JP2004232849A - 管継ぎ手部内面の止水装置 - Google Patents

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Yasuaki Haraguchi
安明 原口
Masaaki Ohinata
正明 大日向
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有限会社インテス
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Osaka Bousui Construction Co Ltd
Daito Koki KK
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Osaka Bousui Construction Co Ltd
Daito Koki KK
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Abstract

【課題】止水性並びに作業性に優れる上に管継ぎ手部が所定の断面形状(真円形状)を有している場合はもとよりこれより多少変形しているような場合であっても止水性の低下なしに適用できる管継ぎ手部内面の止水装置を提供する。
【解決手段】管継ぎ手部内面の全周面を覆うように装着される止水ゴムリングと、該ゴムリングを管継ぎ手部内面に押しつけ圧着する径方向に拡張可能な締め付けリングを備えた管継ぎ手部内面の止水装置において、締め付けリングが鉄製薄肉板状のリング本体と該リング本体の少なくとも両縁部から内方に向けて突出されたリブ部を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、上下水道管、ガス管、排水管などのような各種管、特に作業員による管内作業が可能な大口径管(例えば800mm¢以上)に適用される管継ぎ手部内面の止水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、管継ぎ手部内面の止水手段として、管継ぎ手部内面に装着される止水ゴムリングと該ゴムリングを管内面に押しつけ圧着させる締め付けリングとを適用する構成のものが知られており、締め付けリングとしては、例えば特開昭49−103219号公報に於いては、厚肉の鉄製(ステンレスを含む)リングがまた特開昭53−139224号公報に於いては薄肉のバネ鋼製リングが適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが前者構成の止水手段では、締め付けリングは厚肉鉄製で殆ど湾曲変形性を有していないので、施工現場の状況によっては不都合を生ずることがある。たとえば、施工現場によっては、管継ぎ手部が土圧などによって当初の真円形状から多少楕円(長円)形状に変形していることがあり、このような場合には、上記のような湾曲変形性を実質的に有していない締め付けリングでは管継ぎ手部内面に沿ってうまく設置することが難しくなり、止水リングへの締め付けが周方向の一部とりわけ長径側において締め付け不足となり、これが原因で漏水する等、止水性能に問題があった。しかも厚肉の鉄製リングでは高重量となり、搬入や設置作業に不便でもある。また後者構成の止水手段では、締め付けリングは薄肉のバネ鋼製で湾曲変形性に優れる上に軽量であり、前者構成の問題点を一掃できるが、湾曲変形し易いために外圧(例えば地下水圧)がかかると周方向の一部が湾曲変形し締め付け不足となり漏水を招く等、外圧に対する止水性に問題があった。
【0004】
本発明は止水性並びに作業性に優れる上に管継ぎ手部が所定の断面形状(真円形状)を有している場合はもとよりこれより多少変形しているような場合であっても止水性の低下なしに適用できる管継ぎ手部内面の止水装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、管継ぎ手部内面の全周面を覆うように装着される止水ゴムリングと、該ゴムリングを管継ぎ手部内面に押しつけ圧着する径方向に拡張可能な締め付けリングを備えた管継ぎ手部内面の止水装置において、締め付けリングが金属製薄肉板状のリング本体と該リング本体の少なくとも両縁部から内方に向けて突出されたリブ部を備えていることを特徴とする管継ぎ手部内面の止水装置に係る。
【0006】
本発明の好ましい一実施形態によれば、締め付けリングが少なくとも1つの縁切り部を備え、縁切り部間の押し開きにより締め付けリングの径方向への拡張が可能であり、縁切り部間へのスペーサの挟み込みにより締め付けリングを拡張状態に拘束できる構成になっている。またスペーサが相互に接続可能な異種寸法の複数個の分割片から構成され、これら分割片の接続個数の増減によりスペーサの幅を大小調節できる構成になっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を添付図面に基づき説明する。図1は本発明止水装置の管内設置状況を概略的に示し、本発明止水装置は、従来の止水手段と同様に、管継ぎ手部aの内面の全周面を覆う止水ゴムリング1と、該ゴムリング1を管内面に向けて押しつけ圧着する締め付けリング2とを備えている。
【0008】
本発明において、締め付けリング2は、図2の部分拡大図から明らかなように、鉄あるいはステンレスなどの薄肉金属板製であって、帯板状のリング本体部2aと該本体部2aの両縁部に沿って形成された内方突出のリブ部2b、2bから構成され、該リブ部2b、2bにより曲げ強度が強化されている。リング本体部2aの幅方向の中間部には内方向打ち出しの補助リブ部2cを追加的に形成することができ、特にリング本体部2aの幅が広い場合の補強に有効となる。この補助リブは図1に示すように、締め付けリング2は、通常、止水ゴムリング1に対し管継ぎ手部aの継ぎ目を挟んで左右一対が適用されるが、必ずしもこれに制限されるものでない。
【0009】
締め付けリング2は、図3に示すように、周方向の途中に縁切り部3を備え、該縁切り部3間の押し開きにより径方向に拡張できる構成になっている。該縁切り部3には凹凸嵌合式の接合端部3a、3bが形成されている
【0010】
締め付けリング2を拡張状態に拘束するために、縁切り部3の接合端部3a、3b間にはスペーサ4が挟み込まれる。スペーサ4は、相互に接続可能な複数個の分割片4a…から構成されていて、分割片4aの接続個数の増減により、スペーサ4の幅を適宜大小調節できる構成になっている。この場合、分割片4a…を異種寸法としておけば幅調整を小刻みに行うことができ便利である。分割片4a相互の接続手段としては例えば凹凸嵌合手段を適用できる。尚、凹凸嵌合部の形状は図3に示すようなV字形に制約されるものではなく半球型、コの字型を適用しても良い。凹凸嵌合部は剛直な接合ではなく、多少の屈曲が可能な様に融通を設けることで管内面のアールに沿わせることが可能となり、内径の異なる管に対しても共通して適用できる。
【0011】
本発明止水装置によれば、図1に示すように、管継ぎ手部aの内面の全周面を覆うように止水ゴムリング1を装着した後に、該ゴムリング1を締め付けリング2の適用により管内面に押しつけ圧着することにより、従来の止水手段と同様に、管継ぎ手部内面に止水処理を施すことができる。
【0012】
この際、本発明に於いては、締め付けリング2として薄肉金属製のものを適用したので軽量となり作業性を改善できると共に、リング本体部2はリブ部2b、2bにより曲げ強度が強化されているとはいえ尚多少の撓み変形性を保持しているので、管継ぎ手部aが当初の真円形状を保持している場合はもとより土圧等を受けて多少変形しているような場合であっても管継ぎ手部a内面に沿ってうまく設置することが可能になり、真円、楕円形状等、施工現場の現状にうまく対処でき、全体として止水性の向上を図ることができる。しかも締め付けリング2は薄肉金属板製とはいえリブ部2b、2bにより曲げ強度が強化されているので、地下水圧等の外圧によく耐えることができ、止水性能を長期間にわたり安定確実に保持することができる。
【0013】
本発明において、締め付けリング2(左右一対使用タイプ)の各部の寸法は、管継ぎ手部aの口径が900〜2000mm¢の場合において、厚み2〜5mm程度、リング本体部2aの幅50〜150mm程度、リブ部の高さ6〜25mm程度が適当であり、これ等の数値より外れると、曲げ強度面で不安を招いたり、撓み変形性が実質的に失われたりする等の恐れがあり、好ましくない。
【0014】
締め付けリング2の拡張操作に際しては、常法通り、縁切り部3にジャッキbによる押し開き手段が適用される。図4は締め付けリング2の縁切り部3をジャッキbの作動により押し広げた後に、押し開き間隔内にスペーサ4を挟み込み、締め付けリング2を拡張状態に拘束した状態を示している。
【0015】
管継ぎ手部aの口径は同一基準であっても僅かながら寸法誤差を有し、一方管継ぎ手部aに適用される締め付けリング2は工場生産により定尺寸法に形成されている。而して施工現場に於いては、同一基準の管継ぎ手部aの場合であっても、締め付けリング2の拡張幅ひいては縁切り部3間に生ずる間隔は管継ぎ手部aの寸法誤差分だけ大小差を生ずる。従って、締め付けリング2を拡張状態に拘束するために縁切り部3の間隔内に挟み込まれるスペーサ4としてはその幅を大小調節できる構成のものが好ましい。図4にスペーサ4の好ましい一例が示され、該スペーサ4は異種寸法の複数個の分割片4aから構成され、これら分割片4aの接続個数を適宜増減することにより、管継ぎ手部aの口径の寸法誤差に対処できる。縁切り部3の接合端部3a、3bとスペーサ4との接続、およびスペーサ分割片4a同士の接続には例えば凹凸嵌合手段(図4参照)を適用することができる。
【0016】
締め付けリング2に形成する縁切り部3は少なくとも一カ所にあればよいが、図5に示すように2カ所に形成し、締め付けリング2を2つ割りできる構成にしておけば管内への搬入に便利である。因みに縁切り部3が一カ所の場合には、縁切り部3の接合端部3a、3b並びにその近傍部分をオーバラップさせ有効外径を減少させることにより、管内への搬入を支障なく行うことができる。
【0017】
図6に示すように、止水ゴムリング1に周溝5を形成しておき、該周溝5内に締め付けリング2を圧着させた後、保護カバー6を取り付けることができる。周溝5は保護カバー6を取り付けたときに面一となる高さにしておけば、止水装置の表面が滑らかになるので管内を流れる流体に対する抵抗を軽減することができる。
【0018】
保護カバー6は厚さが1mm程度のステンレス板をアール状に形成し、少なくとも一箇所に縁切り部を設けて、その近傍部分をオーバーラップさせ有効外径を減少させることにより、容易に管内に搬入して止水装置の周溝5に設置することができる。保護カバー6の固定は、例えば図7に示すように締め付けリング2に設けたネジ穴2dに対して、保護カバー6に設けた長穴6aをボルトで締付けることで行える。
【0019】
さらに、保護カバー6に注入口を設けておき、注入材7を充填することで、止水ゴムリング1と締め付けリング2ならびに保護カバー6を一体化することができる。注入材としてエポキシ樹脂やセメントモルタルなどの高強度材料を使用することで締め付けリング2の補強を行うことが可能となり長期的に安全確実に止水性能を維持することができる。図8は注入材を充填後の止水装置の断面を示す。
【0020】
締め付けリング2を強力に拡張すると共に、拡張操作を安全確実に行うために、図9に示すように、拡張用のジャッキbと直交する位置に浮上り防止用の反力ジャッキcを設置しておくことができ、図9には両者ジャッキb、cを個別操作可能に一体に組み合わせた構成のものが示されている。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、上記の構成により、止水性並びに作業性に優れる上に管継ぎ手部が所定の断面形状(真円形状)を有している場合はもとよりこれより多少変形しているような場合であっても止水性の低下なしに適用できる管継ぎ手部内面の止水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明止水装置の管内設置状況を概略的に示す縦断面図である。
【図2】同、管継ぎ手部を除いて示す部分拡大図である。
【図3】同、締め付けリングの縁切り部を示す部分拡大図である。
【図4】同、縁切り部分の押し開き状況並びに拡張拘束状況を示す部分拡大図である。
【図5】縁切り部を2カ所に形成した締め付けリングを概略的に示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】同、保護カバーの固定方法を示す説明図である。
【図8】同、断面図である。
【図9】反力ジャッキの適用状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 止水ゴムリング
2 締め付けリング
3 縁切り部
3a 凹接合端部
3b 凸接合端部
4 スペーサ
4a 分割片
5 凸条部
6 保護カバー
7 注入材

Claims (3)

  1. 管継ぎ手部内面の全周面を覆うように装着される止水ゴムリングと、該ゴムリングを管継ぎ手部内面に押しつけ圧着する径方向に拡張可能な締め付けリングを備えた管継ぎ手部内面の止水装置において、締め付けリングが金属製薄肉板状のリング本体と該リング本体の少なくとも両縁部から内方に向けて突出されたリブ部を備えていることを特徴とする管継ぎ手部内面の止水装置。
  2. 締め付けリングが少なくとも1つの縁切り部を備え、縁切り部間の押し開きにより締め付けリングの径方向への拡張が可能であり、縁切り部間へのスペーサの挟み込みにより締め付けリングを拡張状態に拘束できる構成になっていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
  3. スペーサが相互に接続可能な異種寸法の複数個の分割片から構成され、これら分割片の接続個数の増減によりスペーサの幅を大小調節できる構成になっていることを特徴とする請求項2記載の止水装置。
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