JP2004235831A - 画像読取記録装置 - Google Patents

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JP2004235831A JP2003020311A JP2003020311A JP2004235831A JP 2004235831 A JP2004235831 A JP 2004235831A JP 2003020311 A JP2003020311 A JP 2003020311A JP 2003020311 A JP2003020311 A JP 2003020311A JP 2004235831 A JP2004235831 A JP 2004235831A
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Katsumi Obana
克己 小花
Haruo Ishizuka
石塚  晴男
Shigeyuki Sugiyama
杉山  茂行
Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
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Abstract

【課題】画像読取記録装置のメンテナンス作業をより行いやすくすることである。
【解決手段】記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配設される原稿から画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部の上方かつ前記画像読取部の下方に配設され、装置全体を制御する制御部と、を有する画像読取記録装置において、前記画像読取部は、前記画像読取部の装置奥部を回動中心として回動可能に構成され、前記画像読取部の下方には、前記装置全体の制御部を覆うカバー部材を設けることを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ、複写機、複合機などの画像読取記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図20に示すように、画像読取部601に対して、下方に記録部602があり、記録部602の後方に、制御基板603、電源604さらにはファクシミリ装置の場合には必要な通信制御基板等が配置されているものがある。記録材の送り方向は矢印Hの方向である。
【0003】
また、図21に示すように、従来の画像読取記録装置は、画像読取部701に対して、下方に制御基板703が配置されており、画像読取部701が制御基板703を覆うように組み立てられて配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図20の画像読取記録装置のように、制御基板603が画像読取記録装置の後方にあると、制御基板603に取り付けられるROM交換等のメンテナンス時において、サービスマンが画像読取記録装置を作業しやすいような状態にする必要があった。即ち、壁際に設置されている本体背面を引きずり出す必要があった。
【0005】
また、図21の画像読取記録装置のように、画像読取部701が制御基板703を覆うように組み立てられていると、制御基板に取り付けられるROM交換等の作業時に本体装置の外装カバー等の複数部品を取り外す必要がある。このため、作業者の作業工数が増えるとともに、作業スペースの確保を設ける必要が生じていた。また、複数部品を取り外すために組み間違いを起こしやすい恐れも生じていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、画像読取記録装置のメンテナンス作業をより行いやすくすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配設される原稿から画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部の上方かつ前記画像読取部の下方に配設され、装置全体を制御する制御部と、を有する画像読取記録装置において、前記画像読取部は、前記画像読取部の装置奥部を回動中心として回動可能に構成され、前記画像読取部の下方には、前記装置全体の制御部を覆うカバー部材を設けることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係る一実施形態である画像読取記録装置について説明する。本実施形態に係る画像読取記録装置を図に従って説明する。以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】
図1は画像読取記録装置の前方からの斜視図であり、図2は画像読取記録装置の後方からの斜視図であり、図3は画像読取記録装置の全体の説明図であり、図4は画像読取記録装置の分解斜視図であり、図5はいわゆるプリンタユニットの説明図であり、図6乃至図10はシステムコントロール基板カバーの説明図であり、図11及び図12は読取ユニットB開放時の説明図であり、図13乃至図15はインクタンクの交換時の説明図であり、図16及び図17は読取ユニットのロック機構の説明図であり、図18及び図19は読取ユニットの保持機構の説明図である。
【0010】
これらの図に基づいて、順を追って詳細に述べる。画像読取記録装置は、全面が図1、背面が図2に示したような外観である。図1及び図2に示すように、画像読取記録装置は、読取ユニットB、ミドルフレーム34、ボトムカバー33、操作カバー36、操作下カバー35、ロック解除ボタン39等を有する。
【0011】
図3において、Aはインクジェット記録装置である記録ユニット(画像形成部)、Bは原稿を光学的に読み取る読取ユニット(画像読取部)、Cは積載された記録材を分離して記録ユニットに供給する給送ユニット、その他、装置全体を制御するための制御部、公衆電話回線等からのデータを接続する接続部、通信制御部、装置電源部、操作部等の電装部とからなる(Dは電話回線等からのデータを接続する接続部と装置電源部である)。図3において、記録ユニットAと給送ユニットCは、プリンタユニットとしてボトムカバー33に取り付けられている。
【0012】
(記録材の搬送手順)
まず記録材の流れについての概略説明を行う。本実施形態では定形のカット紙を用いており、複数枚重ねてオートシートフィーダー1に収納される。オートシートフィーダー1はスライダ2によって記録材のサイズに合わせて記録材の側面をガイドできるように構成されている。
【0013】
オートシートフィーダー1に収納積載された記録材は、給送ローラ3及び分離ローラ4によって1枚だけ分離搬送される。その後、搬送ローラ5と対向配置されたコロ6とで挟持搬送される。記録ヘッド10の下流に位置し印字がなされた記録材を装置の下流に搬送する排出ローラ7(7a、7b)、それぞれ排出ローラ7a、7bの対向側にあり、記録材の印字面に接触してもインクが転写されることの無い材質で構成された拍車8(8a、8b)とから構成される。排出ローラ7a、7bと拍車8a、8bによって搬送された記録材は、装置本体の前部に設けられた記録材排出トレイ9上に排出される。
【0014】
(画像読取部)
次に図を用いて画像読取部であるフラットベッドスキャナ(読取ユニットB)の説明を行う。密着型イメージセンサ11は、キャリッジ12に支持され、副走査方向に平行なガイド軸13に沿って移動可能である。キャリッジ12の移動は不図示のモータ14から駆動を受けたタイミングベルト15によって行われる。イメージセンサ11は図示しない光源とレンズと光電変換素子を内蔵しており、原稿載置台としてのコンタクトガラス16の裏面に一定の距離を保って移動する。読み取られた画像はフレキシブルケーブルにより本体画像処理部(システムコントロール基板21)に電送される。
【0015】
読取ユニットBは装置奥部に回動中心17を有し、矢印のE方向に回動可能に構成されている。読取ユニットBを矢印E方向に回動することにより、記録ヘッド10の交換及びインクタンク31の交換に要する空間が開放される(請求項1、2対応)。
【0016】
(記録部の構成)
次に、本実施形態の記録部Aの構成を詳細に説明する。図3乃至図5において、画像読取記録装置は、記録ヘッド10を有する。記録ヘッド10は、本実施形態ではインクタンク31を別体とし、インクが無くなった時にはインクタンク31のみ新品と交換し得るカートリッジ式のインクジェット記録ヘッドを搭載している。
【0017】
記録ヘッド10を精度良く保持しながら記録材の搬送方向(副走査方向)とは直角方向、すなわち主走査方向に往復移動させるためキャリッジ18が配設される。キャリッジ18は、ガイド棒と突き当て部(図示しない)により摺動自在に保持されている。キャリッジ18の往復動は、モータ19によって駆動されるプーリ(図示しない)及びタイミングベルト20によって行われ、この際に記録ヘッド10に与える印字信号及び電力は、フレキシブルケーブル(図示しない)によって本体の電気回路より供給されている。記録ヘッド10とフレキシブルケーブルとはお互いの接点を圧接して接続している。
【0018】
(記録ヘッド)
本実施形態で用いる記録ヘッド10は、ノズル内に設けた電気熱変換素子の発熱によってインク中に生じた膜沸騰の圧力によってノズル先端の吐出口よりインクを吐出するものである。
【0019】
本発明における記録手段として本実施形態のインクジェット記録装置に用いられる記録ヘッドの吐出原理について説明する。インクジェット記録装置に適用される記録ヘッド部は、一般に微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段とを備え、交換可能である。
【0020】
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いたもの、レーザ等の電磁波を照射して、そこにある液体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出、飛翔させるようにしたもの、あるいは電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるようにしたもの等がある。その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッド部は、記録用の液滴を吐出して飛翔用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像力の記録をすることが可能である。
【0021】
また、電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッド部は、記録ヘッド部として全体的なコンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び面状化(2元化)が容易であること等から、マルチノズル化、高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性よく、製造コストも安価なインクジェット記録用ヘッド部を提供することが可能である。
【0022】
このようにエネルギー発生手段に電気熱変換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたインクジェット用記録ヘッド部は、一般には各インク吐出口に対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液体に熱エネルギーを作用させて、対応するインク吐出口から液体を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通している共通液室から液体が供給される構造となっている。
【0023】
(電装部の構成)
次に本実施形態の電装部の構成を詳細に説明する。図4に示すように、電装部は主に装置全体のシステムと記録系を制御するシステムコントロール基板21、主に回線との通信を制御するネットワークコントロール基板23と、回線モジュラー基板24と、装置に電源を供給する電源ユニット26と、操作パネルのキーやLEDを実装しているオペレーションコントロール基板27と、主にコンパクトフラッシュ、コンパクトフラッシュtypeII、スマートメディア、メモリースティック、SDカード、マルチメディアカード等の各種メモリーカードのコネクタやLEDを実装しているメモリーカード基板28と、各種センサ等と高熱を発する各種モータドライバやコンデンサ等を実装してシステムコントロール基板21へ中継する中継基板29、30(中継基板30は図5参照)とからなる。
【0024】
電装基板のレイアウトについて順に説明する。最初に、システムコントロール基板21は、記録ユニットAの上方かつ読取ユニットBの下方で装置左右方向の片側(本実施形態においては装置正面から見て右側)に配置され、図示しない板金に固定されてミドルフレーム34に水平に取り付けられており、その上方をカバー部材であるシステムコントロール基板カバー41(図3参照)で覆っている。
【0025】
これにより、記録ユニットA上方で装置左右方向中央部は記録部のインクカートリッジ(記録ヘッド10)及びインクタンク31を交換する空間的スペースを設けることができる。この空間的スペースを挟んでシステムコントロール基板21と反対側の領域(本実施形態においては装置正面から見て左側)は読取ユニットBの開閉時に必要なダンパ機構や保持機構(トーションバーやトーションバネ等)を設けている。
【0026】
システムコントロール基板21上には、その他の電装基板からの接続ケーブルコネクタ等の背の高い空間を必要とする部品を、比較的基板上の前後方向の端部に近い領域に実装し、本体装置全体のシステム制御やプリンタを制御するチップ及びメモリ等のチップやROM等の背の低い部品を基板上の中央部で特に前述した記録ヘッド10及びインクタンク31の交換スペースのサイド領域に集中実装させている。これにより、基板を覆うカバー部材(システムコントロール基板カバー41)において、比較的背の低いチップ等が実装されている領域上を低く覆うことで空間をさらに広げることが可能となり、記録ヘッド10及びインクタンク31の交換作業時における操作性を向上させることができる。
【0027】
さらに基板21上にはUSBコネクタ22(図3参照)が装置背面側でかつ給送ユニットCの左右方向外側でUSBケーブル(図示しない)と接続できるように実装されている。これにより、USBケーブルを装置背面側のデッドスペースで処理できるとともに、比較的本体装置の上方にUSBコネクタ22が配置されているため、本体装置の背面を壁に密着させて設置させてもUSBケーブルのコネクタへの接続を容易にすることができる。
【0028】
また、システムコントロール基板21上には読取ユニットBからの画像データを電送するフレキシブルケーブルのコネクタが基板上の比較的背面側付近に実装されている。これにより、読取ユニットBの回動中心17と近いことからフレキシブルケーブルを最短の長さで形成できるとともに読取ユニットBの開閉動作時でもフレキシブルケーブルのたわみや突っ張り等を防止できる。
【0029】
(システムコントロール基板カバー41について)
次に、本願発明の特徴部分である、システムコントロール基板21を覆う、カバー部材であるシステムコントロール基板カバー41の構造と、その取り付けについて図6乃至図10を用いて説明する。
【0030】
システムコントロール基板カバー41は、前述したようにシステムコントロール基板21を、使用者に触れさせないように覆う。また、これに加えて、システムコントロール基板カバー41には、記録ヘッド10及びインクタンク31の交換作業時、交換位置への案内部材としての役割がある(請求項3対応)。
【0031】
図9に示すように、システムコントロール基板カバー41の記録ヘッド10、及びインクタンク31の交換口に隣接したM部領域において、左側半分に右側より低い段差部を設け、左側端部には斜面部領域を設けている。これにより、記録ヘッド10及びインクタンク31の交換操作時のアクセス過程(矢印L)の案内性を向上させている(請求項5対応)。
【0032】
また、システムコントロール基板カバー41は、イメージセンサ11からのフレキシブルケーブル54(図6参照)を、システムコントロール基板21上のコネクタ55へ接続させるガイド部としての役割を持つ。さらに、図10に示すように、外部からのUSBケーブル66等をUSBコネクタ55(外部インターフェイス)へ容易に接続させるガイドの役割や、USBケーブル接続時の不用意なこじりによるコネクタ剥がれをカバー41のガイドリブ41aで上方から押さえつけることにより防止させる役割を果たしたりする。このため、インターフェイス部が装置背面側に配置されているにもかかわらず、使用者がUSBケーブル等を容易に接続することができる(請求項6対応)。
【0033】
さらに一方で、サービスマンの作業の中でシステムコントロール基板21のメンテナンス作業、例えばROM56交換時に、図7及び図8のように、読取ユニットBを開放状態にして、システムコントロール基板カバー41を取り外す。システムコントロール基板カバー41を取り外す際には、まず図7に示すように、ネジ57を矢印K方向に外し、次に図8に示すように、フック部41bを中心にシステムコントロール基板カバー41を矢印I方向へ移動させる。
【0034】
このように、本発明においてはシステムコントロール基板カバー41を少ない工程で取り外すことができる。かつ、本体装置をその場で設置された状態のままで移動させること無く、正面から容易にROM56を矢印J方向へ外すことができる。図11にシステムコントロール基板カバー41が取り付けられている状態を、図12にシステムコントロール基板カバー41を取り外した状態を示す。システムコントロール基板カバー41は、本体装置に取り付けるためのネジ等の締結部を有し、締結部は、前記カバー部材手前側のみに配置されている。このため、読取ユニットBを回動させて装置手前側の作業空間を確保すると、ネジ等の締結の解除等の作業を装置手前側でできるため、容易に締結の解除等の作業ができる(請求項4対応)。
【0035】
次に、システムコントロール基板カバー41の取り付けについて説明する。図8に示すように、システムコントロール基板カバー41は、奥側にフック部41bを設け、手前側にネジ固定部41cを設けて、それぞれミドルフレーム34の引掛部34aとネジボス部34bとに固定されている。これにより読取ユニットBを開状態にすると同時に、手前側の領域が開放されて、ネジ57による固定や取り外し作業時の工具を用意に使用することができる。
【0036】
(ネットワークコントロール基板23)
次に、ネットワークコントロール基板23(図4参照)は、システムコントロール基板21の下方で、記録ユニットAの手前に配置され、かつ基板手前側の端部が上方から見てシステムコントロール基板21の手前側端部よりはみ出した位置に配置され、図示しない板金に固定されてミドルフレーム34に取り付けられている。ここでのはみ出し量は、ネットワークコントロール基板23とシステムコントロール基板21とを接続するためのネットワークコントロール基板23側のケーブルコネクタ群(不図示)の領域が真上から見える量を最低限有している。これにより、システムコントロール基板21の下方手前側の無駄な空間を無くすことができ、装置全体の小型化をさせるとともに、システムコントロール基板21への接続ケーブル類を短くする。このため、ケーブルの差し忘れ防止といった組立性を向上させることができる。
【0037】
(回線モジュラー基板24及び電源ユニット26等)
次に、回線モジュラー基板24と電源ユニット26は、図4に示すように、両者を給送ユニットCの下部に集中配置させ、図示しない板金に両基板を覆うカバー部材(不図示)とともに固定されて、ボトムカバー33に取り付けられている。そして、回線モジュラー基板24とネットワークコントロール基板23とがケーブル接続され、電源ユニット26とシステムコントロール基板21がケーブル接続されている。こうすることで、回線モジュラー基板24と電源ユニット26とのアレスターグランド(不図示)を短く接続することができる。
【0038】
さらに、回線モジュラー基板24と電源ユニット26は、システムコントロール基板21等と比べて比較的面積の小さい基板であるため、これらを給送ユニットCの下方に配置させることで装置全体の設置面積で特に奥行き方向を小さくさせることができる。また、電源コードや回線モジュラーコード等の外部接続ケーブル類の接続を装置背面側にまとめて処理できる効果も生じる。
【0039】
(オペレーションコントロール基板27及びメモリーカード基板28)
また、オペレーションコントロール基板27は、装置操作性の観点から装置前面に斜めに配置され操作カバー36に取り付けられている。メモリーカード基板28は、オペレーションコントロール基板27の中央かつ下方に配置され、図示しない板金に固定されて操作下カバー35に取り付けられている。オペレーションコントロール基板27とメモリーカード基板28は、いずれもシステムコントロール基板21の近傍に配置されているため、システムコントロール基板21への接続ケーブル類を短くさせることができる。
【0040】
(記録ヘッド10の交換操作)
次に、本実施形態におけるインクタンク31及びインクカートリッジ(記録ヘッド10)の交換操作を図13及び図14を用いて説明する。図14に示すように、インクタンク31を別体とし、インクが無くなった時にはインクタンク31のみ新品と交換し得るカートリッジ式のインクジェット記録ヘッド10(図9)を搭載している。そして、記録ヘッド10を精度良く保持しながら、記録材の搬送方向(副走査方向)とは直角方向、すなわち主走査方向に往復移動させるためのキャリッジ18を、ガイド棒と突き当て部(図示しない)により摺動自在に配設している。また、記録ユニットAの上方部の領域において中央に空間的スペースを確保し、かつ両側面部に片側領域を電装基板群、反対側領域を読取ユニットAの回動開放時のダンパ機構及び保持機構を確保してある。
【0041】
こうした構成において、インクタンク31及び記録ヘッド10を交換させるためには、キャリッジ18を主走査方向ほぼ中央へ移動させる必要がある。そのために、まず使用者は、ロック解除ボタン39(図1、図2参照)を押すことで、読取ユニットBのロック解除機構が作用し、トーションバー等のバネ力により回動軸17を中心に矢印E方向へ回転し、保持機構により保持される。
【0042】
このとき、読取ユニットB内のフレーム(読取フレーム40)の一部である突起部40aが、中継基板29に取り付けられたカバーセンサレバー37から離れる。するとレバー37は、回動中心37aを中心としてねじりコイルバネ等の作用により矢印G方向へ回動する。これにより、中継基板29に実装されたカバーセンサ32が読取ユニットBの開状態を検出し、モータ19によって駆動されるプーリ(図示しない)及びタイミングベルト20によって自動でキャリッジ18を主走査方向中央部へと移動させることができる。この状態でインクタンク31を矢印H方向へ着脱可能にさせることができる。
【0043】
また、記録ヘッド10の交換においては、インクタンク31を取り外した状態においてカートリッジレバー38を図14に示す回動中心38aを中心として矢印F方向へ回動させることで、キャリッジ18と記録ヘッド10との位置決めロック機構及び印字信号などを記録ヘッド10に伝達させるフレキシブルケーブル(不図示)との圧接機構が解除され、着脱可能にさせることができる(図15の左図がその状態を示す)。
【0044】
記録ヘッド10の交換作業が終了すると、使用者は前述したカートリッジレバー38及び読取ユニットBをそれぞれ元の状態に戻す。これにより、カバーセンサレバー38を介してカバーセンサ32が働き、読取ユニットBを閉状態と検出してキャリッジ18を自動的に待機位置へ移動させる。これにより一連の記録ヘッド10及びインクタンク31の交換作業を終了する。
【0045】
(読取ユニットBの機構)
読取ユニットBの開閉動作時のロック機構及び回動時のダンパ機構及び開放時の保持機構について、図16から図19を用いて説明する。まず、ロック機構について説明する。
【0046】
(ロック機構)
図16のように、読取ユニットBが閉状態でロックされている状態から前述したロック解除ボタン39(図1参照)を押すと、この動作と連動して同方向へロックシャフト43が移動し(紙面に対して垂直方向)、ロックシャフト43の先端に接したロックレバー45が、ロック軸44を回動中心として回動する。
【0047】
ロックレバー45のロックシャフト43と反対側の端部45aはフック形状をしており、読取ユニットBが閉状態のときは読取ユニットB内に固定されたロック板金46に引っ掛かり、ロック状態となっている。ここで、ロックレバー45が回動すると、ロックレバー45の端部45aがロック板金46から外れる。すると読取ユニットBは、下部に配設されたトーションバー47のバネ力により、回動中心17を軸として矢印E方向へ回動する(図17参照)。その後、ロックレバー45は、不図示のバネにより回動して最初の状態に戻る。
【0048】
ここで、読取ユニットBを開く動作を容易にするためのトーションバー47について簡単に説明する。トーションバー47の腕部47aは回転中心47cを軸として回動可能である。腕部47bは複数個の止め板金48a、48bによってミドルフレーム34に固定されている。自然状態においてこのトーションバー47は図17の状態よりも腕部47aと腕部47bとの角度が大きくなっており、図16の状態では、常にバネ力が矢印E方向へと働いている。こうして、前述したロック解除機構が働くとともに読取ユニットBを回動途中位置から手を離しても読取ユニットBの自重で閉状態になるのではなくダンパ機構を働かせることができる。
【0049】
(保持機構)
読取ユニットBの開放時の保持機構について説明する。図18のように、ジョイント下カバー51は、ミドルフレーム34内の前述したヘッド及びインクタンク交換口の横(システムコントロール基板21の領域と反対側部)に取り付けられている。ジョイント下カバー51には、両端がフック形状したジョイントバネ49(コイルバネ)のフック部49aが引っ掛けられている。
【0050】
ジョイントバネ49の他端のフック部49bはジョイント下カバー51の一部の摺動面51bを摺動して動くジョイント50の引掛部50cに引っ掛けられている。ジョイント50は、前述したジョイント下カバー51内の摺動面51bと、摺動する突起部50aとを有し、前述したジョイントバネ49の引掛部50cを挟んで反対側には回転中心部50bが設けられている。
【0051】
この回転中心部50bは、読取ユニットB内に取り付けられたジョイント保持部材53において、回動自在に取り付けられている。また、摺動する突起部50aの上方向を規制するジョイントカバー52がミドルフレーム34に取り付けられており、ジョイント50の動きをジョイント下カバー51とともに規制している。
【0052】
こうした構成において、読取ユニットBは、以下のような動作により、閉状態から開放保持状態まで移行する。まず読取ユニットBが開放されるにつれて、ジョイントバネ49が引っ張られた状態から自然状態に戻ろうとして、ジョイント50の突起部50aをジョイント下カバー51の摺動面51bを摺動させる。摺動面51bの終点部付近には突起形状51aが設けられており、ジョイント突起部50aが摺動面上の突起部を乗り越えたところで読取ユニットBの開放時のクリック間が生じ、この状態で読取ユニットBは保持される。このとき、ジョイントバネ49はまだ自然状態まで戻っておらず、読取ユニットBの開放保持状態をより安定させている。さらに、前述した読取ユニットBが閉状態に至るまでのダンパ機構としての役割も備えている。
【0053】
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、画像記録装置として、制御部としてのCPUと接続されCPU内に作成された画像記録データを転送して画像記録を行うものを挙げがたが、これに限るものではなく、例えば複写機のように記録画像を読み取った後、その画像を記録するものも含まれる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配設される原稿から画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部の上方かつ前記画像読取部の下方に配設され、装置全体を制御する制御部と、を有する画像読取記録装置において、前記画像読取部は、前記画像読取部の装置奥部を回動中心として回動可能に構成され、前記画像読取部の下方には、前記装置全体の制御部を覆うカバー部材を設けることを特徴とする。このため、画像読取記録装置のメンテナンス作業をより行いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取記録装置の前方からの斜視図である。
【図2】画像読取記録装置の後方からの斜視図である。
【図3】画像読取記録装置の全体の説明図である。
【図4】画像読取記録装置の分解斜視図である。
【図5】いわゆるプリンタユニットの説明図である。
【図6】システムコントロール基板カバーの説明図である。
【図7】システムコントロール基板カバーの説明図である。
【図8】システムコントロール基板カバーの説明図である。
【図9】システムコントロール基板カバーの説明図である。
【図10】システムコントロール基板カバーの説明図である。
【図11】読取ユニットB開放時の説明図である。
【図12】読取ユニットB開放時の説明図である。
【図13】インクタンクの交換時の説明図である。
【図14】インクタンクの交換時の説明図である。
【図15】インクタンクの交換時の説明図である。
【図16】読取ユニットのロック機構の説明図である。
【図17】読取ユニットのロック機構の説明図である。
【図18】読取ユニットの保持機構の説明図である。
【図19】読取ユニットの保持機構の説明図である。
【図20】従来の画像読取記録装置の説明図である。
【図21】従来の画像読取記録装置の説明図である。
【符号の説明】
A …記録ユニット、B …読取ユニット、C …給送ユニット、
D …装置電源部、1 …オートシートフィーダー、2 …スライダ、
3 …給送ローラ、4 …分離ローラ、5 …搬送ローラ、6 …コロ、
7 …排出ローラ、8 …拍車、9 …記録材排出トレイ、10 …記録ヘッド、
11 …イメージセンサ、12 …キャリッジ、13 …ガイド軸、
15 …タイミングベルト、16 …コンタクトガラス、17 …回動中心、
18 …キャリッジ、19 …モータ、20 …タイミングベルト、
21 …システムコントロール基板、23 …ネットワークコントロール基板、
24 …回線モジュラー基板、26 …電源ユニット、
27 …オペレーションコントロール基板、28 …メモリーカード基板、
29 …中継基板、30 …中継基板、31 …インクタンク、33 …ボトムカバー、
34 …ミドルフレーム、34a …引掛部、34b …ネジボス部、35 …操作下カバー、
36 …操作カバー、37 …カバーセンサレバー、37a …回動中心、
38 …カートリッジレバー、38a …回動中心、39 …ロック解除ボタン、
40 …読取フレーム、40a …突起部、41 …システムコントロール基板カバー、
41a …ガイドリブ、41b …フック部、41c …ネジ固定部、
43 …ロックシャフト、44 …ロック軸、45 …ロックレバー、45a …端部、
46 …ロック板金、47 …トーションバー、47a …腕部、47b …腕部、
47c …回転中心、48a …板金、48b …板金、49 …ジョイントバネ、
49a …フック部、49b …フック部、50 …ジョイント、50a …突起部、
50b …回転中心部、50c …引掛部、51 …ジョイント下カバー、
51b …摺動面、53 …ジョイント保持部材、54 …フレキシブルケーブル、
55 …USBコネクタ、56 …ROM、57 …ネジ、66 …USBケーブル、

Claims (6)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配設される原稿から画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部の上方かつ前記画像読取部の下方に配設され、装置全体を制御する制御部と、を有する画像読取記録装置において、
    前記画像読取部は、前記画像読取部の装置奥部を回動中心として回動可能に構成され、
    前記画像読取部の下方には、前記装置全体の制御部を覆うカバー部材を設けることを特徴とする画像読取記録装置。
  2. 前記画像形成部を回動させることにより、前記カバー部材の取り付け、及び取り外しを行うことができる状態になることを特徴とする請求項1に記載の画像読取記録装置。
  3. 画像形成のための記録ヘッドを有し、
    前記画像読取部を回動することにより、前記記録ヘッドが交換可能な状態になることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取記録装置。
  4. 前記カバー部材は、本体装置に取り付けるためのネジ等の締結部を有し、
    前記締結部は、前記カバー部材手前側のみに配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取記録装置。
  5. 前記カバー部材は、前記記録ヘッド交換作業時の案内部材を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読取記録装置。
  6. 前記カバー部材の奥側の一部には、外部インターフェイスに接続する際のガイド部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008296508A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
US8233161B2 (en) 2006-08-23 2012-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Image reading and recording apparatus
JP2018180026A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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