JP2004233773A - 鍵盤装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホルダ固定ボルト6をめねじ部4cに螺合することにより、鍵盤ユニット2を上方へ持ち上げて、クッション材3と非接触な状態に固定することができる。よって、クッション材3への圧力の作用を抑制しつつ、支持ホルダ5を介して鍵盤ユニット3を底板4に強固に固定することができる。一方、ホルダ固定ボルト6を取り外すことにより、鍵盤ユニット2を自重によりクッション材3上に載置することができるので、両部材を接触状態として、底板4への振動の伝達を抑制することができる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤装置に関し、特に、演奏時には、鍵盤ユニットをクッション材に接触状態として、底板への振動の伝達を抑制し得る一方、搬送時には、鍵盤ユニットをクッション材とは非接触状態に固定して、クッション材に圧力が作用することを抑制しつつ、鍵盤ユニットを強固に固定することができる鍵盤装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子ピアノは、アコースティックピアノと同様の鍵盤を備えており、この鍵盤の操作に応じた楽音信号が電子回路で作成され、スピーカを介して放音される。近年では、アコースティックピアノに近い鍵タッチ感を得るために、疑似アクション(ハンマ)を備えた電子ピアノが開発されている。
【0003】
ところで、この電子ピアノの鍵盤は、鍵盤ユニットとしてユニット化されている。この鍵盤ユニットは、底板に取り付けられるが、この取り付けは、従来、底板の下から鍵盤ユニットのシャーシを直接にねじ止めすることにより行われていた。そのため、打鍵による鍵盤ユニットの振動が底板に伝達されてしまい、ケース内で共鳴することにより、大きな打鍵音として外部に聞こえてしまうという問題点があった。
【0004】
また、疑似アクションを備える場合には、離鍵時にハンマが初期位置へ復帰する際の振動音も底板に伝達され、外部に聞こえてしまう。特に、電子ピアノの演奏がヘッドホンを使用して行われる場合、周囲の人間にとっては、演奏に伴う打鍵音や振動音といった操作音だけが聞こえるため、電子ピアノが騒音源になるという問題点があった。
【0005】
そこで、このような問題点を解消する技術が種々提案されている。例えば、特開平6−230771号公報および特開2000−132168号公報には、鍵盤ユニットを底板にねじ止めするに際し、これら鍵盤ユニットと底板との間に消音用緩衝材としてのクッション材を介装する技術が記載されている。この技術によれば、打鍵時の鍵盤ユニットからの振動がクッション材により吸収されるので、底板への振動の伝達を抑制して、打鍵音などの操作音を小さくすることができるのである。
【0006】
【特許文献1】特開平6−230771号公報(例えば、第2図〜第4図)
【特許文献2】特開2000−132168号公報(例えば、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した鍵盤装置では、鍵盤ユニットを底板にねじ止めするためのねじが強く締結されると、クッション材に大きな圧力が作用して、その消音用緩衝材としての効果が低下するため、打鍵音などの操作音を十分に小さくすることができないという問題点があった。また、この場合には、長期間変形し続けたクッション材に永久ひずみが発生して、その弾性回復力が低下してしまうため、この点からも、打鍵音などの操作音を十分に小さくすることができないという問題点があった。
【0008】
そのため、電子ピアノの製造に際しては、演奏時においてクッション材に適切な圧力が作用するように、鍵盤ユニットを底板にねじ止めするためのねじの締結力を調整するが、一方で、このように、ねじの締結力が調整された(緩められた)場合には、鍵盤ユニットを底板に強固に固定することができず、その固定状態が不安定となるため、工場出荷時や搬送時の振動により、かかる鍵盤装置の破損や故障を招くという問題点があった。
【0009】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、演奏時には、鍵盤ユニットをクッション材に接触状態として、底板への振動の伝達を抑制し得る一方、搬送時には、鍵盤ユニットをクッション材と非接触状態として、クッション材に圧力が作用することを抑制しつつ、鍵盤ユニットを強固に固定することができる鍵盤装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、請求項1記載の鍵盤装置は、シャーシに複数の鍵が載置されて成る鍵盤ユニットと、前記鍵盤ユニットが取り付けられる底板と、前記底板に設けられた貫通孔を通って前記鍵盤ユニットに固着される鍵盤ユニット支持部材と、前記鍵盤ユニット支持部材を前記底板に固定する鍵盤ユニット固定用部材と、前記鍵盤ユニットのシャーシと前記底板との間に配設される緩衝部材とを備え、前記鍵盤ユニット固定用部材による前記鍵盤ユニット支持部材の前記底板への固定状態が解放された場合には、前記鍵盤ユニットが前記緩衝部材上に置かれ、前記鍵盤ユニット固定用部材により前記鍵盤ユニット支持部材が前記底板へ固定された場合には、前記鍵盤ユニットが上方に押し上げられるように構成されている。
【0011】
この請求項1記載の鍵盤装置によれば、鍵盤ユニットの底板への取り付けは、鍵盤ユニット支持部材が底板に設けられた貫通孔を通って鍵盤ユニットに固着されることにより行われる。この固着された鍵盤ユニット支持部材材が鍵盤ユニット固定部材により底板に固定された場合には、鍵盤ユニットが上方に押し上げられるので、鍵盤ユニットと緩衝部材とが非接触状態とされる一方、固着された鍵盤ユニット支持部材材の鍵盤ユニット固定部材による固定状態が解放された場合には、鍵盤ユニットと緩衝部材とが接触状態とされる。
【0012】
そのため、演奏時に、鍵盤ユニット支持部材の鍵盤ユニット固定部材による固定状態を解放することにより、鍵盤ユニットと緩衝部材とが接触状態とされるので、鍵盤ユニットの振動が緩衝部材に吸収され、かかる振動が底板へ伝達されることが抑制される。一方、搬送時に、鍵盤ユニット固定部材により鍵盤ユニット支持部材を底板に固定することで、鍵盤ユニットが強固に固定されると共に、鍵盤ユニットと緩衝部材とが非接触状態とされるので、かかる緩衝部材への過大な圧力の作用が抑制される。ここで、例えば、底板に設けられる貫通孔の形状をその貫通孔に通される鍵盤ユニット支持部材の挿通部に対応する形状に構成して、鍵盤ユニット支持部材の水平方向への移動を規制可能に構成しても良い。
【0013】
請求項2記載の鍵盤装置は、請求項1記載の鍵盤装置において、前記鍵盤ユニット固定用部材は、前記鍵盤ユニット支持部材に設けられた貫通孔を通って前記底板に螺合する鍵盤ユニット固定用ボルトとして構成されている。
【0014】
この請求項2記載の鍵盤装置によれば、請求項1記載の鍵盤装置と同様に作用する上、鍵盤ユニット固定用ボルトとして構成される鍵盤ユニット固定用部材が鍵盤ユニット支持部材に設けられた貫通孔を通って底板に螺合されると、その鍵盤ユニット支持部材が固定される一方、かかる鍵盤ユニット固定用部材(鍵盤ユニット固定用ボルト)が緩められると、鍵盤ユニット支持部材の固定状態が解放される。
【0015】
請求項3記載の鍵盤装置は、請求項2記載の鍵盤装置において、前記鍵盤ユニット固定用ボルトは、前記鍵盤ユニット支持部材の固定状態が解放された場合には、鍵盤装置本体をスタンドに固定するためのスタンド固定用ボルトとして使用されるものである。
【0016】
この請求項3記載の鍵盤装置によれば、請求項2記載の鍵盤装置と同様に作用する上、例えば、鍵盤装置が工場から出荷され使用される場合には、まず、底板に螺合された鍵盤ユニット固定用ボルトが緩められ取り外される。これにより、鍵盤ユニット支持部材の固定状態が解放される。次いで、取り外された鍵盤ユニット固定用ボルトがスタンド固定用ボルトとして使用され、鍵盤装置本体がスタンドに固定される。その結果、鍵盤装置が搭載された電子楽器が組み立てられ、使用可能な状態とされる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の鍵盤装置によれば、演奏時には、鍵盤ユニットを緩衝部材に接触状態とすることができるので、底板への振動の伝達を抑制して、打鍵音などの操作音を小さくすることができるという効果がある。一方、搬送時には、鍵盤ユニットを緩衝部材とは非接触状態に固定することができるので、緩衝部材に圧力が作用することを回避して、永久ひずみの発生を抑制しつつ、鍵盤ユニットを強固に固定して、その破損を抑制することができるという効果がある。
【0018】
請求項2記載の鍵盤装置によれば、請求項1記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、鍵盤ユニット固定用部材は、底板に螺合可能な鍵盤ユニット固定用ボルトとして構成されているので、鍵盤ユニット支持部材を固定する作業やその固定状態を解放する作業を容易に行い得るという効果がある。更に、例えば、かかる鍵盤ユニット固定用部材をレバー機構などを使用して構成する場合と比較して、その構造を簡素化することができるので、その分、部品コストや製造コストを低減して、鍵盤装置全体としての製品コストの低減を図ることができるという効果がある。
【0019】
請求項3記載の鍵盤装置によれば、請求項1記載の鍵盤装置の奏する効果に加え、鍵盤ユニット固定用ボルトは、鍵盤装置本体をスタンドに固定するためのスタンド固定用ボルトとして使用可能に構成されているので、かかる鍵盤ユニット固定用ボルトの不用意な取り外し忘れを防止することができるという効果がある。その結果、鍵盤ユニット支持部材の固定状態を確実に解放して、演奏時の底板への振動の伝達を確実に抑制することができる。
【0020】
また、このように、鍵盤ユニット固定用ボルトをスタンド固定用ボルトとして流用することにより、部品点数を減少させることができるので、その分、部品コストや製造コストを低減して、鍵盤装置全体としての製品コストの低減を図ることができるという効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例における鍵盤装置1の分解斜視図である。なお、図中の矢印は、各構成部品の組み付け方向を示している。まず、図1を参照して、鍵盤装置1の外観構成について説明する。
【0022】
鍵盤装置1は、演奏者による鍵盤操作部として構成されると共に、その鍵盤の操作状態を検出するための装置であり、電子ピアノ20(図4参照)に搭載される。この鍵盤装置1によれば、演奏時には、鍵盤ユニット2をクッション材3と接触状態として(図3(a)参照)、そのクッション材3の消音効果により打鍵音等の操作音を小さくすることができる一方で、搬送時には、鍵盤ユニット2をクッション材3とは非接触の状態に固定して(図3(b)参照)、クッション材3の永久ひずみの発生を抑制しつつ、鍵盤ユニット2の破損等を抑制することができる。
【0023】
鍵盤装置1は、鍵盤ユニット2と、クッション材3と、底板4と、支持ホルダ5と、ホルダ固定ボルト6とを主に備えて構成されている。鍵盤ユニット2は、金属材料から構成される金属シャーシ2aに複数の鍵(白鍵および黒鍵)を載置して構成されており、その内部には、鍵の操作(押鍵または離鍵)状態を検出するためのスイッチやそのスイッチが設けられる基板、アコースティックピアノに近い鍵タッチ感を得るためのハンマ機構(いずれも図示せず)等が内蔵されている。
【0024】
クッション材3は、打鍵による鍵盤ユニット2の振動を吸収して、後述する底板4への振動の伝達を抑制するための部材である。このクッション材3は、所定の厚みを有する帯状体に形成されており、図1に示すように、後述する底板4の上面(図1上側面)に複数枚(本実施例では合計6枚)が貼着されている。演奏時には、このクッション材3に上述した鍵盤ユニット2の金属シャーシ2aが載置され接触される(図3(a)参照)。
【0025】
クッション材3の材質としては、消音などのための緩衝材としての機能を発揮するものであれば、防振ゴム、フェルト、発泡ゴム、発泡ウレタンなどで構成することができる。本実施例では、高密度かつ微細均一なセル構造を有する発泡体としての高密度ウレタンフォームからクッション材3を構成した。これにより、クッション材3の圧縮残留ひずみを小さくすることができると共に、エネルギー吸収性を向上させることができる。また、クッション材3の寸法安定性や耐熱性、加工効率を向上させることができ、更に、他素材への汚染等の影響を抑制することもできる。
【0026】
なお、クッション材3に使用する高密度ウレタンフォームの機械的特性としては、密度:略0.20[g/立方cm]、引張強度:略3.1[kg/平方cm]、伸び:略150[パーセント]、引裂強度:略1.3[kg/cm]、25パーセント圧縮加重:略0.2[kg/平方cm]、圧縮残留歪:略5.9[パーセント]程度であることが好ましい。クッション材3に緩衝材としての機能を十分に発揮させ、打鍵による鍵盤ユニット2の振動を確実に吸収させるためである。
【0027】
本実施例のクッション材3は、その厚みが略3mmに構成されると共に、横幅が後述する底板4の角孔4a,4bと略同等幅に構成され、また、図1に示すように、後述する底板4の長手方向に向かって略平行に列設されている。但し、このクッション材3の厚みや横幅、配設位置などは、鍵盤ユニット2の重量やその金属シャーシ2aの形状などに応じて適宜変更することが好ましい。
【0028】
底板4は、鍵盤ユニット2が載置される部材であり、図1に示すように、正面視略矩形の平板状に形成されている。この底板4は、クッション材3に隣接する位置において貫通形成される一対の角孔4a,4bと、これら一対の角孔4a,4bの略中間位置に配設されるめねじ部4cとを複数備えている。
【0029】
角孔4a,4bは、後述する支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bが挿通される貫通孔であり(図3(a)参照)、図1に示すように、断面略矩形状に穿設されている。また、めねじ部4cは、後述するホルダ固定ボルト6が螺合される部位であり(図3(b)参照)、ナットを埋め込んで構成されている。
【0030】
なお、底板4の貫通孔(角孔4a,4b)は、必ずしも断面略矩形の角孔である必要はなく、断面略円形や断面略楕円の貫通孔で有っても良く、或いは、角孔4a,4bのコーナー部のみを円弧状に形成するなど、これら複数の形状を組み合わせたものであっても良い。これは、後述する支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bの形状に対しても、同様である。
【0031】
支持ホルダ5は、鍵盤ユニット2を支持するための金属製の部材であり、一対のシャーシ支持部5a,5bと、挿通孔5cとを備えている。なお、本実施例では、図1に示すように、4個の支持ホルダ5により鍵盤ユニット2を支持するように構成されているが、かかる支持ホルダ5の個数は、鍵盤ユニット2の重量やその金属シャーシ2aの形状などに応じて適宜増減することが好ましい。
【0032】
シャーシ支持部5a,5bは、底板4に穿設された角孔4a,4bに挿通され、鍵盤ユニット2の金属シャーシ2aに固着される部位であり(図3(a)参照)、角孔4a,4bに対応する断面形状(大きさ)にそれぞれ構成されている。そのため、これらシャーシ支持部5a,5bを角孔4a,4bにそれぞれ挿通させることにより、両部材が嵌合して、鍵盤ユニット2の水平方向への移動を規制することができる。なお、シャーシ支持部5a,5bは、図1に示すように、ねじ9により鍵盤ユニット2の金属シャーシ2aに螺着される。
【0033】
挿通孔5cは、後述するホルダ固定ボルト6が挿通される貫通孔であり(図3(b)参照)、図1に示すように、底板4のめねじ部4cに対応するように、一対のシャーシ支持部5(a),5(b)の略中間位置に穿設されている。なお、本実施例では、図1に示すように、各支持ホルダ5の1カ所のみに挿通孔5cを穿設したが、かかる挿通孔5cの穿設個数は、鍵盤ユニット2の重量やその金属シャーシ2aの形状などに応じて適宜増加することが好ましい。これは、底板4に形成されるめねじ部4cに対しても、同様である。
【0034】
ホルダ固定ボルト6は、支持ホルダ5を底板4に押しつけて固定するための部材であり(図3(b)参照)、棒状のおねじ部が支持ホルダ5の挿通孔5cに挿通され底板4のめねじ部4cに螺合される。なお、ホルダ固定ボルト6は、後述するように、鍵盤装置本体21をスタンド22に固定するボルトとして流用される(図5参照)。よって、ホルダ固定ボルト6の頭部は、工具を不要とし手動での螺合作業を可能とするために、図1に示すように、円盤状に形成されている。
【0035】
次に、図2を参照して、各構成部品寸法の対応関係について説明する。図2は、図1のII−II線における鍵盤装置1の断面図である。なお、図2では、鍵盤ユニット2に内蔵されるスイッチや基板、ハンマ機構などの図示が省略されている。
【0036】
上述したように、底板4の上面(図2上側面)には、クッション材3が貼着されており、これらクッション材3と底板4とを重ねた厚み寸法は、図2に示すように、「T」とされている。また、支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bの高さ寸法は、図2に示すように、「H」とされている。
【0037】
ここで、シャーシ支持部5a,5bの高さ寸法Hは、クッション材3と底板4とを重ねた厚み寸法Tよりも大きくされており(H>T)、これら高さ寸法Hと厚み寸法Tとの寸法差は、「D(=H−T)」とされている。なお、本実施例では、寸法差Dが略1mmとされている。
【0038】
従って、支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bを底板4の角孔4a,4bに挿通し、シャーシ支持部5a,5bとクッション材3とを同一高さとした場合には、支持ホルダ5と底板4との間に寸法差Dの分だけの隙間が形成され(図3(a)参照)、シャーシ支持部5a,5bを更に挿通して底板4に押しつけた場合には、シャーシ支持部5a,5bがクッション材3よりも寸法差Dの分だけ高くされる(図3(b)参照)。
【0039】
次に、図3(a),(b)を参照して、支持ホルダ5による鍵盤ユニット2の支持方法、及び、支持ホルダ5をホルダ固定ボルト6により固定して、鍵盤ユニット2をクッション材3と非接触状態とする方法について説明する。
【0040】
図3(a)は、ホルダ固定ボルト6による支持ホルダ5の固定を解放した状態を示す図であり、図3(b)は、ホルダ固定ボルト6により支持ホルダ5を固定した状態を示す図である。なお、図3(a)では、鍵盤ユニット2の重量によるクッション材3への負荷は考慮せず、クッション材3を非圧縮状態で図示している。
【0041】
まず、支持ホルダ5による鍵盤ユニット2の支持方法について説明する。この場合には、支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bを底板4の角孔4a,4bに挿通し、図3(a)に示すように、挿通したシャーシ支持部5a,5bを鍵盤ユニット2の金属シャーシ2aに当接させた後、ねじ9により螺着する。これにより、鍵盤ユニット2が支持ホルダ5に支持されると共に、シャーシ支持部5a,5bと底板4の角孔4a,4bとの位置関係によって、底板4上における鍵盤ユニット2の配設位置が決定される。
【0042】
上述したように、シャーシ支持部5a,5bの高さ寸法Hは、クッション材3と底板4とを重ねた厚さ寸法Tよりも大きくされているので(図2参照)、シャーシ支持部5a,5bとクッション材3とが同一高さに設定された場合には、図3(a)に示すように、底板4の下面と支持ホルダ5との間に寸法差D(=H−T)の分だけ隙間が形成される。
【0043】
なお、実際の演奏時には、鍵盤ユニット2の重量によりクッション材3が圧縮されるので、底板4の下面と支持ホルダ5との間に形成される隙間は、クッション材3の圧縮分だけ寸法差Dよりも大きくなる。
【0044】
次いで、支持ホルダ5をホルダ固定ボルト6により固定して、鍵盤ユニット2をクッション材3と非接触状態とする方法について説明する。この場合には、ホルダ固定ボルト6を支持ホルダ5に穿設された挿通孔5(c)に挿通し、そのホルダ固定ボルト6を底板4に形成されためねじ部4cに螺合する。
【0045】
これにより、図3(b)に示すように、支持ホルダ5が底板4に押しつけられるので、鍵盤ユニット2は、図3(a)に示す寸法差Dの隙間の分だけ底板4から上方(図3(b)上側)持ち上げられ、鍵盤ユニット2の金属シャーシ2aと底板4に貼着されたクッション材3との間には、図3(b)に示すように、寸法差D(=H−T、図2参照)の分だけの隙間が形成される。その結果、鍵盤ユニット2とクッション材3とを非接触状態とすることができると共に、かかる非接触状態を維持しつつ、支持ホルダ5を介して、鍵盤ユニット2を底板4に強固に固定することができる。
【0046】
よって、例えば、工場出荷時や搬送時には、クッション材3に過大な圧力が作用することを回避して、永久ひずみの発生を抑制することにより、クッション材3の弾性回復力の低下によるクッション効果(消音効果)の低下を抑制しつつ、鍵盤ユニット2を強固に固定して、その破損や故障を抑制することができるのである。
【0047】
一方、図3(b)に示す状態から、ホルダ固定ボルト6を緩めて取り外した場合には、そのホルダ固定ボルト6による支持ホルダ5の固定状態が解放されるので、鍵盤ユニット2がその自重により底板4(クッション材3)上に載置され、図3(a)に示すように、鍵盤ユニット2(金属シャーシ2)とクッション材3とを接触状態とすることができる。
【0048】
よって、演奏時には、鍵盤ユニット2の打鍵時の振動をクッション材3によって吸収して、かかる振動が底板4に伝達されることを抑制することができるので、打鍵音などの操作音を小さくすることができるのである。
【0049】
特に、本発明の鍵盤ユニット2は、その自重により底板4(クッション材3)上に固定されるので、従来の鍵盤装置のように、鍵盤ユニットの底板への固定に際し、ボルト等で鍵盤ユニット、クッション材および底板を締め付ける必要がない。よって、そのねじの締結力により、クッション材3に過大な圧力が作用して、そのクッション効果(消音効果)が低下することもない。従って、適切な圧縮状態でクッション材3を使用することできるので、打鍵音などの操作音をより確実に小さくすることができるのである。
【0050】
なお、上述したように、シャーシ支持部5a,5bの断面形状は、角孔4a,4bの断面形状に対応して構成されているので、これらシャーシ支持部5a,5bと角孔4a,4bとの関係により、鍵盤ユニット2の水平方向への移動を規制することができる。よって、図3(a)に示すように、ホルダ固定ボルト6による支持ホルダ5の固定状態が解放された場合でも、かかる鍵盤ユニット2を安定した状態に底板4(クッション材3)上に固定することができる。
【0051】
次いで、図4を参照して、電子ピアノ20の外観構成について説明する。図4は、電子ピアノ20の分解斜視図である。
【0052】
電子ピアノ20は、本発明の鍵盤装置1が搭載される鍵盤装置本体21と、その鍵盤装置本体21を支持するスタンド22とを主に備えており、図4に示すように、設置面上に立設されたスタンド22に鍵盤装置本体21を載置して、その鍵盤装置本体21をスタンド22に固定することにより、使用可能な状態に組み立てられる。
【0053】
鍵盤装置本体21は、図4に示すように、その底面側に突設される取り付けピン31と、上述したホルダ固定ボルト6が螺合可能な螺合部32とを備えている。また、スタンド22は、側板22aに設けられる金属製の取り付け金具33を備えており、その取り付け金具33には、鍵盤装置本体21の取り付けピン31が係合可能な係合部33aと、上述したホルダ固定ボルト6が挿通可能な挿通部33bとが形成されている。
【0054】
次に、図5(a),(b)を参照して、電子ピアノ20の組み立て方法について説明する。図5は、図4の矢印V方向から見た電子ピアノ20の底面図であり、図5(a)は、ホルダ固定ボルト6により支持ホルダ5が固定された状態を示しており、図5(b)は、取り外されたホルダ固定ボルト6により鍵盤装置本体21がスタンド22に固定された状態を示している。
【0055】
ここで、工場出荷時の鍵盤装置本体21(鍵盤装置1)は、上述したように、クッション材3の永久ひずみの発生と鍵盤ユニット2の破損等を抑制するべく、図5(a)に示すように、支持ホルダ5がホルダ固定ボルト6により底板4に固定され、鍵盤ユニット2がクッション材3と非接触とされている。そのため、演奏時には、ホルダ固定ボルト6を取り外して、支持ホルダ5の固定状態を解放しなければ、鍵盤ユニット2がクッション材3に接触されず、打鍵音等の操作音を小さくすることができない。
【0056】
そこで、本実施例の鍵盤装置本体21(鍵盤装置1)は、後述するように、ホルダ固定ボルト6を鍵盤装置本体21とスタンド22との固定用ボルトとして使用することにより、電子ピアノ20の組み立て時にかかるホルダ固定ボルト6を取り外し忘れることを防止している。
【0057】
即ち、電子ピアノ20を組み立てるに際しては、まず、鍵盤装置本体21をスタンド22に載置して、鍵盤装置本体21に突設された取り付けピン31をスタンド22に設けられた取り付け金具33の係合部33a開口部に合致させる(図4参照)。そして、鍵盤装置本体21を手前(図5(a)下側)に引き寄せることにより、取り付けピン31を取り付け金具32の係合部32に係合させる。
【0058】
これにより、鍵盤装置本体21がスタンド22に対して位置決めされ、図5(a)に示すように、鍵盤装置本体21の螺合部32と取り付け金具33の挿通部33bとの穴位置が一致されるので、ホルダ固定ボルト6を取り外し、かかるホルダ固定ボルト6を係合部33aを挿通し、螺合部32に螺合させる。これにより、図5(b)に示すように、鍵盤装置本体21がスタンド22に固定され、電子ピアノ20が組み立てられると共に、ホルダ固定ボルト6の不用意な取り外し忘れを確実に防止することができる。
【0059】
次に、図6及び図7を参照して第2実施例について説明する。第1実施例の鍵盤装置1では、支持ホルダ5のシャーシ支持部5a,5bを底板4の角孔4a,4bに挿通するように構成されていたのに対し、第2実施例の鍵盤装置100は、鍵盤ユニット2の金属シャーシ102aが底板4の角孔4a,4bに挿通される。なお、前記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0060】
図6は、第2実施例における鍵盤装置100の断面図であり、図1のII−II線における断面図に相当する。また、図7(a)は、ホルダ固定ボルト6による支持ホルダ105の固定を解放した状態を示す図であり、図7(b)は、ホルダ固定ボルト6により支持ホルダ105を固定した状態を示す図である。なお、図7(a)では、鍵盤ユニット2の重量によるクッション材3への負荷は考慮せず、クッション材3を非圧縮状態で図示している。
【0061】
金属シャーシ102aは、図6に示すように、平面部102a0と、その平面部102a0から所定の高さに突設されるホルダ支持部102a1,102a2とを備えている。平面部102a0は、鍵盤ユニット2が底板4上に載置された場合に、クッション材3と接触する部位である。
【0062】
ホルダ支持部102a1,102a2は、底板4に穿設された角孔4a,4bに挿通され、支持ホルダ105が固着される部位であり(図7(a)参照)、角孔4a,4bに対応する断面形状(大きさ)にそれぞれ構成されている。なお、支持ホルダ105は、図6に示すように、平板状に形成されており、ホルダ支持部102a1,102a2には、ねじ9により螺着される。
【0063】
ホルダ支持部102a1,102a2の平面部102a0からの高さ寸法は、図6に示すように、「H」とされており、この高さ寸法Hは、クッション材3と底板4とを重ねた厚み寸法Tよりも大きくされている(H>T)。また、これら高さ寸法Hと厚み寸法Tとの寸法差は、「D」とされている(D=H−T)。
【0064】
従って、金属シャーシ102aのホルダ支持部102a1,102a2を底板4の角孔4a,4bに挿通し、金属シャーシ102aの平面部102a0をクッション材3に接触させた場合には、図7(a)に示すように、支持ホルダ105と底板4との間に寸法差Dの分だけの隙間が形成される一方、支持ホルダ105が底板4に押しつけられて固定された場合には、図7(b)に示すように、金属シャーシ102aの平面部102a0とクッション材3との間に寸法差Dの分だけの隙間が形成される。
【0065】
その結果、上述した第1実施例と同様に、支持ホルダ105をホルダ固定ボルト6により底板4に押しつけて固定することにより、鍵盤ユニット2(金属シャーシ102aの平面部102a0)とクッション材3とを非接触状態とすることができると共に、かかる非接触状態を維持しつつ、支持ホルダ105を介して、鍵盤ユニット2を底板4に強固に固定することができる。その結果、例えば、工場出荷時や搬送時には、クッション材3に過大な圧力が作用することを回避して、永久ひずみの発生を抑制することができると共に、鍵盤ユニット2の破損や故障を抑制することもできるのである。
【0066】
一方、図7(b)に示す状態から、ホルダ固定ボルト6を緩めて取り外した場合には、上述した第1実施例と同様に、支持ホルダ5の固定状態が解放され、図7(a)に示すように、鍵盤ユニット2(金属シャーシ102aの平面部102a0)とクッション材3とを接触状態とすることができる。その結果、例えば、演奏時には、鍵盤ユニット2の打鍵時の振動をクッション材3によって吸収して、かかる振動が底板4に伝達されることを抑制することができるので、打鍵音などの操作音を小さくすることができるのである。
【0067】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0068】
例えば、上記各実施例の鍵盤装置1,100では、ホルダ固定ボルト6を底板4に螺合させることにより、支持ホルダ5、105が底板4に押しつけられて固定される場合を説明したが、支持ホルダ5,105の固定手段は、必ずしもこれに限られるわけではなく、他の手段を使用することは当然可能である。
【0069】
例えば、かかる固定手段をレバー機構を使用して構成しても良い。この場合には、レバー機構を1の方向へ押し倒すことにより、支持ホルダ5,105を底板4に押しつけた状態に固定可能とすると共に、他の方向へ引き戻すことにより、支持ホルダ5の固定状態を解放可能とするように構成する。また、かかる固定手段を嵌合金具により構成しても良い。この場合には、例えば、嵌合金具を断面コ字状に形成し、そのコ字部間に支持ホルダ5,105と底板4とを重ねて嵌め込むことにより、支持ホルダ5,105を底板4に押しつけた状態に固定可能とすると共に、嵌合金具を取り外すことにより、支持ホルダ5の固定状態を解放可能とするように構成する。なお、ここでいう固定手段としてのレバー機構および嵌合金具は、請求項1に記載した鍵盤ユニット固定用部材にそれぞれ該当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における鍵盤装置の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線における鍵盤装置の断面図である。
【図3】(a)は、ホルダ固定ボルトによる支持ホルダの固定を解放した状態を示す図であり、(b)は、ホルダ固定ボルトにより支持ホルダを固定した状態を示す図である。
【図4】電子ピアノの分解斜視図である。
【図5】図4の矢印V方向から見た電子ピアノの底面図である。
【図6】第2実施例における鍵盤装置の断面図である。
【図7】(a)は、ホルダ固定ボルトによる支持ホルダの固定を解放した状態を示す図であり、(b)は、ホルダ固定ボルトにより支持ホルダを固定した状態を示す図である。
【符号の説明】
1,100 鍵盤装置
2 鍵盤ユニット
2a,102a 金属シャーシ(シャーシ)
3 クッション材(緩衝部材)
4 底板
4a,4b 角孔(底板に設けられた貫通孔)
5,105 支持ホルダ(鍵盤ユニット支持部材)
5a,5b シャーシ支持部(鍵盤ユニット支持部材の一部)
5c,105c 挿通孔(鍵盤ユニット支持部材に設けられた貫通孔)
6 ホルダ固定ボルト(鍵盤ユニット固定用部材、鍵盤ユニット固定用ボルト、スタンド固定用ボルト)
21 鍵盤装置本体
22 スタンド
Claims (3)
- シャーシに複数の鍵が載置されて成る鍵盤ユニットと、
前記鍵盤ユニットが取り付けられる底板と、
前記底板に設けられた貫通孔を通って前記鍵盤ユニットに固着される鍵盤ユニット支持部材と、
前記鍵盤ユニット支持部材を前記底板に固定する鍵盤ユニット固定用部材と、
前記鍵盤ユニットのシャーシと前記底板との間に配設される緩衝部材とを備え、
前記鍵盤ユニット固定用部材による前記鍵盤ユニット支持部材の前記底板への固定状態が解放された場合には、前記鍵盤ユニットが前記緩衝部材上に置かれ、
前記鍵盤ユニット固定用部材により前記鍵盤ユニット支持部材が前記底板へ固定された場合には、前記鍵盤ユニットが上方に押し上げられるように構成されていることを特徴とする鍵盤装置。 - 前記鍵盤ユニット固定用部材は、前記鍵盤ユニット支持部材に設けられた貫通孔を通って前記底板に螺合する鍵盤ユニット固定用ボルトとして構成されていることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
- 前記鍵盤ユニット固定用ボルトは、前記鍵盤ユニット支持部材の固定状態が解放された場合には、鍵盤装置本体をスタンドに固定するためのスタンド固定用ボルトとして使用されるものであることを特徴とする請求項2記載の鍵盤装置。
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