JP2005037143A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食事時間帯に食事処が多く道路沿いにある経路を誘導経路として設定する。
【解決手段】主制御部108は、目的地までの推奨経路506を探索しユーザに提示する(a)。また、推奨経路の所要走行時間と、現在時刻より、推奨経路506に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれることになるのかどうかを調べ、食事開始時間帯が含まれる場合には、ユーザの選択に応じて(b)、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある仮推奨経路520を探索し、ユーザに提示する(c)。そして、ユーザから仮推奨経路520の選択を受け付けたならば、仮推奨経路を誘導経路503に設定し、経路誘導を開始する(d)。
【選択図】図5
【解決手段】主制御部108は、目的地までの推奨経路506を探索しユーザに提示する(a)。また、推奨経路の所要走行時間と、現在時刻より、推奨経路506に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれることになるのかどうかを調べ、食事開始時間帯が含まれる場合には、ユーザの選択に応じて(b)、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある仮推奨経路520を探索し、ユーザに提示する(c)。そして、ユーザから仮推奨経路520の選択を受け付けたならば、仮推奨経路を誘導経路503に設定し、経路誘導を開始する(d)。
【選択図】図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに対して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載されるナビゲーション装置において、ユーザに対して目的地までの経路案内を行う技術としては、従来より、ユーザから経由地や目的地の設定を受付け、受け付けた目的地までの間の経由地を経由する経路を探索して誘導経路として設定し、設定した誘導経路を地図上に表示することにより、誘導経路に沿った走行を案内する技術が広く用いられている(たとえば、特開平7−134798号公報)。
【0003】
また、このような目的地や経由地の設定を受け付ける技術としては、地図上に食事処やストアといった施設を表すマークを表示し、表示したマークのユーザの選択に応じて、選択されたマークに対応する施設についての、予め記憶しておいた案内情報を表示したり、選択されたマークに対応する施設を経由地や目的地として受け付ける技術が知られている(たとえば、特開2003−157135号公報)。
【0004】
一方で、このようなナビゲーション装置における誘導経路設定の技術としては、高速道路を使用する経路を優先して誘導経路として探索する高速道路優先、距離が最小となる経路を優先して誘導経路として探索する距離優先、一般道を使用する経路を優先して誘導経路として探索する一般道優先などの、異なる複数の探索アルゴリズム(距離や高速道路使用などの経路の所定の促成をコストとするコストモデル)を予め用意しておき、実際の誘導経路の探索を、ユーザによって選択されたいずれか一つの探索アルゴリズムを用いて行う技術が知られている(たとえば、特開2001−141492号公報)。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−134798号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2003−157135号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2001−141492号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば、前記高速道路優先を選択することによりユーザは、できるだけ高速道路を使用する目的地までの経路の案内を受けることができ、前記一般道優先を選択することによりユーザは、できるだけ高速道路を使用しない目的地までの経路の案内を受けることができる。
【0009】
しかしながら、ユーザの目的地までの経路に対する要望は、できるだけ高速道路を使用するかしないかといった単純なものではなく、より複合的なものである。たとえば、ドライブの途中で昼食をとることを予定しているユーザであれば、昼食時にレストラン等の食事処が道路沿いに多数あることを、目的地までの経路に要望するであろうし、途中で一泊して目的地に向かう予定の家族連れのユーザであれば、夕方には宿泊のためのホテルやモーテルが道路沿いに多数あることを、目的地までの経路に要望するであろう。
【0010】
そして、以上の従来の技術によれば、このような複合的な経路に対する要望に対して充分に応えることができず、ユーザの意図に充分に合った誘導経路を設定することができない。
そこで、本発明は、よりきめ細やかに、ユーザの意図にあった誘導経路を設定することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置に、目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、予め定めた所定の時間帯に予め関連づけた所定の種別の施設がより多く道路沿いにある道路を当該時間帯に通過することが予測される経路が優先して探索されるように、前記目的地受付手段が設定を受け付けた目的地までの経路を前記誘導経路として探索する経路探索手段と、前記経路探索手段が設定した誘導経路に沿った走行を案内する経路誘導手段とを備えたものである。
【0012】
このようなナビゲーション装置によれば、ユーザがある時間帯に利用を所望するであろう施設を、当該利用を所望するであろう時間帯に関連づけることにより、そのような施設が、そのような施設の利用を所望するであろう時間帯に道路沿いに多く存在するように、目的地までの誘導経路を設定して経路案内を行うことができる。したがって、本実施形態に係るナビゲーション装置によれば、よりユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【0013】
また、前記課題達成のために、本発明は、設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置に、設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、前記推奨経路の前記区間内の部分を少なくとも含む推奨経路の部分である区間部分経路の代替として用いることのできる経路を、所定の種別の施設がより多く道路沿いにある経路が優先して探索されるように探索し、代替部分経路とする代替経路探索手段と、前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを備えたものである。
【0014】
このようなナビゲーション装置によれば、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路の所定の時間帯に走行予定の部分を、当該部分の経路が、当該所定の時間帯に所定の種別の施設がより多く道路沿いにある経路となるように修正して、誘導経路とすることができる。したがって、誘導経路を全体としては高速優先や距離優先などの所定の探索アルゴリズムで探索した経路としながら、誘導経路中の所定の時間帯に走行する部分の経路については、その時間帯にユーザが利用を希望するであろう施設がより多く道路沿いに存在する経路となるように誘導経路を設定することができるようになる。
【0015】
ここで、このような代替経路探索手段を備えたナビゲーション装置には、前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、経由地に設定された施設への走行を案内する経由地案内手段とを備えることも好ましい。
【0016】
また、このような代替経路探索手段を備えたナビゲーション装置には、前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段を設け、前記誘導経路設定手段は、前記施設の選択を受け付けて経由地に設定した場合には、前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定せずに、設定した経由地を経由して目的地に至る経路を再探索して、誘導経路として設定するようにしてもよい。
【0017】
このようにすることにより、ユーザから選択を受け付けた施設を経由する最適経路を誘導経路として設定することができるようになる。
また、前記課題達成のために、本発明は、設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置に、設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、前記推奨経路の前記区間周辺の地域にある所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、設定した経由地を経由して目的地に至る経路を探索して、誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを備えたものである。
【0018】
このようなナビゲーション装置によれば、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路の所定の時間帯に走行予定の区間周辺にある、当該時間帯にユーザが利用を希望するであろう種別の施設の情報をユーザに提示し、ユーザから、利用する施設の選択を受け付けて、選択を受け付けた施設を経由する誘導経路を設定する。したがって、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路を、所定の時間帯にユーザが、当該時間帯にユーザが利用を希望するであろう種別の施設を利用できるように修正して、誘導経路として設定することができるようになる。
【0019】
なお、以上の各ナビゲーション装置において、前記所定の種別の施設はたとえば料理店とすることができ、この場合には、前記所定の時間帯としては、予め食事時間帯として設定した時間帯を用いるようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す。
図示するように、本ナビゲーション装置は、制御装置1、地図データを格納したDVD−ROMやハードディスク等の記憶媒体21にアクセスするための記録媒体ドライブ2、GPS受信機3、角加速度センサや車速センサなどの車両の走行状態を検知する走行状態センサ4、ユーザよりの入力を受け付けるリモコン5(リモートコントローラ)、表示装置6、スピーカ7を備えている。
【0021】
また、制御装置1は、地図データバッファ101、地図データ読出処理部102、現在状態算出部103、ルート探索部104、ナビゲート画像生成部105、音声出力部106、パラメータメモリ107、主制御部108、GUI制御部109を備えている。ここで、図1における制御装置1の内部の点線121は地図データバッファ101に格納される地図データへの各部のアクセス経路を示し、太線122は各部間の制御情報や各種データの各部の経路を、GUI制御部109に接続する細線はユーザとの間でリモコン5や表示装置6を用いて入出力する操作情報や画像情報の経路を示す。
【0022】
但し、以上の制御装置1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他のグラフィックプロセッサやジオメトリックプロセッサ等の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたCPU回路であって良く、この場合、以上に示した制御装置1の各部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであってよい。また、この場合、このようなプログラムは、記憶媒体21や適当な通信路を介して、制御装置1に提供されるものであってよい。
【0023】
次に、記憶媒体21に記憶される地図データの構成を示す。
ここで、地図データは、所定の地理的区域毎に図葉と呼ばれる単位で管理されており、各図葉は地図の詳細度に応じた複数のレベルで構成されている。そして、各図葉の各レベルの地図は、1つまたは複数のユニットよりなり、各ユニットは、自身が属する図葉の地理的区域またはこれを分割した区域に対応し、対応する区域の地図を、自身が属するレベルで表現したものである。
【0024】
そして、図2に示すように、地図データは、各ユニットと図葉や対応区域やレベルとの関係を記述した管理データ、地図を表す基本地図データ、路線データと、各施設についての詳細な情報を示す施設データと、住所と地理的座標との対応を示す住所データとを含んで構成される。
【0025】
ここで、基本地図データは、前述したユニット毎のユニットデータと、各ユニットデータと図葉や対応区域やレベルとの関係を記述したユニット管理データを含む。そして、各ユニットデータはユニット内の道路ネットワークを表す道路ユニットと、ユニット内の表示地図を規定する描画ユニットとを有する。
【0026】
そして、道路ユニットは、ノードリストと、リンクテーブルと、他ユニットとのノードやリンクの接続、対応関係を記述した接続データとを有する。
ここで、道路ユニットでは、道路を直線であるリンクの集合として表現しており、この各リンクの端点がノードである。このようなノードは、交差点等の道路の接続点に必ず設けられる他、隣接するユニットの境界に必ず設けられる。また、各リンクは方向を持ち、リンクを介して隣接する二つのノードの間には、その道路が一方通行である場合には通行方向の一つのリンクのみが設けられるが、その道路が双方向である場合には基本的には相互に逆方向の二つのリンクが設けられる。
【0027】
さて、ノードリストは、各ノード毎のノードレコードを含み、各ノードレコードは、ノード番号、ノードの座標、当該ノードが交差点や高速道路の出入口に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リストが記述される。
【0028】
次に、リンクテーブルは、各リンク毎のリンクレコードを含み、各リンクレコードには、リンク番号、リンクの始点となるノードのノード番号を示す始点ノード番号、リンクの終点となるノードのノード番号を示す終点ノード番号、リンクに対応する道路の区間についての各種情報を表す道路属性、リンクの距離、リンクの方位、リンクに与えた経路探索用のコストであるリンクコスト、リンクの属する路線の路線番号等が記述される。ここで、道路属性としては、リンクが属する道路の高速道路や国道や県道などの種別を表す道路種別等が記述される。
【0029】
次に、描画ユニットは、地形図形や道路図形や施設図形などの地図の地理的な表示要素を表す背景データと、地域名称や施設名称などの地図上に表示する文字情報を表す文字データと、地図上にガソリンスタンドや食事処(料理店、食堂、レストラン)といった施設の存在を施設の種別と共に表すために表示するアイコンまたはマークである施設マークを規定する施設マークデータとを有する。
【0030】
そして、施設マークデータは、施設毎に設けた施設マークレコードを有し、各施設マークレコードには、個々の施設マークの識別子である施設マークID、施設マークとして用いる図形を示す施設マーク種別、施設マークを地図上に表示する座標を示す表示座標、施設マークに対応する施設の施設情報レコードを差し示す施設情報レコードポインタを示す。なお、この施設情報レコードについては後に述べる。
【0031】
さて、地図データに含まれる路線データは、各道路毎に設けられた路線レコードを有し、各路線レコードには、道路の識別子である路線番号や、各道路の高速道路、国道、県道などの路線種別や、各道路の路線名称が記述される。
そして、最後に、施設データは、施設毎に設けた施設情報レコードを有する。そして、各施設情報レコードは、施設の識別子である施設ID、施設のガソリンスタンドや食事処(料理店、食堂、レストラン)といった種別を表す施設種別、その施設の店名などの名称を表す施設名称、施設の出入り口となる道路上の地点の座標を当該地点を含むリンクと当該リンク上の始点/終点ノードに対する相対位置により表す施設位置情報、施設の利用案内などの詳細情報を表す施設案内情報、対応する施設の施設マークレコードを指し示す施設マークレコードポインタを有する。
【0032】
次に、図1の制御装置1のパラメータメモリ107に格納されるパラメータについて説明する。
図3に示すように、パラメータメモリ107には、現在状態情報301、目的地データ302、経由地リスト303、誘導経路データ304、推奨経路データ305、仮推奨経路データ306を格納する。
現在状態情報301は、現在位置データ3011、現在走行方位データ3012、走行中リンクデータ3013を含み、現在位置データ3011は、車両の現在位置座標を表すデータであり、現在走行方位データ3012は、車両の現在の走行方位を表すデータであり、走行中リンクデータ3013は、現在走行しているリンクのリンク番号を示すデータである。また、目的地データ302は、目的地の座標を表す。また、経由地リスト303は、経由地の座標を経由順に格納したリストである。
【0033】
そして、誘導経路データ304は、誘導経路を表すデータであり、誘導経路が経由するリンクのリンク番号を経由順に記述したルートリンクリスト3041と、誘導経路が経由するノードのノード番号を経由順に記述したルートノードリスト3042とを有する。
【0034】
そして、推奨経路データ305は誘導経路の候補として探索した推奨経路のデータであり、誘導経路データ304と同様に推奨経路が経由するリンクのリストとノードのリストを格納する。また、仮推奨経路データ306は推奨経路の代替の候補となる経路である仮推奨経路のデータであり、誘導経路データ304と同様に仮推奨経路が経由するリンクのリストとノードのリストを格納する。
【0035】
さて、図1に戻り、このような構成において、地図データ読出処理部102は、主制御部108の制御下で、記録媒体ドライブ2を介して記憶媒体21から地図データの所要範囲を読み出し地図データバッファ101に格納する。
また、現在状態算出部103は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部103は、走行状態センサ4やGPS受信機3の出力から推定される現在位置に対して、地図データバッファ101から読み出した前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしいリンク上の座標と、現在の走行方向として最も確からしいリンク方向と、現在の走行中のリンクとして最も確からしいリンクとを、それぞれ現在位置座標、現在走行方位、走行中リンクとして決定し、パラメータメモリ107の現在位置データ3011と現在走行方位データ3012と走行中リンクデータ3013に設定する。
【0036】
また、主制御部108は、ユーザからリモコン5、GUI制御部109を介して、地図上の座標指定操作及び当該座標の目的地や経由地としての設定操作を受け付け、受け付けた目的地や経由地を目的地データ302や経由地リスト303にセットする。または、予め複数の地点を登録した地点リストを用意しておき、地点リスト上での地点の目的や経由地としての設定操作を受け付け、受け付けた目的地や経由地を目的地データ302や経由地リスト303にセットする。
【0037】
そして、主制御部108は、目的地と経由地をセットしたならば後述する誘導経路設定処理を起動して、目的地データ302が示す目的地までの経由地リスト303にセットされた経由地を経由する誘導経路を設定し、設定した誘導経路の経路データを誘導経路データ304のルートリンクリスト3041とルートノードリスト3042にそれぞれ格納する。
【0038】
また、主制御部108は、以下のナビゲート画像生成処理を繰り返す。
すなわち、主制御部108は、現在走行方位データ3012が示す走行方位に応じた方位を表示方位に決定し、予め成されたユーザ設定や初期設定に応じて縮尺を決定し、現在位置データ3011から読み出した現在位置周辺の、決定した表示方位と決定した縮尺とに応じて定まる所定サイズの地理的範囲を表示範囲として決定する。ここで表示方位は、現在走行方位が常に上となるように算出する。
【0039】
そして、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の描画ユニットに基づいた、描画ユニットが表す地図表示要素や文字列や施設マークの描画と、現在走行方位データ3012が示す方位に対応する方向を向いた現在位置マークの、現在位置データ3011が示す現在位置に対応する位置への描画とを、各々決定した表示方位が示す方位を上として行わせる。また、主制御部108は、誘導経路データ304が設定されている場合には、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の、誘導経路データ304が示す現在位置より目的地側の誘導経路を表す誘導経路図形を、決定した表示方位が示す方位を上として描画させる。また、主制御部108は、経路誘導中であって、目的地や経由地が表示範囲に含まれる場合には、目的地の位置を示す目的地マークや経由地の位置を示す経由地マークをナビゲート画像生成部105に描画させる。ただし、施設マークについては、施設マークが多数密集して表示されて地図が見づらくならならいように、ユーザの選択や地図の縮尺に応じて、その表示を行わないようにする。
【0040】
ナビゲート画像生成部105は、主制御部108の制御に従って、以上の各描画を行ってナビゲート画像を生成し、GUI制御部109を介して表示装置6に表示する。
図5fは、このようにして表示されたナビゲート画像の例を示すものであり、図示するようにナビゲート画像は、地図表示要素や各種文字列が表された地図画像501上に、現在位置マーク502と、誘導経路図形503や、目的地マーク504や、経由地マーク505が表されたものとなる。ただし、誘導経路データ304が設定されておらず経路誘導中でない場合には、前述のように誘導経路図形503は描画されない。また、表示範囲に目的地や経由地が含まれない場合には、目的地マーク504や経由地マーク505は表示に含まれない。なお、この例は、ユーザの選択や地図の縮尺に応じて施設マークの表示を行わないようにした場合についてのものであり、施設マークの表示を行う場合には、さらに施設マークがナビゲート画像に含まれることになる。
【0041】
そして、主制御部108は、以上のような経路誘導中、誘導経路に沿った右左折の音声案内や、目的地や経由地の接近の案内などを、音声出力部106に行わせる。また、経路誘導中、現在位置データ3011が示す現在地座標と目的地データ302が示す目的地座標との距離が、所定距離(たとえば、数十m)以下となったかどうかを監視し、所定距離以下となったならば、目的地に到着したものと見なして、誘導経路データ304と目的地データ302をクリアし、経路誘導を終了する。
【0042】
以下、前述した誘導経路設定処理について説明する。
図4に、誘導経路設定処理の手順を示す。
図示するように、本処理では、まず、目的地データ302に設定された目的地までの経由地リスト303に設定された各経由地を経由する経路を推奨経路としてルート探索部104に探索させる。ルート探索部104は、必要地理的範囲の道路ユニットの道路データを地図データバッファ101から読み出し、パラメータメモリ107の現在位置データ3011が示す現在位置座標から目的地データ302が示す目的地座標までの、走行中リンクデータ3013が示すリンクを最初に辿る、経由地リスト303にセットされた各経由地を経由する経路を、リンクレコードのリンクコストを用いた、距離優先や高速道路優先や一般道優先などの予め設定された探索アルゴリズム(距離や高速道路使用などの経路の所定の促成をコストとするコストモデル)に基づいて推奨経路として算出し、算出した推奨経路の経路データを、推奨経路データ305に格納する。そして、ナビゲート画像生成部105に、推奨経路データ305を誘導経路データ304の代わりに用いた、ナビゲート画像の生成と、表示装置6への表示を行わせる(ステップ402)。すなわち、ここで表示するナビゲート画像は、図5aに示すように、図5fに示したナビゲート画像における誘導経路図形503に代えて、推奨経路を表す推奨経路図形506を含んだものとなる。
【0043】
図4に戻り、次に、推奨経路の所要走行時間と、現在時刻より、仮に推奨経路に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれることになるのかどうかを調べる(ステップ404)。ここで、推奨経路の所要走行時間は、推奨経路を構成する各リンクのリンクレコードが示すリンク距離と道路属性が示す道路種別などに応じて算出する。また、食事開始時間帯としては、たとえば、昼食を例にとればAM11時50分からAM12時30分の間の時間帯を設定する。
【0044】
そして、もし、食事開始時間帯が含まれていなければ、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより(ステップ430)、推奨経路を誘導経路に設定し処理を終了する。この結果、推奨経路が、そのまま誘導経路として設定され当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。
【0045】
一方、食事開始時間帯が含まれていれば、推奨経路に沿って直ちに走行を開始した場合に食事開始時間帯に通過する道路沿いにある食事処の数を、施設データの各施設情報レコードの施設位置情報などを参照して求める(ステップ406)。
【0046】
そして、図5bに示すように、算出した食事処数を、ウインドウ510に表示し、「はい」ボタン511と「いいえ」ボタン512により、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある経路に推奨経路の修正を行うか否かの選択を受け付ける(ステップ408)。そして、「いいえ」ボタン512により修正が不要であることが選択されたならば(ステップ410)、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより、推奨経路を誘導経路に設定し(ステップ430)、処理を終了する。
【0047】
一方、「はい」ボタン511により推奨経路の修正が指示されたならば(ステップ410)、ルート探索部104に、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある道路を通過する経路を探索させ、探索された経路を仮推奨経路として仮推奨経路データ306に格納する(ステップ412)。ここで、この仮推奨経路の探索は、食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数が多い経路ほど低くなるコストを設定して、このコストを推奨経路探索時に用いたコストモデルで用いたコストと併用し、現在位置から経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地データ302に設定された目的地に至る経路を探索することにより行うようにしてもよいが、本実施形態では、仮推奨経路が推奨経路と地理的に大きくずれた経路とならないように、この仮推奨経路の探索を行う。すなわち、推奨経路上の食事開始時間帯の開示時刻に通過予定の地点または当該地点より推奨経路上前方(現在位置方向)の交差点を始点とし、推奨経路上の食事開始時間帯の終了時刻に通過予定の地点または当該地点より推奨経路上後方(目的地方向)の交差点を終点とする。そして、仮推奨経路の始点の前方の経路として推奨経路の当該始点より前方の経路を用い、仮推奨経路の終点より後方の経路として推奨経路の当該終点より後方の経路を用いる。そして、残る仮推奨経路の始点から終点の間の経路を探索する。この始点から終点までの経路の探索は、食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数が多い経路ほど低くなるコストを、推奨経路探索時に用いたコストモデルで用いたコストと併用するコストモデルを用いて行う。ここで、この始点から終点の間の経路の探索においては、さらに、推奨経路の始点から終点の間の経路との距離が所定距離以上となるリンクは使用禁止として探索を行い、元の推奨経路と仮推奨経路が大きく離れないことを確実に保証するようにしてもよい。
【0048】
さて、このようにして、仮推奨経路が探索されたならば、図5cに示すように推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間を表す推奨経路図形506と、仮推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間を表す仮推奨経路図形520と、推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間の道路沿いにある食事処の施設マーク521と、仮推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間の道路沿いにある食事処の施設マーク522とを地図上に表した比較地図画像の生成と、GUI制御部109を介した表示装置6への表示をナビゲート画像生成部105に行わせる。また、仮推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数を算出し、先に算出した推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数と共に、表示装置6の表示画面上に設定した比較情報ウインドウ530に表示する(ステップ414)。また、推奨経路の所要走行時間と道程距離と、仮推奨経路の所要走行時間と道程距離を求めて、この比較情報ウインドウ530に表示し、ユーザの推奨経路と仮推奨経路との比較の用に供する。
【0049】
さて、図示するように、比較情報ウインドウ530には、推奨経路の誘導経路としての採用を受け付けるための「維持」ボタン531と、仮推奨経路の誘導経路としての採用を受け付けるための「変更」ボタン532と、個々の食事処の選択を受け付けるための「食事処選択」ボタン533とが設けられている。
【0050】
さて、図4に戻り、このようにして表示した比較情報ウインドウ530で、「維持」ボタン531が選択されたならば(ステップ416)、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより(ステップ430)、推奨経路を誘導経路に設定し処理を終了する。
【0051】
一方、「変更」ボタン532が選択されたならば(ステップ418)、仮推奨経路データ306を誘導経路データ304に設定することにより、推奨経路を誘導経路に設定し(ステップ428)、処理を終了する。
この結果、仮推奨経路が誘導経路として設定され、図5dに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。
次に、図4に戻り、比較情報ウインドウ530で「食事処選択」ボタン533が選択された場合には(ステップ420)、図5eに示すように、仮推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処の施設マーク522に番号を付して表示すると共に、食事処情報ウインドウ540を設定し、食事処情報ウインドウ540に、施設マーク522に付した番号に対応づけて当該施設マーク522に対応する施設の施設名称などの情報を、施設レコードの施設名称や施設案内情報を参照して表示する。そして、番号の選択などにより施設の選択を受付け(ステップ422)、受け付けた施設の施設レコードの施設位置情報が示す位置を経由地として、経由地リスト303に追加し(ステップ424)、追加した経由地を含む経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地に至る経路を探索し、探索した経路の経路データを誘導経路データ304に設定し(ステップ426)、処理を終了する。ただし、この誘導経路の探索は、誘導経路の追加された経由地より前方の経路としては、既存の推奨経路の経路を用い、追加された経由地より後方の経路のみを距離優先や高速優先などの予め設定したコストモデルに従って探索するようにしてもよい。
【0052】
さて、このような推奨経路の再探索と誘導経路としての設定の結果、選択された食事処を経由地として経由する経路が誘導経路として設定され、図5fに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。また、この経路誘導においては、ユーザから選択された施設が、経由地マーク505の表示によって経由地として表示されると共に、その経由地への接近の音声による案内なども行われることになる。なお、図5fは、図5eの1番の施設マークの食事処が経由地として選択された場合のものである。
【0053】
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の誘導経路設定処理のステップ426では、仮推奨経路をそのまま誘導経路に設定するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザは、推奨経路をそのまま誘導経路としながら、選択した施設の経由地としての経由地マーク505や音声による案内を受けることができるようになる。
【0054】
また、以上の誘導経路設定処理は、以下のように行うようにしてもよい。
すなわち、推奨経路に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれない場合には、推奨経路を誘導経路として設定する。
一方、食事開始時間帯が含まれる場合には、推奨経路上の食事開始時間帯に通過予定の区間の周辺にある食事処を施設レコードを参照などして探索し、図6aに示すように、ナビゲート画像の地図上501に、探索した施設の施設マーク601を各施設マーク601に番号を付して表示する。そして、周辺施設情報ウインドウ610に、施設マーク510に付した番号に対応づけて当該施設マーク510に対応する施設の施設名称などの情報を、施設レコードの施設名称や施設案内情報を参照して表示する。そして、番号の選択などにより施設の選択を受付け、受け付けた施設の施設レコードの施設位置情報が示す位置を経由地として、経由地リスト303に追加し、追加した経由地を含む経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地に至る経路を探索し、探索した経路のデータを誘導経路データ304に設定し処理を終了する。ただし、この推奨経路の探索は、推奨経路食事開始時間帯の開始時刻に通過予定の地点または当該地点直前の交差点より前方の経路としては、既存の推奨経路の経路を用い、当該より後方の経路のみを距離優先や高速優先などの予め設定したコストモデルに従って探索するようにしてもよい。
【0055】
このような誘導経路の探索と設定の結果、選択された食事処を経由地として経由する経路が誘導経路として設定され、図6bに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。また、この経路誘導においては、ユーザから選択された施設が、経由地マーク505の表示によって経由地として表示されると共に、その経由地への接近の音声による案内なども行われることになる。なお、図6bは、図6aの9番の食事処が経由地として選択された場合についてのものである。
【0056】
以上のように本実施形態によれば、目的地到着までの間に食事開始時間帯が含まれる場合、すなわち、ユーザが途中で食事処に立ち寄って食事をすることを要望していると推測される場合には、食事開始に適した時間帯に食事処が道路沿いに多くある道路を通過する経路を誘導経路として設定することができる。
【0057】
ところで、以上の実施形態では、目的地到着までの間に食事開始時間帯が含まれる場合に、食事処が道路沿いに多くある道路を食事開始時間帯に通過する経路を誘導経路として優先的に設定する場合について説明したが、本実施形態は、任意の設定時間帯に対して任意の種類の施設を関連づけて、目的地到着までの間に設定時間帯が含まれる場合に、設定時間帯に関連づけた施設が道路沿いに多くある道路を設定時間帯に通過する経路を誘導経路として優先的的に設定するようにしてかまわない。たとえば、夜の所定時間帯に、ホテルやモーテルなどの、宿泊施設を関連づけて、夜の所定時間帯に宿泊施設が道路沿いに多くある道路を走行する経路を誘導経路として設定するようにするなどしてかまわない。また、この時間帯と施設の種別の関連づけは、個々のユーザが任意に行えるようにしてもよい。たとえば、夕方の決まった時間帯に夕食の買い物をするユーザであれば、その買い物の時間帯と、スーパマーケットやコンビニエンスストアなどのストアを関連づけて、その時間帯にストアが道路沿いに多くある道路を走行する経路が誘導経路として優先的に設定されるようにして良い。
【0058】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザがある時間帯に利用を所望するであろう施設が、当該利用を所望するであろう時間帯に道路沿いに多くあるように、誘導経路を設定することができる。したがって、本実施形態に係るナビゲーション装置によれば、よりユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、よりきめ細やかに、ユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る地図データの内容を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパラメータメモリの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る誘導経路設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1…制御装置、2…記録媒体ドライブ、3…GPS受信機、4…走行状態センサ、5…リモコン、6…表示装置、7…スピーカ、21…記憶媒体、101…地図データバッファ、102…地図データ読出処理部、103…現在状態算出部、104…ルート探索部、105…ナビゲート画像生成部、106…音声出力部、107…パラメータメモリ、108…主制御部、109…GUI制御部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに対して目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載されるナビゲーション装置において、ユーザに対して目的地までの経路案内を行う技術としては、従来より、ユーザから経由地や目的地の設定を受付け、受け付けた目的地までの間の経由地を経由する経路を探索して誘導経路として設定し、設定した誘導経路を地図上に表示することにより、誘導経路に沿った走行を案内する技術が広く用いられている(たとえば、特開平7−134798号公報)。
【0003】
また、このような目的地や経由地の設定を受け付ける技術としては、地図上に食事処やストアといった施設を表すマークを表示し、表示したマークのユーザの選択に応じて、選択されたマークに対応する施設についての、予め記憶しておいた案内情報を表示したり、選択されたマークに対応する施設を経由地や目的地として受け付ける技術が知られている(たとえば、特開2003−157135号公報)。
【0004】
一方で、このようなナビゲーション装置における誘導経路設定の技術としては、高速道路を使用する経路を優先して誘導経路として探索する高速道路優先、距離が最小となる経路を優先して誘導経路として探索する距離優先、一般道を使用する経路を優先して誘導経路として探索する一般道優先などの、異なる複数の探索アルゴリズム(距離や高速道路使用などの経路の所定の促成をコストとするコストモデル)を予め用意しておき、実際の誘導経路の探索を、ユーザによって選択されたいずれか一つの探索アルゴリズムを用いて行う技術が知られている(たとえば、特開2001−141492号公報)。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−134798号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2003−157135号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2001−141492号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば、前記高速道路優先を選択することによりユーザは、できるだけ高速道路を使用する目的地までの経路の案内を受けることができ、前記一般道優先を選択することによりユーザは、できるだけ高速道路を使用しない目的地までの経路の案内を受けることができる。
【0009】
しかしながら、ユーザの目的地までの経路に対する要望は、できるだけ高速道路を使用するかしないかといった単純なものではなく、より複合的なものである。たとえば、ドライブの途中で昼食をとることを予定しているユーザであれば、昼食時にレストラン等の食事処が道路沿いに多数あることを、目的地までの経路に要望するであろうし、途中で一泊して目的地に向かう予定の家族連れのユーザであれば、夕方には宿泊のためのホテルやモーテルが道路沿いに多数あることを、目的地までの経路に要望するであろう。
【0010】
そして、以上の従来の技術によれば、このような複合的な経路に対する要望に対して充分に応えることができず、ユーザの意図に充分に合った誘導経路を設定することができない。
そこで、本発明は、よりきめ細やかに、ユーザの意図にあった誘導経路を設定することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置に、目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、予め定めた所定の時間帯に予め関連づけた所定の種別の施設がより多く道路沿いにある道路を当該時間帯に通過することが予測される経路が優先して探索されるように、前記目的地受付手段が設定を受け付けた目的地までの経路を前記誘導経路として探索する経路探索手段と、前記経路探索手段が設定した誘導経路に沿った走行を案内する経路誘導手段とを備えたものである。
【0012】
このようなナビゲーション装置によれば、ユーザがある時間帯に利用を所望するであろう施設を、当該利用を所望するであろう時間帯に関連づけることにより、そのような施設が、そのような施設の利用を所望するであろう時間帯に道路沿いに多く存在するように、目的地までの誘導経路を設定して経路案内を行うことができる。したがって、本実施形態に係るナビゲーション装置によれば、よりユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【0013】
また、前記課題達成のために、本発明は、設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置に、設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、前記推奨経路の前記区間内の部分を少なくとも含む推奨経路の部分である区間部分経路の代替として用いることのできる経路を、所定の種別の施設がより多く道路沿いにある経路が優先して探索されるように探索し、代替部分経路とする代替経路探索手段と、前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを備えたものである。
【0014】
このようなナビゲーション装置によれば、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路の所定の時間帯に走行予定の部分を、当該部分の経路が、当該所定の時間帯に所定の種別の施設がより多く道路沿いにある経路となるように修正して、誘導経路とすることができる。したがって、誘導経路を全体としては高速優先や距離優先などの所定の探索アルゴリズムで探索した経路としながら、誘導経路中の所定の時間帯に走行する部分の経路については、その時間帯にユーザが利用を希望するであろう施設がより多く道路沿いに存在する経路となるように誘導経路を設定することができるようになる。
【0015】
ここで、このような代替経路探索手段を備えたナビゲーション装置には、前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、経由地に設定された施設への走行を案内する経由地案内手段とを備えることも好ましい。
【0016】
また、このような代替経路探索手段を備えたナビゲーション装置には、前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段を設け、前記誘導経路設定手段は、前記施設の選択を受け付けて経由地に設定した場合には、前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定せずに、設定した経由地を経由して目的地に至る経路を再探索して、誘導経路として設定するようにしてもよい。
【0017】
このようにすることにより、ユーザから選択を受け付けた施設を経由する最適経路を誘導経路として設定することができるようになる。
また、前記課題達成のために、本発明は、設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置に、設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、前記推奨経路の前記区間周辺の地域にある所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、設定した経由地を経由して目的地に至る経路を探索して、誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを備えたものである。
【0018】
このようなナビゲーション装置によれば、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路の所定の時間帯に走行予定の区間周辺にある、当該時間帯にユーザが利用を希望するであろう種別の施設の情報をユーザに提示し、ユーザから、利用する施設の選択を受け付けて、選択を受け付けた施設を経由する誘導経路を設定する。したがって、所定の探索アルゴリズムで探索した推奨経路を、所定の時間帯にユーザが、当該時間帯にユーザが利用を希望するであろう種別の施設を利用できるように修正して、誘導経路として設定することができるようになる。
【0019】
なお、以上の各ナビゲーション装置において、前記所定の種別の施設はたとえば料理店とすることができ、この場合には、前記所定の時間帯としては、予め食事時間帯として設定した時間帯を用いるようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す。
図示するように、本ナビゲーション装置は、制御装置1、地図データを格納したDVD−ROMやハードディスク等の記憶媒体21にアクセスするための記録媒体ドライブ2、GPS受信機3、角加速度センサや車速センサなどの車両の走行状態を検知する走行状態センサ4、ユーザよりの入力を受け付けるリモコン5(リモートコントローラ)、表示装置6、スピーカ7を備えている。
【0021】
また、制御装置1は、地図データバッファ101、地図データ読出処理部102、現在状態算出部103、ルート探索部104、ナビゲート画像生成部105、音声出力部106、パラメータメモリ107、主制御部108、GUI制御部109を備えている。ここで、図1における制御装置1の内部の点線121は地図データバッファ101に格納される地図データへの各部のアクセス経路を示し、太線122は各部間の制御情報や各種データの各部の経路を、GUI制御部109に接続する細線はユーザとの間でリモコン5や表示装置6を用いて入出力する操作情報や画像情報の経路を示す。
【0022】
但し、以上の制御装置1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他のグラフィックプロセッサやジオメトリックプロセッサ等の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたCPU回路であって良く、この場合、以上に示した制御装置1の各部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであってよい。また、この場合、このようなプログラムは、記憶媒体21や適当な通信路を介して、制御装置1に提供されるものであってよい。
【0023】
次に、記憶媒体21に記憶される地図データの構成を示す。
ここで、地図データは、所定の地理的区域毎に図葉と呼ばれる単位で管理されており、各図葉は地図の詳細度に応じた複数のレベルで構成されている。そして、各図葉の各レベルの地図は、1つまたは複数のユニットよりなり、各ユニットは、自身が属する図葉の地理的区域またはこれを分割した区域に対応し、対応する区域の地図を、自身が属するレベルで表現したものである。
【0024】
そして、図2に示すように、地図データは、各ユニットと図葉や対応区域やレベルとの関係を記述した管理データ、地図を表す基本地図データ、路線データと、各施設についての詳細な情報を示す施設データと、住所と地理的座標との対応を示す住所データとを含んで構成される。
【0025】
ここで、基本地図データは、前述したユニット毎のユニットデータと、各ユニットデータと図葉や対応区域やレベルとの関係を記述したユニット管理データを含む。そして、各ユニットデータはユニット内の道路ネットワークを表す道路ユニットと、ユニット内の表示地図を規定する描画ユニットとを有する。
【0026】
そして、道路ユニットは、ノードリストと、リンクテーブルと、他ユニットとのノードやリンクの接続、対応関係を記述した接続データとを有する。
ここで、道路ユニットでは、道路を直線であるリンクの集合として表現しており、この各リンクの端点がノードである。このようなノードは、交差点等の道路の接続点に必ず設けられる他、隣接するユニットの境界に必ず設けられる。また、各リンクは方向を持ち、リンクを介して隣接する二つのノードの間には、その道路が一方通行である場合には通行方向の一つのリンクのみが設けられるが、その道路が双方向である場合には基本的には相互に逆方向の二つのリンクが設けられる。
【0027】
さて、ノードリストは、各ノード毎のノードレコードを含み、各ノードレコードは、ノード番号、ノードの座標、当該ノードが交差点や高速道路の出入口に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リストが記述される。
【0028】
次に、リンクテーブルは、各リンク毎のリンクレコードを含み、各リンクレコードには、リンク番号、リンクの始点となるノードのノード番号を示す始点ノード番号、リンクの終点となるノードのノード番号を示す終点ノード番号、リンクに対応する道路の区間についての各種情報を表す道路属性、リンクの距離、リンクの方位、リンクに与えた経路探索用のコストであるリンクコスト、リンクの属する路線の路線番号等が記述される。ここで、道路属性としては、リンクが属する道路の高速道路や国道や県道などの種別を表す道路種別等が記述される。
【0029】
次に、描画ユニットは、地形図形や道路図形や施設図形などの地図の地理的な表示要素を表す背景データと、地域名称や施設名称などの地図上に表示する文字情報を表す文字データと、地図上にガソリンスタンドや食事処(料理店、食堂、レストラン)といった施設の存在を施設の種別と共に表すために表示するアイコンまたはマークである施設マークを規定する施設マークデータとを有する。
【0030】
そして、施設マークデータは、施設毎に設けた施設マークレコードを有し、各施設マークレコードには、個々の施設マークの識別子である施設マークID、施設マークとして用いる図形を示す施設マーク種別、施設マークを地図上に表示する座標を示す表示座標、施設マークに対応する施設の施設情報レコードを差し示す施設情報レコードポインタを示す。なお、この施設情報レコードについては後に述べる。
【0031】
さて、地図データに含まれる路線データは、各道路毎に設けられた路線レコードを有し、各路線レコードには、道路の識別子である路線番号や、各道路の高速道路、国道、県道などの路線種別や、各道路の路線名称が記述される。
そして、最後に、施設データは、施設毎に設けた施設情報レコードを有する。そして、各施設情報レコードは、施設の識別子である施設ID、施設のガソリンスタンドや食事処(料理店、食堂、レストラン)といった種別を表す施設種別、その施設の店名などの名称を表す施設名称、施設の出入り口となる道路上の地点の座標を当該地点を含むリンクと当該リンク上の始点/終点ノードに対する相対位置により表す施設位置情報、施設の利用案内などの詳細情報を表す施設案内情報、対応する施設の施設マークレコードを指し示す施設マークレコードポインタを有する。
【0032】
次に、図1の制御装置1のパラメータメモリ107に格納されるパラメータについて説明する。
図3に示すように、パラメータメモリ107には、現在状態情報301、目的地データ302、経由地リスト303、誘導経路データ304、推奨経路データ305、仮推奨経路データ306を格納する。
現在状態情報301は、現在位置データ3011、現在走行方位データ3012、走行中リンクデータ3013を含み、現在位置データ3011は、車両の現在位置座標を表すデータであり、現在走行方位データ3012は、車両の現在の走行方位を表すデータであり、走行中リンクデータ3013は、現在走行しているリンクのリンク番号を示すデータである。また、目的地データ302は、目的地の座標を表す。また、経由地リスト303は、経由地の座標を経由順に格納したリストである。
【0033】
そして、誘導経路データ304は、誘導経路を表すデータであり、誘導経路が経由するリンクのリンク番号を経由順に記述したルートリンクリスト3041と、誘導経路が経由するノードのノード番号を経由順に記述したルートノードリスト3042とを有する。
【0034】
そして、推奨経路データ305は誘導経路の候補として探索した推奨経路のデータであり、誘導経路データ304と同様に推奨経路が経由するリンクのリストとノードのリストを格納する。また、仮推奨経路データ306は推奨経路の代替の候補となる経路である仮推奨経路のデータであり、誘導経路データ304と同様に仮推奨経路が経由するリンクのリストとノードのリストを格納する。
【0035】
さて、図1に戻り、このような構成において、地図データ読出処理部102は、主制御部108の制御下で、記録媒体ドライブ2を介して記憶媒体21から地図データの所要範囲を読み出し地図データバッファ101に格納する。
また、現在状態算出部103は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部103は、走行状態センサ4やGPS受信機3の出力から推定される現在位置に対して、地図データバッファ101から読み出した前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしいリンク上の座標と、現在の走行方向として最も確からしいリンク方向と、現在の走行中のリンクとして最も確からしいリンクとを、それぞれ現在位置座標、現在走行方位、走行中リンクとして決定し、パラメータメモリ107の現在位置データ3011と現在走行方位データ3012と走行中リンクデータ3013に設定する。
【0036】
また、主制御部108は、ユーザからリモコン5、GUI制御部109を介して、地図上の座標指定操作及び当該座標の目的地や経由地としての設定操作を受け付け、受け付けた目的地や経由地を目的地データ302や経由地リスト303にセットする。または、予め複数の地点を登録した地点リストを用意しておき、地点リスト上での地点の目的や経由地としての設定操作を受け付け、受け付けた目的地や経由地を目的地データ302や経由地リスト303にセットする。
【0037】
そして、主制御部108は、目的地と経由地をセットしたならば後述する誘導経路設定処理を起動して、目的地データ302が示す目的地までの経由地リスト303にセットされた経由地を経由する誘導経路を設定し、設定した誘導経路の経路データを誘導経路データ304のルートリンクリスト3041とルートノードリスト3042にそれぞれ格納する。
【0038】
また、主制御部108は、以下のナビゲート画像生成処理を繰り返す。
すなわち、主制御部108は、現在走行方位データ3012が示す走行方位に応じた方位を表示方位に決定し、予め成されたユーザ設定や初期設定に応じて縮尺を決定し、現在位置データ3011から読み出した現在位置周辺の、決定した表示方位と決定した縮尺とに応じて定まる所定サイズの地理的範囲を表示範囲として決定する。ここで表示方位は、現在走行方位が常に上となるように算出する。
【0039】
そして、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の描画ユニットに基づいた、描画ユニットが表す地図表示要素や文字列や施設マークの描画と、現在走行方位データ3012が示す方位に対応する方向を向いた現在位置マークの、現在位置データ3011が示す現在位置に対応する位置への描画とを、各々決定した表示方位が示す方位を上として行わせる。また、主制御部108は、誘導経路データ304が設定されている場合には、ナビゲート画像生成部105に、決定した表示範囲中の、誘導経路データ304が示す現在位置より目的地側の誘導経路を表す誘導経路図形を、決定した表示方位が示す方位を上として描画させる。また、主制御部108は、経路誘導中であって、目的地や経由地が表示範囲に含まれる場合には、目的地の位置を示す目的地マークや経由地の位置を示す経由地マークをナビゲート画像生成部105に描画させる。ただし、施設マークについては、施設マークが多数密集して表示されて地図が見づらくならならいように、ユーザの選択や地図の縮尺に応じて、その表示を行わないようにする。
【0040】
ナビゲート画像生成部105は、主制御部108の制御に従って、以上の各描画を行ってナビゲート画像を生成し、GUI制御部109を介して表示装置6に表示する。
図5fは、このようにして表示されたナビゲート画像の例を示すものであり、図示するようにナビゲート画像は、地図表示要素や各種文字列が表された地図画像501上に、現在位置マーク502と、誘導経路図形503や、目的地マーク504や、経由地マーク505が表されたものとなる。ただし、誘導経路データ304が設定されておらず経路誘導中でない場合には、前述のように誘導経路図形503は描画されない。また、表示範囲に目的地や経由地が含まれない場合には、目的地マーク504や経由地マーク505は表示に含まれない。なお、この例は、ユーザの選択や地図の縮尺に応じて施設マークの表示を行わないようにした場合についてのものであり、施設マークの表示を行う場合には、さらに施設マークがナビゲート画像に含まれることになる。
【0041】
そして、主制御部108は、以上のような経路誘導中、誘導経路に沿った右左折の音声案内や、目的地や経由地の接近の案内などを、音声出力部106に行わせる。また、経路誘導中、現在位置データ3011が示す現在地座標と目的地データ302が示す目的地座標との距離が、所定距離(たとえば、数十m)以下となったかどうかを監視し、所定距離以下となったならば、目的地に到着したものと見なして、誘導経路データ304と目的地データ302をクリアし、経路誘導を終了する。
【0042】
以下、前述した誘導経路設定処理について説明する。
図4に、誘導経路設定処理の手順を示す。
図示するように、本処理では、まず、目的地データ302に設定された目的地までの経由地リスト303に設定された各経由地を経由する経路を推奨経路としてルート探索部104に探索させる。ルート探索部104は、必要地理的範囲の道路ユニットの道路データを地図データバッファ101から読み出し、パラメータメモリ107の現在位置データ3011が示す現在位置座標から目的地データ302が示す目的地座標までの、走行中リンクデータ3013が示すリンクを最初に辿る、経由地リスト303にセットされた各経由地を経由する経路を、リンクレコードのリンクコストを用いた、距離優先や高速道路優先や一般道優先などの予め設定された探索アルゴリズム(距離や高速道路使用などの経路の所定の促成をコストとするコストモデル)に基づいて推奨経路として算出し、算出した推奨経路の経路データを、推奨経路データ305に格納する。そして、ナビゲート画像生成部105に、推奨経路データ305を誘導経路データ304の代わりに用いた、ナビゲート画像の生成と、表示装置6への表示を行わせる(ステップ402)。すなわち、ここで表示するナビゲート画像は、図5aに示すように、図5fに示したナビゲート画像における誘導経路図形503に代えて、推奨経路を表す推奨経路図形506を含んだものとなる。
【0043】
図4に戻り、次に、推奨経路の所要走行時間と、現在時刻より、仮に推奨経路に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれることになるのかどうかを調べる(ステップ404)。ここで、推奨経路の所要走行時間は、推奨経路を構成する各リンクのリンクレコードが示すリンク距離と道路属性が示す道路種別などに応じて算出する。また、食事開始時間帯としては、たとえば、昼食を例にとればAM11時50分からAM12時30分の間の時間帯を設定する。
【0044】
そして、もし、食事開始時間帯が含まれていなければ、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより(ステップ430)、推奨経路を誘導経路に設定し処理を終了する。この結果、推奨経路が、そのまま誘導経路として設定され当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。
【0045】
一方、食事開始時間帯が含まれていれば、推奨経路に沿って直ちに走行を開始した場合に食事開始時間帯に通過する道路沿いにある食事処の数を、施設データの各施設情報レコードの施設位置情報などを参照して求める(ステップ406)。
【0046】
そして、図5bに示すように、算出した食事処数を、ウインドウ510に表示し、「はい」ボタン511と「いいえ」ボタン512により、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある経路に推奨経路の修正を行うか否かの選択を受け付ける(ステップ408)。そして、「いいえ」ボタン512により修正が不要であることが選択されたならば(ステップ410)、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより、推奨経路を誘導経路に設定し(ステップ430)、処理を終了する。
【0047】
一方、「はい」ボタン511により推奨経路の修正が指示されたならば(ステップ410)、ルート探索部104に、食事開始時間帯により多くの食事処が通過予定の道路沿いにある道路を通過する経路を探索させ、探索された経路を仮推奨経路として仮推奨経路データ306に格納する(ステップ412)。ここで、この仮推奨経路の探索は、食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数が多い経路ほど低くなるコストを設定して、このコストを推奨経路探索時に用いたコストモデルで用いたコストと併用し、現在位置から経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地データ302に設定された目的地に至る経路を探索することにより行うようにしてもよいが、本実施形態では、仮推奨経路が推奨経路と地理的に大きくずれた経路とならないように、この仮推奨経路の探索を行う。すなわち、推奨経路上の食事開始時間帯の開示時刻に通過予定の地点または当該地点より推奨経路上前方(現在位置方向)の交差点を始点とし、推奨経路上の食事開始時間帯の終了時刻に通過予定の地点または当該地点より推奨経路上後方(目的地方向)の交差点を終点とする。そして、仮推奨経路の始点の前方の経路として推奨経路の当該始点より前方の経路を用い、仮推奨経路の終点より後方の経路として推奨経路の当該終点より後方の経路を用いる。そして、残る仮推奨経路の始点から終点の間の経路を探索する。この始点から終点までの経路の探索は、食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数が多い経路ほど低くなるコストを、推奨経路探索時に用いたコストモデルで用いたコストと併用するコストモデルを用いて行う。ここで、この始点から終点の間の経路の探索においては、さらに、推奨経路の始点から終点の間の経路との距離が所定距離以上となるリンクは使用禁止として探索を行い、元の推奨経路と仮推奨経路が大きく離れないことを確実に保証するようにしてもよい。
【0048】
さて、このようにして、仮推奨経路が探索されたならば、図5cに示すように推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間を表す推奨経路図形506と、仮推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間を表す仮推奨経路図形520と、推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間の道路沿いにある食事処の施設マーク521と、仮推奨経路の食事開始時間帯に通過予定の区間の道路沿いにある食事処の施設マーク522とを地図上に表した比較地図画像の生成と、GUI制御部109を介した表示装置6への表示をナビゲート画像生成部105に行わせる。また、仮推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数を算出し、先に算出した推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処数と共に、表示装置6の表示画面上に設定した比較情報ウインドウ530に表示する(ステップ414)。また、推奨経路の所要走行時間と道程距離と、仮推奨経路の所要走行時間と道程距離を求めて、この比較情報ウインドウ530に表示し、ユーザの推奨経路と仮推奨経路との比較の用に供する。
【0049】
さて、図示するように、比較情報ウインドウ530には、推奨経路の誘導経路としての採用を受け付けるための「維持」ボタン531と、仮推奨経路の誘導経路としての採用を受け付けるための「変更」ボタン532と、個々の食事処の選択を受け付けるための「食事処選択」ボタン533とが設けられている。
【0050】
さて、図4に戻り、このようにして表示した比較情報ウインドウ530で、「維持」ボタン531が選択されたならば(ステップ416)、推奨経路データ305を誘導経路データ304に設定することにより(ステップ430)、推奨経路を誘導経路に設定し処理を終了する。
【0051】
一方、「変更」ボタン532が選択されたならば(ステップ418)、仮推奨経路データ306を誘導経路データ304に設定することにより、推奨経路を誘導経路に設定し(ステップ428)、処理を終了する。
この結果、仮推奨経路が誘導経路として設定され、図5dに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。
次に、図4に戻り、比較情報ウインドウ530で「食事処選択」ボタン533が選択された場合には(ステップ420)、図5eに示すように、仮推奨経路に沿って走行した場合に食事開始時間帯に通過予定の道路沿いにある食事処の施設マーク522に番号を付して表示すると共に、食事処情報ウインドウ540を設定し、食事処情報ウインドウ540に、施設マーク522に付した番号に対応づけて当該施設マーク522に対応する施設の施設名称などの情報を、施設レコードの施設名称や施設案内情報を参照して表示する。そして、番号の選択などにより施設の選択を受付け(ステップ422)、受け付けた施設の施設レコードの施設位置情報が示す位置を経由地として、経由地リスト303に追加し(ステップ424)、追加した経由地を含む経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地に至る経路を探索し、探索した経路の経路データを誘導経路データ304に設定し(ステップ426)、処理を終了する。ただし、この誘導経路の探索は、誘導経路の追加された経由地より前方の経路としては、既存の推奨経路の経路を用い、追加された経由地より後方の経路のみを距離優先や高速優先などの予め設定したコストモデルに従って探索するようにしてもよい。
【0052】
さて、このような推奨経路の再探索と誘導経路としての設定の結果、選択された食事処を経由地として経由する経路が誘導経路として設定され、図5fに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。また、この経路誘導においては、ユーザから選択された施設が、経由地マーク505の表示によって経由地として表示されると共に、その経由地への接近の音声による案内なども行われることになる。なお、図5fは、図5eの1番の施設マークの食事処が経由地として選択された場合のものである。
【0053】
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上の誘導経路設定処理のステップ426では、仮推奨経路をそのまま誘導経路に設定するようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザは、推奨経路をそのまま誘導経路としながら、選択した施設の経由地としての経由地マーク505や音声による案内を受けることができるようになる。
【0054】
また、以上の誘導経路設定処理は、以下のように行うようにしてもよい。
すなわち、推奨経路に沿って目的地への走行を直ちに開始した場合に、現在時刻と目的地到着時刻との間に食事開始時間帯が含まれない場合には、推奨経路を誘導経路として設定する。
一方、食事開始時間帯が含まれる場合には、推奨経路上の食事開始時間帯に通過予定の区間の周辺にある食事処を施設レコードを参照などして探索し、図6aに示すように、ナビゲート画像の地図上501に、探索した施設の施設マーク601を各施設マーク601に番号を付して表示する。そして、周辺施設情報ウインドウ610に、施設マーク510に付した番号に対応づけて当該施設マーク510に対応する施設の施設名称などの情報を、施設レコードの施設名称や施設案内情報を参照して表示する。そして、番号の選択などにより施設の選択を受付け、受け付けた施設の施設レコードの施設位置情報が示す位置を経由地として、経由地リスト303に追加し、追加した経由地を含む経由地リスト303に設定された各経由地を経由して目的地に至る経路を探索し、探索した経路のデータを誘導経路データ304に設定し処理を終了する。ただし、この推奨経路の探索は、推奨経路食事開始時間帯の開始時刻に通過予定の地点または当該地点直前の交差点より前方の経路としては、既存の推奨経路の経路を用い、当該より後方の経路のみを距離優先や高速優先などの予め設定したコストモデルに従って探索するようにしてもよい。
【0055】
このような誘導経路の探索と設定の結果、選択された食事処を経由地として経由する経路が誘導経路として設定され、図6bに示すように、この誘導経路を示す誘導経路図形503を含んだナビゲート画像による当該誘導経路の経路誘導が開始されることになる。また、この経路誘導においては、ユーザから選択された施設が、経由地マーク505の表示によって経由地として表示されると共に、その経由地への接近の音声による案内なども行われることになる。なお、図6bは、図6aの9番の食事処が経由地として選択された場合についてのものである。
【0056】
以上のように本実施形態によれば、目的地到着までの間に食事開始時間帯が含まれる場合、すなわち、ユーザが途中で食事処に立ち寄って食事をすることを要望していると推測される場合には、食事開始に適した時間帯に食事処が道路沿いに多くある道路を通過する経路を誘導経路として設定することができる。
【0057】
ところで、以上の実施形態では、目的地到着までの間に食事開始時間帯が含まれる場合に、食事処が道路沿いに多くある道路を食事開始時間帯に通過する経路を誘導経路として優先的に設定する場合について説明したが、本実施形態は、任意の設定時間帯に対して任意の種類の施設を関連づけて、目的地到着までの間に設定時間帯が含まれる場合に、設定時間帯に関連づけた施設が道路沿いに多くある道路を設定時間帯に通過する経路を誘導経路として優先的的に設定するようにしてかまわない。たとえば、夜の所定時間帯に、ホテルやモーテルなどの、宿泊施設を関連づけて、夜の所定時間帯に宿泊施設が道路沿いに多くある道路を走行する経路を誘導経路として設定するようにするなどしてかまわない。また、この時間帯と施設の種別の関連づけは、個々のユーザが任意に行えるようにしてもよい。たとえば、夕方の決まった時間帯に夕食の買い物をするユーザであれば、その買い物の時間帯と、スーパマーケットやコンビニエンスストアなどのストアを関連づけて、その時間帯にストアが道路沿いに多くある道路を走行する経路が誘導経路として優先的に設定されるようにして良い。
【0058】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザがある時間帯に利用を所望するであろう施設が、当該利用を所望するであろう時間帯に道路沿いに多くあるように、誘導経路を設定することができる。したがって、本実施形態に係るナビゲーション装置によれば、よりユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、よりきめ細やかに、ユーザの意図にあった誘導経路を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る地図データの内容を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパラメータメモリの内容を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る誘導経路設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1…制御装置、2…記録媒体ドライブ、3…GPS受信機、4…走行状態センサ、5…リモコン、6…表示装置、7…スピーカ、21…記憶媒体、101…地図データバッファ、102…地図データ読出処理部、103…現在状態算出部、104…ルート探索部、105…ナビゲート画像生成部、106…音声出力部、107…パラメータメモリ、108…主制御部、109…GUI制御部。
Claims (9)
- 車両に搭載されるナビゲーション装置であって、
目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、
予め定めた所定の時間帯に予め関連づけた所定の種別の施設がより多く道路沿いにある道路を当該時間帯に通過することが予測される経路が優先して探索されるように、前記目的地受付手段が設定を受け付けた目的地までの経路を前記誘導経路として探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段が設定した誘導経路に沿った走行を案内する経路誘導手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置であって、
設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、
前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、
前記推奨経路の前記区間内の部分を少なくとも含む推奨経路の部分である区間部分経路の代替として用いることのできる経路を、所定の種別の施設がより多く道路沿いにある経路が優先して探索されるように探索し、代替部分経路とする代替経路探索手段と、
前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2記載のナビゲーション装置であって、
前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、
経由地に設定された施設への走行を案内する経由地案内手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2記載のナビゲーション装置であって、
前記代替部分経路上の道路沿いにある前記所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段を備え、
前記誘導経路設定手段は、前記施設の選択を受け付けて経由地に設定した場合には、前記推奨経路の前記区間部分経路を、前記代替経路探索手段が探索した代替部分経路で置き換えた経路を、誘導経路として設定せずに、設定した経由地を経由して目的地に至る経路を再探索して、前記誘導経路として設定することを特徴とするナビげーション装置。 - 設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置であって、
設定された目的地までの経路を推奨経路として探索する推奨経路探索手段と、
前記推奨経路に従って走行した場合に、予め定めた所定の時間帯に走行することが予測される区間を算定する区間算定手段と、
前記推奨経路の前記区間周辺の地域にある所定の種別の施設の情報を提示し、提示した施設のうちからの施設の選択を受け付け、選択を受け付けた施設を経由地に設定する経由地設定手段と、
設定した経由地を経由して目的地に至る経路を探索して、前記誘導経路として設定する誘導経路設定手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項4または5記載のナビゲーション装置であって、
経由地に設定された施設への走行を案内する経由地案内手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6記載のナビゲーション装置であって、
前記所定の種別の施設は料理店であって、前記所定の時間帯は予め食事時間帯として設定した時間帯であることを特徴とするナビゲーション装置。 - 設定された目的地までの経路を誘導経路として設定し、設定した誘導経路に沿った走行を案内するナビゲーション装置において誘導経路を設定する方法であって、
予め定めた所定の時間帯に予め関連づけた所定の種別の施設がより多く道路沿いにある道路を当該時間帯に通過することが予測される経路が優先して探索されるように、前記目的地受付手段が設定を受け付けた目的地までの経路を探索し、前記誘導経路として設定するステップと、
設定した誘導経路に沿った走行を案内するステップとを有することを特徴とする誘導経路設定方法。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータに、
目的地の設定を受け付けるステップと、
予め定めた所定の時間帯に予め関連づけた所定の種別の施設がより多く道路沿いにある道路を当該時間帯に通過することが予測される経路が優先して探索されるように、前記目的地受付手段が設定を受け付けた目的地までの経路を探索し、前記誘導経路として設定するステップと、
設定した誘導経路に沿った走行を案内するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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