JP2004233056A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主制御部107は目的地種別選択ウインドウaを表示し、ユーザが目的地として探している施設の種別を受け付け、受け付けた種別に分類されている施設のリストを施設リストウインドウbに表示する。そして、施設リストウインドウb上で、目的地候補とする施設の選択を順次受け付け、受付が終了したならば、候補一覧ウインドウcに、それまでに選択された目的地候補の施設のリスト631を表示し、この候補一覧ウインドウc上で、施設の選択を受付け、「目的地にする」ボタンの操作に応じて目的地とする施設の決定を受け付ける。また、「位置確認」ボタン634または「全位置確認」ボタン635が操作されたならば、その時点で選択されている施設または目的地候補となっている全ての施設の位置を地図上で提示する。
【選択図】図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの走行を案内するナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載されるナビゲーション装置において、ユーザの走行を案内する技術としては、従来より、ユーザから地図上で目的地の設定を受付け、受け付けた目的地までの間に誘導経路を設定し、設定した誘導経路に沿った走行案内をユーザに対して行う技術が広く用いられている。
【0003】
また、このような誘導経路の目的地の設定をユーザから受け付ける技術としては、施設種別毎にジャンル分けして複数の施設の情報を記憶しておき、目的地設定受付の際には、まず、ユーザから目的地とする施設のジャンルの選択を受付けて受け付けたジャンルの施設の情報の一覧を表示し、次に、表示した一覧中からの目的地とする施設の選択をユーザから受け付ける技術が知られている(例えば、特開2002−297028号公報)。
【0004】
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−297028号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の目的地設定受付の技術によれば、ユーザが目的地を設定する際に、いずれの施設を目的地として設定するか施設間で比較検討することが困難であった。すなわち、前記従来の技術によれば、たとえば、ユーザがレストランを探している場合において、ユーザがジャンルとしてレストランを指定して表示される多数のレストランの情報の一覧中に、二、三の希望に合いそうなレストランを見つけた場合であっても、これら二、三のレストランの情報のみに絞り込んで、いずれのレストランを目的地とするか比較検討することができず、その他の多数のレストランの情報が混在したレストランの情報の一覧中で、各レストラン間の比較検討を行って目的地を選択しなければならない。また、もし、異なるジャンルの複数の施設を目的地の候補として、そのうちのいずれかを目的地として選択したい場合には、いちいち、ジャンルを指定し直すことにより施設の情報の一覧を切り替えながら、各施設の比較検討を行って目的地を選択しなければならない。
【0007】
そこで、本発明は、目的地候補間の比較をユーザが行うことを容易化することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内する案内手段とを備えたナビゲーション装置に、ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付ける目的地候補受付手段と、目的地候補に設定されている複数の施設の一覧である目的地候補一覧を表示し、表示した目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザから受け付け、選択を受け付けた施設を目的地として設定する目的地受付手段とを備えたものである。なお、前記目的地受付手段の、前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択の受け付けは、たとえば、目的地とする施設の前記目的地候補一覧の表示上で前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザより受け付けることにより行うようにすることができる。
【0009】
このようなナビゲーション装置によれば、ユーザの目的地候補とする複数の施設の設定に応じて、目的地候補とした施設の一覧を目的地候補一覧として生成して表示すると共に、この目的地候補一覧中の施設の内から目的地の選択を受け付ける。ここで目的地候補一覧は、ユーザが目的地候補とした施設だけを抽出してまとめた一覧であるので、このような目的地候補一覧を用いて、ユーザは、目的地候補間の比較検討を容易に行うことができる。
【0010】
ここで、このようなナビゲーション装置においては、目的地候補に設定されている施設の内からユーザによって前記目的地候補一覧上で選定された施設、または、目的地候補に設定されている全ての施設について、当該施設の存在を表す施設マークを当該施設の所在地に対応する位置に表した地図を表示する目的地候補位置提示手段を備えることが好ましい。
【0011】
このようにすることにより、ユーザは各目的地候補の所在地の観点からの目的地候補間の比較検討を容易に行うことができるようになる。
なお、前記目的地候補位置提示手段を備えた場合には、前記目的地受付手段は、前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択の受け付けを、目的地とする施設の前記目的地候補一覧の表示上で前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザより受け付けることにより行うようにしても良いし、表示した前記地図上の、目的地として選択する施設に対応する施設マークのユーザの選択に応じて行うようにしても良い。また、これらの双方の形態で目的地の選択の受付を行うようにしてもかまわない。
【0012】
また、前記目的達成のために、本発明は、現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内する案内手段とを備えたナビゲーション装置に、ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付ける目的地候補受付手段と、目的地候補に設定されている全ての施設について、当該施設の存在を表す施設マークを当該施設の所在地に対応する位置に表した地図を表示する目的地候補位置提示手段と、前記目的地候補位置提示手段が表示した前記地図上の、目的地として選択する施設に対応する施設マークのユーザの選択を受付け、施設マークの選択を受け付けた施設を目的地として設定する目的地受付手段とを備えたものである。
【0013】
このようなナビゲーション装置によれば、ユーザの目的地候補とする複数の施設の設定に応じて、これら複数の目的地候補の所在地を表す施設マークを含めた地図を表示すると共に、この地図上で目的地とする施設の選択を受け付ける。したがって、ユーザは選定した目的地候補の所在地を直ちに地図上で容易に比較検討して、目的地とする目的地候補を選定することができるようになる。
【0014】
ここで、以上の前記目的地候補位置提示手段を備えたナビゲーションシステムとしては、前記地図として、施設マークを地図上に表す施設の位置と前記現在位置とが含まれる範囲の地図を用いると共に、前記地図上に現在位置を表すマークを表示することが好ましい。また、前記現在位置から施設マークを地図上に表す施設までの経路を算出し、算出した経路を前記地図上に表示したり、前記誘導経路が設定されている場合に、前記現在位置から施設マークを地図上に表す施設を経由する前記誘導経路の目的地までの経路を算出し、算出した経路を前記地図上に表示するようにすることも好ましい。
【0015】
このようにすることにより、ユーザは各目的地候補の所在地と現在位置との関係や、各目的地候補までの経路や、目的地候補に立ち寄る経路の現在の目的地までの誘導経路との相違の度合いなどの観点からの目的地候補間の比較検討を容易に行うことができるようになる。
【0016】
また、以上の前記目的地候補一覧を用いるナビゲーション装置に、複数の施設について、当該施設の施設名称と当該施設の詳細情報とよりなる施設情報を記憶した施設情報記憶手段を設け、前前記目的地候補受付手段において、目的地候補とする複数の施設の設定を、前記施設情報記憶手段に施設情報が記憶されている施設の内から受け付け、前記目的地受付手段において、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報に基づいて、前記目的地候補一覧として、目的地候補に設定されている各施設の施設名称と詳細情報との一覧を表示するようにしても良い。また、以上の前記目的地候補一覧を用いるナビゲーション装置に、無線通信装置と、複数の施設について、当該施設の施設名称と当該施設の詳細情報を提供するサーバ装置のアドレス情報とを含む施設情報を記憶した施設情報記憶手段とを設け、前記目的地候補受付手段において、目的地候補とする複数の施設の設定を、前記施設情報記憶手段に施設情報が記憶されている施設の内から受け付け、前記目的地受付手段において、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報に基づいて、前記目的地候補一覧として、目的地候補に設定されている各施設の施設名称と、目的地候補に設定されている各施設の施設情報のアドレス情報を用いて前記無線通信装置を介してサーバ装置から提供を受けた詳細情報との一覧を表示するようにしても良い。
【0017】
これらのように、目的地候補一覧に各施設の施設名称の他に施設の詳細情報を表示することにより、ユーザは目的地候補間の直接的かつ詳細な比較検討を容易に行うことができるようになる。特に、サーバ装置から提供を受けた詳細情報を表示する場合には、目的地候補の現在の状況を示すリアルタイムな詳細情報を、ユーザの目的地候補間の比較検討の便に供することができる。
なお、以上で言うところの目的地は、立ち寄り地もしくは経由地などの、算出する最終目的地まので誘導経路が途中で経由すべき、中間的な目的地であっても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本第1実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す。
図示するように、本ナビゲーション装置は、制御装置1、地図データを格納したDVD−ROMやハードディスク等の記憶媒体21にアクセスするための記録媒体ドライブ2、GPS受信機3、角加速度センサや車速センサなどの車両の走行状態を検知する走行状態センサ4、ユーザよりの入力を受け付けるリモコン5(リモートコントローラ)、表示装置6、無線通信を行う移動電話機その他の無線通信装置7を備えている。
【0019】
また、制御装置1は、地図データバッファ101、地図データ読出処理部102、現在状態算出部103、ルート探索部104、ナビゲート画像生成部105、パラメータメモリ106、主制御部107、GUI制御部108、無線通信装置7と間の入出力を担うインタフェース109を備えている。ここで、図1における制御装置1の内部の点線121は地図データバッファ101に格納される地図データへの各部のアクセス経路を示し、太線122は各部間の制御情報や各種データの各部間の経路を、GUI制御部108に接続する細線はユーザとの間でリモコン5や表示装置6を用いて入出力する操作情報や画像情報の経路を示す。
【0020】
但し、以上の制御装置1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他のグラフィックプロセッサやジオメトリックプロセッサ等の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたCPU回路であって良く、この場合、以上に示した制御装置1の各部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであって良い。また、この場合、このようなプログラムは、記憶媒体21や通信路を介して、制御装置1に提供されるものであって良い。
【0021】
次に、記憶媒体21に記憶される地図データの構成を示す。
ここで、地図データは、所定の地理的区域毎に図葉と呼ばれる単位で管理されており、各図葉は地図の詳細度に応じた複数のレベルで構成されている。そして、各図葉の各レベルの地図は、1つまたは複数のユニットよりなり、各ユニットは、自身が属する図葉の地理的区域またはこれを分割した区域に対応し、対応する区域の地図を、自身が属するレベルで表現したものである。
【0022】
そして、図2に示すように、地図データは、各ユニットと図葉、対応区域、レベルとの関係を記述した管理データ、地図を表す基本地図データ、路線データと、検索用データとを含んで構成される。
ここで、基本地図データは、前述したユニット毎のユニットデータと、各ユニットデータと図葉、対応区域、レベルとの関係を記述したユニット管理データを含む。そして、各ユニットデータは道路ネットワークを表す道路ユニットと、地形図形や施設マークや地域名称や施設名称等の表示を含んだ地図の画像である背景地図画像を表す描画ユニットとを有する。
【0023】
そして、道路ユニットは、ノードリストと、リンクテーブルと、他ユニットとのノードやリンクの接続、対応関係を記述した接続データとを有する。
ここで、道路ユニットでは、道路を直線であるリンクの集合として表現しており、この各リンクの端点がノードである。このようなノードは、料金所や交差点等の道路の接続点に必ず設けられる他、隣接するユニットの境界に必ず設けられる。また、各リンクは方向を持ち、リンクを介して隣接する二つのノードの間には、その道路が一方通行である場合には通行方向の一つのリンクのみが設けられるが、その道路が双方向である場合には基本的には相互に逆方向の二つのリンクが設けられる。
【0024】
さて、ノードリストは、各ノード毎のノードレコードを含み、各ノードレコードは、ノード番号、ノードの座標、当該ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リストが記述される。
【0025】
次に、リンクテーブルは、各リンク毎のリンクレコードを含み、各リンクレコードには、リンク番号、リンクの始点となるノードのノード番号1、リンクの終点となるノードのノード番号2、道路のリンクに対応する区間の高速道路、有料道路、一般道、林道、未舗装道路などの種別を表す道路種別、リンクの距離、リンクの方位、リンクに与えた経路探索用のコストであるリンクコスト、リンクの属する路線の路線番号等が記述される。
【0026】
そして、地図データに含まれる路線データは、各道路毎に設けられた路線レコードを有し、各路線レコードには、道路の識別子である路線番号や、各道路の高速道路、国道、県道などの路線種別や、各道路の路線名称が記述される
そして、地図データに含まれる検索用データは、ユニット毎に設けられたユニット検索レコードを有し、各ユニット検索レコードは、対応するユニットを示す対応ユニット情報と施設種別リストとを有する。また、施設種別リストは、ガソリンスタンドやレストランや知人宅といった施設の種別毎に設けた施設種別レコードを有し、各施設種別レコードは、対応する施設の種別を表す施設種別と施設リストを有する。そして、各施設リストには当該施設リストが含まれるユニット検索レコードに対応するユニット内の当該施設リストに対応する種別の施設毎に設けた施設データレコードが格納される。また、施設データレコードには、対応する施設の識別子である施設ID、対応する施設の地理的座標を表す施設座標、対応する施設の名称を表す施設名称、対応する施設への出入口となる道路上の座標を表す接続道路情報、対応する施設の営業時間や駐車場有無などの利用情報、対応する施設の利用情報を提供するサーバのURLなどが記述されている。
【0027】
次に、図1の制御装置1のパラメータメモリ106に格納されるパラメータについて説明する。
図3に示すように、パラメータメモリ106には、現在状態情報301、立ち寄り地データ302、目的地データ303、誘導経路データ304、目的地候補データ305を格納する。
現在状態情報301は、現在位置データ3011、現在走行方位データ3012、走行中リンクデータ3013を含み、現在位置データ3011は、車両の現在位置座標を表すデータであり、現在走行方位データ3012は、車両の現在の走行方位を表すデータであり、走行中リンクデータ3013は現在走行しているリンクのリンク番号を示すデータである。
【0028】
また、立ち寄り地データ302は、目的地までの間に立ち寄るべき1または複数の立ち寄り地のリンク上の座標が設定される。
また、目的地データ303は、リンク上の目的地の座標を表す。
また、誘導経路データ304は、誘導経路を表すデータであり、誘導経路が経由するリンクのリンク番号を経由順に記述したルートリンクリスト3041と、誘導経路が経由するノードのノード番号を経由順に記述したルートノードリスト3042とを有する。
【0029】
そして、目的地候補データ305には、ユーザによって目的地候補として選定された施設に対応する施設データレコードの施設IDを複数登録することができる。
さて、図1に戻り、このような構成において、地図データ読出処理部102は、主制御部107の制御下で、記録媒体ドライブ2を介して記憶媒体21から地図データの所要範囲を読み出し地図データバッファ101に格納する。
また、現在状態算出部103は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部103は、走行状態センサ4やGPS受信機3の出力から推定される現在位置に対して、地図データバッファ101から読み出した前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしいリンク座標と、現在の走行方向として最も確からしいリンク方向と、現在の走行中のリンクとして最も確からしいリンクとを、それぞれ現在位置座標、現在走行方位、走行中リンクとして決定し、パラメータメモリ106の現在位置データ3011と現在走行方位データ3012と走行中リンクデータ3013に設定する。
【0030】
また、主制御部107は、ユーザの目的地設定要求に応じて、ユーザからリモコン5、GUI制御部108を介して目的地の設定を受付け、これを目的地データ303にセットする。また、ユーザの立ち寄り地設定要求に応じて、ユーザからリモコン5、GUI制御部108を介して1または複数の立ち寄り地の設定を受付け、受け付けた各立ち寄り地を立ち寄り地データ302にセットする。
【0031】
そして、主制御部107は、目的地データ303が示す目的地までの誘導経路をルート探索部104に探索させる。ルート探索部104は、必要地理的範囲の道路ユニットの道路データを地図データバッファ101から読み出し、パラメータメモリ106の現在位置データ3011が示す現在位置座標から目的地データ303が示す目的地座標までの、走行中リンクデータ3013が示すリンクを最初に辿る誘導経路を、リンクレコードのリンクコストを用いた所定のコストモデルに基づいて算出し、算出した誘導経路の経路データを、誘導経路データ304のルートリンクリスト3041とルートノードリスト3042にそれぞれ格納する。
【0032】
ここで、この誘導経路探索にあたって、ルート探索部104は、立ち寄り地データ302が設定されている場合には立ち寄り地データ302が示す各立ち寄り地を経由する目的地データ303が示す目的地までの誘導経路を探索する。より具体的には、たとえば、まず立ち寄り地の立ち寄り順を現在位置からの距離などに応じて決定し、現在位置から目的地までの各立ち寄り地で区切られる各区間について、部分的な誘導経路をリンクレコードのリンクコストを用いた所定のコストモデルに基づいて算出し、算出した部分的な誘導経路を連結することにより、現在位置から目的地までの最終的な誘導経路を算出する。
【0033】
また、主制御部107は、以下のナビゲート画像生成処理を繰り返す。
すなわち、主制御部107は、走行方位データが示す走行方位に応じた方位を表示方位に決定し、予め成されたユーザ設定や初期設定に応じて縮尺を決定し、現在位置データ3011から読み出した現在位置周辺の、決定した表示方位と決定した縮尺とに応じて定まる所定範囲を表示範囲として決定する。ここで表示方位はたとえば、走行方位が常に上向きとなるように算出する。
【0034】
そして、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の道路ユニット、描画ユニットに基づいて、決定した表示方位が示す方位を上として、決定した縮尺で、描画ユニットが表す背景地図画像上に道路ユニットが表す道路ネットワークの道路図形を描画した地図画像を生成させる。そして、主制御部107は、誘導経路データ304が設定されている場合には、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の、誘導経路データ304が示す現在位置より目的地側の誘導経路を地図画像上で表す誘導経路図形と、現在位置データ3011が示す現在位置に対応する位置に配置した現在走行方位データ3012が示す方位に対応する方向を向いた現在位置マークとを、地図画像上に描画させてナビゲート画像を生成させ、GUI制御部108を介して表示装置6に表示させる。誘導経路データ304が設定されていない場合には、現在位置マークのみを、地図画像上に描画させてナビゲート画像を生成させ、GUI制御部108を介して表示装置6に表示させる。図4aは、このようにして表示されたナビゲート画像の例を示したものであり、図中、401が地図画像、402が現在位置マーク、403が誘導経路図形である。
【0035】
さて、ここで、以上のように主制御部107が行う目的地や立ち寄り地のユーザからの受付は、目的地地点や立ち寄り地地点の地図上での指定を、ナビゲート画像上でユーザから受け付けることによって行う他、以下に示すプリセット地点選択処理によっても行う
図5に、このプリセット地点選択処理の手順を示す。
【0036】
主制御部107は、ユーザからリモコン5、GUI制御部108を介してプリセット地点選択の要求があると、まず、目的地種別選択ウインドウをGUI制御部108を介して表示装置6上に表示し(ステップ500)、目的地種別選択ウインドウ上で目的地とする施設の種別の選択を受け付ける(ステップ502)。ここで、一例を、図4bに示すように、本プリセット地点選択処理によって表示する各ウインドウ404は、ナビゲート画像上に表示される。また、図6aは、目的地種別選択ウインドウを示したものであり、図示するように目的地種別選択ウインドウには、スクロールボックス形式で施設種別のリスト601を表示する。そして、ユーザのリスト601上での施設種別表示の選択操作に応じて、目的地とする施設の種別の選択を受け付ける。また、図示するように目的地種別選択ウインドウには、「キャンセル」ボタン602と、「OK」ボタン603とが設けられている。
【0037】
図5に戻り、主制御部107は、目的地種別選択ウインドウ上の「キャンセル」ボタン602の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ504)、その時点で後述する地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)、処理を終了する。
【0038】
一方、目的地種別選択ウインドウ上の「OK」ボタン603の操作を受け付けた場合には(ステップ506)、その時点で選択されている施設の種別と、パラメータメモリ106の現在状態情報301が示す現在位置周辺の1または複数のユニットとに対応する施設種別レコードを読み込む。そして、読み込んだ施設種別レコードの施設リストに含まれる各施設データレコードに登録された施設名称のリストを表示する施設リストウインドウをGUI制御部108を介して表示装置6に表示し(ステップ508)、施設リストウインドウ上で施設の選択を受け付ける(ステップ510)。
【0039】
図6bは、このような施設リストウインドウを表したものであり、図示するように施設リストウインドウには、スクロールボックス形式の施設名称のリスト611が含まれており、ユーザのリスト611上での施設名称表示の選択操作に応じて、施設の選択を受け付ける。また、図示するように、施設リストウインドウには、「キャンセル」ボタン612、「戻る」ボタン613、「候補にする」ボタン614、「目的地にする」ボタン615、「立ち寄り地にする」ボタン616、「候補選択終了」ボタン617が設けられている。
【0040】
ただし、図6cに示すように、各施設名称に対応してチェックボックスを設けた施設名称のリスト621を用い、ユーザから1または複数のチェックボックスのチェックを受付、チェックボックスにチェックされた施設名称に対応する全ての施設を選択された施設とすることにより、一度に複数の施設の選択を受け付けるようにしても良い。
【0041】
さて、図5に戻り、主制御部107は、施設リストウインドウ上で「キャンセル」ボタン612の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ512)、その時点で後述する地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。また、施設リストウインドウ上の「戻る」ボタン613の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ514)、ステップ500からの処理に戻る。
【0042】
また、施設リストウインドウ上の「候補にする」ボタン614の操作をユーザから受け付けた場合には、その時点で選択されている(図6cの場合は1または複数の)施設の施設データレコードに登録されている施設IDをパラメータメモリ106の目的地候補データ305に登録し(ステップ524)、ステップ518に進む。
【0043】
また、施設リストウインドウ上の「目的地にする」ボタン615の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ518)、その時点で選択されている施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の目的地データ303にセットし(ステップ526)、その時点で後述する地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。なお、施設リストウインドウとして、図6cの複数施設を同時選択可能な施設リストウインドウを用いる場合には、施設が一つだけ選択されている場合にのみ、「目的地にする」615ボタンの操作を受け付けるようにする。
【0044】
次に、施設リストウインドウ上の「立ち寄り地にする」ボタン616の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ520)、その時点で選択されている(図6cの場合は1または複数の)施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の立ち寄り地データ302にセットし(ステップ526)、その時点で後述する地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。
【0045】
そして、施設リストウインドウ上の「候補選択終了」ボタン617の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ522)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305に登録されている施設IDに対応する施設データレコードに登録されている施設名称のリストを表示した候補一覧ウインドウを表示し(ステップ530)、候補一覧ウインドウ上で施設の選択を受け付ける(ステップ532)。
【0046】
図6dは、このような候補一覧ウインドウを示したものであり、図示するように候補一覧ウインドウには、スクロールボックス形式の施設名称のリスト631が含まれており、ユーザのリスト631上での施設名称表示の選択操作に応じて、施設の選択を受け付ける。また、候補一覧ウインドウには、「キャンセル」ボタン632、「戻る」ボタン633、「位置確認」ボタン634、「全位置確認」ボタン635、「目的地にする」ボタン636、「立ち寄り地にする」ボタン637が設けられている。
【0047】
ただし、候補一覧ウインドウでは、図6eに示すように、各施設について施設名称の他に、当該施設に関する情報を併せて表示した施設名称のリスト641を用いるようにしても良い。たとえば、図6eの例では、各施設に関する情報として、当該施設までの現在位置からの距離または道のり距離、施設データレコードに登録されている利用情報(図では、営業時間と駐車場が相当)、施設データレコードに登録されている利用情報URLに無線通信装置7を介してアクセスしてサーバから得たサーバ提供情報(図中では駐車場の空き状況の情報)を、施設名称と共に表示している。なお、施設までの距離は、施設データレコードに登録されている接続道路情報とパラメータメモリ106の現在状態情報301より求まり、施設までの道のり距離は、ルート探索部104で探索させた現在位置から施設までのルートの長さとして求まる。
【0048】
さて、図5に戻り、主制御部107は、候補一覧ウインドウ上で「キャンセル」ボタン632の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ534)、その時点で後述する地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。また、候補一覧ウインドウ上の「戻る」ボタン633の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ536)、ステップ508からの処理に戻る。
【0049】
また、候補一覧ウインドウ上で「位置確認」ボタン634の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ538)、その時点で選択されている施設の位置を地図上で表す選択施設位置表示地図をナビゲート画像生成部105に生成させ、表示装置6に表示させる(ステップ552)。図4cは、このような選択施設位置表示地図を表したものであり、ナビゲート画像生成部105は選択施設位置表示地図の表示を指示されると、現在位置と選択された施設の施設データレコードに登録された施設座標の双方が含まれる範囲の地図画像411を生成し、前述した誘導経路図形(誘導経路が設定されている場合)403や現在位置マーク402と共に表示した画像を選択施設位置表示地図として生成し、ナビゲート画像に代えてGUI制御部108を介して表示装置6に表示する。また、ナビゲート画像生成部105は、この選択施設位置表示地図上の、選択されている施設の施設座標に対応する位置に、当該施設の施設種別を表す施設アイコン412を強調した形態で表示する。
【0050】
ここで、このような選択施設位置表示地図には、選択されている施設を目的地とする誘導経路を表すダミーの誘導経路図形を併せて表示するようにしてもよい。もしくは、誘導経路が設定されている場合には、図4dに示すように、選択されている施設を立ち寄り地に追加した場合の、現在目的地データ303に設定されている目的地までの誘導経路を表すダミーの誘導経路図形413を併せて表示するようにしてもよい。
【0051】
すなわち、選択されている施設を目的地とするダミー誘導経路を表示する場合には、主制御部107は、選択されている施設の施設データレコードの接続道路情報が示す座標を設定したダミーの目的地データ303を生成し、生成したダミーの目的地データ303をルート探索部104に与えて、ダミーの目的地データ303が示す地点までのダミーの誘導経路を探索させる。そして、ナビゲート画面生成部には、このダミーの誘導経路を表す誘導経路図形を、選択施設位置表示地図中に描画させるようにする。
【0052】
また、選択されている施設を立ち寄り地に追加したダミー誘導経路を表示する場合には、主制御部107は、パラメータメモリ106の立ち寄り地データ302に選択されている施設の施設データレコードの接続道路情報が示す座標を追加したダミーの立ち寄り地データを生成し、生成したダミーの立ち寄り地データと目的地データ303をルート探索部104に与えて、ダミーの立ち寄り地データに登録された各立ち寄り地を経由する現在目的地データ303に設定されている目的地までのダミーの誘導経路を探索させる。そして、ナビゲート画面生成部には、このダミーの誘導経路を表す誘導経路図形を、選択施設位置表示地図中に描画させるようにする。
【0053】
さて、図5に戻り、主制御部107は、選択施設位置表示地図を表示したならば、地図上受付エージェントを起動し(ステップ554)、ステップ540に進む。地図上受付エージェントは、図4c、dに示すように、選択施設位置表示地図上で、ユーザから強調表示した施設アイコン412の選択と、「目的地にする」コマンドと「立ち寄り地にする」コマンドのユーザからの入力を受付け、選択された施設アイコンに対応する施設IDと、受け付けたコマンドをプリセット地点選択処理に入力する処理である。なお、図示するように、「目的地にする」コマンドと「立ち寄り地にする」コマンドの入力は、施設アイコンの選択に応答して、コマンド入力用のポップアップウインドウ414を表示し、表示したポップアップウインドウ414上で入力するコマンドの選択を受け付けることにより行う。なお、施設IDと施設アイコンの対応づけのための管理データは、選択施設位置表示地図生成時に作成しておく。
【0054】
図5に戻り、主制御部107は、候補一覧ウインドウ上で「全位置確認」ボタン635の操作をユーザから受け付けた場合には(ステップ540)、目的地候補データ305に施設IDが含まれる全ての施設の位置を地図上で表す全目的地候補施設位置表示地図をナビゲート画像生成部105に生成させ、表示装置6に表示させる(ステップ556)。図7aは、このような全目的地候補施設位置表示地図を表したものであり、ナビゲート画像生成部105は全目的地候補施設位置表示地図の表示を指示されると、現在位置と、目的地候補データ305に施設IDが含まれる全ての施設の施設データレコードに登録された施設座標の全てが含まれる範囲の地図画像421を生成し、前述した誘導経路図形403(誘導経路が設定されている場合)や現在位置マーク402と共に表示した画像を選択施設位置表示地図として生成し、ナビゲート画像に代えてGUI制御部108を介して表示装置6に表示する。また、ナビゲート画像生成部105は、この選択施設位置表示地図上の、目的地候補データ305に施設IDが含まれる全ての施設の施設座標に対応する位置に、各該施設の施設種別を表す施設アイコン412を強調した形態で表示する。
【0055】
ここで、このような選択施設位置表示地図には、目的地候補データ305に施設IDが含まれる各施設について、当該施設を目的地とした場合各々の誘導経路を表すダミーの誘導経路図形を併せて表示するようにしてもよい。また、誘導経路が設定されている場合には、選択施設位置表示地図に、図7bに示すように、目的地候補データ305に施設IDが含まれる各施設について、当該施設を立ち寄り地に追加した場合各々の誘導経路を表すダミーの誘導経路図形422を併せて表示するようにしてもよい。
【0056】
主制御部107は、これらのダミーの誘導経路の表示を、前述した選択施設位置表示地図中へのダミーの誘導経路図形の表示と同様の処理により行う。ただし、ここでは、目的地候補データ305に施設IDが含まれる全ての施設の各々について、ダミーの誘導経路を表す誘導経路図形を生成し、全目的地候補施設位置表示地図中に描画させるようにする。
【0057】
さて、図5に戻り、主制御部107は、全目的地候補施設位置表示地図を表示したならば、地図上受付エージェントを起動し(ステップ556)、ステップ540に進む。地図上受付エージェントは、図7a、bに示すように、選択施設位置表示地図上で、ユーザから任意の施設アイコン412の選択と、「目的地にする」コマンドと「立ち寄り地にする」コマンドのポップアップウインドウ414を用いたユーザからの入力を受付け、選択された施設アイコンに対応する施設の施設IDと受け付けたコマンドをプリセット地点選択処理に入力する。
【0058】
次に、候補一覧ウインドウの「目的地にする」ボタンの操作をユーザから受け付けたか、地図上受付エージェントから「目的地にする」コマンド636を入力された場合には(ステップ542)、その時点で選択されている施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の目的地データ303にセットする(ステップ560)。但し、地図上受付エージェントから「目的地にする」コマンドを入力された場合には、地図上受付エージェントから通知された施設IDの施設を選択されている施設として、選択されている施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の目的地データ303にセットする。そして、その時点で地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。
次に、候補一覧ウインドウ上の「立ち寄り地にする」ボタン637の操作をユーザから受け付けたか、地図上受付エージェントから「立ち寄り地にする」コマンドを入力された場合には場合には(ステップ544)、その時点で選択されている施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の立ち寄り地データ302に追加する(ステップ546)。但し、地図上受付エージェントから「立ち寄り地にする」コマンドを入力された場合には、地図上受付エージェントから通知された施設IDの施設を選択されている施設として、選択されている施設の施設データレコードに登録されている接続道路情報が示す座標をパラメータメモリ106の立ち寄り地データ302に追加する。そして、その時点で地図上受付エージェントが起動している場合にはこれを終了させた上で(ステップ548)、パラメータメモリ106の目的地候補データ305をクリアし(ステップ550)処理を終了する。
【0059】
主制御部107は、以上のようにしてプリセット地点選択処理が終了したならば、プリセット地点選択処理が使用していたウインドウや、プリセット地点選択処理が表示した選択施設位置表示地図や全目的地候補位置地図の表示を消去し、表示装置6の表示を元のナビゲート画像の表示に戻す。また、前述のように、プリセット地点選択処理で設定された目的地データ303や立ち寄り地データ302に基づいて誘導経路をルート探索部104に探索させる処理などを行う。
【0060】
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態において用いた候補一覧ウインドウを用いないように、本実施形態を修正することもできる。すなわち、図5のステップ522で「候補選択終了」ボタン617が操作されたならば、そのまま、前述した全目的地候補位置表示地図画面を表示して、地図上受付エージェントで目的地や立ち寄り地にする目的地候補の選択を受付るようにしてもかまわない。
【0061】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザは、複数選定した目的地候補の比較検討を、目的地候補のみを抽出して行われる施設の情報提示に基づいて容易に行うことができるようになる。また、この比較検討に際しては、施設の利用情報や、施設のサーバ提供情報や、目的地候補の位置や、目的地候補の現在位置との位置関係や、目的地候補までの経路や、目的地候補までの距離や、目的地候補に立ち寄る場合の誘導経路の変化のようすなどを表す情報提示や地図提示に直接または簡易にアクセスすることができる。したがって、ユーザの目的地候補間の比較検討を容易かつ詳細に行うことができるようになる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、選定した複数の目的地候補間の比較をユーザが行うことを容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る地図データの内容を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパラメータメモリの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るプリセット地点選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るプリセット地点選択処理が表示するウインドウを示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1:制御装置、2:記録媒体ドライブ、3:GPS受信機、4:走行状態センサ、5:リモコン、6:表示装置、7:無線通信装置、21:記憶媒体、101:地図データバッファ、102:地図データ読出処理部、103:現在状態算出部、104:ルート探索部、105:ナビゲート画像生成部、106:パラメータメモリ、107:主制御部、108:GUI制御部、109:インタフェース。
Claims (12)
- 現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内する案内手段とを備えたナビゲーション装置であって、
ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付ける目的地候補受付手段と、
目的地候補に設定されている複数の施設の一覧である目的地候補一覧を表示し、表示した目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザから受け付け、選択を受け付けた施設を目的地として設定する目的地受付手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記目的地受付手段は、前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択の受け付けを、目的地とする施設の前記目的地候補一覧の表示上で前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザより受け付けることにより行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1または2記載のナビゲーション装置であって、
目的地候補に設定されている施設の内からユーザによって前記目的地候補一覧上で選定された施設、または、目的地候補に設定されている全ての施設について、当該施設の存在を表す施設マークを当該施設の所在地に対応する位置に表した地図を表示する目的地候補位置提示手段を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項3記載のナビゲーション装置であって、
前記目的地受付手段は、前記目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択の受け付けを、前記目的地候補位置提示手段が表示した前記地図上の、目的地として選択する施設に対応する施設マークのユーザの選択に応じて行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内する案内手段とを備えたナビゲーション装置であって、
ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付ける目的地候補受付手段と、
目的地候補に設定されている全ての施設について、当該施設の存在を表す施設マークを当該施設の所在地に対応する位置に表した地図を表示する目的地候補位置提示手段と、
前記目的地候補位置提示手段が表示した前記地図上の、目的地として選択する施設に対応する施設マークのユーザの選択を受付け、施設マークの選択を受け付けた施設を目的地として設定する目的地受付手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項3、4または5記載のナビゲーション装置であって、
前記目的地候補位置提示手段は、前記地図として、施設マークを地図上に表す施設の位置と前記現在位置とが含まれる範囲の地図を用いると共に、前記地図上に現在位置を表すマークを表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項3、4、5または6記載のナビゲーション装置であって、
前記目的地候補位置提示手段は、前記現在位置から施設マークを地図上に表す施設までの経路を算出し、算出した経路を前記地図上に表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項3、4、5、6または7記載のナビゲーション装置であって、
前記目的地候補位置提示手段は、前記誘導経路が設定されている場合に、前記現在位置から施設マークを地図上に表す施設を経由する前記誘導経路の目的地までの経路を算出し、算出した経路を前記地図上に表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3または4記載のナビゲーション装置であって、複数の施設について、当該施設の施設名称と当該施設の詳細情報とよりなる施設情報を記憶した施設情報記憶手段を有し、
前記目的地候補受付手段は、目的地候補とする複数の施設の設定を、前記施設情報記憶手段に施設情報が記憶されている施設の内から受け付け、
前記目的地受付手段は、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報に基づいて、前記目的地候補一覧として、目的地候補に設定されている各施設の施設名称と詳細情報との一覧を表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3、4または9記載のナビゲーション装置であって、
無線通信装置と、
複数の施設について、当該施設の施設名称と当該施設の詳細情報を提供するサーバ装置のアドレス情報とを含む施設情報を記憶した施設情報記憶手段とを有し、
前記目的地候補受付手段は、目的地候補とする複数の施設の設定を、前記施設情報記憶手段に施設情報が記憶されている施設の内から受け付け、
前記目的地受付手段は、前記施設情報記憶手段に記憶された施設情報に基づいて、前記目的地候補一覧として、目的地候補に設定されている各施設の施設名称と、目的地候補に設定されている各施設の施設情報のアドレス情報を用いてサーバ装置から前記無線通信装置を介して提供を受けた詳細情報との一覧を表示することを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内する案内手段とを備えたナビゲーション装置において、前記誘導経路の目的地の設定を受け付ける方法であって、
ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付けるステップと、
目的地候補に設定されている複数の施設の一覧である目的地候補一覧を表示し、表示した目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザから受け付け、選択を受け付けた施設を目的地として設定するステップとを有することを特徴とするナビゲーション装置における目的地設定受付方法。 - コンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、
目的地までの誘導経路を探索し、探索した誘導経路に沿った自動車の走行を案内するステップと、
ユーザから目的地候補とする複数の施設の設定を受け付けるステップと、
目的地候補に設定されている複数の施設の一覧である目的地候補一覧を表示し、表示した目的地候補一覧中の施設の目的地としての選択をユーザから受け付け、選択を受け付けた施設を目的地として設定するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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