JP2004238890A - 遊技機用施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】真直な部分以外に限定されず、異形の筐体であっても配設可能なコンパクトな遊技機用施錠装置を提供する。
【解決手段】遊技機用施錠装置7において、フロントパネルに回転自在に設けられ、筺体に傾斜面13cで係止するとともに、フロントパネルの開動に伴って傾斜面13cを摺動させて回転し、筐体との係止を解除するフックプレート13と、フロントパネルに設けられ筺体に係止したフックプレート13に係止してフックプレート13の回転を規制するラッチ15と、フロントパネルに設けられ解錠回転によってラッチ15の規制を解除するシリンダー錠11と、筐体に固設されフロントパネル5の閉動に伴ってフックプレート13を押圧してフックプレート13を筐体係止方向に回転させる押込み金具17とを設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば回胴式遊技機(所謂、パチスロ)に用いて好適な遊技機用施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の施錠装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されているものがある。これは、図6に示すように、前面枠100の開放側裏面にシリンダ錠101と、該シリンダ錠101の錠軸102に取付けられたカム板103と、上下一対の鉤片104,104を有する昇降杆105とを基枠体106を介して取り付けるとともに、外枠107の開放側内側面の上下位置に前記鉤片104,104が係脱する係止金具108,108を固着し、シリンダ錠101の回動操作によりカム板103を回動して昇降杆105を上下方向へ摺動させるとともに、係止金具108,108と鉤片104,104との係合を解除して前面枠100を解錠するように構成されたものである。
【0003】
【特許文献1】
実公昭58−4538号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した遊技機用施錠装置は、上下方向に真直な前面枠100の開閉端側の裏面に、上下方向に真直で長尺に構成される昇降杆105を配設した構造であり、すなわち上下に真直な部分に配設される施錠装置であることから、外枠107及び前面枠100の形状に十分な長さの真直な部分のない複雑な形状、例えば、凹凸があったり湾曲されている場合には対応することが難しいという欠点がある。また、昇降杆105の上下端に鉤片104をそれぞれ備える構成であることから、位置合わせなどの調整が必要であり、組立施工性としての煩雑さがあった。
【0005】
さらに、前面枠100全体が開放するのではなく、一部分のみ開放させたい構造である場合に、上記した施錠装置では長尺な昇降杆105の構造をそのまま適用することは困難であり、コンパクト化が望まれていた。
【0006】
また、上記した遊技機用施錠装置では、前面枠100の開閉端側の裏面に、昇降杆105,カム板103とを配設し、これらの機構部が前面枠100の開閉端側の木口側に露出する状態となっていて、昇降杆105がカム板103だけによって上下摺動して、係止金具108に係脱する機構であったため、前面枠100を閉鎖した場合であっても、前面枠100と外枠107との隙間から針金等を挿入すれば、昇降杆105や鉤片104を係合解除する方向に直接移動させることも可能で、前面枠100が開放されてしまい、容易に内部装置(遊技用制御基板等)に触れて不正な行為、悪戯ができ、高い施錠信頼性を得ることができなかった。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、真直な部分に限定せず、異形の筐体であっても配設可能なコンパクトな遊技機用施錠装置を提供することを目的とするとともに、組み付けが容易であり、簡素な構造で信頼性のある施錠装置を提供することを目的とする。また、隙間から挿入される針金等によって開放されることを阻止し、遊技用制御基板等への不正な行為を防止することのできる遊技機用施錠装置を提供し、施錠信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明に係る請求項1記載の遊技機用施錠装置7は、筺体3にヒンジを介して開閉動自在となったフロントパネル5に設けられ遊技機前後方向に直交する方向の回転中心軸回りに回転自在となり、前記筺体3に傾斜面13cで係止するとともに、前記フロントパネル5の開動に伴って前記傾斜面13cを摺動させて回転し、前記筐体3との係止を解除するフックプレート13と、
前記フロントパネル5に設けられ前記筺体3に係止した前記フックプレート13に係止して該フックプレート13の回転を規制するラッチ15と、
前記フロントパネル5に設けられ解錠回転によって前記ラッチ15の規制を解除するシリンダー錠11と、
前記筐体3に固設され前記フロントパネル5の閉動に伴って前記フックプレート13を押圧して該フックプレート13を筐体係止方向に回転させる押込み金具17と、
を具備したことを特徴とする。
【0009】
この遊技機用施錠装置7では、筺体3に係止したフックプレート13に対しさらにラッチ15が係止してフックプレート13の回転が規制される。つまり、筺体3に対するフックプレート13のロック構造が二重のロック構造となる。また、フロントパネル5を閉動することにより、フックプレート13が押込み金具17に押圧されて筐体係止方向に回転するので、フロントパネル5を閉動するのみでフロントパネル5を筺体3に対して施錠することが可能となる。そして、従来のような長尺な杆状の構造などがなく、コンパクト化が図られ、遊技機の形状に限定されずに施錠装置を設けることが可能となる。
【0010】
請求項2記載の遊技機用施錠装置7は、請求項1記載の遊技機用施錠装置7において、
前記フックプレート13及び前記ラッチ15が同一の基台9に取付けられ、前記フックプレート13及び前記ラッチ15と、前記筺体3及び前記フロントパネル5の境界34との間に、該基台9を介在させたことを特徴とする。
【0011】
この遊技機用施錠装置7では、フックプレート13及びラッチ15と、筺体3及びフロントパネル5の境界34との間に基台9が介在し、フックプレート13及びラッチ15が基台9によって上記境界34から覆われることになる。これにより、基台9が邪魔となって、筺体3とフロントパネル5との隙間から針金等が挿入されても、施錠機構部への接触が不能となり、フックプレート13を回転させて係止を解除することができず、このような不正な行為によるフロントパネル5の解錠が阻止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機用施錠装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る遊技機用施錠装置の要部斜視図、図2は図1の遊技機用施錠装置を図1の背面側から透視した側面図である。
【0013】
例えば回胴式遊技機である所謂、パチスロ等の図2に示す遊技機1は、ヒンジ(図示せず)によって筐体3に対して開閉自在となったフロントパネル5を有している。フロントパネル5は、図示しないが、複数の操作スイッチや、筺体3に設けた回胴を目視可能とする窓部等を有している。遊技機1は、上記の回胴を回転する回転制御装置(図示せず)、操作スイッチ、遊技媒体払出し装置(図示せず)や、これらと電気的に接続され、回胴の回転や遊技媒体払出し数等を制御する遊技用制御基板等(図示せず)を筺体3に備えている。遊技機1は、これらの内部装置が、フロントパネル5を筺体3に対して閉鎖することにより外部から覆われている。
【0014】
本実施の形態による遊技機用施錠装置7は、筺体3に対してフロントパネル5を施解錠するためのものとなる。図1に示すように、遊技機用施錠装置7は、フロントパネル5に固設される基台9と、シリンダー錠11と、フックプレート13と、ラッチ15と、押込み金具17(図2参照)とを主要な構成要素として有している。
【0015】
基台9は、例えばフロントパネル5の側面と平行な面となるようにして、フロントパネル5の内側に固設される。基台9には基台面に垂直な軸19を突設してあり、この軸19にはフックプレート13が回転自在に支持されている。従って、フックプレート13は、遊技機前後方向に直交する水平方向(図2の紙面垂直方向)の回転中心軸回りに回転自在となっている。
【0016】
フックプレート13は、軸19を挟んで一端側に鉤状のフック13aを有し、他端側に鋸歯部13bを有している。フック13aは、フックプレート13の回転によって、筐体3に固設した後述のロック金具20(図2参照)に係止するようになっている。また、フックプレート13の基台9と反対側の面となる一方の面には、第一の突起21aと、第二の突起21bが突設されている。
【0017】
この第一の突起21aには、フックプレート13の面と平行に延在し、基端をこの第一の突起21aの先端面に固定したバネ支持アーム23を設けている。基台9にはバネ支持軸25を立設してあり、このバネ支持軸25とバネ支持アーム23の先端とには引っ張りバネ27を張架している。この引っ張りバネ27は、フックプレート13に対し、軸19を中心としてロック金具20へ係止する方向の回転モーメントを付与する。
【0018】
フックプレート13は、フック13aに傾斜面13cを有し、この傾斜面13cでロック金具20に係止する。従って、フックプレート13は、フロントパネル5を開動することで、この開動に伴って傾斜面13cをロック金具20に摺動させて図2の反時計回りに回転し、ロック金具20との係止を解除するようになっている。
【0019】
基台9にはラッチ15が支持ピン31を介して可動自在に取付けられている。ラッチ15は、支持ピン31を挟んで一端側に係止爪15aを有している。また、ラッチ15の他端側には、一端を基台9に固定した、引っ張りバネ33の他端が固定されている。この引っ張りバネ27は、係止爪15aが鋸歯部13bに係止する方向でラッチ15を付勢している。従って、ラッチ15の係止爪15aに鋸歯部13bが噛合されたフックプレート13は、回動が規制されることになる。
【0020】
なお、鋸歯部13bは、二列の鋸歯を、半ピッチずらして平行に配置して形成してあり、これにより、係止爪15aとの噛合間隔を小さくすることを実現させている。
【0021】
フックプレート13及びラッチ15は、同一の基台9に取付けられ、フックプレート13及びラッチ15と、筐体3及びフロントパネル5の境界34(図2参照)との間に、基台9が介在している。従って、フックプレート13及びラッチ15は、基台9によって境界34から覆われることになる。これにより、基台9が邪魔となって、筐体3とフロントパネル5との隙間から挿入した針金等による施錠機構部への接触が不能となっている。
【0022】
基台9にはシリンダー錠11の基端が固定されており、シリンダー錠11は先端をフロントパネル5の側面に表出させている。シリンダー錠11の基端には所謂、ダルマ11aが突出しており、ダルマ11aには係止解除爪35が固定されている。シリンダー錠11は、図示しない合鍵がキー孔に挿入されて解錠方向に回転されることで、内筒とともにダルマ11aが回転する。このダルマ11aの回転により係止解除爪35が回転し、ラッチ15を図1の時計回りに回転させ、ラッチ15と鋸歯部13bとの係止を解除するようになっている。なお、シリンダー錠11は、解錠方向と反対方向に回転することで、内部装置(遊技用制御基板等)のリセット操作を実行するように構成されている。
【0023】
すなわち、ラッチ15は、ロック金具20に係止したフックプレート13に係止して、このフックプレート13の回動を規制するとともに、シリンダー錠11の解錠回転に従動して、フックプレート13の回転規制を解除する。
【0024】
筐体3には、フックプレート13の第一の突起21a、第二の突起21bと順次に当接する押込み金具17を固設している。押込み金具17は、第一の押込み金具17aと、第二の押込み金具17bとからなる。押込み金具17は、フロントパネル5の閉動に伴って、第一の突起21a、第二の突起21bに順次に当接して、フックプレート13を引っ張りバネ27の付勢力に抗して回転させ、フックプレート13を筐体3への係止方向に回転させる。
【0025】
次に、上記の構成を有する遊技機用施錠装置の作用を説明する。
図3は図2に示した遊技機用施錠装置における解錠時の状態を(a)、フロントパネル開放時の状態を(b)に表した動作説明図、図4は図2に示した遊技機用施錠装置におけるフロントパネル閉動開始時の状態を(a)、フロントパネル閉鎖直前の状態を(b)に表した動作説明図、図5は図2に示した遊技機用施錠装置におけるロック状態を表した動作説明図である。
【0026】
図2に示したフロントパネル5の施錠状態から、シリンダー錠11に合鍵が挿入され、解錠方向に回転されると、係止解除爪35が図3の時計回りに回転し、ラッチ15を反時計回りに回転させる。これにより、ラッチ15と鋸歯部13bとの係止が解除される。この状態においても、フックプレート13は、引っ張りバネ27によって、ロック金具20に係止する方向に付勢されている。
【0027】
この状態で、フロントパネル5が手によって開動されると、フックプレート13はラッチ15との係止が解除されているので、傾斜面13cをロック金具20に摺動させながら、引っ張りバネ27の付勢力に抗して図3の反時計回りに回転する。フロントパネル5がある程度開き、フック13aの先端がロック金具20から離れると、フックプレート13は、図3(b)に示すように、引っ張りバネ27の付勢力によって時計回りに回転し、同図に示す中立位置に停止する。この状態で、フロントパネル5は、全開されることとなる。
【0028】
なお、シリンダー錠11に挿入された合鍵は、フロントパネル5を開いた際にシリンダー錠11から抜き取られる。これにより、係止解除爪35は、引っ張りバネ33の引っ張り力により図3(b)の時計回りに付勢された状態となる。
【0029】
一方、全開の状態からフロントパネル5が閉動を開始すると、先ず、図4(a)に示すように、フックプレート13の第一の突起21aに、第一の押込み金具17aが当接し、この状態でさらにフロントパネル5が閉動されると、フックプレート13は第一の押込み金具17aから押圧されて、引っ張りバネ27の付勢力に抗して図4(a)の時計回りに回転する。
【0030】
図4(a)の状態からさらにフロントパネル5が閉動されると、図4(b)に示すように、次に第二の突起21bに第二の押込み金具17bが当接し、続けてフックプレート13を時計回りに回転させる。ここで、バネ支持軸25と、軸19と、第一の突起21aとは、図4(b)に示すように直線上に位置するが、その状態からさらに時計回りに回転すると、今度は引っ張りバネ27の付勢力によって、フックプレート13が時計回りに回転される。
【0031】
この結果、図5に示すように、ある程度まで閉鎖されていたフロントパネル5は、フックプレート13が筐体3側のロック金具20に係止することとなる。同時に、同図の時計回りに付勢されているラッチ15がフックプレート13の鋸歯部13bに係止し、フックプレート13は反時計回りの回転が規制されて、ロック金具20に二重ロック状態となって係止することとなる。
【0032】
この際、フロントパネル5は、筐体3側へ押圧されると、ロック金具20がフック13aのさらに深い位置まで進入する。同時にラッチ15が鋸歯部13bに順次噛合して行き、フックプレート13の反時計回りの回転が規制される。これにより、フックプレート13は、ロック金具20に接近しただけ、深い位置で係止することとなり、ガタツキが生じないようになっている。
【0033】
このように、上記の遊技機用施錠装置7によれば、筐体3に係止したフックプレート13に対しさらにラッチ15が係止してフックプレート13の回転が規制される。つまり、筺体3に対するフックプレート13のロック構造が二重のロック構造となる。また、フロントパネル5を閉動することにより、フックプレート13が押込み金具17に押圧されて筐体係止方向に回転するので、フロントパネル5を閉動するのみでフロントパネル5を筺体3に対して施錠することが可能となる。そして、この遊技機用施錠装置7は、従来のような長尺な杆状の構造などがなく、すなわち、真直な部分にのみ構成される施錠装置ではなく、遊技機の形状に凹凸部分や湾曲部分があっても、このような部分に対して配設することが可能となるコンパクトな遊技機用施錠装置を得ることができる。また、筐体3の一部分のみを開閉するような構造であっても、この遊技機用施錠装置7を設けることが可能であり、汎用性の高い施錠装置を得ることができる。
【0034】
また、この遊技機用施錠装置7では、フックプレート13及びラッチ15と、筺体3及びフロントパネル5の境界34との間に基台9が介在し、フックプレート13及びラッチ15が基台9によって上記境界34から覆われることになる。これにより、基台9が邪魔となって、筺体3とフロントパネル5との隙間から針金等が挿入されても、施錠機構部への接触が不能となり、フックプレート13を回転させて係止を解除することができず、このような不正な行為によるフロントパネル5の解錠が阻止される。さらに、この基台9に各部が配置される構成であることから、組付けが容易なものとなり、組立施工性が向上することとなる。
【0035】
なお、上記の遊技機用施錠装置7は、フロントパネル5のみを筐体3に対して開閉する遊技機1の場合を例に説明したが、本発明に係る遊技機用施錠装置は、この他、例えばフロントパネル5の前面に、さらに開閉自在な前面扉を有する構造の遊技機に用いられるものであってもよい。この場合、シリンダー錠11は、別途の前面扉用施錠機構を付加することで、一方の回転でフロントパネル5を解錠し、他方の回転で前面扉を解錠する構成とすることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の遊技機用施錠装置によれば、筺体に係止したフックプレートに対しさらにラッチが係止してフックプレートの回転を規制するので、筐体に対するフックプレートのロック構造が二重のロック構造となる。また、フロントパネルを閉動することにより、フックプレートが押込み金具に押圧されて筐体係止方向に回転するので、フロントパネルを閉動するのみでフロントパネルを施錠することができる。この結果、操作性を低下させることなく、施錠信頼性を向上させることができる。また、本発明の遊技機用施錠装置によれば、従来の施錠装置のような長尺な杆状の構造などが無く、すなわち真直で長尺な部材で構成される施錠装置ではなく、コンパクトな構成であることから、遊技機の形状が凹凸や湾曲などで構成されていても、配設が可能であり、また筐体の一部分のみを開閉するような構造であっても配設が可能であり、汎用性の高い施錠装置を得ることができる。
【0037】
請求項2記載の遊技機用施錠装置によれば、フックプレート及びラッチが同一の基台に取付けられ、フックプレート及びラッチと、筺体及びフロントパネルの境界との間に、基台を介在させたので、フックプレート及びラッチを基台によって上記境界から覆うことができ、筺体とフロントパネルとの隙間から針金等が挿入されても、施錠機構部への接触が不能となり、フックプレートを回転させて係止を解除することができず、このような不正な行為によるフロントパネルの解錠が阻止され、施錠信頼性を向上させることができる。さらに、この基台に各部が配置される構成であることから、簡素な構造となるとともに、組付けが容易なものとなり、組立施工性が向上する効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機用施錠装置の要部斜視図である。
【図2】図1の遊技機用施錠装置を図1の背面側から透視した側面図である。
【図3】図2に示した遊技機用施錠装置における解錠時の状態を(a)、フロントパネル開放時の状態を(b)に表した動作説明図である。
【図4】図2に示した遊技機用施錠装置におけるフロントパネル閉動開始時の状態を(a)、フロントパネル閉鎖直前の状態を(b)に表した動作説明図である。
【図5】図2に示した遊技機用施錠装置におけるロック状態を表した動作説明図である。
【図6】従来の遊技機用施錠装置の斜視図である。
【符号の説明】
3…筺体
5…フロントパネル
7…遊技機用施錠装置
9…基台
11…シリンダー錠
13…フックプレート
13c…傾斜面
15…ラッチ
17…押込み金具
34…境界

Claims (2)

  1. 筺体にヒンジを介して開閉動自在となったフロントパネルに設けられ遊技機前後方向に直交する方向の回転中心軸回りに回転自在となり、前記筺体に傾斜面で係止するとともに、前記フロントパネルの開動に伴って前記傾斜面を摺動させて回転し、前記筐体との係止を解除するフックプレートと、
    前記フロントパネルに設けられ前記筺体に係止した前記フックプレートに係止して該フックプレートの回転を規制するラッチと、
    前記フロントパネルに設けられ解錠回転によって前記ラッチの規制を解除するシリンダー錠と、
    前記筐体に固設され前記フロントパネルの閉動に伴って前記フックプレートを押圧して該フックプレートを筐体係止方向に回転させる押込み金具と、
    を具備したことを特徴とする遊技機用施錠装置。
  2. 請求項1記載の遊技機用施錠装置において、
    前記フックプレート及び前記ラッチが同一の基台に取付けられ、前記フックプレート及び前記ラッチと、前記筺体及び前記フロントパネルの境界との間に、該基台を介在させたことを特徴とする遊技機用施錠装置。
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