JP2004237340A - ウェブ接合装置、およびウェブ接合方法 - Google Patents

ウェブ接合装置、およびウェブ接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属ウェブを接合する際に、接合部に異幅部が生じないウェブ接合装置およびウェブ接合方法の提供。
【解決手段】先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合した接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように幅の広い方のウェブのエッジ部を切断するエッジ部切断手段を備えるウェブs都合装置・ウェブ接合方法、後行材ウェブと先行材ウェブとのセンターを一致させるセンター合せ手段と、前記後行材ウェブを前記先行材ウェブに接合するウェブ接合手段と、接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するようにエッジ部を切断するエッジカット手段とを備えるウェブ接合装置・ウェブ接合方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブ接合装置およびウェブ接合方法に関し、特に、幅の異なる2つのウェブを接合したときに前記ウェブの接合部に生じる異幅部を自動的に切断・除去できるウェブ接合装置およびウェブ接合方法と、前記2つのウェブのセンター合わせ、接合、および異幅部のカットが自動的に行われるウェブ接合装置およびウェブ接合方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
PS版の製造ラインにおいては、帯状のアルミニウム薄板であるアルミニウムウェブを砂目立てする支持体ウェブ製造製造工程、および前記支持体ウェブ製造工程で得られた支持体ウェブの砂目立て面に感光性または感熱性の製版層形成液を塗布して乾燥し、製版層を形成する製版層形成工程を連続して行うことが一般的である。
【0003】
また、幅の異なるPS版を製造する場合においても、幅の広いアルミニウムウェブの後ろに幅の狭いアルミニウムウェブを自動接合して前記支持体ウェブ製造製造工程および前記製版層形成工程を継続することが多い(特許文献1)。
【0004】
しかしながら、幅の広いアルミニウムウェブの後ろに幅の狭いアルミニウムウェブを接合すると接合部に幅方向の段差、換言すれば異幅部が生じる。
【0005】
前記アルミニウムウェブは、前記砂目立て工程において、ローラ状のブラシであるブラシロールで一方または両方の表面を擦って粗面化するブラシグレイン処理、前記表面に苛性ソーダ溶液を噴霧してエッチング処理するアルカリエッチング処理、交流電解により表面を粗面化する電解粗面化処理、および前記表面に酸性溶液を噴霧して表面の水酸化物皮膜などを除去するデスマット処理など、各種処理が施される。
【0006】
前記ブラシグレイン処理においては、前記アルミニウムウェブを、前記ブラシロールを2〜4本有するブラシグレイン処理装置を通過させる。また、前記アルカリエッチング処理およびデスマット処理においては、前記アルミニウムウェブを、アルカリ溶液や酸性溶液を噴霧するスプレー管の間を通過させる。
【0007】
したがって、前記アルミニウムウェブの接合部に異幅部があると、前記ブラシグレイン処理装置において、ブラシロールが前記異幅部に引っ掛ったり、前記アルカリエッチング処理およびデスマット処理において、前記異幅部が前記スプレー管に当ったりして前記接合部が破断することがある。
【0008】
また、前記製造ラインは多数のパスローラを有しているので、前記アルミニウムウェブが前記パスローラを通過するときに、繰り返し屈曲されることにより、前記異幅部に亀裂が生じて前記接合部が破断することもある。
【0009】
そこで、従来は、前記接合部がブラシグレイン処理装置を通過するときに、ブラシロールを上昇させて前記接合部に接触しないようにしていた。また、先行するアルミニウムウェブの後端に新たなアルミニウムウェブの先端を接合した後、接合部に生じた異幅部をオペレータが鋏で切り取って除去していた。
【0010】
【特許文献1】
特願2002−3173明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブラシロールを上昇させると、アルミニウムウェブに砂目立て処理されない部分が生じるから、製品ロスが発生する。
【0012】
また、前記異幅部をオペレータが鋏で切り取る場合には、前記製造ラインにアルミニウムウェブを供給する入側ラインを長時間停止したり、低速で運転したりする必要があった。したがって、前記製造ライン内に設けられたアルミニウムウェブや支持体ウェブのリザーバにおいて、アキューム量を大きくする必要があった。
【0013】
本発明は、幅の異なるアルミニウムウェブなどの金属ウェブを接合する際に、接合部に異幅部が生じることがなく、また、前記入側ラインを長時間停止したり、製造ラインにおけるアキューム量を大きくしたりする必要のないウェブ接合装置・ウェブ接合方法、および前記金属ウェブのセンター合わせ、接合、および異幅部のカットが自動的に行われ、接合部に異幅部の生じないウェブ接合装置・ウェブ接合方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合した接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジ部切断手段を備えてなることを特徴とするウェブ接合装置に関する。
【0015】
前記ウェブ接合装置においては、前記エッジ部切断手段によって、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように切断している。
【0016】
したがって、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとの接合部が滑らかに繋がち、幅方向の段差である異幅部が形成されることがないから、後述する製造ラインにおいて、前記異幅部が引っ掛ることによる接合部の破断が防止される。
【0017】
また、前記ウェブ接合装置においては、前記エッジ部の切断を自動的に行うことができるから、接合部のカットが短時間に行える。
【0018】
したがって、製造ラインを停止する時間が短かくてすむから、生産ロスが少ない。
【0019】
前記先行材ウェブおよび後行材ウェブとしては、帯状の金属薄板である金属ウェブが挙げられ、具体的には、従来技術のところで述べたアルミニウムウェブのほか、帯状ステンレス鋼や帯鋼板、帯状アルミニウム板、帯状軽合金板などが挙げられる。
【0020】
前記後行材ウェブは、前記先行材ウェブよりも幅が広くてもよく、また、幅が狭くてもよいが、前記先行材ウェブおよび後行材ウェブがアルミニウムウェブの場合には、本発明における製造ラインの一例である砂目立てラインにおけるブラシグレイン装置において均一にブラシグレイン処理されるように、後行材ウェブは先行材ウェブよりも幅が狭いことが好ましい。
【0021】
前記エッジ部切断手段としては、後述する打ち抜きカッターのほか、外周部において互いに重なるように配設された1対の円盤刃によって異幅部を裁断する円盤カッター、およびレーザ光によって前記異幅部を切断するレーザカッターなどを使用することができる。
【0022】
請求項2に記載の発明は、前記エッジ部切断手段が、板状の上刃と、前記上刃と協働して前記異幅部を切断する下刃とからなる打ち抜きカッターであり、前記移動手段が、前記打ち抜きカッターを前記先行材ウェブおよび後行材ウェブの幅方向に沿って移動させるウェブ接合装置に関する。
【0023】
前記打ち抜きカッターにおいては、通常、前記下刃には、前記上刃が嵌入する開口部が形成されている。そして、上刃と下刃との間に前記異幅部が挟み込まれた状態で前記上刃を前記下刃の開口部に嵌入させることにより、前記異幅部を裁断して除去する。
【0024】
したがって、前記打ち抜きカッターにおいては、前記下刃を固定し、前記上刃をアクチュエータなど適宜の手段によって上下させればよいから、機構が単純である。
【0025】
また、前記ウェブ接合装置において、前記打ち抜きカッターを前記先行材ウェブおよび後行材ウェブに近接する方向および遠ざかる方向に、前記ウェブの幅方向に沿って移動させる移動手段を設ければ、先行材ウェブまたは後行材ウェブを製造ラインに送り出しているときは、前記移動手段によって前記打ち抜きカッターを退避させることができるから好ましい。
【0026】
請求項3に記載の発明は、先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合した接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断することを特徴とするウェブ接合方法に関する。
【0027】
前記ウェブ接合方法によれば、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように前記接続部を切断できるから、前記異幅部が形成されることがない。したがって、製造ラインにおいて、前記異幅部に起因するトラブルが防止される。
【0028】
請求項4に記載の発明は、製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合装置であって、前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ手段と、前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブの先端を前記先行材ウェブの後端に接合するウェブ接合手段と、前記ウェブ接合手段により前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとを接合して形成された接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジカット手段とを備えてなることを特徴とするウェブ接合装置に関する。
【0029】
前記ウェブ接合装置によれば、後行材ウェブと先行材ウェブとのセンターを合せ、後行材ウェブと先行材ウェブを接合し、後行材ウェブと先行材ウェブとの間に形成される異幅部を切断するという一連の工程が自動的に、しかも短時間に行われる。
【0030】
したがって、先行材ウェブに後行材ウェブを接続する際に、製造ラインを長時間停止する必要がなく、また、前記製造ライン内にアキューム量の大きなリザーバーを設ける必要がない。
【0031】
さらに、前記接続部に異幅部が形成されることがなく、連続的に幅が変化するから、前記後行材ウェブも円滑に製造ラインに導入される。
【0032】
前記製造ラインとしては、前述した砂目立てラインのほか、帯鋼板を亜鉛鍍金して亜鉛鍍金鋼板を製造するライン、帯鋼板やステンレス帯板、アルミニウム帯板などを連続的に塗装して塗装金属板を製造する塗装ライン、およびステンレス帯板の表面を研磨したりヘアライン仕上げやダルフィニッシュ仕上げなどを施す仕上げラインなど、金属ウェブに1種または2種以上の一連の処理を連続的に施すラインが挙げられる。
【0033】
前記先行材ウェブおよび後行材ウェブについては請求項1のところで説明した通りである。
【0034】
前記センター合せ手段は、前記先行材ウェブのセンターを、たとえば前記製造ラインのセンターであるマシンセンターに合せ、前記後行材ウェブのセンターを前記マシンセンターに合わせるセンター合せ装置であってもよく、また、単に、前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに合わせるだけの機能しか有しないセンター合せ装置であってもよい。
【0035】
前記ウェブ接合手段は、先行材ウェブと後行材ウェブとを溶接により接合する溶接装置であってもよく、また、超音波接合により接合する超音波接合装置であってもよい。さらに、先行材ウェブと後行材ウェブとを片面粘着テープや両面粘着テープなどの粘着手断により接合するテープ接合装置であってもよい。
【0036】
前記エッジカット手段は、請求項1におけるエッジ部切断手段を有する。前記エッジ部切断手段は、前記ウェブ接合装置に対して固定されていてもよく、移動可能に形成されてもよい。
【0037】
請求項5に記載の発明は、前記センター合せ手段が、前記後行材ウェブの先端部を保持するウェブ先端部保持手段と、前記ウェブ先端部保持手段を前記後行材ウェブの幅方向に沿って移動させるウェブ位置調整手段とを備えてなるウェブ接合装置に関する。
【0038】
前記ウェブ接合装置においては、前記先行材ウェブに接合しようとする後行材ウェブの先端部においてセンタリングを行うから、前記後行材ウェブのセンターと前記先行材ウェブのセンターとが完全に一致した状態で接合を行うことが極めて容易である。
請求項6に記載の発明は、前記先行材ウェブのセンターを前記製造ラインのセンターであるマシンセンターに一致させるセンタリング手段を備えてなるウェブ接合装置に関する。
【0039】
前記ウェブ接合装置は、前記センター合せ手段と前記ウェブ接合手段と前記エッジカット手段とに加えて前記センタリング手段とを備えている。
【0040】
したがって、前記ウェブ接合装置においては、まず、前記センタリング手段において先行材ウェブのセンターが製造ラインのマシンセンターに合わされ、次に、前記センター合せ手段において後行材ウェブのセンターが先行材ウェブのセンターに合わされる。
【0041】
したがって、先行材ウェブも後行材ウェブもセンターが前記製造ラインのマシンセンターに一致した状態で接合され、異幅部の切断が行われるから、製造ラインへの輪部の送り出しが特に円滑に行われる。
【0042】
請求項7に記載の発明は、前記センタリング手段が、前記先行材ウェブにおける一方のエッジの位置を検出するエッジ位置検出手段と、前記先行材ウェブを幅方向に移動させるウェブ移動手段と、前記先行材ウェブの幅に関する幅情報が入力されるとともに、前記幅情報と前記エッジ位置検出手段で検出された前記先行材ウェブのエッジ位置とから前記先行材ウェブのセンター位置を求めるウェブセンター位置演算手段と、前記先行材ウェブのセンター位置と前記マシンセンターとの間にズレがあるときは、前記先行材ウェブのセンター位置が前記マシンセンターに一致するように前記ウェブ移動手段を制御する制御手段とを備えてなるセンタリング装置であるウェブ接合装置に関する。
【0043】
前記ウェブ接合装置の備えるセンタリング手段においては、前記エッジ位置検出手段において検出した前記先行材ウェブにおける一方のエッジの位置と、前記幅情報として入力された先行材ウェブの幅とから、前記先行材ウェブのセンター位置を求めている。
【0044】
したがって、前記先行材ウェブの両方のエッジの位置を検出する必要がないから、前記センタリング手段は構成を簡略化できる。
【0045】
請求項8に記載の発明は、前記ウェブ移動手段が、前記先行材ウェブを送り出す送り出しロールの幅方向の位置を制御する先行材ロール位置調整手段であるウェブ接合装置に関する。
【0046】
前記ウェブ接合装置においては、前記送り出しロールを前記先行材ウェブの幅方向に沿って移動させて前記先行材ウェブのセンターの位置を制御しているから、前記送り出しロールと前記ウェブ接合装置との間で、先行材ウェブに捩れが生じることがないという特長を有する。
【0047】
請求項9に記載の発明は、製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合方法であって、前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ工程と、前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブの先端を前記先行材ウェブの後端に接合するウェブ接合工程と、前記ウェブ接合手段により前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとを接合して形成された接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジカット工程とを有してなることを特徴とするウェブ接合方法に関する。
【0048】
前記ウェブ接合方法によれば、後行材ウェブと先行材ウェブとのセンターを合せ、後行材ウェブと先行材ウェブを接合し、後行材ウェブと先行材ウェブとの間に形成される異幅部を切断するという一連の工程が自動的に、しかも短時間に行われる。
【0049】
したがって、先行材ウェブに後行材ウェブを接続する際に、製造ラインを長時間停止する必要がなく、また、前記製造ライン内にアキューム量の大きなリザーバーを設ける必要がない。
【0050】
さらに、前記接続部に異幅部が形成されることがなく、連続的に幅が変化するから、前記後行材ウェブも円滑に製造ラインに導入される。
【0051】
請求項10に記載の発明は、製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合方法であって、前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ工程と、前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブと前記先行材ウェブとを、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するような形状を有する接続ウェブで接続するウェブ接合工程とを有してなることを特徴とするウェブ接合方法に関する。
【0052】
前記ウェブ接合方法によれば、先行材ウェブと後行材ウェブとを異幅部を生じさせること無く接合できるだけでなく、エッジカット工程が不要であるから、従来のウェブ接合装置においても容易に実施できる。
【0053】
【発明の実施の形態】
1.実施形態1
本発明に係るウェブ接合装置の一例につき、以下に説明する。
【0054】
前記ウェブ接合装置の構成を図1に示す。
【0055】
図1に示すように、実施形態1に係るウェブ接合装置1000は、本発明における製造ラインの一例であり、アルミニウムウェブを砂目立てし、支持体ウェブを製造する砂目立てライン(図示せず。)にアルミニウムウェブを供給する送出し部200と、送出し部200から送り出されるアルミニウムウェブを接合するウェブ接合部100とを備える。
【0056】
送出し部200は、送出装置202と、送出装置202の下方に配置された送出装置204とを備える。送出装置202は、先行材ウェブW1を送り出す送出装置であり、送出装置204は、先行材ウェブW1よりも幅の狭い後行材ウェブW2を送り出す送出装置である。図1において、矢印aは、先行材W1および後行材W2の送り出し方向を示す。
【0057】
送出装置202と送出装置204とは構成が同一なので、以下、送出装置202を例にとって送出機の構成について説明する。
【0058】
送出装置202は、先行材ウェブW1を巻き戻して送り出す送出機206と、送出機206を、先行材ウェブW1の送り出し方向に対して直角の方向に移動可能に保持する基台208とを備える。基台208の上面にはレール210が固定され、送出機206は、レール210上を摺動する。
【0059】
送出機206は、巻芯214を回転可能に支持する枠状の受台212を有する。受台212には、T型ジョイント216が固定されている。
【0060】
一方、基台208には、油圧アクチュエータ218が固定され、油圧アクチュエータ218からは、ロッド220が受台212に向かって巻芯214の軸線に対して平行に突出している。
【0061】
ロッド220の先端にはU字型ジョイント222が固定されている。U字型ジョイント222とT字型ジョイント216とは、ピン224によって回動自在に結合されている。
【0062】
ウェブ接合部100は、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とを接合する接合機102と、接合機102に対し、送り出し方向aに沿って上流側(以下、単に「上流側」という。)に位置する後行材センタリング装置104と、接合機102に対し、送り出し方向aに沿って下流側(以下、単に「下流側」という。)に位置するとともに、先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の送り出し経路Tを挟むように設けられた1対のエッジカット装置106Aおよび106Bとを備える。後行材センタリング装置104、接合機102、およびエッジカット装置106A、106Bは、それぞれ、本発明に係るウェブ接合装置におけるセンター合せ手段、ウェブ接合手段、およびエッジカット手段に相当する。
【0063】
エッジカット装置106Aは、オペレータ側に位置し、エッジカット装置106Bは、送り出し経路Tを挟んでオペレータ側とは反対側のドライブ側に位置している。エッジカット装置106Aおよび106Bは、先行材W1と後行材W2との接合部における異幅部を切断する機能を有する。
【0064】
後行材センタリング装置104は、図2に示すように、後行材W2の先端部を吸着保持するテーブル108と、後行材センタリング装置104を接合機102の上流側の面に固定すると同時に、テーブル108を、搬送方向aに対して直角の方向に移動可能に保持する基台110と、テーブル108を前記方向に沿って移動させるボール螺子114とを有する。テーブル108およびボール螺子114は、本発明に係るウェブ接合装置の備えるセンター合せ手段におけるウェブ先端部保持手段およびウェブ位置調整手段にそれぞれ相当する。
【0065】
基台110の上面には、テーブル108が摺動するレール112が固定されている。
【0066】
ボール螺子114は、テーブル108に固定されたナット部114Aと、基台110に軸支されていると当時に、ナット部114Aに螺合する螺子軸114Bとからなる。螺子軸114Bは、基台110に固定されたサーボモータ116によって時計回り方向または反時計周り方向に回転する。
【0067】
テーブル108の上面には、吸引孔108Aが全面に設けられている。テーブル108には、吸引孔108Aから空気を吸引する吸引ポンプ(図示せず。)が接続されている。
【0068】
エッジカット装置106Aおよび106Bは、図3に示すように、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2との接合部における異幅部を切断するカッター部118と、カッター部118を先行材ウェブW1または後行材ウェブW2の幅方向に沿って案内するガイド装置120とを備える。カッター部118は、本発明のエッジカット装置におけるエッジカット手段に相当し、具体的には打ち抜きカッターに相当する。ガイド装置120は、前記エッジカット装置における移動手段に相当する。ガイド装置120は、接合機102の下流側の面に固定されている。
【0069】
ガイド装置120にはボール螺子122が設けられている。ボール螺子122は、ナット部122Aとナット部122Aに螺合する螺子軸122Bとを備える。螺子軸122Bは、ガイド装置120の一端に固定されたサーボモータ124によって回転する。ナット部122Aは、カッター部118に固定されているとともに、ガイド装置120の内壁面を摺動してカッター部118を送り出し経路Tに向かう方向および遠ざかる方向に移動させる機能を有する。一方、螺子軸122Bは、ガイド装置120の長手方向に沿って内側に設けられ、両端で軸支されているともに、前記ナット部122Aに螺合している。螺子軸122Bが回転することにより、ナット部122Aはガイド部材120の内側を摺動する。
【0070】
カッター部118は、コの字型に形成され、開口部が内側を向くようにナット部112Aに固定されたカッター部本体118Aと、カッター部本体118Aの上面に固定されたアクチュエータ118Dによって上下する上刃118Cと、カッター部本体118Aの内側の面における下側に固定されているとともに、上刃118Cと協働して接合部における異幅部を切断する下刃118Bとを備える。
【0071】
上刃118Cは、図4に示すように、異幅部を切断する形状に応じて三角形、1/4円、不等辺四辺形など各種の形状に形成できる。下刃118Bの中央部には、前記上刃118Cの形状に対応する開口部が設けられている。
【0072】
カッター部本体118Aの開口端縁には、先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の異幅部を検出する透過型フォトセンサー118Eが設けられている。
【0073】
接合機102は、図6に示すように、送り出し方向aに沿って配設されたクランプ部126およびクランプ部128と、クランプ部126とクランプ部128との間に位置し、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2との互いに重なった部分を裁断するシャー部130と、シャー部130で裁断した先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とを溶接する溶接部132と、溶接部132よりも下流側に位置し、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2との間に溶接によって形成されたビードを圧延する圧延ローラ134とを備える。
【0074】
溶接部132は、送り出し方向aに対して平行に設けられたレール136に沿って移動可能に形成され、図6において実線で示す待機位置と、二点鎖線で示す溶接位置との何れかをとる。
【0075】
溶接部132は、送り出し経路Tの上方に設けられ、先端が尖った棒状の溶接電極132Aと、送り出し経路Tの下方に溶接電極132Aに相対するように設けられた台状の溶接電極132Bと、溶接電極132Aの上流側と下流側とに溶接電極132Aを挟むように設けられ、溶接時に先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とを溶接電極132Bに押圧する押圧部132Cとを備える。
【0076】
ウェブ接合装置1000は、さらに、図5に示すように、シーケンサ140と、シーケンサ140で求められた先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の走行位置などを示す表示装置142と、シーケンサ140からの指令に基づいて後行材センタリング装置104の備えるサーボモータ116を制御するサーボコントローラ144と、シーケンサ140からの指令に基づいてエッジカット装置106Aおよび106Bの備えるサーボモータ124とを備えるサーボコントローラ146と、同じくシーケンサ140からの指令に基づいてアクチュエータ118Dを制御するシリンダコントローラ148とを備えている。
【0077】
シーケンサ140には、図5に示すように、先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の幅が入力される。シーケンサ140には、また、後行材センタリング装置104が備えるサーボモータ116およびエッジカット装置106の備えるサーボモータ124からのパルス信号も入力される。シーケンサ140には、さらに、透過型フォトセンサー118Eが先行材ウェブW1または後行材ウェブW2のエッジを検出した検出信号も入力される。
【0078】
シーケンサ140には、また、後行材センタリング装置104のテーブル108およびエッジカット装置106のカッター部本体118Aがサーボモータの1パルス当り移動する移動距離が記憶されている。
【0079】
シーケンサ140は、前記パルス信号の数とパルス信号1個当りの移動距離とから、テーブル108およびカッター部本体118Aの移動距離を求める。そして、前記移動距離と先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の幅とに基づいて先行材ウェブW1および後行材ウェブW2の走行位置などを求め、表示装置142において表示する。
【0080】
シーケンサ140は、同時に、前記信号に基づき、サーボモータ116を駆動してテーブル108を所定の位置に移動させるとともに、送出し部200における油圧アクチュエータ218を制御して送出機206の幅方向の位置を制御する。また、サーボモータ124を制御してカッター部118の位置を制御する。さらに、カッター部118が所定位置に達したら、シリンダコントローラ148を介してアクチュエータ118Dを作動させ、上刃118Aと下刃118Bとで異幅部を切断する。
【0081】
シーケンサー140は、本発明のウェブ接合装置の備えるセンタリング手段におけるウェブセンター位置演算手段および制御手段に相当し、油圧アクチュエータ218は、前記センタリング手段におけるウェブ移動手段に相当する。さらに、透過型フォトセンサー118Eは、前記センタリング手段におけるエッジ位置検出手段に相当する。
【0082】
以下、ウェブ接合装置1000の作用について説明する。
【0083】
エッジカット装置106Aおよび106Bにおいて、カッター部118は、最初は、送り出し経路Tから最も遠ざかった原点位置に待機している。エッジカット装置106Aにおけるカッター部118の待機位置を以下「オペレータ側原点O」といい、エッジカット装置106Bにおけるカッター部118の待機位置を以下「ドライブ側原点O」という。
【0084】
シーケンサ140に、先行材ウェブW1の幅Lと後行材ウェブW2の幅Lとを入力すると、図7に示すように、シーケンサ140からの指令により、オペレータ側のエッジカット装置106Aのサーボモータ124が回転してカッター部118が先行材ウェブW1に近接する方向に移動する。同時に、サーボモータ124からシーケンサ140にパルスが入力される。
【0085】
透過型フォトセンサー118Eが先行材ウェブW1を検出すると、シーケンサ140からの指令により、サーボモータ124は一旦停止する。同時に、シーケンサ140は、オペレータ側原点Oから前記透過型フォトセンサー118Eが先行材ウェブW1を検出した検出位置までカッター部118が移動する間にサーボモータ124が出力したパルスの数とパルス1個当りのカッター部118の移動距離とから、オペレータ側原点Oから先行材ウェブW1のオペレータ側のエッジまでの距離であるオペレータ側エッジ走行位置Lを算出する。
【0086】
シーケンサ140は、さらに、先行材ウェブW1の幅Lとオペレータ側エッジ走行位置Lとから、オペレータ側原点Oから先行材ウェブW1のセンターまでの距離である先行材ウェブセンターL´を求め、先行材ウェブW1の幅とともに表示装置142に表示する。なお、表示装置142には、オペレータ側原点Oから砂目立てラインのセンターであるマシンセンターまでの距離である基準センターLも表示する。
【0087】
先行材ウェブセンターL´を求めたら、図8に示すように、シーケンサ140は、先行材ウェブセンターL´が基準センターLに一致するか否かを判断する。
【0088】
先行材ウェブセンターL´が基準センターLに一致しないときは、送出装置202の油圧アクチュエータ218を作動させ、図9に示すように、送出機206をレール210に沿って移動させ、先行材ウェブセンターL´を基準センターLに一致させる。同時に、先行材ウェブセンターL´とオペレータ側エッジ走行位置Lも表示する。
【0089】
一方、先行材ウェブセンターL´が基準センターLに一致するときは、表示装置142に、基準センターLおよび先行材ウェブW1のオペレータ側エッジ走行位置Lを表示させ、同時に、送出装置204から後行材ウェブW2を送り出す。後行材ウェブW2の先端が接合機102に達したら、後行材センタリング装置104のテーブル108に接続された吸引ポンプを作動させ、後行材ウェブW2を吸着させる。
【0090】
そして、シーケンサ140は、図8に示すように、後行材センタリング装置104のサーボモータ116に指令を出力し、図10に示すように、テーブル108をL−Lf”、即ちLf”−L−L/2だけ移動させて先行材ウェブW1のセンターの位置、即ち基準センターLに後行材ウェブW2のセンターの位置を一致させる。ここで、Lf”は、オペレータ側原点Oから後行材ウェブW2のセンターまでの距離である。基準センターLと後行材ウェブW2のセンターの位置とが一致しないときは、さらにサーボモータ116をさらに正転または逆転させてテーブル108の位置を調整する。
【0091】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とのセンターの位置が一致したら、接合機102において接合される。
【0092】
接合機102において先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とを接合する手順を図11に示す。
【0093】
図11において(A)に示すように、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とが重なった部分をクランプ部126およびクランプ部128がクランプする。
【0094】
次に、(B)に示すように、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とにおけるクランプ部126およびクランプ部128でクランプされた間の部分が、シャー部130によって裁断される。
【0095】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とが裁断されたら、溶接部が図6に示す溶接位置まで移動し、(C)に示すように、押圧部132Cが、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とを溶接電極132Bに押圧する。次いで溶接電極132Aと溶接電極132Bとの間に電圧を印加して先行材ウェブW1と後行材ウェブW2をつき合わせ溶接する。
【0096】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2との間の溶接部には幅方向に沿ってビードが形成されるから、砂目立てラインでの搬送の支障にならないように、圧延ローラ134によって前記ビード部を圧延し、平らにする。
【0097】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とは、接合機102において接合されたあと、エッジカット装置106Aおよび106Bによって接合部の異幅部が斜めにカットされる。
【0098】
前記接合部において異幅部を切断する手順を以下に示す。
【0099】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とは、接合部が接合機102を出たところで一旦停止する。前記状態における先行材ウェブW1、後行材ウェブW2、およびマシンセンタの接合後の相対的な位置関係を図12に示し、エッジカット装置106Aおよび106Bののカッター部118が待機位置にある状態を図13に示す。
【0100】
先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とが一旦停止すると、シーケンサ140からの指令により、エッジカット装置106Aおよび106Bのサーボモータ124が回転し、図14に示すように、エッジカット装置106Aおよび106Bのそれぞれのカッター部118が後行材ウェブW2に近接する方向に移動する。
同時に、それぞれのサーボモータ124からシーケンサ140にパルスが入力される。そして、エッジカット装置106Aにおいてカッター部118がオペレータ側原点OからL+(L−L)/2だけ内側に移動し、透過型フォトセンサー118Eが後行材ウェブW2の異幅部を検知すると、カッター部118は一旦停止する。同様に、エッジカット装置106Bにおいても、カッター部118がドライブ側原点OからL−L−L+(L−L)/2だけ内側に移動し、透過型フォトセンサー118Eが後行材ウェブW2の異幅部を検知すると、カッター部118は一旦停止する。
【0101】
エッジカット装置106Aおよび106Bの何れにおいても、カッター部118は、前記位置で一旦停止した後、図15に示すように、さらにLだけ内側に移動して停止する。ここで、Lは、オペレータ側原点Oからドライブ側原点Oまでの距離であり、Lは、エッジカット装置106Aおよび106Bのカッター部118における透過型フォトセンサー118Eと上刃118Cの先端までの距離である。
【0102】
したがって、前記位置までのカッター部118のオペレータ側原点Oまたはドライブ側原点Oからの移動距離は、エッジカット装置106Aにおいては、[L+(L−L)/2]+L=L+L+(L−L)/2であり、エッジカット装置106Bにおいては、[L−L−L+(L−L)/2]+L=L−L−L+L+(L−L)/2である。
【0103】
カッター部118が前記位置まで移動したら、シーケンサ140は、シリンダコントローラ148に指令を出力しする。シリンダコントローラ148からの指令により、アクチュエータ118Dが作動し、上刃118Cが下刃118Bの開口部に向かって下降する。これにより、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2の接合部ににおける異幅部は、図4に示すように斜めに切断される。
【0104】
なお、実施形態1においては、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2との間に形成される異幅部を切断する際に、透過型フォトセンサー118Eにおいて後行材ウェブW2のエッジを検出する例について説明したが、透過型フォトセンサー118Eにおいて先行材ウェブW1のエッジを検出して前記異幅部の切断を行ってもよい。
【0105】
ウェブ接合装置1000によれば、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とのセンターを製造ラインのマシンセンターに合わせ、両者を接合し、接合部に形成された異幅部を斜めに切り落とす一連の工程を自動的に、しかも短時間に行うことができる。
【0106】
したがって、砂目立てラインにアルミニウムウェブを補充する際に、砂目立てラインを長時間停止する必要がないので、生産ロスの発生が少ない。
【0107】
また、前記異幅部が斜めに切り落とされることにより、先行材ウェブW1と後行材ウェブW2とは滑らかに繋がるから、前記砂目立てラインにおけるブラシグレイン処理装置や前記アルカリエッチング処理およびデスマット処理における引っ掛りの問題を回避することができる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、幅の異なるアルミニウムウェブなどの金属ウェブを接合する際に、接合部に異幅部が生じることがなく、また、前記入側ラインを長時間停止したり、製造ラインにおけるアキューム量を大きくしたりする必要のないウェブ接合装置・ウェブ接合方法、前記金属ウェブのセンター合わせ、接合、および異幅部のカットが自動的に行われ、接合部に異幅部の生じないウェブ接合装置・ウェブ接合方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るウェブ接合装置の一例につき、構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、前記ウェブ接合装置の備えるセンタリング装置の構成を示す斜視図である。
【図3】図3は、前記ウェブ接合装置の備えるエッジカット装置の構成を示す正面図である。
【図4】図4は、図3に示すエッジカット装置の備える打ち抜きカッターを形成する上刃および下刃の平面形状を示す平面図である。
【図5】図5は、図1に示すウェブ接合装置の備えるシーケンサ、表示装置、サーボコントローラ、およびシリンダコントローラと、図2に示すセンタリング装置および図3に示すエッジカット装置との間の情報の流れを示すフロー図である。
【図6】図6は、図1に示すウェブ接合装置の備える接合機の構成を示す側面図である。
【図7】図7は、図2に示すセンタリング装置および図3に示すエッジカット装置におけるサーボモータからのパルスと、透過型フォトセンサーからの信号に基づいて先行材ウェブのエッジの位置を求める手順を示すフロー図である。
【図8】図8は、図1に示すウェブ接合装置において、先行材ウェブのセンターが砂目立てラインのセンターである基準センターに一致するか胴か、および後行材ウェブのセンターが先行材ウェブのセンターに一致するかを判定する手順を示すフロー図である。
【図9】図9は、図1に示すウェブ接合装置の備える送り出し部において先行材ウェブを送り出す送出機を先行材ウェブの幅方向に沿って移動させることにより、先行材ウェブのセンターを基準センターに一致させているところを示す上面図である。
【図10】図10は、後行材ウェブのセンターを先行材ウェブのセンターに合わせているときの、先行材ウェブと後行材ウェブとの寸法関係および位置関係を示す上面図である。
【図11】図11は、図6に示す接合機において先行材ウェブと後行材ウェブとを接合する手順を示す概略図である。
【図12】図12は、先行材ウェブと後行材ウェブとの、接合後寸法関係および位置関係を示す上面図である。
【図13】図13は、図3に示すエッジカット装置の備えるカッター部が待機位置にあるときの前記エッジカット装置の各部と先行材ウェブおよび後行材ウェブとの相対的な位置関係を示す上面図である。
【図14】図14は、前記エッジカット装置の備える透過型フォトセンサーが後行材のエッジを検出したときの前記エッジカット装置の各部と先行材ウェブおよび後行材ウェブとの相対的な位置関係を示す上面図である。
【図15】図15は、前記エッジカット装置において接合部における異幅部を切断するときの前記エッジカット装置各部と先行材ウェブおよび後行材ウェブとの相対的な位置関係を示す上面図である。
【符号の説明】
100 ウェブ接合部
102 接合機
104 センタリング装置
106 エッジカット装置
108 テーブル
114 ボール螺子
118 カッター部
118E 透過型フォトセンサー
120 ガイド装置
122 ボール螺子
140 シーケンサ
200 送出し部
202 送出装置
204 送出装置
206 送出機

Claims (10)

  1. 先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合した接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジ部切断手段を備えることを特徴とするウェブ接合装置。
  2. 前記エッジ部切断手段は、板状の上刃と、前記上刃と協働して前記異幅部を切断する下刃とからなる打ち抜きカッターであり、前記移動手段は、前記打ち抜きカッターを前記先行材ウェブおよび後行材ウェブの幅方向に沿って移動させる請求項1に記載のウェブ接合装置。
  3. 先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合した接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断することを特徴とするウェブ接合方法。
  4. 製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合装置であって、
    前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ手段と、
    前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブの先端を前記先行材ウェブの後端に接合するウェブ接合手段と、
    前記ウェブ接合手段により前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとを接合して形成された接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジカット手段とを備えてなることを特徴とするウェブ接合装置。
  5. 前記センター合せ手段は、前記後行材ウェブの先端部を保持するウェブ先端部保持手段と、前記ウェブ先端部保持手段を前記後行材ウェブの幅方向に沿って移動させるウェブ位置調整手段とを備えてなる請求項4に記載のウェブ接合装置。
  6. 前記先行材ウェブのセンターを前記製造ラインのセンターであるマシンセンターに一致させるセンタリング手段を備えてなる請求項4または5に記載のウェブ接合装置。
  7. 前記センタリング手段は、
    前記先行材ウェブにおける一方のエッジの位置を検出するエッジ位置検出手段と、
    前記先行材ウェブを幅方向に移動させるウェブ移動手段と、
    前記先行材ウェブの幅に関する幅情報が入力されるとともに、前記幅情報と前記エッジ位置検出手段で検出された前記先行材ウェブのエッジ位置とから前記先行材ウェブのセンター位置を求めるウェブセンター位置演算手段と、
    前記先行材ウェブのセンター位置と前記マシンセンターとの間にズレがあるときは、前記先行材ウェブのセンター位置が前記マシンセンターに一致するように前記ウェブ移動手段を制御する制御手段とを備えてなるセンタリング装置である請求項6に記載のウェブ接合装置。
  8. 前記ウェブ移動手段は、前記先行材ウェブを送り出す送り出しロールの幅方向の位置を制御する先行材ロール位置調整手段である請求項7に記載のウェブ接合装置。
  9. 製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合方法であって、
    前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ工程と、
    前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブの先端を前記先行材ウェブの後端に接合するウェブ接合工程と、
    前記ウェブ接合手段により前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとを接合して形成された接合部において、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するように、前記先行材ウェブと前記後行材ウェブとのうち幅の広い方のエッジ部を切断するエッジカット工程とを有してなることを特徴とするウェブ接合方法。
  10. 製造ラインに送り出される先行材ウェブの後端に幅の異なる後行材ウェブの先端を接合するウェブ接合方法であって、
    前記後行材ウェブのセンターを前記先行材ウェブのセンターに一致させるセンター合せ工程と、
    前記センター合わせ手段でセンターを合わせた前記後行材ウェブと前記先行材ウェブとを、前記先行材ウェブから前記後行材ウェブに向かって連続的に幅が変化するような形状を有する接続ウェブで接続するウェブ接合工程とを有してなることを特徴とするウェブ接合方法。
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