JP2004235870A - マイクロホン用の防水構造 - Google Patents

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Toshiyuki Araki
敏之 荒木
Kimi Fukase
起見 深瀬
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Rion Co Ltd
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Abstract

【課題】小型化が要求される挿耳形補聴器のような機器にも適用できるマイクロホン用の防水構造を提供する。
【解決手段】ケース体3に収納されたマイクロホン8の音口8aへケース体3の音口5から水滴などが浸入するのを防止するマイクロホン用の防水構造であって、音導入路12を介してマイクロホン8の音口8aに外部音を導くケース体3の音口5に撥水加工したメッシュ状の防水膜7を張設すると共に、防水膜7とマイクロホン8との間に所定の空間11を設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば補聴器に適用するマイクロホン用の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マイクロホン用の防水構造としては、耳かけ式補聴器において、四フッ化エチレン樹脂でなる連続多孔性、防水性の膜状部材(例えば、登録商標:ゴアテックス)をマイクロホンの音口を直接塞がないように音口から離してマイクロホンを収納するケース体に配設し、膜状部材が音のマイクロホンの音口への進入を妨げることなく、また音響特性を変えることなくマイクロホンを水滴や汗などから保護するマイクロホン用の防滴装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、マイクロホンの音口と嵌合する防水性を有する弾性材でなるパッキングと、音を通すが水分は通さない防水膜を有する防水部材と、防水部材をパッキングの方向に押圧して圧着させる圧着部材とをマイクロホンを収納するケースに設けたことにより、マイクロホンへの水分の浸入を確実に防止したマイクロホン用防水装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平2−12781号公報
【特許文献2】
特許第2869505号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1や特許文献2に記載の音を通すが水分は通さないという機能を有する膜状部材や防水膜は、その機能を損なうことがない十分な設置スペースを設けることができる耳かけ式補聴器などには適用できるが、前記機能を発揮することができる十分な設置スペースを設けることができない小型化が要求される挿耳形補聴器のような機器には適用できないという問題がある。
【0006】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型化が要求される挿耳形補聴器のような機器にも適用できるマイクロホン用の防水構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、ケース体に収納されたマイクロホンの音口へ前記ケース体の音口から水滴などが浸入するのを防止するマイクロホン用の防水構造であって、音導入路を介して前記マイクロホンの音口に外部音を導く前記ケース体の音口に撥水加工したメッシュ状の防水膜を張設すると共に、前記防水膜とマイクロホンとの間に所定の空間を設けた。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のマイクロホン用の防水構造において、前記防水膜と前記マイクロホンとの間に所定の空間を設けた。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のマイクロホン用の防水構造において、前記防水膜を前記ケース体の音口に嵌合する貫通孔を形成したマイクキャップに張設した。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載のマイクロホン用の防水構造において、前記ケース体の音口と前記マイクロホンの音口とがオフセットして配設されている。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1、2、3又は4記載のマイクロホン用の防水構造において、前記防水膜を前記マイクロホンの音口が形成される面にも直接張設した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係るマイクロホン用の防水構造を適用した挿耳形補聴器の一部分解斜視図、図2は同じく部分断面斜視図、図3は挿耳形補聴器の横断面図、図4は挿耳形補聴器の縦断面図、図5は挿耳形補聴器の要部部分断面斜視図、図6はケース体の音口とマイクロホンの音口との位置関係を示す概略平面図、図7は別実施の形態を適用した挿耳形補聴器の横断面図、図8は同じ縦断面図である。
【0013】
本発明に係るマイクロホン用の防水構造を適用した挿耳形補聴器は、図1又は図2に示すように、樹脂製のシェル1とフェースプレート2でケース体3を形成し、ケース体3の内部にボタン形の空気電池を収納する電池ホルダ4を設けている。
【0014】
また、ケース体3の音口5にマイクキャップ6が嵌合している。マイクキャップ6は肉厚の円筒形状に形成され、その貫通孔6aを塞ぐように防水膜7がマイクキャップ6に挟まれた状態で張設されている。防水膜7はメッシュ状の繊維材で撥水加工が施されている。
【0015】
更に、ケース体3の内部には、マイクロホン8、不図示の補聴処理部やイヤホンなどの補聴器を構成する部品が配設されている。なお、9,10は電池収納部に配設された電池接片である。
【0016】
また、マイクキャップ6をケース体3の音口5に嵌合させた状態では、図3及び図4に示すように、マイクキャップ6とマイクロホン8との間に空間11が形成されると共に、外部音をケース体3の音口5からマイクロホン8の音口に導く音導入路12が形成される。
【0017】
また、ケース体3の音口5とマイクロホン8の音口とは、オフセットさせて配設されているので、図5及び図6に示すように、音口5に嵌合されるマイクキャップ6の貫通孔6aとマイクロホン8の音口8aも、それらが図6の紙面垂直方向から見て重ならないよう、オフセットさせて配設されている。
【0018】
以上のように構成した本発明に係るマイクロホン用の防水構造を適用した挿耳形補聴器の動作について説明する。
水滴などの液体がマイクキャップ6の貫通孔6aに浸入しても、通常は撥水加工されたメッシュ状の防水膜7に阻まれてマイクキャップ6とマイクロホン8との間に形成されている空間11に浸入することはない。
【0019】
また、例え水滴がメッシュ状の防水膜7を通って空間11内に浸入したとしても、防水膜7を通過した水滴は空間11内で表面張力の作用により粒状になって固まり、音導入路12を進んでマイクロホン8の音口8aに至る可能性は低い。
【0020】
しかも、マイクキャップ6の貫通孔6aとマイクロホン8の音口8aとはオフセットさせて配設されているので、防水膜7を通過した水滴が直ちにマイクロホン8の音口8aに浸入する可能性は極めて低い。
【0021】
このように、撥水加工されたメッシュ状の防水膜7を用いたので、挿耳形補聴器のように限られた狭いスペースに張設しても音響特性を損なうことなく水滴の浸入を阻止することができる。
【0022】
次に、本発明に係るマイクロホン用の防水構造についての別実施の形態を適用した挿耳形補聴器は、図7又は図8に示すように、マイクロホン8の音口8aが形成される面にも撥水加工されたメッシュ状の防水膜17を直接張設している。その他の構成は、図1乃至図6に示す実施の形態と同様などで説明は省略する。
【0023】
このように、マイクロホン8の音口8aが形成される面にも撥水加工されたメッシュ状の防水膜17を直接張設することにより、水滴がマイクキャップ6に挟んだ状態で張設される防水膜7を通過しても、水滴は更なる防水膜17によってマイクロホン8の音口8aに浸入するのを妨げられる。
【0024】
なお、本発明の実施の形態においては、本発明に係るマイクロホン用の防水構造を挿耳形補聴器に適用した場合について説明した。しかし、本発明はマイクロホンを使用するのであれば、挿耳形補聴器以外の補聴器、更にその他の電子機器にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、撥水加工されたメッシュ状の防水膜を用いたので、挿耳形補聴器のように限られた狭いスペースに張設しても音響特性を損なうことなく水滴の浸入を阻止することができる。
【0026】
請求項2に係る発明によれば、防水膜とマイクロホンとの間に設けた空間により、仮に水滴が防水膜を通過しても空間内で表面張力の作用により粒状になって固まり、音導入路を進んでマイクロホンの音口に至る可能性は低い。
【0027】
請求項3に係る発明によれば、マイクキャップに防水膜を張設し、このマイクキャップをケース体の音口に嵌合することにより、組立ての作業性向上が図れる。
【0028】
請求項4に係る発明によれば、ケース体の音口とマイクロホンの音口とがオフセットして配設されているので、防水膜を通過した水滴が直ちにマイクロホンの音口に浸入する可能性を極めて低くすることができる。
【0029】
請求項5に係る発明によれば、水滴がマイクキャップに挟んだ状態で張設される防水膜を通過しても、更なる防水膜によって水滴がマイクロホンの音口に浸入するのを妨げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロホン用の防水構造を適用した挿耳形補聴器の一部分解斜視図
【図2】挿耳形補聴器の部分断面斜視図
【図3】挿耳形補聴器の横断面図
【図4】挿耳形補聴器の縦断面図
【図5】挿耳形補聴器の要部部分断面斜視図
【図6】ケース体の音口とマイクロホンの音口との位置関係を示す概略平面図
【図7】別実施の形態を適用した挿耳形補聴器の横断面図
【図8】別実施の形態を適用した挿耳形補聴器の縦断面図
【符号の説明】
1…シェル、2…フェースプレート、3…ケース体、5…ケース体の音口、6…マイクキャップ、7,17…防水膜、8…マイクロホン、8a…マイクロホンの音口、11…空間、12…音導入路。

Claims (5)

  1. ケース体に収納されたマイクロホンの音口へ前記ケース体の音口から水滴などが浸入するのを防止するマイクロホン用の防水構造であって、音導入路を介して前記マイクロホンの音口に外部音を導く前記ケース体の音口に撥水加工したメッシュ状の防水膜を張設したことを特徴とするマイクロホン用の防水構造。
  2. 前記防水膜と前記マイクロホンとの間に所定の空間を設けた請求項1記載のマイクロホン用の防水構造。
  3. 前記防水膜は、前記ケース体の音口に嵌合する貫通孔を形成したマイクキャップに張設した請求項1又は2記載のマイクロホン用の防水構造。
  4. 前記ケース体の音口と前記マイクロホンの音口とがオフセットして配設されている請求項1,2又は3記載のマイクロホン用の防水構造。
  5. 前記防水膜を前記マイクロホンの音口が形成される面にも直接張設した請求項1、2、3又は4記載のマイクロホン用の防水構造。
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