JP2004236929A - X線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質の長尺X線画像を容易に撮影することができるようにする。
【解決手段】この発明のX線撮影装置は、長尺X線撮影の際、FPD3の停止状態ではX線管2が移動し続けながらファンビーム状X線FBを照射し、透過X線の入射位置がFPD3のX線検出面8を体軸方向Xに変化すると共に、FPD3の2倍速度移動状態ではX線管2は移動し続けながらファンビーム状X線FBを照射し、FPD3は2倍の速度で進んで透過X線の入射位置がX線検出面8を逆方向に変化する。その結果、FPD3のX線検出面8では透過X線を検出する位置が固定されずに逐次変化することになるので、過去の残留電荷がX線検出信号にノイズ分として加わる事態が回避できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被検体の体軸方向に沿って続く撮影対象の長尺領域の全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を撮影できるように構成されたX線撮影装置に係り、特に、高画質の長尺X線画像を容易に撮影できるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院などの医療機関に設置されているX線撮影装置において、例えば被検体(患者)の首の付近から膝の付近までの長尺領域を撮影対象として長尺領域の全体が1枚のX線画像に納まるように撮影する長尺X線撮影をおこなうことがある。
【0003】
従来のX線撮影装置は、図10(a)および図10(b)に示すように、天板51の上の被検体Mへファンビーム状X線FBをビーム拡がり方向が天板51の上の被検体Mの体軸方向Xと直角の体側方向Yになるようにして照射するX線管52と、天板51の上の被検体Mからの透過X線を検出するX線検出器であるイメージインテンシファイア(以下、適宜「I・I管」と略記)53とが、天板51を挟んで対向配置されている。
【0004】
そして、従来のX線撮影装置により、長尺X線撮影をおこなう場合、X線管52とI・I管53を対向配置状態を維持したまま、撮影対象の長尺領域の長手方向となる被検体Mの体軸方向Xに移動させながら、X線管52とI・I管53がファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ移動する毎にファンビーム状X線FBをパルス的に照射すると同時に、ファンビーム状X線FBの照射に伴ってI・I管53から出力されるX線検出信号をI・I管53の後段で収集する。
【0005】
したがって、図10(b)に示すように、1回のファンビーム状X線FBの照射では撮影対象の長尺領域のうちファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに見合う短冊状エリアARだけが部分撮影されることになるので、撮影対象の長尺領域は長手方向に沿ってファンビーム状X線FBの照射回数の数だけ短冊状エリアARずつに分割されながら部分撮影が繰り返され、長尺領域全域が撮影されることになる。
【0006】
一方、I・I管53の後段では、ファンビーム状X線FBの照射に伴ってI・I管53から出力されるX線検出信号が収集されると共に、短冊状エリアの部分X線画像が長尺領域の長手方向に次々繋ぎあわされて 1枚のX線画像となるように全X線検出信号が編集される結果、図11に示すように、被検体Mの首から膝までの長尺領域MAの全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像Paが作成され、画像モニタ54の画面に映し出されたり、プリンタ(図示省略)で印画紙にプリントされたりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のX線撮影装置は、I・I管53が重量物であるので、取り付けや移動に大がかりな機構を必要とするのに加えて、I・I管53はX線検出面の周縁に補正困難な複雑な画像歪みを生じるので、高画質の長尺X線画像を作成することが難しいという問題がある。
【0008】
昨今、軽量であるのに加えて補正困難な複雑な画像歪みのないX線検出器として、極めて多数のX線検出素子がX線検出面に縦横に配列されたフラットパネル型X線検出器(FPD)が出現している。ただ、I・I管53の代わりにフラットパネル型X線検出器をそのまま用いても、作成される長尺X線画像は高画質にならない。FPDの場合、透過X線を電荷に変換して読み出してX線検出信号として出力するのであるが、FPDは浮遊容量が大きくて電荷が読み出し切れずにX線検出素子内に一部の電荷が残留してしまう残像現象が起こり易く、X線検出素子内の残留電荷が次のX線検出信号にノイズ分として加わり、長尺X線画像の画質が低下するのである(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−212122号公報(段落「0002」〜「0007」)
【0010】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、被検体における撮影対象の長尺領域の全体が1枚のX線画像に納まった高画質の長尺X線画像を容易に撮影することができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明のX線撮影装置は、(A)天板の上に載置された被検体へファンビーム状X線をビーム拡がり方向が被検体の体軸方向と直角の体側方向となるようにして照射するX線管と、(B)被検体からの透過X線を検出する多数のX線検出素子がX線検出面に被検体の体軸方向と体側方向に沿って縦横に配列されているフラットパネル型X線検出器(FPD)と、(C)被検体の体軸方向に沿って続く撮影対象の長尺領域に対応する範囲にわたってX線管を被検体の体軸方向に相対的に移動させるX線照射系移動手段と、(D)前記撮影対象の長尺領域に対応する範囲にわたってFPDを被検体の体軸方向に相対的に移動させるX線検出系移動手段と、(E)X線管が被検体の体軸方向にファンビーム状X線のビーム厚みに相応する距離だけ移動する毎にX線管にファンビーム状X線をパルス照射させるX線照射制御手段と、(F)X線管の位置が被検体の体軸方向に沿って相対的に移動しながらパルス照射するファンビーム状X線の透過X線がFPDのX線検出面に入射する位置も被検体の体軸方向に沿って移動するようにX線照射系移動手段およびX線検出系移動手段を制御する照射検出系移動制御手段と、(G)X線管によるファンビーム状X線のパルス照射に伴ってFPDから出力されて収集される全X線検出信号を編集して撮影対象の長尺領域全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を作成する長尺画像作成手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0012】
(作用・効果)請求項1に記載の発明の装置により、被検体の体軸方向に沿って続く撮影対象の長尺領域を長尺X線撮影する場合、次のプロセスで撮影が進行する。天板の上に載置された被検体へファンビーム状X線をビーム拡がり方向が被検体の体軸方向と直角の体側方向となるようにしてパルス照射するためのX線管は、X線照射系移動手段で撮影対象の長尺領域に対応する範囲を被検体の体軸方向に相対的に移動させられる。一方、被検体からの透過X線を検出する多数のX線検出素子が体軸方向と体側方向に沿ってX線検出面に縦横に配列されているフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」と略記)は、X線検出系移動手段で撮影対象の長尺領域に対応する範囲を被検体の体軸方向に相対的に移動させられる。X線照射制御手段の制御によりX線管が被検体の体軸方向にファンビーム状X線のビーム厚みに相応する距離だけ移動する毎にファンビーム状X線を被検体へパルス照射するのと並行して、照射検出系移動制御手段の制御を受けたX線照射系移動手段およびX線検出系移動手段により、被検体の体軸方向に相対的に移動するX線管が照射するファンビーム状X線の透過X線がFPDのX線検出面に入射する位置も被検体の体軸方向に沿って移動する。そして、X線管によるファンビーム状X線のパルス照射に伴ってFPDから出力されて収集される全X線検出信号が、長尺画像作成手段により編集されて撮影対象の長尺領域全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像が作成される。
【0013】
即ち、請求項1の発明の場合、1回のファンビーム状X線FBの照射では撮影対象の長尺領域のうちファンビーム状X線のビーム厚みに見合う短冊状エリアだけが部分撮影されることになるので、長尺X線撮影対象の長尺領域は長手方向(即ち被検体の体軸方向)に沿ってファンビーム状X線の照射回数の数だけ短冊状エリアずつに分割されながら部分撮影が繰り返されると共に、部分撮影されたX線画像が被検体の体軸方向に繋ぎ合わされて、撮影対象の長尺領域の全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像として作成される。
【0014】
そして、長尺X線撮影の進行中、FPDのX線検出面に対するファンビーム状X線の透過X線の入射する位置が被検体の体軸方向に沿って移動することにより、FPDのX線検出面ではファンビーム状X線の透過X線を検出する位置が特定の位置に固定されずにファンビーム状X線のパルス照射毎に逐次変化するので、過去の残留電荷がX線検出信号にノイズ分として加わる事態を回避することができる。
【0015】
このように、請求項1の発明によれば、FPDのX線検出面ではファンビーム状X線の透過X線を検出する位置が特定の位置に固定されずにファンビーム状X線のパルス照射毎に変化する構成を備え、過去の残留電荷がX線検出信号にノイズ分として加わる事態を回避することができるうえに、FPDは軽量で補正困難な複雑な画像歪みもない軽量のX線検出器であるので、高画質の長尺X線画像を容易に撮影することができる。
【0016】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のX線撮影装置において、照射検出系移動制御手段の制御を受け、X線照射系移動手段は、X線管を一定速度で移動し続けるように構成されており、X線検出系移動手段は、ファンビーム状X線の透過X線の入射位置がX線検出面における被検体の体軸方向の一端側の始点から他端側の終点まで順方向に変化する間はFPDを停止させたままとするFPD移動停止状態と、ファンビーム状X線の透過X線の入射位置がX線検出面における被検体の体軸方向の他端側の終点から一端側の始点まで逆方向に変化する間はFPDをX線管の2倍の速度で移動させるFPD倍速移動状態とを採り、透過X線の入射位置がX線検出面の他端側の終点に達した時にはFPD移動停止状態からFPD倍速移動状態に移行し、透過X線の入射位置がX線検出面の一端側の始点に戻った時にはFPD倍速移動状態からFPD移動停止状態に移行するようにして交互に設定するように構成されているものである。
【0017】
(作用・効果)請求項2に記載の発明によれば、FPD移動停止状態ではFPDが停止したままでX線管だけが一定速度で移動し続けながらファンビーム状X線のビーム厚みに相応する距離だけ進む毎にファンビーム状X線をパルス照射する。FPDは停止したままでもファンビーム状X線のパルス照射が繰り返される度にファンビーム状X線の照射位置が被検体の体軸方向に進み続けるので、X線検出面では透過X線の入射位置が前方に移動し続け、透過X線の入射位置はFPDのX線検出面における被検体の体軸方向の一端側の始点から他端側の終点まで順方向に変化してゆく。
【0018】
透過X線の入射位置がFPDのX線検出面の他端側の終点に達すると、FPD移動停止状態はFPD倍速移動状態に移行してFPDがX線管の2倍の速度で移動すると共に、X線管の方は相変わらず一定速度で移動し続けながらファンビーム状X線のビーム厚みに相応する距離だけ進む毎にファンビーム状X線をパルス照射する。ファンビーム状X線のパルス照射が繰り返される度にファンビーム状X線の照射位置は依然として被検体の体軸方向に進み続けるが、FPDが2倍の速度で進むので、X線検出面に対してはファンビーム状X線の照射位置が逆に後方へ移動し続け、X線検出面における透過X線の入射位置が他端側の終点から一端側の始点まで逆方向に変化する。
【0019】
さらに、透過X線の入射位置がFPDのX線検出面の一端側の始点に戻ると、FPD倍速移動状態からFPD移動停止状態に再び移行し、撮影が終了する迄の間は、FPD倍速移動状態とFPD移動停止状態の下での検出動作が交互に繰り返される。
【0020】
したがって、請求項2の発明によれば、X線管を常に一定速度で移動させると共に、FPDはX線管の2倍の速度で移動させれば済むので、X線管およびFPDを容易に移動させられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のX線撮影装置の一実施例を説明する。図1は実施例に係る医用のディジタル式X線透視撮影装置(以下、「X線撮影装置」と略記)の全体構成を示すブロック図、図2は実施例装置の撮影台の概略構成を示す側面図、図3は実施例装置に用いられているFPDのX線検出面を示す平面図である。
【0022】
実施例装置の場合、図1に示すように、撮影台では天板1の上に載置された被検体MへX線を照射するX線管2と、被検体Mからの透過X線を検出するFPD3とが、天板1を挟んで対向配置されていて、FPD3の後段では、X線管2による被検体MへのX線照射に伴ってFPD3から出力されるX線検出信号に基づいて、X線画像が作成・表示される構成となっている。以下、実施例装置の各部構成を具体的に説明する。
【0023】
天板1は、天板移動制御部5のコントロールを受けて作動する周知構成の天板移動機構4により、撮影位置に被検体Mをセットする等の場合に被検体Mを載置したままで体軸方向Xまたは体側方向Yに移動させることができるように構成されているのに加え、被検体Mを天板1に載せたり、天板1から降ろしたりする等の場合に鉛直方向Zに移動させられるようにも構成されている。
【0024】
一方、X線管2は、前面側に装備するコリメータ2Aによって、図1に示すように、被検体Mの体軸方向Xにはビーム厚みFdと薄くて、図2に示すように、ビーム拡がり方向が被検体Mの体側方向Yとなるようにビーム形状が整えられたファンビーム状X線FBを被検体Mに照射できるように構成されている。なお、X線管2の場合、前面側に装備するコリメータ2Aによって被検体Mの体側方向Yと体軸方向Xの双方にビームの拡がりをもつようにビーム形状が整えられたコーンビーム状X線(図示省略)を被検体Mに照射することも可能な構成となっている。したがって、実施例装置は、ファンビーム状X線FBを用いてX線撮影を行うファンビームモード撮影だけでなく、コーンビーム状X線FBを用いてX線撮影を行うコーンビームモード撮影もおこなうことができる。
【0025】
X線管2は、X線照射系移動機構6により、被検体Mの体軸方向Xに沿ってどちらの方向にも移動することができるように構成されている。
このX線照射系移動機構6は、図4に示すように、X線管2を上端側に装着支持する支柱9と、天板1の横へ体軸方向Xに沿って伸延すると共に電気モータ11の回転に伴って回る送りネジ棒10とを備えていて、支柱9が根元側でネジ棒10にネジ結合しており、電気モータ11の回転でネジ棒10が正転すると、図4中に一点鎖線で示すように、支柱9が被検体Mの膝側へ進むのに連れてX線管2も体軸方向Xに沿って被検体Mの膝側へ移動し、電気モータ11の反転でネジ棒10が逆転すると、図4中に二点鎖線で示すように、支柱9が被検体Mの首側へ移動するにのに連れてX線管2も体軸方向Xに沿って逆に被検体Mの首側へ移動するように構成されている。なお、エンコーダ12はX線管2の移動方向と移動量に対応する電気モータ11の回転方向および回転量を検出すると共に、検出データをX線管2の体軸方向Xの現在位置データとして制御側へフィードバックする。
【0026】
他方、FPD3は、図3に示すように、被検体Mからの透過X線を検出するX線検出面8に多数の半導体タイプのX線検出素子3Aが被検体Mの体軸方向Xと体側方向Yに沿って縦横に配列された構成となっている。例えば、縦40cm×横40cm前後の広さのX線検出面8に、縦1024×横1024の個数でX線検出素子3Aがマトリックス配列されている。I・I管と違って、フラット形状のFPD3は軽量であるうえに、X線検出素子3Aの配列精度が高くて補正困難な複雑な画像歪みもないX線検出器である。
【0027】
FPD3も、X線検出系移動機構7により、被検体Mの体軸方向Xに沿ってどちらの方向にも移動することができるように構成されている。
このX線検出系移動機構7は、図5に示すように、天板1の側に設置されたラック13とFPD3の側に設置されたピニオン14および電気モータ15とエンコーダ16を備え、電気モータ15の回転でピニオン14が回転すると、図5中に一点鎖線で示すように、ピニオン14がラック13沿いに被検体Mの膝側へ進むのに連れてFPD3も体軸方向Xに沿って被検体Mの膝側へ移動し、電気モータ15の反転でピニオン14が逆転すると、図5中に二点鎖線で示すように、ピニオン14がラック13沿いに被検体Mの首側へ進むのに連れてFPD3も体軸方向Xに沿って被検体Mの首側へ移動するように構成されている。なお、エンコーダ16はFPD3の移動方向と移動量に対応する電気モータ15の回転方向および回転量を検出すると共に、検出データをFPD3の体軸方向Xの現在位置データとして制御側へフィードバックする。
【0028】
さらに、実施例のX線撮影装置は、ファンビーム状X線FBを用いるファンビームモード撮影で、例えば首から膝までのような被検体Mの体軸方向X沿いに長い区間にわたって続く長尺領域を長尺領域全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を得る長尺X線撮影がおこなえるように構成されている。
【0029】
即ち、実施例装置の場合、X線管2が被検体Mの体軸方向Xにファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ移動する毎にX線管にファンビーム状X線FBをパルス照射させるX線照射制御部17と、X線管2の位置が被検体Mの体軸方向Xに沿って相対的に移動しながらパルス照射するファンビーム状X線FBの透過X線がFPD3のX線検出面8に入射する位置も被検体Mの体軸方向Xに沿って移動するようにX線照射系移動機構6およびX線検出系移動機構7を制御する照射検出系移動制御部18と、X線管2によるファンビーム状X線FBのパルス照射に伴ってFPD3から出力されて収集される全X線検出信号を編集して撮影対象の長尺領域全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を作成する長尺画像作成部19とを備えている。
【0030】
具体的には、X線管2の側では、照射検出系移動制御部18の制御を受けるX線照射系移動機構6によりX線管2が一定速度Vtで撮影対象の長尺領域を被検体Mの体軸方向Xに沿って移動しながらX線照射制御部17の制御によりX線管2はファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ移動する毎に被検体Mにファンビーム状X線FBをパルス照射してゆく。その結果、ファンビーム状X線FBのビーム拡がり方向は被検体Mの体側方向Yであるので、図6に示すように、撮影対象の長尺領域MAは被検体Mの体軸方向Xに沿ってファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに見合う短冊状エリアづつに分割されながらX線が照射され続け、被検体Mの長尺領域MA全体が体軸方向Xに沿ってX線走査を受けることになる。なお、実施例装置の場合、長尺領域MAに対する各ファンビーム状X線FBの照射は、未走査域のないようにする為に、隣合うファンビーム状X線同士が体軸方向Xに若干重なりを持つようにしておこなわれる。
【0031】
FPD3の側では、照射検出系移動制御部18の制御を受けるX線検出系移動機構7により、図7に実線矢印で示すように、ファンビーム状X線FBの透過X線fbの入射位置がX線検出面8における被検体Mの体軸方向Xの一端側の始点から他端側の終点まで順方向に変化する間はFPD3を停止させたままとするFPD移動停止状態と、図7に一点鎖線矢印で示すように、ファンビーム状X線FBの透過X線fbの入射位置がX線検出面8における被検体Mの体軸方向Xの他端側の終点から一端側の始点まで逆方向に変化する間はFPD3をX線管2の2倍の一定速度2Vtで移動させるFPD倍速移動状態とが、透過X線fbの入射位置がX線検出面8の他端側の終点に達した時にはFPD移動停止状態からFPD倍速移動状態に移行し、透過X線の入射位置がX線検出面8の一端側の始点に戻った時にはFPD倍速移動状態からFPD移動停止状態に移行するようにして交互に設定される。
【0032】
つまり、FPD移動停止状態ではFPD3が停止したままでX線管2だけが一定速度Vtで移動し続けながらファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ進む毎にファンビーム状X線FBをパルス照射する。したがって、FPD3は停止したままでもファンビーム状X線FBのパルス照射が繰り返される度にファンビーム状X線FBの照射位置が被検体Mの体軸方向Xに進み続けるので、FPD3のX線検出面8では透過X線fbの入射位置が前方に移動し続け、図7に実線矢印で示すように、透過X線fbの入射位置はFPDのX線検出面8の体軸方向Xの一端側の始点から他端側の終点まで順方向に変化してゆく。
そして、透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の他端側の終点に達すると、FPD移動停止状態はFPD倍速移動状態に移行する。
【0033】
FPD倍速移動状態に移行すると、FPD3がX線管2の2倍の速度で移動すると共に、X線管2の方は相変わらず一定速度で移動し続けながらファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ進む毎にファンビーム状X線FBをパルス照射する。ファンビーム状X線FBのパルス照射が繰り返される度にファンビーム状X線FBの照射位置は依然として一定速度Vtで被検体Mの体軸方向Xに進み続けるが、FPD3が2倍の速度で進むので、図7に一点鎖線矢印で示すように、FPD3のX線検出面8に対してはファンビーム状X線FBの照射位置が逆に後方に移動し続け、透過X線fbの入射位置がX線検出面8の他端側の終点から一端側の始点まで逆方向に変化する。
【0034】
1回のファンビーム状X線FBに伴う透過X線fbは被検体Mの体側方向Yに沿って並ぶX線検出素子3Aのラインの複数ラインにまたがって同時に入射する。透過X線fbの幅はファンビーム状X線FBのビーム厚みFdと同じ寸法であって、通常20mm前後であるので、1回のファンビーム状X線FB照射の度に数十ライン〜50ライン程度のX線検出素子3Aに透過X線fbが同時入射する。透過X線fbの入射に伴って各X線検出素子3Aでは入射線量に見合う電荷が蓄積されると共に、ファンビーム状X線FBの照射停止に引き続いて直ちに各X線検出素子3Aに蓄積された電荷、即ちX線検出信号の読み出しがおこなわれる。
【0035】
さらに、透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の一端側の始点まで戻ると、FPD倍速移動状態からFPD移動停止状態に再移行し、同様に撮影が進行し、撮影が終了する迄の間は、FPD倍速移動状態とFPD移動停止状態の下での検出動作が交互に繰り返される。
言い換えれば、1回のファンビーム状X線FBの照射では長尺X線撮影対象である長尺領域MAのうちファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに見合う短冊状エリアだけが部分撮影されることになるので、撮影対象の長尺領域MAは長手方向(即ち被検体Mの体軸方向X)に沿ってファンビーム状X線FBの照射回数の分だけ短冊状エリアずつに分割されながら部分撮影が繰り返されて撮影が進行することになる。
【0036】
そして、実施例装置においては、このように部分撮影が繰り返されて長尺X線撮影が進行する間、FPD3のX線検出面8ではファンビーム状X線FBの透過X線fbを検出する位置が特定の位置に固定されることなく、ファンビーム状X線FBのパルス照射毎に逐次変化する。
また、実施例装置の場合、長尺X線撮影の際、X線管2を常に一定の速度で移動させ、FPD3を間歇的にX線管2の2倍の速度で移動させれば済むので、X線管2およびFPD3の移動は容易である。
【0037】
一方、FPD3の後段には検出信号収集部(DAS)20が配備されていて、X線管2によるファンビーム状X線FBのパルス照射に伴ってFPD3から出力されるX線検出信号は検出信号収集部(DAS)20により収集されて長尺画像作成部19に全て送り込まれる。長尺画像作成部19は送り込まれてくるX線検出信号に基づき、短冊状エリア毎に部分撮影したいわば部分X線画像が被検体Mの体軸方向Xに繋ぎ合わされて全体で1枚のX線画像となるように信号処理をおこなうことにより、撮影対象の長尺領域MAの全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を作成して長尺画像メモリ部21に送出する。なお、実施例装置の場合、長尺X線画像の作成は、全X線検出信号の収集を終えてから始めることも可能であるし、X線検出信号を収集しながら同時平行的におこなうこともできる構成となっている。
【0038】
また、実施例装置の場合、長尺領域MAに対する各ファンビーム状X線FBの照射は、隣合うファンビーム状X線同士が体軸方向Xに若干重なりを持つようにしておこなわれるので、重なり部分についてはX線検出信号が2回分収集可能であるが、後で収集されたX線検出信号には先の検出時の残留電荷の影響が出るので、重なり部分におけるX線検出信号は先に収集した分だけを用いる。しかし、FPD3の検出特性や部分撮影の速度などによっては、先・後の2回分のX線検出信号をそれぞれ適当な重み付けをして加算するなどの後処理をして用いるように構成してもよい。
【0039】
長尺画像メモリ部21に記憶された長尺X線画像は、必要に応じて読み出され、画像モニタ22の画面に映し出されたり、プリンタ(図示省略)で印画紙に印刷されたりする。
なお、長尺X線撮影を主として担うX線照射制御部17や照射検出系移動制御部18および長尺画像作成部19は、操作部23から入力される指示やデータあるいはX線撮影の進行に従って主制御部24から送出される各種命令にしたがって適切な制御信号を必要個所に送出するように構成されている。
【0040】
続いて、上述した実施例装置による長尺X線撮影のプロセスを具体的に図面を参照しながら説明する。図8は実施例装置による長尺X線撮影の実行状況を示すフローチャートである。なお、以下では、長尺X線撮影対象の長尺領域MAは被検体Mの首から膝までの区間とする。
【0041】
〔ステップS1〕FPD3が停止したままであるFPD移動停止状態の下、X線管2が撮影対象の長尺領域MAを被検体Mの体軸方向Xに沿ってファンビーム状X線FBのビーム厚みFdに相応する距離だけ移動する毎にファンビーム状X線FBを被検体Mに照射すると共に、個々のファンビーム状X線FBの照射終了に引き続いてX線検出信号の収集が行われ、部分撮影が進行するのと平行して長尺X線画像の作成が進行してゆく。
【0042】
〔ステップS2〕長尺領域MAに対するファンビーム状X線FBの照射が全て完了であれば(X線照射終了の割り込みがかかれば)、ステップS7へ飛び、長尺領域MAに対するファンビーム状X線FBの照射が未了であれば(X線照射終了の割り込みがかからなければ)、次のステップS3に進む。
【0043】
〔ステップS3〕透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の他端側の終点に達する迄はステップS1に戻り、部分撮影の進行と長尺X線画像の作成を継続する。透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の他端側の終点に達すると、次のステップS4へ進む。
【0044】
〔ステップS4〕FPD移動停止状態からFPD倍速移動状態へ移行し、FPD3がX線管2の2倍の速度で移動する他は、ステップS1と同様に部分撮影と長尺X線画像の作成が進行する。
【0045】
〔ステップS5〕長尺領域MAに対するファンビーム状X線FBの照射が全て完了であれば、ステップS7へ飛び、長尺領域MAに対するファンビーム状X線FBの照射が未了であれば、次のステップS6へ進む。
【0046】
〔ステップS6〕透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の一端側の始点に戻る迄はステップS4に戻り、部分撮影の進行と長尺X線画像の作成を継続する。透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の一端側の始点に戻るとFPD倍速移動状態からFPD移動停止状態へ移行してからステップ1へ戻る。
【0047】
〔ステップS7〕長尺X線画像が完成し、必要に応じて、図9に示すように、長尺X線画像PAを画像モニタ22の画面に表示したり、プリントしたりすれば、長尺X線撮影は終了である。
【0048】
以上に詳述したように、実施例のX線撮影装置の場合、FPD3のX線検出面8ではファンビーム状X線FBの透過X線fbを検出する位置が特定の位置に固定されずファンビーム状X線FBのパルス照射毎に逐次変化する構成を備え、過去の残留電荷がX線検出信号にノイズ分として加わる事態を回避することができるうえに、FPD3は軽量で補正困難な複雑な画像歪みもない軽量のX線検出器であるので、高画質の長尺X線画像を容易に撮影することができる。
加えて、I・I管の場合は透過X線の検出がX線検出面の中央部分に限られるので、I・I管の移動範囲全域より短い領域しか長尺X線撮影対象として設定することができないが、FPD3の場合はX線検出面の端から端まで透過X線の検出に使用できるので、FPD3の移動範囲全域に対応する広い領域を長尺X線撮影対象として設定することも可能となる。
【0049】
この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、以下のように変形実施することも可能である。
(1)実施例装置は、透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の他端側の終点に達するとFPD3をX線管2の2倍の速度で移動させる構成であったが、透過X線fbの入射位置がFPD3のX線検出面8の他端側の終点に達する毎にFPD3を高速でX線検出面8の被検体Mの体軸方向Xの寸法だけ先送りして止めておく瞬時先送り移動を繰り返すように構成された装置を、変形例として挙げることができる。
【0050】
(2)実施例装置は、X線管2を移動させてファンビーム状X線FBの照射位置を変化させる構成であったが、X線管2は停止したままで天板1を移動させることでファンビーム状X線FBの照射位置を変化させると共に、X線管2の直下でFPD3を体軸方向Xに沿って端から端まで繰り返し往復移動させてX線検出面8における透過X線fbの入射位置を変化させるように構成した装置を、変形例として挙げることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明のX線撮影装置によれば、FPDのX線検出面ではファンビーム状X線の透過X線を検出する位置が特定の位置に固定されずファンビーム状X線のパルス照射毎に逐次変化する構成を備え、過去の残留電荷がX線検出信号にノイズ分として加わる事態を回避することができるうえに、FPDは軽量で補正困難な複雑な画像歪みもない軽量のX線検出器であるので、高画質の長尺X線画像を容易に撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るX線撮影装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例装置の撮影台の概略構成を示す側面図である。
【図3】実施例装置に用いられているFPDのX線検出面を示す平面図である。
【図4】実施例装置のX線照射系移動機構の概略構成を示す模式図である。
【図5】実施例装置のX線検出系移動機構の概略構成を示す模式図である。
【図6】実施例での被検体へのファンビーム状X線の照射状況を示す模式図である。
【図7】実施例でのX線検出面での透過X線の入射位置変化を示す模式図である。
【図8】実施例装置による長尺X線撮影の実行状況を示すフローチャートである。
【図9】実施例装置の画像モニタに表示された長尺X線画像を示す模式図である。
【図10】従来装置で長尺X線撮影をおこなう時の様子を示す模式図である。
【図11】
従来装置で作成した長尺X線画像を示す模式図である。
【符号の説明】
1 … 天板
2 … X線管
3 … FPD(フラットパネル型X線検出器)
6 … X線照射系移動機構(X線照射系移動手段)
7 … X線検出系移動機構(X線検出系移動手段)
8 … X線検出面
17 … X線照射制御部(X線照射制御手段)
18 … 照射検出系移動制御部(照射検出系移動制御手段)
19 … 長尺画像作成部(長尺画像作成手段)
FB … ファンビーム状X線
Fd … ビーム厚み
fb … 透過X線
M … 被検体
MA … 長尺領域
X … 体軸方向
Y … 体側方向

Claims (2)

  1. (A)天板の上に載置された被検体へファンビーム状X線をビーム拡がり方向が被検体の体軸方向と直角の体側方向となるようにして照射するX線管と、(B)被検体からの透過X線を検出する多数のX線検出素子がX線検出面に被検体の体軸方向と体側方向に沿って縦横に配列されているフラットパネル型X線検出器(FPD)と、(C)被検体の体軸方向に沿って続く撮影対象の長尺領域に対応する範囲にわたってX線管を被検体の体軸方向に相対的に移動させるX線照射系移動手段と、(D)前記撮影対象の長尺領域に対応する範囲にわたってFPDを被検体の体軸方向に相対的に移動させるX線検出系移動手段と、(E)X線管が被検体の体軸方向にファンビーム状X線のビーム厚みに相応する距離だけ移動する毎にX線管にファンビーム状X線をパルス照射させるX線照射制御手段と、(F)X線管の位置が被検体の体軸方向に沿って相対的に移動しながらパルス照射するファンビーム状X線の透過X線がFPDのX線検出面に入射する位置も被検体の体軸方向に沿って移動するようにX線照射系移動手段およびX線検出系移動手段を制御する照射検出系移動制御手段と、(G)X線管によるファンビーム状X線のパルス照射に伴ってFPDから出力されて収集される全X線検出信号を編集して撮影対象の長尺領域全体が1枚のX線画像に納まった長尺X線画像を作成する長尺画像作成手段とを備えていることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、照射検出系移動制御手段の制御を受け、X線照射系移動手段は、X線管を一定速度で移動し続けるように構成されており、X線検出系移動手段は、ファンビーム状X線の透過X線の入射位置がX線検出面における被検体の体軸方向の一端側の始点から他端側の終点まで順方向に変化する間はFPDを停止させたままとするFPD移動停止状態と、ファンビーム状X線の透過X線の入射位置がX線検出面における被検体の体軸方向の他端側の終点から一端側の始点まで逆方向に変化する間はFPDをX線管の2倍の速度で移動させるFPD倍速移動状態とを採り、透過X線の入射位置がX線検出面の他端側の終点に達した時にはFPD移動停止状態からFPD倍速移動状態に移行し、透過X線の入射位置がX線検出面の一端側の始点に戻った時にはFPD倍速移動状態からFPD移動停止状態に移行するようにして交互に設定するように構成されているX線撮影装置。
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