JP2003079573A - 耳鏡、耳清掃具及び耳清掃具セット - Google Patents

耳鏡、耳清掃具及び耳清掃具セット

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JP2003079573A
JP2003079573A JP2001275521A JP2001275521A JP2003079573A JP 2003079573 A JP2003079573 A JP 2003079573A JP 2001275521 A JP2001275521 A JP 2001275521A JP 2001275521 A JP2001275521 A JP 2001275521A JP 2003079573 A JP2003079573 A JP 2003079573A
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otoscope
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ear cleaning
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Yutaka Naya
裕 納谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の家庭でも耳内を手軽に観察できる耳鏡
を製作する。そのことにより、外耳道の構造などの理解
を深め、危険な耳かきグッズなどの被害を減少させた
い。また、合理的で安全な耳掃除の一助にしたい。それ
とともに、過挿入により鼓膜損傷を生じない耳かき棒や
装置を提供したい。 【解決手段】 耳Yに直接挿入する耳鏡本体にできるか
ぎり機能を取り込んだ。耳鏡の材質や形状を変えた。そ
れらにより、耳鏡を安価で安全に使えるようにした。耳
かき棒や綿棒での過挿入を防止することができる装置52
を提案した。過挿入の起きにくい耳かき棒を提案した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耳鏡、耳清掃具及
び耳清掃具セットに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】外耳道を観察する器具
としては、一部医療関係者や補聴器製作関係者以外用い
ることがない図17に示すような光源付き耳鏡装置が周知
である。この耳鏡装置は先端を細長く形成したほぼ円錐
台形の耳鏡本体81の基端に光源を備えた延長部82を設
け、さらに延長部82に光源の電池を収容した握り部83を
設けたものである。そして、このような耳鏡装置を単純
軽量化することにより、安価で安全に誰でも容易に使用
できるようにし、正確な耳内の認識により、市販されて
いる一部の危険で非合理的なイヤケアグッズからの被害
や事故を避けたい。
【0003】そこで、本発明はこれまでにない形状の耳
鏡、耳清掃具及び耳清掃具セットを開発し、正しい耳内
の観察と耳清掃の安全性を高めることを目的とする。さ
らに、汎用の耳掻き棒や綿棒を過挿入の生じない耳清掃
具及び耳清掃具セットを提供することも目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】耳鏡については、図17に
示すように従来使われているいわゆるホチキス型耳鏡な
どの外耳道に直接挿入する円錐台形の耳鏡本体に、でき
るだけ小型の光源(電球と電池)を用いて、それを耳鏡
本体に一体化或いは内蔵化した。また、これまで耳鏡に
使われてきたことのない透明で軟らかい材質を使いさら
に安全性と操作性を向上させたものである。さらに、清
掃と観察をより容易にするため耳鏡の一部を開窓した。
【0005】本発明の耳清掃具については、細い鋼線の
先端を耳掻き状に成形し、折り曲げることにより過挿入
を防止した。また視野をさえぎらないようにした。前記
耳鏡と当該清掃具をセットして使用することにより、耳
内を十分視認することなく行なわれてきた耳掃除を、よ
り合理的にできるようにした。次に、本発明では先端を
外耳道より短い耳清掃具としたことと、それに外耳道よ
り径大の保持部に付け、鼓膜損傷防止耳清掃具とした。
これをさらに応用し、汎用の耳掻き棒や綿棒に外耳道よ
り径大の取り替え可能なアタッチメントを付ければ、ほ
とんどの耳掻き棒や綿棒が過挿入を起こすことがないよ
うにすることができる。
【0006】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図を
用いて説明する。図1〜図2の第1実施例に示すように
耳鏡本体1は先端開口部2を先細に形成したほぼ円錐台
形の筒形状であり、合成樹脂により透明或いは半透明等
の透光性でゴムのような軟質合成樹脂等のソフトな材料
(軟質材料)により形成されている。耳鏡本体1の径小
に形成された先端開口部2側の長さはほぼ2cm程度と
し、径大に形成された基端開口部3の長さは2〜2.5
cm程度とし、その基端開口部3には光源たるLEDラ
イト等小型電球4が先端開口部2に向けて、該先端開口
部2を照明するように設けられる。この小型電球4は第
1の支持部5を介して耳鏡本体1に固定されたもので、
第1の支持部5は基端開口部3を外嵌合したリング部6
に小型電球4を基端開口部3の内側に支持するL字状の
支持部6Aを設けたものである。そして小型電球4の基
端に針金状の電極線7が突設しているとともに、この電
極線7間にボタン電池などの小型電池8が挟持されて固
定されている。さらに、支持部6の途中には第2の支持
部9が連設されており、この第2の支持部9を介してレ
ンズ10が基端開口部3側に設けられる。このレンズ10の
軸線11は、耳鏡本体1の軸線12と一致させるか、平行に
設けられている。
【0007】耳清掃具たる耳掻きは、例えば細い鋼線な
どの線材からなる耳清掃具主杆21の先端をループ状に折
り曲げて耳清掃部たるへら状部22を設けたものであり、
その長手方向の基端側に前記基端開口部3の縁に係止し
て過挿入を防止する過挿入防止用突部たる屈曲部23を設
けている。すなわち、耳清掃具主杆21はへら状部22を先
端に設けた真直ぐな先端杆部21Aの基端に屈曲部23を直
角(挟角Aを約90度)、ほぼ直角(挟角Aをほぼ90
度)或いは鋭角(挟角Aを90度以下)となるように交差
して連接し、さらに屈曲部23の基端に前記先端杆部21A
と平行になるように基端杆部21Bを設けたものである。
この際、屈曲部23と基端杆部21Bの挟角Bは90度、ほ
ぼ90度或いは90度以下となる。前記角度は耳鏡本体
1の大きさなどで多少相違ができる。そして、挟角Aを
90度以下とすることにより、耳鏡本体1の基端開口部
3の縁と前記挟角Aとの係合を良好に行なうことができ
る。尚、前記先端開口部2はへら状部22及び先端杆部21
Aが通過可能な大きさに形成されており、具体的には外
耳道が約3cmであるので、へら状部22は先端開口部2
より、1〜1.5cmしか突出できないようにすること
が好ましい。
【0008】次に前記構成についてその使用方法を説明
する。まず電極線7間に小型電池8を挟持させて小型電
球4を点灯する。この小型電球4の光は先端開口部2側
を照明する。そして、先端開口部2側より耳鏡本体1を
耳Yに挿入する。これにより外耳道は押し広げられて小
型電球4の光が先端開口部2を通って耳Yの内部を外耳
道の深部まで直線的に照明する。次にへら状部22及び先
端杆部21Aを基端開口部3に挿入して先端開口部2より
突出する。この際、屈曲部23が基端開口部3の縁に係止
して過挿入を防止できるようになっている。
【0009】そして、照明をしながら耳鏡本体1を通し
て耳Yの内部をレンズ10により拡大して見ながら、耳Y
内を良く観察しながら基端杆部21Bを摘んでへら状部22
によって耳垢を取り出すものである。
【0010】尚、図2に示すように耳掻きは耳鏡を使用
せずに直接耳Yに挿入して耳垢取りを行なってもよい。
この際には屈曲部23が直接耳介などに係止して耳Yへの
過挿入を防止することができる。但し、この場合は先端
杆部21Aは安全な長さの2.5cm程度とする。
【0011】以上のように、前記実施例では先端開口部
2を照射する小型電球4を耳鏡本体1に設けたことによ
り、耳鏡本体1を耳Yに挿入すれば耳Yの内部を照明す
ることができるので、耳Yの内部を良く観察でき耳掻き
時等の自由度を確保することができる。
【0012】また、基端開口部3を外嵌合したリング部
6に小型電球4を基端開口部3の内側に支持するL字状
の支持部6を設けたことにより、既設の耳鏡にも簡単に
取り付けすることができる。つまり、先端部のみをホチ
キス型耳鏡に取り付ければ、ホチキス型耳鏡を透明で軟
な耳鏡とすることができる(互換性)。
【0013】一方耳掻きについては、先端にへら状部22
を設けた耳清掃具主杆21の長手方向の途中には過挿入防
止用突部たる屈曲部23を設けたことにより、へら状部22
が耳Yの鼓膜箇所まで挿入されることを防止できるの
で、安心して耳掻きを行うことができる。しかも、前記
過挿入防止用突部たる屈曲部23は耳清掃具主杆21の途中
を折り曲げて簡単に形成することができる。そして、耳
掻きは耳清掃具主杆21を金属製線材により形成するとと
もに、前記へら状部22を前記耳清掃具主杆21の先端を折
り曲げて形成したことで自由な形状の耳掻きを形成する
ことができる。
【0014】さらに、耳鏡と耳掻きを共に適切に用いれ
ば一般の人でも、いわゆる耳掻き行為をより確実に安全
に行うことができる耳掻きセットとなる。
【0015】耳鏡本体1は、合成樹脂により透明或いは
半透明に形成されているので、耳Yの内部全体に光を当
てることができるので、内部の全体を把握しやすく安心
して耳垢を取ることができる。また、耳鏡本体1は軟質
材料により形成されているので、耳Yに挿入しても痛み
が生ずるようなことはなく、さらに耳Yの形状に沿って
多少変形するので確実に挿入することができる。
【0016】図3〜図4は第2実施例、図5〜図6は第
3実施例、図7〜図9は第4実施例、図10は第5実施
例、図11〜図12は第6実施例、図13は第7実施例、図14
は第8実施例を示しており、前記第1実施例と同一部分
には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0017】図3〜図4に示した第2実施例において
は、耳鏡本体1の基端開口部3側の一側の内側に内側壁
部30を間隔をおいて設ける。そして、基端開口部3側の
一側と内側壁部30の間に小型電池8を挿入するととも
に、この小型電池8を挟持した電極線7を設けた小型電
球4を先端開口部2側に向け内側壁部30の内側に配置し
ている。したがって、小型電池8を電極線7が挟持する
ことにより小型電球4が点灯して先端開口部2側を照明
することができる。さらに、基端開口部3の中央に支持
部9を介してレンズ10を先端開口部2と同軸状に配置し
ている。尚、いずれの実施例においても、レンズは必須
ではない。耳内を詳細に見たいときのみに使用してもよ
い。
【0018】以上のように、前記実施例においては前記
第1実施例の作用効果の他に、耳鏡本体1の基端開口部
3側の一側の内側に内側壁部30を間隔をおいて、そして
基端開口部3側の一側と内側壁部30の間に小型電池8を
挿入するとともに、この小型電池8を挟持した電極線7
を設けた小型電球4を先端開口部2側に向け内側壁部30
の内側に配置して半内蔵することで、小型電球4や小型
電池8をコンパクトに耳鏡本体1に設けることができ
る。尚、このことは耳鏡というものは先端部が約2cm
程度細くなっていれば、基端部は相当大きくしても問題
がないことが分かり、基端部を大きくしたことにより可
能となった。
【0019】図5〜図6に示した第3実施例において
は、耳鏡本体1の基端開口部3側の一側の外側に外側壁
部31を間隔をおいて設けるとともに、基端開口部3側の
一側に先端開口部2に向けて切り欠き部32を形成する。
そして、基端開口部3側の一側と外側壁部31の間に小型
電池8を挿入するとともに、この小型電池8を挟持した
電極線7を設けた小型電球4を先端開口部2側に向け基
端開口部3側の一側のやや下方に配置している。したが
って、小型電池8を電極線7が挟持することにより小型
電球4が点灯して先端開口部2側を照明することができ
る。
【0020】以上のように、前記実施例においては前記
第1実施例の作用効果の他に、耳鏡本体1の基端開口部
3側の一側の外側に外側壁部31を間隔をおいて設けると
ともに、基端開口部3側の一側に先端開口部2に向けて
切り欠き部32を形成し、そして、基端開口部3側の一側
と外側壁部31の間に小型電池8を耳鏡1の曲面に合わせ
て挿入するとともに、この小型電池8を挟持した電極線
7を設けた小型電球4を先端開口部2側に向け基端開口
部3側の一側のやや下方に配置して半内蔵することで、
小型電球4や小型電池8をコンパクトに耳鏡本体1に設
けることができる。
【0021】さらに工夫を重ね、図7〜図9に示した第
4実施例では、図7のようにレンズ10、電池8、LED
4Aの3部品を一体化して一つの部品とした。それを、
耳鏡本体1に装着できるようにした(図8)。また、耳
鏡本体1の一側壁の一部を開窓した(開窓部30A)。こ
れにより、レンズ10、電池8、LED4Aの構成と位置
関係を安定させることができた。また、耳鏡本体1と別
な固い材質で構成できるので耐久性なども向上する。さ
らに、耳鏡本体1を保持しやすく、開窓したことにより
視野も広げ耳内清掃も一層楽に行なえるようになった
(図9)。二つのパーツに分けたので、外耳道の大きさ
により耳鏡本体を大・中・小と製作した場合それぞれにレ
ンズ10、電池8、LED4Aのパーツを互換できるよう
にするので経済的である。電球4、電池8、レンズ10等
それぞれの構成や配置は今後多様に考えられるが、要す
るに総てを一体化したこと、耳鏡本体1が軟質、透明性
であり、一部を開窓したことが重要である。
【0022】使用する電球、電池はLED、ボタン電池
にこだわらず、耳鏡内に組み込めるもの全般を含んでお
り、光源として光ファイバーなども利用することができ
る。
【0023】図10に示した第5実施例では、先端にへら
状部22を設けた耳清掃具主杆21の短く形成した長手方向
の基端に、耳Yの孔より径大な摘みで保持する保持部と
なる過挿入防止用突部41を設けたものである。過挿入防
止用突部41は耳清掃具主杆21の長手方向に沿って同軸状
に配置された筒形状である。尚、筒状の過挿入防止用突
部41の直径は通常日本人の外耳道の入口部は直径ほぼ8
mm以下なので8mm以上、1cm程度に形成すること
が好ましい。したがって、へら状部22を耳Yに挿入して
耳垢を取る時に、耳清掃具主杆21を過挿入したとして
も、過挿入防止用突部41が耳Yに係止して過挿入を防止
することができる。
【0024】図11〜図12で示した第6実施例は、汎用の
耳掻き杆51に過挿入防止用突部52をアタッチメントとし
て取り付けた一例である。耳掻き杆51は先端にへら状部
22を設けるとともに、基端側に綿玉53を設けた直線状の
ものである。過挿入防止用突部52は、耳掻き杆51と同軸
状の筒形状であって、その軸心52A上には耳掻き杆51の
挿入用貫通孔54が形成されており、一方外径は耳Yの孔
より径大に形成されて摘み部を形成する。そして、過挿
入防止用突部52は筒を二つ割りするように軸心52Aに沿
って該軸心52Aを通った分割面55により2分割されると
ともに、分割面55の奥側の端部55Aはヒンジ状に接続さ
れている。一方分割面55の手前側にはフックなどの接続
手段56が設けられる。尚、前記挿入用貫通孔54の直径は
耳掻き杆51の直径と同一或いはやや小さく形成されて、
耳掻き杆51は挿入用貫通孔54によって固定されている。
尚、筒状の過挿入防止用突部52の直径は通常外耳道の入
口部の直径はほぼ8mm程度なので、1cm程度にす
る。
【0025】したがって、2つ割りにした状態で挿入用
貫通孔54に汎用の耳掻き杆51を挿入した後に奥側の端部
55Aを中心として分割面55を閉じるとともに接続手段56
によって分割面55を固定する。これによって過挿入防止
用突部52に耳掻き杆51を固定することができる。したが
って、へら状部22を耳Yに挿入して耳垢を取る時に、耳
清掃具主杆51を過挿入したとしても、過挿入防止用突部
52が耳Yに係止して過挿入を防止することができる。
【0026】以上のように、前記実施例では第5実施例
のような作用効果の他に、過挿入防止用突部52は2分割
されるとともに分割面55を閉じて耳掻き杆51を固定でき
るようにしたので、汎用の耳掻きであっても過挿入防止
用突部52をアタッチメントとして取り付けて過挿入の防
止を図ることができる。
【0027】しかも、過挿入防止用突部52をアタッチメ
ントとしたので、耳掻き杆51の適所に固定することがで
きる。これにより小型のアタッチメントを綿棒にも適用
することもできる。
【0028】図13に示した第7実施例においては、へら
状部22を設けた先端杆部21Aの基端側に過挿入防止用突
部61を円板部によって形成し、この過挿入防止用突部61
に基端杆部21Bを設けたものであり、円板部からなる過
挿入防止用突部61によって先端杆部21Aは回動自在に設
けられている。尚、筒状の過挿入防止用突部61の直径は
やはり1cm程度に形成する。したがって、へら状部22
を耳に挿入して耳垢を取る時に、耳清掃具主杆21を過挿
入したとしても、過挿入防止用突部61が耳Yに係止して
過挿入を防止することができる。
【0029】図14に示した第8実施例では、綿玉53を先
端に設けた耳清掃具主杆51にアタッチメントとしての過
挿入防止用突部61を設けたものである。この過挿入防止
用突部61は中央に貫通孔62を形成して、耳清掃具主杆21
が固定できる程度に挿入するようになっており、挿入後
において容易に動くことがないようになっている。そし
て、耳清掃具主杆21には例えば数mmごとの目盛62また
は色分け63等の表示による耳挿入深さ表示部を設けてい
る。したがって、耳清掃具主杆21を耳に挿入して清掃す
るときに、過挿入防止用突部61が耳介に係止して過挿入
を防止することができるようにしたものである。そし
て、過挿入防止用突部61の位置は目盛62または色分け63
等の表示による耳挿入深さ表示部にあわせて最適な箇所
とすることにより、確実に過挿入を防止することができ
る。
【0030】図15で示した第9実施例の耳清掃具は、綿
玉53を両端に設けた耳清掃具主杆71に例えば数mmごと
の目盛62からなる耳挿入深さ表示部を設けている。した
がって、耳清掃具主杆71を目盛62を参考にしながら挿入
して清掃することにより、過挿入を防止することができ
る。
【0031】図16で示した第10実施例の耳清掃具は、綿
玉53を両端に設けた耳清掃具主杆71に例えば数mmごと
に色をかえるようにして色分け63等の表示による耳挿入
深さ表示部を設けている。したがって、耳清掃具主杆71
を色分け63を参考にしながら挿入して清掃することによ
り、過挿入を防止することができる。
【0032】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。図12に示したアタッチメントとして
の締め具の機構やストッパーとしての過挿入防止用突部
の形態は無数に考えられるが、要するに外耳道と鼓膜の
解剖学的理解により、過挿入の生じない耳掻き棒とその
アタッチメントであればよい。
【0033】
【発明の効果】上述の耳鏡の構成により小型軽量化など
で安価で製作可能となり、よりハンディとなった。耳鏡
の透明化、ソフト化、開窓部の形成により、よりよい安
全性と操作性を高めた。これらにより耳鏡の一般化と普
及を可能とした。それにより耳内の正しい認識を高める
ことができるようになり、このような耳内の正しい理解
は危険防止につながるものである。
【0034】上述の耳掃除具とアタッチメントは、すべ
ての耳掻き棒や綿棒を、鼓膜に達しないように工夫され
ており、耳掻き事故の中でもっとも危険な過挿入による
鼓膜損傷は防止できる。また、従来の耳掻き棒等に色分
けや目盛がつけば一応過挿入防止の一助にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す一部切り欠き斜視図
である。
【図6】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す電池などの斜視図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例を示す全体斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第7実施例を示す正面図である。
【図14】本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の第9実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明の第10施例を示す斜視図である。
【図17】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 耳鏡本体 2 先端開口部 4 電球(光源) 4A LED 21 51 71 耳清掃具主杆 22 へら状部(耳清掃部) 41 52 61 過挿入防止用突部 62 目盛(耳挿入深さ表示部) 63 色分け(耳挿入深さ表示部)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を細長く形成したほぼ円錐台形の耳
    鏡本体の先端開口部を照射する光源を設けたことを特徴
    とする耳鏡。
  2. 【請求項2】 前記耳鏡本体に電池を備えた光源を組み
    込んだことを特徴とする請求項1記載の耳鏡。
  3. 【請求項3】 前記耳鏡本体をソフトな材質により形成
    したことを特徴とする請求項1記載の耳鏡。
  4. 【請求項4】 前記耳鏡本体を透光性な材質により形成
    したことを特徴とする請求項1記載の耳鏡。
  5. 【請求項5】 耳鏡本体の一側壁を開窓し、視野を広く
    し、耳内の清掃性を向上させたことを特徴とする耳鏡。
  6. 【請求項6】 耳鏡本体とレンズ、電池、LEDの3つ
    を一体化して二つのパーツに分けてより利便性を向上さ
    せたことを特徴とする耳鏡。
  7. 【請求項7】 先端に耳清掃部を設けた耳清掃具主杆側
    の長手方向の基端側に過挿入防止用突部を設けたことを
    特徴とする耳清掃具。
  8. 【請求項8】 線材の先端部をループ状に曲げて耳清掃
    部とし、前記線材を曲げることにより過挿入防止用突部
    を形成したことを特徴とする耳清掃具。
  9. 【請求項9】 耳清掃部を短く形成し、保持部を太く形
    成して過挿入防止用突部を形成したことを特徴とする耳
    清掃具。
  10. 【請求項10】 先端に耳清掃部を設けた耳清掃具主杆
    と、該耳清掃具主杆に着脱自在に設ける過挿入防止用突
    部とを備えたことを特徴とする耳清掃具。
  11. 【請求項11】 耳清掃具主杆に目盛または色分け等の表
    示による耳挿入深さ表示部を設けたことを特徴とする耳
    清掃具。
  12. 【請求項12】 先端を細長く形成したほぼ円錐台形の耳
    鏡本体の先端開口部を照射する光源を設けた耳鏡と、先
    端に耳清掃部を設けるとともに前記耳鏡を貫通可能な耳
    清掃具主杆側の長手方向の基端側に前記耳鏡に係止可能
    な過挿入防止用突部を設けた耳清掃具とを備えたことを
    特徴とする耳清掃具セット。
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