JP2004239890A - 拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】観察対象の高さを正確に測定可能な拡大観察装置等を提供する。
【解決手段】拡大観察装置は、試料Sを載置するステージ30と、光学系11を介して入射する試料Sからの反射光または透過光を電気的に読み取るCCD12と、焦点を調整するステージ昇降器20とから構成される撮像部と、焦点を調整したときの焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶するメモリ53と、CCD12によって読み取られた画像を表示する表示部52と、表示部52によって表示された画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な入力部55と、焦点距離情報に基づいて、領域設定部によって設定された領域に対応する試料Sの光軸方向における平均高さを演算する制御部51とから構成される情報処理装置とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、拡大した画像を撮像して表示するマイクロスコープのような拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
従来、共焦点顕微鏡などを用いて画面上に表示される試料等の高さを測定することが行われていた。このような装置では、例えばレーザ光を試料に照射し、共焦点光学系を介して入射するステージに載置された試料からの反射光または透過光を、ステージを光軸方向に移動させてフォトマルチプライヤやフォトダイオード等の受光素子によって受光量を電気的に読み取る。そして、ピント(焦点)が合った最大受光量のときのステージの光軸方向における移動情報に基づいて、試料の表面の光軸方向における高さを演算している。さらに、試料の表面をレーザ光で走査することによって試料の表面の高さ分布が得られる。高さ分布は、3次元表示あるいは高さ情報を輝度情報等に置き換えた2次元表示によって表示部に表示される。また、試料表面の各点(画素)の最大受光量を輝度情報として輝度信号を生成すれば、表面高さの異なる各点でピントの合った白黒画像、すなわち、焦点深度の深い共焦点画像が得られる。また、通常の非共焦点光学系で得られる試料表面のカラー画像と上記の共焦点画像とを合成することにより、各画像でピントの合ったカラー画像を得ることも可能である。このような装置は、例えば特許文献1等に記載される。
しかしながら、従来の試料の高さを測定する拡大観察装置においては、試料の高さを測定するポイントは点で指定されるため、例えば表面の粗い試料といったポイントによって高低差の激しい対象物の高さを測定する場合は、指定するポイントによってその値の変動が大きいという問題があった。また精度の高い高さ測定が可能な共焦点顕微鏡システムは、構成価格が高価になるという問題もあった。
特開2001−83424号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、指定された領域の高さ測定を精度良く行うことのできる拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の拡大観察装置は、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置である。この拡大観察装置は、表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な領域設定部と、領域設定部によって設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算するための演算部とを備えることを特徴とする。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
また、本発明の請求項2に記載される拡大観察装置は、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置である。この拡大観察装置は、表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定可能な領域設定部と、領域設定部によって設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算するための演算部とを備えることを特徴とする。この構成によって、任意の領域を指定して、領域同士の高低差を容易に得ることができる。
さらに、本発明の請求項3に記載される拡大観察装置は、請求項1または2に加えて、演算部で演算される高さが、設定された領域の焦点距離に基づいて演算されることを特徴とする。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。
さらにまた、本発明の請求項4に記載される拡大観察装置は、試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置である。前記撮像部は、照明部から試料固定部上に載置された試料に対して照射された光の透過光または反射光を結像させるための光学系と、光学系を介して入射する試料からの反射光または透過光を電気的に読み取るための撮像素子と、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整するための焦点調整部とを備えている。さらに前記情報処理装置は、焦点調整部によって焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶するための焦点距離情報記憶部と、表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な領域設定部と、領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に関する焦点距離情報記憶部に記憶された焦点距離情報に基づいて、領域設定部によって設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算する演算部とを備える。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。また領域設定部は、表示された観察画像における2以上の領域を設定可能としてもよく、その際演算部は領域設定部によって設定された各領域間の光軸方向における平均相対高さを演算することも可能である。この構成によって、一の領域を基準として他の領域の平均相対高さを演算することができる。
さらにまた、本発明の請求項5に記載される拡大観察装置は、請求項4に加えて、撮像素子が2次元状に配置された画素毎に受光量を読み取る2次元撮像素子であり、焦点調整部が領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて焦点を調整することを特徴とする。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
さらにまた、本発明の請求項6に記載される拡大観察装置は、請求項1から5のいずれかに加えて、前記領域設定部が領域を設定する前に、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成し、合成された観察画像上で領域を設定するよう構成してなることを特徴とする。この構成によって、焦点のあった観察画像上で領域指定を行うことができるので、容易に且つ正確に所望の領域を指定できる。
また、本発明の請求項7に記載される拡大画像観察方法は、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法である。この拡大画像観察方法は、表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定するステップと、設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算するステップとを備えることを特徴とする。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
さらに、本発明の請求項8に記載される拡大画像観察方法は、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法である。この拡大画像観察方法は、表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定するステップと、設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算するステップとを備えることを特徴とする。この構成によって、任意の領域を指定して、領域同士の高低差を容易に得ることができる。
さらにまた、本発明の請求項9に記載される拡大画像観察方法は、請求項7または8に加えて、高さの演算が、設定された領域の焦点距離に基づいて行われることを特徴とする。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。
さらにまた、本発明の請求項10に記載される拡大画像観察方法は、試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法である。この拡大画像観察方法は、表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定するステップと、設定された領域内において試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整するステップと、焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶するステップと、設定された領域に対応する試料の一部または全部に関して記憶された焦点距離情報に基づいて、設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算するステップとを備えることを特徴とする。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。また領域設定部は、表示された観察画像における2以上の領域を設定可能としてもよく、その際演算部は領域設定部によって設定された各領域間の光軸方向における平均相対高さを演算することも可能である。この構成によって、一の領域を基準として他の領域の平均相対高さを演算することができる。
さらにまた、本発明の請求項11に記載される拡大画像観察方法は、請求項10に加えて、焦点の調整が、設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて行われることを特徴とする。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
さらにまた、本発明の請求項12に記載される拡大画像観察方法は、請求項7から11のいずれかに加えて、さらに領域を設定するステップの前に、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成するステップを備えることを特徴とする。この構成によって、焦点のあった観察画像上で領域指定を行うことができるので、容易に且つ正確に所望の領域を指定できる。
また、本発明の請求項13に記載される拡大観察装置操作プログラムは、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムである。このプログラムは、コンピュータに、表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定する機能と、設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算する機能とを実現させる。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
さらに、本発明の請求項14に記載される拡大観察装置操作プログラムは、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムである。このプログラムは、コンピュータに、表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定する機能と、設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算する機能とを実現させる。この構成によって、任意の領域を指定して、領域同士の高低差を容易に得ることができる。
さらにまた、本発明の請求項15に記載される拡大観察装置操作プログラムは、請求項13または14に加えて、高さの演算が、設定された領域の焦点距離に基づいて行われることを特徴とする。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。
さらにまた、本発明の請求項16に記載される拡大観察装置操作プログラムは、試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータに表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定する機能と、設定された領域内において試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整する機能と、焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶する機能と、設定された領域に対応する試料の一部または全部に関して記憶された焦点距離情報に基づいて、設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算する機能とを実現させる。この構成によって、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。また領域設定部は、表示された観察画像における2以上の領域を設定可能としてもよく、その際演算部は領域設定部によって設定された各領域間の光軸方向における平均相対高さを演算することも可能である。この構成によって、一の領域を基準として他の領域の平均相対高さを演算することができる。
さらにまた、本発明の請求項17に記載される拡大観察装置操作プログラムは、請求項16に加えて、焦点の調整が、設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて行われることを特徴とする。この構成によって、面積を持つ領域の平均として高さを演算できるため、試料の表面状態などによらず正確な高さを得ることができる。
さらにまた、本発明の請求項18に記載される拡大観察装置操作プログラムは、請求項13から17のいずれかに加えて、前記拡大観察装置操作プログラムはさらに、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする。この構成によって、焦点のあった観察画像上で領域指定を行うことができるので、容易に且つ正確に所望の領域を指定できる。
また、本発明の請求項19に記載されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、請求項13から18のいずれかに記載した拡大観察装置操作プログラムを記録したものである。記録媒体には、CD−ROM、CD−R、CD−RWやフレキシブルディスク、磁気テープ、MO、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW、blu−layディスク等の磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリその他のプログラムを格納可能な媒体が含まれる。また上記のプログラムは、ネットワークを介してダウンロード可能な形態も含まれる。
本発明の拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体によれば、観察画像から指定した領域の平均高さや基準との相対高さを容易に得ることができる。特に本発明は、指定した点の高さのみならず、領域で指定した範囲の平均高さ、最大高さ等を測定できるため、指定位置による測定のばらつきを抑え、高低差の激しい試料等においても正確な高さを測定することができる。また本発明は比較的簡易な構成で実現できるため、コスト面でも安価に抑えることができるというメリットも得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を例示するものであって、本発明は拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体を以下のものに特定しない。
また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。
本発明の実施例において使用される拡大観察装置とこれに接続される操作、制御、表示、その他の処理等のためのコンピュータ、プリンタ、外部記憶装置その他の周辺機器との接続は、例えばIEEE1394、RS−232xやRS−422、USB等のシリアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−T、100BASE−TX、1000BASE−T等のネットワークを介して電気的、あるいは磁気的、光学的に接続して通信を行う。接続は有線を使った物理的な接続に限られず、IEEE802.1x、OFDM方式等の無線LANやBluetooth等の電波、赤外線、光通信等を利用した無線接続等でもよい。さらにデータの交換や設定の保存等を行うための記録媒体には、メモリカードや磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が利用できる。なお本明細書において拡大観察装置とは、拡大観察装置本体のみならず、これにコンピュータ、外部記憶装置等の周辺機器を組み合わせた撮像システムも含む意味で使用する。
[第1の実施の形態]
以下、図1から図4を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る拡大観察装置を説明する。拡大観察装置は、図1に示すように観察対象の試料を照明するための照明部60と、照明部60により照明された試料を撮像する撮像部10と、撮像部10で撮像された拡大画像を表示する表示部52を有する情報処理装置50を備える。さらに図1の拡大観察装置は、試料を固定する試料固定部(試料Sを載置するステージ30)と、光学系11を介して入射する試料固定部に固定された試料Sからの反射光または透過光を電気的に読み取る撮像素子(CCD12)と、試料固定部と光学系11の光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整する焦点調整部(ステージ昇降器20)とを備える。さらにまた情報処理装置50は、図2に示すように、焦点調整部によって焦点を調整したときの試料固定部と光学系11の光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶する焦点距離情報記憶部(メモリ53)と、撮像素子によって読み取られた画像を表示する表示部52と、表示部52によって表示された画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な領域設定部(入力部55、ポインティングデバイス55a)と、領域設定部によって設定された領域に対応する試料Sの一部または全部に関する焦点距離情報記憶部に記憶された焦点距離情報に基づいて、領域設定部によって設定された領域に対応する試料Sの光軸方向における平均高さを演算する演算部(制御部51)とを備える。この拡大観察装置は、光学系を介して入射する試料固定部に固定された試料からの反射光または透過光を電気的に読み取る撮像素子を用いて、指定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さ(深さ)を演算できる。
撮像部10は、図2に示すように、試料Sを載置する試料固定部の一形態であるステージ30と、ステージ30を移動させるステージ昇降器20と、ステージ30に固定された試料に光学系を介して入射される光の反射光または透過光を、2次元状に配置された画素毎に電気的に読み取る撮像素子の一形態としてCCD12と、CCD12を駆動制御するCCD制御回路13とを備える。さらに撮像部10には、拡大観察装置本体である情報処理装置50が接続される。情報処理装置50は、撮像素子によって電気的に読み取られた画像データを記憶する画像データ記憶部の一形態としてメモリ53と、撮像素子によって電気的に読み取られた画像データに基づいて画像を表示するディスプレイやモニタ等の表示部52と、表示部52上に表示される画面に基づいて入力その他の操作を行う入力部55と、入力部55によって入力された情報に基づいて画像処理その他各種の処理を行う制御部51とを備える。表示部52を構成するディスプレイは、高解像度表示が可能なモニタであり、CRTや液晶パネル等が利用される。
入力部55はコンピュータと有線もしくは無線で接続され、あるいはコンピュータに固定されている。一般的な入力部55としては、例えばマウスやキーボード、スライドパッド、トラックポイント、タブレット、ジョイスティック、コンソール、ジョグダイヤル、デジタイザ、ライトペン、テンキー、タッチパッド、アキュポイント等の各種ポインティングデバイスが挙げられる。またこれらの入力部55は、拡大観察装置操作プログラムの操作の他、拡大観察装置自体やその周辺機器の操作にも利用できる。さらに、インターフェース画面を表示するディスプレイ自体にタッチスクリーンやタッチパネルを利用して、画面上をユーザが手で直接触れることにより入力や操作を可能としたり、または音声入力その他の既存の入力手段を利用、あるいはこれらを併用することもできる。図1の例では、入力部55はマウス55aで構成される。入力部55は、後述する領域W1、W2等を指定するための領域設定部として機能する。
図1に本発明の実施の形態に係る拡大観察装置の外観図を示す。光学系および撮像素子を有するカメラ10aは、スタンド台41から鉛直方向に延びる支柱42に固定されたカメラ取り付け部43に取り付けられる。スタンド台41には、試料Sを載置するステージ30が上部に取り付けられたステージ昇降器20が配置される。カメラ10aおよびステージ昇降器20は情報処理装置50に接続されて制御される。情報処理装置50は、表示部52、およびマウス55a等の入力部55を備える。表示部52には、観察画像表示部52A、観察画像52a等が表示される。
また、情報処理装置50である拡大観察装置にはコンピュータ70を接続可能であり、コンピュータ70に別途拡大観察装置操作プログラムをインストールして、コンピュータ70側からも拡大観察装置を操作することもできる。本明細書において、コンピュータを使って拡大観察装置を操作する拡大観察装置操作プログラムとは、拡大観察装置に外部接続された汎用もしくは専用コンピュータにインストールされる操作プログラムの他、上述した拡大観察装置の制御部である情報処理装置50に内蔵された操作プログラムも含む。拡大観察装置には、予め拡大観察装置を操作する操作機能あるいは操作プログラムが内蔵されている。この操作プログラムは、書き換え可能なソフトウェア、ファームウェアなどの形態で拡大観察装置に対してインストール、あるいはアップデートすることも可能である。従って、本明細書において拡大観察装置操作プログラムを実行させるコンピュータには、拡大観察装置自体も含まれる。
図2に本発明の実施の形態に係る拡大観察装置のブロック図を示す。情報処理装置50は、表示部52と、制御プログラム・焦点距離情報・受光データ・2次元情報等を記憶するメモリ53と、情報処理装置50がカメラ10aおよびステージ昇降器20とデータを通信するためのインターフェイス54と、操作者が拡大観察装置に関する操作を行う入力部55とから構成される。ステージ昇降器20は、例えばステッピングモータ21と、ステッピングモータ21の昇降を制御するモータ制御部22とから構成される。撮像部10は、撮像素子として例えばCCD12等の受光素子と、CCD12を駆動制御するCCD制御回路13と、照明部60からステージ30上に載置された試料Sに対して照射された光の透過光や反射光をCCD12上に結像させる光学系11とを備える。
[画素ずらし手段]
さらに撮像部10は、画素ずらしによってCCD12の持つ解像度以上の高解像度を得るための画素ずらし手段を備えることができる。画素ずらしとは、例えば画素ピッチの半分だけ被写体をずらして撮影した画像と、ずらす前の画像とを合成することにより高解像度化を図るものである。代表的な画像ずらしの機構としては、撮像素子を移動させるCCD駆動方式、LPFを傾斜させるLPF傾斜方式、レンズを移動させるレンズ移動方式等がある。図2においては、ステージ30に固定された試料Sから光学系11を介してCCD12に入射される反射光または透過光の入射光路を、少なくとも一の方向に、その方向におけるCCD12の一画素の間隔よりも小さい距離で光学的にシフトさせる光路シフト部14を備える。本発明の一実施形態において画素ずらしを実現するための機構や手法は、上記の構成に限られず、既知の方法や将来開発される方法が適宜利用できる。
情報処理装置50は、モータ制御回路22に対してステッピングモータ21の制御に関する制御データを入力することによって、試料固定部であるステージ30と、光学系11および撮像素子であるCCD12を有するカメラ10aとの光軸方向における相対距離、ここではz方向における高さを変化させる。具体的には、情報処理装置50は、ステージ昇降器20の制御に必要な制御データをモータ制御回路22に入力することによってステッピングモータ21の回転を制御し、ステージ30の高さz(z方向の位置)を昇降させる。ステッピングモータ21は、回転に応じた回転信号を生成する。情報処理装置50は、モータ制御回路22を介して入力される回転信号に基づいて、試料固定部と光学系11の光軸方向における相対距離に関する情報としてのステージ30の高さzを記憶する。なお本実施の形態においては、ステージ30の高さを変化させることによって試料固定部と光学系の光軸方向における相対距離を変化させる例を示したが、ステージ30を固定して光学系11の高さ、例えばカメラ10aの高さを変化させてもよい。
CCD12は、x方向およびy方向に2次元状に配置された画素毎に受光量を電気的に読み取ることができる。CCD12上に結像された試料Sの像は、CCD12の各画素において受光量に応じて電気信号に変換され、CCD制御回路13においてさらにデジタルデータに変換される。情報処理装置50は、CCD制御回路13において変換されたデジタルデータを受光データDとして、光軸方向(図2中のz方向)とほぼ垂直な面内(図2中のx、y方向)における試料の2次元位置情報としての画素の配置情報(x、y)と共にメモリ53に記憶する。ここで、光軸方向とほぼ垂直な面内とは、厳密に光軸に対して90°をなす面である必要はなく、その光学系および撮像素子における解像度において試料の形状を認識できる程度の傾きの範囲内にある観察面であればよい。
また、以上の説明では試料固定部の一例として、試料がステージに載置される例を示したが、例えばステージの代わりにアームを取り付け、その先端に試料を固定する構成とすることもできる。さらにカメラ10aは、カメラ取り付け部43に装着して使用する他、脱着可能として手持ち等の方法により所望の位置、角度に配置することもできる。
図1に示す照明部60は、試料に落射光を照射するための落射照明60Aと、透過光を照射するための透過照明60Bを備える。これらの照明は、光ファイバー61を介して情報処理装置50と接続される。情報処理装置50は光ファイバー61を接続するコネクタ62を備えると共に、コネクタ62を介して光ファイバー61に光を送出するための光源(図示せず)を内蔵する。光源にはハロゲンランプ等が用いられる。
[制御部51]
制御手段である制御部51は、撮像した観察画像を、表示部で表示可能な解像度に変換して表示するよう制御する。図1の拡大観察装置においては、撮像部10がCCD12によって試料Sを撮像した観察画像を表示部52に表示する。一般にCCD等の撮像素子の性能は、表示部での表示能力を上回ることが多いので、撮像した観察画像を一画面に表示するためには画像を間引く等して解像度を一画面で表示可能なサイズまで落とし、縮小表示している。撮像部10で読み取ったときの読取解像度を第一の解像度とすると、表示部52においては第一の解像度よりも低い第二の解像度で表示されることとなる。
次に、表示部52によって表示された画像の一部の領域を設定する一例を図3を用いて説明する。図3は、表示部52によって表示された画像を示す概略図である。図3では、破線で表された矩形状に設定された二つの領域W1、W2が設定されており、その二つの領域の平均高さおよびそれらの高さの相対差等が数値データHとして表示されている。領域の設定は、例えばポインティングデバイス55aによって表示部52の画像上の2点を対角線として指定することによって矩形状に設定することができる。この構成によって、操作者は表示部52の画像を見ながら簡単に高さを測定する領域を設定することができる。ここでは、ポインティングデバイス55aによって矩形状に領域を設定する例を示したが、楕円状や自由閉曲線等に領域を設定してもよい。また、設定される領域の数は二つに限定されず、少なくとも一つ設定可能であればよい。また、3以上の領域が設定される場合は、各領域間の高さの相対差を表示することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る拡大観察装置の動作について説明する。図4は、拡大観察装置の動作を示すフローチャートである。まず、拡大観察装置の起動時に、撮像部10、ステージ昇降器20および情報処理装置50等の初期化が行われる(ステップS1)。次に、表示部52によって表示された画像の一部の領域がポインティングデバイス55aによって設定され、領域に対応する画素の配置情報(x、y)がメモリに記憶される(ステップS2)。
次に、ステージ昇降器20によってステージ30上に載置された試料Sを昇降させ、焦点を調整する(ステップS3)。さらに、このときのステージ30の高さzにおける所定の領域内の画素毎の受光データDが、情報処理装置50によって画素の配置情報(x、y)と共に取得される(ステップS4)。そして、領域内における画素の受光データDの総和が最大か否かを判断する(ステップS5)。ステップS5において、領域内における画素の受光データの総和が最大と判断したとき、このステージ30の高さzをその領域の平均高さとして記憶し(ステップS6)、さらにステップS7に移行する。一方、ステップS5において、領域内における画素の受光データの総和が最大でないと判断したときは、高さを記憶することなくステップS7に移行する。ステップS7では、設定されたすべての領域の高さの測定が終了したかを判断し(ステップS7)、測定が終了していないときはステップS3に戻り、他の領域について同様のステップを行う。すべての高さ測定が終了したときは、各領域の高さの相対差が演算される(ステップS8)。
最後に、演算された測定結果として、表示部52に各領域の平均高さおよび各領域の高さの相対差が表示される(ステップS9)。それぞれの高さは、例えば予め設定されたステッピングモータ21の基準高さからの差で表示することができる。ここでは、各領域の平均高さおよび各領域の高さの相対差が表示される例を示したが、各領域内のそれぞれの画素の高さを記憶し、その領域内の最大高さおよび最小高さ等をさらに表示してもよい。また、上記の例では領域内の全画素の受光データの和をとる例を示したが、領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和を、例えば所定数の画素ごと、あるいは所定ラインごとに受光データの和を演算し、その最大値を判別し、焦点を調整してもよい。
より具体的には、ステージ30を測定範囲の下端から上端までz方向に移動させ、ステージ30を1ステップ移動するごとにCCD12の受光データDを、画素の配置情報(x、y)および高さ情報zと共にメモリ53に記憶する。そして、ステージ30を測定範囲の下端から上端までz方向に移動させた後、領域設定部によって設定された領域W1、W2の画素に対応する受光データDの総和が最大となる高さZfを制御部51によって演算し、焦点距離情報としてメモリ53に記憶する。さらに、制御部51は焦点距離情報Zfに基づいて領域設定部によって設定された領域W1、W2に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算する。
[領域指定]
さらに、上記ステップS2で領域の設定を行う際に、予めピントの合った画像を取得しておくこともできる。通常の観察では特定の焦点距離(レンズの高さ)のみでしかピントが合わないため、観察対象の試料に高低差があるとピントが一部分しか合わない画像となってしまい、領域の指定が困難となる。特に拡大倍率が大きくなると、焦点深度が浅くなってしまうため、観察したい部位の特定すら困難になることがある。もし画像全体にピントの合った状態とできれば、拡大観察装置の操作に詳しくないユーザでも領域の指定が容易となる。そこで、領域指定を行う前に予めピントの合った画像を簡易的に取得しておくことにより、ユーザは鮮明な画像上で所望の位置や領域を容易にかつ的確に特定できるようになり、これによってより正確で使い易い高低差測定が実現される。
簡易的な撮像には、例えばレンズ高さを順次変更して、高さ毎に画像を撮像し、画像を構成する小領域画像毎にピントの状態を比較して、ピントのよい画像を組み合わせることで深度の深い鮮明画像を合成する。この手順の一例を図7に基づいて説明する。まず上記と同様にステップS’1で装置の初期化を行う。次にステップS’2で、レンズを移動開始位置に設定する。ここでは、ユーザがレンズの大まかな高さを指定し、この高さから撮像を開始する。例えば、実際に観察中の画面上でピント調節ダイヤルを操作して指定する。このステップは手動で行う他、自動化することもできる。例えば、撮像領域の高さや高低差を検出して、その最大値や最小値、あるいは平均値をレンズ移動開始位置とする。
ステップS’3では、設定されたレンズ高さにおける撮像を開始する。撮像は撮像エリア(走査範囲)を順次走査するようにして行われる。このようにして一枚の画像が撮像されると、次のステップS’4では、撮像された画像と、すでに撮像された画像とでピント状態を比較する。具体的には、一枚の画像を構成する小領域画像を碁盤の目状に並べたような状態で、小領域毎に新たに撮像された画像と、すでに撮像され保持されている画像とでピント状態を順次比較していく。新たに撮像された画像のピント状態が良くない場合は、ステップS’6にジャンプする。逆にすでに保持されている画像よりもピント状態が良い画像が得られている場合は、ステップS’5に進み、新たに撮像された画像を旧画像と入れ替える。これによってピントの悪い画像は逐次破棄され、ピントの合った画像のみが抽出されて保存される。ピント状態の比較は、上述のように輝度レベルを周囲の画像と比較することで行われる。また小領域は画像を所定の大きさの矩形状に分割する他、多角形状とすることもできる。そしてステップS’6でレンズを次の撮像位置に移動させる。ここでは、所定の移動幅でレンズ高さを変更する。さらにステップS’7でレンズの移動が終了位置に到達したか否かを判定し、未だの場合はステップS’3に戻って撮像ステップ以降を繰り返し、終了位置に到達した場合は作業を終了する。このようにして、すべての小領域画像について比較を行い、ピントの合った部分のみを書き換えていくことで、画像全体でピントのあう部分を大きくしていき、さらにピント状態のより優れた画像としていく。
これによって、ピントの合った全焦点画像を自動的に撮像できる。特に上記の処理はハードウェアで実行することが可能であり、レンズを移動させながら同時に画像を作成することができ、速やかに画像を得られる。また、3次元情報を使用しないため処理も高速である。上記のステップS’1〜S’7を、図4の工程においてステップS2の領域設定の前に行うことで、ユーザはピントの合った鮮明な画像上から領域指定を行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る拡大観察装置を、図5を用いて説明する。第2の実施の形態の拡大観察装置において、撮像部であるカメラは、試料Sに対して照射された第一の光源(レーザ101)からの光の反射光を第一の光学系100を介して第一の受光素子(フォトダイオード112)によって受光する第一の撮像部と、試料Sに対して照射された第二の光源(白色ランプ201)からの光の反射光を第二の光学系200を介して第二の受光素子(CCD212)によって受光する第二の撮像部とを備える。
まず、第一の撮像部について説明する。第一の光学系100は、試料Sに単色光(例えばレーザ光)を照射するレーザ101、第一のコリメートレンズ102、偏光ビームスプリッタ103、1/4波長板104、水平偏向装置105、垂直偏向装置106、第一のリレーレンズ107、第二のリレーレンズ108、対物レンズ109、結像レンズ110、ピンホール板111、フォトダイオード112を有する。
第一の光源には、例えば赤色レーザ光を発する半導体レーザ101が用いられる。レーザ駆動回路115によって駆動されるレーザ101から出射されたレーザ光は、第一のコリメートレンズ102を通り、偏光ビームスプリッタ103で光路を変えられ、1/4波長板104を通過する。この後、水平偏向装置105および垂直偏向装置106によって水平(横)方向および垂直(縦)方向に偏向された後、第一のリレーレンズ107および第二のリレーレンズ108を通過し、対物レンズ109によってステージ30上に置かれた試料Sの表面に集光される。
水平偏向装置105および垂直偏向装置106は、それぞれガルバノミラーで構成され、レーザ光を水平および垂直方向に偏向させることにより、試料Sの表面をレーザ光で走査する。ステージ30は、ステージ昇降器20によりz方向(光軸方向)に駆動される。これにより、対物レンズ109の焦点と試料Sとの光軸方向での相対距離を変化させることができる。
試料Sで反射されたレーザ光は、上記の光路を逆に辿る。すなわち、対物レンズ109、第二のリレーレンズ108および第一のリレーレンズ107を通り、水平偏向装置105および垂直偏向装置106を介して1/4波長板104を再び通る。この結果、レーザ光は偏光ビームスプリッタ103を透過し、結像レンズ110によって集光される。集光されたレーザ光は、結像レンズ110の焦点位置に配置されたピンホール板111のピンホールを通過してフォトダイオード112に入射する。フォトダイオード112は受光量を電気信号に変換する。受光量に相当する電気信号は、出力アンプおよびゲイン制御回路(図示せず)を介してA/Dコンバータ113に入力され、デジタルデータに変換される。ここでは、第一の受光素子としてフォトダイオードを用いる例を示したが、フォトマルチプライヤ等を用いてもよい。また、レーザ101は赤色レーザに限定されず、青色、紫外光レーザを用いてもよい。このような短波長レーザを用いることによって高解像度の高さデータが得られる。
上記のような構成の第一の撮像部により、試料Sの高さ(深さ)情報を得ることができる。以下に、その原理を簡単に説明する。上述のように、ステージ30がステージ昇降器20のステッピングモータ21およびモータ制御回路22によってz方向(光軸方向)に駆動されると、対物レンズ109の焦点と試料Sとの光軸方向における相対距離が変化する。そして、対物レンズ109の焦点が試料Sの表面(被測定面)に結ばれたときに、試料Sの表面で反射されたレーザ光は上記の光路を経て結像レンズ110で集光され、ほとんどすべてのレーザ光がピンホール板111のピンホールを通過する。したがって、このときにフォトダイオード112の受光量が最大になる。逆に、対物レンズ109の焦点が試料Sの表面(被測定面)からずれている状態では、結像レンズ109によって集光されたレーザ光はピンホール板111からずれた位置に焦点を結ぶので、一部のレーザ光しかピンホールを通過することができない。その結果、フォトダイオード112の受光量は著しく低下する。
したがって、試料Sの表面の任意の点について、ステージ30をz方向(光軸方向)に駆動しながらフォトダイオード112の受光量を検出すれば、その受光量が最大になるときのステージ30の高さを求めることができる。
実際には、ステージ30を1ステップ移動するたびに水平偏向装置105および垂直偏向装置106によって試料Sの表面を走査してフォトダイオード112の受光量を取得する。図6は、1つの点(画素)におけるステージ30の高さzに対する受光データDの変化を示す。ステージ30を測定範囲の下端から上端までz方向に移動させたとき、走査範囲内の複数の点(画素)について、図6に示したように高さzに応じて変化する受光データDが得られる。この受光データDに基づいて、最大受光量とそのときの焦点距離Zfが各点(画素)ごとに得られる。この受光データDの最大値に対応するステージ30の高さzが焦点距離Zfとなる。したがって、この焦点距離Zfに基づいて試料Sの表面高さのx−y平面での分布が得られる。この処理は、インターフェイス53を介して入力されると共にメモリ53に記憶されたCCD12の受光データDを画素の配置情報(x、y)および高さ情報zに基づいて、制御部51によって行われる。
得られた表面高さの分布は、いくつかの方法で表示部52に表示することができる。例えば3次元表示によって試料の高さ分布(表面形状)を立体的に表示することができる。あるいは、高さデータを輝度データに変換することにより、明るさの2次元分布として表示できる。高さデータを色差データに変換することにより、高さの分布を色の分布として表示してもよい。
第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第一の撮像部によって得られた高さデータに基づき、ポインティングデバイス55a等によって表示部52の画像上の2点を指定することによって矩形状に領域の設定を行い、領域内の平均高さや各領域間の相対高さを演算し、表示部52に表示することができる。
また、x−y走査範囲内の各点(画素)について得られた受光量を輝度データとする輝度信号から、試料wの表面画像(白黒画像)が得られる。各画素における最大受光量を輝度データとして輝度信号を生成すれば、表面高さの異なる各点でピントの合った被写界深度の非常に深い共焦点画像が得られる。また、任意の注目画素で最大受光量が得られた高さ(z方向位置)に固定した場合は、注目画素の部分と高低差が大きい部分の画素の受光量は著しく小さくなるので、注目画素と同じ高さの部分のみが明るい画像が得られる。
次に、第二の撮像部について説明する。第二の光学系200は、試料Sに白色光(カラー画像撮影用の照明光)を照射するための第二の光源201、第二のコリメートレンズ202、第1ハーフミラー203、第2ハーフミラー204、第2受光素子としてのCCD212を有する。また、第二の光学系200は第一の光学系100の対物レンズ109を共用し、両光学系100、200の光軸は一致している。
第二の光源201には例えば白色ランプが用いられるが、特に専用の光源を設けず、自然光または室内光を利用してもよい。第二の光源201から出た白色光は、第二のコリメートレンズ202を通り、第一のハーフミラー203で光路を曲げられ、対物レンズ109によってステージ30上に置かれた試料Sの表面に集光される。
試料Sで反射された白色光は、対物レンズ109、第一のハーフミラー203、第二のリレーレンズ108を通過し、第二のハーフミラー204で反射されてカラーで受光可能なCCD212に入射して結像する。CCD212は、第一の光学系100のピンホール板111のピンホールと共役または共役に近い位置に設けられている。CCD212で撮像されたカラー画像は、CCD制御回路213によって読み出されると共にデジタルデータに変換される。このようにして得られたカラー画像は、試料Sの観察用の拡大カラー画像として表示部52に表示される。
また、第一の撮像部で得られた被写界深度の深い共焦点画像と第二の撮像部で得られた通常のカラー画像とを組み合わせて、すべての画素でピントの合った被写界深度の深いカラー共焦点画像を生成し、表示することもできる。例えば、第二の撮像部で得られたカラー画像を構成する輝度信号を第一の光学系100で得られた共焦点画像の輝度信号で置き換えることにより、簡易的にカラー共焦点画像を生成することができる。
ここでは、共焦点光学系である第一の光学系100を有する第一の撮像部と非共焦点光学系である第二の光学系200を有する第二の撮像部を備える拡大観察装置を示したが、第1の撮像部のみを備える構成とすることもできる。
また、第1の実施の形態に係る拡大観察装置のように、受光素子は2次元状に配置された画素毎に受光量を読み取る2次元撮像素子(例えばCCD)であり、焦点調整部が領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて焦点を調整する構成とした場合、共焦点光学系のような複雑な構成を必要とすることなく、簡単な構成で試料の高さを測定することができる。特に、この拡大観察装置においては、画素単位でなく、操作者によって設定された領域単位、すなわち相当数の画素の相対距離に対する受光データの変化から受光データの最大値を判断すると共に、そのときの平均焦点距離に基づいて平均高さを演算することから、白色光を光源としCCDを受光素子として用いた場合であっても、各画素における受光データの焦点距離に対する変化のばらつきを低減でき、信頼性の高い平均高さの測定を行うことができる。さらに、2次元撮像素子としてカラーCCDを用いる場合は、RGBの受光データに基づいてその画素の受光データを算出してもよく、またRGBのうちの1または2の色調の受光データに基づいてその画素の受光データとしてもよい。
また、領域設定部によって設定された領域が、試料の大きさよりも大きく試料の全部を含んでいる場合には、試料以外の部分、すなわちステージの上面は平均高さの演算の対象から除外することが好ましい。より正確な試料の高さを演算することができるからである。この場合ステージの上面であるか否かは、その画素とその画素に隣接する画素との高さの差が所定高さ以上あるか否か等によって判別することができる。もちろん、領域設定部によって設定された領域が、試料の一部であっても、ステージの上面が領域に含まれる場合は、平均高さの演算の対象から除外することが好ましい。
また、以上の実施の形態においては、試料固定部に固定された試料からの反射光を電気的に読み取る例を示したが、試料の背面から光を照射してその透過光を電気的に読み取るように構成してもよい。また、以上の説明では、試料固定部の一例として、試料がステージに載置される例を示したが、例えばステージの代わりにアームを取り付けその先端に試料を固定する構成とすることもできる。
本発明の拡大観察装置、拡大画像観察方法、拡大観察装置操作プログラムおよびコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、顕微鏡やデジタルマイクロスコープに利用して高さ測定を容易に行える。
本発明の実施の形態に係る拡大観察装置の外観図である。 本発明の第1の実施の形態に係る拡大観察装置のブロック図である。 本発明の実施の形態における表示部によって表示された画像を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る拡大観察装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る拡大観察装置のブロック図である。 高さzに対する受光データの変化を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態に係る拡大観察装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ・・・ 撮像部
10a・・・ カメラ
11 ・・・ 光学系
12、212 ・・・ CCD
13、213 ・・・ CCD制御回路
14 ・・・ 光路シフト部
20 ・・・ ステージ昇降器
21 ・・・ ステッピングモータ
22 ・・・ モータ制御回路
30 ・・・ ステージ
41 ・・・ スタンド台
42 ・・・ 支柱
43 ・・・ カメラ取り付け部
50 ・・・ 情報処理装置
51 ・・・ 制御部
52 ・・・ 表示部
52A ・・・ 観察画像表示部
52a ・・・ 観察画像
53 ・・・ メモリ
54 ・・・ インターフェイス
55 ・・・ 入力部
55a ・・・ ポインティングデバイス
60 ・・・ 照明部
60A ・・・ 落射照明
60B ・・・ 透過照明
61 ・・・ 光ファイバー
62 ・・・ コネクタ
70 ・・・ コンピュータ
100 ・・・ 第一の光学系
101 ・・・ レーザ
102 ・・・ 第一のコリメートレンズ
103 ・・・ 偏光ビームスプリッタ
104 ・・・ 1/4波長板
105 ・・・ 水平偏向装置
106 ・・・ 垂直偏向装置
107 ・・・ 第一のリレーレンズ
108 ・・・ 第二のリレーレンズ
109 ・・・ 対物レンズ
110 ・・・ 結像レンズ
111 ・・・ ピンホール板
112 ・・・ フォトダイオード
113 ・・・ A/Dコンバータ
115 ・・・ レーザ駆動回路
200 ・・・ 第二の光学系
201 ・・・ 白色ランプ
202 ・・・ 第二のコリメートレンズ
203 ・・・ 第1ハーフミラー
204 ・・・ 第2ハーフミラー
S ・・・ 試料
H ・・・ 数値データ
W1、W2 ・・・ 設定された領域

Claims (19)

  1. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置であって、
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な領域設定部と、
    領域設定部によって設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算するための演算部と、
    を備えることを特徴とする拡大観察装置。
  2. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置であって、
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定可能な領域設定部と、
    領域設定部によって設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算するための演算部と、
    を備えることを特徴とする拡大観察装置。
  3. 演算部で演算される高さは、設定された領域の焦点距離に基づいて演算されることを特徴とする請求項1または2記載の拡大観察装置。
  4. 試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置であって、前記撮像部は、
    照明部から試料固定部上に載置された試料に対して照射された光の透過光または反射光を結像させるための光学系と、
    光学系を介して入射する試料からの反射光または透過光を電気的に読み取るための撮像素子と、
    試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整するための焦点調整部と、
    を備えており、さらに前記情報処理装置は、
    焦点調整部によって焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶するための焦点距離情報記憶部と、
    表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定可能な領域設定部と、
    領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に関する焦点距離情報記憶部に記憶された焦点距離情報に基づいて、領域設定部によって設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算する演算部と、
    を備えることを特徴とする拡大観察装置。
  5. 撮像素子は2次元状に配置された画素毎に受光量を読み取る2次元撮像素子であり、
    焦点調整部は領域設定部によって設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて焦点を調整することを特徴とする請求項4に記載の拡大観察装置。
  6. 前記領域設定部が領域を設定する前に、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成し、合成された観察画像上で領域を設定するよう構成してなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の拡大観察装置。
  7. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定するステップと、
    設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算するステップと、
    を備えることを特徴とする拡大画像観察方法。
  8. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定するステップと、
    設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算するステップと、
    を備えることを特徴とする拡大画像観察方法。
  9. 高さの演算は、設定された領域の焦点距離に基づいて行われることを特徴とする請求項7または8記載の拡大画像観察方法。
  10. 試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置を用いる拡大画像観察方法であって、
    表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定するステップと、
    設定された領域内において試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整するステップと、
    焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶するステップと、
    設定された領域に対応する試料の一部または全部に関して記憶された焦点距離情報に基づいて、設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算するステップと、
    を備えることを特徴とする拡大画像観察方法。
  11. 焦点の調整は、設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて行われることを特徴とする請求項10に記載の拡大画像観察方法。
  12. 前記拡大画像観察方法はさらに、領域を設定するステップの前に、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成するステップを備えることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の拡大観察方法。
  13. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータに
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定する機能と、
    設定された領域内の平均高さを演算し、所定の基準高さと対比して相対高さを演算する機能と、
    を実現させる拡大観察装置操作プログラム。
  14. 試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータに
    表示部で表示された観察画像の一部の領域を2以上設定する機能と、
    設定された領域内の平均高さをそれぞれ演算し、各領域間の相対高さを演算する機能と、
    を実現させる拡大観察装置操作プログラム。
  15. 高さの演算は、設定された領域の焦点距離に基づいて行われることを特徴とする請求項13または14記載の拡大観察装置操作プログラム。
  16. 試料固定部に載置された試料に対して拡大観察画像を取得すべく、試料を照明するための照明部と、試料を撮像するための撮像部と、前記撮像部で取得された信号に基づいて観察画像を表示するための表示部を有する情報処理装置とを備える拡大観察装置を操作するための拡大観察装置操作プログラムであって、コンピュータに
    表示部によって表示された観察画像の一部の領域を少なくとも一つ設定する機能と、
    設定された領域内において試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させ焦点を調整する機能と、
    焦点を調整した際における試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離に関する焦点距離情報を、光軸方向とほぼ垂直な面内における試料の2次元位置情報と共に記憶する機能と、
    設定された領域に対応する試料の一部または全部に関して記憶された焦点距離情報に基づいて、設定された領域に対応する試料の光軸方向における平均高さを演算する機能と、
    を実現させる拡大観察装置操作プログラム。
  17. 焦点の調整は、設定された領域に対応する試料の一部または全部に対応する受光量の和に基づいて行われることを特徴とする請求項16に記載の拡大観察装置操作プログラム。
  18. 前記拡大観察装置操作プログラムはさらに、試料固定部と光学系との光軸方向における相対距離を変化させて取得した複数の観察画像の中から焦点の合った部分を合成して一の観察画像を作成する機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載の拡大観察装置操作プログラム。
  19. 請求項13から18のいずれかに記載される拡大観察装置操作プログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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