JP2004235983A - 綿球挿入治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】綿球等の挿入時に苦痛が生じなく、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道内の奥まで耳型の型取りができる。
【解決手段】細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部4aが形成された弾力部材装着パイプ4と、弾力部材装着パイプ4より長いパイプで該弾力部材装着パイプ4に摺動自在に嵌挿され、先端が弾力部材装着パイプ4の先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部5bが形成された押し出しパイプ5とからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に押し出しパイプ5を押して弾力部材1を外耳道に挿入する。
【選択図】 図1
【解決手段】細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部4aが形成された弾力部材装着パイプ4と、弾力部材装着パイプ4より長いパイプで該弾力部材装着パイプ4に摺動自在に嵌挿され、先端が弾力部材装着パイプ4の先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部5bが形成された押し出しパイプ5とからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に押し出しパイプ5を押して弾力部材1を外耳道に挿入する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イヤモールドの耳型採取に用いる綿球挿入治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
イヤモールドは、補聴器用耳栓の一種で、その適合具合は、装用感だけでなく補聴の機能を左右する。このイヤモールドを製作するには、その原型となる耳型を採取する必要がある。
【0003】
耳型の採取は、予め綿球を外耳道の大きさに合わせて作っておき、この綿球を外耳道に挿入する。次に印象剤を注入用注射器に装填し、注入用注射器の先端を外耳道内に差し込み、印象剤を注入する。印象剤が硬化したら、この耳型を取り出すことにより、耳型が採取される(文献1参照)。なお、外耳道は真っ直ぐな管ではなく、2つの屈曲を示す不整なS字状であり、初めは前方、次いで後方、最後に内下方に曲がって鼓膜に達している。
【0004】
文献1:「補聴器の選択と評価」(第52頁〜第60頁)発行所 株式会社メジカルビュー社 1996年7月5日発行
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、綿球を外耳道内に挿入するには、綿球をペンライト等を使用して少しずつ内部に押して挿入していく。綿球の大きさが外耳道内の内径より小さいと隙間が生じ、印象剤が綿球を越えて外耳道深く入り込み危険である。そこで、通常は、綿球の大きさは、外耳道内の内径より大きく作っている。このため、綿球を外耳道に挿入する時、被採取者は苦痛を少なからず感じることになる。またペンライト等が曲がった外耳道内壁に触れて苦痛を感じることがある。
【0006】
また綿球を少しずつ外耳道内に挿入する時、綿球の押し方が悪いと、綿球が変形して層の薄い部分が生じ、また向きが傾いて隙間が生じ、印象剤が綿球を通り抜けて外耳道深く入り込む恐れがあった。このように、印象剤が綿球を通り抜けると、この硬化した印象剤は外耳道内に残り、手術等によって摘出することが必要となる。また外耳道より大きな綿球を挿入するので、挿入位置が的確に把握しにくく、挿入位置が浅かったり深かったりし、正確な耳型が採取できないという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、綿球等の挿入時に苦痛が生じなく、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道内の奥まで耳型の型取りができる綿球挿入治具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部が形成された弾力部材装着パイプと、この弾力部材装着パイプより長いパイプで該弾力部材装着パイプに摺動自在に嵌挿され、先端が前記弾力部材装着パイプの先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部が形成された押し出しパイプとからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に前記押し出しパイプを押して前記弾力部材を外耳道に挿入することを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、前記請求項1において、前記弾力部材には糸が取付けられており、前記押し出しパイプの後端には、糸の端部を通す切り欠き溝が形成されており、前記糸を弾力部材装着パイプより押し出しパイプを通して前記切り欠き溝に通し、前記弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1乃至図3により説明する。外耳道に挿入する綿球、スポンジ等よりなる弾力部材1には、糸2がしっかり結ばれている。綿球挿入治具3は、弾力部材1を装着するプラスチック製の弾力部材装着パイプ4と、この弾力部材装着パイプ4に装着された弾力部材1を押し出すプラスチック製の押し出しパイプ5とからなっており、押し出しパイプ5は弾力部材装着パイプ4に摺動自在に嵌挿されている。
【0011】
弾力部材装着パイプ4は外径が約3〜7mm程度の細いパイプよりなり、該弾力部材装着パイプ4の後端には、人指し指と中指を掛ける指掛け部4aが形成されている。なお、被採取者の外耳道の内径の大きさは色々あるので、弾力部材装着パイプ4は外径が異なるものを数種類予め準備しておく。押し出しパイプ5は弾力部材装着パイプ4より長く形成されており、押し出しパイプ5の後端を親指で押す時に、糸2が親指で押さえられないで自由に動けるように、押し出しパイプ5の後端には糸2を該押し出しパイプ5の外周に導く切り欠き溝5aが形成されている。また押し出しパイプ5の後端を親指で押した時に、図3に示すように該押し出しパイプ5の先端が弾力部材装着パイプ4の先端と同一面又は僅かに突出した位置で止まるように、指掛け部4aの後方部分に該指掛け部4aに当接する突起よりなるストッパー部5bが形成されている。
【0012】
次にイヤモールドの耳型採取方法について説明する。先ず、図1に示すように、弾力部材1に取付けられた糸2を弾力部材装着パイプ4より押し出しパイプ5の後端に通す。次に図2に示すように、弾力部材1に近い糸2の部分が弾力部材装着パイプ4のほぼ中心になるようにして、弾力部材1が弾力部材装着パイプ4の外側に僅かに出るように弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の内部に押し込んで詰める。そして、糸2の端部側を切り欠き溝5aに通した状態で、弾力部材装着パイプ4を外耳道内に挿入する。
【0013】
弾力部材装着パイプ4の先端が弾力部材1の挿入位置に位置したら、弾力部材装着パイプ4の指掛け部4aに人指し指と中指を掛け、図3に示すように押し出しパイプ5の後端を親指で押す。これにより、弾力部材1は、押し出しパイプ5によって弾力部材装着パイプ4より押し出され、弾力部材1自体の有する弾力性により膨らんで外耳道6に密着して挿入される。次に綿球挿入治具3を耳より抜くと、外耳道6には弾力部材1が挿入され、糸2の先端は耳の外側に伸びた状態となる。
【0014】
その後は従来の同様に、印象剤を装填した注入用注射器の先端を外耳道6に差し込み、印象剤を注入する。印象剤が硬化したら、この耳型を耳より取り出す。
【0015】
このように、細い弾力部材装着パイプ4に弾力部材1を装着して外耳道6に挿入するので、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道6内の奥まで耳型の型取りができるようになる。また押し出しパイプ5により弾力部材1を押し出すと、この弾力部材1は均一に押し出されて膨れ外耳道6の内壁に密着するので、弾力部材1の層の薄い部分が生じなくてほぼ均一で、また弾力部材1の向きの傾きがなく、印象剤が弾力部材1を通り抜けることがなく、的確に型取りできる。更に図2に示すように弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の外側に僅かに出るように装着することにより、細い弾力性を有する弾力部材1が外耳道6に触れるので、挿入時の苦痛はない。
【0016】
なお、上記実施の形態においては、弾力部材1に糸2を取付けた場合について説明したが、糸2を取付けない場合にも適用できることは言うまでもない。この場合には、押し出しパイプ5には切り欠き溝5aを形成する必要はない。しかし、本実施の形態のように弾力部材1に糸2を取付けると、糸2は耳型と一体化されるので、糸2を引きながら耳型を耳より取り出すことができ、耳型の取り出しが容易となる。また弾力部材1は球状のものを図示したが、その形状は特に限定されるものではなく、例えば筒状であってもよい。またストッパー部5bとして突起を形成したが、ストッパー部5bの後方を前方より大きな外径に形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部が形成された弾力部材装着パイプと、この弾力部材装着パイプより長いパイプで該弾力部材装着パイプに摺動自在に嵌挿され、先端が前記弾力部材装着パイプの先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部が形成された押し出しパイプとからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に前記押し出しパイプを押して前記弾力部材を外耳道に挿入する構成よりなるので、綿球等の挿入時に苦痛が生じなく、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道内の奥まで耳型の型取りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の綿球挿入治具の一実施の形態を示し、(a)は断面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図2】綿球挿入治具に弾力部材を装着した状態の断面図である。
【図3】綿球挿入治具より弾力部材を押し出した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 弾力部材
2 糸
3 綿球挿入治具
4 弾力部材装着パイプ
4a 指掛け部
5 押し出しパイプ
5a 切り欠き溝
5b ストッパー部
6 外耳道
【発明の属する技術分野】
本発明は、イヤモールドの耳型採取に用いる綿球挿入治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
イヤモールドは、補聴器用耳栓の一種で、その適合具合は、装用感だけでなく補聴の機能を左右する。このイヤモールドを製作するには、その原型となる耳型を採取する必要がある。
【0003】
耳型の採取は、予め綿球を外耳道の大きさに合わせて作っておき、この綿球を外耳道に挿入する。次に印象剤を注入用注射器に装填し、注入用注射器の先端を外耳道内に差し込み、印象剤を注入する。印象剤が硬化したら、この耳型を取り出すことにより、耳型が採取される(文献1参照)。なお、外耳道は真っ直ぐな管ではなく、2つの屈曲を示す不整なS字状であり、初めは前方、次いで後方、最後に内下方に曲がって鼓膜に達している。
【0004】
文献1:「補聴器の選択と評価」(第52頁〜第60頁)発行所 株式会社メジカルビュー社 1996年7月5日発行
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、綿球を外耳道内に挿入するには、綿球をペンライト等を使用して少しずつ内部に押して挿入していく。綿球の大きさが外耳道内の内径より小さいと隙間が生じ、印象剤が綿球を越えて外耳道深く入り込み危険である。そこで、通常は、綿球の大きさは、外耳道内の内径より大きく作っている。このため、綿球を外耳道に挿入する時、被採取者は苦痛を少なからず感じることになる。またペンライト等が曲がった外耳道内壁に触れて苦痛を感じることがある。
【0006】
また綿球を少しずつ外耳道内に挿入する時、綿球の押し方が悪いと、綿球が変形して層の薄い部分が生じ、また向きが傾いて隙間が生じ、印象剤が綿球を通り抜けて外耳道深く入り込む恐れがあった。このように、印象剤が綿球を通り抜けると、この硬化した印象剤は外耳道内に残り、手術等によって摘出することが必要となる。また外耳道より大きな綿球を挿入するので、挿入位置が的確に把握しにくく、挿入位置が浅かったり深かったりし、正確な耳型が採取できないという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、綿球等の挿入時に苦痛が生じなく、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道内の奥まで耳型の型取りができる綿球挿入治具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部が形成された弾力部材装着パイプと、この弾力部材装着パイプより長いパイプで該弾力部材装着パイプに摺動自在に嵌挿され、先端が前記弾力部材装着パイプの先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部が形成された押し出しパイプとからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に前記押し出しパイプを押して前記弾力部材を外耳道に挿入することを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、前記請求項1において、前記弾力部材には糸が取付けられており、前記押し出しパイプの後端には、糸の端部を通す切り欠き溝が形成されており、前記糸を弾力部材装着パイプより押し出しパイプを通して前記切り欠き溝に通し、前記弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1乃至図3により説明する。外耳道に挿入する綿球、スポンジ等よりなる弾力部材1には、糸2がしっかり結ばれている。綿球挿入治具3は、弾力部材1を装着するプラスチック製の弾力部材装着パイプ4と、この弾力部材装着パイプ4に装着された弾力部材1を押し出すプラスチック製の押し出しパイプ5とからなっており、押し出しパイプ5は弾力部材装着パイプ4に摺動自在に嵌挿されている。
【0011】
弾力部材装着パイプ4は外径が約3〜7mm程度の細いパイプよりなり、該弾力部材装着パイプ4の後端には、人指し指と中指を掛ける指掛け部4aが形成されている。なお、被採取者の外耳道の内径の大きさは色々あるので、弾力部材装着パイプ4は外径が異なるものを数種類予め準備しておく。押し出しパイプ5は弾力部材装着パイプ4より長く形成されており、押し出しパイプ5の後端を親指で押す時に、糸2が親指で押さえられないで自由に動けるように、押し出しパイプ5の後端には糸2を該押し出しパイプ5の外周に導く切り欠き溝5aが形成されている。また押し出しパイプ5の後端を親指で押した時に、図3に示すように該押し出しパイプ5の先端が弾力部材装着パイプ4の先端と同一面又は僅かに突出した位置で止まるように、指掛け部4aの後方部分に該指掛け部4aに当接する突起よりなるストッパー部5bが形成されている。
【0012】
次にイヤモールドの耳型採取方法について説明する。先ず、図1に示すように、弾力部材1に取付けられた糸2を弾力部材装着パイプ4より押し出しパイプ5の後端に通す。次に図2に示すように、弾力部材1に近い糸2の部分が弾力部材装着パイプ4のほぼ中心になるようにして、弾力部材1が弾力部材装着パイプ4の外側に僅かに出るように弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の内部に押し込んで詰める。そして、糸2の端部側を切り欠き溝5aに通した状態で、弾力部材装着パイプ4を外耳道内に挿入する。
【0013】
弾力部材装着パイプ4の先端が弾力部材1の挿入位置に位置したら、弾力部材装着パイプ4の指掛け部4aに人指し指と中指を掛け、図3に示すように押し出しパイプ5の後端を親指で押す。これにより、弾力部材1は、押し出しパイプ5によって弾力部材装着パイプ4より押し出され、弾力部材1自体の有する弾力性により膨らんで外耳道6に密着して挿入される。次に綿球挿入治具3を耳より抜くと、外耳道6には弾力部材1が挿入され、糸2の先端は耳の外側に伸びた状態となる。
【0014】
その後は従来の同様に、印象剤を装填した注入用注射器の先端を外耳道6に差し込み、印象剤を注入する。印象剤が硬化したら、この耳型を耳より取り出す。
【0015】
このように、細い弾力部材装着パイプ4に弾力部材1を装着して外耳道6に挿入するので、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道6内の奥まで耳型の型取りができるようになる。また押し出しパイプ5により弾力部材1を押し出すと、この弾力部材1は均一に押し出されて膨れ外耳道6の内壁に密着するので、弾力部材1の層の薄い部分が生じなくてほぼ均一で、また弾力部材1の向きの傾きがなく、印象剤が弾力部材1を通り抜けることがなく、的確に型取りできる。更に図2に示すように弾力部材1を弾力部材装着パイプ4の外側に僅かに出るように装着することにより、細い弾力性を有する弾力部材1が外耳道6に触れるので、挿入時の苦痛はない。
【0016】
なお、上記実施の形態においては、弾力部材1に糸2を取付けた場合について説明したが、糸2を取付けない場合にも適用できることは言うまでもない。この場合には、押し出しパイプ5には切り欠き溝5aを形成する必要はない。しかし、本実施の形態のように弾力部材1に糸2を取付けると、糸2は耳型と一体化されるので、糸2を引きながら耳型を耳より取り出すことができ、耳型の取り出しが容易となる。また弾力部材1は球状のものを図示したが、その形状は特に限定されるものではなく、例えば筒状であってもよい。またストッパー部5bとして突起を形成したが、ストッパー部5bの後方を前方より大きな外径に形成してもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部が形成された弾力部材装着パイプと、この弾力部材装着パイプより長いパイプで該弾力部材装着パイプに摺動自在に嵌挿され、先端が前記弾力部材装着パイプの先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部が形成された押し出しパイプとからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に前記押し出しパイプを押して前記弾力部材を外耳道に挿入する構成よりなるので、綿球等の挿入時に苦痛が生じなく、適正な挿入位置に簡単に容易に挿入することができ、的確に外耳道内の奥まで耳型の型取りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の綿球挿入治具の一実施の形態を示し、(a)は断面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図2】綿球挿入治具に弾力部材を装着した状態の断面図である。
【図3】綿球挿入治具より弾力部材を押し出した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 弾力部材
2 糸
3 綿球挿入治具
4 弾力部材装着パイプ
4a 指掛け部
5 押し出しパイプ
5a 切り欠き溝
5b ストッパー部
6 外耳道
Claims (2)
- 細いパイプよりなり、後端部分に指掛け部が形成された弾力部材装着パイプと、この弾力部材装着パイプより長いパイプで該弾力部材装着パイプに摺動自在に嵌挿され、先端が前記弾力部材装着パイプの先端と同一面又は僅かに突出した位置で止められるストッパー部が形成された押し出しパイプとからなり、綿球又はスポンジ等の弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着し、外耳道の挿入位置に位置させた後に前記押し出しパイプを押して前記弾力部材を外耳道に挿入することを特徴とする綿球挿入治具。
- 前記弾力部材には糸が取付けられており、前記押し出しパイプの後端には、糸の端部を通す切り欠き溝が形成されており、前記糸を弾力部材装着パイプより押し出しパイプを通して前記切り欠き溝に通し、前記弾力部材を前記弾力部材装着パイプの先端部分に装着することを特徴とする請求項1記載の綿球挿入治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003022194A JP2004235983A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 綿球挿入治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003022194A JP2004235983A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 綿球挿入治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004235983A true JP2004235983A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=32951322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003022194A Pending JP2004235983A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 綿球挿入治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004235983A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016511664A (ja) * | 2013-02-12 | 2016-04-21 | フリッチュ・マイケル・エイチFRITSCH, Michael, H. | 1工程の鼓膜切開チューブおよび挿入方法 |
JP2019071945A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 | 耳垢吸引アタッチメント |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003022194A patent/JP2004235983A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016511664A (ja) * | 2013-02-12 | 2016-04-21 | フリッチュ・マイケル・エイチFRITSCH, Michael, H. | 1工程の鼓膜切開チューブおよび挿入方法 |
JP2019071945A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | 公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 | 耳垢吸引アタッチメント |
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