、印刷装置のコストアップ要因となっている。
【0017】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、バンディング処理不可能な複雑な印刷データの場合でも印刷スループットが低下することを防止するようにした画像出力制御装置、画像出力制御方法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0018】
また、ラスタ画像データを格納するメモリの容量を削減して装置の低コスト化を図った画像出力制御装置、画像出力制御方法、及び記憶媒体を提供することを他の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像出力制御装置によれば、データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成手段と、前記中間ページデータ生成手段によって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成手段と、前記複数の画像データ生成手段によって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力手段と、前記画像データ生成手段が前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出手段と、前記画像データ生成時間算出手段が算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理手段と、前記画像データ生成時間算出手段が算出した前記生成時間から、前記画像データ出力手段が画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理手段が、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力手段が画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像出力制御方法によれば、データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成ステップと、前記中間ページデータ生成ステップによって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成ステップと、前記複数の画像データ生成ステップによって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力ステップと、前記画像データ生成ステップが前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出ステップと、前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理ステップと、前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間から、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理ステップが、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の記憶媒体によれば、画像出力制御方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、前記画像出力制御方法が、データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成ステップと、前記中間ページデータ生成ステップによって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成ステップと、前記複数の画像データ生成ステップによって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力ステップと、前記画像データ生成ステップが前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出ステップと、前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理ステップと、前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間から、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理ステップが、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすること、を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0025】
本発明の実施の形態の構成を説明する前に、本発明を適用するに好適なレーザビームプリンタの構成について図1を参照して説明する。なお、本発明を適用するプリンタは、レーザビームプリンタに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0026】
図1は、レーザビームプリンタ(LBP)の内部構造を示す断面図である。
【0027】
図において、100はLBP本体であり、外部に接続されているプリントサーバー(図2の201)から供給される文字印字命令、各種図形描画命令、イメージ描画命令及び色指定命令等に従って対応する文字パターンや図形、イメージ等を作成し、記録媒体である記録用紙上に像を形成する。151は操作入力のためのスイッチ及びプリンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等が配されている操作パネル、101はLBP本体100の制御及びプリントサーバーから供給される文字印字命令等を解析するプリンタ制御ユニットである。
【0028】
尚、本レーザビームプリンタは、RGBの色情報をM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イェロー)、K(クロ)に変換し、それらを並列で像形成・現像するため、MCYKそれぞれが像形成・現像機構を持つ。プリンタ制御ユニット101はMCYKそれぞれの印字イメージを生成し、ビデオ信号に変換してMCYKそれぞれのレーザ・ドライバに出力する。
【0029】
M(マゼンタ)のレーザ・ドライバ110は半導体レーザ111を駆動するための回路であり、半導体レーザ111から発射されるレーザ光112を、入力されたビデオ信号に応じてオン・オフ切替する。レーザ光112は回転多面鏡113で左右方向に振られて静電ドラム114上を走査する。これにより、静電ドラム114上には文字や図形のパターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム114周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)115によって現像された後、記録用紙に転写される。
【0030】
C(シアン)、Y(イエロー)、K(クロ)に関してもM(マゼンタ)と同様の像形成・現像機構を持ち、120〜125はC(シアン)用の像形成・現像機構、130〜135はY(イエロー)用の像形成・現像機構、140〜145はK(クロ)用の像形成・現像機構である。個々の機能はM(マゼンタ)の像形成・現像機構110〜115と同じであるので説明を省略する。
【0031】
記録用紙にはカット・シートを用い、カット・シート記録紙はLBP本体100に装着した給紙カセット102に収納され、バネ103で一定の高さに保たれる。カット・シート記録紙は、給紙ローラ104及び搬送ローラ105、106により装置内に取り込まれ、用紙搬送ベルト107に乗せられてMCYKの各像形成・現像機構を通過する。
【0032】
記録用紙に転写されたMCYKの各トナー(粉末インク)は定着器108で熱と圧力により記録用紙に固定され、記録用紙は搬送ローラ109、150によってLBP本体100上部に出力される。
【0033】
(第1の実施の形態)
図2は、本発明に係る画像形成装置に備えられるプリンタ制御ユニットの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。ここでは、図1に示すレーザビームプリンタに装着されたプリンタ制御ユニットを説明する。
【0034】
図2において、印刷ジョブは、パーソナルコンピュータ(PC)200上で動作するアプリケーションプログラムによりプリンタ用の制御言語として生成され、プリントサーバー201内のプリントスプーラに格納される。パーソナルコンピュータ200やプリントサーバー201は、ネットワークオペレーティングシステムの提供する機能を実現する。プリントサーバー201は、プリンタ100のプリンタ制御ユニット101を構成するLANインタフェースカード204との間で、LAN202を介して通信制御処理を実行し、印刷ジョブを入力部1−10へ転送する。
【0035】
ここで印刷ジョブは、ジョブ開始命令とジョブ終了命令とにより区切られたデータ単位としての形態を有し、文字、イメージ、図形等の描画命令及び色情報指示命令から成るデータである。
【0036】
プリンタ制御ユニット101において、1−1はプリンタCPUである。プリンタCPU1−1は、ROM1−2のプログラム用ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、システムバス1−4に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。また、プリンタCPU1−1は、MCYK出力部I/F(印刷部インタフェース)1−8を介して印刷部1−9に、MCYKの色要素毎の画像信号を出力情報として出力する。なお、プリンタCPU1−1には、印刷部1−9内で検知された紙搬送状況などの情報がMCYK出力部I/F1−8を介して入力される。
【0037】
ROM1−2のプログラムROMには、後述の図4、図6〜図8及び図11〜図13に示す各フローチャートの制御プログラムが格納され、これらの制御プログラムはCPU1−1で実行される。
【0038】
ROM1−2内には制御プログラムの1つとして中間ページデータ生成モジュールが格納され、該モジュールをCPU1−1が実行することにより、入力部1−10より入力された印刷ジョブが読み出され、データ解析が実行され、MCYKの各色成分毎の中間ページデータが生成されてRAM1−6のページバッファに格納される。
【0039】
また、各色成分に対応したM成分用レンダラ1−11、C成分用レンダラ1−12、Y成分用レンダラ1−13、K成分用レンダラ1−14がシステムバス1−4に接続される。これらのレンダラは、機能的に互いに全く同等であるが、こうした4つの独立レンダラを、中間ページデータ生成モジュールが利用して、中間ページデータからビットマップ画像を非同期に生成し、これによって各色分の印字イメージを生成する。そして、RAM1−6内に割り当てられた各色成分毎のMCYKバンドメモリに、それぞれの印字イメージを一時記憶する。
【0040】
RAM1−6内のMCYKバンドメモリに記憶された印字イメージはMCYK出力部I/F1−8で、それぞれの色要素別にビデオ信号に変換されて印刷部1−9に出力される。
【0041】
また、ROM1−2は制御プログラムの1つとしてビットマップ出力処理モジュールを格納している。先に図1を参照して説明したように、本実施の形態におけるレーザビームプリンタでは、MCYKの各色の像形成・現像を並列で行うため、MCYK出力部I/F1−8が、M出力インターフェース部、C出力インターフェース部、Y出力インターフェース部、K出力インターフェース部の4つのインタフェース部を有しており、上記ビットマップ出力処理モジュールをCPU1−1が実行することにより、上記の4つのインタフェース部がそれぞれ独立に、RAM1−6内に割り当てらたMCYKバンドメモリからドットデータ(印字イメージ)を読み出し、ビデオ信号に変換して各プレーンのレーザ・ドライバ110、120、130、140へ出力する。
【0042】
ROM1−2には、上記出力画像を生成する際に使用するフォントデータ(アウトラインフォントデータ或はドットフォントデータ)等が格納され、各レンダラ1−11〜1−14によって読み出されてビットマップ画像生成に利用される。また、ROM1−2には、入力画像の色成分であるRGB色空間からプリンタの記録用色成分であるMCYK色空間への色変換テーブル等も格納されている。
【0043】
RAM1−6は、CPU1−1の主メモリ、ワークエリア、受信バッファ等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートにオプションRAMを接続することにより、メモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM1−6には、中間ページデータ生成モジュールによって生成された中間ページデータを格納するページバッファ、レンダリング処理部によって生成されたビットマップ画像(印字イメージ)を一時的に保持するMCYKバンドメモリ、ハードディスク(HD)1−3に記憶された外字、フォーム画像などの登録データやROM1−2のアウトラインフォントからフォント生成モジュールによって生成されるビットマップ文字などを一時記憶するためのキャッシュメモリなどが含まれる。
【0044】
ハードディスク1−3は、メモリコントローラ(MC)1−7によりアクセスを制御される2次記憶装置である。このハードディスク1−3は、パーソナルコンピュータ200から入力された印刷データを基に作成された中間ページデータまたはビットマップ画像を格納する画像格納メモリとして利用される。また、パーソナルコンピュータ200上の外字ファイルやフォームファイルなどから転送された登録データを記憶する登録メモリとしても利用される。
【0045】
なお、CPU1−1で実行される制御プログラムは、不図示のシステムクロックに従い、タスクと称されるロードモジュール単位に時分割制御を行うリアルタイムOSと、機能単位に動作する複数のロードモジュール(タスク)とによって構成されるものとする。
【0046】
スケジュール制御部1−15は、複数のレンダラ1−11〜1−14の使用状態を監視し、特に現在使用中でない空きレンダラを管理する。
【0047】
プリンタ100の用紙搬送に同期して中間ページデータをレンダリングしてイメージデータ(ビットマップ画像データ)として出力するバンディング処理を用いて画像生成を行うプリンタ制御ユニット101においては、プリンタ100の用紙搬送に同期して、所定のタイミングでビットマップ画像をプリンタ100へ転送する必要があるが、入力データが複雑な場合など、ビットマップ画像の転送が間に合わないバンディング出力処理不可能なケースが生じる。このような場合、用紙搬送に先立ってあらかじめビットマップ画像を生成しておく処理(これを「プレレンダリング処理」と呼ぶ)が必要であるが、まず従来における各処理モジュール(処理部)の処理タイミングの相互関係を、図3を参照して説明する。
【0048】
図3は、従来技術における各処理モジュール(処理部)の相互関係を示すタイミングチャートである。
【0049】
図において、入力データを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成モジュール(A)と、中間ページデータをビットマップに変換するレンダリング処理部(B)とはマルチタスク処理により並列に動作し、レンダリング処理部によって生成されたビットマップ画像はビットマップ出力処理モジュール(C)において、用紙搬送に同期してプリンタ100に転送される。
【0050】
同図において、プリンタ100の用紙搬送に合わせて、ページ3の中間ページデータをレンダリングしてイメージデータとして出力するバンディング出力処理が不可能と判断された場合、ページ3の中間ページデータに対してプレレンダリング処理を実施する必要がある。プレレンダリング処理では、レンダラ資源を排他的に使用する必要があるため、マルチタスクによる並列処理が中断される。ページ3の中間ページデータに対するバンディング出力処理が不可能と判断された時期には、レンダリング処理部においてページ2のレンダリング処理(301)が行われているので、このページ2のレンダリング処理(301)が終了するまで、すなわち時間t1だけ、ページ3の中間ページデータに対するプレレンダリング処理(302)の実行を待つ。
【0051】
ページ2のレンダリング処理(301)が終了すると、レンダリング処理部のレンダラを利用してページ3のプレレンダリング処理(302)を実行し、得られたビットマップ画像をRAMに貯える。そして、ビットマップ出力処理モジュールによってページ3のビットマップ画像をRAMから読み出してプリンタ100に転送する(303)。その際に、ページ3のプレレンダリング処理(302)が終了するまで待って、ビットマップ出力処理モジュールがページ3のビットマップ画像をプリンタ100に転送するので、画像出力転送に待機時間t2が発生する。
【0052】
このように、バンディング処理不可能となるページをプレレンダリング処理する場合には、レンダラ資源を排他的に使用する必要があるため、マルチタスクによる並列処理動作が中断され、そのため、(t1+t2)の余分な待機時間が発生し、従来技術では、印刷スループットの大幅な低下が発生してしまう。なお、レンダラ資源の排他的使用とは、複数のレンダラを異なるページの処理に同時に使用することができないことを意味し、例えば図3において、ページ2のレンダリング処理(301)が終了するまで、ページ3のプレレンダリング処理(302)ができないことを意味する。
【0053】
そこで本発明では、レンダラのスケジュール管理を効率的に実施し、これにより、排他的利用による待機時間を削減し、各処理モジュール(処理部)が可能な限りマルチタスク動作できるようにする。これを以下に説明する、
図4は、第1の実施の形態におけるプリンタ制御ユニット101で実行される画像処理の手順を示すフローチャートである。
【0054】
パーソナルコンピュータ200上のアプリケーションプログラムを用いてユーザが印刷を指示すると、プリントサーバー201とLANインタフェースカード203との間で通信が行われ、印刷ジョブが入力部1−10に入力される。入力された印刷ジョブは、RAM1−6内の受信バッファに一時格納される(S401)。
【0055】
格納された印刷ジョブ(印字位置を示す制御コードや文字コード、図形情報及び色情報指示命令などが記載されたPDLデータ)を中間ページデータ生成モジュールが読み出して、制御コードや描画データのコマンド解析を実行して中間ページデータを生成し(S402)、得られた中間ページデータを、印刷ジョブによって指示されたMCYKの色情報毎にRAM1−6内のページバッファに格納する(S403)。
【0056】
以上のステップS401〜S403の各処理が、1ページ分の印刷データに対して完了されるまで繰り返し実施されるが(S404でN)、例えば印刷データ中の改ページコードを検出することにより、1ページ分の中間ページデータの生成終了が検知されると(S404でY)、RAM1−6に格納された1ページ分の中間ページデータを、バンドメモリの所定の高さ(縦、横の2次元のメモリ領域における縦方向の所定長さ)毎に分割する。これは、RAM1−6内に格納された1ページ分の中間ページデータを複数のバンドに分割して、バンド単位でレンダリング処理を行うことができるようにするためである。そして、複数のバンドに分割された中間ページデータのソート処理を実行する(S405)。
【0057】
バンド毎に独立となるように分割ソート処理された中間ページデータを用いて、ビットマップ画像を生成する場合に要する1ページ分のレンダリング時間を計算する(S406)。すなわち先ず、中間ページデータ毎に、例えばビットマップ文字ならばビットマップ画像の幅と高さと色情報(MCYKのうち、どのプレーンに描画されるかの情報等)とによりレンダリング時間を算出する。そして、算出されたレンダリング時間をバンド毎に合計してバンド毎のレンダリング時間を求める。更に、全てのバンドに亘って合計した1ページ分のレンダリング時間を求める。
【0058】
このようにして得られた1ページ分のレンダリング(使用)時間、使用プレーン情報を、図5に示すレンダラ使用管理テーブルに登録する(S407)。
【0059】
また、1ページ分のレンダリング(使用)時間を基に、プリンタ100に所定のタイミングでデータ転送することが可能であるか否かを判定し(S408)、所定のタイミングでデータ転送することが可能である(バンディング出力可能)ならば、1ページ分の中間ページデータ生成は終了となり、ステップS413へ進む。
【0060】
一方、ステップS408において、所定のタイミングでデータ転送することが不可能である(バンディング出力不可能)と判定されたならば、ステップS409へ進んでプレレンダリング処理を実行する。
【0061】
プレレンダリング処理を実行するにあたって、レンダラ1−11、1−12、1−13、1−14の中から、ビットマップ出力処理モジュールで利用されていない空きレンダラ(レンダリング処理部)を獲得する(S409)。この際、スケジュール制御部1−15に対して、空きレンダラ獲得を要求するが、詳細は図6を参照して後述する。
【0062】
ビットマップ出力処理モジュールで利用されていない空きレンダラ(レンダリング処理部)が獲得されると、該レンダラを使用して、RAM1−6内のページバッファに格納済みの中間ページデータを読み出してレンダリング処理を実行してビットマップ画像を生成する(S410)。生成されたビットマップ画像をRAM1−6内のページバッファに格納する(S412)。この際、不図示の圧縮モジュールを利用して格納するように構成してもよい。
【0063】
以上のように、バンディング処理不可能な印刷ジョブデータに対しても、あらかじめビットマップ画像を生成するプレレンダリング処理を実行して、1ページ分の中間ページデータを生成する。
【0064】
このようにして1ページ分の中間ページデータを生成する処理が終了すると、印刷ジョブが終了するまで、ステップS401〜S412の1ページ分の中間ページデータ生成処理を繰り返し実行する(S413)。
【0065】
図5は、中間ページデータ生成モジュールが生成した中間ページデータを基に求められたレンダリングに関する情報を格納したレンダラ使用管理テーブルの一例を示す図である。
【0066】
図中のレンダリング開始時間欄には、各ページ画像が、ROM1−2に格納されているビットマップ出力処理モジュールによって印刷部1−9へ転送されるまでに待機すべき待機時間、つまり第1ページのビットマップ画像の出力開始時刻を基準とし、この基準時刻から、各ページのビットマップ画像の出力開始時刻までの時間(レンダリング開始時間)が格納される。
【0067】
このレンダリング開始時間は、RAM1−6内のページバッファに保持中の中間ページデータの総ページ数と、印刷部1−9が記録紙を出力可能な最大印刷スピード(ppm)とによって算出される。印刷部1−9が記録紙を出力可能な最大印刷スピード情報はROM1−2内に格納されており、ここでは30ppmとして例示する。
【0068】
30ppmは1分間に30ページの印刷が可能であることを示しており、レンダリング開始時間欄には、2秒/ページの出力時間が必要といった情報を基に、印刷ジョブの最初のページに関するビットマップ画像の出力開始時刻を基準とした相対時刻が格納される。
【0069】
上述のように、レンダリング開始時間の算出は、中間ページデータの総ページ数と、印刷部1−9の最大印刷スピードとの2つの情報から行われ、該当ページにおけるレンダリング開始時間は、下記式(1)から算出される。
【0070】
レンダリング開始時間=(該当ページのページ順位数−1)×1ページ当たりの出力時間 …(1)
このレンダリング開始時間は、空きレンダラの有無を判定する際に利用される。
【0071】
なお、ページの用紙サイズ、両面印刷が指示されているか、コピー部数が指示されているか等の情報を、RAM1−6内のページバッファに、中間ぺージデータに関するレンダラ使用情報として記憶しておき、これらの情報を上記式(1)に加味して、より正確なレンダリング開始時間を得るようにしてもよい。
【0072】
図5のレンダリング使用時間欄には、各レンダラによる1ページ分のレンダリング処理に要する時間が記載される。例えば、ページ1の中間ページデータは、MCYKレンダラ1−11〜1−14を全て利用するカラーページに関わり、各レンダラは同時動作してページ1のレンダリング処理を実行するが、それに要する時間は各々2秒である。ページ2の中間ページデータは、Kレンダラ1−14のみを利用するモノクロページに関わり、MCYプレーン用のレンダラ1−11〜1−13は利用しない。Kレンダラ1−14によるレンダリング処理時間は2秒である。ページ3の中間ページデータは、Kレンダラ1−14のみを利用するモノクロページに関わり、MCYプレーン用のレンダラ1−11〜1−13は利用しない。Kレンダラ1−14によるレンダリング処理時間は2.5秒である。ページ4、5の中間ページデータは、MCYKレンダラ1−11〜1−14を全て利用するカラーページに関わり、各レンダラは同時動作して1ページのレンダリング処理を実行するが、それに要する時間は各々2秒である。
【0073】
図6、図7及び図8は、プレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。図6はROM1−2内の中間ページデータ生成モジュールの動作、図7はスケジュール制御部1−15の動作、図8はROM1−2内のビットマップ出力処理モジュールの動作を示し、各モジュール、部の相互間で各種通知の送受信が行われる。
【0074】
図6に示す中間ページデータ生成モジュールは、図5に示す例の場合、ページ3のデータ解析処理を終了した後、図4に示すステップS408でバンディング処理不可能と判定された場合に、空きレンダラの獲得要求をスケジュール制御部1−15に対して行う(S601)。
【0075】
ここでは、図5に例示したページ3のレンダリング使用時間が2.5秒(Kプレーンのみ)であるため、プリンタ100の印刷スピードである2秒/ページ以下でレンダリングすることは不可能、即ちバンディング出力処理不可能と判断されたケースを例にとって説明する。
【0076】
図7に示すスケジュール制御部1−15は、空きレンダラ獲得要求の受信に先立って、この場合、ぺージ2の出力指示をROM1−2内のビットマップ出力処理モジュールに送信しており(S610)、Kレンダラ1−14がページ2のレンダリング処理を実行中である。
【0077】
スケジュール制御部1−15は、中間ページデータ生成モジュールから空きレンダラ獲得要求を受信すると、図5に示したレンダラ使用管理テーブルを調べ、現時点で使用していないレンダラを検索する(S611)。その結果、ページ2のデータはモノクロデータのみであるので、Kレンダラ1−14のみを利用しており、MCYレンダラ1−11〜1−13は未使用状態であることがわかる。
【0078】
ステップS612で、現在出力処理中のレンダラではない空きレンダラがあるか否かを判断し、空きレンダラがあると判断されると、空きレンダラの空き時間が算出される(S613)。ここではMレンダラ1−11が選択され、Mレンダラ1−11の空き時間が、ページ4で使用開始されることになるため4秒と算出される。
【0079】
このレンダラの空き時間(4秒)と、ページ3のレンダリング使用時間(2.5秒)とを比較し、Mレンダラ1−11をページ3のレンダリングに使用した場合に、ページ4の出力開始時間前に、ページ3のレンダリングが終了するか否かを判定する(S614)。ここでは、ページ4の出力開始時刻より前に、ページ3のレンダリングが終了するため、ページ4の画像出力に影響を与えないと判断されて、Mレンダラ1−11の利用許可通知が中間ページデータ生成モジュールに対して通知される(S615)。
【0080】
図6に示す中間ページデータ生成モジュールは、スケジュール制御部1−15からレンダラ利用許可通知を受信し、レンダラの獲得をできたか否かの判断をする(S602)。レンダラの獲得ができないと判断した場合、ステップS601へ戻り、一方、レンダラの獲得ができたと判断すると、この場合、獲得したMレンダラ1−11を用いてページ3のKプレーンのレンダリングを実行し、先に説明したようにRAM1−6内のページバッファに、得られたビットマップ画像を格納する(S603)
レンダリングが終了した後、獲得したMレンダラ1−11の解放通知をスケジュール制御部1−15に送信して、ページ3の中間ページデータによるビットマップ画像の生成を終了する(S604)。
【0081】
図7に示すスケジュール制御部1−15において、ステップS612で、全てのレンダラが使用中のために空きレンダラがないと判断された場合、またはステップS614で、空きレンダラはあるが、空き時間がレンダリング使用時間より小さくて、ビットマップ出力処理モジュールによるビットマップ画像出力の開始時刻よりも後までレンダラを使用することになると判断された場合には、ステップS610に戻り、プリンタ100の所定のタイミングで次のページの出力送信を指示し、空きレンダラが生じるまで無限ループとなる。なお。レンダラ1−11〜1−14がすべて使用状態になっていても、RAM1−6内のページバッファに格納されている、プレレンダリング処理が必要なページ以前の全ての中間ページデータの出力が完了すれば、必ず空きレンダラが生じる。この場合は、図4を参照して説明した従来の処理と同じ処理となる。
【0082】
図8に示すビットマップ出力処理モジュールは、スケジュール制御部1−15からページの出力指示を受信すると(S620)、RAM1−6内のページバッファから先頭バンドに対応するMCYKデータを読み込み(S621)、例えばMデータはMレンダラ1−11を用いて、RAM1−6内のM画像用バンドメモリにビットマップ画像を展開する(S622)。Cデータ、Yデータ、Kデータも同様に、Cレンダラ1−12、Yレンダラ1−13、Kレンダラ1−14を用いて、RAM1−6内のC画像用バンドメモリ、Y画像用バンドメモリ、K画像用バンドメモリにビットマップ画像をそれぞれ展開する。
【0083】
RAM1−6内の各色のバンドメモリに展開されたビットマップ画像を、MCYK出力部I/F1−8が、プリンタ100において規定された所定のタイミングで、それぞれM出カインタフェース、C出力インタフェース、Y出力インタフェース、K出力インタフェースを介して、印刷部1−9に画像を転送する(S623)。
【0084】
上述の処理を中間ページデータの全てのバンドに対して終了するまで繰り返す(S624)。
【0085】
1ページ分の中間ページデータを印刷部1−9に転送終了したならば、画像出力の終了通知をスケジュール制御部1−15に通知する(S625)。
【0086】
このようにして、スケジュール制御部1−15は複数のレンダラ1−11、1−12、1−13、1−14の状態を常に管理することにより、中間ページデータ生成モジュールで利用可能か否かの判定を行うことができる。
【0087】
以上説明したROM1−2内の中間ページデータ生成モジュール、レンダリング処理部(レンダラ1−11〜1−14)、ROM1−2内のビットマップ出力処理モジュールが、マルチタスクで動作する場合の相互関係を、図9を参照して説明する。
【0088】
図9は、中間ページデータ生成モジュール(A)、レンダリング処理部(B)、及びビットマップ出力処理モジュール(c)の相互関係の一例を示すタイミングチャートである。
【0089】
先に説明したように、中間ページデータ生成モジュールがページ3の解析処理(701)を終了した後にバンディング出力処理不可能と判断された場合に、レンダリング処理部(レンダラ1−11〜1−14)を用いてプレレンダリング処理を実行する。その際、現在、ページ2の出力(702)を実行しているビットマップ出力処理モジュールではKレンダラ1−14のみを利用している。そこで、空きレンダラである、例えばMレンダラ1−11を利用して、ページ3のKデータのレンダリング処理(703)を、ページ2のKデータのビットマップ画像出力処理(702)と並列に実行させる。
【0090】
Mレンダラ1−11を利用してページ3のプレレンダリング処理(703)を実行した後、K画像のみのビットマップ画像をRAM1−6内のバンドメモリに貯えておき、これをビットマップ出力処理モジュールによって読み出して(704)プリンタ100に転送する。
【0091】
従来、バンディング処理不可能となるページをプレレンダリング処理する場合には、レンダラ資源を排他的に利用する必要があったため、マルチタスクによる並列処理動作を中断し、所定の待機時間が発生していたが、上記のように本発明では、レンダラの空き状態を監視することにより、ページ2のレンダリング処理(705)とページ3のプレレンダリング処理(703)との並列処理が可能となり、印刷スループットが大幅に向上する。
【0092】
なお、第1の実施の形態例では、図6に示すステップS603において、RAM1−6内に格納された中間ページデータのK画像を、Mレンダラ1−11を用いてレンダリング処理しているが、本発明はこの方法に限るものではない。例えば、中間ページデータとしてM画像しかないデータに関し、Kレンダラ1−14を用いてレンダリングしてもよく、MCYKの中間ページデータとレンダラ1−11〜1−14とをどのように組み合わせてもよい。
【0093】
また、図7に示すステップS611では、ページ単位での空きレンダラの検索を実行したが、バンド毎に空きレンダラを検索可能なように構成してもよい。その場合、ステップS610の画像出力指示の送信と、図8に示すステップS625の画像出力終了通知とは、バンド毎に送受信されることになる。
【0094】
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態を説明する。
【0095】
第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成を流用する。
【0096】
図10は、第2の実施の形態におけるレンダラ使用管理テーブルの一例を示す図である。
【0097】
図10に示すページ1〜ページ5の中間ページデータは各々、MCYKレンダラ1−11〜1−14を全て利用するカラーページに関わり、各レンダラは同時動作して1ページ分のレンダリング処理を実行する。
【0098】
レンダリング使用時間欄に記載されるように、レンダリングに要する時間は、ページ1〜ページ3が各々1秒であり、ページ4が3秒、ページ5が2秒である。プリンタ100の印刷スピードは2秒/ページであるので、ページ4はバンディング処理不可能なページである。
【0099】
図11、図12及び図13は、第2の実施の形態においてプレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。図11はROM1−2内の中間ページデータ生成モジュールの動作、図12はスケジュール制御部1−15の動作、図13はROM1−2内のビットマップ出力処理モジュールの動作を示し、各モジュール、部の相互間で各種通知の送受信が行われる。なお、第2の実施の形態においても、図4に示す第1の実施の形態におけるプリンタ制御ユニット101で実行される画像処理と同一の処理が行われる。
【0100】
図11に示す中間ページデータ生成モジュールは、図10に示す例においてページ4のデータ解析処理を終了した後、図4に示すステップS408でバンディング処理不可能と判定された場合に、空きレンダラの獲得要求をスケジュール制御部1−15に対して行う(S901)。
【0101】
前述のようにここでは、図10に例示したページ4のレンダリング使用時間が3.0秒(MCYK各プレーンの合計時間)であるため、プリンタ100の印刷スピードである2秒/ページ以下でレンダリングすることは不可能、即ちバンディング出力処理不可能と判断されたケースを例にとって説明する。
【0102】
図12に示すスケジュール制御部1−15は、空きレンダラ獲得要求の受信に先立って、この場合、ぺージ3の出力指示をROM1−2内のビットマップ出力処理モジュールに送信しており(S910)、MCYKレンダラ1−11〜1−14がページ3のレンダリング処理を実行中である。
【0103】
スケジュール制御部1−15は、空きレンダラ獲得要求を受信すると、図10に示すレンダラ使用管理テーブルを調べ、下記式(2)に基づき、レンダラの空き時間を算出する(S911)。
【0104】
空き時間=レンダリング処理可能な時間−レンダリング使用時間 …(2)
ステップS912で、現在出力処理中のレンダラが出力処理を終了後、次のページのレンダリング開始時刻までの時間であるレンダラ空き時間と、ページ4のレンダリング使用時間とを比較し、ページ4の出力開始時刻(6.0秒)前に、ページ4のレンダリングが終了するか否かを判定する(S912)。
【0105】
ステップS912において、4つのレンダラにおいて空き時間はあるが、それらを使用したプレレンダリングに要する時間が大きくて、ビットマップ出力処理モジュールの出力開始時刻までにプレレンダリング処理が終了しないと判断された場合には、プレレンダリング処理が必要なページ以降の次のページの空き時間を加算する(S913)。ステップS912に戻って、レンダラの空き時間が、プレレンダリング処理時間を上回ると、MCYKレンダラ1−11〜1−14の利用許可通知を中間ページデータ生成モジュールに対して通知する(S914)。
【0106】
図11の中間ページデータ生成モジュールは、レンダラ利用許可通知を受信すると、レンダラの獲得ができた否かを判断する(S902)。その結果、レンダラの獲得ができた場合、獲得したMCYKレンダラ1−11〜1−14を用いてぺージ4のレンダリングを実行し、RAM1−6内のページバッファにビットマップ画像を格納する(S903)。
【0107】
なお、図12のスケジュール制御部1−15は、ビットマップ出力処理モジュールが次のページ(ここではページ2)を出力するためにレンダラの利用が必要な場合には、中間ページデータ生成モジュールに対してレンダラの一時解放要求を通知する(S915)。この一時解放要求を受信した図11の中間ページデータ生成モジュールは、ステップS903において、RAM1−6内のページバッファへの読み込みをバンドの区切りで中断し、中断情報(どのバンドまでレンダリングしかの情報等)をRAM1−6に保存した後、獲得したMCYKレンダラ1−11〜1−14の解放通知をスケジュール制御部1−15に送信する(S904)。
【0108】
次のステップS905において、レンダリングが終了しているか否かを判断し、レンダリングが終了していなければ、ステップS901へ戻って、再度空きレンダラの獲得要求を実行し、プレレンダリング処理を行う。
【0109】
なお、レンダリング実行処理ステップS903において、以前にレンダリングが中断されていたならば、中断されていた処理を再開する。
【0110】
図13に示すビットマップ出力処理モジュールでの処理は、図8を参照して説明した第1の実施の形態と同一であるため、説明を割愛する。
【0111】
以上説明した中間ページデータ生成モジュール、レンダラ処理部(レンダラ1−11〜1−14)、及びビットマップ出力処理モジュールがマルチタスクで動作する場合の相互関係を、図14を参照して説明する。
【0112】
図14は、中間ページデータ生成モジュール(A)、レンダリング処理部(B)、及びビットマップ出力処理モジュール(C)の相互関係の一例を示すタイミングチャートである。
【0113】
中間ページデータ生成モジュールがページの解析処理を終了した後、バンディング出力処理不可能と判断した場合に、レンダリング処理部を用いてプレレンダリング処理を実行する。その際、ページ1、ページ2、ページ3のレンダリング終了後の空き時間(それぞれr1、r2、r3)を利用して、ページ4のプレレンダリング処理を実行する。
【0114】
このように、空きレンダラがなくても、ビットマップ出力処理モジュールの出力の合間の時間r1,r2,r3を利用することにより、ページ4のレンダリング処理をページ1、2、3のビットマップ画像出力処理と擬似的な並列処理として実行する。
【0115】
レンダラ1−11〜1−14の空き時間を利用してページ4のプレレンダリング処理を実行した後、MCYK成分のビットマップ画像をRAM1−6内のバンドメモリに貯えておき、ビットマップ出力処理モジュールがこれを読み出してプリンタ100に転送する。
【0116】
第2の実施の形態では、図12に示すステップS912〜S913でページ単位で処理を実行するとして説明したが、バンド毎に空き時間の加算を行うように構成してもよい。その場合、ステップS910での画像出力指示の送信と、図13のステップS625での画像出力終了通知とはバンド毎に送受信される。バンド毎に空き時間を管理し、それを中間ページデータでも利用可能とすることにより、レンダラを更に有効に活用することができる。
【0117】
従来、バンディング処理不可能となるページをプレレンダリング処理する場合には、レンダラ資源を排他的に利用する必要があったため、マルチタスクによる並列処理動作を中断し、所定の待機時間が発生していたが、上記のように本発明では、レンダラの空き状態を監視することにより並列処理が可能となり、印刷スループットが大幅に向上する。
【0118】
なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、またLAN等のネットワークを介して処理が行われるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0119】
また、システム或いは装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体が本発明を構成することになる。
【0120】
プログラムコードを供給するための記憶媒体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0121】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0122】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、バンディング処理不可能な複雑な印刷データの場合でも、複数のレンダラの利用時間をスケジュール管理することにより並列処理が可能となり、印刷スループットを大幅に向上することができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザビームプリンタ(LBP)の内部構造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置に備えられるプリンタ制御ユニットの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】従来技術における各処理モジュール(処理部)の相互関係を示すタイミングチャートである。
【図4】第1の実施の形態におけるプリンタ制御ユニットで実行される画像処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】中間ページデータ生成モジュールが生成した中間ページデータを基に求められたレンダリングに関する情報を格納したレンダラ使用管理テーブルの一例を示す図である。
【図6】プレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特に中間ページデータ生成モジュールの動作を示す。
【図7】プレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特にスケジュール制御部の動作を示す。
【図8】プレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特にビットマップ出力処理モジュールの動作を示す。
【図9】中間ページデータ生成モジュール(A)、レンダリング処理部(B)、及びビットマップ出力処理モジュール(c)の相互関係の一例を示すタイミングチャートである。
【図10】第2の実施の形態におけるレンダラ使用管理テーブルの一例を示す図である。
【図11】第2の実施の形態においてプレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特に中間ページデータ生成モジュールの動作を示す。
【図12】第2の実施の形態においてプレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特にスケジュール制御部の動作を示す。
【図13】第2の実施の形態においてプレレンダリング処理を実行する際に行われるレンダラのスケジュール制御の手順を示すフローチャートである。特にビットマップ出力処理モジュールの動作を示す。
【図14】中間ページデータ生成モジュール(A)、レンダリング処理部(B)、及びビットマップ出力処理モジュール(C)の相互関係の一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1−1 CPU(中間ページデータ生成手段、画像データ生成手段、画像データ出力手段、画像データ生成時間算出手段、判断手段、調整手段)
1−2 ROM(中間ページデータ生成手段、画像データ生成手段、画像データ出力手段、画像データ生成時間算出手段、判断手段、調整手段)
1−3 ハードディスク(HD)
1−4 システムバス
1−5 NVRAM
1−6 RAM(記憶装置)
1−7 メモリコントローラ(MC)
1−8 MCYK出力部I/F(印刷部I/F、画像データ出力手段)
1−9 印刷部(外部装置)
1−10 入力部
1−11 Mレンダラ(画像データ生成手段)
1−12 Cレンダラ(画像データ生成手段)
1−13 Yレンダラ(画像データ生成手段)
1−14 Kレンダラ(画像データ生成手段)
1−15 スケジュール制御部(画像データ生成時間算出手段、判断手段、調整手段)
100 プリンタ
101 プリンタ制御ユニット
151 操作部
200 パーソナルコンピュータ(データ供給源)
201 プリントサーバー
202 LAN
204 LANインタフェースカード

Claims (9)

  1. データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成手段と、
    前記中間ページデータ生成手段によって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成手段と、
    前記複数の画像データ生成手段によって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力手段と、
    前記画像データ生成手段が前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出手段と、
    前記画像データ生成時間算出手段が算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理手段と、
    前記画像データ生成時間算出手段が算出した前記生成時間から、前記画像データ出力手段が画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理手段が、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力手段が画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすることを特徴とする画像出力制御装置。
  2. 前記スケジュール制御手段は、前記判断手段により出力不可能と判断された場合に、管理されている前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間に対応して、未使用の画像データ生成手段を探し、得られた未使用の画像データ生成手段に、前記中間ページデータから画像データの生成及び格納を行わせることを特徴とする請求項1記載の画像出力制御装置。
  3. 前記画像データ生成手段は中間ページデータをイメージデータに変換するレンダラであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像出力制御装置。
  4. 前記中間ページデータを複数のバンドに分割するバンド分割手段を更に有し、前記スケジュール管理手段は、前記バンド単位で画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成手段のそれぞれの利用時間を管理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像出力制御装置。
  5. データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成ステップと、
    前記中間ページデータ生成ステップによって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成ステップと、
    前記複数の画像データ生成ステップによって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力ステップと、
    前記画像データ生成ステップが前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出ステップと、
    前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理ステップと、
    前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間から、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理ステップが、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすることを特徴とする画像出力制御方法。
  6. 前記スケジュール制御ステップは、前記判断ステップにより出力不可能と判断された場合に、管理されている前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間に対応して、未使用の画像データ生成ステップを探し、得られた未使用の画像データ生成ステップに、前記中間ページデータから画像データの生成及び格納を行わせることを特徴とする請求項5記載の画像出力制御方法。
  7. 前記画像データ生成ステップは中間ページデータをイメージデータに変換するレンダラであることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像出力制御方法。
  8. 前記中間ページデータを複数のバンドに分割するバンド分割ステップを更に有し、前記スケジュール管理ステップは、前記バンド単位で画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を管理することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の画像出力制御方法。
  9. 画像出力制御方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
    前記画像出力制御方法が、
    データ供給源から入力された印刷ジョブデータを解析して中間ページデータを生成する中間ページデータ生成ステップと、
    前記中間ページデータ生成ステップによって生成された中間ページデータから画像データを生成し、記憶装置に格納する複数の画像データ生成ステップと、
    前記複数の画像データ生成ステップによって前記記憶装置に記憶された画像データを読み出して所定のタイミングで印刷装置へ出力する画像データ出力ステップと、
    前記画像データ生成ステップが前記中間ページデータから画像データを生成するのに要する生成時間を算出する画像データ生成時間算出ステップと、
    前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間に対応して、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を管理するスケジュール管理ステップと、
    前記画像データ生成時間算出ステップが算出した前記生成時間から、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能か否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより出力不可能と判断された場合には、前記スケジュール管理ステップが、前記中間ページデータから画像データを生成するために利用する前記複数の画像データ生成ステップのそれぞれの利用時間を制御して、前記画像データ出力ステップが画像データを前記所定のタイミングで前記印刷装置へ出力可能とすること、
    を特徴とする記憶媒体。
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