JP2004240288A - 再生位置制御方法及びその再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、フラッシュメモリ5に格納されたオーディオデータを再生し、停止命令に応じてオーディオデータの再生を停止したとき、その再生停止位置を記憶し、外部のパーソナルコンピュータ16からUSBインタフェース7を介してコマンドを受信し、当該コマンドがフラッシュメモリ5に格納されているオーディオデータの記憶内容を操作するためのアプリケーションソフトウェアによる命令であるか否かを判定し、そのコマンドがアプリケーションソフトウェアによる命令ではないと判断したとき、再生停止位置からオーディオデータに対する再生を再開するようにする。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は再生位置制御方法及びその再生装置に関し、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリをコンテンツであるオーディオデータの記憶媒体として用いる携帯型ディジタルプレーヤに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯型ディジタルプレーヤにおいては、外部のパーソナルコンピュータとUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して接続することにより、当該パーソナルコンピュータから転送されたディジタルのオーディオデータを内蔵のフラッシュメモリに記憶し、必要に応じて再生し得るようになされている。
【0003】
実際上、携帯型ディジタルプレーヤにおいては、図8に示すようにフラッシュメモリに格納されているオーディオデータに関するプレイリスト50を予め作成し、当該プレイリスト50の順番に従ってオーディオデータの再生処理を実行するようになされている。
【0004】
ここでプレイリスト50の内容としては、フラッシュメモリに格納されている全てのオーディオデータに関する曲名等の各種属性情報が示されており、例えばグループGP1にはトラック番号11の曲名とトラック番号12の曲名が、グループGP2にはトラック番号21の曲名が、グループGP3にはトラック番号31の曲名、トラック番号32の曲名及びトラック番号33の曲名、……が示されている。因みに、グループGP1〜GP3とは例えばアルバムCD1枚毎に付けられたグループ名や、ユーザが任意に付けたグループ名である。
【0005】
このような携帯型ディジタルプレーヤにおいては、持ち運びながら使用することが前提であるため、所定時間間隔毎に充電を行ったり、外部のパーソナルコンピュータから転送されるオーディオデータを新たにフラッシュメモリに格納したり、それに伴って当該フラッシュメモリに既に格納されている不要なオーディオデータを消去する等の書き換えを行うことも必要となる。
【0006】
そのために携帯型ディジタルプレーヤでは、クレードルと呼ばれる接続台を使用し、当該クレードルとパーソナルコンピュータとが外部接続インタフェースであるUSBインタフェースを介してシリアル接続されることにより、当該パーソナルコンピュータによってフラッシュメモリの内容が書き換えられたり、充電等が行われるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−161942号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯型ディジタルプレーヤにおいては、再生中に一旦停止した状態でクレードルに設置され、USBインタフェースを介して外部のパーソナルコンピュータと接続されたことを検知すると、当該パーソナルコンピュータによってフラッシュメモリに対するオーディオデータの書き換えが行われる可能性が高く、その際には今までのプレイリスト50が意味の無いものとなってしまうため、一旦再生停止後に再度再生命令が与えられたとしても再生停止位置からではなく、当該フラッシュメモリの先頭から順番にオーディオデータの再生を実行するようになされている。
【0009】
しかしながら携帯型ディジタルプレーヤにおいては、クレードルに設置される場合として、外部のパーソナルコンピュータによってフラッシュメモリに対するオーディオデータの書き換えが行われるばかりではなく、単に充電を行うだけの場合が考えられるものの、パーソナルコンピュータとのUSB接続を検知すると、上述した理由によって必ず強制的に当該フラッシュメモリの先頭(すなわちトラック番号11)から順番にオーディオデータの再生を実行してしまう。
【0010】
ところで近年、このような構成の携帯型ディジタルプレーヤにおいては、記憶媒体であるフラッシュメモリが大容量化するに連れて、当該フラッシュメモリに格納可能なオーディオデータの数が飛躍的に増加している。
【0011】
このようにフラッシュメモリに格納可能なオーディオデータの数が増加した場合、持ち運びながら使用することを前提とした携帯型ディジタルプレーヤのフラッシュメモリに対して非常に多くのオーディオデータを格納することができるので、ユーザとしては非常に使い勝手が良くなる。
【0012】
しかしながら携帯型ディジタルプレーヤにおいては、例えば100曲分のオーディオデータが内蔵のフラッシュメモリに格納されている場合で、プレイリスト50の順番に従って現在トラック番号55のオーディオデータを再生している最中にユーザからの停止命令に応じて一旦再生を停止し、クレードルを介して外部のパーソナルコンピュータと接続されると、フラッシュメモリの内容が書き換えられ、曲の順番を指定したプレイリスト50の内容が変更されてしまう可能性が高いため、これまで保持していた再生停止位置を破棄して当該フラッシュメモリに格納されているオーディオデータの先頭(すなわちトラック番号11)から再生することになる。
【0013】
この場合、携帯型ディジタルプレーヤは、フラッシュメモリに格納されている曲数が非常に多いことから、プレイリスト50の先頭(すなわちトラック番号11)から再生を再開することになると、トラック番号55のオーディオデータを再度再生させるには曲指定のために複数回ものボタン操作が必要になり、非常に面倒な操作をユーザに強いることになるという問題があった。
【0014】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、外部の情報処理装置と接続されたときであっても再生位置を変更する必要がないときには再生停止位置を保持したまま再生処理を再開してユーザの使い勝手を一段と向上し得る再生位置制御方法及びその再生装置を提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、半導体メモリに格納されたコンテンツデータを再生し、停止命令に応じてコンテンツデータの再生を停止したとき、その再生停止位置を記憶しておき、外部接続インタフェースを介して接続された外部の情報処理装置からのコマンドを受信し、当該コマンドが半導体メモリに格納されているコンテンツデータの記憶内容を操作するためのアプリケーションソフトウェアによる命令であるか否かを判定し、その判定結果に基づいてコマンドがアプリケーションソフトウェアによる命令ではないと判断したとき、再生停止位置からコンテンツデータに対する再生を再開するようにする。
【0016】
これにより半導体メモリに格納されているコンテンツデータの記憶内容を操作するための特定のアプリケーションソフトウェアによるコマンドが与えられていない場合には、再生停止位置からコンテンツデータの再生を再開することができるので、特定のアプリケーションソフトウェアによるコマンド以外のときには常時再生停止位置から再生を再開することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0018】
図1において、1は本発明の再生装置としての携帯型ディジタルプレーヤを示し、携帯型ディジタルプレーヤ1がクレードル15及びUSBケーブル18を介して外部のパーソナルコンピュータ16と接続されることにより、当該パーソナルコンピュータ16を介して充電が行われたり、当該パーソナルコンピュータ16によって当該携帯型ディジタルプレーヤ1のフラッシュメモリに格納されているオーディオデータの書き換えが行われるようになされている。
【0019】
図2に示すように携帯型ディジタルプレーヤ1においては、CPU(Central Processing Unit)2に対してワークエリアとして用いられる記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)3が接続されており、当該RAM3に基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを展開することにより当該携帯型ディジタルプレーヤ1全体を統括制御するようになされている。
【0020】
また携帯型ディジタルプレーヤ1においては、CPU2に対して、曲番号や経過時間等の各種情報を表示するための液晶ディスプレイでなる表示部4、コンテンツであるオーディオデータを格納するNAND型フラッシュメモリ(以下、これを単にフラッシュメモリと呼ぶ)5、ユーザからの各種命令を与える操作部6、外部のパーソナルコンピュータ16とクレードル15を介してオーディオデータのやりとりを行うためのUSBインタフェース7、及びオーディオ信号処理部8がそれぞれバス9を介して接続されている。
【0021】
なお携帯型ディジタルプレーヤ1は、オーディオ信号処理部8に対してスピーカ又はヘッドフォン等の出力部10が接続されており、フラッシュメモリ5から読み出してオーディオ信号処理部8で復調処理等したオーディオ信号を出力部10を介して出力する。
【0022】
また携帯型ディジタルプレーヤ1は、外部のパーソナルコンピュータ16と接続されたクレードル15に設置されることにより、当該クレードル15及びUSBインタフェース7を介してパーソナルコンピュータ16による充電が行われたり、当該パーソナルコンピュータ16からブロック単位のオーディオデータを構成する転送データ(4[Kbyte])を受け取るようになされている。
【0023】
実際上、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、再生モード時、操作部6を介して曲指定命令及び再生命令を受け取ると、当該曲指定命令を受けたオーディオデータをフラッシュメモリ5から読み出し、オーディオ信号処理部8で復調処理等を施した後、出力部10を介して出力する。
【0024】
また携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、書換えモード時又は充電モード時、クレードル15に設置されると、パーソナルコンピュータ16からUSBインタフェース7を介してフラッシュメモリ5の内容を書き換えるための各種コマンドを受信したり、USBインタフェース7を介して外部のパーソナルコンピュータ16から充電用の電力供給を受けるようになされている。
【0025】
続いて、携帯型ディジタルプレーヤ1がフラッシュメモリ5のオーディオデータを再生中に、操作部6からの停止命令に応じて再生処理を一旦停止し、その状態でクレードル15に設置された後の再生位置制御処理手順について図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0026】
実際上、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移る。
【0027】
ステップSP1において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、最初に、ベンダユニーク(特定)のアプリケーションプログラムによるコマンドを受信したときに用いられるリセットフラグをクリア(フラグビットを「0」)しておき、次のステップSP2へ移る。
【0028】
ステップSP2において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、クレードル15に設置された際、外部のパーソナルコンピュータ16とUSBインタフェース7を介してUSB接続された状態にあることを探知し、USB接続されたことを探知した場合には次のステップSP3へ移る。
【0029】
ステップSP3において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、図4(A)及び図5(A)に示すようにクレードル15に設置される前に再生を停止した時点における再生停止位置(すなわちプレイリスト60のトラック番号32であること)を保持し、次のステップSP4へ移る。
【0030】
実際上CPU2は、トラック番号32におけるオーディオデータを停止したときの当該トラック番号32のトラックを構成しているフレーム番号を再生停止位置として保持するようになされており、これにより再度再生命令が与えられたときに当該フレーム番号に従ってトラック番号32のオーディオデータを再生停止位置から正確に再生処理を再開し得るようになされている。
【0031】
ステップSP4において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、USBインタフェース7及びクレードル15を介して外部のパーソナルコンピュータ16との通信接続処理を行い、次のステップSP5へ移る。
【0032】
ステップSP5において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、リセットフラグがオフ(すなわちフラグビットが「0」)か否かを判定し、否定結果が得られたときには次のステップSP8へ移り、肯定結果が得られたときには次のステップSP6へ移る。
【0033】
ステップSP6において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、外部のパーソナルコンピュータ16からUSBインタフェース7を介してフラッシュメモリ5の内容を書き換えるための特定のアプリケーションプログラムによるコマンドを受信したか否かを判定する。
【0034】
ここで否定結果が得られると、このことは外部のパーソナルコンピュータ16から特定のアプリケーションプログラムによるコマンドを受信しておらず、例えば特定のアプリケーションプログラムによる書換えモードではなく充電モードがユーザによって選定されていることを表しており、このときCPU2は次のステップSP8へ移る。
【0035】
これに対してステップSP6で肯定結果が得られると、このことは外部のパーソナルコンピュータ16から特定のアプリケーションプログラムによるコマンドを受信しており、当該特定のアプリケーションプログラムによる書換えモードがユーザによって現在選定されていることを表しており、このときCPU2は次のステップSP7へ移る。
【0036】
ステップSP7において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、現時点では書換えモードに選定されているのでリセットフラグをオン(すなわちフラグビットを「1」)にし、次のステップSP8へ移る。
【0037】
ステップSP8において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、USBインタフェース7を介して外部のパーソナルコンピュータ16との間のUSB接続を常時監視しており、USB接続が切断されたことを探知したか否かを判定する。
【0038】
ここで否定結果が得られると、このことはUSBインタフェース7を介して外部のパーソナルコンピュータ16との間のUSB接続が継続していることを表しており、このときCPU2はステップSP4に戻って上述の処理を繰り返す。
【0039】
これに対してステップSP8で肯定結果が得られると、このことは外部のパーソナルコンピュータ16との間のUSB接続が切断されていること、例えばクレードル15に設置されていた携帯型ディジタルプレーヤ1が当該クレードル15から外された状態にあることを表しており、このときCPU2は次のステップSP9へ移る。
【0040】
ステップSP9において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、リセットフラグがオンか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはリセットフラグがオフすなわち携帯型ディジタルプレーヤ1が充電モードであったことを表しており、このときCPU2は次のステップSP10へ移る。
【0041】
ステップSP10において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、図4(B)に示すように再生停止したときの再生停止位置を次回再生位置として設定し、次のステップSP13へ移る。
【0042】
この場合、例えば図6に示すように、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、グループGP1、トラック番号32、フレーム番号8をフラッシュメモリ5の再生停止位置として保持し、この再生停止位置を次回再生位置として設定するようになされている。
【0043】
これに対してステップSP9で肯定結果が得られると、このことはリセットフラグがオンすなわち書換えモード時においてオーディオデータの書き換えが行われていた可能性が高いことを表しており、このときCPU2は次のステップSP11へ移る。
【0044】
ステップSP11において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、書換えモード時にフラッシュメモリ5の書き換えが行われていた可能性が高いので、図5(B)に示すように、新たなフラッシュメモリ5の内容に応じたプレイリスト60Aの再構築を行い、次のステップSP12へ移る。
【0045】
ここで新たなプレイリスト60Aは、フラッシュメモリ5が書き換えられた新たなオーディオデータの内容に応じて再構築されているので、例えばグループGP3のトラック番号33が削除され、新たにグループGP4が追加されている。
【0046】
この場合、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、上述のような再構築を行った新たなプレイリスト60Aに従って順番に再生処理を実行していくようになされている。
【0047】
ステップSP12において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、プレイリスト60を新たなプレイリスト60Aに更新したので、次回再生位置を当該新たなプレイリスト60Aの先頭(すなわちトラック番号11)に設定し直した後、次のステップSP13へ移る。
【0048】
ステップSP13において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、操作部6から再生命令が与えられたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは再生命令が与えられていないので次のステップSP15へ移って処理を終了する。
【0049】
これに対してステップSP13で肯定結果が得られると、このことは操作部6から再生命令が与えられたことを表しており、このときCPU2は次のステップSP14へ移る。
【0050】
ステップSP14において携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、充電モードの後であればステップSP10で設定した再生停止位置から再生処理を再開し、又は書換えモードの後であれば、ステップSP12で更新した新たなプレイリスト60Aの先頭(すなわちトラック番号11)から再生を実行し、次のステップSP15へ移って処理を終了する。
【0051】
以上の構成において、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、操作部6を介して与えられた再生停止命令に応じて再生中のオーディオデータの再生処理を停止すると、その再生停止位置をトラック番号nにおけるフレーム番号xとして保持しておく。
【0052】
その後、携帯型ディジタルプレーヤ1は、クレードル15及びUSBインタフェース7を介して外部のパーソナルコンピュータ16と接続される。このとき外部のパーソナルコンピュータ16からすれば、USBインタフェース7を介して接続された携帯型ディジタルプレーヤ1がオーディオデータを蓄積するための外部記憶装置としてみえることになる。
【0053】
すなわち携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、パーソナルコンピュータ16の外部記憶装置として当該パーソナルコンピュータ16から転送されるオーディオデータを新たに記憶してフラッシュメモリ5の書き換えが行われる可能性が高いと判断した場合、リセットフラグをオンにした後、これまでのプレイリスト60に代えて当該書き換え後のフラッシュメモリ5の内容に応じた新たなプレイリスト60Aを生成する。
【0054】
これにより携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、一旦再生を停止し、書換えモードの後に再生命令が与えられたときには、これまでのプレイリスト60と当該書き換え後のフラッシュメモリ5の内容とが一致しないことになるので、当該書き換えたフラッシュメモリ5の内容に応じた新たなプレイリスト60Aに従ってその先頭(すなわちトラック番号11)から再生処理を実行することになる。
【0055】
一方、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、クレードル15に設置されてUSB接続を探知したとき、充電モードが選定されているのであれば外部のパーソナルコンピュータ16からUSBインタフェース7を介してフラッシュメモリ5の内容を書き換えるための特有のアプリケーションプログラムに応じたコマンドを受信することはない。
【0056】
従って携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、このときリセットフラグをオフのままにすることにより、次回再生命令が与えられたときの再生位置をトラック番号nのフレーム番号xで示される再生停止位置として設定する。
【0057】
これにより携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、一旦再生を停止した状態で、充電モードにおける充電処理が行われた後に操作部6から再生命令が与えられたときには、それまでのプレイリスト60に基づいて保持していた再生停止位置(トラック番号nにおけるフレーム番号x)に従って再生処理を再開することができる。
【0058】
以上の構成によれば、携帯型ディジタルプレーヤ1のCPU2は、再生処理を一旦停止し、フラッシュメモリ5の内容を書き換える必要のない充電モード後に再生命令が与えられたときには、再生停止位置から再生処理を再開し、フラッシュメモリ5の内容を書き換える書換えモード後に再生命令が与えられたときには再生停止位置ではなく新たに再構築したプレイリスト60Aの先頭から再生処理を実行することにより、単なる充電モードのような再生位置を変更する必要がないときには再生停止位置を保持したまま再生処理を再開することができる。
【0059】
これによりユーザは、携帯型ディジタルプレーヤ1をクレードル15に設置して充電したときには、その後携帯型ディジタルプレーヤ1に対して再生命令を与えたときに、一旦再生停止した再生停止位置が変更されることなく当該再生停止位置から再生処理が再開されることになるので、従来のような再生位置に再び戻すための面倒なボタン操作を行う必要がなくなる。
【0060】
なお上述の実施の形態においては、外部のパーソナルコンピュータ16から特定のアプリケーションプログラムによるコマンドを受信したときにリセットフラグをオンにし、それ以外の充電モードのときにはリセットフラグをオフのままにするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、充電モード以外の処理モードのときにもリセットフラグをオフのままにするようにしても良い。
【0061】
また上述の形態においては、携帯型ディジタルプレーヤ1をクレードル15及びUSBインタフェース7を介して外部のパーソナルコンピュータ16と接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クレードル15を介さず携帯型ディジタルプレーヤ1と外部のパーソナルコンピュータ16とを直接USBインタフェース7及びUSBケーブル18で接続したり、又はUSBインタフェース以外のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インタフェース等の他の種々の外部接続インタフェースを用いて接続するようにしても良い。
【0062】
さらに上述の実施の形態においては、携帯型ディジタルプレーヤ1がクレードル15に設置されたときに外部のパーソナルコンピュータ16から電力供給を受けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型ディジタルプレーヤ1がクレードル15自体から直接電力供給を受けるようにしても良い。
【0063】
さらに上述の実施の形態においては、情報処理装置としての例えばパーソナルコンピュータ16から転送されてくるコンテンツデータとしてのオーディオデータをフラッシュメモリ5に格納することにより当該フラッシュメモリ5の内容を書き換えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ16から転送されてくる画像データやプログラムデータ等の各種コンテンツデータをフラッシュメモリ5に格納することにより当該フラッシュメモリ5の内容を書き換えるようにしても良い。
【0064】
さらに上述の実施の形態においては、半導体メモリとして内蔵のフラッシュメモリ5を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばSRAM(Static Random Access Memory)や、着脱自在なメモリースティック(ソニー(株)商標)等の半導体メモリを用いるようにしても良い。
【0065】
さらに上述の実施の形態においては、再生手段、判定手段及び制御手段をCPU2及びRAM3によってソフトウェア的に構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ハードウェア的に構成するようにしても良い。
【0066】
さらに上述の実施の形態においては、本発明を再生装置としての携帯型ディジタルプレーヤ1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータ等のコンテンツデータを格納した半導体メモリから当該コンテンツデータを再生する再生機能を有し、パーソナルコンピュータ16とUSBインタフェース7等の外部接続インタフェースを介して通信接続可能な通信機能を有する携帯電話機、ディジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)等の他の種々の再生装置に適用するようにしても良い。
【0067】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、半導体メモリに格納されているコンテンツデータの記憶内容を操作するための特定のアプリケーションソフトウェアによるコマンドが与えられていない場合には、再生停止位置からコンテンツデータの再生を再開することができるので、特定のアプリケーションソフトウェアによる命令以外のときには常時再生停止位置から再生を再開することができ、かくして外部の情報処理装置と接続されたときであっても再生位置を変更する必要がないときには再生停止位置を保持したまま再生処理を再開してユーザの使い勝手を一段と向上し得る再生位置制御方法及びその再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型ディジタルプレーヤの外観構成を示す略線図である。
【図2】携帯型ディジタルプレーヤの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】再生位置制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】再生位置制御例(1)の説明に供する略線図である。
【図5】再生位置制御例(2)の説明に供する略線図である。
【図6】再生位置制御例(1)の階層構造の説明に供する略線図である。
【図7】再生位置制御例(2)の階層構造の説明に供する略線図である。
【図8】プレイリストの説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……携帯型ディジタルプレーヤ、2……CPU、3……RAM、5……フラッシュメモリ、7……USBインタフェース、15……クレードル、16……パーソナルコンピュータ。
Claims (4)
- 半導体メモリに格納されたコンテンツデータを再生する再生ステップと、
停止命令に応じて上記コンテンツデータの再生を停止したとき、その再生停止位置を記憶する記憶ステップと、
外部接続インタフェースを介して接続された外部の情報処理装置からのコマンドを受信する受信ステップと、
上記コマンドが上記半導体メモリに格納されている上記コンテンツデータの記憶内容を操作するためのアプリケーションソフトウェアによる命令であるか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップにおける判定結果に基づいて上記コマンドが上記アプリケーションソフトウェアによる命令ではないと判断したとき、上記再生停止位置から上記コンテンツデータに対する上記再生を再開する制御ステップと
を具えることを特徴とする再生位置制御方法。 - 上記制御ステップは、
上記コマンドが上記アプリケーションソフトウェアによる命令であると判断したとき、上記再生停止位置からではなく上記半導体メモリに格納された上記コンテンツデータを先頭から再生する
ことを特徴とする請求項1に記載の再生位置制御方法。 - コンテンツデータを格納する半導体メモリと、
上記半導体メモリに格納された上記コンテンツデータを再生する再生手段と、
外部の情報処理装置と外部接続する外部接続インタフェースと、
停止命令に応じて上記コンテンツデータの再生を停止したとき、その再生停止位置を記憶する記憶手段と、
上記外部接続インタフェースを介して上記情報処理装置から受信したコマンドが上記半導体メモリに格納されているコンテンツデータの記憶内容を操作するためのアプリケーションソフトウェアによる命令であるか否かを判定する判定手段と、
上記判定手段の判定結果に基づいて上記コマンドが上記アプリケーションソフトウェアによる命令ではないと判断したとき、上記再生停止位置から上記コンテンツデータに対する上記再生を再開する制御手段と
を具えることを特徴とする再生装置。 - 上記制御手段は、
上記コマンドが上記アプリケーションソフトウェアによる命令であると判断したとき、上記再生停止位置からではなく上記半導体メモリに格納された上記コンテンツデータを先頭から再生する
ことを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
Priority Applications (1)
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JP2003030919A JP2004240288A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 再生位置制御方法及びその再生装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007166345A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 再生装置、記録装置及び情報処理装置 |
JP2007205838A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ナビゲーション装置 |
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- 2003-02-07 JP JP2003030919A patent/JP2004240288A/ja active Pending
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