JP4092566B2 - 鍵盤楽器の押鍵検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器の楽音発生のために、鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アコースティックピアノは、弦の振動を響板に伝えて音響放射を行なう。これに消音機能を持たせたものは、鍵やこれに連動するハンマ等の動作をセンサにより検出して、その動作に対応して楽音信号を発する。演奏者は、増幅された楽音信号をヘッドホン等により聴くことによって、近隣者に迷惑を掛けることなく演奏を行なうことができる。
【0003】
アコースティックピアノの内、グランドピアノは、中高音では、3本の弦が同音に張弦され、これらが1つのハンマで同時に打たれる。そして、ソフトペダルが踏まれると、鍵と連動するアクションが鍵配列方向に(奏者の左右方向)僅かにずれ、1つのハンマが2本の弦しか打たなくなり、これにより弱音化が図られる。このため、アクションは、ピアノの棚板上の筬(おさ)の上に支持されている。筏は、鍵と連動するアクションを載せる鍵フレームの1種であり、ソフトペダルと連動して鍵配列方向に往復動する。この動作を円滑にすべく、筬は、鍵配列方向とこれに直交する方向とに延びる部材による枠構造をなす。
【0004】
消音機能を有するグランドピアノでは、例えば、筬にセンサホルダを固定し、各鍵に設けた板状のキーシャッタと協働するフォトインタラプタをセンサホルダに取り付けた押鍵検出装置が用いられる。この装置によると、鍵の動作時にキーシャッタにより遮られて変化する光量をフォトインタラプタが感知して、鍵の動作を検出し、これに基づいて楽音信号が発せられる。センサホルダは、センサ保持位置を決めるので、鍵配列に正確に対応して位置決めされなければならず、ピアノ組み立て工程において、その位置決めを慎重に行なうのに手間を要していた。特に、筬は、前述のように枠構造を有しており、センサホルダの取り付け箇所が枠組位置に制限されるので、筬の枠寸法が異なる毎に異なる取付け孔の設定や治具が必要であった。
【0005】
また、既存のグランドピアノに、消音機能を持たせるために、後から消音機構を取り付けることがある。この場合には、各々のピアノの設計仕様に合わせた取り付け作業が必要であり、センサホルダの取り付けに多大の手間を要していた。
【0006】
アップライトピアノにおいても、消音機能付きのものは、例えば、棚板(鍵フレーム)上にセンサホルダを固定し、各鍵に設けたキーシャッタと協働するフォトインタラプタをセンサホルダに取り付けた押鍵検出装置が用いられる。この場合も、センサホルダは、センサ保持位置を決めるので、鍵配列に正確に対応して位置決めされなければならず、ピアノ組み立て工程において、その位置決めに手間を要していた。
【0007】
また、既存のアップライトピアノに、後から消音機構を取り付ける場合には、各々のピアノの設計仕様に合わせた取り付け作業が必要であり、センサホルダの取り付けに多大の手間を要していた。
【0008】
この他、電気的音源を主とする電子鍵盤楽器においても、鍵フレーム上にセンサホルダを固定し、各鍵と協働するセンサをセンサホルダに取り付けた押鍵検出装置が用いられる。この場合も、センサホルダは、鍵配列に正確に対応して位置決めされなければならず、組み立て工程において、その位置決めに手間を要していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら従来技術の問題を解決し、消音機構のためのセンサホルダの正確な位置決めを簡便に行なうことができる鍵盤楽器の押鍵検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の前記目的は、鍵フレームと鍵との間に配置され、鍵の押鍵状態を検出する鍵盤楽器の押鍵検出装置であって、各鍵に対応して設けられ押鍵に伴う鍵の動作状態を検出するキーセンサと、配列された鍵を下方から支持する鍵フレームの上に配置されて鍵配列方向に延び、前記キーセンサを保持するセンサホルダと、前記鍵フレームに固定される基部部材と、該基部部材に装着され前記センサホルダを鍵配列方向及び鍵長手方向の少なくとも一方に位置調節可能に結合する取付け部材とを備えたことを特徴とする鍵盤楽器の押鍵検出装置により達成される。
【0011】
【作用】
本発明によれば、キーセンサを保持するセンサホルダは、基部部材に装着される取付け部材を介して鍵配列方向及び鍵長手方向の少なくとも一方に位置調節可能に結合される。したがって、鍵フレームに先ず基部部材を固定し、これに取付け部材を装着してセンサホルダを結合すれば、結合後に鍵配列方向及び/又は鍵長手方向に位置調節ができる。その結果、ピアノ組立工程においては、組み付けを先ず行ない、その後に微調整を行なうことができるので、センサホルダの正確な位置決めを簡便に行なうことができる。また、既存のピアノに消音機構を取り付ける場合にも、設計仕様に合わせるための位置調節をセンサホルダの結合構造を利用して行なうことができるので、正確な位置決めを極めて簡便に行なうことができる。
【0012】
前記センサホルダは、キーセンサを保持するケース本体と、該ケース本体下端部から鍵長手方向に広がるように対をなす脚部とを有し、前記取付け部材は該脚部と結合する構成とすることができる。これにより、キーセンサの脚部を利用した構造で、前記押鍵検出装置を実現することができる。
【0013】
前記取付け部材は、対をなす前記脚部より長く鍵長手方向に延びる下部材と、該下部材の両端部から折り返し部を経て該下部材にほぼ平行に延びる上部材とを備え、前記センサホルダの脚部をこれら上部材及び下部材の間に挟持するように構成することができる。これにより、センサホルダの脚部と、取付け部材の上部材及び下部材とによる簡単な構造で前記押鍵検出装置を実現することができる。
【0014】
前記取付け部材はさらに、対をなす前記脚部を上下から挟持する挟持部を有し、さらに、前記基部部材と前記挟持部との間の間隔を広げ又は狭める方向に付勢するばねと、該ばねの付勢力に抗して前記間隔を保持する調整ねじとを備えた構成とすることができる。これにより、ばねに抗して調整ねじで基部部材と挟持部との間隔を調整することができ、キーセンサの高さ及び傾斜の調整をも簡便に行なうことができる。
【0015】
【実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。説明に用いる図面においては、同一又は同種の部分に同じ番号を付して説明を省略することがある。
【0016】
図1は、本発明に係る押鍵検出装置を装着したグランドピアノの一部を断面で示す側面図である。押鍵検出装置1は、グランドピアノの棚板B上の筬A上において鍵Kとの間に設けられる。この例では、筬Aが、配列された鍵を下方から支持する鍵盤フレームに該当する。押鍵検出装置1から発せられた音響信号は、電子音源装置Sに伝えられ、処理された信号はコントローラCに送られる。奏者はコントローラCに接続したヘッドホンH等の発音体から楽音を聴くことができる。また、奏者は、コントローラCを操作することにより、音量や音色等の調節乃至選択を行なうことができる。
【0017】
図2は、押鍵検出装置1が筬Aと鍵に取り付けられた状態を示している。筬A上には、鍵配列方向に延びるセンサホルダ2が配置されている。センサホルダ2は、各鍵に対応した位置にキーセンサ取付け孔20を備えている。取付け孔20には、図5に示すキーセンサ3が取り付けられる。筬Aの2本の長手方向部材は、両端部を筬妻A1、中間部を筬中貫A2で連結されている。これらの筬妻A1及び筬中貫A2に、基部部材4が取り付けられる。図3は、筬中貫A2に基部部材4が取り付けられた状態を示している。基部部材4は、取付け状態において鍵に沿う方向に延びる支持部40と、支持部40の両端から直交して筬中貫A2の上面に延びる固定部41とを備え、全体としてほぼC字形をなしている。固定部41は、図3及び図4に示すように、ビス42により筬中貫A2に固定される。この例では、支持部40が固定部41より低い位置にあり、両部分の移行部は、垂直方向にこれらを連結している。このように、支持部41を低くすることにより、センサホルダ2の取付け位置を低くすることができ、筬と鍵との間隙に納めやすくなる。なお、支持部40及び固定部41は、次に述べる取付け部材を筬(鍵盤フレーム)に支持できれば、上記以外の種々の形状とすることもできる。基部部材4は、同様にして、筬妻A1にも取り付けられる。
また、センサホルダがキーセンサを保持する形態としては、上記のようにセンサホルダ2にキーセンサ3を直接取り付ける他、両者の間に他の部材を介在させる等、種々の形態とすることができる。
【0018】
図4〜図7に示すように、基部部材4の支持部40上には、取付け部材5が装着され、取付け部材5によりセンサホルダ2が取り付けられる。センサホルダ2は、キーセンサを保持するケース本体20と、該ケース本体下端部から鍵長手方向に広がるように対をなす脚部21とを有している。取付け部材5は、一対の脚部21より長く鍵長手方向に延びる下部材50と、該下部材の両端部から折り返し部51を経て該下部材にほぼ平行に延びる上部材52とを備えている。センサホルダの脚部21は、これら上部材52及び下部材50の間に挟持される。
前述のように、センサホルダ2には、各鍵の下面に取り付けられるキーシャッタに対応して、鍵と同じ数のキーセンサ取付け孔20が設けられている。取付け孔20の間隔は、複数並ぶ鍵の間隔と等しい。したがって、取付け孔20にキーセンサ3を取り付けるだけで、複数のキーセンサ3をキーシャッタに対して容易且つ正確に位置決めすることができる。
【0019】
取付け部材5は、基部部材4の支持部40に圧縮コイルばね60を介し、ビス61を用いて取り付けられる。支持部40及び上部材52には、ビス61を遊嵌する貫通孔が形成され、下部材50にはビス61に螺合するねじ孔が形成されている。したがって、ばね60のばね力に抗してビス61を締め付けることにより、取付け部材5を支持部40に接近させることができ、逆の操作で離反させることができる。これらの操作により、取付け部材5を介してセンサホルダ2の高さ及び傾斜を調節することできる。
【0020】
取付け部材5の上部材52と下部材50との間に挿入されたセンサホルダ2の脚部21は、ビス62により強く挟持され得る。このため、上部材52には、ビス62を遊嵌する貫通孔が形成され、下部材50にはビス62に螺合するねじ孔が形成されている。また、ビス62を緩めることにより、センサホルダ2の位置を鍵配列方向に位置調節することができる。なお、下部材50の下面の一部にはプリント基板Pを取付けるためのフック53が設けられている(図6)。
また、支持部40に設けられたビス61挿通用の孔を鍵長手方向(鍵配列方向に直交する方向)に長い長孔とすることにより、センサホルダの位置を鍵長手方向に調節可能とすることができる。これにより、消音ピアノにおけるピアノ奥行き方向の取付け及び位置調節が容易となる。センサホルダの位置を鍵長手方向に調節可能とするには、他に種々の形態を採用することができ、例えば、取付け部材5の下部材50及び上部材52に設けられたビス61用の孔を鍵長手方向に長い長孔とし、ビス61を上部材52の上面でナットにより固定するようにしてもよい。
センサホルダ2に取り付けられた複数のキーセンサ3の間隔は、キーセンサ取付け孔20の間隔によって決まる。したがって、ビス62を緩めてセンサホルダ2を移動しても、キーセンサ3は、その間隔を保ちつつ、センサホルダ2と一体的に移動することになる。これにより、キーセンサ3を、鍵配列に正確に対応させた位置に容易に微調整することができる。
【0021】
以上の構成を有する押鍵検出装置1は、次のようにしてグランドピアノに装着される。先ず、グランドピアノの筬Aの筬妻A1及び筬中貫A2の各々に基部部材4を取り付ける。一方、キーセンサ3を装着したセンサホルダ2には、脚部21を上部材52及び下部材50の間に挟むようにして取付け部材5を組み付けておく。そして、基部部材4の支持部40上にばね60を介在させて取付け部材5をビス61により固定する。このとき、センサホルダ2の高さ及び傾斜を適切にするように、ビス61の螺合の程度を調節する。これは、例えば、棚板上の鍵盤アッセンブリを、下方からビス61の操作ができる程度手前に引出し、黒鍵を操作しながらそのキーシャッタを基準として行なうことができる。この状態では、まだビス62を締めていないので、センサホルダ2は取付け部材5に対して自由に移動することができる。したがって、センサホルダ2の位置を鍵配列に対して正確に調節することができる。その後、ビス62を締結してセンサホルダを固定する。このようにして、押鍵検出装置1は、容易に且つ正確に筬A上に取り付けられる。
【0022】
図8は、本発明に係る押鍵検出装置におけるセンサホルダ取付け構造の他の例を示している。この例では、取付け部材5aの下部材50aと上部材52aとが分離されている。上部材52aの一端はセンサホルダ2の脚部21を押さえる。上部材52aの他端は、脚部21の厚さ分が肉厚とされ、ビス62の締結時に水平状態が保たれるようになっている。この肉厚部は、下部材に設けてもよいし、両部材から分離したスペーサとしてもよい。他の構成は、前述の取付け部材5と同じである。この取付け部材5aを用いた場合は、下部材50aを基部部材4に取付け、その上にセンサホルダ2を載せ、その上から上部材52aをビス62で装着して、センサホルダ2の脚部21を挟持するという順で組立を行なうこともできる。
【0023】
図9及び図10は、本発明に係る押鍵検出装置におけるセンサホルダ取付け構造のさらに他の例を示している。この例では、取付け部材5bは、下部材50bのみで構成されている。そして、センサホルダ2bには、長孔22bが適宜の間隔をおいて設けられている。この構造によれば、取付け部材5bを基部部材4に取付け、その上にセンサホルダ2bを載せ、長孔22bを利用して、センサホルダ2bを鍵配列方向の適切な位置に調節し、ビス62を締結して固定する。長孔の位置を適宜の位置に又は多数設けておくことにより、種々の寸法の筬への取付けが可能となる。
この他、センサホルダは前述のような両側の脚部から中央部が隆起した断面形状のものに代えて、平板状に形成することもできる。図11は、平板状センサホルダの例を示している。この場合は、図示のように、センサホルダ2cと取付け部材5cを構成する下部材50cとの間にスペーサ54を設けてキーセンサの収容空間を形成するのが望ましい。図11では、右側のスペーサ54を断面で示している。この例では、ビス62を通す筒状のスペーサ54を挿入している。このように、センサホルダは、必要に応じて種々の形状とすることができる。
【0024】
特に、グランドピアノの場合は、筬中貫の平面位置の形態がメーカーにより、或いは各メーカーの機種により、様々である。これに対し、上記各実施形態に係る押鍵検出装置によれば、センサホルダの位置を基部部材の高さ方向、鍵配列方向及び鍵長手方向に自由に調節できるので、幅広い形態に対応することができる。
【0025】
以上は、本発明をグランドピアノに取り付ける場合を例にとって説明したが、同様にして、アップライトピアノや、電子鍵盤楽器にも取り付けることができる。特に、アップライトピアノの棚板が、上下両面の板材と内部の中桟とで形成されている場合は、センサホルダに固定部材を取り付ける箇所が限られる。しかし、本発明に係る押鍵検出装置を用いれば、鍵配列方向及び/又は鍵長手方向への位置合わせが可能なので、取付けを簡便且つ正確に行なうことができる。また、他の構造の棚板を有したアップライトピアノや電子鍵盤楽器においても、基部部材の取付け後に、センサホルダを鍵配列方向に位置調節できるので、組み付けと位置調節とを分離して行なうことができ、その結果、組立が迅速となるという利点が得られる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、キーセンサを保持するセンサホルダは、基部部材に装着される取付け部材を介して鍵配列方向及び/又は鍵長手方向に位置調節可能に結合される。したがって、鍵フレームに先ず基部部材を固定し、これに取付け部材を装着してセンサホルダを結合すれば、結合後に鍵配列方向及び/又は鍵長手方向に位置調節ができる。その結果、鍵盤楽器組立工程においては、組み付けを先ず行ない、その後に微調整を行なうことができるので、センサホルダの正確な位置決めを簡便に行なうことができる。また、既存の鍵盤楽器に消音機構を取り付ける場合にも、設計仕様に合わせるための位置調節をセンサホルダの結合構造を利用して行なうことができるので、正確な位置決めを極めて簡便に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る押鍵検出装置を装着したグランドピアノの例を一部断面で示す側面図である。
【図2】 図1に示した押鍵検出装置及びこれを取り付けた筬を示す平面図である。
【図3】 図2の要部を拡大して示す平面図である。
【図4】 図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】 図3のV-V線に沿う断面図である。
【図6】 図5に示す部分を分解して示す図である。
【図7】 図3に示すセンサホルダ取付け構造の斜視図である。
【図8】 センサホルダ取付け構造の他の例を示す側面図である。
【図9】 センサホルダ取付け構造のさらに他の例を示す側面図である。
【図10】 図9の平面図である。
【図11】 センサホルダ取付け構造のさらに他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…押鍵検出装置、 2,2b,2c…センサホルダ、 3…キーセンサ、 4…基部部材、 5,5a,5b,5c…取付け部材、 21…脚部、 50,50a,50b,50c…下部材、 52,52a…上部材、 60…ばね
Claims (5)
- 鍵フレームと鍵との間に配置され、鍵の押鍵状態を検出する鍵盤楽器の押鍵検出装置であって、
各鍵に対応して設けられ押鍵に伴う鍵の動作状態を検出するキーセンサと、
配列された鍵を下方から支持する鍵フレームの上に配置されて鍵配列方向に延び、前記キーセンサを保持するセンサホルダと、
前記鍵フレームに固定される基部部材と、
該基部部材に装着され前記センサホルダを鍵配列方向及び鍵長手方向の少なくとも一方に位置調節可能に結合する取付け部材とを備え、
前記基部部材は、鍵に沿う方向に延びる支持部と、該支持部から直交して延び前記鍵フレーム上に固定される固定部とを備え、前記支持部は移行部を経て前記固定部より低い位置に設けられ、該支持部上に前記取付け部材が装着される
ことを特徴とする鍵盤楽器の押鍵検出装置。 - 複数の前記センサが前記センサホルダに保持されていることを特徴とする請求項1に記載の押鍵検出装置。
- 前記センサホルダが、キーセンサを保持するケース本体と、該ケース本体下端部から鍵長手方向に広がるように対をなす脚部とを有し、前記取付け部材は該脚部と結合することを特徴とする請求項1又は2に記載の押鍵検出装置。
- 前記取付け部材が、対をなす前記脚部より長く鍵長手方向に延びる下部材と、該下部材の両端部から折り返し部を経て該下部材にほぼ平行に延びる上部材とを備え、前記センサホルダの脚部をこれら上部材及び下部材の間に挟持するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の押鍵検出装置。
- 前記取付け部材が、対をなす前記脚部を上下から挟持する挟持部を有し、さらに、前記基部部材と前記挟持部との間の間隔を広げ又は狭める方向に付勢するばねと、該ばねの付勢力に抗して前記間隔を保持する調整ねじとを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の押鍵検出装置。
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